靴擦れ防止テープはどこに売ってる？主要な販売店と選び方の完全ガイド

新しい靴を買ったときや、久々にヒールを履いたときなど、歩き始めてすぐに「痛っ！」となる靴擦れ。本当に辛いですよね。
そんな時、私たちの足を摩擦から守ってくれる心強い味方が「靴擦れ防止テープ」です。

でもいざ必要になって探そうと思うと、「これってどこに売ってるんだろう？」と、販売場所に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ドラッグストア？100円ショップ？それとも靴屋さん？

この記事では、筆者であるモモストアが、靴擦れ防止テープの主要な販売場所を徹底的に調査し、「今すぐ欲しい！」という緊急時でも迷わずゲットできる場所を解説します。
さらに、種類が豊富すぎてどれを選べばいいか分からないという方のために、失敗しない選び方や、正しい貼り方のコツまで詳しくお伝えしますね！

靴擦れ防止テープが買えるお店【実店舗編】

靴擦れ防止テープは、実は身近な場所で非常に幅広く取り扱われています。その販売場所の多様性から、急な靴擦れで困った時でも、大抵の場所で手に入れることが可能です。
ここでは、主要な実店舗をカテゴリ別に紹介し、それぞれの店舗で購入するメリットや特徴を詳しく見ていきましょう。

種類が豊富な場所は？

「とりあえずたくさんの種類の中から選びたい」という場合、おすすめなのは大型雑貨店やバラエティショップ、そして一部の大型ドラッグストアです。
東急ハンズやロフト、あるいは大きなマツモトキヨシなどでは、靴擦れ防止のコーナーが設けられており、足に直接貼るタイプから、靴の中に貼り付けてクッションにするパッドタイプまで、様々なメーカーの製品が比較検討できます。

特に専門性が高い靴屋さんは、靴の悩みに特化した製品を厳選しているため、「自分の靴のこの部分が擦れる」という具体的な悩みを持っている方には最適です。
店員さんに相談しながら、最も適した製品を選ぶことができるのも大きなメリットですね。

緊急時に駆け込めるのは？

「今、まさに靴擦れが痛くて歩けない！」という緊急事態の場合、最も頼りになるのはドラッグストアです。
多くのドラッグストアは駅前や主要道路沿いにあり、営業時間も比較的長いことが多いため、靴擦れが起きた直後に駆け込むのに便利です。
取り扱っているのは、主に衛生用品や救急用品のコーナーにある「足に直接貼るタイプ」や「絆創膏に近いタイプ」が多いですが、一時的な痛みを和らげるには十分な品揃えです。

また、ホームセンターでも取り扱いはありますが、靴売り場や日用品コーナーが奥まっている場合もあるため、利便性を考えるとドラッグストアが一番と言えるでしょう。
もちろん、全国どこにでもあるコンビニエンスストアでも、緊急用の絆創膏は手に入りますが、靴擦れ防止に特化したテープとなると、確実性に欠けるため、少し足を延ばしてドラッグストアに行くことをおすすめします。

以下に、実店舗のカテゴリごとの主な販売傾向をまとめました。

店舗カテゴリ	主な取扱商品	価格帯（目安）	購入のメリット
ドラッグストア/薬局	足に貼るテープ型、絆創膏タイプ、救急用品メーカー品	500円～800円	店舗数が多く、緊急時に買いやすい。PB品もあり。
バラエティショップ（ロフト/ドンキなど）	デザイン性のあるもの、パッド型、多機能タイプ	700円～1,500円	種類が豊富で、自分に合ったものを選びやすい。
靴専門店（ABCマートなど）	靴の種類に特化したパッド、かかと専用品	800円～1,200円	専門的な製品が多い。店員に相談できる。
ホームセンター	大容量テープ、靴補修用品、一般衛生用品	600円～1,000円	日用品のついでに買える。大容量でお得な商品も。
100円ショップ（ダイソー/セリアなど）	シンプルなパッド型、薄型テープ（コスパ重視）	110円	安価で試しやすい。

このように、どこで買うかによって、手に入る種類や価格帯、さらには得られる情報も変わってきます。自分の状況やニーズに合わせて、最適な購入場所を選んでみてくださいね。

ドラッグストアや薬局での取り扱いと価格帯

ドラッグストアは、靴擦れ防止テープを探す上で、最も手軽で確実性が高い場所の一つです。全国どこにでも店舗があり、日用品や救急用品のラインナップが充実しているため、多くの人が最初に足を運ぶ場所ではないでしょうか。ここでは、ドラッグストアで手に入る靴擦れ防止テープについて、具体的な情報を見ていきましょう。

マツキヨ、スギ薬局などの大手チェーン

マツモトキヨシ、スギ薬局、ココカラファインといった大手ドラッグストアチェーンでは、靴擦れ防止テープは基本的に「救急用品」「フットケア用品」「絆創膏コーナー」のいずれかに陳列されています。
特にフットケアの棚は、靴の中敷きや消臭スプレーなどと一緒に置かれていることが多く、見つけやすいはずです。

取り扱いの中心となるのは、医療品メーカーや衛生用品メーカーが開発した、「足に直接貼るタイプ」です。
例えば、3M（スリーエム）の「ネクスケア」シリーズのように、医療用テープの技術を応用した、肌に優しく剥がれにくい高機能な製品がよく見られます。
また、靴擦れが起きた後の水ぶくれ保護にも使えるハイドロコロイド素材のパッドなども、ドラッグストアでは豊富に揃っています。

具体的な商品の特徴としては、

• 目立たない肌色・半透明：パンプスなどを履く際にも見た目を気にしなくて済むよう配慮されています。
• 伸縮性・防水性：汗や水に強く、足の動きに合わせてしっかりフィットする素材が使われています。
• 価格帯：だいたい500円から800円程度が中心です。安すぎる製品は粘着力が弱かったり、厚すぎて靴がきつくなったりする可能性もあるため、レビューを参考にしながら選ぶと良いでしょう。

店舗によっては薬剤師さんに相談できる場合もあるため、敏感肌でテープ負けしやすい方などは、店員さんに相談してみるのも一つの手です。

プライベートブランド品もチェック！

大手ドラッグストアの中には、自社のプライベートブランド（PB）として靴擦れ防止テープを販売しているところもあります。
例えば、サンドラッグのように「ネクスケア」をオリジナル商品として取り扱っている例もありましたね。PB品は、有名メーカー品と遜色ない品質でありながら、価格が抑えられているのが最大の魅力です。

PB品を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

1. 内容量と価格のバランス：コスパが良い大容量パックがないかチェックしましょう。
2. 厚さと素材：パッケージに記載されている厚さや素材（例：ジェル、布、ウレタンなど）を確認し、自分の用途に合っているかを見極めます。
3. レビューや口コミ：もし店頭でスマホを使える環境であれば、その場でPB品の口コミを検索してみるのも賢い方法です。（ドラッグストアPB品の口コミをチェック）

PB品は、日常的に靴擦れ防止テープを使う方にとって、家計に優しく高品質な選択肢となるため、ぜひ棚の端までチェックしてみてください。

100円ショップ（ダイソー・セリア）で手に入る？

「靴擦れ防止テープが欲しいけど、そんなに高いのはちょっと…」という方にとって、100円ショップは非常に魅力的な選択肢です。
結論から言うと、ダイソー、セリア、キャンドゥといった主要な100円ショップでは、靴擦れ防止グッズの取り扱いが豊富にあります。ただし、ドラッグストアなどで売られている高機能品とは、いくつかの点で違いがあります。

100均商品の特徴とコスパ

100円ショップで販売されている靴擦れ防止グッズは、主に以下の2種類に分けられます。

1. 靴に貼るパッドタイプ：かかとや指の付け根など、靴の中で特定の場所が当たるのを防ぐためのクッション性の高いパッド。素材はウレタンやフェルトが多いです。
2. 足に直接貼るテープタイプ：絆創膏やテーピングに近い、ロール状のテープ。好きな長さにカットして使えます。

100均製品の最大のメリットは、何と言ってもその価格です。110円（税込）で手に入るため、「新しい靴の試し履きで使いたい」「使う頻度は少ないけど念のため持っておきたい」という場合に最適です。
コスパを重視するなら、必要な分だけカットして使えるロールタイプのテープや、複数枚入りのかかとパッドが特におすすめです。

しかし、注意点もあります。

• 耐久性・粘着力：長時間歩く場合や、汗をかきやすい季節には、高機能な製品に比べて粘着力が弱く、剥がれやすい可能性があります。
• 素材の質感：肌に直接貼る場合、肌触りがゴワつく製品や、通気性が劣る製品もあるかもしれません。
• ラインナップの変動：季節や店舗によって品揃えが大きく変わるため、特定の商品が常にあるとは限りません。（ダイソーの最新情報をチェック）

筆者モモストアのアドバイスとしては、まずは100均で試してみて、もし使用感が合わなかったり、すぐに剥がれてしまったりする場合は、次にドラッグストアや靴専門店で高機能な製品を探す、というステップを踏むのが賢明です。日常使いではない、ちょっとしたお出かけ用なら十分な役割を果たしてくれるはずですよ。

商品タイプ	特徴	用途
かかとパッド（厚手）	靴のサイズが大きい場合や、かかとの当たりが強い靴に最適。	靴と足の隙間埋め、かかとの保護。
薄型テープ（ロール）	自分でカットして使えるので、指など細かい部分の保護に便利。	ピンポイントの摩擦防止、応急処置。
つま先用クッション	ハイヒールやパンプスで、つま先が前に滑るのを防ぐ。	つま先の痛み軽減、前滑り防止。

靴専門店（ABCマートなど）で買うメリット

靴専門店、例えばABCマートやアシックスストアといった店舗は、靴と足に関するプロフェッショナルが集まっています。そのため、靴擦れ防止テープを探す上で、他の店舗にはない「専門的な視点」と「特化した製品群」という大きなメリットがあります。

専門的なアドバイスを受けられる？

靴擦れ防止テープは、単なる「テープ」ではなく、靴と足の間の「摩擦」や「圧迫」を解決するための調整パーツです。靴専門店で買う最大のメリットは、まさにこの調整に関するアドバイスを受けられる点にあります。

靴擦れが起こる原因は、大きく分けて以下の3つです。

1. サイズが合っていない：靴が大きすぎて中で足が動いてしまう。
2. 素材が硬い：新しい革靴など、靴自体の素材が硬く、皮膚を擦ってしまう。
3. 足の形とのミスマッチ：特定の突起（くるぶしや指の関節）が靴の特定の場所に当たる。

専門店では、あなたの履いている靴を見てもらい、「この靴擦れはかかとのサイズが原因だから、このパッドで隙間を埋めましょう」とか、「この部分は靴の縫い目が原因なので、クッション性の高い薄型テープをピンポイントで貼りましょう」といった、具体的な解決策を提案してもらえることが多いのです。

また、靴擦れ防止テープは、足に貼るタイプよりも、「靴に貼るパッドタイプ」が充実している傾向があります。これらは、靴の内部の形状を微調整するためのパーツとして開発されているため、厚さや形状が非常に多様です。

• かかと抜け防止用パッド：靴がパカパカするのを防ぎ、同時にかかと上部の摩擦を軽減します。
• タンパッド：甲の部分が擦れたり、靴ひもを締めても足が安定しない場合に効果的です。
• ジェルクッション：足裏の負担を軽減する中敷きに近いタイプ。

高価な靴や、どうしても足に合わない靴を諦めたくない場合は、まずは靴専門店で相談してみるのが一番確実で、結果的にコストパフォーマンスが高くなることが多いですよ。（靴専門店の商品ラインナップを見てみる）

ドン・キホーテやロフトなどバラエティショップの品揃え

ドン・キホーテやロフト、東急ハンズといったバラエティショップも、靴擦れ防止テープの購入場所として非常に優秀です。これらの店舗は、「楽しさ」「トレンド」「ユニークさ」を重視した品揃えが特徴であり、靴擦れ防止グッズも例外ではありません。

品揃えの傾向と「目玉商品」

バラエティショップでの品揃えの傾向は、ドラッグストアや靴専門店とは少し異なります。

主な特徴としては、

1. デザイン性・話題性：キャラクターものや、パッケージが可愛い製品、SNSなどで話題になった「貼るだけ簡単」系の新商品などが見つかりやすいです。
2. ファッション特化型：特にロフトや東急ハンズでは、パンプスやサンダルといった女性向けの靴に特化した製品が多く、目立たない透明タイプや、薄型のジェルパッドが豊富に揃っています。
3. 大容量・おもしろ商品（ドンキ）：ドン・キホーテでは、時には他の店では見かけない大容量のお得パックや、海外のユニークなフットケア商品が並んでいることがあります。

たとえば、「サンダルやミュールを履くけど、ストラップや指の付け根が擦れる」といった、特定のファッションアイテムに起因する靴擦れを解決したい場合、バラエティショップのフットケアコーナーを覗いてみるのがおすすめです。より専門的な靴屋よりも、ファッション性と実用性を兼ね備えた製品が見つけやすいでしょう。

【バラエティショップで見つかるかもしれない目玉商品例】

• 透明ジェルクッション：目立たずに摩擦を吸収する、サンダルに最適なタイプ。
• ハイドロコロイド素材のロールテープ：絆創膏としても使える医療用グレードの高品質テープ。
• アロマ付きフットパッド：香り付きで気分もリフレッシュできる機能性アイテム。

これらの店舗は、単に実用的なものを買うだけでなく、「何か面白い解決策があるかも」という期待感を持って探せるのが楽しいポイントです。ただし、商品の入れ替わりが激しい場合もあるため、特定の製品を狙う場合は事前に在庫を確認するか、オンラインストアを併用すると確実です。

ホームセンターでも買える？購入できる商品の特徴

ホームセンターというと、DIY用品や園芸用品を思い浮かべるかもしれませんが、実は靴擦れ防止テープも意外な場所でしっかりと取り扱いがあります。
ケーヨーデイツー、カインズホーム、コメリなど、大型のホームセンターであれば、ほとんどの場合、見つけることができると考えて大丈夫です。

建築・DIY用品コーナーも要チェック

ホームセンターでの主な販売場所は、大きく分けて2つです。

1. 日用消耗品/衛生用品コーナー：絆創膏やテーピング、一般的なフットケア用品と並んでいます。
2. 靴売り場/靴補修用品コーナー：インソールや靴ひも、靴磨きグッズなどと一緒に置かれています。

特にユニークなのが、「DIY用品」としてのテープ類が使える場合があるという点です。
具体的には、以下のような「代用できるテープ」が、ホームセンターならではの「目玉」となることがあります。

ホームセンターで見つかる大容量・代用テープの例

商品名	用途	注意点
医療用テーピングテープ	スポーツシューズなど、摩擦が特に強い部位の広範囲な保護。	粘着力が強すぎる場合があるため、肌に直接貼る際はパッチテスト推奨。
布ガムテープ（代用）	靴の「内側」が硬すぎる場合の補強・摩擦軽減。（足に貼るのはNG）	見た目は悪くなるが、靴の内側に貼って応急処置として使う。
緩衝材（スポンジシート）	靴が大きすぎる場合のサイズ調整用。パッドの代用。	薄くカットする必要あり。水に弱い可能性も。

ホームセンターで販売されている専用の靴擦れ防止テープは、「大容量でコスパが良い」ものや、「耐久性が高い」ものが目立ちます。
家族みんなで使いたい場合や、仕事で毎日靴を履きつぶすような方には、ホームセンターの製品は経済的で頼りになる存在です。ただし、デザイン性や肌への優しさを追求した商品は、バラエティショップやドラッグストアの方が充実している傾向があります。

また、ホームセンターは店舗が広大で商品を探すのに時間がかかることがあるため、急いでいる場合は事前にネットで店舗のフロアガイドを確認するか、店員さんに尋ねるのがベストです。

靴擦れ防止テープ【ネット通販編】Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング

「仕事や家事で忙しくて、なかなかお店に買いに行けない」という方にとって、ネット通販は非常に便利な購入手段です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なオンラインモールでは、実店舗をはるかに上回る多様な種類とメーカーの靴擦れ防止テープが取り扱われています。

ネット通販ならではのメリットと注意点

ネット通販で靴擦れ防止テープを購入するメリットは計り知れません。

メリット

• 品揃えの圧倒的な豊富さ：海外製品や、特定の専門店でしか買えないようなニッチな製品まで、すべて自宅にいながら比較検討できます。
• 口コミ・レビューの確認：実際に使用した人のリアルな評価（「剥がれやすい」「粘着力が強すぎる」「靴がきつくなった」など）を確認してから購入できるため、失敗のリスクを大幅に減らせます。
• 価格競争とポイント：セールやクーポン、ポイント還元などにより、実店舗よりもお得に購入できるチャンスが多いです。
• 大容量・セット買い：まとめ買い用の大容量パックや、種類の異なるテープのセット商品などがあり、日常的に使用する方にとって非常にコスパが高いです。

注意点

一方で、ネット通販ならではの注意点も存在します。

1. サイズ・厚さの確認：写真や説明文だけでは、テープやパッドの実際の厚さや硬さが伝わりにくいことがあります。特に靴に貼るパッドは、厚さ0.1mmの違いでも靴のフィット感を大きく変えるため、必ずサイズ表記をチェックしましょう。
2. 即効性がない：注文してから到着まで時間がかかるため、「今すぐ欲しい！」という緊急時には向いていません。
3. 粗悪品のリスク：あまりにも安価な海外製品などは、肌に合わなかったり、粘着力が極端に弱かったりする可能性があるため、販売元の信頼性を確認することが重要です。（Amazonの人気ランキングを確認）

モモストアのオススメとしては、「お試しで実店舗で一つ購入」し、「使用感が気に入ったらネットで大容量をまとめ買い」という使い分けが最も賢い方法です。これにより、緊急時にも対応でき、長期的なコストも抑えることができます。

失敗しない！靴擦れ防止テープの選び方とチェックポイント

靴擦れ防止テープは種類が豊富すぎて、「どれを選べばいいの？」と迷ってしまう方も多いはずです。選び方を間違えると、せっかく貼ったのにすぐに剥がれてしまったり、逆に靴がきつくなってしまったりすることもあります。
ここでは、失敗しないための重要なチェックポイントを解説します。

「厚さ」がフィット感に与える影響

靴擦れ防止テープを選ぶ際、最も重要で、かつ見落とされがちなのが「厚さ」です。

テープやパッドの厚さは、主に以下の2つの役割を持っています。

1. クッション性（衝撃吸収）：厚いほど、靴の硬い部分との間に強力なクッションを作り、摩擦や圧迫による痛みを和らげます。
2. サイズ調整（隙間埋め）：靴が足に対して少し大きい場合、パッドの厚みで隙間を埋め、足のブレを防ぎます。

しかし、厚すぎると、元々ジャストフィットしていた靴が急にきつくなり、別の場所に圧迫感が生じてしまうことがあります。これは、特にハイヒールやビジネスシューズのようなタイトな靴では致命的です。
そのため、「何が原因で靴擦れが起きているか」によって、適切な厚さを選ぶ必要があります。

厚さ選びの指針

靴擦れの原因	推奨されるテープ/パッドの厚さ	特徴
靴が少し大きい、パカパカする	厚め（3mm〜5mm程度）のパッド	隙間をしっかり埋め、足の安定性を高める。
靴の縫い目や縁が肌に当たる	薄め（1mm〜2mm程度）のテープやパッド	靴のフィット感を損なわず、ピンポイントの摩擦を軽減。
既に靴擦れが発生している	ハイドロコロイドなど、保護力の高いテープ（厚さよりも素材重視）	傷口や水ぶくれを守り、圧力を分散させる。

「まずは薄いものから試す」のが基本です。薄すぎる分には重ね貼りできますが、厚すぎるものはどうにもなりません。
特に靴に貼るタイプは、購入前に靴を履いた状態で足の指先に余裕があるか、かかとの浮きはどうかを再確認してから厚さを選んでくださいね。

【用途別】足に直接貼るタイプと靴に貼るタイプの違い

靴擦れ防止テープやパッドには、大きく分けて「足に貼るタイプ」と「靴に貼るタイプ」の2種類があります。どちらも靴擦れを防ぐためのものですが、その役割と得意とするシーンが全く異なります。この違いを理解することが、効果を最大限に引き出すための第一歩です。

それぞれのメリット・デメリットを比較

どちらのタイプを選ぶべきかは、「誰が」「どの靴で」「どの部分を」守りたいかによって決まります。

足に直接貼るタイプ（絆創膏型・ロールテープ型）

これは、皮膚に直接貼り付けることで、皮膚と靴の間に「第二の皮膚」を作り出すイメージです。
靴擦れが起きやすいかかと、くるぶし、指の付け根といった、ピンポイントな部位を外部の摩擦から守るのに優れています。

メリット	デメリット	最適な人
どの靴にも使える（汎用性が高い）。	汗で剥がれやすいことがある。	敏感肌の人、靴によって擦れる場所が変わる人。
既にできた靴擦れの保護にも使える。	粘着力が強いと剥がすときに痛むことがある。	ハイヒールやタイトな靴を履く人。
薄くて目立たない製品が多い。

靴に貼るタイプ（クッションパッド型・インソール型）

こちらは、靴の内側に貼り付け、靴と足の間にクッション材を挟むイメージです。
靴のサイズを微調整したり、靴の内側の硬い縁（ふち）を柔らかくしたりする役割を果たします。

メリット	デメリット	最適な人
足に粘着物が残らない、肌への負担がない。	特定の靴にしか使えない。	特定の靴でのみ靴擦れが発生する人。
クッション性が高く、サイズ調整に優れている。	厚いと靴がきつくなる可能性がある。	靴がパカパカして安定しない人。
一度貼れば貼りっぱなしで良い。

もし、あなたが「どの靴を履いても同じ場所が擦れる」のであれば、足に貼るタイプでその部位を守るのが有効です。
逆に、「新しい革靴だけ、かかとが硬くて痛い」という場合は、靴に貼るパッドでその革靴の硬い部分をカバーするのが効果的と言えます。ご自身の靴擦れの原因に合わせて賢く使い分けましょう。

素材別に見るメリット・デメリット（ジェル、布、シリコンなど）

靴擦れ防止テープやパッドは、素材によって機能や使い心地が大きく異なります。代表的な素材ごとの特性を知ることで、自分の足の状態や使用する靴に最も適した製品を選ぶことができます。ここでは、主要な3つの素材のメリットとデメリットを詳しく比較します。

敏感肌さんに最適な素材は？

テープを貼った部分が痒くなったり、赤くなったりする敏感肌さんにとって、素材選びは特に重要です。刺激の少ない素材を選ぶことで、靴擦れ防止と肌トラブル回避を両立できます。

ジェル/シリコン素材

これは非常に柔らかく、弾力性に富んだ素材です。ジェルやシリコンは摩擦の衝撃を吸収する能力が非常に高いのが特徴です。透明なものが多く、パンプスやサンダルなど、肌が見える靴を履く際にも目立ちにくいという利点があります。

メリット	デメリット
衝撃吸収性が高い、摩擦を滑らせて軽減する。	通気性が低く、蒸れやすい場合がある。
透明なものが多く、目立たない。	熱に弱い製品もある。
足に貼るタイプの場合、粘着剤を使わず自己粘着性のものが多い（敏感肌に優しい）。	靴に貼るタイプは厚みが出やすい。

敏感肌の方には、粘着剤を使わない自己粘着性のシリコンパッドが最もおすすめです。肌への刺激が少なく、何度か貼り直せる製品もあります。

布製/フェルト素材

布製やフェルト素材は、主に靴に貼るパッドタイプとして多く用いられます。表面が起毛しているため、靴下の滑りを良くしたり、適度な摩擦抵抗を生み出したりする効果があります。

メリット	デメリット
通気性が良く、蒸れにくい。	摩擦吸収性はジェルに劣る。
耐久性が高く、長時間使用できる製品が多い。	デザインがシンプルなものが多く、目立ちやすい。
粘着力が強いものが多く、剥がれにくい。

ハイドロコロイド素材

これは主に「足に直接貼るタイプ」で、絆創膏と同じような素材です。
医療用テープの技術が使われており、皮膚の凹凸にしっかりと密着し、外部からの圧力や摩擦を分散させる能力に優れています。水ぶくれの治療にも使われる素材なので、既に靴擦れができてしまった後の保護にも最適です。（ハイドロコロイドテープの詳しい効果）

最適な素材を選ぶことは、快適な歩行をサポートする上で非常に重要です。特に長時間歩く予定がある日は、蒸れにくい布製や通気性に優れた製品を、ファッションを重視したい日は透明なジェルやシリコン製を選ぶなど、用途に応じて使い分けてくださいね。

靴擦れ防止テープを貼る「正しい位置」とコツ

靴擦れ防止テープは、ただ貼れば良いというものではありません。「どこに」「どのように」貼るかが、その効果を大きく左右します。間違った位置に貼ると、逆に靴がきつくなったり、すぐに剥がれてしまったりする原因にもなりかねません。
ここでは、靴擦れが起きやすい主要な3つの部位について、正しい貼り方とコツを解説します。

かかと・つま先・くるぶし、場所別の貼り方

かかと（アキレス腱部分）の貼り方

かかと上部、アキレス腱のあたりは、新しい靴や硬い素材の靴で最も擦れやすい場所です。靴が足に合っていないと、歩くたびに上下に擦れてしまい、ひどい水ぶくれになりやすい部位です。

• 貼る位置：靴の縁が当たるラインを完全に覆うように貼るのがポイントです。少し高めに貼ることで、靴が皮膚を擦る動きをテープが受け止めてくれます。
• コツ：テープの真ん中をかかとの中央に合わせたら、足の形に合わせて少し引っ張りながら、シワが寄らないように密着させます。足に貼るロールテープの場合は、縦方向に長めにカットして、靴の縁より上までカバーすると効果的です。

つま先・指の付け根の貼り方

ハイヒールや先の細いパンプスで起こりやすいのが、つま先の圧迫や指の付け根の摩擦です。指同士が擦れてしまうこともあります。

• 貼る位置：痛いと感じる関節や、指同士が当たる側面にピンポイントで貼ります。特に、親指と人差し指の間、小指の外側などが要注意です。
• コツ：ロールテープを細長くカットするか、小さな円形のパッドを使います。テープを貼ることで逆に指が圧迫されないよう、靴を履く前にテープを貼った状態で、足の指を軽く動かしてみて、きつさがないかを確認しましょう。

くるぶし（外側・内側）の貼り方

くるぶしが靴の縁に当たって痛む場合は、靴が深すぎたり、靴のカットラインが合っていなかったりすることが原因です。ここは骨の出っ張りがあるため、少しでも当たると非常に痛いです。

• 貼る位置：くるぶしの「骨が出っ張っている部分」のすぐ上、または下に貼ります。くるぶし全体を覆うように貼ると、逆に靴が当たる原因になるので注意が必要です。
• コツ：テープを貼った後、くるぶしの動きに合わせてシワが寄らないかチェックします。可能であれば、「U字型」にカットしたパッドを靴の内側に貼る方が、くるぶしの骨を避けてクッション材を配置できるため、より効果的です。

貼る前に、足を清潔にし、水分や油分をしっかり拭き取ることも、剥がれを防ぐための重要なコツですよ。

靴擦れ防止テープの代用品はある？緊急時の応急処置

せっかくのお出かけや旅行中に、予期せぬ靴擦れに見舞われることはありますよね。そんな時、近くに靴擦れ防止テープを売っているお店がない、あるいは営業時間外だったという緊急事態に役立つのが、「代用品」を使った応急処置です。身近なアイテムでも、一時的に摩擦を軽減し、痛みを和らげることができます。

絆創膏やテーピングで代用する際の注意点

緊急時に最も手に入りやすく、代用品として使えるのは以下のアイテムです。

絆創膏（カットバン）

どこのコンビニや自動販売機でも売っている絆創膏は、応急処置の定番です。しかし、靴擦れ防止として使うには、少し工夫が必要です。

• 使い方：摩擦が起きている部分に、パッドが当たるように貼るのはもちろんですが、その上からさらに医療用テープやマスキングテープで、絆創膏の「フチ（端）」を固定すると、剥がれにくくなります。
• 注意点：絆創膏のパッド部分のクッション性はあまり期待できません。主に皮膚を保護することに特化して使います。また、水に濡れると剥がれやすいので、雨の日や汗をかきやすい日は注意しましょう。

スポーツ用テーピングテープ

もしドラッグストアやスポーツ用品店が近くにあれば、スポーツ用のテーピングテープ（白くて伸びないタイプ）が強力な代用品となります。

• 使い方：摩擦が起きている部分を数周、しっかりと巻いて固定します。テーピングは粘着力が強く、耐久性も高いため、長時間の歩行にも耐えやすいです。
• 注意点：粘着力が非常に強いため、剥がすときに皮膚を傷めないよう、ベビーオイルなどで粘着を緩めながら優しく剥がす必要があります。また、伸縮性のないテープで強く巻きすぎると血行不良になる可能性があるため、軽く足首を動かせる程度の強さで巻くようにしましょう。

マスキングテープや養生テープ（靴の内側に貼る）

テープを足に貼ることに抵抗がある場合や、靴の内側が硬い場合は、靴の方に貼って摩擦を減らします。

• 使い方：靴の縁や、硬い縫い目にマスキングテープなどを数枚重ねて貼ります。
• 注意点：マスキングテープは布製テープほど滑りが良くないため、あくまで一時的な応急処置です。粘着力が弱く、すぐに剥がれてしまうこともありますが、靴に貼ることで皮膚への粘着剤残りを防げるのが利点です。（靴擦れの緊急時対策をさらに知る）

これらの代用品はあくまで「一時しのぎ」です。応急処置をしたら、できるだけ早く正規の靴擦れ防止テープを購入し、適切なケアを行うようにしてくださいね。

靴擦れ防止テープに関するよくある疑問Q&A

靴擦れ防止テープを使う上で、多くの人が抱く疑問をQ&A形式でまとめてみました。あなたの疑問もここでスッキリ解消してくださいね。

貼ったままお風呂に入っても大丈夫？

A.製品によりますが、基本的に推奨されません。
多くの靴擦れ防止テープは、多少の汗や水には耐えられるよう作られていますが、入浴やシャワーの際の長時間にわたる水分と石鹸には弱く、剥がれやすくなります。
特に布製や粘着剤が水溶性のものは、入浴中に剥がれてしまう可能性が高いです。

ただし、ハイドロコロイド素材でできた保護パッドなどは、元々防水性が高く、数日間貼りっぱなしにすることを想定して作られているものもあります。パッケージに「防水」「ウォータープルーフ」「数日貼れる」といった記載がある製品であれば、貼ったまま入浴することも可能です。心配な場合は、一度剥がして足を清潔にしてから、新しいものに貼り替えるのが最も衛生的で安心です。

子供の靴擦れにも使える？

A.はい、使えますが、大人用とは選び方を変える必要があります。
子供の皮膚は大人よりも敏感でデリケートなため、大人用と同じテープを使うと、剥がす際に皮膚を傷つけてしまったり、粘着剤でかぶれてしまったりするリスクがあります。

子供用に選ぶ際のポイントは以下の通りです。

• 低刺激性・医療用グレード：「アレルギーテスト済み」や「医療用テープの技術」を採用しているなど、特に肌への優しさを謳っている製品を選びましょう。
• 剥がれやすいもの：粘着力が強すぎるものは避け、剥がすときに痛くない製品を選びます。
• 靴に貼るパッドも有効：足に直接貼るよりも、靴の内側にパッドを貼る方が肌トラブルのリスクを減らせるので、こちらも積極的に活用しましょう。

また、お子さんの場合、靴擦れの原因が「サイズの合わない靴を無理に履いている」ことにある可能性も高いです。テープで保護するだけでなく、定期的に足のサイズを測り、靴を買い替えることも大切です。

靴に貼ったテープがベタベタして剥がせない！どうすればいい？

A.エタノールや除光液で優しく拭き取ってください。
靴に貼るタイプのパッドは、剥がれないように強力な粘着剤を使っていることが多いです。これを無理に剥がすと、靴の内側の素材を傷つけたり、粘着剤がベタベタと残ってしまったりします。

残ったベタつきを取る方法は以下の通りです。

1. アルコール（エタノール）：薬局などで手に入る消毒用エタノールを清潔な布やティッシュに含ませ、ベタつきが残った部分をトントンと叩くようにして粘着剤を溶かし、ゆっくり拭き取ります。
2. 除光液（アセトン入りは避ける）：除光液も有効ですが、アセトンが入っているものは、靴の素材（特に合成皮革やプラスチック）を溶かしたり変色させたりする可能性があるため、必ず「ノンアセトン」のものを選びましょう。
3. 消しゴム：小さなベタつきなら、新しい消しゴムで優しくこすり取るのも地味ですが効果があります。

作業する際は、靴の目立たない部分で試してから行うようにしてくださいね。

まとめ：靴擦れ防止テープで快適な毎日を送りましょう

靴擦れ防止テープは、日々のちょっとした不快感から、旅行先での大きなトラブルまでを防いでくれる、非常に優秀なアイテムです。
もう一度、主な購入場所と選び方のポイントをおさらいしましょう。

主な購入場所のおさらい

• 緊急時/確実性重視：ドラッグストア（マツキヨ、スギ薬局など）
• 種類豊富/ファッション重視：バラエティショップ（ロフト、東急ハンズ、ドン・キホーテ）
• 専門性/サイズ調整重視：靴専門店（ABCマートなど）
• コスパ/大容量重視：ホームセンター、100円ショップ
• 多様性/口コミ重視：ネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング）

失敗しない選び方

1. 貼る場所で選ぶ：足に貼るなら低刺激・防水性を、靴に貼るならクッション性・粘着力を重視。
2. 原因で選ぶ：靴が大きいなら厚めのパッドを、縫い目が当たるなら薄型テープを。
3. 素材で選ぶ：敏感肌ならジェル/シリコン、運動や汗をかくなら布製や防水性の高いものを。

靴擦れは、ちょっとした痛みであっても、歩き方を歪ませてしまい、膝や腰に負担をかける原因にもなりかねません。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの靴擦れ防止テープを見つけて、毎日を快適に、そしておしゃれに過ごしてくださいね。

モモストアが、あなたの快適な歩行を応援しています！