学校の教科書はどこで買える?販売店や購入方法を徹底解説!
「急に教科書が必要になったけど、どこで売っているの?」
学校からの配布ではなく、追加で購入したい時や、紛失してしまった時など、いざ探すとなると、一般的な本屋さんには置いていなくて困りますよね。
この記事では、小学校・中学校・高校の教科書がどこで手に入るのか、その具体的な販売場所や購入方法、さらには中古や電子版の入手ルートまで、モモストアが詳しく解説していきます!
予備として購入したい方や、引っ越しなどで途中から必要になった方は、ぜひ参考にしてくださいね。
・教科書を購入できる「販売店」は主にどこ?
・教科書販売店(取次店)での具体的な購入の流れ
・書店や大型店舗では教科書は売っているの?
・古い教科書(中古品)はどこで手に入る?
【まず確認】学校から配布される教科書は「購入」が必要?

まず大前提として、日本の小中学校で使われる教科書は、「義務教育の無償の原則」に基づき、学校から全生徒に無償で配布されます。
このため、入学時や進級時に、保護者や生徒が自分で購入する必要は基本的にありませんので、ご安心ください。これは公立私立を問いません。高校の場合は、義務教育ではないため、生徒自身が購入する必要がありますが、多くの場合、学校を通じて一括購入の手続きが取られます。
では、なぜ「教科書を買う」という話になるのかというと、主に次の4つのケースが考えられます。
① 紛失・破損による再購入の場合
一番多いケースですね。学校で教科書をなくしてしまった、またはひどく破れて使えなくなってしまった場合です。この場合、無償配布の対象外となるため、自分で購入し直さなければなりません。特に年度の途中で再購入が必要になった時は、在庫がある販売店を探す必要があります。
ちなみに、少しだけ汚れたり折れたりした程度であれば、すぐに買い直さなくても大丈夫なことが多いです。まずは担任の先生に相談してみましょう。
再購入が必要になった場合の具体的な購入ルートは、この記事の後半で詳しくご紹介しますので、読み進めてみてください。
② 予習・復習用の予備として購入したい場合
自宅用とは別に、祖父母の家や塾に置いておくための「予備の教科書」が欲しいという方もいます。また、自宅学習で徹底的に書き込みたいから、予備を1冊持っておきたいという熱心な生徒さんもいますね。教科書は非常に重要な学習ツールなので、予備があると安心感があります。
ただし、同じ教科書でも年度によって細かく内容が改訂されている場合があるので、購入する際は年度や発行者(出版社名)をしっかり確認することが大切です。
③ 過去の学年や他校の教科書が必要な場合
例えば、「高校生だけど、中学の時の理科の教科書を見直したい」「教員を目指していて、様々な教科書を研究したい」といった場合です。通常の販売ルートでは、その学年に応じた教科書しか購入できないのが原則です。
過去の教科書や他校で採用されている教科書を手に入れるには、少し特殊なルートを探る必要があります。フリマアプリや古書店などが選択肢に入ってきますが、これも後ほど詳しく触れていきますね。
④ 社会人や一般の方が趣味・教養のために使いたい場合
「昔の知識をアップデートしたい」「外国語をゼロから学び直したい」といった理由で、大人になってから教科書を購入したいという方も増えています。特に、小学校の理科や社会などは、今の学習指導要領でどのようなことが教えられているのかを知る上で、とても参考になります。
これも個人での購入となり、正規の販売店を通じて購入が可能です。ただし、購入できる時期や在庫には限りがあるので注意が必要です。
このように、教科書を「買う」ことになるのは特殊なケースです。ご自身の状況に合わせて、最適な購入場所を見つけていきましょう!
さて、ここからは実際に教科書が売っている場所について見ていきましょう。
教科書を購入できる「販売店」は主にどこ?
通常の書籍とは違い、教科書は特定の登録された販売店でしか取り扱われていません。これは、教科書の価格や供給を安定させるための「教科書供給規則」という法律に基づいているためです。
一般の大型書店やコンビニエンスストアなどで、並行して販売されることはありません。では、一体どこに行けば購入できるのでしょうか?
① 教科書販売供給所(取次所)
最も確実で正式な購入場所は、「教科書供給所」や「教科書取次所」と呼ばれる専門の販売店です。これは、都道府県や地域ごとに指定されており、主に特定の期間だけ教科書販売を行っています。
これらの販売所は、その地域の学校で採用されている教科書を主に扱っています。場所は、地域の教育委員会や文部科学省のウェブサイトで確認できます。多くの場合、地域の特定の書店が委託を受けていることが多いです。
【知っておきたいポイント】
- 販売期間が限られていることが多いです。(特に新学期が始まる前の2月~4月頃がメイン)
- 夏休みや冬休みなどの長期休暇期間は、閉まっているか、営業時間が短縮されている場合があります。
- 教科書によっては、在庫がない場合もあるため、事前に電話で問い合わせてから行くことを強くお勧めします。
特に年度の途中だと在庫が不安定になりがちなので、在庫確認は必須です。
② 学校内の売店(高校の場合)
高校の場合は、校内に売店が設置されていることがあります。この売店では、その学校で採用されている教科書のみを販売していることが多いです。
高校生が教科書を紛失した場合や、追加で必要な場合は、まずこの売店に相談するのが最も手っ取り早い方法です。ただし、これも在庫には限りがあり、大規模な学校でない限り、年中無休で販売しているわけではありません。
③ 生協(大学の場合)
大学の教科書は、小中高の教科書とは異なり、一般の書店でも手に入るものもありますが、多くの場合は大学内の生協(生活協同組合)で購入することになります。生協では、その大学の特定の授業で指定されている教科書を一括で取り扱っているため、確実に必要なものを手に入れることができます。
また、生協によっては、卒業生から不要になった教科書を買い取り、在校生に安価で販売する「教科書リサイクル」のような活動を行っている場合もあります。これは非常にお得な裏ワザですね。
④ 特定のオンラインストア(Amazon・楽天など)
実は、一部の教科書や問題集は、大手オンラインストアでも購入可能な場合があります。特に、一般の書店でも取り扱いのある「検定外の教科書」(例:特定の専門分野の教材)や、教科書準拠のドリルなどは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで簡単に見つけることができます。
ただし、小中学校で無償配布される「検定済教科書」は、やはり特定の販売ルートを通す必要があるため、オンラインで簡単には手に入らないことが多いです。
ご自宅の近くに販売所がない場合は、オンラインでの購入ルートも積極的に探してみましょう。
ここでおすすめしたいのが、オンラインショッピングの便利さです。自宅にいながらにして、必要な教科書や教材を検索し、在庫状況を確認できるのは本当に助かりますよね。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、教科書と同じ出版社の参考書や問題集、副教材などが豊富に揃っています。もし教科書そのものの取り扱いがなくても、理解を深めるための良質な教材が必ず見つかりますよ。
教科書販売店(取次店)での具体的な購入の流れ
教科書販売店でスムーズに教科書を購入するためには、いくつか押さえておきたい手順があります。特に、一般の買い物とは違う点が多いので、事前に知っておくと安心ですよ。
① 必要な教科書の正確な情報を把握する
これが最も重要です。教科書販売店に行く前に、必ず以下の情報すべてをメモしておきましょう。
| 項目 | 確認事項 |
| 教科書名 | 例:新しい社会、わくわく算数など。 |
| 学年・科目 | 例:小学校6年 理科、中学校2年 英語など。 |
| 発行者名(出版社) | 例:東京書籍、啓林館、光村図書など。(同じ科目でも出版社が違うと内容が全く異なります!) |
| 使用年度 | 例:令和○年度版。表紙の裏などに記載されています。 |
| 教科書コード | 教科書の裏表紙などに記載されていることが多い6桁の番号です。これを伝えれば間違いありません。 |
特に、発行者(出版社)と使用年度が非常に重要です。同じ「数学I」でも、出版社が違えば配列や内容が大きく異なります。できる限り、学校で使っている現物を持っていくか、コード番号を控えていくことをお勧めします。
② 事前に販売店に在庫を確認する
前述したように、教科書は常に在庫があるわけではありません。特に年度の後半や、購入者が集中する時期を過ぎると、在庫がなくなってしまうことがあります。
必ず、訪問前に販売店に電話をし、①で確認した正確な情報を伝えて、在庫の有無と取り置きが可能かどうかを確認しましょう。
「在庫がない」と言われた場合は、他の販売店を紹介してもらえることもあるので、諦めずに聞いてみてください。在庫があれば、店員さんが名前と連絡先を聞いてくれ、取り置きをしてくれるはずです。
③ 販売店での購入と料金について
販売店に到着したら、レジなどで店員さんに声をかけます。事前に取り置きをお願いしている場合はその旨を伝えましょう。在庫が確認できたら、購入手続きに入ります。
教科書の価格は、通常の書籍と比べて安価に設定されていますが、公定価格が定められているため、どの販売店で購入しても価格は変わりません。割引販売は行われていません。
支払い方法は、現金のみのところもあれば、クレジットカードやQRコード決済が使えるところもありますが、念のため現金を準備しておくのが無難です。
これで無事、新しい教科書を手に入れられますね。購入後は、すぐに名前を書いて、なくさないようにしましょう!
紛失・破損などで急ぎ教科書を再購入する必要がある場合、すぐに販売店に行けないこともありますよね。オンラインで教科書そのものは買えなくても、教科書に準拠した問題集やドリルを使って、とりあえず学習を進めることは可能です。Amazonや楽天市場などで、お使いの教科書と出版社を検索してみると、非常に役立つ教材が見つかりますよ。
書店や大型店舗では教科書は売っているの?
結論から言うと、一般的な大型書店や地域の小さな本屋さんでは、学校で使われる「検定済教科書」は基本的に販売されていません。
前述の通り、教科書は「教科書供給規則」によって販売ルートが厳しく定められており、自由に販売することができないからです。しかし、「教科書」と名の付くものが全くないわけではありません。この章では、書店や大型店舗で見かける「教科書」の種類について解説します。
① 一般の書店で売っている「教科書に似た本」
大型書店や参考書コーナーに行くと、「○○教科書」といったタイトルや、「高校生のための○○」といったタイトルで、学校の教科書のような体裁の本が並んでいます。これらは「学習参考書」や「副教材」という扱いで、文部科学省の検定を受けていない、出版社が独自に作成した教材です。
【学習参考書の特徴】
- 解説が教科書よりも詳しく、分かりやすく書かれていることが多い。
- 問題演習が豊富に収録されている。
- 価格は教科書よりも高く、一般の書籍と同じように割引販売されることもある。(もちろん、Amazonや楽天市場でも購入可能です)
これらは、学校の教科書の内容をより深く理解するために非常に有用です。予習や復習をしっかりしたい方には、ぜひ活用をお勧めします。ただし、学校の授業で使う正式な教科書としては認められませんので注意してください。
② 地域の教科書販売所が書店に併設されている場合
地域によっては、大型書店の一角が、期間限定で「教科書販売所」として機能していることがあります。これは、書店自体が教育委員会などから教科書販売の委託を受けているケースです。このような場合は、その窓口でのみ、正式な教科書を購入することができます。
この場合も、書店全体のレジではなく、特設された窓口やカウンターで手続きを行うのが一般的です。もし大型書店を訪れる際は、「教科書販売のコーナーはないか」と店員さんに尋ねてみると確実です。
③ コンビニやドラッグストアなどでの取り扱い
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートといったコンビニエンスストアや、スギ薬局、ハックドラッグなどのドラッグストアでは、学校の教科書は一切販売されていません。
これらの店舗では、雑誌や一部の学習ドリル、資格試験の参考書などは置いてありますが、教科書は専門的な流通ルートを経ているため、取り扱いはありません。
もし急ぎで学習をしたい場合は、コンビニで売っている簡単な漢字ドリルや計算ドリルなどで一時的に代用しつつ、後日、正式な教科書販売店で再購入の手続きを進めましょう。
教科書そのものが見つからない場合でも、学習を止めてしまうのはもったいないですよね。そんな時は、Amazonや楽天市場でお探しの教科書の出版社名(例:東京書籍 数学)と学年を組み合わせて検索してみてください。非常に質の高い準拠教材がすぐに見つかるはずです。
古い教科書(中古品)はどこで手に入る?
「昔使っていた教科書をもう一度見たい」「絶版になった過去の教科書を研究したい」といった場合、新品の教科書販売店では手に入らないことが多いです。そんな時に頼りになるのが、中古品のルートです。
中古の教科書は、一般の古本とは少し扱いが異なり、入手できる場所が限られています。主な入手ルートを見ていきましょう。
① フリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)
最も手軽で、様々な教科書が見つかる可能性が高いのが、メルカリやラクマなどのフリマアプリです。卒業生が不要になった教科書をまとめて出品していることが多く、特に受験が終わった後の3月~5月頃は出品が増える傾向があります。
【フリマアプリ利用のメリット・デメリット】
| メリット | デメリット |
| 安価に手に入る可能性がある。 | 書き込みや汚れがあることが多い。 |
| 絶版や過去の年度の教科書が見つかることがある。 | 出品者によって商品の状態や梱包が異なる。 |
| 自宅にいながらにして購入手続きが完了する。 | 最新版の教科書は出回りにくい。 |
購入する際は、必ず商品画像で教科書の年度や出版社、書き込みの有無をしっかり確認しましょう。また、最新の教科書が必要な場合は、改訂されている可能性があるため、フリマアプリでの購入は避けた方が無難です。
② 中古の参考書・専門書を扱う古書店
一般的な古本屋では教科書はほとんど扱っていませんが、大学受験用の参考書や専門書を多く扱う古書店の中には、一部の高校の教科書や、過去の大学の教科書を扱っている場合があります。特に、都心の大学街にある古書店などを探してみると、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。
③ 大学の生協や学内の掲示板
前述しましたが、大学の生協では「教科書リサイクル」として、不要になった教科書を回収し、販売していることがあります。これは在学生限定のサービスであることが多いですが、非常に安価で手に入るチャンスです。
また、学内の掲示板やSNSで、先輩から後輩へ教科書を譲渡するコミュニティがある大学も多いです。大学の教科書を探している方は、まず学内の情報に注目してみましょう。
④ 地域の図書館や教育センター
これは「購入」とは異なりますが、「閲覧」という形で過去の教科書に触れることができる場所です。地域の教育センターや、都道府県の大きな図書館には、「教科書展示コーナー」が設けられていることがあります。
ここでは、過去数年にわたって採択された全ての教科書が保存されており、自由に閲覧することができます。研究目的や、内容を確認したいだけの場合は、図書館を利用するのも賢い方法です。
中古の教科書を探す際も、やはりAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングの検索は有効です。もし、探している教科書そのものが見つからなくても、その教科書を作成した出版社の名前で検索すれば、過去に発行された副教材や参考書が見つかることがありますよ。思わぬ教材との出会いがあるかもしれません。
電子書籍の教科書はどこで買える?メリット・デメリット
最近は、学校でもタブレット端末が導入され、電子書籍の教科書(デジタル教科書)の利用が進んでいます。重い教科書を持ち運ぶ必要がなくなり、学習方法が大きく変わってきていますね。この電子教科書は、一体どこで購入したり、利用したりできるのでしょうか?
① デジタル教科書の購入・利用の現状
まず、今のところ、小中学校の「検定済教科書」の電子版は、基本的に学校を通して導入されるのが原則です。生徒や保護者が個人で自由に電子書籍ストアから購入できる、という形にはなっていません。
多くの場合、学校が契約している特定のシステムを通じて、生徒の端末に配信されます。このため、個人で「紙の教科書を電子版に切り替えたい」と思っても、現時点では難しいことが多いです。
しかし、教科書に対応した「デジタル教材」や「副教材の電子版」であれば、一般のオンラインストアや専用のアプリから購入・利用が可能です。
② 電子教科書のメリット・デメリット
電子教科書には、紙の教科書にはない素晴らしいメリットがたくさんあります。
| メリット | デメリット |
| 重い教科書を持ち運ぶ必要がない。 | 目が疲れやすい、バッテリー切れの心配がある。 |
| 音声や動画が組み込まれており、理解が深まる。 | 書き込みやマーカーがしにくい(慣れが必要)。 |
| 拡大表示や検索機能があり、学習効率が上がる。 | 学校側で導入が必須となるため、個人で選べない。 |
| 紛失の心配がない(端末を失くすと全て失うが、データはクラウドに保存される)。 | 紙のようにページをめくる感覚がなく、場所を覚えにくい。 |
このように、電子教科書はメリットが大きい反面、慣れるまで時間がかかるというデメリットもあります。学校によっては、紙と電子の両方を併用しているところもありますね。
③ 一般の電子書籍ストアで手に入るデジタル教材
学校で使われる正式な電子教科書は手に入らなくても、教科書準拠のデジタルドリルや問題集は、AmazonのKindleストアや楽天Koboなどの電子書籍ストアで販売されています。
これらは、紙の教材と同じ内容をタブレット上で解けるようになっており、採点機能や解説動画が付いているものもあります。自宅での学習効率を上げたい場合は、このようなデジタル教材を試してみるのも良いでしょう。
もし、あなたの学校で特定の教科書の電子版が導入されていないとしても、オンラインで提供されている様々な学習サービスをチェックしてみてください。タブレット学習は、いつでもどこでも学習できるという点で、非常に強力な味方になります。最新の教育サービスについては、Google検索で「デジタル教材 小中高」などで調べてみると、たくさんの情報が見つかりますよ。
学年別!教科書を紛失・破損した場合の対処法
うっかり教科書を紛失したり、犬に噛まれたり、水に濡らしてしまったり…。誰にでも起こりうることですが、焦ってしまいますよね。でも大丈夫です。学年ごとに、最もスムーズな対処法がありますので、落ち着いて対応しましょう。
① 小学校・中学校(義務教育)の場合
小中学校の教科書は無償配布ですが、紛失や破損による再購入は有料となります。対処のステップは以下の通りです。
【小中学校:教科書再購入の手順】
- まずは担任の先生に相談:「なくしてしまった」「破れてしまった」と正直に伝えましょう。先生から再購入が必要かどうかの指示があります。
- 教科書の情報を正確に把握:「教科書販売店での具体的な購入の流れ」の章で紹介したように、教科書名、出版社、年度、コード番号などを控えます。
- 地域の教科書販売店(取次所)に連絡:電話で在庫を確認し、予約・購入します。
- 購入費用を支払う:公定価格での購入となります。
学校によっては、予備の教科書を在庫として持っている場合がありますが、これはあくまで一時的な措置で、基本的には自分で購入し直すことになります。見つかる可能性がゼロではないため、家のどこかに紛れ込んでいないか、もう一度よく探してから先生に相談するのがベストです。
② 高等学校の場合
高校の教科書は元々有償(購入が必要)です。そのため、再購入の手続きは比較的スムーズに進むことが多いです。
【高等学校:教科書再購入の手順】
- 学校の事務室または売店に相談:高校の場合は、学内の売店や事務室で教科書販売を行っていることがほとんどです。
- 購入申込書を記入:必要な教科書名や冊数を記入し、代金を支払います。
- 即日〜数日後に受け取り:在庫があればその場で購入できますが、ない場合は取り寄せとなり、数日待つことになります。
高校の教科書は、大学受験などで再び使う可能性も高いので、失くさないように大切に扱うことが大切です。もし学内で手に入らない場合は、地域の教科書販売店に問い合わせるか、Amazonや楽天市場で同じ出版社から出ている参考書で代用することも検討しましょう。
③ 破損の場合は修繕を試みる
もし破れたり、表紙が取れたりした程度の破損であれば、すぐに買い直すのではなく、修繕を試みるのも一つの手です。
- 破れたページ:透明な補修テープで丁寧に貼り合わせる。
- 取れた表紙:強力なボンドや製本テープで貼り直す。
これで十分使える状態に戻ることも多いです。あまりにもひどい破損で、文字が読めなくなってしまった場合や、ページが大量に抜けてしまった場合にのみ、再購入を検討しましょう。ただし、修繕した教科書を学校に持っていく際は、先生に一言伝えておくと安心です。
急いで新しい教科書が必要な場合、再購入の手続き中に勉強が止まってしまうのは避けたいですよね。そんな時こそ、Amazonや楽天市場で「〇〇(科目名) 〇〇(出版社名) ドリル」と検索してみてください。教科書の内容に対応した練習問題集がすぐに見つかるので、学習の遅れを防げますよ。
教科書販売店以外で「参考書・問題集」を買うならココ!
学校の教科書そのものは特別なルートでしか手に入りませんが、教科書の内容を深めるための「参考書」や「問題集」は、一般的なお店で自由に購入できます。
これらの副教材をどこで購入するかによって、得られる情報や価格が大きく変わってきますので、いくつかの購入場所を比較してみましょう。
① 圧倒的な品揃え!大型書店
参考書や問題集を買う場所として、最も王道なのは大型書店です。紀伊國屋書店やジュンク堂書店、丸善などの大規模な書店には、小中高、そして大学受験向けの参考書がフロアを占めるほど並んでいます。
【大型書店のメリット】
- 実際に手に取って、内容や解説の分かりやすさを確認できる。
- 様々な出版社の教材を比較検討しやすい。
- 最新の売れ筋ランキングや、書店員のおすすめをチェックできる。
特に、自分に合った参考書を探したい場合は、実際に中身を見て決めるのが一番です。ただし、重い参考書を何冊も持ち帰るのは大変なので、目星をつけたらオンラインで購入する、という方法も賢いですよ。
② 手軽さが魅力!オンラインショッピング(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング)
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインストアは、「家にいながら全てが完結する」という点で非常に優れています。
【オンラインショッピングのメリット】
- 店舗に在庫がなくても、すぐに見つかることが多い。
- レビューを参考にできるため、実際に使った人の評価をチェックできる。
- セールやポイント還元があり、お得に購入できる場合がある。
- 重い問題集でも自宅まで届けてくれる。
特に、購入するものが決まっている場合や、忙しくて書店に行く時間がない方には、オンラインが断然おすすめです。また、これらのサイトでは、メルカリに出品されている中古品も時々検索結果に表示されることがあるので、価格を比較しながら選べるのも嬉しいポイントです。
③ 地域密着型!文房具店や個人経営の書店
大型書店には及ばないものの、地域の文房具店や、昔ながらの書店にも、学校の進度に合わせたドリルやワークが置いてあることがあります。特に、その地域の学校でよく使われる教材を厳選して置いていることが多いです。
大型書店がない地域にお住まいの方は、まずは近くの文房具店を覗いてみるのも良いでしょう。店主の方に地域の学校事情を聞いてみることで、思わぬローカルな教材に出会える可能性もあります。
参考書や問題集は、教科書と並行して使うことで、理解度が格段に上がります。特に、解説が丁寧な参考書は、つまずいた時にすぐ助けになってくれます。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで、ぜひ自分にぴったりの一冊を見つけてみてください。
オンラインで購入できる教科書・教材サイトまとめ
「教科書そのものは買えなくても、教科書に準拠した教材やドリルをオンラインでサクッと買いたい!」というニーズはとても多いですよね。この章では、自宅から一歩も出ずに、学習教材を手に入れられる便利なサイトをいくつかご紹介します。
① Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング
まずは、やはりこの大手3社です。これらは教科書販売店ではありませんが、国内のほぼ全ての参考書、問題集、ドリル、検定対策本を扱っています。
【購入のヒント】
- 検索窓に「教科書名(例:新しい数学)+出版社名(例:東京書籍)」を入れて検索すると、準拠しているドリルやワークブックがヒットしやすいです。
- 「教育同人社」「学研」「旺文社」など、有名な教材メーカーの名前で検索すると、学年・分野ごとに整理された商品を見つけやすいです。
- レビューを参考に、「解説が分かりやすいか」「問題量が適切か」などをチェックしてから購入しましょう。
特にAmazonでは、「なか見検索」機能で一部のページを試し読みできる商品もあるので、内容を確認してから購入できるのが便利です。
② 各出版社のオンラインストア
教科書を発行している出版社(東京書籍、啓林館、光村図書など)や、大手教材メーカー(旺文社、学研など)は、それぞれ独自のオンラインストアやサービスを提供しています。
ここでは、一般の書店では取り扱いのない、出版社独自の補助教材や、先生向けの資料、デジタルコンテンツなどが販売されていることがあります。特に、特定の分野を深く掘り下げたい上級者の方や、教員を目指している方には非常に有用な情報源です。
欲しい教科書の裏表紙を見て、発行者名を確認し、その出版社の公式サイトをGoogle検索で探してみましょう。思わぬお宝教材が見つかるかもしれません。
③ 教材専門のECサイト
教育専門の業者やサイトの中には、全国の様々な教材を一括で取り扱っているECサイトも存在します。これらのサイトは、参考書だけでなく、教育玩具、実験器具、学校備品なども扱っているため、非常に専門的な商品が見つかります。
例えば、「理科の実験キット」や「社会科の資料集」など、普通の書店では見かけないような教材を探している場合は、専門サイトが便利です。「学習教材 専門 オンラインストア」などのキーワードで検索してみてください。
このように、オンラインを活用すれば、教科書そのものでなくても、学習をサポートしてくれる教材は無限に見つけることができます。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングを上手に活用して、賢く学習を進めましょう!
教科書に関するQ&A:よくある疑問を解消します
教科書に関する疑問は、多岐にわたります。ここでは、読者の方からよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめてみました。あなたの疑問もきっと解決するはずですよ!
Q1: 小学校の教科書は、親が勝手に買い換えてもいいですか?
A: 基本的にはNGです。
小中学校で使われる教科書は、国が定めた教育課程に基づいており、先生方は全員が同じ教科書を持っていることを前提に授業を進めます。もし、勝手に別の出版社の教科書を買って使ってしまうと、授業のページや内容が合わず、学習に支障をきたす可能性が非常に高いです。
もし、今の教科書が分かりにくいと感じる場合は、別の出版社の「学習参考書」を別途購入して使うことは問題ありません。あくまで学校の授業では、学校から配布された教科書を使うようにしましょう。
Q2: 引っ越しで学区が変わりました。教科書はどうなりますか?
A: 前の学校で使っていた教科書をそのまま使えることが多いです。
教科書は、原則として4年間(高校は6年間)同じものが使われます。そのため、学区が変わっても、同じ学年であれば前の学校で配布された教科書を継続して使用することができます。
ただし、引っ越し先の学校と前の学校で、採用している教科書の出版社が異なる場合があります。この場合は、不足している教科書を新しい学校の指示に従って購入し直す必要があります。転入の手続きの際に、学校の事務室や担任の先生に必ず確認しましょう。
Q3: 教科書に載っている資料集や副教材はどこで買えますか?
A: 教科書と同じ販売店か、オンラインで購入できます。
教科書とセットになっている資料集やワークブックも、基本的には教科書と同じルート(教科書販売店)で販売されています。ただし、これらは有償の場合がほとんどです。
資料集なども、紛失した場合は再購入が必要です。教科書販売店に問い合わせるか、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで「資料集名+出版社名」で検索すると見つかることが多いです。副教材は教科書本体と比べて、一般書店やオンラインでの流通量が多い傾向にあります。
Q4: 専門学校の教科書はどこで買えますか?
A: 学校内の売店または指定された書店です。
専門学校や大学の教科書は、その学校の特定の授業に必要な専門性の高い教材が多いため、学校側が一括で管理していることが多いです。
多くの場合、入学時や新学期が始まる前に、学校内の売店や生協、または学校が指定した近隣の書店で購入することになります。年度の途中での再購入が必要な場合は、まず学校の事務室や教務課に問い合わせるのが最も確実です。
教科書に関する疑問は、その教科書の種類や状況によって答えが異なりますが、一番の解決策は「学校に聞くこと」です。迷ったらまずは担任の先生や事務室に相談してみてくださいね。
予備の教科書や学習教材を安く手に入れる裏ワザ
「予備の教科書が欲しいけど、定価で買うのはちょっと…」「できるだけ安く良質な教材を手に入れたい」というのは、誰もが思うことですよね。ここでは、教科書やそれに準ずる学習教材を賢く、そして安く手に入れるための裏ワザをご紹介します!
① 卒業生や知人から譲り受ける
最も安価、というかタダで手に入る可能性があるのが、卒業生や知人から譲り受ける方法です。特に、学年の近い先輩や、同じ学校に通っている(通っていた)ご兄弟がいる場合は、使っていた教科書や参考書が残っているかもしれません。
【注意点】
- 年度が改訂されていないかを必ず確認しましょう。改訂されていると、ページ数や内容が異なり、授業についていけなくなる可能性があります。
- 書き込みやマーカーがないか、事前に確認させてもらいましょう。
SNSや地域のコミュニティサイトなどで「○○高校の教科書探しています」と投稿してみるのも、意外と効果があるかもしれませんよ。
② フリマアプリで「まとめ売り」を狙う
「古い教科書(中古品)はどこで手に入る?」の章でも触れましたが、フリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)では、「高校3年間の全教科書セット」のように、まとめ売りをしている出品者がいます。これを狙うと、一冊あたりの価格が非常に安くなることがあります。
特に、受験が終わった直後(3月〜4月)は出品が集中し、価格も下がりやすい傾向にあるので、この時期を狙って検索してみましょう。
ただし、中古品ですので、商品の状態について出品者としっかりとコミュニケーションを取り、納得してから購入するようにしてくださいね。
③ アウトレット品や型落ち教材を狙う
オンラインストアや教材メーカーのECサイトでは、古いバージョンの参考書やドリルが、大幅に値下げされたアウトレット品として販売されることがあります。もちろん、内容が最新の教科書と完全に一致しない可能性はありますが、基礎的な学習や問題演習を行う上では、十分活用できます。
「学習教材 アウトレット」などのキーワードで検索してみると、掘り出し物が見つかるかもしれません。
④ ポイントやクーポンを賢く使う(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング)
教科書そのものではなく、参考書や問題集を購入する場合は、オンラインショッピングのポイント還元やクーポンを積極的に利用しましょう。
例えば、楽天市場の「お買い物マラソン」や、Yahoo!ショッピングの「PayPay祭り」など、ポイント還元率が高くなる時期を狙って購入すれば、実質的にかなり安く教材を手に入れることができます。日用品のついでに、教材も一緒に購入するといった工夫も大切ですね。
このように、ちょっとした工夫をするだけで、学習にかかる費用を抑えることができます。賢く、お得に、必要な教材を揃えていきましょう。
【まとめ】教科書を探す時の注意点とスムーズな購入のコツ
ここまで、教科書の販売場所から、中古品、電子版、そしてお得な購入の裏ワザまで、幅広く解説してきました。
最後に、あなたが教科書を探す際に絶対に失敗しないための重要な注意点と購入のコツを、まとめておきましょう!
① 最重要!「教科書コード」と「出版社」を必ず控える
教科書を購入する際、最も間違いが起こりやすいのが「出版社違い」です。同じ「中学校 数学」でも、A社とB社の教科書では、内容の配列や解説が全く異なります。
購入したい教科書の裏表紙にある6桁の教科書コード、または「発行者名(出版社)」を必ず控えて、販売店に伝えましょう。これさえあれば、まず間違いなく、探している教科書を手に入れることができます。
② 教科書販売店は「在庫確認の電話」を必須とする
教科書販売店は、一般的な書店のように常に全種類の教科書が棚に並んでいるわけではありません。特に年度の途中では、在庫が少なくなっていることが多いです。
無駄足にならないよう、訪問前に必ず電話で在庫を確認し、できれば取り置きをお願いするのが、スムーズに購入するための鉄則です。
③ 予備・中古品購入の際は「年度改訂」に注意
予備の教科書や中古品を購入する場合、「改訂版」が発行されていないかを必ずチェックしてください。小中学校の教科書は数年ごとに改訂されており、最新版と古い版では内容が異なっている可能性があります。
学校で使う正式な教科書が目的であれば、最新の年度版(学校で使っているものと同じ年度)を選ぶようにしましょう。
④ 教科書がない間は「オンライン教材」で代用する
紛失や取り寄せで教科書が手元にない間も、勉強を止める必要はありません。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで教科書準拠のドリルや問題集を購入し、それを使って学習を継続しましょう。たった数日でも勉強が遅れるのはもったいないです。オンラインショッピングなら、翌日には手元に届くものが多いので、緊急時の対応としても非常に優秀です。
教科書は、私たちの学習の基本となる、とても大切なツールです。この記事が、あなたが無事に必要な教科書を見つけ、スムーズに学習を進めるための一助となれば幸いです。もし、何か困ったことや、さらに知りたいことがあれば、いつでもモモストアにご相談くださいね!
あなたの学習が、充実したものになりますように。

