ダイソーに電工ペンチは売ってる？100均で見つからない時の代替品と販売店

モモストアが解説します！
DIYや車の配線いじり、ちょっとした家電の修理などで必要になる「電工ペンチ」。
「どうせなら安く手に入れたい！」とダイソーに行ったものの、見当たらずに「あれ、売ってない？」と困っていませんか？
ご安心ください。
ダイソーでの電工ペンチの実際の販売状況や、もし見つからなかった場合の確実な代替品の選び方、さらにはプロも納得の確実な購入場所まで、詳しく解説していきます。
これを読めば、もう工具探しで迷うことはありませんよ！

ダイソーで電工ペンチは本当に売ってないの？【結論】

まず、あなたが一番知りたい結論からお伝えします。
ズバリ、ダイソーで「電工ペンチ」が売られている可能性はあります。しかし、それは非常に限定的で、多くの場合、あなたが探しているような「本格的な多機能電工ペンチ」ではない可能性が高いです。
「え、じゃあどっちなの？」と思いますよね。
実は、ダイソーでは過去に「圧着機能付きのペンチ」として、電工ペンチに近い機能を持つ商品が販売されていた実績があります。しかし、これは店舗の規模や時期、そして地域によって取り扱いが大きく左右される「スポット商品」であることがほとんどなんです。

一般的な工具売り場に並んでいるのは、普通のペンチやニッパー、ラジオペンチなどが中心で、「被覆剥き（ワイヤーストリッパー）」や「端子をカシメる（圧着）」といった電工ペンチ特有の機能を持つ専用工具は、残念ながらレギュラー商品としては見かけにくいのが現状です。
もしダイソーで探しているのなら、事前に店舗に問い合わせる（Google検索）か、かなり大規模なダイソー「ギガ店」などを狙うのがベストな戦略になります。

多くの人が「ダイソーに売ってない」と感じるのは、以下の要因が絡み合っているからです。

• 店舗の在庫状況： DIYブームで人気が出た際に一瞬で売り切れてしまい、補充されていない。
• 商品の入れ替わり： 季節やトレンドによって工具のラインナップが頻繁に入れ替わっている。
• 誤認識： 普通のペンチと間違えて、電工ペンチがあると思い込んでいる。

特に、自動車の電装系DIYで使うような「絶縁端子」や「ギボシ端子」の圧着に特化した高性能なものは、やはり工具専門店やホームセンター、そしてネット通販のほうが確実に見つかり、品質面でも安心できます。あなたの用途が本格的なものなら、最初からそちらを検討するのが賢明と言えるでしょう。
次の見出しでは、「売ってない」と言われる具体的な理由と、それでもダイソーで探す場合のコツを深掘りしていきますね。

ダイソーの電工ペンチが「ない」と言われる理由と店舗での探し方

ダイソーを何店舗も回っても見つからないと、「やっぱり売ってないんだ…」とがっかりしてしまいますよね。この「ない」の背景には、いくつかの理由が隠されています。

主な原因は「需要と供給のバランス」と「商品の専門性」にあります。

ダイソーが提供する工具の多くは、日常の「ちょっとした補修」や「軽作業」を目的としたものです。例えば、ネジを回すドライバー、物を切るカッターやニッパー、掴むための普通のペンチなどですね。これらは誰もが使う汎用性の高い工具です。

一方、電工ペンチは、電気配線を扱うという特定の技術作業に特化した専門性の高い工具です。被覆のサイズに合わせた穴でワイヤーを傷つけずに剥く「ストリッパー機能」や、専用の端子をガッチリと固定する「圧着（カシメ）機能」は、一般の家庭ではめったに使われません。
そのため、多くのダイソー店舗では在庫リスクを避けるため（Google検索）、取り扱いを絞っているか、全く置いていないケースが多いのです。

ダイソーの工具売り場にあるペンチとの違い

ダイソーの工具コーナーに行くと、様々な種類のペンチが並んでいます。しかし、これらは電工ペンチとは似て非なるものです。
最も間違いやすいのが「普通のコンビネーションプライヤー（ペンチ）」や「ラジオペンチ」です。

工具の種類	主な機能	電工ペンチの機能（カシメ・被覆剥き）
普通のペンチ	掴む、切断（太いもの）、曲げる	× （圧着すると端子が潰れる、被覆を剥くと芯線が傷つく）
ラジオペンチ	細かい作業で掴む、曲げる、切断（細い線）	△ （細い線なら代用可能だが、圧着は難しい）
ニッパー	切断専門	× （被覆を剥くことも可能だが難しく、圧着はできない）
電工ペンチ	被覆剥き、圧着（カシメ）、切断、ネジ切り	◎ （専用設計のため、失敗が少ない）

このように、普通のペンチで端子の圧着を試みると、端子が変形してしまい、最悪の場合、接触不良やショートの原因になりかねません。特に電気配線は安全に関わる部分なので、「代用はリスクが高い」（Google検索）ことを覚えておきましょう。

在庫切れ？廃盤？店舗で確実に見つけるための探し方

もしどうしてもダイソーで見つけたい場合は、以下の探し方を試してみてください。

1. 大型店（ギガ店）を狙う： 面積が広い店舗ほど、専門性の高い工具が置かれている可能性が高まります。
2. 商品名（バーコード）で検索： 店頭になくても、店員さんがレジのバーコードリーダーで商品名を検索すれば、在庫状況や他店在庫が分かる場合があります。SNSなどで過去に販売されていた商品の正式名称やバーコード番号を調べてみましょう。
3. 店員さんに具体的な用途を伝える： 「車の配線に使うギボシ端子をカシメる工具が欲しい」など、具体的な用途を伝えると、店員さんも探しやすくなります。

ただし、何度も言うようですが、ダイソーの工具はあくまで簡易的なDIY向けです。高い頻度で使う場合や、確実な品質が求められる作業の場合は、ホームセンターやネット通販で購入することをおすすめします。

ダイソー以外！セリアやキャンドゥなど他の100均での取り扱い状況

ダイソーで見つからなかったら、「じゃあ、セリアやキャンドゥならどうなの？」と考えるのは自然な流れですよね。モモストアが調べたところ、結論から言うと、他の100円ショップでも電工ペンチを見つけるのは難しいというのが正直なところです。

セリアやキャンドゥは、雑貨や日用品、インテリア用品、クラフト系の品揃えに力を入れている傾向があります。

• セリア： DIY用品はありますが、どちらかというと「木工」や「クラフト」寄りの商品が多いです。本格的な配線作業に使う工具というよりは、ミニチュア制作やハンドメイドで使うような細かな工具が中心です。
• キャンドゥ： こちらもセリアと同様に、生活雑貨や文具に強みがあり、工具類はダイソーに比べてさらに絞られたラインナップになっています。

特に「ギボシ端子対応」「被覆剥きゲージ付き」といった専門機能が明記された電工ペンチは、ほぼ見当たらないと考えて良いでしょう。

では、100円ショップで手に入る工具で、電工ペンチの代わりになるものはないのでしょうか？
完全に代用できるものはありませんが、もし「被覆剥きだけをしたい」「端子をカシメたいけど、ペンチしかない」という状況なら、次に紹介する「応急処置」的な代用品を試すことになります。

しかし、繰り返しますが、電気工作は誤った配線をすると火災や故障の原因になります。あくまで一時的な応急処置として活用し、作業完了後は必ず専門の電工ペンチで正規の圧着を行うようにしてくださいね。
もし今すぐ必要なのに手持ちがない場合は、少し遠出してでもホームセンターに行くか、急ぎでAmazonのプライム配送などを利用したほうが、結果的に時間もコストも節約できる可能性が高いです。

電工ペンチの代わりになる工具はある？【応急処置】

「今すぐ配線を繋がないといけないのに、電工ペンチがない！」という緊急事態に直面した場合、手持ちの工具で代用する「応急処置」は可能です。ただし、これは非常に危険を伴う作業であり、電気工事士などの資格を持つプロフェッショナルは推奨しません。
あくまで「どうしても今、一時的に接続しなければならない」という状況での、最後の手段として参考にしてください。

被覆剥きはニッパーとカッターでできる？

電工ペンチの機能のうち、ケーブルの「被覆を剥く（ワイヤーストリッパー）」作業は、ニッパーやカッターで代用可能です。

カッターを使った被覆剥き（細心の注意が必要）

カッターを使う際は、芯線を傷つけないように特に注意が必要です。

1. 切り込みを入れる： ケーブルを平らな場所に置き、被覆に沿ってカッターの刃先を軽く当て、クルッと回しながら、表面の被覆にだけ切れ目を入れます。深く入れすぎると芯線まで切ってしまいます。
2. 剥ぎ取る： 切れ込みを入れた部分を、指や爪、または普通のペンチで引っ張って剥ぎ取ります。

【重要】もし芯線に1本でも切れ目が入ってしまったら、そこからケーブルが断線しやすくなったり、発熱の原因になったりします。少しでも傷が入ったら、その部分はカットしてやり直すか、新しいケーブルを使うようにしてください。

ニッパーを使った被覆剥き（力加減が命）

ニッパーの刃を軽く使い、被覆にだけ切れ目を入れてから剥ぎ取る方法です。

• ニッパーの刃をケーブルにそっと当て、力を入れずに被覆を挟みます。
• そのままニッパーをケーブルの円周に沿って回し、被覆だけに切れ目を入れます。
• 切れ目から被覆を引っ張って剥がします。

ニッパーはカッターよりもコントロールが難しく、一瞬でも力を入れすぎると芯線を切断してしまうため、慣れていない方にはおすすめできません。

圧着（カシメ）の代用について

端子とケーブルを接続する「圧着（カシメ）」作業は、電工ペンチ以外での代用は極めて困難です。
もし普通のペンチで無理やりカシメると、端子が潰れたり、逆にカシメが甘くてすぐに抜けてしまったりします。
確実な接続のためには、電工ペンチの専用の「ダイス」（圧着するための凹凸）が必須です。代用は考えず、必ず正規の工具を用意するようにしましょう。安全第一です！
もし代用で済ませてしまった場合は、後日必ず電工ペンチで正式にカシメ直す（Google検索）ということを忘れないでください。

プロも使う！電工ペンチが確実に見つかる販売店（ホームセンター編）

「もう100均探しは疲れた！確実に、そして良いものを買いたい！」という場合は、やはりホームセンターが電工ペンチの最も確実な購入先になります。
大型ホームセンターの工具コーナーは、まさにDIY好きの聖地。電工ペンチだけでも何種類も取り揃えられています。

主要なホームセンター（コーナン、カインズ、コメリ、DCMなど）では、以下のような品揃えが期待できます。

価格帯	1,500円～8,000円程度
メーカー	フジ矢、ホーザン、エビ（ロブテックス）、マーベルなど、プロ御用達の有名メーカー品
種類	裸端子用、絶縁端子用、オートマルチストリッパー、ラチェット式圧着工具など、専門的なものまで網羅
特長	実際に手に取って、握りやすさや重さ、サイズ感を確認できる。店員さんに相談しやすい。

ホームセンターの良さは、何と言っても品質と専門性のバランスが良い点です。DIY初心者向けの安価なセット品から、電気工事士さんが使うようなプロ仕様の高耐久モデルまで、幅広いニーズに対応しています。
特に、自動車のDIYでよく使われる「ギボシ端子」用の電工ペンチは、カー用品コーナーに近い工具売り場などで必ずと言っていいほど見つかりますよ。

ホームセンターの電工ペンチは値段が高い？

100円の工具に慣れていると、ホームセンターで数千円の電工ペンチを見ると「高いな…」と感じるかもしれません。
しかし、ここには「安心感」という名のコストが乗っています。

【価格差の理由】

• 精度： 圧着部の精度が高く、確実に端子をカシメられるため、接続不良やショートのリスクが格段に減ります。
• 耐久性： 頻繁に使っても、刃先や圧着部が摩耗しにくい高硬度の素材が使われています。
• 作業効率： ラチェット機能（カチカチと段階的に圧着し、最後まで握り込まないと解放されない機能）付きのものは、失敗が少なく、誰でもプロ並みの圧着が可能です。

例えば、配線が原因で車が故障したり、家電が動かなくなったりするトラブルを考えれば、数千円を払って信頼できる工具を手に入れることは、むしろ安上がりと言えるのではないでしょうか。趣味でDIYを長く続けるなら、ここでケチらずに一つ良いものを手に入れるのがおすすめです。

【選び方のヒント】
多くのホームセンターでは、「多機能圧着工具」や「ワイヤーストリッパーセット」として販売されている（Google検索）ことが多いです。パッケージに対応している端子の種類（裸端子、絶縁端子など）が記載されているので、自分の用途に合ったものを選びましょう。

手軽に買える！カー用品店や家電量販店での電工ペンチの在庫

ホームセンター以外にも、実は電工ペンチが手に入る意外な販売店があります。
それは、「カー用品店」と「家電量販店」です。

自動車DIYの強い味方！カー用品店の在庫

カー用品店（オートバックス、イエローハットなど）は、電工ペンチを探す上で非常に穴場であり、かつ確実な場所です。
なぜなら、車のナビ取り付け、ETC装着、ドライブレコーダーの配線など、自動車の電装系DIYでは、電工ペンチが必須の工具だからです。

カー用品店で手に入る電工ペンチの特長は以下の通りです。

• ギボシ端子対応が豊富： 自動車配線で最もよく使われる「ギボシ端子」に対応した工具が必ずあります。
• セット品が多い： 端子自体（ギボシ、平型など）と電工ペンチがセットになった「電装品キット」として販売されていることが多いです。
• DIY用途に特化： プロの電気工事士向けというよりは、週末DIYを楽しむ一般ユーザー向けにわかりやすい製品が多いです。

価格帯はホームセンターと大きく変わりませんが、もしあなたが車の配線作業のために電工ペンチを探しているなら、カー用品店が最も目的の製品を見つけやすいでしょう。工具売り場ではなく、電装品や配線コードが並んでいるコーナーを探してみてください。

家電量販店での取り扱いはどう？

では、ヤマダ電機やヨドバシカメラなどの家電量販店はどうでしょうか？
結論として、電工ペンチはほぼ売っていません。

家電量販店で工具として売られているのは、せいぜいパソコンの内部をいじるための精密ドライバーや、電池交換に使う小型の工具くらいです。
一部の大型店で、LANケーブルの自作用の「LAN圧着工具」が置かれていることがありますが、これは電工ペンチとは用途が全く異なります。間違えて購入しないように注意が必要です。

まとめると、もしダイソーで見つからなかったら、以下の順番で探すのが最も効率的です。

1. 最優先： ホームセンター（幅広い選択肢）
2. 次点： カー用品店（車載用配線なら最適）
3. 緊急時（オンライン）： Amazon、楽天市場（今すぐ手に入れたい時）

次のセクションでは、ダイソー品とホームセンター品の機能的な違いについて、さらに深く掘り下げてみましょう。

【徹底比較】ダイソーの電工ペンチとホームセンター品の機能差

価格が100円（または300円、500円）のダイソー製品と、数千円するホームセンター製品。
両者には、機能面で決定的な違いがあります。この差を知っておくことで、「安物買いの銭失い」を防ぐことができます。

最も大きな違いは、「精度（Quality）」と「耐久性（Durability）」の2点に集約されます。

比較項目	ダイソー品（傾向）	ホームセンター品（傾向）
圧着精度	△ 圧着面が歪みやすく、端子を潰してしまうリスクがある。カシメが甘くなることも。	◎ 規格に厳密に合わせたダイス（圧着部分）で、確実かつ均一にカシメられる。
被覆剥き	△ サイズのゲージがなく、力加減で芯線を傷つけやすい。	◎ ワイヤーサイズに合わせたゲージがあり、設定さえすれば失敗がほとんどない。
対応端子	汎用性の高い数種類（または圧着機能なしのペンチのみ）	裸端子、絶縁端子、オープンバレル、F型など、用途に応じた専門工具が選べる。
耐久性	× グリップが滑りやすい、金属が比較的早く摩耗する。長期間の使用には向かない。	◎ 高炭素鋼など耐久性の高い素材を使用。長年の使用に耐える。
特殊機能	ほぼなし	ラチェット機構（自動で圧着完了までロックされる）付きが多い。作業性が高い。

例えば、あなたが自動車の配線をするとき、振動で端子が外れてしまっては大変です。ホームセンターで売られているメーカー品は、そういった振動や温度変化にも耐えられる「確実な圧着」を保証してくれるのです。

一方、ダイソー製品は、「本当に年に一度使うかどうかの緊急用」や「使い捨てでもいい簡単な実験用」であれば、価格の魅力は計り知れません。ですが、車の配線や、常に電気が流れる家電の配線など、安全性が求められる作業には、数千円を投資して安心を買うことを強くおすすめします。

電工ペンチをネット通販で買うならココ！おすすめ3選

「店舗を回る時間がない」「プロ仕様のレアな工具が欲しい」という方には、ネット通販が断然おすすめです。実店舗では見つからないような、海外メーカーの多機能工具や、ニッチな端子専用の圧着工具まで、あらゆる商品が手に入ります。

ネット通販で電工ペンチを購入するなら、以下の3つのプラットフォームを活用しましょう。

1. Amazon（アマゾン）
2. 楽天市場
3. Yahoo!ショッピング

これらのサイトでは、プロ工具メーカーの公式ストアが出店している場合もあり、偽物の心配もほとんどありません。

ネット通販で電工ペンチを買う時の注意点

ネット通販は便利ですが、実物を見られないからこその注意点があります。

• 対応端子の確認： 商品名に「裸端子用」「絶縁端子用」など、対応する端子の種類が明記されているかを必ずチェックしてください。自分が使う端子と合っていないと、全く役に立ちません。
• レビューの確認： 特に海外製の安価な多機能工具は、圧着精度が甘い場合があります。「カシメが弱い」「すぐに壊れた」といったレビューがないかをしっかり確認しましょう。
• サイズ感： 握力の弱い方や手の小さい方は、グリップのサイズや長さを事前に確認しましょう。大きすぎると握りきれずに圧着できない可能性があります。

ネット通販では、「オートマルチストリッパー」という、ワイヤーを差し込むだけで被覆が自動で剥ける便利な工具も人気があります。手作業が苦手な方は、ぜひ検索してみてください。

メルカリなどのフリマアプリで購入するのは？

中古でも安く手に入れたいという理由で、メルカリなどのフリマアプリを検討する方もいるかもしれません。
しかし、電工ペンチの購入は、フリマアプリでの中古品は避けた方が賢明です。

電工ペンチは、圧着ダイスと呼ばれる部分が少しでも摩耗したり、歪んだりしていると、正確な圧着ができなくなります。見た目は綺麗でも、実は精度が落ちている可能性があるため、安全性が問われる工具は、新品の購入をおすすめします。

電工ペンチの種類と用途：どれを選べばいいか迷ったら

いざ電工ペンチを買おうと思っても、「種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない…」と迷ってしまうのは当然です。
電工ペンチは、圧着する「端子」の種類によって、大きく分けて3種類あります。

種類	用途	外観の特長
絶縁端子用	ビニールなどの絶縁被覆が付いた端子（ギボシ端子など）の圧着用。自動車や一般的な家電の配線で最もよく使われます。	圧着部分に端子の色（赤・青・黄など）に合わせたダイスがある。
裸端子用	被覆がない金属むき出しの端子（丸型、Y型など）の圧着用。主に建物の幹線や電気工事で使われる、高い信頼性が求められる接続。	ダイスに端子のサイズ（1.25, 2, 5.5など）の刻印がある。
オープンバレル端子用	パソコンや電子工作で使われる、U字型に開いた端子（コネクタのピンなど）の圧着用。	圧着部分が二段階でカシメるような特殊な形状になっている。

あなたが一般的なDIY（車の電装、簡単な家電修理）をするのであれば、「絶縁端子用」または「多機能型（マルチ）電工ペンチ」を選んでおけば間違いありません。
多機能型は、一つの工具で「切断」「被覆剥き」「圧着」のすべてができるため、工具箱の中身をスッキリさせたい方に人気があります。

DIY用途別！おすすめの電工ペンチ

具体的な用途に合わせて、必要な機能を整理してみましょう。

• 車やバイクの配線： 絶縁端子（ギボシ、平型）に対応し、握りやすいグリップのもの。圧着ミスを防げる「ラチェット機能」付きを選ぶと作業効率が格段に上がります。
• 家の簡単な延長コード作成： 絶縁端子や裸端子（コンセントプラグなど）に対応したもの。こちらもラチェット付きがおすすめです。
• パソコン内部の配線や電子工作： オープンバレル端子用。通常の電工ペンチとは形状が異なるため、電子工作専門の工具を選ぶ必要があります。

もし迷ったら、パッケージに「DIY向け」と書いてあるもの、または「ギボシ端子セット付き」として売られているものを手にとってみてください。それがあなたの用途に一番近い可能性が高いですよ。

電工ペンチがない！と感じた時の具体的な解決策ステップ

「ダイソーに売ってなかった！どうしよう！」とパニックになる前に、落ち着いて以下のステップで解決策を実行しましょう。
これは、モモストアが考える、最も効率的で確実な「電工ペンチ獲得への道」です。

【ステップ1：代用品での「応急処置」が可能か判断する】
作業の重要度と緊急性を天秤にかけましょう。

• 高い安全性が必要な作業（車、高電圧）： 応急処置はNG。作業を中断して正規の工具を買いに行くべきです。
• 低電圧で簡単なテスト配線： 接続不良が起きても大きな問題にならない範囲であれば、一時的にニッパーや普通のペンチで代用し、すぐに正規の工具を手配しましょう。

【ステップ2：ホームセンターへ向かう or Amazonで注文する】
時間と場所によって最適な選択肢が変わります。

時間と場所	最適な購入方法	メリット
昼間で近くに店がある	ホームセンター・カー用品店	実物を手に取れる、すぐ使える。
夜間や近くに店がない	Amazon・楽天市場	品揃えが豊富、レビューで評価を確認できる、翌日配送が可能（プライムなど）。
とにかく安く済ませたい	ダイソーの大型店をピンポイントで捜索	成功すればコストは最小限。

特にAmazonや楽天市場では、複数のメーカーの製品を比較し、最も評価の高い工具をすぐに注文できるため、非常に効率的です。

【ステップ3：必要な端子の種類を特定し、適合工具を選ぶ】
電工ペンチを買う前に、自分が使う端子が「赤」「青」「黄」のどれに該当するのか（絶縁端子の太さ別）、「裸端子」か「オープンバレル」かを確認しましょう。
工具のパッケージに「適用端子」が必ず記載されています。この適合性を確認してから購入すれば、失敗はほぼありません。

買う前に知りたい！電工ペンチの選び方とチェックポイント

電工ペンチの選び方を間違えると、作業効率が落ちるだけでなく、接続不良によるトラブルの原因にもなります。
ここでは、後悔しない電工ペンチ選びのためのチェックポイントを詳しく解説します。

チェックポイント１：ラチェット機能の有無

電工ペンチには、「ラチェット機能」が付いているものと、付いていないものがあります。

• ラチェット機能付き（推奨）： 圧着時に、途中で手が緩んでも、最後までカシメるまで工具がロックされ続ける機能です。手が疲れて途中で握力が尽きても、必ず正規の力で圧着が完了するため、圧着ミスが激減します。初心者の方には特におすすめです。価格は少し高めになりますが、安心を買うと思えば安いものです。
• ラチェット機能なし： 自分で最後まで握り込む必要があります。握力が弱い方や、何度も作業する方には疲労がたまりやすいです。

【モモストアからのアドバイス】
初めて電工ペンチを買う方は、迷わず「ラチェット式」を選ぶ（Google検索）ことを強く推奨します。作業の成功率が段違いに上がります。

チェックポイント２：対応するワイヤーサイズと端子の種類

前述の通り、これが最も重要なポイントです。

• 絶縁端子： 赤（0.5～1.25sq）、青（1.25～2.0sq）、黄（2.0～5.5sq）の3色が標準的なサイズです。自分が使うワイヤーと端子のサイズを事前に確認し、すべてに対応している工具を選びましょう。
• ストリッパー機能： 被覆剥き機能がついている場合、適用できるワイヤーの太さ（AWGまたはsq）が明記されているか確認してください。これが細かければ細かいほど、芯線を傷つけずに綺麗に剥くことができます。

多機能型の電工ペンチは、これらすべてのサイズに対応しているものが多く、DIY用途ならこれ一本で事足りる場合がほとんどです。

チェックポイント３：グリップの握りやすさと重量

工具は手に馴染むことが非常に重要です。

• グリップ： ゴムや樹脂で滑りにくく、適度な太さがあるか。特にラチェット式は強く握り込む必要があるため、手にフィットするものが良いです。
• 重量： 重すぎると作業中に疲れますが、軽すぎると圧着時に力が逃げやすい場合があります。ホームセンターで実物を手に持ってみるのが理想的ですが、ネット購入の場合はレビューで「重さ」に関する言及がないかを確認しましょう。

もしあなたが車やバイクの配線など、狭い場所での作業が多いなら、少し小さめの電工ペンチを選ぶと取り回しが楽になりますよ。

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングで購入するメリット・デメリット

ホームセンターなどの実店舗と、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販。どちらも一長一短があります。自分の状況に合わせて、最適な購入先を選んでくださいね。

ネット通販（Amazon・楽天・Yahoo!）の比較

ネット通販の3大プラットフォームのメリット・デメリットをまとめました。

プラットフォーム	メリット	デメリット
Amazon	プライム会員なら最速で翌日配送。海外メーカーやニッチな商品も豊富。	実物を見られない。出品者が多いため、粗悪品が混ざっているリスクがある。
楽天市場	楽天ポイントが貯まる・使える。ホームセンターや工具専門店の公式出店が多い。	到着まで時間がかかる場合がある。検索でプロ向け商品が多くヒットしやすい。
Yahoo!ショッピング	PayPayユーザーにはポイント還元率が高い。ソフトバンクユーザーはさらに優遇。	Amazonや楽天に比べて、取り扱い商品数がやや少ない可能性がある。

結論として、「急いでいて、迷いたくない」ならAmazon、「ポイントを貯めたい、安心できる出店者から買いたい」なら楽天市場、「PayPayをよく使う」ならYahoo!ショッピングがおすすめです。

特に電工ペンチのような専門工具は、実店舗で見て確認したいという気持ちもわかりますが、ネット通販のレビューや詳細な製品情報（YouTubeの紹介動画なども）を見れば、十分に判断材料が揃います。

ダイソーで見つからず、代用品で間に合わせるリスクを考えれば、安全で確実な作業のために、ぜひネット通販を活用して、信頼できる電工ペンチを手に入れてください。
適切な工具があれば、DIYの楽しさは何倍にも膨らみますよ！