ジョニーウォーカー グリーンラベルは終売？再販の可能性と幻のウイスキーの現在

ウイスキー好きの皆さん、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？
「ジョニーウォーカー グリーンラベルは終売になった」という、ちょっと寂しい噂を。

今回は、この「幻のウイスキー」とも呼ばれるジョニーウォーカー グリーンラベルが本当に終売なのか？
そして、現在どうすれば手に入るのか？その秘密と現在の販売状況を、筆者モモストアが詳しく解説していきますね！
ぜひ最後までお付き合いください。

ジョニーウォーカーグリーンラベルは本当に「終売」したの？

ウイスキーファンにとって、ジョニーウォーカーグリーンラベル（以下、グリーンラベル）の「終売」という言葉は、一つの大きな節目として語り継がれています。
結論からお伝えすると、グリーンラベルは過去に一度、世界的に終売しています。

「終売」と「再販」そして「定番化」の複雑な道のり

物語は2012年に遡ります。当時のジョニーウォーカーのブランド戦略は、レッド、ブラック、ブルーといったラベルのラインナップをより強化する方向へとシフトしました。その際、ブレンデッドモルト（モルト原酒のみをブレンドしたもの）という独自路線を走っていたグリーンラベルは、一旦、その役目を終えることになったのです。
この「終売」のニュースは、世界中のウイスキー愛好家に衝撃を与え、市場に残されたボトルは価格が高騰し、「幻のウイスキー」と呼ばれるようになりました。

しかし、ここで終わらないのがグリーンラベルの魅力です。
終売後も再販を熱望する声があまりにも多かったため、メーカーは2015年に再販を決定します！当初は一部の地域での限定的な復活でしたが、その人気と需要の高さから、徐々に販売地域が拡大。そして現在では、多くの国で定番商品として再びラインナップに名を連ねています。日本国内の酒販店やECサイトでも、比較的安定して見かけることができるようになっていますよ。

ただし、過去の終売騒動や、時折発生する世界的な原酒不足の影響で、「手に入りにくい時期」が繰り返し訪れるのも事実です。そのため、「終売」というイメージが根強く残っているのかもしれませんね。現在は終売していませんが、いつまた入手困難になるか分からない、というのが今の正直なところです。

過去の終売と再販の時期

少し整理するために、過去の大きな動きをまとめた表を見てみましょう。

時期	出来事	市場への影響
2012年	世界的に終売（ディスコンティニュー）	残ったボトルが市場で高騰。「幻のウイスキー」と呼ばれる
2015年	一部地域で再販開始	ファンからの強い要望に応える形で復活。話題を呼ぶ
現在	定番商品として継続販売	流通は比較的安定しているものの、時々品薄状態になる

このように、グリーンラベルの歴史は「終売」と「復活」のドラマに満ちています。現在は定番商品として楽しめる状況ですが、その背景を知っていると、一本一本のボトルがより貴重に感じられますよね。

グリーンラベル終売の歴史！なぜ一度姿を消したのか？

グリーンラベルがなぜ一度、世界の舞台から姿を消すことになったのか？その背景には、当時のウイスキー市場の大きなトレンドの変化と、ジョニーウォーカーというブランドの戦略が深く関わっています。これは単なる生産調整ではなく、「ブレンデッドモルト」というカテゴリーそのものの立ち位置に関わる問題だったんです。

市場は「シングルモルト」ブームへ

2000年代後半から2010年代初頭にかけて、ウイスキーの世界ではシングルモルトが大ブームを迎えました。特定の蒸留所の個性を純粋に楽しむというスタイルが受け入れられ、マッカラン、アードベッグ、ラフロイグといった銘柄が注目を集めるようになりました。消費者の関心は、「どこの蒸留所で造られたか」という点に集中していったのです。

一方、グリーンラベルは、「ブレンデッドモルト」というカテゴリーに属しています。これは、シングルモルト同士をブレンドして作られるウイスキーで、スコッチウイスキー全体から見ると少数派です。通常のジョニーウォーカー（レッド、ブラックなど）は、グレーンウイスキーとシングルモルトを混ぜた「ブレンデッドウイスキー」です。この「モルト100%だけど、特定の蒸留所ではない」というグリーンラベルの立ち位置が、当時のシングルモルトブームの中で、少し分かりにくい存在になってしまった、という側面があります。

ブランドの「コア・ラインナップ」戦略

当時のジョニーウォーカーのメーカーであるディアジオ社は、ブランドの核となるラインナップをより明確にする戦略を打ち出しました。
レッド（入門）、ブラック（定番）、ダブルブラック（ブラックの強化版）、ゴールド（プレミアム）、ブルー（最高峰）といった、ウイスキーの熟成年数や価格帯が分かりやすいヒエラルキーが中心に据えられました。
グリーンラベルは「15年熟成」という明確な熟成年数の表示がありながらも、他のラベルとの位置づけが曖昧になってしまい、結果としてラインナップの整理対象となってしまったのです。コストや在庫の管理の面から見ても、他のスタンダードなラベルに比べて、ブレンデッドモルトを維持する難しさもあったと推測されます。

終売の決断が「幻」を生んだ皮肉

皮肉なことに、この終売の決断が、グリーンラベルの価値をさらに高める結果となりました。多くのファンが「もう手に入らないかもしれない」と感じ、一斉に在庫を求める動きが起こったためです。
特に日本国内では、ブレンデッドモルトの繊細な味わいを好む層が多く、終売のアナウンスがされた際の衝撃は非常に大きなものでした。この熱狂的な要望こそが、わずか3年後の再販へと繋がった最大の理由であり、グリーンラベルの根強い人気を証明しています。
つまり、終売は「市場のニーズに応えられなくなった」のではなく、「戦略上の整理」であり、再販は「市場の根強い要望が戦略を覆した」結果なのです。

【現在の状況】グリーンラベルは今どこで買える？販売状況を徹底調査

過去の終売騒動を経て、現在では定番商品として復活したグリーンラベルですが、実際のところ、本当に簡単に手に入るのでしょうか？
答えは、「以前よりは手に入りやすくなったが、店舗によっては品薄の場合もある」です。
ここでは、グリーンラベルの最新の販売状況と、購入できる可能性の高い場所を詳しくご紹介します。

最も安定しているのはやはり「ネット通販」

最も確実に、そして価格を比較しながら購入できるのは、やはり大手ECサイトです。ウイスキーを扱う販売店がこぞって出店しており、在庫状況がリアルタイムで確認できるため、無駄足を踏むことがありません。特に、自宅まで届けてもらえるのは、重いお酒を購入する上で大きなメリットですよね。

チェックすべきECサイト

必ずチェックすべきECサイトは、以下の3つです。

• Amazon（アマゾン）：品揃えが豊富で、価格競争も激しいため、セール時などに安く手に入る可能性があります。プライム会員であれば、配送も迅速な場合が多いです。
• 楽天市場（らくてんいちば）：多くの酒販店が出店しており、ポイントアップキャンペーンなどを活用すれば、実質的に安く購入できます。限定セットなどを見つけられる可能性もあります。
• Yahoo!ショッピング：TポイントやPayPayポイントを貯めている方には特におすすめです。こちらも複数の店舗が取り扱っているため、価格の比較が容易です。

これらのECサイトは、価格の変動も激しいため、こまめに価格をチェックすることが、お得に手に入れるための秘訣です。特に、Amazonや楽天市場では、定期的に「お酒のセール」が開催されるので、そのタイミングを狙うのが賢明です。

実店舗での販売状況

「すぐに飲みたい」「自分の目でボトルを選びたい」という方は、実店舗を訪れるのも良いでしょう。ただし、お店によって在庫状況は大きく異なります。

店舗の種類	在庫の傾向	ポイント
大型酒販専門店（リカーマウンテン、やまや、カクヤスなど）	◎ 高い	ウイスキーの品揃えが豊富。特に700mlボトルは定番在庫の可能性大。
ディスカウントストア（ドン・キホーテなど）	△ 時々あり	価格は安いことが多いが、在庫が不安定。見つけたら即買いが吉。
スーパーマーケット（イオン、西友など）	○ 普通	中〜大規模店であれば、定番品として置かれていることが多い。
コンビニエンスストア（セブンイレブン、ローソンなど）	× ほぼない	取り扱いはほとんどなく、あったとしてもミニボトルなど限定的。

大型酒販専門店を狙うのが最も効率的です。もし近所に専門店がなくても、少し大きめのスーパーのお酒コーナーをチェックしてみる価値は十分にありますよ。

ジョニーウォーカーグリーンラベルの特徴と魅力！なぜファンが熱望するのか

なぜグリーンラベルは、一度終売したにもかかわらず、これほどまでにファンに愛され、再販を熱望されたのでしょうか？
その理由は、他のジョニーウォーカーのラインナップにはない、圧倒的な個性にあります。

ブレンデッドモルトという孤高の存在

グリーンラベルの最大の魅力は、その製法にあります。先ほども触れましたが、グリーンラベルは「ブレンデッドモルト」という非常に珍しいカテゴリーに属しています。
これは、大麦麦芽のみを原料とするシングルモルト原酒だけをブレンドして作られたウイスキーのことです。一般的なブレンデッドウイスキーが使う、トウモロコシなどを原料とするグレーンウイスキーは一切使用されていません。

このブレンデッドモルトであるという点が、味わいに深みと複雑さをもたらします。グリーンラベルを構成する核となるのは、アイラ島のタリスカー、ハイランドのクラガンモア、スペイサイドのリンクウッド、そしてローランドのカリラといった、個性豊かな4つの蒸留所のシングルモルト。これらのモルトが織りなすハーモニーこそが、他のウイスキーにはない唯一無二の魅力なのです。

「海」と「森」を感じる複雑なテイスティングノート

グリーンラベルのテイスティングノートは、非常に複雑で奥行きがあります。初心者から愛好家までを魅了するバランスの良さが特徴です。

• 香り（ノーズ）：まず感じるのは、タリスカー由来の微かな潮の香りと、ウッディでスモーキーな要素です。その奥には、甘い麦芽香や、リンゴのようなフレッシュなフルーツの香りが隠れています。
• 味わい（パレット）：口に含むと、最初に感じるのはスパイスとハチミツのような甘さです。すぐに潮風とピート（泥炭）の香りが追いかけてきて、ドライなスモーキーさが全体を引き締めます。モルト特有の豊かなコクが感じられます。
• 余韻（フィニッシュ）：長く続くフィニッシュは、わずかなスモークと、ビターチョコレートのようなほろ苦さが特徴。非常に複雑で、時間をかけてゆっくりと楽しめます。

「フレッシュなモルトの香り、深くスモーキーなアイラの要素、そして熟成感」という、三拍子が揃ったこの味わいこそが、多くのファンを虜にし、「終売しないでくれ！」と熱望させる最大の理由なのです。熟成年数も15年と明記されており、この価格帯でこの品質のブレンデッドモルトは、コストパフォーマンスが非常に高いと言えます。

グリーンラベルの入手難易度は？定価で手に入れるための裏技

現在、グリーンラベルは定番商品として販売されていますが、特に人気が高まる時期には、すぐに品薄になりがちです。では、どうすれば適正な価格（定価に近い価格）で、確実に手に入れることができるのでしょうか？

定価と実売価格の現状

ウイスキーの価格は、市場の需給バランスによって大きく変動します。特にグリーンラベルのような人気商品は、定価（メーカー希望小売価格）よりも高い「プレミアム価格」で販売されることも珍しくありません。しかし、現在の市場価格は、終売直後のような極端な高騰は見られず、多くのECサイトや実店舗で定価＋α程度の価格で落ち着いています。

定価で手に入れるための最大の裏技は、「情報の鮮度とスピード」です。

裏技１：大手ECサイトの「入荷通知」を徹底活用

Amazonや楽天市場などのECサイトには、「入荷通知（在庫アラート）」の機能があります。一時的に在庫切れになっていても、この通知を設定しておくことで、再入荷した際にすぐにメールやアプリで通知を受け取ることができます。
人気ウイスキーの入荷は、数時間で完売することもあるため、通知が来たらすぐに購入手続きに進めるよう、事前にアカウント情報や支払い方法を整備しておくことが重要です。通知の感度が高いサイトを複数登録しておくと、チャンスを逃しにくくなりますよ。

裏技２：大型ディスカウントストアの「ウイスキー棚」を定期巡回

大型のディスカウントストア（例：ドン・キホーテなど）は、他店より安価な「目玉商品」として、人気ウイスキーを不定期で大量入荷することがあります。これらの店舗はECサイトほどリアルタイムな情報が出回らないため、「自分の足で稼ぐ」ことが有効です。
もし、お近くに大型店舗があるなら、週に一度、曜日を決めてチェックしに行くのがおすすめです。特に、酒類担当者が発注をかける曜日や、新しい商品が入荷する曜日を店員さんにさりげなく尋ねてみるのも一つの手かもしれません。

裏技３：輸入食品店や高級スーパーもチェック

意外な盲点として、輸入食品を多く扱う高級スーパー（例：成城石井、紀ノ国屋など）も、グリーンラベルを取り扱っていることがあります。これらの店舗は、一般的な酒販店とは客層が異なるため、ウイスキー愛好家の競争率が低く、ひっそりと在庫が残っているケースが稀にあります。少し価格は高めかもしれませんが、探す手間を考えれば試す価値はありますよ。

「幻のウイスキー」の価格帯を比較！Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング

定価で購入できるのが理想ですが、実際に大手ECサイトで販売されている価格はどれくらいなのでしょうか？
ここでは、2024年現在の主要ECサイトにおけるグリーンラベル（700mlボトル）の平均的な価格帯を比較し、最もお得に購入するための戦略を解説します。

ECサイト別の平均価格帯（目安）

※価格は変動するため、あくまで目安として参考にしてください。送料やポイント還元は考慮していません。

ECサイト	平均価格帯（税込）	価格の傾向
Amazon	5,500円〜6,500円	大量販売者が多いため、価格競争が起こりやすく、セール時は最安値になりやすい。
楽天市場	5,800円〜7,000円	価格帯は幅広いが、店舗独自のポイントアップやクーポンが使えるため、実質価格で判断が必要。
Yahoo!ショッピング	5,600円〜6,800円	PayPay経済圏を利用しているユーザーにはお得。キャンペーンの還元率が高い時を狙うのがベスト。

ご覧の通り、どのサイトも極端に大きな差はありませんが、注目すべきは「実質価格」です。

ポイントとキャンペーンを制する者が勝つ

ウイスキーは単価が高い商品なので、ポイント還元率が数パーセント違うだけで、購入価格に大きな差が生まれます。ECサイトで購入する際は、以下の点を意識しましょう。

• 楽天市場：楽天スーパーセールやお買い物マラソンなど、ポイントが何倍にもなるイベント時に購入する。
• Yahoo!ショッピング：5のつく日など、PayPayポイントの付与率が高くなる日を狙って購入する。
• Amazon：プライムデーやブラックフライデーなど、大型セールの期間中に価格をチェックする。

特に、楽天市場やYahoo!ショッピングは、販売価格自体はAmazonより高くても、ポイント還元を加味すると最終的な支払い額が最も安くなるケースが非常に多いです。お持ちのポイントカードや、よく利用するサービスに合わせて、購入サイトを選ぶのが最も賢明な方法と言えます。

海外ECサイトや並行輸入品について

稀に、日本の正規輸入品ではない「並行輸入品」がECサイトで販売されていることがあります。並行輸入品は、為替の影響や流通コストの違いから、日本の正規輸入品よりも価格が安くなることがありますが、その分、品質管理やボトルの状態が保証されないリスクもあります。
初めてグリーンラベルを購入する方や、不安を感じる方は、多少高くても「正規輸入品」と明記されている商品を選ぶことをおすすめします。

グリーンラベルが買える可能性が高い実店舗をピンポイントで紹介

ECサイトでの購入も便利ですが、やはり「店頭で見て買いたい」「急に必要になった」という時もありますよね。ここでは、グリーンラベルの取り扱いが特に手厚い、実店舗のカテゴリーを、モモストア独自の視点で掘り下げて紹介します。

専門性の高い「輸入酒専門店」

国内の大型チェーンの酒販店とは別に、地域に根差した輸入酒専門店を訪れるのは、成功率が非常に高い方法です。これらの専門店は、ウイスキー愛好家のためのラインナップを常に意識しており、定番品から限定品まで幅広く取り揃えている傾向があります。
特に、オーナーがウイスキーに詳しいお店であれば、グリーンラベルの在庫状況だけでなく、「次回の入荷予定」まで教えてくれることもあります。もし、お近くにそういったお店があるなら、一度足を運んで店員さんとウイスキー談義をしてみることをおすすめします。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。

業務用の酒類を扱う大型倉庫型店舗

コストコ（Costco）のような、業務用または大容量の食品・酒類を扱う倉庫型店舗も要チェックです。これらの店舗は、流通経路が一般的な小売店と異なるため、他店で品切れしている商品が、まだ在庫として残っているケースがあります。また、取り扱う場合、価格設定も他店より安価なことが多いです。ただし、入荷は不定期で、一度売り切れると再入荷まで時間がかかることが多いので、見つけたら即座にカートに入れるくらいの心構えが必要です。

主要駅周辺の「デパート・百貨店」の酒類コーナー

主要駅に直結しているデパートや百貨店の地下にある酒類販売コーナーも、比較的安定して在庫を抱えています。ここでは、高級ウイスキーや贈答品としての需要が高いため、グリーンラベルのようなプレミアムラインのウイスキーは、品切れを起こしにくい傾向があります。
デメリットとしては、価格がECサイトやディスカウントストアに比べて若干高いことが多い点です。しかし、接客が丁寧で、贈答用のラッピングなども完璧に対応してくれるため、大切な人へのプレゼントとして購入する際には最適の場所と言えるでしょう。

実店舗を巡る際のワンポイントアドバイス

無駄足を踏まないためにも、訪れる前に必ず電話で在庫を確認しましょう。
「ジョニーウォーカーグリーンラベルの700mlボトルは在庫がありますか？」と具体的に尋ねることで、在庫の有無だけでなく、取り扱いがある店かどうかを確認できます。在庫があった場合は、「何本くらいありますか？」と尋ねれば、購入競争率も把握できますよ。

ネット通販での在庫復活を狙う！チェックすべきタイミングとコツ

グリーンラベルは、実店舗よりもネット通販の方が購入しやすいのは事実ですが、人気の波によっては一時的に在庫がなくなることもあります。そんな時、「在庫復活」のチャンスをモノにするための具体的な戦略をお教えします。

【必勝法】ECサイトの在庫管理システムを理解する

大手ECサイトの在庫は、在庫管理システム（WMS）によって機械的に管理・更新されています。このシステムが動くタイミングを狙うのが一番のコツです。

• 深夜〜早朝の在庫反映：多くの店舗が、業務時間外である深夜0時〜早朝6時頃に、その日の出荷分の在庫をシステムに反映させることが多いです。夜型の方は、この時間帯にチェックしてみると、在庫復活直後のボトルを発見できる可能性があります。
• キャンセル分の在庫戻り：購入手続き中にキャンセルされた商品や、カード決済エラーなどで購入が確定しなかった商品は、数時間後に在庫として戻ってくることがあります。特に、午前中（9時〜12時）は、購入確定処理やキャンセルが多く発生するため、キャンセル分の在庫が戻ってくるチャンスタイムです。

在庫復活通知アプリやツールを活用する

前述したように、ECサイトの「入荷通知」機能は必須ですが、さらに一歩進んだツールを活用することで、競争率を下げることができます。

特定のECサイトの在庫変動を監視する「在庫チェッカー」や「価格比較アプリ」の機能を利用してみましょう。これらのツールは、手動でチェックするよりも遥かに高い頻度で在庫状況をスキャンしてくれるため、在庫復活の情報をより早くキャッチできます。
ただし、無料のツールやアプリを使う際は、セキュリティや個人情報の取り扱いに十分注意してくださいね。

購入を成功させるための具体的な手順

在庫復活を察知したら、以下のステップを迅速に実行してください。

1. 通知が来たら即座にアプリを開く：迷っている時間はありません。
2. 「カートに入れる」ボタンを躊躇なくクリック：在庫確保が最優先です。
3. 決済方法を事前に設定済みのものに：新規のカード情報入力などで時間をかけない。ポイント使用の有無なども、購入前に決めておくこと。
4. 配送先も間違いがないか確認し、すぐに「購入確定」：購入確定ボタンを押すまでは、在庫が確保されたことにはなりません。

この一連の動作を、慣れていない方でも30秒以内に完了できるように、普段からECサイトでの購入に慣れておくことが、人気ウイスキーの購入を成功させるための重要なコツです。

【注意点】メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションサイトでの購入はアリ？

ネット通販で品切れの場合、フリマアプリやオークションサイトでグリーンラベルを探す人も多いでしょう。しかし、ウイスキーのような酒類を個人間で取引する際には、いくつかの注意点とリスクがあります。

フリマ・オークションサイトでの購入リスク

結論から言うと、フリマ・オークションサイトでの購入は「安く手に入る可能性がある」反面、「品質保証がない」という大きなリスクを伴います。特に以下の3点には注意が必要です。

1. 品質劣化のリスク（パラフィルムの有無）：ウイスキーは、栓と瓶の隙間からわずかにアルコール分が蒸発（液面低下）したり、酸素が入ることで風味が劣化したりすることがあります。長期間個人で保管されていたボトルは、保管状態（温度、湿度、光）が悪かった場合、味が落ちている可能性があります。
   特に、長期保管品の液漏れや蒸発を防ぐために、キャップ部分を専用のパラフィルムで巻いているかどうかが、出品者のウイスキーに対する知識を示す一つの指標になります。
2. 偽物のリスク：非常に高価なウイスキーではないため、偽造品が大量に出回っているわけではありませんが、全くゼロではありません。特に、未開封と称しながら中身を入れ替えているといった悪質なケースも過去には報告されています。
3. 高額転売（プレ値）のリスク：フリマサイトでは、定価を大きく上回る「プレミア価格」で販売されていることがほとんどです。適正価格を知らずに購入してしまうと、損をしてしまう可能性があります。

フリマサイトで購入する際のチェックポイント

それでもフリマサイトで購入したい場合は、以下の点を徹底的に確認してください。

チェックポイント	確認すべきこと	リスクを避けるために
写真	ラベルの汚れや破れ、ボトルの液面低下（エンジェルズシェア）の有無	液面が明らかに低いボトルは避ける。キャップ周りのアップ写真も確認。
保管状況	「自宅の暗所で保管」など、具体的な保管方法が記載されているか	「日の当たる場所でインテリアとして飾っていた」などの記載がある場合は避ける。
出品者の評価	過去の取引で酒類の販売実績があり、高評価を得ているか	新規アカウントや評価が低いアカウントからの購入は避ける。

フリマ・オークションサイトは、あくまで「自己責任」での取引となります。定価＋送料程度の価格でECサイトで買えるなら、安全と品質が保証されている正規の販売ルートを利用する方が圧倒的におすすめです。特にウイスキーの繊細な風味は、たった一度の不適切な保管で大きく変わってしまう可能性があるため、注意してくださいね。

グリーンラベルの味に近いおすすめの代替ウイスキー3選

「グリーンラベルが欲しいけど、どうしても手に入らない！」「毎日飲むにはちょっと高価すぎる…」という方のために、グリーンラベルの特徴である「ブレンデッドモルト」や「潮・スモーク・スパイスのバランス」に近い味わいを持つ代替ウイスキーを3つご紹介します。

代替ウイスキー１：アイリッシュの傑作「ジェムソン スタウトエディション」

一見、グリーンラベルとは全く異なるアイリッシュウイスキーですが、そのモルト由来の華やかさと、後に続く複雑な香りが共通しています。
ジェムソン スタウトエディションは、アイリッシュウイスキーを「スタウトビール（黒ビール）」の熟成に使用した樽でフィニッシュさせた珍しい一本です。スタウト樽由来のココア、バター、そしてわずかなロースト香が、グリーンラベルの持つビターな余韻と重なり、複雑で深い味わいを演出します。アイリッシュらしいスムースさも持ち合わせているため、ウイスキー初心者にも飲みやすいですよ。

代替ウイスキー２：ブレンデッドモルトの王道「モンキーショルダー」

グリーンラベルと同じく「ブレンデッドモルト」というカテゴリーに属するウイスキーです。こちらは熟成年数の記載はありませんが、スペイサイドの3つの蒸留所のモルト原酒のみをブレンドして作られています。その味わいは、バニラや洋ナシのようなフルーティな甘さと、軽いモルト香が特徴です。
グリーンラベルほどのピーティーさやスモーキーさはありませんが、モルト原酒ならではの豊かな風味と、飲みやすさのバランスが非常に優れています。価格も比較的安価で、デイリーウイスキーとしてグリーンラベルの代わりを楽しむには最適の一本です。

代替ウイスキー３：タリスカーの特徴を受け継ぐ「タリスカー スカイ」

グリーンラベルの核となるモルトの一つである「タリスカー」は、潮の香りと黒胡椒のようなスパイシーさが特徴です。このタリスカーの要素を強調したのが、ノンエイジ（熟成年数表示なし）のタリスカー スカイです。
グリーンラベルよりもスモーキーさや潮の風味が強く、パンチの効いた味わいが好みの方には特におすすめです。タリスカーらしい力強い個性を持ちながらも、バランスの取れた飲み口で、アイラモルトほどのクセはないため、グリーンラベルが持つ「海」の要素を強く感じたい時には、ぜひ試していただきたい代替品です。

これらの代替ウイスキーは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのどのサイトでも、比較的安定して手に入る商品ばかりです。ぜひ、グリーンラベルを探しながら、並行して試してみてはいかがでしょうか。

グリーンラベルを美味しく飲むためのおすすめの飲み方

せっかく手に入れたグリーンラベルを、最大限に美味しく味わいたいですよね。複雑な風味を持つグリーンラベルは、飲み方によって様々な表情を見せてくれます。ここでは、モモストアがおすすめする3つの飲み方をご紹介します。

王道にして至高の飲み方「ストレート」と「トワイスアップ」

グリーンラベルの持つ、潮・スモーク・スパイスの複雑な香りと、15年熟成のモルト原酒のコクを最も深く堪能できるのがストレートです。チェイサー（水）を用意し、ゆっくりと少しずつ舌の上で転がすように味わってください。
さらに、より香りを立たせたい場合は、トワイスアップがおすすめです。これは、ウイスキーと常温の水を1:1で割る飲み方です。水が加わることでアルコール度数が下がり、揮発しやすくなった香りの成分が立ち上り、グリーンラベルの持つ繊細なフルーティさや、隠れたバニラ香を感じやすくなります。

爽快感とコクの両立「ハイボール」

近年、日本ではハイボールが大ブームですが、グリーンラベルのハイボールは、一般的なブレンデッドウイスキーのハイボールとは一線を画します。モルト原酒100%のグリーンラベルは、炭酸で割っても風味が薄れず、むしろ爽快感の中に、潮風と微かなスモーキーさが際立ちます。

グリーンラベル・ハイボールの黄金比

ウイスキー	炭酸水	ポイント
30ml（目安）	90ml〜120ml（1:3〜1:4）	炭酸は強めのものを選ぶこと。レモンピールを搾ると香りが引き締まる。

グラスに氷をたっぷり入れ、ウイスキーを注ぎ、マドラーで一度だけ混ぜてから、冷えた炭酸水を優しく注ぐのがポイントです。マドラーで何度も混ぜると炭酸が抜けてしまうので注意してくださいね。

食後に楽しむ「ロック」

食後のリラックスタイムには、ロックがおすすめです。大きな氷がゆっくりと溶けていくにつれて、ウイスキーの味わいが徐々に変化していきます。最初はストレートに近い力強い味わいですが、氷が溶けるごとにまろやかになり、グリーンラベルの持つドライなスモーキーさと、ほろ苦い余韻が心地よく舌に残ります。
氷は、できるだけ溶けにくい丸氷や、透明度の高いロックアイスを使うことで、最後までウイスキーの風味を損なうことなく楽しむことができますよ。

ジョニーウォーカーの他のラベル（赤・黒・青・金）との違いを徹底解説

グリーンラベルの個性をより深く理解するために、ジョニーウォーカーの他の主要なラベルと比較してみましょう。ラベルの色は、そのままウイスキーの個性、熟成年数、価格帯、そしてターゲットとする味わいを示しています。

ジョニーウォーカー・ラインナップ比較表

ラベル名	熟成年数	カテゴリー	味わいの特徴	価格帯（目安）
レッドラベル	ノンエイジ（NA）	ブレンデッド	軽快でスパイシー。ハイボール向き。	約1,500円〜
ブラックラベル	12年	ブレンデッド	スムースでスモーキー。ナッツやバニラ香。バランス型。	約2,500円〜
グリーンラベル	15年	ブレンデッドモルト	潮、スモーク、スパイス。モルト原酒の複雑なコク。	約5,500円〜
ゴールドラベル・リザーブ	NA（熟成年数表示なし）	ブレンデッド	ハチミツのような甘さ。クリーミーでなめらか。	約7,000円〜
ブルーラベル	NA	ブレンデッド	最高峰のブレンド。ドライフルーツや微かなピート。究極のバランス。	約20,000円〜

グリーンラベルの「立ち位置」の再確認

この表を見ると、グリーンラベルの特異性がよくわかります。

• 熟成年数：15年と、ブラックラベルの12年よりも長く熟成されています。これは、ブルーラベルやゴールドラベルがノンエイジであることと比べても、熟成感という点で非常に高い価値があることを示しています。
• カテゴリー：他のラベルが全て「グレーンウイスキー」を含むブレンデッドであるのに対し、グリーンラベルだけが「モルト原酒100%」のブレンデッドモルトです。この製法が、他のラベルにはない、シングルモルトに近い複雑さと濃厚なモルトの風味をもたらしているのです。

つまり、グリーンラベルは、単に色の違いというだけでなく、「ジョニーウォーカーの中で唯一、モルト原酒の個性をストレートに感じられるボトル」として、非常に重要なポジションを担っていると言えます。この個性が、一度終売したにもかかわらず、多くのファンに愛され続ける理由なのです。

【モモストアの考察】今後、価格は落ち着く？再終売の可能性は？

グリーンラベルを愛するファンにとって、最も気になるのは「今後の価格動向」と「再度の終売」の可能性ではないでしょうか。過去の経緯と現在のウイスキー市場のトレンドを踏まえ、筆者モモストアが今後の見通しを独自に考察します。

価格は今後どうなる？

現在、グリーンラベルの価格は、終売直後の「プレミアム価格」からは落ち着きを取り戻し、比較的安定しています。しかし、これは日本国内の流通量が一時的に安定しているに過ぎません。世界的なウイスキー需要の高まりと、原酒不足の問題は依然として続いています。

• 短期的見通し（〜1年）：大きな価格変動は起こりにくいと考えられます。ECサイトのセールなどを活用すれば、定価に近い価格で入手は可能です。
• 長期的見通し（1年〜）：原酒の長期熟成には時間がかかるため、需要がこのまま伸び続ければ、再び品薄による価格上昇が起こる可能性は十分にあります。特に、15年熟成という明確な熟成年数を持つグリーンラベルは、原酒の確保が難しくなると、ノンエイジのラベルよりも先に影響を受ける可能性があります。

結論として、今が最も買い時とは言いませんが、「欲しいと思った時に手に入る」という現状は、ウイスキー市場においては貴重な状況と言えます。もし一本持っておきたいと考えているなら、価格が落ち着いている今のうちに購入しておくことをおすすめします。

再終売の可能性について

一度、ファンの熱烈な要望によって復活したグリーンラベルが、再び終売になる可能性はあるのでしょうか？

メーカー側も、グリーンラベルが持つ「ブレンデッドモルト」という独自性と、世界的な根強い人気を認識しているため、安易な終売は避けると考えられます。しかし、先述した通り、熟成年数表示のあるウイスキーは、原酒不足の影響を最も受けやすい商品です。
もし再度の「終売」があるとしたら、それは戦略的な整理ではなく、「原酒の供給が追いつかなくなった」という、やむを得ない理由によるものになるでしょう。その場合、終売ではなく「出荷停止」や「限定生産への切り替え」という形で、一時的に市場から姿を消すことになるかもしれません。
現時点では、すぐに終売になるという情報はありませんので、過度に心配する必要はありませんが、市場の動向やメーカーからのニュースは常にチェックしておきたいところです。

このように考えると、グリーンラベルはいつの時代も「手に入りにくいかもしれない」という、少しだけスリリングな存在であり続けるのかもしれませんね。この「幻のウイスキー」という背景も、その魅力の一つと言えるでしょう。

まとめ：ジョニーウォーカーグリーンラベルの「終売」と「復活」の物語

ジョニーウォーカーグリーンラベルの「終売」にまつわる真実と、現在の販売状況、そしてその魅力について、徹底的に解説してきました。最後に、今回のポイントをまとめておさらいしましょう。

グリーンラベルの物語と購入の重要ポイント

１. 「終売」は過去の出来事
グリーンラベルは2012年に一度終売しましたが、2015年に再販され、現在は定番商品として販売されています。「もう買えない」という噂は、過去の歴史に起因するものです。

２. 唯一無二の「ブレンデッドモルト」
他のジョニーウォーカーのラベルと違い、グレーンウイスキーを使わないモルト原酒100%のブレンデッドモルトです。15年熟成の複雑で深いコクが、ファンの間で絶大な人気を誇る理由です。

３. 購入はECサイトと専門店を狙う
最も確実な入手方法は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトの在庫と価格を比較することです。ポイント還元率が高い時や、在庫復活通知を活用することが成功の鍵です。実店舗では、大型酒販専門店を狙うのがおすすめです。

４. 代替品も視野に
もし手に入らない場合や、デイリーで楽しみたい場合は、モンキーショルダーやタリスカー スカイなど、グリーンラベルと共通するモルトの風味を持つウイスキーを試してみるのも良い選択肢です。

グリーンラベルは、その「終売と復活」の歴史があるからこそ、一層愛され、飲む人を魅了し続けています。ぜひ、あなたもこのドラマチックなウイスキーを味わい、その奥深さを堪能してみてください。
モモストアも、あなたのウイスキーライフがより豊かなものになるよう、これからも最新の情報をお届けしていきますね！