ネジはどこに売ってる?ホームセンターから100均まで販売場所と選び方を徹底解説
こんにちは、モモストアです!
「急にDIYを思い立ったけど、どこにネジが売っているのか分からない!」とか、「ネジの種類が多すぎて、どれを選べばいいの?」と迷ったことはありませんか?
私も以前はそうでした…。ホームセンターから100円ショップまで、ネジが売っている場所は意外とたくさんあります。
この記事では、ネジの最適な購入場所を用途別に徹底解説し、さらには「これを選べば間違いなし!」という定番のネジの選び方まで、詳しくご紹介していきます!
・【主力】ホームセンター(コメリ、コーナン、カインズなど)でのネジの選び方と品揃え
・ダイソーやセリアなど100均のネジの品揃えは?安くて気軽に買うならここ!
・ドラッグストアやコンビニでもネジは買える?緊急時の「とりあえず」の対応策
・ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)でネジを買うメリット・デメリット
- ネジが売ってる場所は?まずは結論から一挙にご紹介!
- 【主力】ホームセンター(コメリ、コーナン、カインズなど)でのネジの選び方と品揃え
- ダイソーやセリアなど100均のネジの品揃えは?安くて気軽に買うならここ!
- ドラッグストアやコンビニでもネジは買える?緊急時の「とりあえず」の対応策
- ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)でネジを買うメリット・デメリット
- ネジの種類が多すぎて分からない!DIYでよく使う定番のネジを徹底解説
- ネジのサイズ(長さ・太さ)の正しい測り方と、合わない時の対処法
- 木材、金属、石膏ボード…素材別に見るネジの選び方のポイント
- ネジの頭(ねじ山)が潰れた!回せない時の対処法と防止策
- 特殊なネジや業務用ネジを探すならここ!専門店の活用法
- ネジを買いに行く前にチェック!必要な工具や関連商品まとめ
- まとめ:用途に合わせてネジの購入先を賢く使い分けよう
ネジが売ってる場所は?まずは結論から一挙にご紹介!

ネジを探すとき、「どこに行けば確実に手に入るの?」という疑問が一番最初に浮かびますよね。
結論からお伝えすると、ネジは用途と必要な種類によって、最適な購入場所が変わってきます。ここでは、主な購入先とその特徴をパッと見てわかるようにまとめました。
| 購入場所 | 特徴・品揃え | 向いている用途 |
| ホームセンター | 種類・サイズが最も豊富。専門的なネジや大量購入もOK。 | 本格的なDIY、プロの作業、特殊なネジが必要な修理。 |
| 100円ショップ | 品揃えは限定的だが、安価。よく使うサイズやフック類が多い。 | 簡単な小物修理、応急処置、試しに使ってみたい時。 |
| 家電量販店 | PCや電化製品の精密ネジ、工具系が多い。 | 精密機器の分解・修理。 |
| ネット通販(Amazon、楽天など) | 実店舗にない特殊品や大量ロット、海外製品も手に入る。 | 型番指定の購入、大量購入、専門店を探す手間を省きたい時。 |
| 金物・工具専門店 | プロ仕様の高品質なネジ、特殊な材質や規格のネジ。 | DIY上級者、プロ向け、非常に特殊な用途。 |
ご覧いただいた通り、一般家庭でのちょっとした修理やDIYなら、ホームセンターか100円ショップが最も手軽で安心です。特に、種類やサイズがよくわからない場合は、店員さんに相談できるホームセンターが一番のおすすめになります。
ただし、急いでいる場合や、特殊なネジが必要な場合は、他の選択肢も視野に入れる必要がありますので、この後の詳細な解説もぜひ参考にしてくださいね!
ネジが売ってそうで意外と売ってない場所のリアル
「ネジくらいどこにでもあるだろう」と思いがちですが、実は意外と取り扱いがない場所もあります。
例えば、スーパーやコンビニ、一般的なドラッグストアでは、基本的にネジの取り扱いはありません。
置いてあるのは、せいぜいガムテープやカッターナイフなどの軽い文房具・日用品までです。お店の棚を見てネジが見当たらないのは当然のことなので、無駄足を踏まないように注意しましょう。
ただし、最近は日用品の品揃えを強化している大型のドラッグストア(例:ハックドラッグ、スギ薬局など)の中には、ごく簡単なフックや画鋲の隣に、最低限の「木ねじセット」などが置かれているケースもわずかながら見られます。あくまで「緊急時のお守り」程度と考えておくと良いでしょう。
また、ホームセンターが閉まっている深夜や早朝にネジが必要になった場合は、ネット通販の翌日配送などを利用するか、翌日まで待つしかありません。ネジは「計画的に買う」アイテムだと覚えておきましょう。もし、どのネジを買えばいいか分からない時は、ネットでネジ サイズの測り方を検索してみると良いですよ。
【主力】ホームセンター(コメリ、コーナン、カインズなど)でのネジの選び方と品揃え
本格的にDIYや修理を始めるなら、ホームセンター一択です。コメリ、コーナン、カインズ、DCMなどの大型店は、ネジに関してはまさに「宝の山」!
とにかく品揃えが豊富で、ネジ売り場に行くとその種類の多さに驚くはずです。ねじの長さ、太さ、頭の形、材質、メッキの種類まで、何百種類ものネジがズラリと並んでいます。特にネジはサイズが命ですから、実物を手にとって確認できるのは大きなメリットです。
ホームセンターのネジ売り場を攻略するための3つのポイント
広大なホームセンターのネジ売り場で迷子にならないために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
売り場の構造を理解する
ホームセンターのネジ売り場は、大きく分けて以下のゾーンに分かれています。
- 袋売り・バラ売りゾーン:数百本単位の袋入りと、数本から買えるバラ売りが並んでいます。少量だけ必要な場合は、必ずバラ売りコーナーを探しましょう。
- 木ねじ・タッピングねじゾーン:DIYで最もよく使う「木ねじ」や「タッピングねじ」が中心です。
- ボルト・ナット・座金ゾーン:家具や機械の組み立てに使う、大きめの「ボルト」と「ナット」がセットで売られています。
- 特殊ねじ・金具ゾーン:アンカーボルト、コーチねじなど、特定の用途に特化したネジや、ネジとセットで使う金具類が置いてあります。
まずは「木材に使うのか?」「金属に使うのか?」を明確にして、どのゾーンに行けばいいのかを判断しましょう。
店員さんに積極的に相談する
ネジの知識に自信がない場合は、恥ずかしがらずに店員さんに相談するのが一番の近道です。持っている木材の端切れや、壊れた部品、取り外したネジなどを見せながら相談すると、スムーズに解決できます。
「こんなものを作りたいんですが、どのネジがいいですか?」と具体的に聞けば、プロの視点から最適なアドバイスをもらえます。これが、ネット通販や100均にはない、ホームセンター最大の強みです。
「必要な本数+予備」で購入する
DIYをしていると、「あれ?ネジが一本足りない!」という事態は日常茶飯事です。また、木材が割れてしまったり、ネジの頭を潰してしまったりして、ネジを無駄にしてしまうこともあります。
そのため、必要な本数を計算したら、必ず2〜3本程度の予備を一緒に購入しておくことをモモストアは強くおすすめします。後で足りなくなって買い足しに行く手間と時間を考えれば、予備のネジ代なんて安いものです。
ホームセンターでは、関連する工具(電動ドライバーやメジャー)も一緒に手に入るので、まとめて揃えられるのも嬉しいポイントです。ぜひ、プロ仕様の工具も含めて、ホームセンター 電動ドライバー おすすめを検索してみてください。
ダイソーやセリアなど100均のネジの品揃えは?安くて気軽に買うならここ!
「ちょっとした小物の修理にネジが1本あればいいんだけど…」「大きな買い物をする前に、まずはお試しで使ってみたい」そんな時に心強い味方になってくれるのが、ダイソーやセリアなどの100円ショップです。
100均のネジは、ホームセンターのような豊富な種類はありませんが、一般的なDIYや修理で使うベーシックなネジや画鋲、フック類はしっかり取り揃えられています。
100均ネジのメリットと購入時の注意点
100円という価格設定から、気軽に手が出せるのが最大のメリットですが、購入前に知っておきたい注意点もあります。
【メリット】
- コストパフォーマンスが高い:数本〜数十本入りで100円(税抜き)なので、とにかく安く済みます。
- 手に入りやすい:店舗数が多いため、ちょっとした買い物のついでに購入できます。
- セット品が便利:木ねじ、タッピングねじ、釘などがセットになった「アソートパック」があり、迷わずに購入できます。
【デメリットと注意点】
一方で、100均のネジには、ホームセンター品に比べて以下のような注意点があります。
- 強度が低い場合がある:安価なネジは、材質やメッキの品質がホームセンターのものより劣る可能性があります。特に大きな負荷がかかる場所や、屋外で使う場合は、サビや折れに注意が必要です。
- サイズが曖昧:パッケージに「M4×20mm」といった詳しい規格が記載されていないことがあります。「木ねじアソート」など、ざっくりとした表記の場合が多いです。
- 特殊なネジはない:アンカーボルトや高強度のステンレスネジ、業務用ネジなどは取り扱っていません。
モモストアからのアドバイスとしては、「重いものを吊るす」「長期間の使用に耐える必要がある」といった用途には、迷わずホームセンターのネジを使うことをおすすめします。
しかし、「ちょっとした棚を作る」「小物のヒンジを修理する」といった簡単な用途であれば、100均ネジで十分実用可能です。賢く使い分けをすることで、DIYの費用を抑えることができますよ。
セリア、キャンドゥ、ダイソーの品揃え比較(私モモストアの視点)
各100円ショップで、ネジの品揃えに若干の特徴があります。
| 店舗名 | ネジの特徴 | おすすめの用途 |
| ダイソー | 種類・本数が比較的豊富。工具や収納関連も充実。 | 幅広い簡単なDIY、工具をまとめて揃えたいとき。 |
| セリア | インテリア系の金具や、おしゃれな取っ手・ネジに強み。 | デザイン性を求める小物DIY、インテリア雑貨の修理。 |
| キャンドゥ | ダイソーに近い品揃えだが、店舗により差が大きい。 | 近所にあるなら、緊急の修理、応急処置。 |
特にセリアは、おしゃれなDIY材料や金具が充実しているため、ネジもデザイン性の高いものが見つかる可能性があります。DIYの仕上がりを重視するなら、セリアを覗いてみる価値はありますね。もしネジがうまく締まらない時は、ネットでネジ 空回り 対処法を検索してみましょう。
ドラッグストアやコンビニでもネジは買える?緊急時の「とりあえず」の対応策
夜間や週末など、ホームセンターが閉まってしまった後に「ああ、ネジが一本あれば!」と困ることはありませんか?
先に少し触れましたが、残念ながら一般的なコンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミマなど)やドラッグストアには、ネジは売っていません。これは、ネジが日常生活で頻繁に必要とされる「日用品」としては認識されていないからです。
家電量販店や大型スーパーの盲点
では、その他の店舗はどうでしょうか。
家電量販店(ビックカメラ、ヤマダデンキなど)
意外なことに、家電量販店はネジの「穴場」となることがあります。ただし、売っているのはあくまでも精密機器用のネジが中心です。
- PC関連:PCやスマホの修理に使う「精密ドライバーセット」に、非常に小さなネジが付属していることがあります。
- テレビ・モニター関連:テレビ台やモニターアームの設置に使う、太めのネジやボルトが売られていることがあります。
木材を固定する一般的な木ねじなどは売っていませんが、「パソコンのネジが取れた」「ゲーム機の修理が必要」といった精密な用途であれば、覗いてみる価値はあります。
大型スーパー(イオン、イトーヨーカドーなど)
大型スーパーでも、基本的にネジは扱っていません。しかし、もしスーパー内に100円ショップやDIYコーナー(工具コーナー)が併設されている場合は、そちらのコーナーでネジを見つけられる可能性があります。事前にスーパーのフロアガイドを確認するか、店員さんに確認してみましょう。
ネジがない場合の緊急対応策
どうしてもすぐにネジが必要だけど、どこにも売っていない!そんな時は、最終手段として以下の応急処置を考えてみましょう。
- 接着剤で仮固定:軽微な割れや外れであれば、強力な瞬間接着剤やエポキシパテで一時的に固定する方法があります。ただし、これはあくまで「仮」です。
- 結束バンドやワイヤー:固定したいものが小さければ、結束バンドやワイヤーなどで巻きつけて対応します。
- 爪楊枝+木工ボンド(木材の場合):木ねじの穴がバカになってしまった(空回りする)場合は、爪楊枝に木工ボンドを少量つけて穴に詰め、乾いてから再度ネジを打ち込むと、一時的に効きが良くなることがあります。
これらの方法はあくまで応急処置なので、後日必ず正しいネジと工具を使って修理し直すようにしてくださいね。
ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)でネジを買うメリット・デメリット
実店舗に足を運ぶ時間がない方や、特定の規格のネジを探している方にとって、ネット通販は最も便利な購入先です。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手サイトでは、ネジ専門の業者が出店していることが多く、その品揃えはホームセンターを凌ぐほどです。
ネット通販でネジを購入する3つのメリット
規格品の検索が簡単
「M4×20mmのステンレス製皿頭ねじ」といった、具体的な規格や型番が分かっている場合は、検索窓にそのまま入力するだけで目的の商品にたどり着けます。実店舗で棚を探し回る手間が一切かかりません。
専門的なネジや大量ロットの購入が可能
ホームセンターでは見かけない、特殊な材質(チタン、樹脂など)や規格(インチねじなど)のネジも、ネット通販なら簡単に見つかります。また、業務用として数千本単位の大量ロットを安く購入できるのも大きな魅力です。
価格比較がしやすい
同じ規格のネジでも、複数のショップの価格を瞬時に比較できます。特に大量に購入する場合は、トータルコストを大きく抑えることができます。
ネット通販のデメリットと失敗しないための対策
一方で、ネット通販には「実物を見られない」という大きなデメリットがあります。
- サイズ間違い:写真だけではネジの正確なサイズ感が掴みにくいことがあります。「思っていたより太かった」「ねじ山が合わなかった」というミスが起こりやすいです。
- 送料:ネジ自体は安くても、送料がかかるとトータルコストが高くなることがあります。送料無料になる金額をチェックしましょう。
- 品質のバラつき:出店業者によって品質にバラつきがあるため、レビューや評価をしっかり確認することが重要です。
【失敗しないための対策】
初めて購入するネジの場合は、まずは少量のセット品やアソート品を購入して、サイズ感や品質を確かめてから、必要な大量ロットを購入することをおすすめします。
また、Amazonや楽天市場では「ネジ」と検索するだけでなく、「ネジ専門店」「ボルト通販」といったキーワードで絞り込むと、信頼性の高いショップが見つかりやすいですよ。
欲しいネジの型番が分からない時は、ネジ 種類 図鑑を検索して、自分の持っているネジと見比べてみるのも一つの手です。
ネジの種類が多すぎて分からない!DIYでよく使う定番のネジを徹底解説
ネジ売り場に行くと、「木ねじ」「タッピングねじ」「ボルト」「コーススレッド」など、聞き慣れない名前がたくさん並んでいて、頭がクラクラしてしまいますよね。ご安心ください!一般のDIYで使うネジは、主に以下の3種類を覚えておけばOKです。
木材に使うネジの定番:コーススレッドと木ねじ
DIYで最も出番が多いのが、この木材用のネジです。
コーススレッド
- 特徴:ネジ山が荒く、先端が鋭利な形状をしています。木材専用で、下穴を開けなくても強力に木材同士を締結できます。(木が硬い場合は下穴推奨)
- 用途:棚やラック、ウッドデッキなど、木工作業全般。
- ポイント:ホームセンターでも100均でも手に入り、DIYの必需品です。
木ねじ(なべ頭、皿頭など)
- 特徴:コーススレッドよりもネジ山が細かく、締め付け力が均一にかかりやすいです。
- 用途:家具の組み立てや、比較的負荷の少ない木材の固定。
- ポイント:「皿頭」はネジの頭が木材の表面と同じ高さになるように埋め込むことができるため、見た目を綺麗に仕上げたい時におすすめです。
薄い金属板や樹脂に使う:タッピングねじ(セルフタッピングねじ)
「タッピングねじ」は、ネジを回しながら、自分でネジ穴(メスねじ)を切っていくことができる優れものです。
- 特徴:ネジの先端がドリル状になっているものが多いです。
- 用途:薄い金属板(トタンなど)、プラスチック、樹脂などへの取り付け。
- ポイント:電動ドライバーで一気にねじ込むことができますが、材質によっては下穴を開けた方がスムーズで、より確実に取り付けられます。
機械や家具の組み立てに使う:ボルトとナット
ボルトは、ネジとは少し違った概念で、主に「ナット」と組み合わせて使われます。ボルトを穴に通し、反対側からナットで締めることで、非常に強力な締結力を得ることができます。
- 特徴:円筒形で、先端が尖っていません。太さを示す単位は「M〇〇」(メートルねじ)が主流です。
- 用途:スチールラック、棚の骨組み、機械装置の組み立てなど、高い強度が必要な場所。
- ポイント:ボルトの頭の形状(六角ボルト、皿ボルトなど)、ナットの種類(六角ナット、蝶ナットなど)の組み合わせを間違えないように注意が必要です。
これらの基本的な知識があれば、ホームセンターのネジ売り場でも迷うことなく、目的のネジを選べるようになるはずです。もし、これ以外のネジが必要になったら、ボルト ナット 使い方を検索して調べてみましょう。
ネジのサイズ(長さ・太さ)の正しい測り方と、合わない時の対処法
ネジ選びで最も失敗しやすいのが「サイズ」です。ネジには「M3×15mm」のように、複雑な規格があり、わずか1mmの違いで使えなくなってしまうこともあります。ここでは、ネジの正しいサイズの測り方と、合わない時の対処法を解説します。
ネジのサイズは2つを測る!「呼び径」と「長さ」
ネジのサイズは主に以下の2つの要素で構成されています。
呼び径(太さ)
ネジの太さ、つまり直径のことです。メジャーではなく、ノギスという専門の測定器具を使うのが一番正確ですが、ない場合は定規でも測れます。
- 測り方:ネジ山の一番出っ張っている部分(外径)の直径を測ります。
- 注意点:「M3」「M4」「M5」などの規格で呼ばれます。1mm刻みで規格が変わるので、慎重に測りましょう。
長さ
ネジの頭(ヘッド)を含めるか含めないかは、ネジの形状によって変わってきます。
- なべ頭/六角ボルト(頭が突き出るタイプ):頭の下の、ねじ山がある部分の長さを測ります。
- 皿頭(頭が埋め込まれるタイプ):頭のてっぺんから先端までの、ネジ全体の長さを測ります。
【重要】
ネジの長さは、固定したい板材の厚さの約1.5倍〜2倍の長さを選ぶのが基本です。長すぎると反対側から突き出て危険ですし、短すぎると強度が確保できません。
ネジ穴のサイズが合わない時のプロの対処法
購入したネジが、既存の穴や部品と合わない場合、焦らず以下の対処法を試してみてください。
ケース1:ネジ穴が大きすぎる(ネジが細すぎる)場合
ネジ穴がバカになってしまった(空回りする)場合や、ネジが細すぎる場合は、以下の方法で穴を埋めることができます。
- 木材の場合:穴に木工ボンドを注入し、爪楊枝や竹串を詰めて穴を埋めます。ボンドが完全に乾いてから、再度ネジを打ち直すと、しっかり食い込みます。
- 金属の場合:金属用のパテを使って穴を埋めるか、より太いネジ(例えばM4の代わりにM5)に交換します。
ケース2:ネジ穴が小さすぎる(ネジが太すぎる)場合
新しいネジが太くて入らない場合は、無理にねじ込むと木材が割れたり、ネジの頭を潰したりします。
- 対処法:電動ドリルで「下穴(したあな)」を広げます。使うネジの呼び径よりも、わずかに細いドリル刃(例:M4ネジなら3.0mmのドリル刃)で穴を開け直しましょう。
下穴を開ける作業は面倒ですが、仕上がりの強度と安全性を考えると、避けて通れない重要な工程です。失敗しないためにも、ネジ 下穴 開け方を検索してしっかり確認しておきましょう。
木材、金属、石膏ボード…素材別に見るネジの選び方のポイント
ネジは「何を固定するか」によって、選ぶべき種類、材質、そして長さが大きく変わってきます。ここでは、DIYで最もよく使う3つの素材に合わせたネジの選び方を解説します。
木材への固定(強度とサビ対策)
木材には「木ねじ」または「コーススレッド」を使いますが、最も重要なのはサビ対策と木の割れ対策です。
- 屋内使用:ユニクロメッキ(銀色でツヤがある)やクロメートメッキ(黄色っぽい)で十分です。これらは最も安価で手に入ります。
- 屋外使用(ウッドデッキなど):必ず「ステンレス製」を選びましょう。ステンレスは高価ですが、雨風に強く、絶対にサビさせたくない場所に最適です。
- 割れ対策:木の端や硬い木にネジを打ち込む際は、必ず電動ドリルでネジの太さの7割程度の「下穴」を開けてからネジを打ち込みましょう。
金属への固定(硬さとタッピング)
金属にネジを打ち込むには、通常、あらかじめ穴が開いていてネジ山が切られた「ボルト穴」が必要です。しかし、薄い金属板に穴を開けてネジで固定したい場合は「タッピングねじ」を使います。
- ボルト留め:既存の穴に通して、裏からナットで留めます。ボルトとナットの規格が合うようにしましょう。
- タッピング留め:ネジ自体がドリル刃の役割を果たし、金属板に穴を開けながらネジ山を切っていくタイプです。ただし、厚い金属や硬い金属には使えません。
- ネジの材質:鉄(ユニクロメッキ)で十分ですが、強度が必要な場所は「高力ボルト」などを選びます。
金属へのネジ留めは難易度が高いため、不安な場合は専門家やホームセンターの店員さんに相談してくださいね。
石膏ボードへの固定(アンカーの利用)
賃貸住宅などによく使われる「石膏ボード」は、柔らかい素材のため、そのままネジを打ち込んでも強度がありません。ネジを抜くと穴だけが残ってしまいます。
【必須】石膏ボードには必ず「アンカー」を使いましょう。
- 石膏ボード用アンカー:ボードの裏側で傘のように開いたり、ボード自体に食い込んだりして、ネジをしっかりと固定する特殊な金具です。
- 用途:壁掛けの棚や時計、カレンダーなど、壁に重さのあるものを取り付けたいとき。
- ポイント:アンカーの耐荷重(何kgまで耐えられるか)を必ず確認して、取り付けたいものの重さに合ったものを選んでください。
これらの素材別の選び方をマスターすれば、DIYの失敗は格段に減るはずです。この知識はAmazonや楽天市場でネジを検索する際にも役立ちますよ。
ネジの頭(ねじ山)が潰れた!回せない時の対処法と防止策
DIY経験者なら誰もが一度は経験する、あの「ジーッ」という音…そう、ネジの頭(ねじ山)が潰れて回せなくなる現象です。こうなると、ネジを外すのも、締めるのも一苦労ですよね。パニックにならず、以下の対処法を試してみましょう。
潰れてしまったネジを外すための「レスキューテクニック」
テクニック1:ゴムや輪ゴムをかませる
潰れたネジの頭とドライバーの間に、少し厚めの輪ゴムやゴム手袋の切れ端を挟んでみてください。ゴムの摩擦力が緩衝材となり、潰れた溝にもドライバーの先端が食い込みやすくなります。これは最も手軽な応急処置です。
テクニック2:貫通ドライバーで衝撃を与える
潰れたネジの頭に「貫通ドライバー(金属の棒状のものがついたドライバー)」を当て、その頭を金槌で軽く叩いて衝撃を与えます。ネジと素材の固着が剥がれ、ネジが緩みやすくなることがあります。
テクニック3:ネジザウルスやバイスプライヤーを使う
これは最終兵器です。ネジザウルスなどの潰れたネジを掴む専用の工具を使えば、ネジの頭の外側を強力に掴んで無理やり回して抜くことができます。プロも使うテクニックで、DIYをするなら一つ持っておくと安心です。
これらの工具はホームセンターはもちろん、Amazonでも「ネジ外し工具」として多数販売されています。いざという時のために、ネジザウルス 使い方を検索して調べておくと良いでしょう。
ネジ山を潰さないための「防止策」
潰れたネジを外すのは大変ですから、最初から潰さないようにするのが一番です。以下の3点を意識してください。
- ドライバーのサイズを合わせる:ネジの溝(プラスやマイナス)に合ったサイズのドライバーを使いましょう。サイズが合っていないと、一発でネジ山が潰れます。
- 垂直に押さえつける:電動ドライバーを使う際は、ネジに対して垂直に、力を入れて押し付けながら回しましょう。押し付ける力が弱いと、すぐにドライバーの先端が滑ってネジ山が潰れてしまいます。
- 「締めすぎない」:電動ドライバーのトルク(回転力)を調整しましょう。木材にネジの頭が埋まり始めたら、手動のドライバーに切り替えて、最後に優しく締めるようにすると、オーバートルクによるネジ潰れを防げます。
特に電動ドライバーを使う場合は、トルク調整が非常に重要になります。ネジ山の潰れは、安物のネジだけでなく、高品質なネジでも起こり得るので注意が必要です。
特殊なネジや業務用ネジを探すならここ!専門店の活用法
ホームセンターやネット通販でも見つからない、特殊なネジや大量の業務用ネジが必要になることもあります。例えば、非常に細い精密ネジ、航空機などで使う特殊な材質のネジ、古い機械のインチ規格のネジなどです。
そんな時は、ネジ・ボルトの「専門商社」や「専門店」の存在を思い出してください。
専門商社・専門店の強みとは?
専門商社は、文字通りネジを専門に扱う業者です。彼らが持つ強みは、以下の3点に集約されます。
- 規格外品の取り扱い:一般には流通していない、非常に細かな規格や、特殊な材質のネジ(例:チタン、プラスチックなど)も在庫しています。
- 「バラ売り」や「最低ロット」の柔軟性:業務用が主ですが、店頭やネット販売で「バラ売り」に対応している専門業者も増えています。
- 相談窓口としての役割:「この素材とこの素材を留めるには?」といった、技術的な相談にプロの視点から乗ってくれます。
専門店の探し方と購入方法
地域の専門店を探す最も簡単な方法は、Google検索です。例えば、「○○市 ネジ 専門店」や「ボルト 商社」といったキーワードで検索してみましょう。ネット通販サイトを運営している専門商社も多いので、自宅にいながらプロの品揃えをチェックできます。
【購入時の注意点】
専門店で購入する際は、必ず正確な型番とサイズを伝えるようにしましょう。「たぶんM4の20mm」ではなく、「M4×20mmのステンレス皿ビスです」と明確に伝えると、間違いがなくなります。特殊なネジは返品交換が難しい場合もあるため、事前にしっかり確認してください。
また、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでも、業務用ネジの「余り」や「放出品」が出品されていることがあります。大量に必要ない場合は、こちらをチェックするのも賢い選択です。価格交渉もできる可能性があるので、掘り出し物が見つかるかもしれません。
ネジを買いに行く前にチェック!必要な工具や関連商品まとめ
ネジ単体を購入しても、それを締める工具がなければ意味がありません。ネジを買いに行く際は、同時に以下の関連商品が必要ないかチェックリスト形式で確認しておきましょう。
必須の工具リスト
| 工具名 | 用途 | ポイント |
| ドライバー(手動) | 最後の締め付け、軽い作業 | ネジ山を潰さないよう、手動は必須です。 |
| 電動ドライバー | 大量のネジ締め、下穴開け | DIYの効率が劇的に上がります。トルク調整機能付きがおすすめ。 |
| ドリル刃(木工/金属用) | 下穴を開ける作業 | ネジの太さより一回り細いものを用意。 |
| メジャー / 定規 | ネジの長さ、板材の厚さの測定 | 最低でも1mm単位で測れるものを用意しましょう。 |
| ネジ外し工具(ネジザウルスなど) | 潰れたネジの除去 | 万が一に備えて一つあると安心。 |
特にDIY初心者の方ほど、電動ドライバーを使いこなせていないことが多いです。しかし、電動ドライバーがないと、大量のネジを手で締めるのは非常に重労働です。無理をせず、電動工具の力を借りることもDIY成功の秘訣ですよ。
一緒に買っておくと便利な関連商品
ネジと一緒に購入しておくと便利なアイテムをいくつかご紹介します。
- 木工ボンド:ネジと併用することで、接着力と強度を向上させることができます。
- パテ(木材用/金属用):ネジを抜いた後の穴埋めや、ネジ穴がバカになった時の応急処置に使えます。
- 座金(ワッシャー):ネジと素材の間に挟むことで、ネジの頭が素材にめり込むのを防いだり、ネジの緩みを防止したりする効果があります。
- アンカー:石膏ボードの壁にネジを打ち込む際は、必須のアイテムです。
これらの関連商品も含めて、必要なものをまとめてホームセンターで購入するのが最も効率的です。ネット通販で購入する場合は、送料無料の金額に合わせて、これらの小物を一緒に購入するとお得になりますよ。
工具の選び方についてもっと詳しく知りたい方は、DIY 工具 おすすめ 初心者を検索してみてください。
まとめ:用途に合わせてネジの購入先を賢く使い分けよう
ここまで、ネジがどこに売っているのか、そしてどのように選べば失敗しないのかを詳しく解説してきました。
最後に、ネジの購入先を選ぶための結論をもう一度整理します。
【本格的なDIYや、規格が不明な場合】
→ ホームセンター
(豊富な品揃えと、プロの店員さんに相談できる安心感が魅力)
【簡単な修理や、コストを抑えたい場合】
→ 100円ショップ(ダイソー、セリアなど)
(安価で手軽なネジが手に入りますが、強度に注意)
【型番が明確な場合、特殊品、大量購入の場合】
→ ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)
(検索が容易で、実店舗にないネジも見つかる)
ネジは、たかが小さな部品ですが、DIYや家具の強度を支える「要」となる重要な存在です。用途に合わせて適切なネジを選び、適切な工具を使って、安全で丈夫な作品作りに役立ててくださいね。
モモストアは、あなたのDIYライフを応援しています!
ネット通販なら、欲しいネジがすぐに見つかりますよ。

