新幹線の切符はどこで買える?購入場所と予約方法を徹底解説!
新幹線での移動は速くて快適ですが、「切符ってどこで買うのが一番いいの?」と迷う方も多いですよね。
特にネット予約が普及した今、窓口に行くべきか、アプリを使うべきか悩みどころです。
この記事では、新幹線切符の主な購入場所から、失敗しないお得な予約方法まで、モモストアがわかりやすく解説します!
あなたにぴったりの購入方法を見つけて、快適な新幹線旅行を楽しみましょう。
・駅の「きっぷうりば(みどりの窓口)」での購入:メリットとデメリット
・指定席券売機での購入方法と注意点
・インターネット予約サイト(JR各社)を徹底比較!
・【東海道・山陽・九州】スマートEX・エクスプレス予約がお得な理由
- 新幹線切符が買える主要な4つの購入場所はココ!
- 駅の「きっぷうりば(みどりの窓口)」での購入:メリットとデメリット
- 指定席券売機での購入方法と注意点
- インターネット予約サイト(JR各社)を徹底比較!
- 【東海道・山陽・九州】スマートEX・エクスプレス予約がお得な理由
- 【JR東日本・北海道】「えきねっと」で「トクだ値」を狙うべし
- 旅行会社や金券ショップでの購入はアリ?
- 新幹線の切符は「いつから」買える?予約開始のルール
- 新幹線の切符を「当日」に買うのは可能?
- 最も安く新幹線切符を買う!お得な割引制度8選
- チケットレス乗車(ICカード)の便利な仕組みと利用方法
- 往復割引や学生割引の適用条件と計算方法
- 新幹線+ホテルパックが最強!旅行全体をお得にする裏技
新幹線切符が買える主要な4つの購入場所はココ!

新幹線の切符は、実は購入できる場所がいくつかあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。主な購入場所は、大きく分けて以下の4つのルートに分けられます。
購入方法別!メリット・デメリット早見表
| 購入方法 | メリット | デメリット | おすすめな人 |
| 駅の窓口(みどりの窓口) | 複雑な相談や特殊な割引が可能 | 混雑時は並ぶ、営業時間がある | 初めて新幹線に乗る人、複雑な乗り換えがある人 |
| 指定席券売機 | 待ち時間が短い、24時間対応(駅による) | 操作に慣れが必要、複雑な割引は難しい | 購入区間が決まっている人、急いでいる人 |
| インターネット予約サイト | 早期割引(トクだ値など)でお得、自宅や移動中に予約可能 | 会員登録が必要、切符の受け取りが必要な場合がある | 計画的に旅行する人、安さを重視する人 |
| 旅行会社・金券ショップ | 宿泊とセットでお得、金券ショップは格安の回数券あり | 変更・払い戻しに制限がある、手数料がかかる場合がある | 出張や旅行でホテルもセットで予約したい人 |
モモストアの経験上、最もお得で便利なのは、断然インターネット予約サイトです。特に早期予約の割引率が高く、窓口に並ぶ手間もありません。
しかし、初めて新幹線に乗る方や、複雑な乗り継ぎの相談をしたい場合は、迷わず駅の窓口を利用するのが安心ですよ。それぞれの場所について、もっと詳しく見ていきましょう!
新幹線切符の種類も知っておこう
切符には大きく分けて「乗車券」と「特急券」の2種類があり、新幹線に乗る際は両方が必要です。
さらに、座席の種類として、普通車自由席、普通車指定席、そして特別なグリーン車(またはグランクラス)があります。
- 普通車自由席:自由席車両内の空いている席に座れます。予約は不要ですが、満席だと座れないリスクがあります。
- 普通車指定席:指定された席に必ず座れます。快適に過ごしたいならこちらがおすすめです。
- グリーン車:座席が広く、サービスも充実した最上級の座席です。少し贅沢したいときにぴったりですね。
窓口や券売機で購入する場合は、この区別をしっかり係員に伝えるか、画面で選択するようにしましょう。
新幹線に乗る前に、切符の種類や乗車方法について詳しく知りたい方は、JRの公式情報も確認しておくと安心です。 新幹線切符の種類と仕組み
駅の「きっぷうりば(みどりの窓口)」での購入:メリットとデメリット
最も古典的で、最も安心感があるのが、駅の窓口、いわゆる「みどりの窓口」で購入する方法です。対面販売なので、きっぷ購入に不慣れな方でも、係員さんに相談しながら安心して購入できます。
対面販売の最大のメリットは「複雑な相談」ができること
みどりの窓口の最大のメリットは、柔軟な対応力です。
例えば、「途中下車をしたい」「往復割引が適用されるか知りたい」「乗り継ぎで一番時間効率の良いルートはどれか」など、複雑な疑問や要望を直接係員に伝え、最適なきっぷを手配してもらえるのは大きな魅力です。
- 複雑な乗り継ぎや特殊な割引(団体割引、レール&レンタカーなど)の相談が可能。
- 障害者割引や大人の休日倶楽部パスなど、証明書が必要なきっぷもスムーズに購入できる。
- 現金だけでなく、クレジットカードでの支払いも可能です。
特に、旅行プランが複雑で自分で調べるのが面倒な場合は、迷わず窓口を利用するのが時間を節約する賢い方法と言えますね。
購入の具体的な流れと伝えるべきこと
窓口での購入は、以下の情報を係員に伝えるだけでOKです。
- 乗車区間:「東京から新大阪まで」のように、出発駅と到着駅を正確に伝えます。
- 乗車日時と列車名:「○月○日の午前10時頃ののぞみ」など、具体的な日時と希望する列車を伝えます。列車名や時刻が分からなくても、「○時台の早い列車で」といった伝え方でも大丈夫です。
- 人数と座席の種類:「大人2名、指定席で」など、人数と自由席・指定席・グリーン車の希望を伝えます。
購入申込書が設置されている窓口もあるので、事前に記入しておくと、混雑時でもスムーズに購入できますよ。
注意!繁忙期は「長時間待ち」を覚悟して
みどりの窓口の一番のデメリットは、待ち時間です。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期は、長い行列ができ、30分以上待つことも珍しくありません。
また、窓口は営業時間があるため、深夜や早朝の列車に乗りたい場合、事前に購入しておく必要があります。
最近では、指定席券売機やインターネット予約の普及により、窓口の数が減少傾向にあります。そのため、「みどりの窓口がない駅」も増えているので、必ず事前に駅の情報を確認しておきましょう。 みどりの窓口の営業時間と設置駅をチェック
指定席券売機での購入方法と注意点
「窓口に並びたくないけど、ネットで予約するのは不安」という方に最適なのが、駅に設置されている指定席券売機(みどりの券売機)です。
券売機利用のメリット:早くて簡単、非対面
券売機の一番のメリットは、やはり手軽さとスピードです。
- 待ち時間が短い:窓口に並んでいる人が多くても、券売機は比較的空いていることが多いです。
- 操作が直感的:画面の案内に従ってタッチ操作をするだけで、簡単に購入できます。
- 営業時間外も:駅によっては始発から終電まで利用でき、窓口が閉まっている時間帯でも切符の受け取りや購入が可能です。
最近の指定席券売機は非常に高性能で、普通の乗車券や特急券はもちろん、インターネットで予約した切符の受け取り、さらには一部の割引切符の購入や変更・払い戻しまで対応しています。
券売機での購入手順(ステップバイステップ)
基本的な購入の流れは以下の通りです。初めての方でも、落ち着いて操作すれば5分もかからずに購入できますよ。
- 画面の「きっぷを購入する」や「指定席を買う」を選択。
- 乗車日、出発駅、到着駅を選択。
- 希望の時間帯から列車名を選択(「のぞみ」「はやぶさ」など)。
- 座席の種類(普通車・グリーン車、指定席・自由席)を選択。
- 人数を入力し、支払い方法(現金またはクレジットカード)を選択。
- 切符と領収書を受け取って完了!
券売機利用の注意点と「難しいこと」
券売機は便利ですが、万能ではありません。複雑な経路や特殊な事情がある場合は、対応できないことがあります。
たとえば、
- 乗り継ぎが複雑な場合:新幹線と在来線の特急を乗り継ぐなど、ルートが複雑な場合は、オペレーターを呼び出して対応してもらうか、窓口に並んだ方が早い場合があります。
- 特殊な割引:株主優待券や団体割引など、証明書や複数の手続きが必要な割引切符は、窓口での対応となることが多いです。
- 座席のこだわり:「一番前の席がいい」「窓側で、隣を空けたい」といった細かい座席の要望は、券売機の操作では難しい場合があります。
しかし、インターネット予約サイト(えきねっと、スマートEXなど)で予約した切符の受け取りは、券売機でスムーズに行えます。事前にネットで予約を済ませておけば、窓口に並ぶことなく、券売機で「受取コード」などを入力するだけで発券できるので、この組み合わせが最強です!
インターネット予約サイト(JR各社)を徹底比較!
今の時代、新幹線切符の購入の主流は間違いなくインターネット予約です。自宅や移動中にサクッと予約でき、何よりお得な割引商品が豊富に用意されているのが魅力です。
新幹線ネット予約サービスの代表格
新幹線を運行しているJR各社は、それぞれ独自のネット予約サービスを提供しています。主に以下の3つのサービスが代表的です。
| サービス名 | 主な対象区間 | 料金 | 特徴 |
| スマートEX | 東海道・山陽・九州新幹線 | 年会費無料 | 誰でも利用可。通常のきっぷより少し安い。 |
| エクスプレス予約 | 東海道・山陽・九州新幹線 | 年会費あり(1,100円程度) | スマートEXよりさらにお得。年に数回以上利用するなら必須。 |
| えきねっと | JR東日本・JR北海道エリアの新幹線(全国の予約も可) | 年会費無料 | 「トクだ値」が非常に強力。乗車日1ヶ月前の事前受付も可能。 |
ご覧の通り、利用する新幹線のエリアによって、最適な予約サイトが異なります。東海道・山陽新幹線を利用することが多いなら「スマートEX」、東北や上越新幹線なら「えきねっと」が基本となりますね。
ネット予約が断然お得な3つの理由
なぜ、多くの人がネット予約を選ぶのでしょうか?
- 最大の割引「早割」が使える:「トクだ値」や「EX早特」など、乗車日よりも前に予約することで大幅に割引される商品が用意されています。割引率はなんと最大50%オフになることも!
- チケットレス乗車が可能:切符を発券することなく、登録した交通系ICカードやQRコードでそのまま改札を通過できます。窓口や券売機に並ぶ手間が一切かかりません。
- 事前受付サービス:乗車日1ヶ月前の午前10時という発売開始時刻より前に、予約の申し込みができるサービスがあります。これにより、繁忙期でも希望の列車を確保しやすくなります。
特に「トクだ値」のような割引切符は、座席数に限りがあるため、人気の時間帯はすぐに売り切れてしまいます。早めに予約ができるネットサービスは、お得に新幹線を利用するための必須ツールと言えるでしょう。
予約サイトの具体的な使い方については、各サービスの公式サイトで確認してください。 各新幹線ネット予約サービスの公式サイト
【東海道・山陽・九州】スマートEX・エクスプレス予約がお得な理由
東京〜新大阪間を結ぶ日本の大動脈、東海道新幹線や、その先の山陽・九州新幹線を利用する方は、「スマートEX」か「エクスプレス予約」のどちらかを選ぶことになります。この二つのサービスの違いを理解することが、東海道・山陽新幹線をお得に利用する鍵です。
スマートEXは「万人向け」、エクスプレス予約は「ヘビーユーザー向け」
まず、どちらも交通系ICカード(SuicaやPASMOなど)を登録すれば、切符なしで新幹線に乗れる便利なサービスです。
- スマートEX:年会費無料。誰でも気軽に利用でき、通常のきっぷ代金より200円〜1,000円程度割引になります。年に数回程度の利用であればこれで十分満足できます。
- エクスプレス予約(EX予約):年会費(1,100円/年)が必要です。しかし、スマートEXよりも割引額が大きく、繁忙期でも料金がほぼ変わらないという最強の特典があります。特にビジネス利用などで年に何度も新幹線に乗る方には、年会費を払っても元が取れる、いや、それ以上にお得になるサービスです。
EX早特21・EX早特7で最大割引を狙う
EX予約会員だけが利用できる割引商品が「EX早特」シリーズです。
- EX早特21:乗車日の21日前までに予約することで、運賃・料金が大幅に割引されます。
- EX早特7:乗車日の7日前までに予約する商品で、こちらもかなりお得になります。
特に、人気区間である東京〜新大阪間の「のぞみ」指定席も対象になることが多いので、早めに予定が決まっている場合は、真っ先にこの「早特」シリーズをチェックしましょう。
また、EX予約は「グリーンプログラム」というポイント制度もあります。これを利用すれば、貯まったポイントで普通車の値段でグリーン車に乗れるという、とても嬉しい特典もあります。
東海道新幹線を頻繁に利用する方は、EX予約の公式サイトを一度見てみることをおすすめします。 エクスプレス予約の詳しい情報はこちら
【JR東日本・北海道】「えきねっと」で「トクだ値」を狙うべし
東北、上越、北陸、北海道、山形、秋田の各新幹線を利用する方は、JR東日本が運営する「えきねっと」が中心となります。えきねっとの最大の目玉は、破格の割引率を誇る「トクだ値」です。
「トクだ値」は割引率の高さが魅力!
「えきねっとトクだ値」は、乗車区間・列車・席数限定で販売されるネット限定の割引切符です。
- 新幹線eチケット(トクだ値1):乗車日前日まで申し込み可能。約5%〜15%割引。急な出張や予定変更でも間に合う可能性があるのが嬉しいですね。
- 新幹線eチケット(トクだ値14):乗車日14日前まで申し込み可能。約15%〜35%割引。早めに予約すれば、かなり安く新幹線に乗れます。
- 新幹線eチケット(お先にトクだ値スペシャル):さらに割引率が高く、最大50%割引になることも!期間限定のキャンペーン商品なので、こまめにチェックが必要です。
トクだ値の割引率は非常に魅力的ですが、いくつか注意点があります。
それは、「切符の変更・払い戻しに制限がある」という点です。特に「トクだ値14」や「お先にトクだ値スペシャル」は、予約した列車の変更ができない、あるいは手数料が高くなるなどの制約があります。
そのため、予約する際は、日程や列車名をしっかり確認してから決済するようにしましょう。
トクだ値の購入方法と成功のコツ
トクだ値は座席数が限られているため、人気商品は発売開始と同時に売り切れることも珍しくありません。
- 事前受付を活用する:えきねっとでは、乗車日1ヶ月前の発売日よりさらに1週間前から、予約の事前申し込みが可能です。このサービスを利用すれば、発売開始時刻に慌てることなく、希望の切符を確保しやすくなります。
- 複数候補を用意する:もしトクだ値が取れなかった場合に備えて、時間帯や列車をいくつか候補として準備しておくのが賢明です。
- 新幹線eチケットでチケットレス乗車:トクだ値を購入すると「新幹線eチケット」となり、登録したICカードで改札を通過できます。このスムーズな乗車体験は、一度味わうと病みつきになりますよ。
えきねっとは、お得な切符の宝庫です。JR東日本やJR北海道の新幹線を利用する際は、必ずチェックしましょう。
旅行会社や金券ショップでの購入はアリ?
駅の窓口やネット予約以外にも、新幹線切符を購入できる場所があります。それが「旅行会社」と「金券ショップ」です。それぞれ独自のメリットがありますが、利用には注意も必要です。
旅行会社は「パッケージツアー」が最強
JTB、日本旅行、近畿日本ツーリストなどの大手旅行会社でも新幹線切符を購入できます。しかし、単に切符だけを購入する目的であれば、駅やネット予約の方が便利で安いです。
旅行会社を利用する最大のメリットは、「新幹線+宿泊」のパッケージツアーの割引率が非常に高いことです。
- ホテル代が実質無料に?:往復の新幹線代と宿泊費を別々に予約するよりも、セットで予約した方が、トータルで数千円〜数万円安くなることがよくあります。
- 予約の手間が省ける:新幹線とホテルを一度に予約できるので、手配の手間が大幅に軽減されます。
もし旅行や出張で宿泊が伴う場合は、まず旅行会社のパッケージツアーを検討することをおすすめします。特に、楽天トラベルやJTBのようなオンラインサイトでも、お得なパックが多数用意されています。
金券ショップは「回数券のばら売り」が基本
金券ショップでは、新幹線の回数券をバラして販売していることがあります。特に、利用者が多い区間(東京ー新大阪など)では、通常の切符よりも数百円〜数千円安く購入できる場合があります。
金券ショップのメリットとデメリットを見てみましょう。
| メリット | デメリット |
| 通常の切符より安い場合がある | 変更・払い戻しができない |
| 当日でも購入可能 | 利用できない期間(GW、お盆、年末年始など)がある |
| 現金での購入が可能 | 指定席を取るには、別途手続きが必要な場合がある |
最大のデメリットは、「変更・払い戻しができない」点と、「利用制限期間がある」点です。急な予定変更が多い方や、繁忙期に利用したい方は、リスクがあるため避けた方が無難です。また、最近はネット予約の割引率が高いため、金券ショップの割引率が以前ほど魅力的ではなくなっていることも覚えておきましょう。
新幹線の切符は「いつから」買える?予約開始のルール
新幹線の切符を確実に手に入れるためには、購入できる「発売開始日」を知っておくことが非常に重要です。特に旅行シーズンは、予約開始直後に席が埋まり始めるので要注意ですよ。
基本は「乗車日1ヶ月前の午前10時」
新幹線を含むJRの切符は、乗車日の1ヶ月前の午前10時から一斉に発売が開始されます。
例えば、8月1日に新幹線に乗りたい場合、7月1日の午前10時から切符が買える、というルールです。
このルールは、駅の窓口、指定席券売機、そしてインターネット予約サイトのすべてで共通です。
ただし、このルールは「きっぷの確保(購入)」ができるようになる時間であり、インターネット予約では、さらに早く予約の申し込みができるサービスがあります。
ネット予約の「事前受付」を活用する!
インターネット予約サイトの「えきねっと」や「EX予約」には、通常の発売時刻よりも早く予約の申し込みができる「事前受付」サービスがあります。
- えきねっと:乗車日1ヶ月前のさらに1週間前の5時30分から事前申し込みが可能です。(例:8月1日乗車なら、6月24日の5:30から受付開始)
- EX予約:乗車日1年前(!)から予約可能です。ただし、これは会員限定の特別なサービスです。
事前受付は、あくまで「申し込み」であり、実際に切符が確保されるのは、発売開始日(1ヶ月前の午前10時)になってからです。しかし、人気の時間帯や繁忙期は、事前受付をしておかないと席の確保が難しくなるため、予定が決まったらすぐに申し込みをしておきましょう。
発売開始時刻はシステムによって異なる
厳密に言うと、駅の窓口とネット予約サイトでは、発売開始のプロセスに違いがあります。
駅の窓口や券売機は、午前10時ちょうどに操作が始まりますが、ネット予約サイト(特にEX予約など)は、システムが自動的に予約処理を行うため、10時ちょうどを過ぎてから結果が反映される場合があります。いずれにせよ、確実に切符を確保したいなら、ネット予約の「事前受付」を利用するのが最も確実で、ストレスが少ない方法です。
新幹線の切符を「当日」に買うのは可能?
「急に予定が入った!」「うっかり予約を忘れてた!」という場合でも、新幹線の切符を当日買うことは基本的に可能です。しかし、購入場所や時間帯によっては、いくつか注意が必要です。
当日の購入場所は主に3つ
新幹線の切符を当日に購入できる場所は、以下の通りです。
- 指定席券売機:最もスピーディー。急いでいる場合はこれ一択です。
- 駅の窓口:混雑していなければ購入可能ですが、行列ができていると間に合わないリスクがあります。
- インターネット予約サイト:出発時刻の直前まで予約・購入が可能です。
特に、インターネット予約サイトは当日も大活躍します。
例えば、えきねっとの「新幹線eチケット(トクだ値1)」は、乗車日の前日まで購入可能ですし、スマートEXやEX予約は、出発直前まで予約が可能です。
当日購入のリスクと避けるべき時間帯
当日購入のリスクは、なんといっても「指定席が取れない」ことです。
- 朝の始発から午前中:ビジネス客の利用が多く、指定席が埋まりやすい時間帯です。
- 金曜日の夜・日曜日の夕方:週末の帰省や旅行客で、自由席も指定席も満席になる可能性が高いです。
もし指定席が取れなかった場合は、自由席を利用することになります。自由席は予約が不要ですが、座れない場合はデッキなどに立って移動することになります。特に長距離の移動では、これは避けたいですよね。
当日に自由席に乗る予定の場合でも、早めにホームに並んで、少しでも座れる確率を上げることが大切です。
当日でもお得になる裏技は?
当日の購入でも、割引になる可能性があるのは、「早特」シリーズの最終受付や、当日販売されているおトクなきっぷです。
また、新幹線チケットを扱うAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでも、旅行会社のツアー商品や優待券が販売されていることがあります。当日すぐに使える切符ではありませんが、将来の旅行計画のためにチェックしておくのも良いでしょう。
最も安く新幹線切符を買う!お得な割引制度8選
新幹線を賢く利用したいなら、割引制度を徹底的に活用すべきです。定価で買うのはもったいない!と言い切れるほど、お得な方法がたくさんあります。ここでは、代表的な8つの割引制度をご紹介します。
お得な割引制度一覧表
| 割引名 | 割引率の目安 | 対象者・条件 |
| 1. ネット予約の早割(トクだ値/早特) | 5%〜50% | 乗車日よりも前に予約するネット予約会員 |
| 2. 新幹線+ホテルパック | トータルで数千円〜数万円 | 新幹線と宿泊をセットで予約する人 |
| 3. 往復割引 | 運賃が10%OFF | 片道601km以上の往復で利用する人 |
| 4. 学生割引(学割) | 運賃が20%OFF | 中学・高校・大学などの学生(片道101km以上) |
| 5. 株主優待券 | 10%〜50%OFF | JR各社の株主優待券を持っている人(または金券ショップで購入) |
| 6. 大人の休日倶楽部(会員限定) | 5%〜30%OFF | JR東日本・北海道エリアの会員(年齢制限あり) |
| 7. 団体割引 | 10%〜15%OFF | 8名以上のグループで同一行程を利用する人 |
| 8. 特定都区市内制度 | 実質的な割引 | 大都市圏で乗降する場合(乗車券に適用) |
最強の割引は「早割」と「ホテルパック」
割引率の高さという点で群を抜いているのが、「ネット予約の早割」と「新幹線+ホテルパック」です。
「トクだ値」や「早特」は、日程が固定されてしまうデメリットはありますが、最大で半額になる破壊力は絶大です。とにかく安く行きたい!という方は、最初に早割の有無を確認しましょう。
また、「新幹線+ホテルパック」は、個別に予約するよりも圧倒的に安くなることが多く、旅行会社やオンライン予約サイトで常に人気の商品です。特に、出張や旅行で必ず宿泊が必要な場合は、このパックツアーを利用しない手はありません。
株主優待券は、金券ショップで販売されていることがありますが、割引率が高い分、利用制限が多い場合もあるので、購入前に必ず利用条件を確認してくださいね。
その他、往復割引や学割、特定都区市内制度など、自動的に適用される割引もありますので、次のH2で詳しく解説します。
チケットレス乗車(ICカード)の便利な仕組みと利用方法
最近の新幹線は、切符を発券しなくても乗車できる「チケットレス」が主流になってきています。これは本当に便利で、一度体験するともう紙の切符には戻れません!
チケットレスを可能にする2大サービス
チケットレス乗車を可能にしているのは、主に以下の2つのサービスです。
- 新幹線eチケットサービス:JR東日本、JR北海道、JR西日本、JR九州エリアで利用可能。えきねっとで予約し、手持ちのSuicaやPASMOなどの交通系ICカードを紐づけます。
- EX-ICサービス:東海道・山陽・九州新幹線で利用可能。スマートEXまたはエクスプレス予約で予約し、登録したICカードで乗車します。
仕組みは簡単で、予約した座席情報が、ICカードの中に記録されるというイメージです。
新幹線に乗る際は、在来線からの乗り換え改札や、新幹線専用改札機に、登録したICカードをタッチするだけ!これで乗車券と特急券の情報が自動で読み取られ、スムーズに新幹線ホームに入場できます。
チケットレス乗車の具体的な利用の流れ
実際にチケットレスで乗車する際の流れは以下の通りです。
- インターネット予約サイト(えきねっと、スマートEXなど)で新幹線を予約。
- 予約時に、利用する交通系ICカードのID番号を登録。
- 乗車当日、登録したICカードを新幹線改札機にタッチして入場。
- 乗車後、車内での検札は省略されることが多いです。(万が一に備え、スマホの予約画面は確認できるようにしておきましょう)
- 到着駅でICカードをタッチして出場。
チケットレスのメリットと注意点
チケットレスのメリットは語りつくせないほどあります。
- 発券の手間ゼロ:窓口や券売機に並ぶ必要がありません。
- 切符紛失の心配ゼロ:切符をなくす心配がなく、スマホやICカード一つで乗車できます。
- 乗車直前まで予約可能:出発直前の列車でも、スマホで予約してすぐに乗車できます。
一方で、注意点もあります。
特に新幹線eチケットの場合、「東京都区内」「山手線内」などの特定都区市内制度が適用されない商品があるため、新幹線の駅から先の在来線区間の乗車券を別途購入する必要が出てくる場合があります。
また、複数人で利用する場合は、全員分のICカードが必要になります。この点だけは注意して予約しましょう。
往復割引や学生割引の適用条件と計算方法
誰もが利用できるわけではないですが、条件を満たせば大きな割引を受けられるのが、往復割引と学生割引です。これらの割引制度は、駅の窓口や指定席券売機でも適用される、伝統的なお得な制度です。
往復割引は長距離移動の味方!
往復割引は、片道の営業キロが601km以上の区間を往復する場合に適用されます。
割引率:「運賃」部分が10%割引になります。
ここで重要なのは、割引の対象が「運賃」のみであり、「特急料金」は割引の対象外ということです。しかし、運賃だけでも10%割引は大きいですし、長距離になればなるほど、割引額も増えていきます。
主な適用区間(片道601km以上)の例:
- 東京〜博多
- 東京〜小倉
- 東京〜熊本
- 仙台〜広島
この割引は、自動的に適用されますので、駅の窓口や券売機で「往復」で購入の意思を伝えるだけで大丈夫です。ネット予約でも、往復の行程を一括で購入すれば自動で適用されます。
学生割引(学割)は切符の購入前に手続きが必要!
学生割引は、中学、高校、大学、専修学校などに通う学生・生徒であれば誰でも利用できる、強力な割引制度です。
割引率:「運賃」部分が20%割引になります。往復割引よりもさらに割引率が高いのが特徴です。
適用条件:
- 片道101km以上の区間を利用すること。
- 学校で発行される「学生割引証(学割証)」を窓口に提出すること。
学生割引を利用する際の最大のポイントは、事前に学校で「学割証」を発行してもらう必要があるということです。券売機やネット予約(一部を除く)では、この学割証を提示できないため、原則としてみどりの窓口での購入となります。
学生の方は、ぜひ学割証を活用して、賢く新幹線を利用してください。
新幹線+ホテルパックが最強!旅行全体をお得にする裏技
新幹線の切符を安く買いたいという目的を達成する上で、最も費用対効果が高い、最強の裏技とも言えるのが「新幹線とホテルをセットで予約する」方法、つまりパッケージツアーの活用です。
なぜ「パック」は単体より安くなるのか?
「新幹線切符代+ホテル代」を別々に購入するよりも、旅行会社のパックツアーの方が安くなる理由は、旅行会社が新幹線やホテルの座席・部屋を大量に買い取っているためです。
これにより、
- 宿泊費が実質ゼロ円になるような破格のプランがある。
- 新幹線やホテルの空席・空室状況に応じて価格が変動し、お得なタイミングを見つけやすい。
パッケージツアーは、主に以下のサイトで探すことができます。
- JTBや日本旅行などの大手旅行会社の公式サイト
- 楽天トラベル、じゃらんなどのオンライン旅行予約サイト
パックツアーのメリットとデメリット
メリット:
- 圧倒的な割引率:特に閑散期やセール期間は、驚くほど安くなります。
- 予約が簡単:新幹線とホテルがセットになっているので、個別に手配する手間がありません。
- 座席指定:ほとんどのプランで新幹線の座席指定が可能です。
デメリット:
- セット販売が基本:ホテルを使わない日がある場合でも、セットになっているため、その分の料金が割高になることがある。
- 変更に制限:予約後の列車やホテルの変更・キャンセルに、手数料がかかる、あるいはできない場合が多い。
しかし、これらのデメリットを考慮しても、特に観光やレジャー目的で、日程が決まっている場合は、パックツアーは最も賢い選択肢と言えるでしょう。
ビジネス出張などでホテルも同時に予約する必要があるなら、ぜひこの「新幹線+ホテルパック」を検討してください。旅費全体を大幅に節約できるはずですよ。
新幹線切符は、購入場所やタイミング、利用する割引制度によって、価格が大きく変わってきます。ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりの購入方法を見つけ、お得で快適な新幹線旅を実現してくださいね。

