引越しや整理に便利なダンボールはどこに売ってる?主要販売店とサイズ選びの極意
こんにちは!モモストアです。
「急に引越しが決まった」「断捨離を始めたらダンボールが足りない」
「メルカリで商品を送りたいけど、ぴったりの箱がない!」
そんな時、みなさんはどこでダンボールを探しますか?
実は、ダンボールが手に入る場所はたくさんありますが、用途や必要なサイズ、数量によって「どこで買うのが一番お得で早いか」が変わってくるんです。
この記事では、ホームセンター、100均、コンビニ、そしてネット通販まで、あらゆる販売場所を徹底比較します!
さらに、引越しやフリマ発送で失敗しないためのサイズ選びのコツ、無料で手に入れる裏技まで、読者の方の疑問を全て解決できるよう、詳しく解説していきますね。
・【サイズ別】ホームセンターでのダンボールの品揃えと価格帯をチェック
・コンビニや郵便局・ヤマト運輸で買えるダンボールの特徴と注意点
・フリマアプリ発送用なら100均(ダイソー・セリア)のダンボールが最適!
・とにかく安く大量に欲しいならネット通販(Amazon・楽天市場)が断然おすすめ
- 今すぐ欲しい!ダンボールが買える身近な実店舗一覧
- 【サイズ別】ホームセンターでのダンボールの品揃えと価格帯をチェック
- コンビニや郵便局・ヤマト運輸で買えるダンボールの特徴と注意点
- フリマアプリ発送用なら100均(ダイソー・セリア)のダンボールが最適!
- とにかく安く大量に欲しいならネット通販(Amazon・楽天市場)が断然おすすめ
- 無料でダンボールをゲットできるお店と交渉のコツ
- 引越しで失敗しない!必要なダンボールの枚数とサイズの選び方
- ダンボールの種類と強度:シングル(C/Bフルート)とダブル(Wフルート)の違い
- ダンボールと一緒に揃えておきたい梱包必須アイテムリスト
- ダンボールを処分する際のルールとスムーズな捨て方
- 買ったダンボールを自宅にストックしておくときの注意点
- 目的別!最適なダンボールの購入場所まとめ
今すぐ欲しい!ダンボールが買える身近な実店舗一覧

急にダンボールが必要になったとき、すぐに駆け込める実店舗は本当に心強いですよね。ここでは、私たちが住む街のどこでダンボールが手に入るのか、その特徴とメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
急ぎで少量欲しい場合と、サイズや強度を実際に確認したい場合では、選ぶべきお店が変わってきますよ!
ホームセンター(カインズ・コーナン・DCMなど)が最強の選択肢
ダンボールの購入先として、まず真っ先に思い浮かぶのがホームセンターではないでしょうか。結論から言えば、ホームセンターは「サイズの種類」「在庫の豊富さ」「梱包資材の品揃え」という三拍子が揃った、最も頼れる購入場所です。
引越し用の大きなサイズ(140サイズや160サイズ)はもちろん、衣類用、食器用といった用途に特化したセット販売をしている店舗も多く、必要なものをまとめて一箇所で済ませたい方に最適です。
また、ダンボールの厚みや丈夫さも実際に手に取って確認できるため、「この重さなら耐えられるかな?」という不安を解消できるのが大きなメリットです。価格帯も、専門業者ほどではありませんが、比較的リーズナブルに設定されています。
ホームセンターで購入するメリット・デメリット
メリット
- 大小さまざまなサイズが豊富に揃っている(60サイズ〜160サイズ以上)
- 引越しに必要なガムテープや緩衝材(プチプチ)なども同時に購入できる
- ダンボールの強度や材質を自分の目で確認できる
- 必要な分だけ1枚から購入できる場合が多い
デメリット
- 大きなダンボールや大量購入の場合、自宅まで持ち帰るのが大変
- 価格はネット通販に比べるとやや割高になる傾向がある
- 店舗の営業時間に左右されるため、深夜や早朝の購入は難しい
特に大きなダンボールを複数枚購入する場合は、車での来店が必須になります。駐車場から自宅まで運ぶ労力も考慮しつつ、利用を検討してみてくださいね。
ホームセンターのオンラインショップを事前にチェックしておくと、在庫状況や価格を把握しやすいのでおすすめです。(ホームセンター ダンボール オンラインストア)
【サイズ別】ホームセンターでのダンボールの品揃えと価格帯をチェック
ホームセンターでの購入を検討している方のために、具体的なサイズごとの価格と、どんな用途に向いているのかをまとめてみました。価格は店舗や時期、ブランドによって変動しますが、一般的な目安として参考にしてくださいね。
宅配サイズ規格に基づく価格の目安と用途
宅配便では、縦・横・高さの合計(三辺合計)でサイズが決まります。これに合わせて、ホームセンターでも「○○サイズ」という表記で販売されていることが多いです。
| 宅配サイズ | 三辺合計目安 | 価格帯(1枚あたり) | 主な用途 |
| 60サイズ | 〜60cm | 100円〜200円 | フリマアプリでの小型品発送、小物、CD・DVDの収納 |
| 80サイズ | 〜80cm | 150円〜300円 | 衣類、雑誌、おもちゃ、台所用品などの引越し |
| 100サイズ | 〜100cm | 200円〜400円 | 重い本や食器、大きめの衣類。引越しの主力サイズ |
| 120サイズ | 〜120cm | 300円〜500円 | かさばる布団や毛布、バッグ。軽めの荷物向け |
| 140〜160サイズ | 〜160cm | 400円〜700円 | 特大サイズの収納、家電製品の梱包、長物 |
ポイントは「重い物は小さい箱に、軽い物は大きな箱に」という鉄則です。
特に100サイズは、衣類や本など、何でも詰め込みたくなるサイズですが、中身が重くなりすぎると持ち運ぶ人(引越し業者さんや自分自身)の負担になってしまいます。本や食器など重量のあるものは、あえて80サイズや100サイズの「小さめ」に分散させるのが、荷造りのプロが使う裏技ですよ!
単身引越し用セットや特殊なダンボールも狙い目
ホームセンターでは、個別のサイズだけでなく、単身引越し用のダンボールセットを販売していることがあります。これは、大小様々なサイズのダンボールと、ガムテープ、マジック、緩衝材などがパッケージになっているもので、引越し準備を始めたばかりの方には非常に便利です。
また、特殊なダンボールとして、以下のようなものを見かけることもあります。
- 衣類ハンガーボックス: コートなどをハンガーにかけたまま運べる特殊な形状。
- 食器専用ダンボール: 仕切りがあらかじめついており、割れ物を安全に運ぶのに特化している。
- 可変式ダンボール: 側面にミシン目が入っており、荷物の量に合わせて高さ(深さ)を調整できる。フリマ発送などで送料を節約したい場合に重宝します。
これらの特殊なダンボールは少し価格が高くなりますが、荷物の安全を確保したり、梱包の手間を劇的に減らしたりできるため、費用対効果は抜群ですよ。
「可変式ダンボール」の具体的な商品例や使い方について、もっと知りたい方は、ぜひ調べてみてくださいね。(可変式ダンボール 使い方)
コンビニや郵便局・ヤマト運輸で買えるダンボールの特徴と注意点
「今すぐ荷物を送りたい!」という時、最もアクセスしやすいのがコンビニや宅配業者の営業所、そして郵便局ですよね。これらの場所で購入できるダンボールは、主に「発送」に特化しており、急ぎの際には非常に便利です。
コンビニ(セブン・ローソン・ファミマなど)での購入
コンビニでダンボールが買えるのは、「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」といった、特定の配送サービス専用の箱がほとんどです。これらは通常の引越し用ダンボールとは異なる、小型の専用資材である点に注意が必要です。
- 販売されているもの: 宅急便コンパクトの専用BOX(ヤマト運輸提携コンビニ)、ゆうパケットプラスの専用箱(郵便局提携コンビニ)など。
- メリット: 24時間いつでも購入可能。専用規格なので送料が定額で分かりやすい。
- デメリット: サイズの選択肢が非常に限られている。引越しや大型荷物の梱包には使えない。
フリマアプリで小さなものを発送する際など、「A4サイズくらいで薄型の箱が欲しい」といった用途には大変便利ですが、「本を詰めるための大きな箱」を求めている場合は、コンビニでは見つからないと思っておきましょう。
郵便局・ヤマト運輸・佐川急便などの営業所での購入
宅配業者の営業所や郵便局では、自社の配送サービス規格に合わせたダンボールを販売しています。こちらはコンビニよりもサイズの種類が豊富ですが、やはり「発送用」がメインとなります。
営業所・郵便局で買うべき理由
- 確実に規格内: 郵便局なら「ゆうパック」、ヤマト運輸なら「宅急便」のサイズにぴったり合う箱が手に入るため、サイズオーバーで困ることがありません。
- プロに相談できる: 窓口で「何をどう送りたいか」を相談すれば、最適なサイズのダンボールを教えてもらえることが多いです。
- 資材が清潔: 配送用の新品の資材なので、清潔感があり、安心して使えます。
ただし、ホームセンターやネット通販に比べると、価格はやや割高になる傾向があります。急いでいる場合や、荷物のサイズが特殊で不安な場合に利用するのがおすすめです。
郵便局とヤマト運輸の資材比較(代表例)
| 購入場所 | 主なサイズ展開 | 価格感 | 特徴 |
| 郵便局 | ゆうパックサイズ(60〜140)、ゆうパケット専用箱 | やや高め | 箱に「ゆうパック」のロゴが入る。 |
| ヤマト運輸 | 宅急便サイズ(60〜160)、宅急便コンパクト専用箱 | やや高め | クロネコメンバーズ割引きなどがある場合も。 |
「あの時、ヤマト運輸の営業所が近くにあって助かった!」という声は多いので、緊急時の選択肢として覚えておくと便利ですよ。
フリマアプリ発送用なら100均(ダイソー・セリア)のダンボールが最適!
メルカリやラクマなどのフリマアプリを利用する機会が増え、小型で安価なダンボールの需要が急増しています。そこで注目を集めているのが、皆さんご存知の100円均一ショップです。
ダイソー・セリア・キャンドゥの取り扱い傾向
100均で販売されているダンボールは、主に以下の用途に特化しています。
- 小型の発送用: ネコポス、ゆうパケットといった、ポスト投函できる薄型ダンボール箱。
- 収納用: 組み立て式のカラーボックスサイズや、細々としたものを整理するための小型箱。
特にダイソーやセリアでは、A4サイズぴったり、またはB5サイズなど、フリマ発送で送料を抑えるための規格に合わせたダンボールが充実しています。中には2枚セット、3枚セットで110円(税込)という高コスパな商品もあり、利用しない手はありません。
100均ダンボールのメリット・デメリット
メリット
- 価格が安く(1枚あたり数十円〜100円台)、コスパが非常に良い
- 小型・薄型に特化しており、フリマ発送に最適なサイズが見つけやすい
- 全国どこにでもあり、思い立った時にすぐに購入できる
デメリット
- 取り扱いは基本的に小型サイズのみ。引越し用の100サイズ以上はまず見つからない
- 強度がホームセンターや専門店のものより劣る場合がある
- 店舗によって取り扱いサイズや在庫にバラツキがある
衣類や雑貨などの小型商品を定期的に発送する方は、100均の薄型ダンボールをまとめて購入し、ストックしておくのがおすすめです。ただし、精密機器や重いものを送る場合は、強度に不安が残るため、ホームセンターやネット通販の「強化タイプ」を選ぶのが安心です。
100均で購入する際の裏技:緩衝材も一緒にゲット!
100均の魅力はダンボールだけでなく、梱包に必要な資材も全て揃う点にあります。
- ガムテープ(布・クラフト):少量だけ欲しい場合に便利。
- 緩衝材(プチプチ):ロール状のものやカット済みのものが充実。
- OPPテープ、マスキングテープ:デザイン性の高いものもあり、フリマ梱包の質を上げたいときに。
「ダンボールはホームセンターで、緩衝材は100均で」と、賢く使い分けるのも節約のコツですね!
ネコポスやゆうパケットの最新のサイズ規格については、こちらで確認できます。(ネコポス ゆうパケット サイズ 最新)
とにかく安く大量に欲しいならネット通販(Amazon・楽天市場)が断然おすすめ
引越しや大規模な断捨離など、「とにかくたくさんのダンボールが必要」「特定のサイズのものをまとめて揃えたい」という場合は、実店舗を巡るよりもネット通販が最も効率的で経済的な選択肢になります。
ネット通販の圧倒的なメリット
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイト、またはダンボール専門のECサイトを利用するメリットは、実店舗とは比較にならないほど大きいです。
- 圧倒的な低価格: 大量ロット(10枚、20枚、50枚セットなど)で購入することで、1枚あたりの単価が実店舗の半額以下になることも珍しくありません。
- 自宅まで届けてくれる: 最も大きなメリットは、重くてかさばるダンボールを玄関先まで運んでくれることです。引越し準備で忙しい方にとっては、これだけでも価値があります。
- サイズ・強度の多様性: 60サイズから160サイズはもちろん、書籍専用、ワインボトル専用、絵画用など、特殊なサイズや強度のダンボールも簡単に見つけられます。
- メルカリなどのフリマアプリでも: 最近では、メルカリなどのフリマアプリでも、プロの梱包業者がオリジナルのダンボールを販売しているケースがあり、手軽に高品質な商品を手に入れられます。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで選ぶ際のコツ
ネット通販でダンボールを探す際は、以下のポイントに注目してみてください。
- レビューと評価: 梱包資材は強度や品質が重要なので、必ずレビューをチェックしましょう。「薄すぎる」「すぐに破れた」といったレビューがないか確認が必要です。
- セット枚数と単価: 50枚セットなど、大容量になるほど単価は下がります。引越し規模に合わせて、最適なセット枚数を選びましょう。
- 材質(Cフルート/Wフルート): 重い物を入れる予定なら、より丈夫な「Wフルート(ダブルフルート)」という強化ダンボールを選ぶのが安心です。
- 送料: ダンボールはサイズが大きいため、送料がネックになることがあります。送料無料の業者を選ぶか、送料を含めた総額で単価を比較することが重要です。
モモストアがおすすめするネット通販での購入パターン
| 通販サイト | おすすめの利用方法 |
| Amazon | 急ぎで、かつPrime会員で送料無料にしたい場合。標準的なサイズが豊富。 |
| 楽天市場 | ポイントアップの日にまとめ買いしたい場合。専門業者が出店しており、種類が豊富。 |
| Yahoo!ショッピング | PayPayユーザーでポイント還元率を重視したい場合。 |
| ダンボール専門EC | 超大量に、または超特殊なサイズのダンボールが欲しい場合。 |
ネットで探す際は、「ダンボール 100サイズ 強化」「引越し ダンボール セット」といった具体的なキーワードで検索すると、希望の商品にすぐたどり着けますよ。
無料でダンボールをゲットできるお店と交渉のコツ
「お金をかけずにダンボールを調達したい!」という方のために、無料でダンボールが手に入る可能性がある場所と、店員さんに迷惑をかけずに気持ちよく分けてもらうための交渉術をご紹介します。
無料ダンボールの王道!スーパー・ドラッグストア・家電量販店
これらの店舗は毎日大量の商品が入荷するため、廃棄するダンボールが大量に出ます。特に狙い目なのは以下の業種です。
- ドラッグストア: 飲料や洗剤、トイレットペーパーなど、重い商品が入っているため、比較的丈夫で清潔なダンボールが多い傾向があります。サイズも大きめのものが手に入りやすいです。
- スーパー: 食料品の入荷が多いですが、お菓子や加工品などのダンボールは比較的清潔です。ただし、生鮮食品の入っていた箱は匂いや汚れに注意が必要です。
- 家電量販店: 大きな家電が入っていた特大サイズのダンボールや、特殊な形の緩衝材が手に入ることがあります。ただし、お店によってはリサイクル業者が定期的に回収しているため、もらえない場合もあります。
賢くもらうための交渉のコツと注意点
無料で分けてもらうときは、相手への配慮が最も大切です。
交渉のコツ
- 忙しい時間を避ける: 夕方や週末の混雑時は避け、商品の陳列作業が終わった後の午前中や開店直後など、比較的店員さんの手が空いている時間帯に声をかけましょう。
- 丁寧にお願いする: 「引越しで大量に必要なので、もしご迷惑でなければ、廃棄予定のダンボールを分けていただけないでしょうか」と、丁寧に尋ねます。「タダで当然」という態度はNGです。
- サイズを指定する: 「〇〇サイズくらいの箱を5枚ほど探しています」と具体的に伝えれば、店員さんも探しやすいです。
注意点
- 生鮮食品の箱は避ける: 匂いがついている場合や、衛生面で不安がある場合は避けましょう。
- 持ち帰りは自己責任: 持ち帰り用の袋や紐は自分で用意し、お店の業務に支障が出ないようにしましょう。
- 企業のロゴに注意: 発送に使う場合、企業のロゴや商品名が大きく印刷されていると、荷受けを断られるケースは稀ですが、見た目が気になる場合があります。
無料で手に入るダンボールは、あくまで「善意」で提供されているものです。感謝の気持ちを忘れずに利用しましょうね。
引越しで失敗しない!必要なダンボールの枚数とサイズの選び方
引越しで最も困るのが、「ダンボールが足りない」または「ダンボールが余りすぎる」という問題です。引越しをスムーズに進めるためには、引越し規模に応じた適切な枚数とサイズ構成を事前に把握しておくことが大切です。
引越し人数別の目安枚数
この枚数はあくまで目安です。趣味が多い方や、書籍・衣類が多い方は、この枚数にプラスして余裕を持って準備しましょう。
| 引越し人数 | 必要なダンボールの目安枚数(合計) | 内訳(大・中・小) |
| 単身(1K〜1R) | 10〜20枚 | 大: 5枚、中: 10枚、小: 5枚 |
| 2人暮らし(1LDK〜2DK) | 30〜50枚 | 大: 15枚、中: 25枚、小: 10枚 |
| 3〜4人家族(3LDK) | 60〜80枚 | 大: 30枚、中: 40枚、小: 10枚 |
サイズ構成の黄金比率と荷造りの鉄則
サイズの選び方には、「黄金比率」と呼べる鉄則があります。
【荷造りの黄金比率】
- 小サイズ(80〜100サイズ): 荷物全体の約60%
- 中サイズ(120サイズ): 荷物全体の約30%
- 大サイズ(140〜160サイズ): 荷物全体の約10%
なぜ小サイズがそんなに多いのかというと、それは「重いものを入れるため」です。
本、食器、工具、調味料などは、体積は小さくても重さが尋常ではありません。これらの重い荷物を大きなダンボールに詰めてしまうと、持ち運びが困難になるだけでなく、底が抜けてしまう危険性もあります。
重いものは80サイズや100サイズの小さめの箱に「重すぎない程度」に詰めるのが鉄則です。
逆に、大サイズ(140サイズ以上)は、布団、毛布、クッション、衣類(ハンガーのまま)など、体積は大きいけれど軽いものを詰めるのに特化して使いましょう。
引越し業者から無料でもらえるか確認しよう
引越し業者によっては、プランにダンボールの提供や回収サービスが含まれている場合があります。見積もり時に「ダンボールは無料提供してもらえますか?」「回収サービスはありますか?」と必ず確認しましょう。
もし引越し業者のダンボールが無料でもらえるなら、品質も引越しに耐えうる頑丈なものが多いため、自分で調達する手間が省けて最も楽な方法です。
引越しの見積もりを取る際は、ダンボールの提供条件も比較検討材料にすると良いですよ。(引越し ダンボール 無料 業者 比較)
ダンボールの種類と強度:シングル(C/Bフルート)とダブル(Wフルート)の違い
ダンボールには、強度や厚みによっていくつかの種類があるのをご存知でしょうか?ただの紙の箱に見えますが、その構造は非常に奥深く、特に精密機器や割れ物を送る際には「フルート」と呼ばれる構造の知識が不可欠です。
フルートって何?ダンボールの断面構造
ダンボールの断面を見ると、波状の紙(中芯)が平らな紙(ライナー)に挟まれているのが分かります。この波状の紙のことを「フルート」と呼び、このフルートの厚みや波の数によってダンボールの強度が決まるんです。
主なフルートの種類
| 名称 | 構造 | 厚み目安 | 特徴と用途 |
| Cフルート(A式) | シングル(1枚) | 約4mm | 最も一般的。引越し、通常の配送、収納に。 |
| Bフルート(B式) | シングル(1枚) | 約3mm | C式より薄く、フリマ発送や小さな商品の梱包に。 |
| Wフルート(ダブル) | ダブル(2枚) | 約8mm | 強化ダンボール。非常に高い強度。海外引越し、精密機器、重量物の梱包に。 |
重いもの、割れ物にはWフルート(ダブル)が必須
私たちが普段、ホームセンターなどで目にする一般的なダンボールのほとんどは、Cフルート(厚さ約4mm)です。これは通常の衣類や雑貨の引越しには十分な強度を持っています。
しかし、以下のような荷物を梱包する場合は、必ずWフルート(ダブルフルート)という強化ダンボールを選んでください。Wフルートは中芯が二重になっているため、約8mmと非常に厚く、外部からの衝撃や積み重ねた際の圧力に耐える力が圧倒的に高いです。
- 書籍や雑誌: 非常に重くなるため、底抜け防止のためにWフルートが推奨されます。
- 陶器、ガラス食器: 衝撃から中身を守るクッション性が格段に上がります。
- 工具、機械部品: 重量があり、かつ角が尖っているものが多いため、強い箱が必要です。
- 海外への発送: 船便など輸送時間が長く、荷扱いの荒さが予想される場合に。
ネット通販の専門業者ならWフルートの取り扱いが豊富ですが、ホームセンターでも「重量用」「強化タイプ」として販売されていることが多いので、値札やパッケージの表記をよく確認してみてくださいね。
ダンボールと一緒に揃えておきたい梱包必須アイテムリスト
ダンボールを準備したら、次は梱包作業です。せっかく頑丈なダンボールがあっても、使う資材が不十分だと荷物が傷ついたり、開梱時にイライラしたりすることになります。梱包の効率と安全性を高める必須アイテムをリストアップしました。
テープ類:使い分けで作業効率アップ!
- 布ガムテープ:
- 最も強度が高く、引越しに最適。粘着力が高く、重ね貼りしても剥がれにくい。
- 手でまっすぐ切れるため、ハサミいらずで作業が早い。
- 引越し業者さんも使用する定番中の定番です。
- OPPテープ(透明のビニールテープ):
- 水に強く、価格が安め。フリマ発送や一時的な収納に便利。
- デメリット: 粘着力が強すぎて剥がしにくく、手で切れないためハサミやカッターが必要。
- クラフトテープ(紙ガムテープ):
- 紙製で文字が書きやすい。梱包後のダンボールをリサイクルに出す際に、そのまま剥がさずに捨てられるのがメリット。
- 強度は布テープより劣るため、重い荷物には不向き。
緩衝材:中身を守るためのクッション材
- プチプチ(エアキャップ):
- 食器やガラス製品、家電など、割れ物・壊れ物を包むのに必須。
- 100均でも手に入りますが、引越しで大量に使う場合はホームセンターやネットでロール買いがお得です。
- 新聞紙・緩衝紙:
- ダンボールの隙間を埋めるのに最適。新聞紙はインクがつくため、食器を包むのは避け、「丸めて隙間埋め」に使いましょう。
- 食器を包む場合は、ホームセンターで売っている白い「緩衝紙」がおすすめです。
- 発泡スチロール・エアクッション:
- 特にデリケートなものを送る際、箱の中で物が動かないよう、しっかりと固定するために使います。
その他:あると便利なアイテム
- 油性マジック: 梱包後の箱に「中身」「重要」「割れ物」といった情報を大きく記載するために必須。
- カッターナイフ: テープを切る、ダンボールを加工する際に。
- 軍手/手袋: ダンボールの端で手を切らないように、作業中は必ず着用しましょう。
これらのアイテムは、全てホームセンターやネット通販でダンボールと一緒に購入できます。特にフリマ発送を頻繁にする方は、これらの資材のストックを切らさないようにすることが、スムーズな発送の秘訣ですよ。
ダンボールを処分する際のルールとスムーズな捨て方
引越しや整理が終わった後、大量に残るのが空のダンボールです。「どうやって捨てればいいの?」と悩む方も多いですよね。自治体によってルールは異なりますが、一般的な処分方法と、面倒な手間を減らすためのコツをご紹介します。
自治体の資源ごみ回収に出す場合
ほとんどの自治体で、ダンボールは「資源ごみ」や「古紙」として回収されます。
回収に出す前の準備
- 分解(折りたたむ): ダンボールを平らに折りたたみます。この時、ガムテープや伝票は基本的に取り除く必要があります。特に布製のガムテープは古紙リサイクルの妨げになるため、丁寧に剥がしましょう。
- 異物の除去: 粘着力の強いガムテープ、ホチキスの針、送り状(伝票)のシールなどは、可能な限り取り除きます。
- 縛る: 十字に紐(ひも)でしっかりと縛ります。雨の日などに紐が緩んでバラバラにならないよう、固結びでしっかり固定しましょう。
- 回収日確認: 地域によって回収日が決まっています(週に1回、または月に数回など)。事前に自治体のホームページやカレンダーで確認しておきましょう。
引越し業者に回収してもらう
これが最も簡単な方法かもしれません。前述の通り、引越し業者によっては、引越し完了後に使用済みのダンボールを無料で回収してくれるサービスがあります。
ただし、注意点として、業者が提供したダンボールのみが回収対象となる場合が多いです。自分で購入したり、スーパーなどで無料でもらったりしたダンボールは回収してくれない可能性があるので、事前に確認が必要です。
その他の処分方法:フリマアプリの活用?
「まだ使えるきれいなダンボールが大量にある」という場合、最近ではメルカリなどのフリマアプリで「梱包資材として」販売している方もいます。特に、発送に便利な60〜100サイズのきれいな箱は需要があるため、少しでも費用を回収したい方には検討の価値ありです。
また、大量のダンボールをそのまままとめて回収してくれる民間の古紙回収業者や、ホームセンターの店頭回収ボックスを利用できる場合もあるので、お住まいの地域で確認してみましょう。
買ったダンボールを自宅にストックしておくときの注意点
ネット通販などでダンボールを大量購入すると、すぐに使いきれずに余ってしまうことがあります。次に使うときまで、ダンボールをベストな状態で保管しておくための注意点を知っておきましょう。
「湿気」と「害虫」が大敵!
ダンボールの最大の敵は、なんといっても湿気です。湿気を吸うと、ダンボールの紙繊維が弱くなり、本来の強度を失ってしまいます。いざ使おうと思った時にフニャフニャでは困りますよね。
また、ダンボールは紙でできているため、ゴキブリなどの害虫が卵を産み付ける場所になったり、住処になったりしやすいというデメリットもあります。
適切な保管場所と対策
ダンボールを保管する際は、以下の点に注意しましょう。
- 風通しの良い場所に保管: 湿気がこもりにくい場所を選びましょう。ガレージや物置でも、地面に直置きするのは避け、すのこやパレットの上に置くなどして通気性を確保してください。
- ビニール袋やシートで覆う: ダンボールを重ねて保管する際は、全体を大きなビニール袋や防水シートで覆い、湿気やホコリ、そして害虫の侵入を防ぎましょう。
- 玄関や屋外の長期保管は避ける: 玄関先やベランダなどに長期間放置すると、雨露や湿気で一気に劣化し、虫が湧く原因にもなります。
- 定期的にチェック: 長期保管する場合は、数か月に一度、カビが生えていないか、虫の形跡がないかチェックする習慣をつけましょう。
折りたたんで紐で縛るのが基本
購入したダンボールは、使用する直前まで組み立てずに、平らに折りたたんだ状態で保管するのが最もスペースを取らず、強度も保てます。紐でしっかりと十字に縛り、立てて保管すれば、省スペース化にもつながりますよ。
「ダンボールは紙だから…」と侮らず、しっかりと対策をして、清潔な状態で次の引越しや整理に備えてくださいね。
目的別!最適なダンボールの購入場所まとめ
ここまで様々なダンボールの購入場所を見てきました。最後に、あなたの目的・状況に合わせて「どこで買うのがベストか」が一目でわかるように、最適な購入場所をまとめます。
状況別!おすすめの購入先診断
| 目的・状況 | 最適な購入先 | 理由 |
| 引越しで大量に必要 | ネット通販(Amazon/楽天市場) | 価格が圧倒的に安く、玄関まで配送される。Wフルートなど強化タイプも豊富。 |
| 今すぐ、少量欲しい(サイズ確認したい) | ホームセンター | 在庫が豊富で、大小様々なサイズを1枚から購入可能。強度を手に取って確認できる。 |
| フリマ発送用(小型・薄型) | 100円均一ショップ(ダイソー/セリア) | 圧倒的なコスパ。フリマ規格に合わせた専用の小型箱が手に入る。 |
| 宅配便の規格に合わせたい(急ぎ) | 郵便局/ヤマト運輸の営業所 | サイズ規格が正確。プロが最適な箱を提案してくれる。ただし割高傾向。 |
| とにかく無料で済ませたい | ドラッグストア/スーパー | 無料でもらえる可能性がある。営業時間や在庫に左右されるため、手間がかかる。 |
モモストア流!賢いダンボールの調達術
モモストアとしては、以下のように複数の調達先を組み合わせる方法が最も賢いと考えます。
- 【主力】書籍や衣類などの大半の荷物(60%)は、ネット通販で大容量セットを購入し、コストを最小限に抑える。
- 【サブ】割れ物や精密機器(10%)は、ホームセンターでWフルートなどの「強化ダンボール」を厳選して購入する。
- 【緊急・小物】荷造り中に足りなくなった場合や、フリマ発送用の小物(30%)は、近所の100均やコンビニで都度調達する。
このハイブリッド方式なら、コストを抑えつつ、必要な強度と利便性を両立させることができますよ!
ダンボールは荷物を守る「入れ物」であると同時に、引越しや整理を成功させるための「基盤」です。この記事で紹介した情報を参考に、ご自身の状況にぴったりのダンボールを見つけてくださいね。

