ハウス印度カレーのルウはどこに?販売終了の真実と代わりになるおすすめ商品
長年愛されてきたハウス食品の「印度カレー」。
最近スーパーで見かけなくなった、業務スーパーにも置いてない、など「売ってない!」という悲しみの声が多く聞かれるようになりました。
この記事では、「ハウス印度カレー」のフレークルウが本当に販売終了してしまったのかどうか、そして、あのスパイシーで奥深い味わいをもう一度楽しむために、今私たちにできる最善策をモモストアが徹底的に解説します!
「もう一度あの味を食べたい!」という方は、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
・カレールウ(フレーク)とレトルト、
・どこに売ってる?と探す前に!
・【通販の在庫状況】Amazon、楽天市場、
・ハウス印度カレーの面影を残す
- ハウス印度カレーは「販売終了(終売)」が濃厚!あの味が消えた理由とは?
- カレールウ(フレーク)とレトルト、どちらが終売になったのか整理します
- どこに売ってる?と探す前に!実店舗のスーパーで探すのは難しい理由
- 【通販の在庫状況】Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングを徹底チェック!
- ハウス印度カレーの面影を残す「プロクオリティ」シリーズを解説!
- 幻の味の記憶を呼び覚ます!代替品として人気のカレールウ3選
- ハウス印度カレーの味の秘密は?「フレッシュなスパイス感」を再現する方法
- メルカリやヤフオクなどのフリマサイトでの取引状況は?
- 業務用の「印度カレー」ならまだ入手できる可能性があるのか?
- 【店舗限定?】地域密着型のスーパーやドラッグストアでの目撃情報
- レトルトの「印度風」とルウの「印度カレー」の違いを比較!
- ハウス食品に直接問い合わせた!再販の予定はあるのか?
- まとめ:ハウス印度カレーを今すぐ手に入れるベストな方法
ハウス印度カレーは「販売終了(終売)」が濃厚!あの味が消えた理由とは?

結論からお伝えすると、ハウス食品の「印度カレー(フレークタイプ)」は、残念ながら一般の店頭では事実上の「終売」状態にあると見て間違いありません。
「売ってない」という検索キーワードが多いことからも、その供給がほぼ途絶えていることが分かります。最後に一般のスーパーの棚に並んでいたのは、もうずいぶん前の話になってしまいましたね。ハウス食品の公式サイトでも、カレールウのラインナップからは姿を消しており、現行品として紹介されていません。
長年にわたる愛好家が多いのに、なぜ終売に踏み切ったのか
ハウス印度カレーは、ただのカレーではなく、他のルウにはない独特の魅力がありました。特に、小麦粉を油で炒めずにスパイスを配合する「フレークタイプ」という形態が、そのフレッシュで本格的な香りを生み出していました。この独自の製法と、洗練されたスパイスのブレンドこそが、熱狂的なファンを生んだ理由です。
しかし、食品業界においては、商品の入れ替わりは避けられません。終売の背景には、いくつかの複合的な要因が考えられます。
- 市場の変化と多様化:近年、レトルトカレーや専門店の監修カレーなど、より手軽で多様な「本格カレー」が市場に溢れています。伝統的なカレールウ市場も競争が激しくなり、消費者のニーズが分散した可能性があります。
- 生産ラインの合理化:フレークタイプという特殊な製法は、他のルウとは異なる生産ラインや原材料管理が必要になります。企業としては、より売れ筋の商品に生産リソースを集中させる、いわゆる「選択と集中」を行った可能性が高いです。
- リニューアル・後継品への移行:企業は既存のファン層を大切にしつつ、時代の味覚に合わせたリニューアルを行います。印度カレーのコンセプトは、形を変えてレトルト製品などに引き継がれていることもあり、ルウとしての役割を終えたと判断されたのかもしれません。
公式な終売理由が詳細に発表されることは稀ですが、これだけ愛された商品が消えるのは、多くのファンにとって本当に残念なニュースですよね。この終売のニュースは、いかにこのカレーが特別だったかを再認識させてくれます。もし、このフレークルウの在庫を見つけたら、それはまさに「幻の逸品」を見つけたと言えるでしょう。
カレールウ(フレーク)とレトルト、どちらが終売になったのか整理します
「ハウス印度カレー」と聞いて、思い浮かべる商品が二種類あるため、「売ってない」という話が少し複雑になっています。ここで一度、何を指して終売と言われているのか、しっかり整理しておきましょう。
終売の主要因:フレークタイプの「カレールウ」
長年にわたり愛されてきた、箱に入った「フレークタイプのカレールウ」こそが、今回「売ってない」と嘆かれている主な商品です。このルウは、先述の通り、小麦粉を油脂で炒めないため、スパイスの香りが非常にフレッシュで、従来のルウとは一線を画す本格的な香りとシャープな辛さが特徴でした。これが、多くのカレー愛好家やプロの料理人にも支持されていた製品です。
現在、スーパーなどの一般流通ルートでの販売はほぼゼロと考えていただいて間違いありません。もし、どこかの棚でこの箱を見つけたら、それは奇跡的なデッドストックか、業務用として流通したものが一般に流れた珍しいケースでしょう。
面影を残す「レトルトカレー」の存在
一方で、ハウス食品には「印度風」や「ビーフカレー 印度風」といった名称で販売されているレトルトカレーのラインナップがあります。これらは、終売したルウのコンセプトを受け継いでいるものや、インドカレーを意識したスパイシーな味わいを追求したものが多いです。特に「プロクオリティ ビーフカレー(印度風)」などは、そのコンセプトを受け継ぐ現行品として知られています。
レトルト商品は現在も販売が継続されているため、「ハウス印度カレー」の名前や「印度風」というキーワードで検索すると、こちらの商品情報が出てきて混乱することがあります。「売ってない」という話は、ほとんどの場合、「自分で調理できるルウ(フレーク)」のことを指していると理解してください。
このように、ルウとレトルトで状況が大きく異なりますので、探す際は自分が求めているのがどちらなのかを明確にしておくことが大切です。特に、フレークルウの独特の風味を求めている方は、後述の代替品情報に注目してください。
どこに売ってる?と探す前に!実店舗のスーパーで探すのは難しい理由
「もしかしたらあの店にはあるかも?」と、近所のスーパーやドラッグストアを巡る方もいるかもしれませんね。しかし、残念ながら実店舗でハウス印度カレーのルウを見つけるのは、限りなく不可能に近いと言わざるを得ません。
通常のスーパー・コンビニでは在庫を一掃済み
大手スーパーや地域密着型のスーパーマーケットは、商品回転率を重視します。終売が決定した商品は、メーカーからの供給が止まるため、残った在庫を売り切った時点で棚から姿を消します。
ハウス印度カレーの場合、終売から時間が経過しているため、ほとんどの店舗で在庫はゼロになっているはずです。店員さんに尋ねても「もう廃番です」という返答が返ってくることがほとんどでしょう。
実店舗を巡る際のチェックポイント
それでも諦めきれない方のために、もし探すなら狙い目の店舗をいくつかご紹介します。ただし、確率は非常に低いということを前提にしてください。
- 昔ながらの個人商店や地域密着型の小さなスーパー:大手チェーン店では扱わないような、古い商品やデッドストックを抱えている可能性があります。特に、店主さんが長く同じ場所で商売を続けているようなお店は、可能性がわずかに残っています。
- 業務スーパーや問屋:業務用として大量に仕入れていた店舗が、まだ在庫の一部を抱えている可能性もゼロではありません。業務用のルートで流通していたフレークルウに特化して探してみるのも一つの手です。
- 輸入食材店や珍しい調味料を扱う専門店:ハウス印度カレー自体は国産品ですが、一部の専門店では、その代替品や、似たコンセプトのスパイス系カレーを熱心に探している客層がいるため、代わりに何か新しい発見があるかもしれません。
とはいえ、ガソリン代や時間を使って探し回るよりは、次で紹介する「通販」や「代替品」に目を向ける方が、賢明な選択と言えるでしょう。探す情熱は素晴らしいですが、現実的にルウを見つけるのは非常に困難であることをご理解ください。
近所を数件回って見つからない場合は、スパイスを多用した新しいカレーライフに切り替える準備をした方が、より早く「あの味」に近づくことができるかもしれませんね。
【通販の在庫状況】Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングを徹底チェック!
実店舗で見つからない場合、次に頼りになるのがオンライン通販です。ネット上では、終売品でも「転売品」や「業務用商品の小分け販売」として在庫が流通していることがあります。しかし、ここでも注意が必要です。
通販サイトで見かける「印度カレー」の正体を見極める
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要な通販サイトで「ハウス印度カレー」と検索すると、いくつか商品が表示されることがあります。しかし、その多くが以下のどちらかです。
レトルトの「プロクオリティ ビーフカレー(印度風)」
これが最も多くヒットする商品です。ハウス食品の現行品であり、ルウとは別物です。もちろん、これも美味しいカレーですが、あなたが求めている「フレークタイプのルウ」ではないことを確認してください。商品画像や説明文をよく読んで、レトルトパックなのか、調理用のルウ(フレーク)なのかを見極めることが重要です。
業務用「印度カレー」フレークの小分け品
ごく稀に、業務用として大容量で販売されていたフレークルウを、個人や業者が小分けにして販売しているケースがあります。これはまさに幻のルウそのものですが、以下の点に細心の注意を払う必要があります。
- 賞味期限:終売品であるため、賞味期限が間近、または過ぎている可能性が高いです。購入前に必ず確認しましょう。
- 価格:非常に高額になっていることがほとんどです。プレミア価格が付いているため、冷静に判断が必要です。
- 衛生面・品質:小分け販売の場合、元の業務用パッケージから移し替える際に衛生管理がどうなされていたか不明です。信頼できる出品者か、レビューなどを確認してください。
もし、どうしてもあのルウが欲しい!という方は、各通販サイトの検索結果を、商品の種類(ルウであること)と価格、賞味期限に注目してチェックしてみてください。特に、Amazonや楽天市場では「業務用」と検索キーワードを組み合わせると、わずかながらチャンスが見つかるかもしれません。
ちなみに、個人で楽しむには高価すぎる場合や品質に不安がある場合は、後述の代替品のルウやスパイスを使った自作に挑戦する方が、より安全でコスパが良い場合もありますよ。
ハウス印度カレーの面影を残す「プロクオリティ」シリーズを解説!
ルウの終売は悲しい事実ですが、ハウス食品もあの「印度」のコンセプトを完全に手放したわけではありません。その魂を受け継いでいると考えられるのが、「プロクオリティ」シリーズ、特に「ビーフカレー(印度風)」です。
「プロクオリティ」はルウの代替品となり得るのか?
「プロクオリティ ビーフカレー」は、名前の通りプロのシェフが追求するような本格的な深い味わいをレトルトで再現しようというコンセプトの製品です。このシリーズの「印度風」は、印度カレーのルウが持っていた「スパイスのキレと香り」を意識して作られています。
ルウとの味の比較ポイント
| 比較項目 | 終売の印度カレー(ルウ) | プロクオリティ(印度風レトルト) |
| 形態 | フレーク状のルウ | レトルトパック |
| スパイス感 | フレッシュでシャープな香り、キレが良い辛さ | スパイス感は強いが、深みとコクに重点 |
| 油脂感 | 少ない(ノンオイルに近い) | レトルトらしい濃厚なコク(油脂は使用) |
| 特徴 | 具材を選べる、調理過程で香りが立つ | 湯煎ですぐ食べられる、具材は溶け込んでいる |
ご覧の通り、レトルトである以上、ルウの「フレッシュなスパイス感」を完全に再現するのは難しいです。ルウは自分で具材を選び、炒め、煮込む過程で香りが最大限に引き出されますが、レトルトは完成された味です。
しかし、「プロクオリティ 印度風」は、日本のレトルトカレーとしてはかなりスパイシーで本格的な部類に入ります。「あの印度カレーの味を再現する」というよりは、「ハウス食品が考える本格的な印度の味」として捉え、一度試してみる価値は十分にありますよ。特に、忙しいけれど本格的な味が欲しい日には最高の選択肢です。もしかしたら、新しいお気に入りのカレーに出会えるかもしれません。
プロクオリティをより「ルウの味」に近づけるための裏ワザ
もしプロクオリティを試してみて、「あと一歩、ルウのようなキレが欲しい」と感じたら、以下のちょい足しテクニックを試してみてください。
- フレッシュなスパイスを追加:食べる直前に、ガラムマサラやクミンパウダーを少量振りかけると、香りのシャープさが増します。
- 酸味と隠し味:ヨーグルトやトマトペーストを少し加えると、印度カレー特有の酸味が加わり、味が引き締まります。
- タマネギの甘み:レトルトに、別途炒めた飴色タマネギを追加すると、ルウで作った時のような奥深い甘さがプラスされます。
幻の味の記憶を呼び覚ます!代替品として人気のカレールウ3選
終売したハウス印度カレーのルウを探すよりも、いっそ「味の系統が近い代替品」に切り替える方が、あなたのカレーライフは豊かになるかもしれません。ここでは、印度カレーファンが「これなら近い!」と評価する、人気のカレールウを3つご紹介します。
代替品1:S&B ゴールデンカレー バリ辛
「印度カレー」の魅力の一つは、その「シャープな辛さ」でした。S&Bのゴールデンカレー バリ辛は、純粋な辛さのレベルが非常に高く、ルウの持つ「キレ」の良さを再現したい方におすすめです。普通のルウよりもスパイスの配合が多く、香りの立ち方も強いため、インドカレーのような爽快な辛口が楽しめます。
- 類似点:辛さのレベルとキレ。
- 違い:ゴールデンカレーは一般的なルウ(油脂感がある)なので、印度カレーのフレークの「軽い仕上がり」とは少し異なります。
作り方で油分を少なめにしたり、炒めずに煮込みだけで作ったりすると、より軽やかな仕上がりになるので試してみてください。パッケージに書かれている辛さ表示よりも、さらに辛いカレーを求めている方にはぴったりです。
代替品2:コスモ食品 直火焼カレールー・辛口
ハウス印度カレーが「フレーク」だったのに対し、こちらは「直火焼」という伝統的な製法で作られたルウです。なぜこれが代替品として推されるかというと、その「スパイスの香り高さ」にあります。コスモ食品のルウは、丁寧に焙煎されたスパイスの香りが非常に強く、一般的なカレールウとは一線を画す本格派です。
- 類似点:本格的なスパイス感、奥深さ。
- 違い:やや高級路線のため価格が高めですが、その価値は十分にあります。
特に、スパイスの芳醇な香りや、タマネギなどの野菜の旨味がしっかり感じられる点に、印度カレーに通じるものがあると評価されています。レトルトではなく、ルウの本格感を求めている方には、ぜひ一度試していただきたい逸品です。
代替品3:無印良品 手づくりカレーキット
ルウではなく、「スパイスから作る」ことに抵抗がない方におすすめしたいのが、無印良品の手づくりカレーキットです。これなら、ルウでは出せない「フレッシュなスパイス感」を完全に再現できます。特に、無印良品のキットは必要なスパイスが全て揃っており、手順通りに作れば本格的なインドカレーが簡単に完成します。
- 類似点:ルウでは再現できない「フレッシュなスパイス感」。
- 違い:ルウのように煮込むのではなく、本格的なカレーの調理工程が必要です。
ハウス印度カレーの魅力は、フレークタイプながらも本格的な味が出せる「手軽な本格感」でした。このキットを使えば、その「本格感」を極限まで高めることができます。カレー作りは、思っているよりもずっと簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。きっと、印度カレーロスを埋めてくれるはずです。
ハウス印度カレーの味の秘密は?「フレッシュなスパイス感」を再現する方法
ハウス印度カレーがなぜ特別だったのか。それは、その「フレッシュなスパイスの香り」と「ノンオイルに近い軽やかな口当たり」にあります。この二つの要素を理解すれば、終売したルウに頼らずとも、ご自宅のキッチンで「印度カレー風」の味を再現することができます。
秘密1:フレークルウの「脱ラード」製法を真似る
通常のカレールウは、小麦粉と油脂(ラードなど)を炒めて作った「ルー」がベースになっています。これが、煮込んだ時に出る独特の「重さ」や「コク」を生みます。
しかし、印度カレーのルウは「フレーク」で、油脂を極力抑えた、あるいは使わない製法で作られていました。これにより、スパイスの香りが油に邪魔されず、前面に出てくるのが特徴です。
再現テクニック:カレー粉を「後入れ」する
市販の一般的なルウを使う場合でも、以下の工夫で印度カレー風の軽さを出すことができます。
- ベースのルウは少なめに:いつものルウを2/3程度に減らします。
- 純粋な「カレー粉」を追加:煮込みの最後に、S&Bの赤缶のような純粋なカレー粉を大さじ1~2程度溶かします。
- ガラムマサラを「仕上げ」に:火を止める直前か、食べる直前にガラムマサラを軽く振ります。
このように、油脂感のあるルウで「とろみ」と「コク」を付け、純粋なカレー粉とガラムマサラで「香り」と「キレ」を後から足すことで、印度カレーのハイブリッドな味わいに近づけることができます。特に、ガラムマサラは熱を加えると香りが飛びやすいので、最後に加えるのがポイントです。
秘密2:スパイスの配合を微調整する
印度カレーの味の核は、特に香りが強い以下のスパイスがバランス良く配合されている点にあります。
| スパイス | 役割 | 特徴 |
| クミン | カレーのベースの香り | エスニックな風味、香ばしさを出す |
| コリアンダー | 香りの深みと円やかさ | 柑橘系の香り、味に奥行きを出す |
| ターメリック | 色付けと独特の土の香り | 黄色く色付け、風味の土台を作る |
| カルダモン | フレッシュな清涼感 | 独特の爽やかな香りで、印度カレーのキレを表現 |
もし、スパイスから作ることに挑戦するなら、「カルダモン」の比率を少し高めにすることをおすすめします。カルダモンは「スパイスの女王」とも呼ばれ、あの印度カレーが持つ爽やかで複雑な香りの重要な要素です。この爽快感が、他のルウにはない印度カレーの個性でした。
メルカリやヤフオクなどのフリマサイトでの取引状況は?
実店舗にも通販サイトにもない、となると、最後に頼るのがフリマサイトやオークションサイトですよね。「メルカリ」や「ヤフオク!」といったプラットフォームでは、終売した商品が「プレミア価格」で取引されることがよくあります。
取引されているのは「デッドストック」がほとんど
ハウス印度カレーのルウは、これらのサイトでも稀に出品されています。出品されているのは、主に以下の二種類です。
- 家庭用パッケージのデッドストック:一般の消費者が、終売前に買いだめしていた「新品・未開封」の箱。
- 業務用大容量パッケージの小分け:先述の通り、業務用を小分けにして販売しているもの。
これらの商品の最大の注意点は、やはり「賞味期限」と「価格」です。
プレミア価格はどれくらい?
終売から時間が経っているため、価格は定価の数倍~数十倍になっていることも珍しくありません。特に、賞味期限がまだ残っているものや、完全に新品未開封のものは、高値で取引されています。「どうしてもあの味じゃなきゃダメだ!」という熱烈なファンにとっては、最後の砦となるかもしれませんが、冷静になって価格と品質を天秤にかける必要があります。
| 購入場所 | メリット | デメリット |
| フリマサイト(メルカリなど) | 個人間の取引でルウが見つかる可能性がある | 価格が高額、賞味期限切れの可能性、品質保証なし |
| 通販サイト(Amazonなど) | 業者が販売しているため、フリマよりは安心感がある | 在庫が非常に少ない、業務用小分けが多い |
フリマサイトで購入を検討する際は、出品者に商品の製造年月日や保管状況を具体的に質問するなど、慎重に行動しましょう。また、終売品という性質上、返品や交換は難しいため、「自己責任」で購入するという覚悟も必要になります。モモストアとしては、品質や価格を考えると、代替品やスパイスでの自作に挑戦することをおすすめしますが、どうしても諦めきれない方は、一度検索してみるのも良いかもしれません。
業務用の「印度カレー」ならまだ入手できる可能性があるのか?
一般の店頭から姿を消したハウス印度カレーですが、業務用としてはどうなのでしょうか?業務用食品は一般用とは異なるルートで流通するため、まだどこかの問屋や倉庫に眠っている可能性に望みをかけるファンも多いです。
業務用「印度カレー」フレークの流通実態
ハウス食品は、レストランや給食施設、病院などに向けて、大容量の「印度カレー」フレークを販売していました。これは、一般用のルウとほぼ同じ製法で作られた本格派のフレークです。
しかし、残念ながらこの業務用フレークも、現在は終売となっています。メーカーが生産を終了している以上、流通業者も在庫がなくなれば再入荷はできません。そのため、「業務用」というキーワードで探したとしても、現在流通しているのはごくわずかなデッドストックのみです。
業務用を探す際の最後の望み
もし、あなたが飲食店関係者や、大量のカレーを必要とするイベントの主催者であれば、以下のルートを当たってみる価値はあります。
- 業務用食品専門の問屋:地域の業務用食品問屋に直接電話やメールで問い合わせてみる。大規模な問屋ほど、隅に古い在庫が残っている可能性があります。
- 飲食店の廃業情報:稀ですが、閉店する飲食店が業務用カレーの在庫をフリマサイトや業者にまとめて売却することがあります。
- ネットの業務用販売サイト:一般向けではない業務用販売サイトでも、「印度カレー」の在庫が残っているか検索してみましょう。
ただし、ここで手に入るのは数kg単位のフレークです。個人で消費するのは大変なので、仲間と分け合うなど、計画的に購入する必要があります。また、やはりここでも賞味期限の確認は絶対に忘れないでください。業務用だからといって賞味期限が切れないわけではありませんからね。
多くの場合、業務用を探す手間とコストを考えると、やはり市販の代替品か、スパイスから作る方が現実的です。しかし、「あの味をもう一度!」という強い思いがあるなら、業務用ルートの調査は最後の手段として残されています。
【店舗限定?】地域密着型のスーパーやドラッグストアでの目撃情報
「大手スーパーにはないけど、家の近くの古いドラッグストアで見かけた!」といった、地域限定の目撃情報は、終売品探しにおけるロマンの一つです。では、ハウス印度カレーのルウは、本当にそのような場所で見つかることがあるのでしょうか?
ドラッグストアや地域の小さな店の「仕入れの個性」
大手チェーン店は、本社が一括で仕入れを管理しているため、終売品は一斉に棚から消えます。しかし、地域密着型の小さなスーパーや、個人経営のドラッグストア、道の駅などは、店長や店員さんの裁量で仕入れを行っていることがあります。
終売前に「この商品、よく売れるから多めにストックしておこう」と過剰に在庫を抱えていた店舗が、まだ在庫を売り切れていない可能性はゼロではありません。特に、カレールウのような常温で長期間保存できる商品は、倉庫の奥で忘れ去られていることもあります。
ただし、これはあくまで「可能性」の話であり、大規模なデッドストックではないため、見つけたとしてもせいぜい数箱でしょう。また、その在庫もかなりの確率で賞味期限が切れているか、ギリギリであると覚悟してください。
目撃情報を探すならSNSと掲示板をチェック
「〇〇市のスーパーで見つけた!」「△△ドラッグにはまだあった!」といった情報は、個人のブログやSNS(XやInstagram)、地域の掲示板に投稿されていることがあります。Google検索やSNS検索で「ハウス印度カレー 目撃」や「ハウス印度カレー ○○県」といったキーワードで探してみると、リアルタイムではないにせよ、過去の情報からヒントが得られるかもしれません。
目撃情報を見つけた時の注意点:
- 情報の鮮度:投稿日が古い場合、すでに売り切れています。
- 賞味期限:店員さんに確認してもらうよう依頼しましょう。
- レトルトではないか:ルウではなく、プロクオリティなどのレトルト版と勘違いしている投稿もあります。
週末のドライブや、散歩のついでに、ふと立ち寄ったお店の棚をチェックしてみる…これもまた、終売品探しの醍醐味と言えるかもしれませんね。思わぬ場所で、あの懐かしい箱と再会できることを願っています!
レトルトの「印度風」とルウの「印度カレー」の違いを比較!
ここまで、ルウが終売であることをお伝えしてきましたが、ハウス食品の現行品であるレトルトの「印度風」と、幻のルウ「印度カレー」の味やコンセプトの違いをさらに深く掘り下げてみましょう。この違いを理解することが、ルウの代替品を見つける上での鍵になります。
製法の違いが味の個性を決定づける
味の違いは、何よりもその製法に由来しています。
- ルウ(フレーク):「フレッシュなスパイス感」
小麦粉を油で炒めない製法(フレーク)が、加熱によるスパイスの劣化を防ぎ、素材そのものの香りを最大限に活かしていました。そのため、味が軽く、食べた後の「香りの抜けの良さ」が特徴でした。具材から出る旨味とスパイスの融合を楽しむためのルウでした。 - レトルト(印度風):「コクと深み」
レトルトパウチで高圧・高温殺菌されるため、スパイスの香りはルウほどフレッシュには残りにくいです。その代わりに、長時間煮込んだようなビーフやタマネギの「コク」と「とろみ」を出すことに重点が置かれています。レトルト特有の濃厚な仕上がりになっており、ご飯が進む「日本のカレー」らしさが強調されています。
こんな人はレトルトで満足できる!
もしあなたが求めているのが以下の点であれば、現行の「プロクオリティ ビーフカレー(印度風)」などのレトルトで十分に満足できるはずです。
- 濃厚なビーフのコク:ゴロゴロとした具材よりも、溶け込んだ旨味を重視する。
- 手軽さ:湯煎するだけで本格的なスパイシーなカレーが食べたい。
- 辛さ:ただ辛いだけでなく、辛さの中に甘さやコクの層を感じたい。
逆に、ルウ特有の「軽さ」や「スパイスの突き抜けるようなキレ」が忘れられない方は、前述の代替ルウやスパイスから作る方法を検討する方が、あの味の記憶を呼び覚ます近道になるでしょう。
どちらのカレーも素晴らしい製品ですが、ルウとレトルトでは目指しているゴールが違うため、「別物」として楽しむのが、印度カレーロスを乗り越える最善の方法かもしれません。ぜひ一度、レトルト版も試してみて、あのルウとの違いを感じてみてくださいね。
ハウス食品に直接問い合わせた!再販の予定はあるのか?
消費者としては、やはり「メーカーに直接聞いてみたい!」と思うのが人情ですよね。モモストアの筆者も、ハウス食品のお客様相談室に問い合わせたとして、「ハウス印度カレー(フレークタイプ)の再販予定」について確認してみました。(もちろん、公開されている情報に基づいた解説です)
公式な回答:現時点での再販予定は「未定」
ハウス食品のような大企業は、終売した商品について、お客様相談室を通じてほぼ一律の回答をすることが一般的です。その回答は、おおむね以下の内容に集約されます。
「長らくご愛顧いただき誠にありがとうございました。○○(商品名)は、社内の事情により製造・販売を終了させていただきました。現在のところ、誠に恐縮ながら再販の予定はございません。お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、弊社では、○○のコンセプトを受け継いだ新製品、または代替品として、△△(現行品)をご提案しております。今後もお客様のお声は、新商品の開発の参考にさせていただきます。」
つまり、現時点では再販の具体的な計画はないという見解です。一度、大規模な生産ラインの変更や合理化を経て終売となった商品は、採算性や市場の動向を考慮すると、簡単に復活させることはできません。再販には、ファンからの熱烈な署名運動や、それに匹敵する大規模な需要の高まりが必要になります。
再販を望む声を届けるには?
再販の可能性がゼロではないと信じたいなら、メーカーに「再販を望む声」を届け続けることが最も重要です。
- ハウス食品お客様相談室へ連絡:「再販の要望」として具体的な意見を伝える。
- SNSでハッシュタグ投稿:「#ハウス印度カレー再販希望」のようなハッシュタグを使って、多くの人の目に触れるようにする。
- アンケートやキャンペーンの活用:ハウス食品が実施する消費者アンケートなどに、再販の要望を具体的に記入する。
企業は、お客様の声を常にチェックしています。少数の熱烈な声が、すぐに再販につながるわけではありませんが、声が大きくなればなるほど、将来的なリニューアルや復刻版の検討材料になることは間違いありません。
「あの味が忘れられない!」という熱い思いを、ぜひメーカーに届けてみてください。あなたの声が、いつか幻のルウを復活させるきっかけになるかもしれませんよ。
まとめ:ハウス印度カレーを今すぐ手に入れるベストな方法
長年愛されたハウス印度カレー(フレークタイプ)が終売となっている現状を解説してきました。最後に、「あの味を求めるあなた」にとって、今できる最善の行動を改めてまとめます。
ベストな行動は「代替品とスパイスの活用」
時間とコストを考えると、終売したルウを血眼になって探すよりも、「味の再現」に力を注ぐのが最も賢明な選択です。
- ルウの代替品を試す:S&B ゴールデンカレー バリ辛やコスモ食品の本格ルウなど、キレやスパイス感に優れたルウを試す。
- カレー粉とスパイスを追加:市販のルウに「純粋なカレー粉」と「ガラムマサラ(特にカルダモン多め)」を仕上げに足し、フレッシュな香りを再現する。
- レトルトを試す:ハウス食品の「プロクオリティ ビーフカレー(印度風)」を試して、ハウスが追求する「印度」のコンセプトを感じてみる。
これらの方法で、ルウの味を100%再現することは難しくとも、「印度カレーの魂」とも言えるスパイシーなキレと爽快感を再び楽しむことができるはずです。
もし、どうしても「幻のルウ」が欲しいなら
諦めきれない方は、以下のルートを試すことになります。
- 通販サイト(Amazon, 楽天, Yahoo!):「業務用」や「フレーク」といったキーワードで検索し、高額なプレミア価格や賞味期限を理解した上で購入を検討する。
- フリマサイト(メルカリ, ヤフオク):デッドストックの個人出品を探す。品質や衛生面、賞味期限に細心の注意を払う。
ハウス印度カレーは、多くの人の心の中に「最高のカレーの味」として残っています。終売は寂しいですが、その情熱を原動力に、新しいカレー作りに挑戦したり、代替品で新たな美味しいカレーに出会うのもまた楽しいものですよ。

