排卵検査薬がドラッグストアで売ってない！？買えない真の理由と確実な購入方法

「よし、今日こそ排卵検査薬を買おう！」とドラッグストアに行ったのに、
あれ？どこにも見当たらない…棚を隅々まで探したのに、
妊娠検査薬はあるのになぜか排卵検査薬だけが見つからない、そんな経験はありませんか？

実はこれ、あなただけじゃなく、多くの妊活中の女性が抱える
「あるある」なお悩みなんです。排卵検査薬がドラッグストアで
買えないのには、法律に基づいた明確な理由があるんですよ。
この記事では、その理由をモモストアが分かりやすく解説し、
確実に、そしてストレスなく排卵検査薬を手に入れるための秘策をご紹介します！

「排卵検査薬がドラッグストアにない」と感じる理由は？

妊娠を希望する女性にとって、排卵日を正確に把握することは妊活の第一歩ですよね。
そのため、多くの人が「よし、ドラッグストアで手軽に買ってこよう！」と考えるはずです。

しかし、いざドラッグストアの売り場に行ってみると…
風邪薬やサプリメント、そして妊娠検査薬はたくさん並んでいるのに、
なぜか排卵検査薬だけが見慣れた棚にないという状況に遭遇します。

妊娠検査薬はあっても排卵検査薬がない売り場の謎

これは本当に不思議ですよね。同じ「検査薬」なのに、妊娠検査薬は一般の棚に堂々と並んでいるのに、排卵検査薬はどこにも見当たりません。
この疑問は、多くの人が最初にぶつかる壁です。

じつは、この二つの検査薬は、法律上の「医薬品の分類」が異なります。

検査薬の種類	医薬品の分類	販売場所
妊娠検査薬	第2類医薬品・体外診断用医薬品	一般の棚（薬剤師・登録販売者不在でも購入可）
排卵検査薬	第1類医薬品	薬剤師がいる場所（対面販売が原則）

この分類の違いが、売り場での見え方の大きな違いを生んでいるんです。妊娠検査薬は、比較的簡単に手に入れられる分類になったため、普通の棚に置くことが許されています。
しかし、排卵検査薬は取り扱いに注意が必要な「第1類医薬品」に分類されているため、
自由に陳列することが許されていません。だから、あなたが探しても見つからないことが多いんですね。

多くの人が最初に探す場所と実際の陳列場所

大半の人は、風邪薬や生理用品の近く、あるいは妊娠検査薬と同じ棚を探すでしょう。
しかし、排卵検査薬の実際の陳列場所は、レジカウンターの裏や、鍵のかかった棚の中であることがほとんどです。

これは、お客様が勝手に手に取れないようにするため、そして購入する際に
必ず薬剤師からの説明を受ける必要があるというルールがあるためです。
つまり、「ない」のではなく「隠されている」状態に近いわけですね。
購入には、薬剤師さんに声をかけて、奥から出してもらうというひと手間が必要になることを覚えておきましょう。

このような手間や、そもそも薬剤師さんが不在の時間帯があることが、「ドラッグストアに売ってない」と感じる原因になっているのですね。

ドラッグストアで「売ってない」のは「第1類医薬品」という規制の壁があるから

排卵検査薬が「第1類医薬品」に分類されている、これが最も重要なポイントです。
この分類は、その医薬品が持つリスクの高さに応じて国が定めているもので、
取り扱いが最も厳しく規制されているグループになります。

第1類医薬品の定義と購入時の絶対ルール

第1類医薬品とは、「副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうち、その使用に関し特に注意が必要なもの」と定義されています。

排卵検査薬自体が直接的に健康被害を引き起こすわけではありませんが、
検査結果の誤解や、検査薬に頼りすぎることで、本当に必要な医療機関の受診が遅れてしまうリスクなどがあるため、この分類になっています。

この第1類医薬品を購入する際には、絶対的なルールがあります。

• 薬剤師による情報提供と指導が必須
• 薬剤師が常駐している時間帯のみ販売可能
• 陳列は消費者が直接手に取れない場所のみ

この「薬剤師が常駐している」という条件が、ドラッグストアで排卵検査薬が買えない最大の理由です。

薬剤師不在の「営業時間外」がネックになる

一般的なドラッグストアは、朝早くから夜遅くまで営業していますよね。
しかし、薬剤師さんは必ずしも全営業時間で常駐しているわけではありません。
特に、夜間や早朝、お昼休みなどで薬剤師さんが休憩に入っている時間帯は、
お店は開いていても、排卵検査薬の販売は法律上できなくなってしまうのです。

例えば、仕事帰りの夜9時にドラッグストアに立ち寄っても、
「本日は薬剤師が不在のため、第1類医薬品の販売はできません」
という張り紙を目にすることがあります。これが「売ってない」状況の正体です。

あなたがお店に行ったタイミングが、たまたま薬剤師さんがいない時間帯だった、
ということが非常に多いんですね。
この問題の解決策は、「薬剤師さんがいついるかを知ること」か、
「薬剤師さんの存在が関係ない場所で買うこと」の二択になります。

医薬品の分類についてもっと詳しく知りたい方は、厚生労働省の情報を確認してみるのも良いでしょう。（第1類医薬品の定義をGoogle検索で調べる）

【必見】排卵検査薬を確実に購入できる場所の選び方と時間帯

「第1類医薬品」という壁がある以上、闇雲にドラッグストアを探し回るのは時間の無駄になってしまいます。
では、どうすれば確実に排卵検査薬を手に入れられるのでしょうか？
鍵は、「薬剤師が常駐する時間帯」と「薬剤師が必ずいる店舗」を知ることです。

調剤薬局併設型ドラッグストアを狙うべし

最も確実に排卵検査薬を購入できる可能性が高いのは、
「調剤薬局が併設されているドラッグストア」です。

調剤薬局は、処方箋に基づいた医薬品を取り扱うため、営業時間は必ず薬剤師が常駐しています。
そのため、調剤薬局の受付時間内であれば、排卵検査薬のような第1類医薬品も販売できる体制が整っていることが多いです。

ただし、注意点として、調剤薬局の営業時間はドラッグストア本体の営業時間よりも短いことがほとんどです。
「24時間営業のドラッグストアだけど、調剤薬局は夜7時に閉まる」というパターンが多いので、
調剤薬局の営業時間を確認してから行くようにしましょう。

確実に買える時間帯は「平日の午前中～夕方」

薬剤師が複数名体制で、最も手厚く配置されているのは、
「平日の午前10時～午後5時頃まで」です。
この時間帯であれば、ほとんどの店舗で薬剤師さんが常駐しており、
スムーズに排卵検査薬を購入できる可能性が非常に高いです。

逆に、土日祝日や、平日の夜間（午後8時以降）は、
人件費削減やシフトの関係で薬剤師さんが一人体制、あるいは不在になりがちです。
急ぎで欲しい場合でも、この時間帯を避けるのが賢明と言えます。

購入の確実性が高い時間	購入の確実性が低い時間
平日 10:00～17:00	土日祝日終日
調剤薬局の営業時間内	平日 8:00以前、19:00以降

お店に行く前の「電話確認」は鉄則！

最も確実で時間と労力の無駄がない方法は、
お店に行く前に「電話で確認」することです。

電話で確認すべきは、以下の2点です。

• 「排卵検査薬（ドゥーテストなど）の在庫はありますか？」
• 「第1類医薬品の販売が可能な薬剤師さんは、今から○時まで常駐していますか？」

特に、「在庫」と「薬剤師の常駐時間」を両方確認することが大切です。
在庫があっても薬剤師がいなければ買えませんし、薬剤師がいても在庫がなければ買えません。
たった数分の電話で、無駄足になるのを防げますよ。
主要ドラッグストアの営業時間と薬剤師の配置状況を調べるのも良いでしょう。（主要ドラッグストアの営業時間をGoogle検索でチェック）

主要ドラッグストアチェーン別！排卵検査薬の販売状況と在庫情報

日本には多くのドラッグストアチェーンがありますが、実は排卵検査薬の取り扱い状況や陳列方法は、チェーンによって微妙に異なります。
モモストアが独自に（？）調査した、主要チェーンの特徴と傾向をまとめてみました。

マツモトキヨシ（マツキヨ）の販売傾向

マツキヨは、都市部から郊外まで幅広く店舗を展開しており、
品揃えも豊富なイメージですが、排卵検査薬については都市部の大型店舗や調剤併設店での取り扱いが多い傾向にあります。

小型店舗や駅前の店舗では、そもそも第1類医薬品の取り扱いがない、
もしくは在庫数が少ないことがしばしばあります。

マツキヨで購入する場合のポイントは、
「調剤薬局併設の看板があるか」をまず確認することです。
もし見当たらなければ、電話で薬剤師さんの在籍時間を確認するのがベターでしょう。

ウエルシア薬局は調剤併設率が高く狙い目

ウエルシア薬局は、調剤薬局の併設率が非常に高く、
24時間営業の店舗も多いため、排卵検査薬を探す際の有力候補になります。

ただし、24時間営業でも第1類医薬品の販売は薬剤師さんの常駐時間に限定されます。
ウエルシアの場合、調剤薬局の営業時間が終わった後でも、
本体のドラッグストアの営業時間内に薬剤師さんがいれば販売可能ですので、
事前に電話で確認するのがおすすめです。

また、ウエルシアでは比較的広いスペースを取って妊活関連商品を陳列している店舗もあり、
在庫も安定している傾向があるようです。

ココカラファイン・スギ薬局・その他地方チェーンの場合

その他の主要チェーンについても基本的なルールは変わりません。

• ココカラファイン：都市部に強く、調剤併設店が多い。こちらも薬剤師の常駐時間を確認すれば確実性は高い。
• スギ薬局：郊外型の店舗が多く、駐車場も完備している。他のドラッグストアに比べて、薬のカウンセリングに力を入れている店舗も多いため、薬剤師が常にいる可能性が高い。
• 地方の小規模チェーン：第1類医薬品の取り扱い自体がない場合も多いため、事前に電話で問い合わせるのが必須。

結局のところ、どのチェーンであっても「薬剤師さんがいるかどうか」が全てです。
特に急いでいる場合は、「家から一番近い調剤薬局併設の大型店」に電話をかけるのが最も早い解決策と言えるでしょう。

薬剤師さんに会わずに済む！ネット通販が妊活女性に選ばれる理由

「排卵検査薬がドラッグストアに売ってない」問題の究極の解決策、それがネット通販の利用です。

近年、ネット通販が妊活中の女性に圧倒的に支持されるのには、
単に「どこでも買える」という利便性だけではない、深い理由があります。

ネット通販なら24時間365日いつでも購入可能

ドラッグストアの最大の壁は、先述の通り「薬剤師の常駐時間」でした。
しかし、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの
指定されたネット通販サイトでは、その時間制限が一切ありません。

夜中に急に「明日から検査を始めたい！」と思っても、スマートフォンからすぐに注文できます。
これは、忙しい現代の女性にとって、計り知れないメリットですよね。
仕事で帰宅が遅くなる人や、子どもが小さくて日中の買い物に出にくい人にとって、
ネット通販はまさに救世主と言えるでしょう。

プライバシーが守られる「こっそり購入」の安心感

多くの方がネット通販を選ぶ最大の理由の一つが、
「対面での購入の気まずさ」を避けられるという点です。

排卵検査薬は、デリケートな妊活に関する商品です。レジで薬剤師さんに声をかけ、
個室やカウンターで説明を受けたり、後ろに並んでいる人の視線を感じたりするのは、
少なからず心理的な負担になります。

ネット通販であれば、誰にも知られることなく、
自宅に中身が分からないように梱包された状態で届きます。
この「こっそり購入できる」という安心感が、妊活中の女性の心を軽くしてくれるのです。

取り扱い種類の豊富さで比較検討しやすい

ドラッグストアで取り扱っている排卵検査薬は、通常、
「ドゥーテスト」や「チェックワン」など、数種類に限られます。
しかし、ネット通販であれば、市販されているほとんどのメーカーの商品を
一度に比較検討することができます。

後述しますが、排卵検査薬は「感度」や「測定回数」によって、
自分に合うものが異なります。ネットのレビューや比較記事を読みながら、
じっくりと自分の妊活スタイルに合った商品を選べるのは、大きなメリットです。

もちろん、ネット通販でも第1類医薬品であることに変わりはないので、
購入時には「薬剤師からの情報提供」の確認事項にチェックを入れるなどの手続きが必要です。
しかし、これはWeb上で完結するため、対面販売のような手間や気まずさはありません。

排卵検査薬の主要メーカーと市販品ラインナップを徹底比較

いざ排卵検査薬を購入するとなると、どのメーカーのどれを選べばいいか迷いますよね。
ここでは、ドラッグストアやネット通販で手に入る主要な3つのメーカーと、
その代表的な製品の特徴を分かりやすく比較します。

ロート製薬：ドゥーテストLHⅡ

ロート製薬の「ドゥーテストLHⅡ」は、最もメジャーで、ドラッグストアでも見かける機会が多い商品です。

• 特徴：判定窓が見やすく、シンプルで分かりやすいのが強み。ラインの濃さで陽性・陰性を判断します。
• セット内容：通常7回分や12回分セットがあります。
• メリット：ドラッグストアの在庫も比較的豊富で、緊急時にも手に入れやすい。信頼性が高い。

アラクス：チェックワンLH・Ⅱ

アラクスから販売されている「チェックワンLH・Ⅱ」も、ドゥーテストと並ぶ人気商品です。

• 特徴：これもシンプルなスティックタイプで、判定ラインと基準ラインの濃さを比較します。
• セット内容：5回分や10回分などがあり、初めて試す人にも選びやすい。
• メリット：他の製品に比べて、判定ラインが薄い場合でも判断しやすいという声もあります。

ミズホメディー：P-チェック・LH相談薬

「P-チェック・LH」は、上記の2つに比べると見かける頻度は少ないかもしれませんが、
長く使われている信頼性の高い製品です。

• 特徴：感度や測定原理は他の製品とほぼ同じ。パッケージが異なる複数のタイプが存在します。
• セット内容：7回分など。
• メリット：特定の薬局や調剤薬局で取り扱いがあることが多く、薬剤師の先生に相談しやすい環境で購入できることが多い。

メーカー	製品名	主な特徴	判定方法
ロート製薬	ドゥーテストLHⅡ	最もスタンダード。判定窓が見やすい	ラインの濃さ比較
アラクス	チェックワンLH・Ⅱ	比較的早い段階で検出可能とされる	ラインの濃さ比較
ミズホメディー	P-チェック・LH	相談薬として薬局での取り扱いが多い	ラインの濃さ比較

デジタル表示タイプとラインタイプどっちがいい？

市販品の中には、ラインではなくデジタル表示で「陽性」や「スマイルマーク」が出るタイプも存在します。

• ラインタイプ：安価でコスパが良いが、ラインの濃さの判断に慣れが必要。
• デジタルタイプ：価格は高いが、判定ミスが少なく、誰でも直感的に理解できる。特に、判定に自信がない方や、初めて排卵検査薬を使う方におすすめです。

もし迷ったら、最初はデジタルタイプで確実な判定に慣れてから、
慣れてきたらラインタイプに移行するという方法もおすすめです。

失敗しない排卵検査薬の選び方！感度（mIU/mL）と使用回数の重要性

排卵検査薬を選ぶとき、パッケージの値段だけで決めていませんか？
実は、自分に合った商品を選ぶには、「感度」と「測定回数」という二つの重要な要素を知っておく必要があります。

排卵検査薬のキモ！「感度（mIU/mL）」とは？

排卵検査薬は、尿中の黄体形成ホルモン（LHサージ）を検出することで排卵日を予測します。
このLHホルモンの「どれだけ薄い濃度から検出できるか」を示すのが「感度（mIU/mL）」です。

感度の数値	意味	メリット	市販品の傾向
低い（例：20mIU/mL）	高感度。わずかなLHの上昇でも陽性反応が出る	LHサージの始まりを早めにキャッチできる	市販の多くの製品がこの感度
高い（例：40mIU/mL）	低感度。LH濃度が高くならないと陽性が出ない	検出精度は高いが、LHサージを見逃しやすい	ほぼ市販されていない

市販されている排卵検査薬は、ほとんどが感度20〜30mIU/mL程度です。
自分のLHの分泌パターンに合ったものを選ぶのが理想ですが、
まずは20mIU/mL程度の一般的な市販品から試してみるのが良いでしょう。

「測定回数」はケチらずに少し多めを選ぶのが正解

排卵検査薬のセットは、5回分、7回分、12回分などがあります。
この測定回数を選ぶ際、「もったいないから」と少ない回数を選ぶのは実は失敗のもとです。

LHサージは個人差があり、予測した日からズレることもあります。
また、サージの持続時間が短い人だと、
1日1回の検査ではサージのピークを見逃してしまう可能性があります。

特に最初の数周期は、自分の周期を把握するために、
予測日近くになったら1日2回（朝と夕方）検査をすることをおすすめします。
そのため、測定回数はケチらず、少し多めのセット（12回分など）を選ぶ方が、
精神的な焦りもなく、安心して妊活を進められますよ。

排卵検査薬はどこで売ってる？メルカリやフリマアプリでの購入はどうか

「排卵検査薬は高いから、メルカリやラクマなどのフリマアプリで安く買えないかな？」
と考える人もいるかもしれません。

確かに、未使用品が出品されていることもありますが、
排卵検査薬は「第1類医薬品」であり、その販売には薬剤師による情報提供が必須です。
個人間のフリマアプリでの売買は、この法律を無視した行為になります。

また、使用期限や保管状態（温度・湿度）が保証されないため、
正確な判定ができず、結果的に妊活の妨げになってしまう可能性があります。
デリケートな医薬品は、必ず正規の販売ルート（薬局・薬店・指定のネット通販）で購入しましょう。

排卵検査薬を正しく使うための基本！検査を始めるべきタイミング

排卵検査薬を買ったら、すぐにでも使いたい気持ちは分かりますが、
検査を始める「タイミング」を間違えると、貴重な検査薬を無駄にしてしまうことになります。

自分の月経周期を把握することから始めよう

排卵検査薬を使う前に、まず自分の「月経周期（生理周期）」を把握しましょう。

排卵日は、一般的に「次の生理予定日の14日前」と言われています。
例えば、周期が28日の人であれば、生理開始日から数えて14日目が排卵日予測日になります。

排卵検査薬を使い始めるのは、この予測日の約3～4日前からが良いとされています。

生理周期	予測される排卵日	検査開始日の目安（生理開始日を1日目として）
28日周期	14日目	11日目から
30日周期	16日目	13日目から
35日周期	21日目	18日目から

周期が安定していない人は、最も短い周期に合わせて検査をスタートさせると、見逃しを防げます。

最も正確な判定ができる「検査時間帯」の秘密

排卵検査薬は、いつ検査しても良いというわけではありません。
尿中のLHホルモンの濃度は、1日の中で変動します。

LHサージは、一般的に早朝〜午前中にかけて上昇が始まり、夕方〜夜にかけてピークを迎えると言われています。
そのため、最も正確にLHサージを検出できる時間帯は、
「午前10時〜午後8時頃まで」の間です。

• 朝一の尿（一番尿）は避ける：朝一の尿は、LH濃度がまだ低い場合や、濃縮されすぎていて正しい判定ができない場合があります。
• 毎日ほぼ同じ時間に検査する：サージの上昇を正確に捉えるために、検査する時間は毎日一定にしましょう。
• 水分摂取に注意：検査前の2時間程度は、できるだけ水分を摂りすぎないようにしましょう。尿が薄まると、LHサージが起きているのに陰性と出てしまう可能性があります。

特にLHサージが始まってからは、朝と夕方の1日2回検査をすることで、
サージのピークを見逃す可能性を大幅に減らすことができますよ。
排卵検査薬の正しい使い方については、必ず購入時に同梱されている説明書、またはメーカーの公式サイトを確認してください。（排卵検査薬の正しい使い方をGoogle検索で確認）

妊娠検査薬とどう違う？混同しがちな二つの検査薬の役割

排卵検査薬と妊娠検査薬は、見た目が似ているものも多く、
どちらも「尿をかけて判定する」という点で共通していますが、
検査しているホルモンと役割は全く異なります。

検査しているホルモンが決定的に違う！

検査薬の種類	検出しているホルモン	ホルモンの役割
排卵検査薬	黄体形成ホルモン（LH）	排卵を促す指令を出すホルモン
妊娠検査薬	ヒト絨毛性ゴナドトロピン（hCG）	受精卵が着床し、妊娠を維持するために出るホルモン

排卵検査薬は、「これから排卵が起こるぞ！」というピーク（LHサージ）を予測するためのものです。
一方、妊娠検査薬は、「もう赤ちゃんがいるかも！」という着床後のサイン（hCG）を検出するためのものです。

つまり、排卵検査薬は「未来の予測」のため、妊娠検査薬は「現在の確認」のために使われます。

排卵検査薬を妊娠検査として使うのはNG！

インターネット上には、「排卵検査薬で妊娠検査ができる」という情報が出回ることがあります。
確かに、排卵検査薬がhCGホルモンに反応してしまう性質があるため、
妊娠初期に排卵検査薬を使っても、陽性のような反応が出ることはあります。

しかし、これは「交差反応」という現象であり、決して正確な妊娠検査ではありません。
排卵検査薬はhCGの検出を目的としていないため、感度が不十分であったり、
誤った判定結果を出してしまうリスクがあります。

妊娠しているかどうかを正確に知りたい場合は、必ず「妊娠検査薬」を使ってください。
間違った使い方をすると、一喜一憂することになり、精神的な負担が増してしまいますよ。

排卵日予測と妊娠判定、それぞれのベストなタイミング

排卵検査薬と妊娠検査薬を正しく使うためのタイミングは以下の通りです。

• 排卵検査薬：生理周期の長さから排卵日を予測し、その約3～4日前から使用開始。LHサージがピークになったら、今後約40時間以内に排卵が起こると予測されます。
• 妊娠検査薬：生理予定日の1週間後から使用するのが一般的（正確な判定のため）。フライング検査も可能ですが、正確性には欠けます。

この二つの検査薬を正しく理解し、使い分けることが、
ストレスの少ない効率的な妊活につながります。

コストを抑えるならこれ！排卵検査薬の賢い買い方とコスパ比較

排卵検査薬は、妊娠が成立するまで毎月使うことになるため、
長期的に見るとコストがバカにならないと感じる方も多いはずです。 ここでは、賢くコスパを追求するための買い方と、価格の目安をご紹介します。

大容量パックと複数メーカーの使い分け術

ドラッグストアやネット通販では、7回分、12回分など、様々なセットが売られています。
結論から言うと、「1回あたりの価格」で考えると大容量パックが断然お得です。

最初の数周期で自分のLHサージのパターンを把握できたら、
以下の使い分けを検討してみましょう。

• 周期前半の「あたりをつける」期間：比較的安価なラインタイプの検査薬を使用。
• 排卵日直前の「ピークを狙う」期間：少し高価でも判定精度の高いデジタルタイプや、確実に陽性が出たメーカーの検査薬に切り替える。

複数のメーカーのものを試して、自分の体質に合う（ラインがはっきり出る）メーカーを見つけたら、
そのメーカーの大容量パックをネット通販でまとめ買いするのが、最も経済的な方法です。

排卵検査薬の価格帯と1回あたりの目安

市販されている排卵検査薬の価格帯は、一般的に以下のようになります。

種類	セット内容	平均価格帯（目安）	1回あたりの価格（目安）
ラインタイプ（標準）	12回分	3,000円～4,000円	約250円～330円
ラインタイプ（少量）	5回分	1,500円～2,000円	約300円～400円
デジタルタイプ	7回分程度	4,000円～6,000円	約570円～850円

この表からもわかるように、デジタルタイプはラインタイプの約2倍のコストがかかります。
しかし、判定ミスによる精神的・時間的な損失を考えれば、
初期の段階でデジタルタイプを選ぶ価値は十分にあると言えるでしょう。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの価格競争を利用する

先述の通り、ネット通販は取り扱いが多く、価格競争も激しいです。
以下のネット通販サイトを定期的にチェックし、ポイントアップのキャンペーンやセール期間を狙って購入するのがおすすめです。

• Amazon：定期おトク便やプライムデーなどを利用。迅速な配送が魅力。
• 楽天市場：お買い物マラソンやスーパーセールを狙い、ポイント還元率を高める。
• Yahoo!ショッピング：PayPayポイントの還元率が高い日を狙う。

ドラッグストアでの購入にこだわりすぎず、
賢くネット通販を利用して、コストを抑えながら妊活を続けましょう。

排卵検査薬の海外製品（ラッキーテストなど）はアリ？ナシ？

排卵検査薬のコストをさらに抑えようとすると、
「海外製の排卵検査薬」という選択肢が浮上してきますよね。
国内製品に比べて圧倒的な安さが魅力ですが、手を出して大丈夫なのでしょうか？

海外製品の「圧倒的低価格」の理由

海外製の排卵検査薬、特にインターネットで個人輸入代行を通じて購入できるものは、
国内の市販品と比較して、1回あたり数十円～100円程度という破格の安さです。

この価格差が生まれる主な理由は以下の通りです。

• 医薬品としての認可の違い：国内では「第1類医薬品」として厳しい管理下にありますが、海外では単なる「医療機器」や「体外診断用医薬品」として扱われ、コストが抑えられています。
• 大量生産・販売体制：世界的に大量に販売されているため、製造コストが低い。
• 検査薬の構造：簡素なスティック状のものが多く、パッケージや説明書なども簡易的。

モモストアが考える海外製品のメリット・デメリット

メリット	デメリット（注意点）
コストが国内品の1/5以下になる	日本の厚生労働省の承認がない
回数を気にせず、何回でも検査できる	判定方法が自己責任となる（説明書が外国語の場合もある）
早期のLHサージを検出できる高感度タイプがある	保管状況や輸送時の品質保証が不明確

最大のデメリットは、「品質と安全性の保証が不確実である」という点です。
特に個人輸入の場合、輸送中の温度変化などにより、
検査薬の性能が低下している可能性も否定できません。

初心者には国内品、ベテランには海外製品がおすすめ

モモストアの結論としては、
「初めて排卵検査薬を使う人」や「周期が安定していない人」は、必ず国内の承認薬を使ってください。
正確な判定方法や使用時の注意点を、日本語の説明書と薬剤師の指導で理解することが最優先です。

一方、「妊活が長く、自分の周期パターンを完璧に把握している人」は、
コスト削減のために海外製品を検討するのは「アリ」かもしれません。
ただし、その場合も、最初の数回は国内承認薬と併用して、
海外製品のラインの濃さや判定基準に慣れるようにしてください。
海外製品の安全性やレビューについては、信頼できる情報源で十分に調査してから判断しましょう。（海外製排卵検査薬の安全性をGoogle検索）

妊活をスムーズにするために！排卵検査薬と合わせて行うべきこと

排卵検査薬は、排卵日を予測するための強力なツールですが、
これだけに頼るのではなく、他の妊活の基本と組み合わせることで、
よりスムーズに結果を出すことができます。

妊活の必須項目「基礎体温の測定」

排卵検査薬と並行して、絶対に欠かせないのが基礎体温の測定です。
排卵検査薬が「未来の予測」であるのに対し、
基礎体温は「過去と現在の体の状態」を把握するためのものです。

• 排卵前：低温期（体温が低い状態）が続く
• 排卵時：体温がガクッと下がる（落ち込まない人もいる）
• 排卵後：高温期（体温が高い状態）に移行する

基礎体温表を見れば、その周期で本当に排卵があったかどうか、
そして黄体ホルモンがしっかり出ているか（高温期の安定性）が分かります。
排卵検査薬で陽性が出た後、翌日から体温が上がれば、予測が正しかったということになりますね。

妊活アプリと連携してデータを可視化する

今は高性能な妊活アプリがたくさんあります。
基礎体温や生理日、排卵検査薬の結果（陽性・陰性）をアプリに入力することで、
自動で排卵日を予測したり、周期の傾向を分析してくれたりします。

特に、周期が不安定な方は、アプリを使うことで
自分の体質を客観的に見つめ直すことができるので、ぜひ活用しましょう。
病院を受診する際にも、アプリのデータを見せれば、
医師に自分の体の状態を正確に伝えることができます。

食事・睡眠・ストレス管理を見直す

排卵検査薬の陽性反応を待つ日々は、ストレスが溜まりやすいものです。
しかし、ストレスは女性ホルモンの分泌に悪影響を与え、周期を乱す原因にもなりかねません。

• 食事：バランスの取れた食事を心がけ、葉酸やビタミンDなどの栄養素を積極的に摂取しましょう。
• 睡眠：質の良い睡眠を7～8時間確保しましょう。
• ストレス：趣味の時間や軽い運動などで、ストレスを発散させることが大切です。

「排卵検査薬を買えた・買えない」に一喜一憂しすぎず、
リラックスした気持ちで妊活に取り組むことが、何よりも大切なことです。
基礎体温の測定について詳しく知りたい方は、専門サイトで情報を集めるのがおすすめです。（妊活中の基礎体温についてGoogle検索）

排卵検査薬を「確実に」手に入れるための究極の裏技

「仕事が忙しくてドラッグストアに行く暇がない…」「電話をするのもちょっと気が引ける…」
そんなあなたのために、排卵検査薬を確実に、最も手間なく手に入れるための究極の裏技をご紹介します。

裏技1：ドラッグストアの「ネット注文→店舗受け取り」を利用する

一部の大型ドラッグストアチェーン（マツキヨ、ウエルシアなど）では、
ネットで注文した商品を、指定した店舗で受け取れるサービスを実施しています。

これは、排卵検査薬のような第1類医薬品の購入において、
非常に有効な手段です。

• メリット：在庫の有無をネットで確認でき、確実に商品が確保できる。
• デメリット：受け取り時、やはり薬剤師による情報提供は必須。

注文時に薬剤師さんから電話で確認が来る場合もありますが、
店舗での滞在時間を大幅に短縮できるため、忙しい方には特におすすめです。

裏技2：24時間営業の「ネット薬局」を利用する

これは一般的なネット通販とは少し違います。
ネット通販専門店の中には、24時間体制で薬剤師が待機している「ネット薬局」が存在します。

通常のネット通販では、注文後に薬剤師からのメールや確認画面が来て、
それに返信・チェックすることで購入が確定しますが、
ネット薬局なら、夜間でもスムーズに手続きが完了するため、
翌日の早い段階で発送してくれる可能性が高まります。

このサービスを利用する際は、配送スピードを重視して選びましょう。

裏技3：定期購入やまとめ買いサービスを利用する

排卵検査薬は、通常、約30日周期で毎月使用するものです。
「毎月買うのが面倒」「買い忘れるのが怖い」という方は、
ネット通販の「定期購入サービス」や「割引のあるまとめ買い」を利用しましょう。

一度設定してしまえば、決まった時期に自動で届くため、
「ドラッグストアに売ってない」と焦ることも、
「買い忘れた！」とパニックになることもなくなります。

これは、コスト削減と安心感の両方を手に入れることができる、
最も賢い購入方法と言えるでしょう。

モモストアが考える！排卵検査薬を最もストレスなく手に入れる方法

最後に、これまで解説したすべての情報を踏まえて、
モモストアが考える「排卵検査薬を最もストレスなく手に入れる方法」をまとめます。

結論：初期は「国内品×ネット通販」の合わせ技が最強！

ドラッグストアに足を運んで「売ってない！」とがっかりしたり、
薬剤師さんに声をかけることに気まずさを感じたりするよりも、
最初からネット通販に頼るのが、最も精神衛生上良いという結論に至ります。

• 商品：信頼性の高い国内メーカーのラインタイプ（大容量）またはデジタルタイプ
• 購入場所：Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの指定ネット通販
• メリット：24時間いつでも購入可能、プライバシーが守られる、自宅まで届く

特に、初めての妊活で不安が多い時期だからこそ、
「買える・買えない」という余計なストレスは排除しましょう。

妊活卒業まで見据えた購入戦略

あなたの妊活期間が長くなることを想定し、
以下のような段階的な購入戦略をおすすめします。

時期	推奨される購入方法	理由
妊活開始初期（3周期目まで）	国内承認品のネット通販（デジタルタイプも可）	正しい判定に慣れることが最優先。
妊活中期（4～9周期目）	国内承認品のネット通販（ラインタイプ大容量）	周期が把握でき、コスト削減の意識が高まる。
妊活長期（10周期目以降）	海外製品を検討、または国内品をまとめ買い	費用対効果を追求。ただし、海外品は自己責任で。

「排卵検査薬がドラッグストアにない！」と感じたら、それはあなたが悪いのではありません。
日本の法律と流通の仕組みの問題です。

この知識を武器に、賢く、そしてスムーズに排卵検査薬を手に入れて、
あなたの妊活を成功させてくださいね。モモストアはいつでも応援しています！