マカロンはどこで買える？コンビニ・デパ地下・通販で失敗しない選び方

こんにちは！モモストアの筆者です。
突然ですが、あの可愛らしい見た目と、サクッとした食感、そして口の中に広がる濃厚なクリームのハーモニーがたまらない「マカロン」は、無性に食べたくなるときがありますよね！
でも、いざ買おうと思っても、「どこに売ってるの？」「コンビニで見かけるけど美味しいの？」「贈り物にするならどこのブランドがいい？」など、疑問が尽きない方も多いのではないでしょうか？
この記事では、マカロンを販売している場所を徹底的にリストアップし、普段使いのコンビニから、特別な日のための高級専門店、そして便利な通販まで、それぞれの特徴と選び方をモモストアが詳しく解説します。ぜひ、あなたにぴったりのマカロンを見つける参考にしてくださいね。

マカロンが売っている場所【店舗タイプ別】徹底リスト

「マカロンが食べたい！」と思ったとき、どこに行けば確実に手に入るのかを知っておくのは重要ですよね。マカロンは、その価格帯や品質によって、購入できる場所が大きく分かれます。
大きく分けて、専門店・高級店、量販店・カジュアル店、そしてオンラインの3つのルートがあります。それぞれの場所で取り扱われているマカロンの特徴と、どんなシーンでの利用がおすすめかを、表と詳細で見ていきましょう。

主要なマカロン販売場所と特徴

まず、手に入りやすい場所から、ちょっと特別な場所までを一覧にしました。

販売場所	価格帯（1個あたり）	主な特徴	おすすめの利用シーン
デパート・百貨店（デパ地下）	400円～800円	ラデュレ、ピエール・エルメなどの高級ブランドが集中。ギフト向け。	特別な日の贈り物、自分へのご褒美、失敗したくない贈答品。
コンビニエンスストア	150円～300円	手軽で安い。セブンイレブン、ファミマ、ローソンなどで期間限定・PB商品あり。	急に食べたくなったとき、日常のおやつ、コスパ重視。
輸入食品店（カルディ・成城石井）	200円～400円	フランス直輸入の冷凍マカロンが豊富。本格的な味を安価で。	ストックしておきたい人、本格派の味を試したい人。
洋菓子専門店・パティスリー	350円～600円	地域に根ざしたお店の個性的なマカロン。手作り感や限定フレーバーが魅力。	近所のお店を探したいとき、個性的な味を追求したいとき。
オンライン通販（Amazon・楽天・Yahoo!）	幅広い	全国の有名店や冷凍マカロン、トゥンカロンなど種類が最も豊富。	遠方のお店の味を楽しみたい、大量購入、オリジナルギフト。

このように、マカロンはどこでも買える身近なお菓子になりつつありますが、「何を求めているか」によって行くべき場所は明確に変わります。

各店舗の特徴を深掘り！

特に皆さんが気になる、デパート・コンビニ・輸入食品店の3つの場所について、もう少し深掘りしてみましょう。

デパート・百貨店：高級マカロンの聖地

大都市圏のデパートの地下、いわゆる「デパ地下」は、マカロンの品揃えの豊富さと品質の高さにおいて、他の追随を許しません。ここには、「ラデュレ」「ピエール・エルメ・パリ」「ダロワイヨ」といった、世界的に有名なトップブランドのブティックが集結しています。
これらの店舗は、マカロン発祥の地フランスの伝統的な製法を守りつつ、季節ごとに斬新なフレーバーや、芸術的なパッケージデザインのギフトボックスを展開しています。
価格は高めですが、その分、「絶対に失敗したくないギフト」や「自分への最高のご褒美」として選ぶ価値があります。店員さんが丁寧にフレーバーの説明をしてくれるのも嬉しいポイントですね。

コンビニエンスストア：手軽さとスピード重視

セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどのコンビニでは、チルドスイーツのコーナーにマカロンが並ぶことがあります。多くの場合、これは各社オリジナルのプライベートブランド（PB）商品や、提携したメーカーによるものです。
コンビニマカロンの最大の魅力は、24時間いつでも、150円〜300円という手頃な価格で手に入る点です。「急に甘いものが食べたくなった！」「ちょっとした休憩のお供に」という日常的なニーズを満たしてくれます。ただし、ラインナップは限定的で、常に販売されているわけではなく、期間限定商品として登場することが多いので、見かけたらラッキーかもしれません。

輸入食品店：本格派をリーズナブルに

カルディコーヒーファームや成城石井、また少し大きめのスーパーの輸入菓子コーナーも、マカロンの隠れた人気スポットです。特に注目すべきは、フランスやベルギーなどから直輸入された冷凍マカロンです。
冷凍技術の進化により、解凍しても専門店に引けを取らない品質を保っており、1個あたりの価格も専門店より抑えめなのが魅力です。まとめ買いして冷凍庫にストックしておけば、いつでも本格的なマカロンが楽しめます。ピスタチオや塩キャラメルなど、定番フレーバーが充実していることが多いです。

これらの場所を賢く使い分けて、マカロンライフを楽しんでくださいね！

【高級ブランド編】デパ地下で買える絶対に外せない有名店5選

特別な日や、大切な方への贈り物としてマカロンを選ぶなら、やはり「デパ地下」が最強の選択肢になります。
なぜなら、デパ地下には、世界中で愛され続けるマカロンのトップブランドが一堂に会しているからです。ここでは、その中でも「これを贈れば間違いなし」「一度は食べておきたい」という、絶対に外せない有名店を5つご紹介します。

世界をリードするマカロンの巨匠たち

これらのブランドは、単なるお菓子ではなく、芸術品としてのマカロンを追求しています。一つ一つに物語があり、選ぶ時間も幸せなひとときになるでしょう。

ピエール・エルメ・パリ（PIERRE HERMÉ PARIS）

現代マカロン界のトップランナーといえば、ピエール・エルメ氏の名前が挙がります。
彼のマカロンは、伝統的な製法を守りつつも、「イスパハン」（ローズ、ライチ、フランボワーズの組み合わせ）のように、素材の組み合わせに革命を起こしました。まるで香水のような複雑で繊細なフレーバーが特徴で、一度食べると忘れられません。
彼の哲学は「味覚の喜び」。毎年発表される新作フレーバーも非常に注目度が高く、常に話題の中心にいます。パッケージもモダンで洗練されており、ファッション感度の高い方へのギフトに最適です。

ラデュレ（LADURÉE）

「マカロンを発明した」と言われる、1862年創業のパリの老舗パティスリーです。ラデュレのマカロンは、見た目の美しさと、夢のような世界観が魅力です。
パステルカラーの美しいマカロンは、まさに「お菓子の宝石」。特にパッケージデザインは非常に凝っており、可愛らしくエレガントなボックスは、特に女性からの支持が絶大です。
フレーバーは定番のバニラやショコラに加え、ローズやスミレといったロマンチックなものが充実しています。銀座や日本橋など、主要なデパートに店舗があり、その空間自体も特別な気分にさせてくれます。

ダロワイヨ（DALLOYAU）

1802年創業と、さらに古い歴史を持つフランスの老舗です。ダロワイヨは、伝統的な製法に基づいた「王道」のマカロンを提供し続けています。
外側がカリッと、中はしっとりとした食感で、フレーバーの味わいを最大限に活かしたクラシックな美味しさが特徴です。日本では特に、オペラなどの伝統菓子も有名ですが、マカロンも非常に安定した人気を誇ります。
正統派で、誰に贈っても喜ばれる安心感があるため、目上の方への贈答品としてもおすすめです。

ジャン＝ポール・エヴァン（JEAN-PAUL HÉVIN）

「ショコラの魔術師」と呼ばれるエヴァン氏のお店です。彼のマカロンは、チョコレートをベースにしたものが特に優れており、カカオの香りと味わいを深く追求しています。
マカロンに挟まれるガナッシュの質が非常に高く、濃厚でビターな大人の味わいが好きな方にはたまらないでしょう。もちろん、ショコラ以外のフレーバーもありますが、彼の真骨頂を味わうならショコラ系を選ぶのが正解です。
彼のブティックもデパ地下の高級チョコレートコーナーに位置していることが多く、高級感あふれるパッケージも魅力です。

サダハル・アオキ・パリ（PATISSERIE SADAHARU AOKI PARIS）

日本人パティシエの青木定治氏がパリで成功を収め、逆輸入の形で日本に出店したブランドです。
彼のマカロンの特徴は、「抹茶」や「柚子」「竹炭」といった日本の素材を洗練された形で取り入れている点にあります。和のテイストとフランス菓子の技術が融合した、独創的な味わいが楽しめます。
海外の方へのギフトや、少し変わったものが好きな方へのプレゼントとして非常に喜ばれます。特に、鮮やかな緑色の「マッチャ」は、彼のスペシャリテの一つです。

有名店のマカロン価格帯比較表

これらの有名ブランドは、一般的にデパートの地下で購入できますが、価格帯も参考に選んでみてください。（※時期や商品によって変動します）

ブランド名	1個あたりの目安価格	人気フレーバー	得意とするシーン
ピエール・エルメ・パリ	400円～550円	イスパハン、モガドール	トレンド感度の高い方、特別な日のサプライズ
ラデュレ	350円～450円	ローズ、ピスタチオ、レモン	女性へのギフト、エレガントな贈り物
ダロワイヨ	300円～400円	ヴァニーユ、ショコラ	目上の方へのお礼、伝統的な味わい好き
ジャン＝ポール・エヴァン	450円～600円	ショコラ系各種（グアヤキルなど）	チョコレート好きの方、大人のギフト
サダハル・アオキ・パリ	350円～450円	マッチャ、柚子、セザム	和テイスト好き、個性的なものを贈りたいとき

いかがでしたでしょうか。デパ地下に行けば、これらのブランドが並んでいる光景はまるで夢のようですよ。予算や贈る相手の好みに合わせて、素敵なマカロンを選んでみてくださいね。

コンビニ・スーパーで買えるマカロンの「味とコスパ」を徹底比較

高級ブランドのマカロンも魅力的ですが、私たちの日常に寄り添ってくれるのが、コンビニやスーパーで手軽に買えるマカロンですよね。「ちょっと疲れたから甘いものが欲しい」「今日のご褒美に手軽なものを」というときに、本当に便利です。
最近のコンビニやスーパーのマカロンは、侮れないクオリティに進化しているのをご存知でしょうか？価格と味のバランス、つまり「コスパ」に注目して、主要な販売ルートを比較してみましょう。

手軽なマカロン市場の現状

コンビニ・スーパーで販売されているマカロンは、主に以下の2つのパターンに分けられます。

1. プライベートブランド（PB）商品・チルドスイーツ：セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどが自社ブランドで開発・販売するもの。
2. 市販メーカー品（冷凍含む）：イオンなどのスーパーで冷凍コーナーや菓子パンコーナーに置かれている、大手製菓メーカーや輸入業者が販売するもの。

それぞれの傾向を見てみましょう。

コンビニPBマカロンの傾向（セブン・ローソン・ファミマ）

コンビニのマカロンは、基本的にチルドケースで販売されています。特徴は、サイズがやや小さめであることと、フレーバーが非常にベーシックであることです。しかし、最近は素材にこだわった商品も増えてきています。

コンビニ名	特徴	価格帯（1個）	味の評価（筆者モモストア談）
セブンイレブン	比較的しっとりした食感で、外側の「ピエ」（フリル状の部分）がしっかりしているものが多い。	約200円～250円	バランスが良く、安定した美味しさ。万人受けしやすい。
ローソン	クリームに工夫を凝らした商品が多い。「ウチカフェ」シリーズとして展開され、時々高級感のあるフレーバーが登場。	約200円～280円	フレーバーの個性が際立っている。クリームの満足度が高い。
ファミリーマート	サイズ感がやや大きめで、ボリュームを感じやすい。期間限定で変わったフレーバーも出すことがある。	約180円～230円	コストパフォーマンスに優れる。見た目もカラフル。

これらのマカロンは、賞味期限が短めに設定されていることが多いので、買ったらすぐに食べるのがおすすめです。価格は手頃ですが、ちゃんとマカロン特有の「外はサクッと、中はねっちり」とした食感が再現されていますよ。

スーパー・量販店の市販マカロン（冷凍マカロン）

スーパー、特にイオンや西友などの大型量販店の冷凍食品コーナーには、マカロンのパックが並んでいることがあります。これが実は穴場なんです。
これらの商品は多くの場合、フランスやイタリアから輸入されたもので、「本場だけど高級店より安い」という絶妙な位置づけにあります。
6個入りや12個入りのセットで販売されていることが多く、1個あたりに換算するとコンビニよりも安くなることもあります。
冷凍マカロンのメリットはズバリ、「保存のしやすさ」です。好きなときに好きなだけ解凍して食べられるので、急な来客時のお茶請けとしても重宝します。解凍は冷蔵庫で30分～1時間程度で済むので、ぜひ試してみてください。

日常使いのマカロンを選ぶなら、まずは近所のコンビニをチェックし、コスパ重視ならスーパーの冷凍マカロンを探すのが賢い選択と言えるでしょう。

カルディや成城石井などの輸入食品店は「冷凍マカロン」が狙い目！

先ほども触れましたが、マカロンを探す上で絶対に見逃せないのが、カルディコーヒーファームや成城石井といった「輸入食品を取り扱う専門店」です。これらの店舗は、高級ブランド店とコンビニの中間に位置し、本格的ながら手軽に楽しめるマカロンを提供してくれます。

輸入食品店のマカロンが支持される理由

なぜ、これらの輸入食品店がマカロンの穴場と言われるのでしょうか。その最大の理由は、「フランス直輸入」のクオリティを維持しつつ、デパ地下よりも断然リーズナブルである点にあります。

高品質な冷凍技術が鍵

特にカルディや成城石井で人気なのが、冷凍マカロンのラインナップです。フランスから焼き立ての風味を閉じ込めたまま輸入されており、家庭でゆっくり解凍することで、焼きたてに近い「サクッ、ねっちり」とした食感を再現できます。
冷凍技術の進化は目覚ましく、昔のような水っぽさや食感の劣化はほとんど感じられません。むしろ、冷凍保存によって長期間味を保てるため、少しずつ大切に食べたいという方にも向いています。

カルディの「マカロンミックス」やセット

カルディでは、定番のピスタチオ、レモン、フランボワーズ、チョコレートなど、多色のマカロンがセットになった商品をよく見かけます。
パッケージも可愛らしく、ちょっとした手土産としても人気があります。もちろん、自分用として、コーヒータイムのお供に常備している方も多いです。カルディの店頭で販売されているコーヒーと一緒に購入すれば、自宅が一瞬でパリのカフェのような雰囲気に！

成城石井のこだわりのセレクト

成城石井は、独自の基準で世界中から厳選した食材を取り扱っています。マカロンも例外ではなく、ヨーロッパの老舗メーカーのものや、珍しいフレーバーのマカロンをセレクトしていることが多いです。
特に成城石井は、チョコレートや洋酒を使った大人のフレーバーに強い傾向があります。ワインやシャンパンと一緒に楽しむアペロ（食前酒）のお供としてもおすすめです。
価格はコンビニよりは高めですが、その分、素材の風味やクリームのコクが深く、満足度は非常に高いです。
輸入食品店へ行ったら、ぜひ冷凍ケースを覗いてみてください。思いがけない本格派マカロンとの出会いがあるかもしれませんよ。

失敗しない！初めてマカロンを買うときの選び方とチェックポイント

マカロンは見た目が華やかな分、ちょっと高級で敷居が高いと感じるかもしれません。また、種類が多すぎて「どれを選べばいいか分からない…」と迷ってしまうこともありますよね。
ここでは、初めてマカロンを買う方や、いつも同じものばかり選んでしまう方のために、失敗せず、心から満足できるマカロンを選ぶためのチェックポイントを詳しく解説します。

マカロンの「美味しさ」を左右する3つの要素

マカロンの良し悪しは、主に「コック」「フィリング（クリーム）」「フレーバーの組み合わせ」の3点で決まります。

コック（外側の生地）の食感と見た目

マカロンのシェル（外側の生地）は「コック」と呼ばれます。これが美味しさの7割を決めると言っても過言ではありません。チェックすべき点は以下の通りです。

• ピエ（Pied）：コックの周りにあるフリル状のひだのこと。これが均一で、しっかりと立っているものが良品とされます。ピエがないマカロンは、失敗作の可能性があります。
• 表面：ツヤがあり、ひび割れがなく、滑らかで美しいものが理想です。
• 食感：口に入れた瞬間に「サクッ」と軽い音が立ち、すぐに「ねっちり」とした粘り気のある食感に変わるのが、最高の状態です。この「サクッねっちり」のコントラストがないと、ただの甘いお菓子になってしまいます。

高級店では、コックの状態を指で軽く触って確認させてもらえる場合もありますが、基本的には見た目の美しさとピエの立ち上がりで判断しましょう。

フィリング（クリーム）の素材と量

コックの間に挟まれたクリームを「フィリング」と言います。これは主にガナッシュ（チョコレートと生クリーム）、バタークリーム、ジャムなどが使われます。

• ガナッシュの質：高級店のマカロンは、チョコレートの産地にまでこだわった質の高いガナッシュが使われています。濃厚だけど口溶けが良いものが良品です。
• バタークリーム：バタークリームは重たくなりがちですが、口の中でスッと溶ける軽い口当たりのものが上質です。
• 量：フィリングが多すぎると全体のバランスを崩します。コックの直径よりもわずかに内側に収まり、均等に挟まれているものが美しいです。

フレーバーの組み合わせ

マカロンは、フレーバー選びも楽しみの一つです。初めて買うときは、まず「定番の味」から試すことを強くおすすめします。

初めてにおすすめの定番フレーバー

1. ヴァニーユ（バニラ）：バニラビーンズの香りが際立つ、シンプルな美味しさ。お店の基本の味が分かります。
2. ショコラ（チョコレート）：カカオのコクと苦味が、コックの甘さと絶妙にマッチします。
3. ピスタチオ：ナッツの香ばしさと鮮やかなグリーンが人気のフレーバー。失敗が少ない鉄板の味です。
4. フランボワーズ（ラズベリー）：ベリー系の酸味が、マカロンの甘さを引き締めてくれます。

これら定番を試した後で、お店独自の新作や限定フレーバー（例えば、塩キャラメル、アールグレイ、柚子など）に挑戦していくと、マカロンの世界がどんどん広がっていきますよ。

特に、オンライン通販で購入する場合は、口コミやレビューで「食感」と「甘さの控えめさ」について言及されているものを参考にすると、失敗が少ないです。 マカロンの選び方についてもっと詳しく（Google検索）

贈答用マカロンの選び方！シーン別（お祝い・お礼）のおすすめブランド

マカロンは、その華やかさと高級感から、贈答品としても非常に人気が高いお菓子です。しかし、シーンや相手によって、選ぶべきブランドやパッケージは変わってきます。
ここでは、「お祝い事」と「ちょっとしたお礼」の2つのシーンに分けて、失敗しないマカロンギフトの選び方をモモストアがアドバイスします。

豪華さ重視！お祝い事（誕生日・昇進祝いなど）のギフト

誕生日や結婚祝い、昇進祝いなど、特別な「お祝い」の気持ちを込めて贈る場合は、予算をかけ、パッケージやブランドの格を重視しましょう。

ブランドは「ラデュレ」か「ピエール・エルメ」

このシーンでは、「ラデュレ」または「ピエール・エルメ・パリ」のどちらかを選ぶのが鉄板です。どちらも世界的な知名度があり、受け取った瞬間に「わぁ！」と歓声が上がるような華やかさを持っています。

• ラデュレ：エレガントでロマンチックな箱のデザインが特徴。特に女性へのお祝いには、ローズやパステルカラーの限定パッケージを選ぶと喜ばれます。
• ピエール・エルメ・パリ：モダンで洗練されたデザイン。新作のフレーバーや、マカロンと他の焼き菓子がセットになった詰め合わせを選ぶと、グルメな方にも満足してもらえます。

重要なのは「個数」と「パッケージ」

お祝い事では、6個入りや10個入りといったボリュームのある詰め合わせを選びましょう。また、マカロンは日持ちがしないため、賞味期限が比較的長い「冷凍配送可能な有名店のマカロン」を通販で選ぶのも賢い方法です。例えば、遠方の方へ贈る場合は、冷凍可能な有名ブランドの通販サイトを利用すると、新鮮な状態でお届けできます。

シーン	おすすめの選び方	チェックポイント
誕生日・記念日	10個～18個入りの豪華なセット。相手の好きな色やテイストに合わせて選ぶ。	必ず相手の受け取り希望日を確認する。
ビジネスの昇進祝い	「ダロワイヨ」や「ジャン＝ポール・エヴァン」など、知名度が高く落ち着いたブランド。	シンプルなデザインのパッケージを選ぶ。

気軽さが大事！ちょっとしたお礼や手土産

「この間のお礼」「久しぶりの手土産」など、相手に気を遣わせたくないカジュアルなシーンでは、高すぎず、でもセンスが良いマカロンを選びましょう。

選択肢は「サダハル・アオキ」や「地域密着パティスリー」

この場合、少しひねりの効いた「サダハル・アオキ・パリ」や、地元の評判が良い「洋菓子専門店（パティスリー）」のマカロンがおすすめです。

• サダハル・アオキ：和の素材を使ったマカロンは、目新しさがありつつも上品。5個入りのような手頃なセットがあり、「気が利いているね」と思ってもらえます。
• 地元のパティスリー：チェーン店ではない、地域に愛されているお店のマカロンは、「その場所でしか買えない特別感」を演出できます。

また、成城石井やカルディの冷凍マカロンを、自宅で食べるお菓子として気軽に贈るのも良いアイデアです。その場合は、「美味しいから試してみて！」という一言を添えて、気取らない気持ちを伝えましょう。

オンライン通販（Amazon・楽天・Yahoo!）でマカロンを買うメリット・デメリット

マカロンを探す際、最近はオンライン通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、時にはメルカリなど）が非常に便利な選択肢となっています。実店舗では手に入らない全国の有名店のマカロンも、自宅にいながら簡単に手配できるのが最大の魅力です。
しかし、オンラインならではの注意点もありますので、オンライン購入のメリットとデメリットをしっかり理解しておきましょう。

オンライン通販の３大メリット

オンラインでマカロンを購入するメリットは非常に大きいです。特に地方にお住まいの方や、忙しくてデパートに行けない方にとっては、必須の購入ルートと言えます。

1. 全国の有名店から選べる（品揃えの多様性）
   北海道から沖縄まで、実店舗を持たない地方の有名パティスリーや、高級ホテルのオリジナルマカロンなど、実店舗ではありえないほどの幅広い選択肢から選ぶことができます。特に、韓国発の進化系マカロン「トゥンカロン」の専門店は、オンラインでの販売が中心です。
2. 冷凍保存で日持ちがする
   オンラインで取り扱われるマカロンの多くは、配送中に品質を保つため「冷凍」されています。これにより、購入後の賞味期限が長く（1ヶ月～3ヶ月程度）、急いで食べる必要がありません。必要な分だけ解凍して食べられるのは、大きな利点です。
3. 価格比較が容易で「わけあり品」でお得に買えることも
   楽天市場やYahoo!ショッピングでは、複数の店舗の価格や送料を簡単に比較できます。また、稀にですが、「形が少し不揃い」「端っこが割れた」といった「わけあり」の徳用マカロンが、非常にお得な価格で販売されていることがあります。味は変わらないので、自宅用ならこれで十分です。

気をつけたいオンライン通販の３つのデメリット

利便性が高い反面、オンライン購入には実店舗にはないデメリットも存在します。

1. 送料とクール便代がかかる
   マカロンは要冷蔵または冷凍保存が必須のため、必ず「クール便（冷蔵または冷凍）」での配送になります。そのため、通常の送料に加え、クール便代が別途数百円かかることがほとんどです。トータルの費用が、デパートで買うのと変わらなくなる場合もあるので、送料込みの価格をよく確認しましょう。
2. 実物の確認ができない（食感や匂い）
   これが最大のデメリットです。マカロンは繊細なお菓子なので、写真やレビューだけでは、「コックのサクッと感」「フィリングのねっちり感」「素材の香り」といった、重要な要素を確かめることができません。初めてのブランドを買う際は、まず少量パックで試すのがおすすめです。
3. 配送中の破損リスク
   どれだけ丁寧に梱包されていても、配送中の振動でマカロンのコックが割れてしまうリスクはゼロではありません。贈答用として購入する場合は、信頼できる有名ブランドの公式サイトからの購入や、破損保証があるかを確認しておくと安心です。

これらのメリットとデメリットを理解して、オンラインショッピングを上手に活用すれば、マカロンライフはさらに豊かになりますよ。

Amazonや楽天市場でマカロンを探す場合は、ランキングを参考にしつつ、レビューで「食感」と「配送の梱包」について詳しく書かれているものをチェックしましょう。

【保存版】マカロンの美味しい食べ方と長期保存するためのコツ

せっかく手に入れたマカロン、最後まで美味しく味わいたいですよね。マカロンは非常にデリケートなお菓子なので、保存方法や食べるタイミング一つで、その美味しさが大きく変わってしまいます。
ここでは、マカロンを最高の状態で楽しむための秘訣と、長期保存のコツを伝授します。

マカロンを「最高の状態」で食べるための秘訣

食べる前の「温度」を意識する

マカロンは、冷蔵庫から出してすぐの状態では、フィリングが硬く、コックのサクサク感が失われがちです。
食べる10分〜15分前に冷蔵庫から出し、室温に戻す（アチュミゼ）のが、最も美味しい食べ方とされています。室温に戻すことで、フィリングのバタークリームやガナッシュが柔らかくなり、素材本来の豊かな香りが立ち上ってきます。コックとフィリングの食感のコントラストも際立ち、極上の美味しさになりますよ。

冷凍マカロンの正しい解凍方法

通販などで冷凍マカロンを購入した場合、解凍方法が非常に重要です。
絶対にNGなのは、常温での急激な解凍です。温度差で水滴がつき、コックがベタついてしまいます。

• 正しい手順：冷凍庫からマカロンを出し、袋や箱に入れたままの状態で冷蔵庫に移します。
• 時間：冷蔵庫で約1時間〜2時間かけてゆっくりと解凍します。
• 仕上げ：解凍後、さらに10分ほど室温に戻してから食べると、最高の食感が楽しめます。

食べる予定の数時間前に冷蔵庫に移しておくのがベストです。

マカロンを長持ちさせるための保存のコツ

冷蔵保存：乾燥を防ぐことが最重要

基本的に、生のマカロンは冷蔵庫で保存します。賞味期限は、当日〜約7日間程度と短めです（購入時に要確認）。
マカロンの最大の敵は「乾燥」です。乾燥するとコックのサクサク感が失われ、硬くなってしまいます。
保存する際は、購入時の箱やプラスチックケースに入れたまま、さらに密閉できるジップロックなどの袋に入れるなど、二重で乾燥対策をすることが重要です。

冷凍保存：1ヶ月以上の長期保存が可能に

すぐに食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。正しい方法で冷凍すれば、約1ヶ月〜2ヶ月は風味を損なわずに保存できます。

冷凍手順：

1. マカロンを一つ一つラップで丁寧に包みます。
2. ラップで包んだマカロンを、密閉容器またはジップロックバッグに入れます。
3. 冷凍庫の奥など、温度変化が少ない場所に保存します。

冷凍庫での保存中は、冷凍焼けを防ぐために、できるだけ空気に触れさせないようにしてくださいね。

マカロンは見た目の可愛さだけでなく、保存方法や食べる準備を整えることで、その真価を発揮するお菓子です。ぜひ、一手間かけて最高の美味しさを体験してください！

マカロンと似ているお菓子「ダックワーズ」「ブッセ」との違いとは？

マカロンを調べていると、「ダックワーズ」や「ブッセ」といった、似たような名前の焼き菓子を目にすることがあります。これらもコック（生地）とクリームを組み合わせたお菓子ですが、マカロンとは明確な違いがあります。
マカロンの「サクッねっちり」食感の秘密をより深く理解するためにも、これらの違いを知っておきましょう。

３つの焼き菓子の決定的な違い

名称	生地（コック）の主原料	生地の特徴	食感
マカロン	アーモンドプードル、卵白、砂糖	生地が非常に薄く、平たい円形。独特の「ピエ」がある。	外はサクッ、中はねっちり（ねばりがある）。
ダックワーズ	アーモンドプードル、卵白、砂糖	楕円形や円形。生地が厚く、焼成後に粉糖がふられることが多い。	外はカリッと、中はフワッと、軽いメレンゲのような食感。
ブッセ	小麦粉、卵、砂糖	円形だがマカロンより厚みがあり、スポンジケーキに近い。	フワフワ、しっとりとしたスポンジケーキのような食感。

マカロン vs. ダックワーズ：同じアーモンドでも食感が違う

マカロンとダックワーズは、どちらも主原料に「アーモンドプードル」と「卵白（メレンゲ）」を使用しているため、兄弟のような関係にあります。
しかし、決定的な違いはその「焼き方」と「水分量」にあります。

• マカロン：非常に低い温度で長時間焼かれ、独特のねっちりとした食感を生み出します。外側の生地の厚さが薄いのも特徴です。
• ダックワーズ：マカロンよりも高い温度で短時間で焼かれ、生地の水分を飛ばしつつ膨らませます。そのため、外側はカリッと、中はメレンゲのように軽い、フワッとした食感になります。

ダックワーズは、マカロンよりもシンプルで素朴な味わいが好まれる傾向にあり、日持ちも比較的長いです。

マカロン vs. ブッセ：素材自体が大きく違う

ブッセは、日本の洋菓子店でもよく見かける、間にクリームが挟まれたフワフワのスポンジケーキのようなお菓子です。
ブッセの生地はマカロンやダックワーズと違い、アーモンドプードルを主原料とせず、「小麦粉」を主に使って作られます。これは、シュークリームの生地に近い製法で、ふっくらとしたスポンジ状に焼き上がります。
食感は軽くて柔らかく、マカロンのねっちり感とは全く異なります。ブッセは日本独自の進化を遂げたお菓子とも言えますね。

それぞれの違いを知ることで、お菓子を選ぶ楽しみが増えます。ぜひ、食べ比べて自分の好みの食感を見つけてみてください！

ダックワーズとブッセの違い（Google検索）

マカロンが日本で大ブームになった歴史と人気の理由

マカロンは、ここ十数年で一気に日本全国に広がり、今や定番のスイーツとしての地位を確立しました。しかし、もともとフランスの伝統的なお菓子であるマカロンが、なぜこれほどまでに日本の消費者の心を掴んだのでしょうか？
その大ブームの背景には、いくつかの重要な歴史的な転換点と、日本特有の文化が関係しています。

マカロンブームの歴史的転換点

高級ブランドの日本上陸（2000年代前半〜）

マカロンが日本に浸透するきっかけを作ったのは、間違いなくフランスの高級パティスリーです。
特に2000年代初頭に「ピエール・エルメ・パリ」、そして2008年に「ラデュレ」が銀座三越などにブティックをオープンさせたことが、大きな転機となりました。
これらのブランドは、ただお菓子を売るだけでなく、「パリの洗練されたライフスタイル」そのものを日本に持ち込みました。宝石のようにカラフルなマカロンがウィンドウに並ぶ姿は、それまでの日本の洋菓子にはない、新鮮な衝撃を与えたのです。

SNSの普及と「映え」文化

マカロンの普及と、SNS（特にInstagram）の普及は、時期が重なっています。マカロンは、その丸い形状、鮮やかな色彩、そして高級感のあるパッケージが、写真に撮って共有するのに最適でした。
「映える」スイーツとして女子高生や若い女性を中心に一気に拡散し、「美味しいだけでなく、可愛い」という新たな価値が加わりました。このブームにより、マカロンは一気に「ファッションアイテム」や「手土産の定番」として認知されるようになりました。

日本独自の進化と多様化

ブームは単なる輸入で終わりませんでした。日本のパティシエたちは、フランスの伝統を守りつつも、独自のアレンジを加えました。
例えば、「サダハル・アオキ・パリ」が抹茶や柚子といった和の素材を取り入れたように、繊細な日本の味覚に合わせたフレーバーが次々と誕生しました。また、コンビニやスーパーでもマカロンが手に入るようになり、日常のスイーツとしても定着しました。

マカロンが日本で愛され続ける理由

マカロンは、ただの流行で終わらず、定番となったのには、以下のような理由があります。

• 完璧な「食感のコントラスト」：外側のサクサク感と、中のねっちり感、そして濃厚なフィリングのハーモニーは、他のスイーツにはない独特の魅力です。
• 「小さくて高品質」なご褒美感：ケーキのように重すぎず、一口サイズで満足感が得られるため、「ちょっと贅沢なご褒美」として最適です。
• ギフトとしての「失敗のなさ」：見た目の華やかさと、高級ブランドの安心感から、贈答品として非常に喜ばれます。

この歴史を振り返ると、マカロンが単なる一時的な流行ではなく、日本のお菓子文化に深く根付いたことがわかりますね。

進化系マカロン「トゥンカロン」が買えるお店と人気フレーバー

マカロンブームが定着する中、数年前から新たなトレンドとして注目を集めているのが、韓国発の「トゥンカロン（뚱카롱）」です。トゥンカロンは、韓国語で「太っちょマカロン」という意味で、その名の通り、従来のマカロンをはるかに超える分厚いフィリングと、斬新なデコレーションが特徴です。

トゥンカロンの魅力と特徴

トゥンカロンは、デコレーションやサイズ感において、日本のマカロンとは一線を画しています。

1. フィリングが極厚：通常のガナッシュやクリームだけでなく、間にフルーツ、クッキー、ブラウニー、シリアルなどを挟むため、非常に分厚くなります。
2. 超カラフルで「映え」度MAX：ハート型、クマ型、キャラクターの顔など、形自体が可愛らしく、アイシングやスプリンクルを使った派手なデコレーションが施されます。
3. 手作り感と独創性：専門店が小さな工房で作っていることが多く、一つ一つに手作り感があり、クリエイティブなデザインが楽しめます。

トゥンカロンが買える場所

トゥンカロンのブームは、主にSNSと通販によって広まりました。実店舗は、新大久保（東京）や大須（名古屋）、鶴橋（大阪）といった、韓国文化が集まる地域に集中しています。しかし、全国どこからでも購入できる「オンライン通販」が主流です。

新大久保やコリアンタウンの実店舗

東京の新大久保にある韓国コスメや食品店が並ぶエリアには、トゥンカロン専門店が複数存在します。ここでは、出来立てのトゥンカロンをテイクアウトでき、その日のうちに「映える」写真を撮って楽しめます。

実店舗で購入するメリットは、その日のラインナップを直接見て選べることと、「トゥンカロン専門店」ならではの独特な雰囲気を楽しめることです。

楽天市場や専門サイト（通販）

トゥンカロンを専門に取り扱うオンラインショップや、楽天市場などの大型通販サイトでも、冷凍されたトゥンカロンが多数販売されています。
人気のブランド例：

• MACAPRESSO（マカプレッソ）：トゥンカロンブームの火付け役の一つ。オンライン販売も充実しており、見た目の可愛らしさと安定した美味しさで人気です。
• 専門の工房：地域に根ざした小さなマカロン・トゥンカロン工房が、SNSを通じてオンライン販売を拡大しているケースも多くあります。

トゥンカロンの特に人気なフレーバーと種類

トゥンカロンは、マカロンの常識を覆すフレーバーが人気です。

人気フレーバー	特徴	デコレーション例
オレオ	バニラクリームの中に砕いたオレオが混ぜ込まれ、さらにオレオが丸ごと挟まれることも。	オレオを貼り付けたり、アイシングで目や口を描いたり。
きなこ餅	きなこ風味のクリームに、小さな求肥（お餅）が挟まれている。和洋折衷の味わい。	きなこパウダーや和風のデコレーション。
ローストアーモンド	香ばしいアーモンドクリームに、ナッツがザクザクとトッピングされている。食感が楽しい。	キャラメルソース、砕いたナッツ、金箔。

トゥンカロンは、カロリーを気にせず、思い切り楽しみたいときにぜひ試してほしい進化系スイーツです。冷凍で長期保存できるものがほとんどなので、通販で気になるお店を探してみてくださいね。

トゥンカロンが買えるお店（Google検索）

マカロンの値段相場を解説！1個あたりコンビニ・専門店・高級店の価格帯

マカロンを買うとき、「え、こんなに値段が違うの？」と驚くことがありますよね。コンビニで買うマカロンと、デパ地下の高級ブランドで買うマカロンでは、その価格に大きな開きがあります。
マカロンの「価格相場」を理解することで、ご自身の予算や用途に合わせた賢い選択ができるようになります。ここでは、場所ごとの価格帯と、値段が変動する理由について解説します。

マカロンの価格帯テーブル（1個あたり）

マカロンは、製造工程の手間と原材料費が高いお菓子であるため、ある程度の価格はします。しかし、販売場所によってこれほど価格差が出るのはなぜでしょうか。

販売場所	1個あたりの目安価格	価格が高くなる主な理由
高級ブランド店（デパ地下）	400円～800円	ブランド料、高品質な輸入原材料（カカオ、ナッツ）、手間のかかる製法、店舗費。
一般の洋菓子店・パティスリー	350円～600円	手作りによる人件費、地元の良質な素材、オリジナリティ。
輸入食品店（カルディなど）	200円～400円	大量生産・大量輸入によるコストダウン、冷凍配送の活用。
コンビニ・スーパー（PB商品）	150円～300円	大規模なOEM（製造委託）による効率化、包装費の簡素化。

価格差が生まれる４つの主な要因

ブランドの価値と知名度

最も大きな要因は、やはり「ブランド」です。例えば、「ラデュレ」や「ピエール・エルメ」といった世界的なブランドは、その歴史、パッケージデザイン、そして世界中での認知度が価格に反映されます。これは、単にお菓子の材料費だけでなく、「特別な体験」や「贈答品の価値」を買っているためです。

原材料の質と産地

高級マカロンは、チョコレートであればカカオの産地、バニラであればマダガスカル産など、非常に高品質で高価な原材料を使用しています。特に、マカロンの命とも言えるアーモンドプードルや、フィリングに使用するナッツペースト、フルーツピューレの質が、味わいを大きく左右します。コンビニのマカロンと比べると、この原材料へのこだわりが価格差として表れます。

製造工程の手間と技術

マカロンは、生地を「マカロナージュ」という繊細な作業で調整したり、適切な温度と湿度で乾燥させる工程（ピエを作るための工程）など、非常に手間と技術が必要なお菓子です。
高級店では、熟練の職人が一つ一つ手作りや細心の注意を払って製造するため、人件費も高くなります。一方、コンビニ向けは、安定した品質を保ちつつ大量生産するための、専用の機械と技術が導入されているため、コストが抑えられます。

包装（パッケージ）と店舗形態

デパ地下のブランドは、豪華なギフトボックス、リボン、紙袋なども含めて「商品」です。また、デパート内の高級な店舗家賃も価格に転嫁されます。対して、コンビニのマカロンはシンプルなプラスチックの容器に入っており、これらの費用が抑えられています。

これらの理由から、マカロンの価格差は「品質の差」だけでなく、「用途の差」でもあります。日常のご褒美ならコンビニ、特別な贈り物なら高級店と、賢く使い分けるのがおすすめです。

マカロンの価格相場（Google検索）