パルスオキシメーターどこで買える？ドラッグストアからネット購入まで完全ガイド

体調管理のためにパルスオキシメーターが欲しいけど、どこで売ってるのか迷いますよね？
「ドラッグストアにある？」「ネットで買って大丈夫？」といった疑問をお持ちの方へ、この記事ではパルスオキシメーターの主な販売場所や失敗しない選び方のポイントを徹底解説します。
ご自身の状況に合った最適な購入方法を見つけましょう！

パルスオキシメーターはどこで買える？主要な販売店を徹底比較！

パルスオキシメーターは、一時的なブームによって品薄になった時期もありましたが、現在は比較的安定して流通しています。
主な購入先としては、実店舗とインターネット通販の2つのルートが考えられますが、それぞれにメリット・デメリットがあるんです。
どこで購入するかによって、在庫の豊富さ、価格帯、そして何より「すぐに手に入るか」が変わってきますので、まずは全体像を把握しましょう。

実店舗で購入するメリットと主な販売チャネル

実店舗で購入する最大のメリットは、実際に商品を手に取って確認できる点です。
特にパルスオキシメーターは、指へのフィット感や画面の見やすさが重要なので、これを確認できるのは大きなアドバンテージになります。
また、店員さんや薬剤師さんに直接質問できる安心感もありますよね。
主な実店舗のチャネルと、それぞれの特徴は以下の通りです。

• ドラッグストア・薬局：日常的な健康管理の延長線上で手軽に購入できます。医療機器の取り扱いがあるため、比較的信頼性の高いモデルが並んでいます。
• 家電量販店：最新のデジタル機器や健康管理ガジェットと一緒に陳列されていることが多く、多機能モデルを探している方に適しています。価格競争も激しいので、思わぬお値打ち品に出会えることもあります。
• 医療機器販売店・病院の売店：より専門的で、医療現場でも使われるような高性能モデルを探している場合に適しています。ただし、店舗数は少ないです。

実店舗のデメリットとしては、在庫が店舗によってバラバラな点、そして価格がネット通販よりも高めに設定されている可能性がある点です。すぐに必要な場合は、訪問前に電話で在庫確認をするのが賢明ですよ。

インターネット通販で購入するメリットと注意点

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ネット通販は、現在の主要な購入ルートと言えるでしょう。
そのメリットは計り知れません。

メリット	詳細
価格の安さ	実店舗よりも安価なモデルや、タイムセールに遭遇する機会が多いです。
品揃えの豊富さ	国内外のありとあらゆるメーカーの製品を比較検討できます。
自宅への配送	重い荷物になるわけではありませんが、体調が優れない時でも自宅から一歩も出ずに購入できるのは心強いです。
レビュー参考	実際に購入した人のレビューや評価を参考に、品質や使い勝手を確認できます。

ただし、ネット通販には注意点もあります。一番気をつけたいのは、非正規品や、医療機器認証を受けていない製品が紛れている可能性があることです。
特に格安すぎるモデルには要注意。測定精度が命の機器ですから、必ず販売元の信頼性や、製品が正式な医療機器認証（日本国内の厚生労働省による認証）を受けているかどうかを確認してから購入してくださいね。
信頼できるショップを見極めることが、ネット通販での成功の鍵となります。
厚生労働省の医療機器認証に関する情報はこちらのリンクから確認できます。

ドラッグストア（マツキヨ、スギ薬局など）での購入は？在庫状況と価格帯

最も身近で、すぐに思いつく購入場所の一つがドラッグストアですよね。
風邪薬や体温計など、健康関連の商品が並ぶドラッグストアは、パルスオキシメーターの購入場所としても非常に有力です。
しかし、お店によって取り扱い状況や価格が大きく異なるため、事前にしっかり情報を掴んでおくことが大切です。

主要ドラッグストアの取り扱い状況と傾向

全国展開しているような大手ドラッグストア、例えばマツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシア薬局、ココカラファインなどでは、基本的にパルスオキシメーターの取り扱いがあります。
ただし、全ての店舗に常時在庫があるわけではないという点は覚えておきましょう。
特に郊外の小型店舗や、医療品よりも日用品の割合が多い店舗では、置いていないこともあります。
取り扱いモデルは、一般的に信頼性が高く、有名メーカーの入門機から中級機が中心です。価格帯は幅広く、5,000円前後のものから、機能が充実した15,000円程度のものまで見られます。

ドラッグストアで購入する際のメリット

1. 薬剤師や登録販売者に相談できる：測定方法や使用上の注意点など、専門的な知識を持つスタッフに質問できる安心感があります。
2. ポイントが貯まる・使える：普段使っているドラッグストアのポイントを活用できるため、実質的な割引になることがあります。
3. 実物を確認できる：実際に指に挟んでみて、使い心地や画面の視認性をチェックできます。

特に重要なのは、「医療機器である」という意識を持って購入できるという点です。スタッフの方の顔が見えることで、万が一の故障や使い方に関する疑問にも対応してもらいやすいでしょう。

ドラッグストアでの価格帯とネット通販との比較

ドラッグストアで販売されているパルスオキシメーターは、ネット通販と比較すると「若干高め」になる傾向があります。
これは、店舗の運営費や人件費などが価格に反映されるため、ある程度は仕方のないことです。
しかし、ドラッグストアならではのセールやクーポンを利用することで、ネット通販と遜色ない価格で購入できる場合もあります。

購入場所	価格帯（目安）	特徴
ドラッグストア	5,000円 ～ 15,000円	対面での安心感、ポイント利用可、すぐに持ち帰れる。
ネット通販	3,000円 ～ 20,000円以上	最安値モデルを探しやすい、品揃えが豊富だが、認証の確認が必須。

もし、「今すぐ必要！」という状況でなければ、一度ネット通販で大体の相場や人気モデルの価格をチェックしてから、ドラッグストアの店頭価格と比較検討するのがおすすめです。
また、ドラッグストアのオンラインストアをチェックしてみるのも良い方法です。店頭在庫がなくても、オンラインで注文できる場合がありますよ。 主要ドラッグストアのパルスオキシメーター品揃えをGoogleでチェックしてみましょう。

家電量販店（ヤマダ、ビックカメラ）での取り扱いは？価格比較のメリット

ドラッグストアの次に、健康機器のコーナーがある家電量販店も有力な購入候補地です。
ヤマダデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラといった大型店では、血圧計や体重計と並んで、パルスオキシメーターも取り扱われています。
家電量販店ならではのメリットを最大限に活用して、お得に、そして納得のいく一台を見つけましょう！

家電量販店の強みと取り扱いモデルの特徴

家電量販店が他の販売店と異なる最大の強みは、多機能モデルや最新モデルの品揃えが豊富なことです。
これらの店舗では、単にSpO2と脈拍を測るだけでなく、Bluetoothでスマートフォンと連携できるモデルや、デザイン性に優れたモデルなど、デジタルヘルスケア製品としての側面を重視した製品が多く並びます。
また、専門知識を持つ販売員さんがいることも大きな魅力です。
「どのメーカーが良いか」「操作が簡単なのはどれか」といった疑問に対して、製品比較に基づいたアドバイスをもらえる可能性があります。

家電量販店での購入が向いている人

• ポイント還元を重視する人（大型ポイントを貯めたい、使いたい）
• 複数のメーカーや最新モデルを比較したい人
• デジタル連携機能など、付加価値の高いパルスオキシメーターを探している人
• 体温計や血圧計など、他の健康家電とまとめて購入したい人

家電量販店もドラッグストアと同様に、ネット通販よりも価格が高めに設定されていることが多いですが、高額なパルスオキシメーターを購入する場合、ポイント還元率によっては実質的な購入価格がネット通販と変わらなくなることもありますので、ポイント制度をしっかりチェックしてくださいね。

実店舗とオンラインストアの使い分けと価格動向

家電量販店には、実店舗と、それぞれのオンラインストアがあります。これらをどう使い分けるかが、賢い購入のコツです。

チャネル	メリット	デメリット
実店舗	実機を見て触れる、店員に相談可能、ポイント即時利用	在庫がない場合がある、価格がオンラインより高い傾向
オンラインストア	価格が実店舗より安い場合がある、自宅で受け取れる、品揃えが豊富	実物を見られない、配送に時間がかかる

実店舗でいくつかのモデルを比較検討し、指にフィットするか、画面が見やすいかを確認した上で、最終的な購入は価格が安いオンラインストアで行うという方法が、最も賢明な買い方と言えます。
特に家電量販店のオンラインストアでは、週末限定セールや特定のメーカーのキャンペーンが行われることがありますので、こまめに価格をチェックしてみてください。

価格動向としては、季節性のインフルエンザ流行期や、感染症の波が来る時期に需要が高まり、一時的に価格が上昇したり品薄になったりする傾向が見られます。
健康に不安を感じ始めたら、シーズンオフの安定している時期に購入しておくのが安心です。
最新モデルの情報は家電量販店のオンラインストアで確認しましょう。

ネット通販（Amazon・楽天・Yahoo!）で購入するメリット・デメリット

やはり、パルスオキシメーターの購入で最も利用者が多いのはネット通販でしょう。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった巨大なプラットフォームは、品揃え、価格、利便性のどれをとっても強力です。
しかし、先に述べたように、ネット通販特有の「罠」も存在します。賢く安全に購入するためのポイントを、深掘りしていきます。

ネット通販の圧倒的なメリットと価格競争の恩恵

ネット通販が選ばれる理由は、その比較のしやすさとコストパフォーマンスに尽きます。
実店舗ではせいぜい数種類しか比較できませんが、ネット通販なら数十、数百のモデルを、自宅にいながらにしてスペックや価格、そしてユーザーレビューまで比較できます。

• 最安値が見つかりやすい：価格比較サイトを利用したり、同じ商品でも複数のショップを比較したりすることで、その時点での最安値を見つけ出すことが容易です。
• 限定モデルの購入：海外メーカーの日本未発売モデルや、ネット限定で販売されているお洒落なデザインのモデルなども手に入れるチャンスがあります。
• ポイントアップやセール：楽天スーパーセールやAmazonプライムデーなど、大型セールの期間中を狙えば、実店舗ではありえないほどの割引価格で購入可能です。

特に、日常的にAmazonや楽天市場を利用している方にとっては、普段貯めているポイントを使ったり、ポイント還元を受けたりできるのは大きな魅力ですよね。体調が悪く外出が難しい時でも、注文すればすぐに自宅に届く迅速性も、健康管理機器としては非常に重要です。

注意すべき非認証品と信頼できる販売元の見極め方

ネット通販で最も警戒すべき点は、日本の医療機器認証（薬機法に基づく認証）を取得していない製品が販売されている可能性があることです。
パルスオキシメーターは、SpO2という命に関わる重要な数値を測る機器ですから、その精度が保証されていなければ意味がありません。
厚生労働省が定める基準をクリアした「認証品」であることの確認は、購入前の絶対条件です。

信頼できる製品を見極めるチェックリスト

チェック項目	確認すべき情報
認証番号	商品説明文に「医療機器認証番号」「特定保守管理医療機器」といった記載があるか。
メーカー名	オムロン、日本精密測器（NISSEI）、ドリテックなど、日本国内で実績のあるメーカーかどうか。
販売元	個人ではなく、法人としてしっかり運営しているストアであるか。極端に評価が低い、または新しいショップは避ける。
価格	相場（5,000円〜15,000円）からかけ離れた数千円の安すぎる製品は慎重に。

Amazonや楽天市場などでは、レビュー欄に「数値が不安定」「すぐに壊れた」といった書き込みが目立つ製品は避けるようにしてください。
安心を求めるなら、Amazonや楽天が直接販売・発送を行っている製品を選ぶと、よりトラブルを避けやすいでしょう。
医療機器認証番号の確認方法はこちらのリンクから詳しく調べられます。

パルスオキシメーターはコンビニや100均でも買えるの？

「急に体調が悪くなったから、近くのコンビニでサッと買いたい」
「試しに使ってみたいから、100円ショップで簡易的なものはないかな？」
こういった考えを持つ方もいるかもしれませんが、残念ながら、コンビニや100円ショップではパルスオキシメーターを購入することはできません。なぜなら、パルスオキシメーターは「医療機器」として分類されているからです。

なぜコンビニや100円ショップには置かれていないのか

パルスオキシメーターは、薬機法（医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律）において「管理医療機器」または「一般医療機器」に分類されています。
医療機器を販売するためには、都道府県知事への届出や許可が必要になり、その販売・陳列方法にも厳しい規制があります。
コンビニや100円ショップは、これらの医療機器販売に必要な要件を満たしていないことがほとんどであるため、店頭に並ぶことはないのです。

たとえ、見た目が似たような「健康管理グッズ」が販売されていたとしても、それは医療機器の認証を受けていない「雑貨」扱いの製品であり、正確なSpO2（血中酸素飽和度）を測定する目的には適しません。
数値を測る機器は、その精度が命に関わるものですから、「安さ」や「手軽さ」だけで選ぶのは避けるべきです。

コンビニや100均で買える「代用品」はある？

では、もしコンビニや100円ショップで、SpO2測定の代わりになるような商品が売られているかというと、それも非常に難しいです。
パルスオキシメーターの機能は、指先に光を当てて動脈血の色（酸素の結びつき具合）を測定するという、特殊な技術に基づいています。
代わりになるとすれば、脈拍を測るスマートウォッチや心拍計などがありますが、これらはあくまで「脈拍」を測るものであり、「血中酸素飽和度」を測る機能は、医療機器認証を受けたパルスオキシメーターや、特定の医療機器クラスのスマートウォッチにしか備わっていません。

どうしてもすぐに状況を把握したい場合は、近くのドラッグストアか、夜間営業している大型の薬局を探すしかありません。
特に夜間や早朝に体調に異変を感じた場合は、購入場所を探すよりも、まずはかかりつけ医や緊急相談窓口に連絡することを優先してくださいね。
健康に関する機器は、手軽さよりも「正確性」を最優先することが、ご自身やご家族を守ることに繋がります。

医療機器として「認証済」製品を選ぶ際の重要ポイント

ここまで何度か触れてきましたが、パルスオキシメーターを選ぶ上で最も譲れないのが、「医療機器認証を受けているかどうか」です。
認証なしの製品は、測定値に信頼性がなく、せっかく購入しても意味がありません。
あなたの健康状態を正確に把握するため、なぜ認証が重要なのか、そしてどうやって確認すれば良いのかを詳しく見ていきましょう。

なぜ日本の医療機器認証が必要なのか

医療機器認証は、厚生労働省が定める品質、有効性、そして安全性の基準をクリアしていることを示す「お墨付き」のようなものです。
認証を受けていない製品は、極端な話、おもちゃと同じ扱いで、測定値の正確性が保証されていません。
パルスオキシメーターの場合、SpO2が90%を下回ると危険な状態と判断されるなど、その数値が命の判断に関わります。
誤った数値が表示されることで、「大丈夫だろう」と誤った安心感を持ってしまい、結果的に受診のタイミングを遅らせてしまうという最悪のケースも考えられます。

特にネット通販では、海外の安価な非認証品が大量に出回っています。
「日本語の説明書がない」「パッケージが粗悪」といった製品は、認証を受けていない可能性が極めて高いです。価格の安さに惑わされず、「命の数値」を測る機器として、認証済みの製品を強くおすすめします。

医療機器認証の分類

• 管理医療機器：比較的リスクの低い医療機器。多くの家庭用パルスオキシメーターがこれに該当します。販売には、都道府県知事への届出が必要です。
• 一般医療機器：さらにリスクが低いもの。体温計などがこれに該当します。

製品の説明欄に、必ず「管理医療機器」または「一般医療機器」の区分と、認証番号（例：○○医療機器認証番号：第225AKBZX00020000号など）が記載されていますので、ここをしっかり確認しましょう。

認証番号の確認方法とメーカーの信頼性

認証番号は、メーカーが厚生労働省の審査を受けて、その製品の安全性を認められた証拠です。
確認する際のポイントは以下の通りです。

1. 製品パッケージや説明書：認証番号は、必ずパッケージや本体、または取扱説明書の目立つ場所に記載されています。
2. ネットの販売ページ：Amazonなどの販売ページでも、必ず商品名の下や詳細情報に番号が記載されています。
3. 厚生労働省のデータベース：本当にその番号が正しいか不安な場合は、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構（PMDA）の医療機器データベースで、番号やメーカー名を入力して検索することで、その製品が正式に認証されているかを確認できます。

また、認証を受けていることと並んで、「どのメーカーが作っているか」も非常に重要です。
オムロン、日本精密測器（NISSEI）、ケンツメディコ、ドリテックなど、日本国内で長年にわたり医療機器を製造・販売しているメーカーは、品質管理体制がしっかりしています。
製品自体の信頼性だけでなく、万が一の故障や修理、使い方に関する問い合わせ窓口がしっかりしているという点でも、大手メーカーの製品を選ぶ安心感は計り知れません。
安いからという理由だけで、聞いたことのない海外メーカーの製品を選ぶのは避けた方が賢明ですよ。

【価格帯別】人気メーカーとおすすめモデルの比較

認証の重要性が分かったところで、次に気になるのは「結局、どのモデルを選べば良いのか」という点でしょう。
パルスオキシメーターは、価格帯によって機能やデザインに違いがあります。ご自身の予算と必要な機能を見比べて、最適な一台を見つけてくださいね。

入門機（5,000円〜8,000円台）のおすすめと特徴

この価格帯は、「とにかくSpO2と脈拍が正確に測れれば十分」という方や、一時的に必要になった場合に最適です。
機能はシンプルで、指を挟んでボタンを押すだけで測定が開始され、大きな液晶画面に数値が表示されるのが一般的です。
主な特徴：

• 測定値の表示がSpO2と脈拍のみでシンプル。
• デザインやカラーバリエーションは少ない傾向にある。
• 電池は単4形乾電池2本で動作するモデルが多い。

この価格帯でも、もちろん日本の医療機器認証を受けている製品はたくさんありますので、認証番号を確認することを忘れないでください。
例えば、ドリテックや一部のオムロンのシンプルモデル、国内の医療機器メーカーがOEMで販売している製品などがこのゾーンに該当します。操作が簡単なので、高齢の方でも迷わず使えるのが大きなメリットです。

中級機（9,000円〜15,000円台）のおすすめと特徴

この価格帯になると、機能面で充実し、「日常的な健康管理」や「家族での共用」を意識した設計が施されています。
デザインも洗練され、小型で持ち運びやすいモデルも増えてきます。

付加される主な機能：

機能	メリット	代表的なメーカー
波形表示機能	脈拍の変動をグラフで表示し、測定の信頼性を確認できる。	日本精密測器（NISSEI）
アラーム機能	SpO2や脈拍が設定値以下になった場合に警告音を発する。	ケンツメディコ、オムロン
メモリ機能	過去の測定値を記録し、体調の変化を追跡しやすい。	オムロン、ミドリ安全（一部モデル）

特に日本精密測器（NISSEI）は、医療機器メーカーとしての歴史が長く、その精度と信頼性には定評があります。
毎日の健康記録を残したい方や、より正確性の高い測定値を求める方には、中級機が非常にバランスが取れていておすすめです。

高級機（15,000円以上）のおすすめと特徴

このクラスは、プロフェッショナルな現場でも使用されるレベルの精度と耐久性を持ち合わせています。
個人で購入するには高価ですが、持病があり、より厳密な数値管理が必要な方や、アスリートのトレーニング管理などに利用されることがあります。
また、Bluetoothなどの無線通信機能が搭載され、スマートフォンアプリと連携して詳細なデータ分析ができるモデルが多くなります。データの視覚化や長期的な傾向の把握に役立ちます。

価格帯だけでなく、指へのセンサーのフィット感や、画面の明るさ・角度調整の可否など、細かな使い勝手も比較して、ご自身にとってベストな一台を見つけてくださいね。楽天市場やAmazonでは、これらのメーカーの製品が多数比較されていますよ。

失敗しないパルスオキシメーター選び：チェックすべき機能とは？

色々なモデルや価格帯がある中で、何を基準に選べば失敗しないのか、具体的にチェックすべき機能を整理しておきましょう。
「精度」はもちろんですが、あなたの利用シーンに合わせた「使いやすさ」も同じくらい大切です。
これらのポイントを事前に知っておくことで、無駄のない、満足度の高い購入ができますよ。

測定精度に関わる重要なチェックポイント

パルスオキシメーターの心臓部とも言える「測定精度」に関わる機能は、何よりも優先してチェックすべきです。

1. 医療機器認証番号：これは前述の通り、最重要項目です。
2. 測定範囲と誤差：
   • SpO2：測定範囲は70〜100%程度が一般的です。誤差は±2%以内が、医療機器として信頼できる基準です。商品説明に「±2%」と記載されているかを確認しましょう。
   • 脈拍数：脈拍の測定範囲も確認し、誤差が±3拍/分以内が望ましいです。
3. 灌流指数（PI値）表示：これは、指先の血流の強さを数値化したものです。この数値が高いほど、血流がしっかり流れていて「信頼性の高い測定結果」であることを示します。特に末梢血流が弱い高齢者の方などは、PI値が表示されるモデルを選ぶと安心です。

測定時の指の状態や、冷え、マニキュアなどが原因で、数値が不安定になることがあります。その不安定さを補って、正確な測定をサポートする機能が備わっているかどうかが、良いパルスオキシメーターの判断基準になります。

使いやすさと視認性を高める付加機能

次に、日常的にストレスなく使うための「使いやすさ」に関する機能を見ていきましょう。

機能	使いやすさのメリット
画面の向き自動切替	測定中に本体を回転させても、画面の表示が自動で切り替わるため、どの角度からでも見やすい。
バックライト・明るさ調整	夜間や暗い部屋でも、数値をはっきり読み取ることができる。
大型ディスプレイ	数値が大きく表示されるため、視力が低下した高齢の方でも読み間違いを防げる。
オートパワーオフ	測定終了後、一定時間で自動的に電源が切れるため、電池の無駄遣いを防げる。
医療機器としての耐久性	日常的に使用しても壊れにくい、丈夫な設計になっているか。保証期間もチェックしましょう。

特にご家族で使う場合は、「誰が使っても直感的に操作できるか」が重要です。高性能でも操作が複雑だと、いざという時に使えないことになりかねません。
実店舗で触れる機会があれば、必ず指を挟むクリップの「バネの強さ」を確認してみてください。強すぎると長時間測る際に痛く感じることがあります。この辺りの使い心地は、ネットのレビューでも確認しにくいポイントですよ。

パルスオキシメーターを正確に使うための注意点とQ&A

せっかく高性能なパルスオキシメーターを購入しても、間違った使い方をしてしまうと、正確な数値は得られません。
特に、測定値が低く出た時に慌てないためにも、正しい使い方と、よくある測定エラーの原因を知っておくことが大切です。
購入前に知っておきたい、測定に関する「基礎知識」を身につけておきましょう。

正確な測定のための「3つの基本ルール」

パルスオキシメーターの測定原理は、指先の毛細血管の動脈血に光を当てて、酸素飽和度を読み取るというものです。そのため、以下の3つのルールを守ることで、測定精度が格段に向上します。

1. 測定部位を清潔に、動かさない：
   • 指先が冷えていると血流が悪くなり、正確な数値が出にくいです。指を温めてから測定しましょう。
   • マニキュア、特に濃い色やジェルネイルは、光の透過を妨げてしまい、極端に低い数値が出る原因となります。できる限り外してから測定してください。
   • 測定中は、手や指を動かさないように静かにしていましょう。
2. 深呼吸を意識する：
   • 測定前に数回深呼吸をして、リラックスした状態を保つと、より安定した数値が得られやすいです。
   • 緊張や不安で呼吸が浅くなっていると、SpO2も低めに出ることがあります。
3. 機器を正しく装着する：
   • センサーが爪の根元にある指の腹側と、指の背側を正しく挟み込むように装着します。
   • 推奨される指（人差し指や中指）に装着し、指が奥までしっかり入っているか確認しましょう。

「数値が低い！」と一喜一憂する前に、まずは上記の基本ルールが守れているかを確認してくださいね。これらのルールを守っても低い数値が続く場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。

よくある測定エラーの原因と対処法

測定中に「エラー」が表示されたり、数値が異常に変動したりすることがあります。これらには必ず原因があります。

エラーの原因	対処法
指先の冷えや血行不良	手を温める、指をマッサージするなどして血流を良くする。
機器の電池切れや接触不良	新しい電池に交換する、電池が正しくセットされているか確認する。
測定部位の動き	手を台の上に置くなどして、動かさないように固定する。
強い外光の干渉	直射日光や強い照明の下での測定を避け、少し暗い場所で測定し直す。

特に、冬場や冷房の効いた部屋では、指先が冷たくなりがちです。測定を始める前に、手を擦ったり、温かい飲み物で指先を温めてあげるだけでも、数値の安定度が変わってきますよ。
もし購入した製品で頻繁にエラーが出るようであれば、初期不良の可能性も考えられるため、購入した店舗やメーカーのサポートセンターに問い合わせてみましょう。
信頼できるメーカーであれば、迅速に対応してもらえるはずです。正確な測定方法に関するさらに詳しい情報はこちらのリンクで確認できます。

子供や高齢者におすすめのパルスオキシメーターの選び方

パルスオキシメーターを選ぶ際、使う人が大人か、子供か、あるいは高齢者かによって、チェックすべきポイントは大きく変わってきます。
特に子供や高齢者は、測定が難しかったり、画面が見えにくかったりする問題があるため、対象者に合わせたモデル選びが非常に重要になります。

子供（小児）向けのモデルを選ぶ際の注意点

大人の指に装着するタイプのパルスオキシメーターを子供の指に挟んでも、サイズが合わずに正確な測定ができません。
指が細い子供（特に乳幼児や未就学児）には、「小児用プローブ」が付属しているモデルや、最初から「小児・新生児向け」として認証を受けているモデルを選ぶ必要があります。
一般的な大人の指用（クリップ幅が広いもの）では、センサー部が指の動脈にしっかり密着しないため、光が漏れてしまい、正しいSpO2を測定できないのです。

子供向けモデルの重要ポイント

• クリップのサイズ：指の細さにフィットする、小さめのクリップであること。
• 測定中の安心感：測定時間が短く、子供が飽きたり嫌がったりしないように、迅速に結果が表示されること。
• アラーム機能：SpO2が基準値を下回った際に、すぐに親や保護者に知らせるアラーム機能が付いていると安心です。

ただし、小児用として市販されているモデルは、大人用ほど種類が多くありません。
もし、乳幼児や非常に小さな子供の測定が必要な場合は、市販の家庭用パルスオキシメーターではなく、かかりつけの小児科医に相談して、専門的な機器をレンタル・購入することを検討した方が確実で安全です。

高齢者におすすめの「見やすさ」と「操作性」

高齢者が使用する場合、何よりも「使いやすさ」と「見やすさ」が最優先です。

高齢者向けモデルのチェックリスト

機能・設計	メリット
特大の文字表示	数値の読み間違いを防ぐため、画面の文字がとにかく大きく、シンプルであること。
高輝度ディスプレイ	日中の明るい場所でも、薄暗い部屋でも、はっきりとしたコントラストで表示されること。
ワンボタン操作	電源のオン・オフ、測定開始・終了が一つの大きなボタンで済む、シンプルな操作性であること。
指への負担の少なさ	クリップのバネが強すぎず、指を挟んでも痛くなりにくい設計であること。（指の皮膚が薄くなっているため）

また、高齢者の中には手が震えたり、指先が冷えやすかったりする方もいます。
先に紹介したPI値（灌流指数）の表示機能があれば、「この測定値は血流が弱くて信頼性が低いかも」という判断材料になるため、高齢者の方にこそおすすめしたい機能の一つです。
購入する際は、ドラッグストアや家電量販店の店頭で、実際に手に取って、文字の大きさや指を挟む感触を試してから決めるのがベストです。

レンタルサービスを利用するメリットと向いている人

「長期的に使うか分からない」「一時的に体調を崩した時だけ使いたい」
そんな方には、購入ではなく「レンタル」という選択肢もあります。特に、購入前に製品の使い勝手を試してみたいという場合にも、レンタルは非常に有効な手段になります。

パルスオキシメーターをレンタルする主なメリット

パルスオキシメーターのレンタルは、主に医療機器のレンタル業者や、一部のドラッグストア、自治体などが実施していることがあります。

1. 初期費用を抑えられる：数万円する高性能モデルでも、1日あたり数百円、または月数千円程度で利用できます。購入するよりも、はるかに初期費用を抑えられます。
2. 必要な時だけ使える：インフルエンザや感染症の流行期など、一時的に家族全員の健康状態をチェックしたい場合に便利です。不要になったら返却できるため、保管場所に困ることもありません。
3. 高性能モデルを試せる：購入するには躊躇するような、医療現場で使われる精度の高いプロフェッショナルモデルを試用できるチャンスがあります。

特に、「家族の誰かが退院してきた後の一時的なモニタリング」など、使用期間が明確に決まっている場合に、レンタルは非常に経済的で合理的な選択肢となります。

レンタルが向いている人・向いていない人

レンタルが向いている人

• 使用期間が数週間〜数ヶ月と短期的に決まっている人。
• どのモデルが良いか分からず、購入前に使い勝手を試したい人。
• 高額な高性能モデルを使いたいが、予算が限られている人。
• 清潔な状態の機器を使いたい（レンタル業者がしっかりメンテナンスしているため）。

レンタルが向いていない人（購入すべき人）

• 持病があり、毎日、長期的に測定が必要な人。
• 測定記録を継続的に残し、アプリなどでデータ管理したい人（レンタル品は機能がシンプルであることが多い）。
• 自分のペースでいつでも使いたい人（返却期限を気にする必要がない）。

レンタルを利用する場合は、レンタル料金だけでなく、往復の送料や補償料なども含めた総額をチェックしましょう。また、レンタル業者が提供する機器も、必ず医療機器認証を受けている製品であることを確認してくださいね。レンタル会社によっては、消毒・滅菌が徹底されており、安心して使えるでしょう。

中古品やフリマアプリ（メルカリなど）での購入は避けるべき？

パルスオキシメーターは比較的高価なため、「少しでも安く手に入れたい」と考えて、フリマアプリのメルカリや中古品店での購入を検討する方もいるかもしれません。
結論から言うと、パルスオキシメーターは、中古品での購入は避けるべきだとモモストアは考えます。その理由と、やむを得ず購入する場合の注意点をお伝えします。

中古品購入の二つの大きなリスク

中古品には、価格の安さという魅力がある一方で、健康機器においては無視できない大きなリスクが二つ存在します。

リスク１：衛生面と感染症のリスク

パルスオキシメーターは、指に直接触れて使用する機器です。前使用者がどのような状況で使っていたか（例えば、感染症の有無）は分かりません。
フリマアプリなどの個人間取引では、医療機器レベルの適切な消毒・滅菌が行われている保証は一切ありません。表面をアルコールで拭き取る程度では、完全に菌やウイルスを除去できない可能性もあります。特に、体調が優れない時に使うことが多い機器ですから、衛生面での不安は極力排除すべきです。

リスク２：測定精度と故障のリスク

パルスオキシメーターは、光センサーという精密部品を使って測定を行います。
落としたり、強い衝撃を与えたりすると、センサーがずれてしまい、正確な測定ができなくなる可能性があります。
中古品は、メーカーによる点検や校正がされていないため、購入後にすぐに故障したり、誤差の大きな数値を出したりするリスクがあります。そして、個人間の取引では、これらの故障に対する保証を受けることができません。

メルカリなどのフリマアプリ利用時の注意点

「どうしても欲しいモデルが中古でしか見つからない」といった事情でフリマアプリを利用する場合でも、以下の点を徹底的に確認してください。

確認事項	特に注意すべき点
医療機器認証番号	写真や商品説明で、認証番号がはっきり読み取れるか。不明な場合は購入を避ける。
動作確認	出品時に「実際に指を挟んで測定している動画」や「安定した数値が出ている写真」を掲載してもらえないか依頼する。
使用期間・頻度	「何ヶ月使用したか」「使用頻度はどれくらいか」を具体的に質問する。極端に古いものは避ける。
付属品	取扱説明書、保証書（期限切れでも）、専用ケースなど、付属品が全て揃っているかを確認する。

中古品を購入する際は、「自己責任」という意識を強く持ち、新品との価格差とリスクを天秤にかけて慎重に判断しましょう。安心と信頼性を求めるのであれば、新品を購入するか、レンタルサービスを利用するのが最も安全な道です。
医療機器の中古品購入リスクに関する情報はこちらのリンクから公的な見解を参照できます。

まとめ：安心・確実な購入ルートを見つけよう

パルスオキシメーターは、あなたやご家族の健康を守るための、非常に重要な「お守り」のような機器です。
どこで買えるかという疑問から始まりましたが、最終的には「どこで買うか」よりも「何を、どう選ぶか」が重要だとご理解いただけたかと思います。

もう一度、購入ルートと選択のポイントを整理しましょう。

最終的な購入ルートの選択肢

購入場所	おすすめな人	重視すべきこと
ネット通販（Amazon, 楽天など）	最安値と豊富な種類から選びたい人、自宅でじっくり比較したい人。	医療機器認証番号の確認、信頼できる販売元を選ぶこと。
ドラッグストア	すぐに手に入れたい人、薬剤師に相談したい人、ポイントを使いたい人。	在庫の確認、店頭での実機確認。
家電量販店	多機能モデルや最新モデルを比較したい人、ポイントを貯めたい人。	実店舗での比較とオンラインストアでの価格チェック。
レンタルサービス	一時的な使用を目的とする人、購入前に高性能モデルを試したい人。	レンタル期間と総額費用、機器の衛生管理状況。

モモストアからのアドバイス

パルスオキシメーターは、安い買い物ではありませんから、後悔のないように選んでいただきたいです。
モモストアからのおすすめは、まずネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング）で「医療機器認証済みの人気メーカー品」に絞り込み、価格とレビューを比較するという方法です。
そして、もし可能であれば、気になるメーカーのモデルをドラッグストアや家電量販店で「実物チェック」してから、ネットで最安値を探して購入するという流れが、最も失敗が少ないでしょう。

正確な数値を知ることが、あなたの安心に繋がります。
ぜひ、あなたにぴったりの安心できる一台を見つけて、日々の健康管理にお役立てくださいね！