薬局でピアッサーは売ってる？販売店から失敗しない選び方、正しい開け方まで徹底解説！

「ピアスを開けたいけど、病院に行くのはちょっと大げさかな…」「手軽にセルフで開けたいけど、ピアッサーってどこに売ってるの？」
そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか？特に、日頃から利用している薬局やドラッグストアでピアッサーが買えるのかは、真っ先に気になるポイントですよね。
結論から言うと、薬局・ドラッグストアでピアッサーは販売されています！
この記事では、ピアッサーの取り扱いがある店舗から、失敗しない選び方、そして安全な開け方、アフターケアに必要なアイテムまで、モモストアが詳しく解説していきます。初めてピアスを開ける方も、もう一度開け直したい方も、ぜひ参考にしてくださいね！

薬局でピアッサーは本当に売ってる？どこで買えるの？

多くの方が疑問に思っている、「薬局でピアッサーは買えるのか？」という質問について、改めてお答えします。はい、ご心配なく！
大手ドラッグストアのほとんどで、ピアッサーは取り扱いがあります。ピアスを開けるためのアイテムは「医療機器」として分類されているわけではありませんが、衛生面や安全性が重視される商品のため、医薬品や衛生用品を取り扱う薬局・ドラッグストアでの販売が一般的になっているんです。

ただし、一つ注意点があります。それは、「すべての店舗に必ずあるわけではない」ということです。
特に規模の小さな店舗や、コスメの取り扱いが少ない店舗では、在庫がない場合や、そもそも取り扱い自体をしていないケースもあります。そのため、お目当てのピアッサーがある場合は、事前に電話で在庫を確認するのが最も確実でスムーズな方法だと言えるでしょう。

ピアッサーが売られている場所の傾向と陳列棚

では、薬局の中でピアッサーは具体的にどの辺りに置かれているのでしょうか？
陳列場所は店舗のレイアウトによって異なりますが、主に以下の3つのコーナーを探すと見つけやすいですよ。

• 衛生用品コーナー：絆創膏や消毒液、注射針などの医療品に近い棚に並んでいることがあります。ピアッサー自体が滅菌パックされているため、清潔感が重視されるコーナーに置かれがちです。
• アクセサリー・ビューティー用品コーナー：ピアスやイヤリング、ヘアアクセサリーなどが並ぶコスメ寄りの棚です。特に若い女性向けのビューティーアイテムと一緒に陳列されていることが多いですね。
• レジカウンター付近：一部の店舗では、盗難防止や購入時の確認のため、レジカウンターのすぐ近くや、奥の棚に保管されていることがあります。見当たらない場合は、店員さんに「ピアッサーはありますか？」と尋ねてみるのが早いです。

多くのピアッサーは、「JPS（日本ピアスシステム）」や「セーフティピアッサー」といったブランド名で、透明なパッケージに入ってフックに吊るされていることが多いです。パッケージには「瞬間ピアッサー」や「医療用ステンレス」といった言葉が書かれていますので、それを目印に探してみてください。

ピアッサーの取り扱いが特に多いとされる薬局チェーン

全国展開している大手チェーン店は、取り扱いが安定している傾向にあります。
具体的には、次にご紹介するような大手ドラッグストアなら、比較的高い確率でピアッサーを見つけることができるでしょう。もし自宅近くの小さな薬局で見つからなかった場合は、少し足を伸ばしてこれらの大手チェーン店を覗いてみることをおすすめします。

ドラッグストア名	取り扱いの傾向	確認のポイント
マツモトキヨシ	コスメや美容用品が豊富なため、取り扱いが多い。オンラインストアでも確認可能。	大型店舗や都心部の店舗の方が種類が豊富。
スギ薬局	店舗によってバラつきはあるが、衛生用品コーナーで発見されることが多い。	薬剤師さんが常駐している時間が長い店舗は安心感がある。
ウエルシア	医薬品の取り扱いが多く、医療用ステンレス製などの安全性を重視した商品の取り扱い傾向がある。	夜遅くまで営業している店舗が多いので、仕事帰りにも立ち寄りやすい。
ツルハドラッグ	地域密着型店舗でも意外と取り扱いがあることが多い。	店舗の規模を確認してから行くのがおすすめ。

ちなみに、ピアスを開ける行為自体はご自身の判断で行うことになりますが、薬局では万が一のトラブルに備えて、正しい知識を持った薬剤師さんや登録販売者さんに相談できるという大きなメリットがあることも覚えておくと良いでしょう。（これについては後ほど詳しく解説しますね！）

マツキヨ、スギ薬局、ウエルシアなど主要ドラッグストアの販売状況

特定の薬局チェーンでのピアッサーの販売状況について、もう少し掘り下げてみましょう。大手ドラッグストアは、それぞれ独自の仕入れルートや力を入れている商品カテゴリーがあるため、取り扱っているピアッサーの種類や在庫状況にも違いが見られます。

マツモトキヨシ（マツキヨ）のピアッサー事情

マツキヨは、ご存知の通りコスメや美容アイテムに力を入れているチェーンです。そのため、ピアッサーに関しても比較的多くの種類を取り扱っている可能性が高いです。特に、若い女性が多く訪れる大型店舗や駅前の店舗では、定番の「セイフティピアッサー」はもちろん、金属アレルギーに対応したチタン製など、種類が充実している傾向にあります。

• オンラインストアの活用：マツキヨココカラオンラインストアで検索してみるのも一つの手です。オンラインで在庫がある商品は、店舗での取り扱いも期待できますし、何より自宅にいながらじっくりと商品を選ぶことができるのが魅力です。
• 価格帯：マツキヨでのピアッサーの価格は、一般的なもので1,000円〜2,000円前後が主流です。クーポンやポイントを活用すれば、少しお得に購入できるチャンスもありますよ。

スギ薬局、ココカラファインの取り扱い

スギ薬局やココカラファインといったチェーンは、地域密着型で生活必需品や医薬品に強いイメージがあります。ピアッサーも、これらのお店では「衛生用品」として、消毒液や救急用品の近くに置かれていることが多いです。

特にスギ薬局では、健康に関する相談をしやすい雰囲気があるため、ピアッシング後の消毒やケア用品について質問しやすいという利点があります。購入する際には、ついでに「ピアッシング後の正しい消毒方法」について尋ねてみるのも良い経験になりますよ。ただし、店舗によっては、ピアッサーの在庫が少ない場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。

ウエルシア薬局での発見率と特徴

ウエルシアは、深夜まで営業している店舗が多いことが特徴です。急に「今日開けたい！」と思い立った時でも、夜間に購入できるのは大きな安心材料になります。ウエルシアでは、セイフティピアッサーなどの定番商品が安定して取り扱われていることが多いです。医薬品の品揃えも豊富なため、もしピアッシング後にトラブルがあった場合に使用する軟膏や消毒液も同時に購入しやすい環境が整っています。

店舗を訪れる前にチェックすべきこと

薬局を訪れる前に、以下の2点をチェックするだけで、無駄足になる可能性を大幅に減らせます。

1. 店舗の規模：売り場面積が広く、コスメやビューティーコーナーが充実している店舗を選ぶ。
2. 電話での在庫確認：訪問したい店舗に直接電話をかけ、「ピアッサーの在庫はありますか？メーカー名（JPSなど）も分かると嬉しいです」と尋ねる。

特に、軟骨用ピアッサーや特殊なゲージ（太さ）のピアッサーを探している場合は、通常の耳たぶ用よりも取り扱いが限定されるため、電話確認は必須だと言えるでしょう。せっかくお店に行ったのに目当ての商品がなかった、なんてことになるとガッカリしてしまいますからね。

ご希望の商品が見つからない場合は、大手通販サイトを利用するのも賢い選択です。特に急いでいない場合は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングをチェックしてみると、薬局では見かけないような豊富な種類やデザインのピアッサーが見つかりますよ！

ピアッサーを薬局で購入するメリットとデメリット

セルフピアッシングを考えている方にとって、薬局でのピアッサー購入は非常に手軽で魅力的な選択肢です。しかし、メリットがあればもちろんデメリットもあります。両方をしっかり理解した上で、購入場所を決めましょう。

薬局購入の大きなメリット

薬局でピアッサーを買う最大のメリットは、何と言っても「手軽さ」と「安心感」です。

• すぐに手に入る即時性：「今すぐ開けたい！」という衝動に駆られた時、薬局ならすぐに購入できます。通販のように配送を待つ必要がありません。
• 衛生面の安心感：薬局で取り扱っているピアッサーは、多くが滅菌処理済みの医療用具メーカーの製品です。衛生管理の行き届いた場所で購入できるという安心感は大きいです。
• 薬剤師・登録販売者への相談：これが非常に重要です。ピアッサーそのものの選び方だけでなく、「金属アレルギーの心配がある」「開けた後の消毒液は何が良いか」といった、健康や衛生に関する専門的な質問を対面で相談できるのは、通販にはない大きな強みです。
• 関連商品も同時に購入可能：消毒液、ケア用ジェル、キズパワーパッドなど、ピアッシング前後に必要なケア用品をまとめて同じお店で購入できるため、買い忘れの心配がありません。

知っておきたいデメリットと注意点

一方で、薬局での購入にはいくつかのデメリットも存在します。

• デザイン・種類の限定：薬局で取り扱っているのは、多くの場合、最もベーシックで安全性が高いとされる商品（医療用ステンレスやチタン製で、シンプルなボールやストーンが付いたもの）です。ファッション性の高いデザインや、特殊な軟骨用ピアッサー、個性的な色のものは、専門店や通販サイトに比べて種類が圧倒的に少ないです。
• 在庫のバラつき：前述の通り、店舗によって在庫状況が大きく異なります。「あそこの薬局ならあるだろう」と思って行っても、売り切れていたり、取り扱いが終了していたりする可能性があります。
• 価格設定：通販サイトや、ドン・キホーテなどのディスカウントストアと比べると、定価販売が基本となるため、価格がやや高めに設定されていることがあります。

通販サイトと比較した場合のまとめ

どちらを選ぶかは、あなたの目的によって変わってきます。

購入場所	向いている人	主な利点
薬局・ドラッグストア	衛生面や安全性、専門家の意見を重視したい人。すぐに欲しい人。	対面での相談、衛生的な環境、即時性。
通販サイト（Amazon、楽天など）	デザインや種類を豊富に選びたい人。価格を抑えたい人。	デザインが豊富、価格競争による安さ、自宅配送。

「まずは安全にピアスホールを開けること」を最優先にするなら薬局がおすすめです。「ファーストピアスからおしゃれなものにしたい」というこだわりがあるなら、通販サイトでじっくり選ぶのがベストでしょう。

薬局で取り扱いが多いピアッサーの有名メーカーと種類

薬局に行くと、いくつかのメーカーのピアッサーが並んでいるのを見かけますが、その中でも特に取り扱いが多い有名メーカーと、定番の種類について知っておきましょう。これを知っておけば、「どれを選べばいいんだろう？」と迷うことが少なくなりますよ。

圧倒的な信頼性！JPS（日本ピアスシステム）のセイフティピアッサー

薬局で最もよく目にするのが、JPS（日本ピアスシステム）が販売している「セイフティピアッサー」シリーズです。これは、多くの病院や医療機関でも採用されているほど、安全性と衛生面に優れた製品で、セルフピアッシングの定番中の定番と言えます。

• 特徴：滅菌済みで、本体を一度握り込むだけで穴あけと同時にファーストピアスが装着される「瞬間ピアッサー」タイプ。使い方も非常にシンプルで、初心者でも失敗しにくい設計になっています。
• 素材：医療用ステンレス（サージカルステンレス316L）や純チタン製など、金属アレルギーに配慮された素材のものが主流です。特に純チタン製は、アレルギーが心配な方に強く推奨されています。
• 種類：耳たぶ用、軟骨用（ヘリックスなど）があり、ゲージ（太さ）も16G（細め）や14G（太め）などから選ぶことができます。また、誕生石をイメージしたストーンなど、バリエーションも豊富です。

その他に見かけることのあるメーカー

JPS以外にも、薬局では以下のようなメーカーのピアッサーが見つかることがあります。

• マムズ（M’s）ブランド：こちらも衛生面に配慮された製品が多く、シンプルなデザインが特徴です。
• その他：バラエティショップにも並ぶような、比較的安価な瞬間ピアッサーも一部の薬局で取り扱いがあることがあります。ただし、素材や滅菌処理についてしっかり確認してから購入しましょう。

ゲージ（G）とポストの長さの選び方

ピアッサーを選ぶ上で、素材の次に重要になるのが「ゲージ」と「ポストの長さ」です。

ゲージ（G）とは？

ゲージ（G）は、ピアスの「軸の太さ」を表す単位です。数字が小さくなるほど、ピアスの軸は太くなります。

ゲージ数	太さ（mm）	特徴・用途
18G	約1.0mm	市販のファッションピアスで最も多い太さ。細めでホールが目立ちにくい。
16G	約1.2mm	耳たぶのセルフピアッシングで最も一般的。ホールが安定しやすい。
14G	約1.6mm	より太く、軟骨やボディピアスに多い。ファーストピアスとして使われることもある。

薬局で売られているピアッサーは、主に16Gが多いです。初めて開ける方は、安定しやすい16Gを選ぶのが無難で失敗が少ないでしょう。

ポストの長さ（ロングタイプ）の重要性

ピアッサーには、通常タイプと「ロングタイプ」があります。これは、ピアスの軸（ポスト）の長さが通常より長くなっているものです。
ピアスを開けた直後の耳たぶは、腫れて厚みが増すことがほとんどです。ポストが短いと、腫れた耳たぶを圧迫してしまい、痛みや化膿の原因になってしまいます。そのため、耳たぶが厚めの方や、腫れやすい体質の方は、迷わずロングタイプを選ぶべきです。薬局の陳列棚でも、パッケージに「ロングタイプ」と明記されているものを選んでくださいね。

もし薬局で希望の素材やロングタイプが見つからない場合は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで「ピアッサー ロング」「チタン製 ピアッサー」といったキーワードで検索すれば、確実にお目当ての商品を見つけられますよ。

ピアッサーの価格帯はどれくらい？安く手に入れる裏技も

ピアッサーの価格は、種類やメーカー、購入場所によって大きく異なります。「せっかく開けるなら、少しでも安く手に入れたい！」と考えるのは当然ですよね。ここでは、ピアッサーの一般的な価格帯と、お得に購入するための裏技について解説します。

薬局でのピアッサーの一般的な価格帯

薬局やドラッグストアで販売されているピアッサーは、ほとんどが一回使い切りの「瞬間ピアッサー」タイプです。価格帯は、主に以下の幅に収まります。

• 最も一般的な価格帯：1,000円〜1,500円（税込）前後
• 高機能・特殊素材（チタンなど）：1,500円〜2,500円（税込）前後
• 軟骨用：耳たぶ用よりもやや高めで、1,800円〜3,000円（税込）程度

この価格には、穴あけ器本体と、滅菌パックされたファーストピアス1個が含まれています。両耳を開けたい場合は、単純にこの価格の2倍が必要になるということですね。

価格差の理由は何？

価格に幅があるのは、主に以下の理由によります。

1. ファーストピアスの素材：医療用ステンレスよりも、純チタンや樹脂の方が高価になる傾向があります。
2. ピアッサーの機構：より痛みを軽減したり、正確に開けられるように工夫された構造を持つ製品は、価格が高くなります。
3. 付属品：ピアッシング後のケア用ジェルや消毒液がセットになっている場合、その分価格は上がります。

【裏技】安く手に入れるための購入方法

薬局は定価販売が多いとはいえ、工夫次第でお得に購入することができます。

裏技その１：ポイント還元とクーポンを狙う

マツモトキヨシやウエルシアなど、多くのドラッグストアではポイントサービスを行っています。例えば、ウエルシアでは毎月20日にTポイントを200ポイント以上利用すると、1.5倍分の買い物ができる「Tポイントデー」があります。この日に合わせて購入すれば、実質33%オフ相当でピアッサーを手に入れることができます。

また、アプリ会員限定のクーポンや、割引ハガキなども積極的に活用しましょう。

裏技その２：通販サイトのセールやセット販売を利用する

価格を最優先するなら、やはりAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングがおすすめです。これらのサイトでは、頻繁にセールやポイントアップキャンペーンが行われています。

• Amazonプライムデー、楽天スーパーセール：この時期を狙えば、通常価格より数百円安く購入できることがあります。
• 複数個セット：両耳用ピアッサーの2個セットや、ケア用品がセットになった商品など、まとめ買いで割引が適用されるケースが多いです。
• メルカリなどのフリマアプリ：未開封の新品ピアッサーが出品されていることもありますが、衛生面と信頼性の観点から、滅菌処理が確実な正規販売店からの購入を強くおすすめします。フリマアプリでの購入は、あくまで自己責任で行ってください。

このように、購入のタイミングや場所を工夫するだけで、ピアッサーにかかる費用を抑えることが可能です。賢く選んで、安全にピアッシングを楽しみましょう。

ピアッサー購入前に確認すべきファーストピアスの素材と選び方

ピアッサーを購入するということは、同時に「ファーストピアス」を選ぶということでもあります。ピアッシング直後に装着するファーストピアスは、ピアスホールが安定するまでの非常に重要な役割を担っています。そのため、素材選びを間違えると、アレルギーや炎症を引き起こし、せっかく開けたピアスホールを諦めざるを得なくなる可能性もあります。ここでは、特に重要な素材の選び方について解説します。

最も重要なのは「金属アレルギー対策」

ピアスホールのトラブルの多くは、金属アレルギーや細菌感染が原因です。特に金属アレルギーは、一度発症すると治りにくいため、ファーストピアスは「アレルギーを起こしにくい素材」を選ぶことが鉄則です。

推奨されるファーストピアスの素材

薬局で売られているピアッサーのファーストピアスは、主に以下の素材が使われています。

素材名	アレルギーリスク	特徴
純チタン	極めて低い	アレルギー対応素材の代表格。医療現場でも使われるほど信頼性が高い。価格はやや高め。
医療用ステンレス（サージカルステンレス316L）	低い	安価で耐久性が高い。比較的アレルギーを起こしにくいが、ニッケルなどの微量金属が含まれる場合があり、ごくまれに反応する人もいる。
生体用シリコン・医療用樹脂	ほぼない	金属に反応してしまう方用。透明で目立たないが、傷がつきやすく細菌が繁殖しやすいというデメリットも。

初めてピアスを開ける方や、アレルギー体質だと自覚がある方は、価格が少し高くなっても「純チタン製」を選ぶのが最も安全です。パッケージに「チタン製」と明記されているか、必ず確認しましょう。

ピアスのデザインとサイズの選び方

「ファーストピアスもおしゃれにしたい！」という気持ちはわかりますが、ファーストピアスの役割は「ピアスホールを安定させること」です。デザイン性よりも機能性を優先しましょう。

• ヘッドのデザイン：引っかかりにくいシンプルなボールや、小さなストーンがおすすめです。フープタイプや大きなモチーフは、服や髪に引っかかってホールを傷つけやすいため、安定するまでは避けましょう。
• ポストの長さ（再確認）：先述の通り、腫れを考慮して必ず長めのポスト（ロングタイプ）を選んでください。ピアッサーにセットされているファーストピアスは、その長さが計算されているはずですが、特に耳たぶが厚い方は要注意です。

ピアッサーの選び方と失敗のリスク

ピアッサーの失敗例として多いのが、「ピアスホールの位置がずれる」ことです。これを防ぐためには、ピアッサーに付属している「マーカー」や、薬局で売っている医療用のペンを使って、事前に正確な位置に印をつけることが大切です。

また、ピアッサーは穴あけの勢いが強いため、恐怖心から途中で手が止まってしまうと、穴が開ききらない「不完全なピアッシング」になるリスクがあります。購入する際は、パッケージに「ワンタッチで完了」といった記載がある、操作が簡単なものを選ぶと失敗しにくいですよ。安心のために、友人や家族に手伝ってもらうのも一つの方法です。

【失敗しない】ピアッシングの手順と薬局で買える消毒液

ピアッサーを手に入れたら、いよいよピアッシングです。セルフで開ける場合は、とにかく「衛生管理」と「手順の正確さ」が重要になります。失敗せずに安全に穴を開けるための正しい手順と、薬局で購入できるおすすめの消毒液をご紹介します。

安全にピアッシングするための準備

清潔な環境と、十分な準備が成功の鍵です。次のものを用意しましょう。

1. ピアッサー：もちろん、今回薬局で購入したものです。
2. マーキングペン：ピアッサーに付属していることが多いですが、持っていない場合は薬局で売っているアイライナーや医療用ペンなど、消毒で落ちるものを用意します。
3. 消毒液：後述のおすすめ消毒液を準備します。
4. 鏡：手鏡と、顔全体が見える大きな鏡を用意すると、左右のバランスを確認しやすいです。
5. 保冷剤（任意）：痛みを軽減したい方は、清潔なタオルで包んだ保冷剤で耳たぶを冷やしておきます。

ピアッシングの正しい手順（セルフ）

緊張するかもしれませんが、深呼吸をして、落ち着いて行いましょう。瞬間ピアッサーなら、一瞬で終わりますよ！

1. 手を洗う：石鹸で手を念入りに洗い、清潔に保ちます。
2. 耳を消毒する：開けたい部分を、薬局で購入した消毒液でしっかり拭き取り、清潔な状態にします。
3. 位置決め（マーキング）：鏡を見ながら、開けたい正確な位置にペンで印をつけます。左右の高さ、耳たぶの端からの距離など、バランスをしっかり確認しましょう。耳の裏側からも見て、垂直に開けられるか確認するのがポイントです。
4. ピアッサーをセット：マーキングした位置に、ピアッサーの先端を正確に合わせます。
5. 開ける（瞬間！）：ここで一気に、躊躇なく最後まで強く握り込みます。カチッという音がして、ピアッサーからファーストピアスが離れ、耳たぶに装着されたら成功です。
6. アフターケア：開けた直後のホール周りを、再度清潔な消毒液で優しく拭き取ります。

「途中で怖くなってしまったらどうしよう…」と不安な方は、実際に開ける前に、ピアッサーの空撃ちの練習をして、感触を掴んでおくと良いでしょう。ただし、空撃ちすると再利用はできないので、必ず使い捨てであることを理解した上で、予備があれば試してみてください。

薬局で買える！ピアッシング後におすすめの消毒液

ピアスホールが安定するまでは、毎日の消毒・洗浄が欠かせません。薬局には様々な消毒液がありますが、ピアスホールに適したものを選びましょう。

おすすめの消毒液	特徴	注意点
マキロン（傷薬）	広く使われる一般的な殺菌消毒薬。手に入りやすい。	刺激が強いと感じる人もいるため、使用はホールの周りにとどめる。
消毒用エタノール	強力な殺菌力がある。	刺激が強すぎて、デリケートなホールを傷つけてしまう可能性があるため、あまり推奨されない。
専用のケアジェル/ソリューション	JPSなどのメーカーから販売されている、ピアスホール専用のケア用品。	最もおすすめ。刺激が少なく、洗浄と保湿を兼ねているものが多い。

最近のピアッシングの傾向としては、「消毒」よりも「洗浄」が重視されています。刺激の強い消毒液で洗いすぎるよりも、泡立てた石鹸（低刺激のもの）で優しく洗い流すことと、専用のケア用品を使う方が、ホールを早くきれいに安定させられると言われています。購入の際に、薬剤師さんに「ピアスホール用で刺激の少ないものはありますか？」と尋ねてみるのがベストです。

薬局以外でピアッサーが買える場所（ドンキ、Amazon、メルカリなど）

薬局以外にもピアッサーを購入できる場所はたくさんあります。それぞれの場所の特徴を知って、自分に合った購入先を見つけましょう。

ドン・キホーテ（ドンキ）は品揃えが豊富で安い！

ディスカウントストアのドン・キホーテは、ピアッサーの購入場所として非常に人気が高いです。その理由は、「品揃えの豊富さ」と「価格の安さ」にあります。

• 品揃え：耳たぶ用だけでなく、軟骨用やへそピアス用のピアッサーまで、薬局にはないような幅広い種類を取り扱っていることが多いです。また、ファーストピアスのデザインも、ストーンの色や形など、よりファッション性の高いものが充実しています。
• 価格：薬局よりも安く設定されていることが多く、特にPB商品やセール品を狙えば、かなりお得に購入できます。

ただし、ドンキホーテはバラエティ雑貨と同じコーナーに陳列されていることが多いため、衛生面に関する専門的な相談は難しいというデメリットがあります。

ネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング）

自宅で手軽に、豊富な種類の中から選びたいなら、ネット通販一択です。特に、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングは、日本国内で流通しているほとんどのピアッサーを取り扱っています。

• 最大のメリット：薬局やドンキでは見つからない珍しいデザインや、特殊なゲージ（太さ）の製品も簡単に見つけられます。また、実際に購入した人のレビューを参考にできるため、選び方に失敗しにくいのも魅力です。
• デメリット：手元に届くまでに時間がかかること、そして実物を見て素材感などを確認できないことです。信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要になります。

フリマアプリ（メルカリなど）での購入は要注意！

メルカリやラクマなどのフリマアプリでも、未開封のピアッサーが出品されているのを見かけますが、購入には細心の注意が必要です。

ピアッサーは「滅菌処理」が施されていることが、衛生面で最も重要です。たとえ未開封であっても、個人間で取引されたものが、どのような環境で保管されていたか、本当に滅菌パックが完全な状態かを確認するのは困難です。安全性を最優先するなら、必ず正規の販売ルート（薬局、専門店、大手通販サイトの公式ストアなど）からの購入を強くおすすめします。

その他の販売店舗

他にもピアッサーが購入できる場所はあります。

• ロフト・東急ハンズ：バラエティ雑貨コーナーやビューティーコーナーに置いてあります。少しおしゃれなパッケージのピアッサーが見つかることも。
• ピアス専門店：ピアススタジオや、ボディピアスを専門に扱うお店では、専門的なピアッサーやニードルなども手に入ります。知識豊富な店員さんに相談できるのが最大の魅力です。

このように、薬局は手軽さが魅力ですが、デザインや種類の豊富さでは、ドンキやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販には敵いません。「安全第一」なら薬局、「デザイン重視」なら通販や専門店という風に使い分けるのが賢い方法です。

薬局で購入する際の注意点！薬剤師さんに相談できる？

薬局でピアッサーを購入する最大のメリットの一つは、専門知識を持つ薬剤師さんや登録販売者さんに相談できることです。しかし、どんなことを相談できるのか、注意すべき点は何かを知っておかないと、そのメリットを活かせません。ここでは、薬局での購入をさらに安全かつ安心なものにするためのポイントを解説します。

ピアッサー購入時に薬剤師さんに相談すべきこと

薬剤師さんは、薬の専門家であると同時に、衛生管理や皮膚のトラブルに関する知識も豊富に持っています。ぜひ、以下の内容について積極的に相談してみましょう。

• 金属アレルギーの懸念：「以前、ネックレスでかぶれたことがあるのですが、どの素材のピアッサーが良いですか？」と質問すれば、純チタン製や医療用樹脂製といった、より安全性の高い素材をおすすめしてくれるでしょう。
• ピアッシング後のケア：「開けた後の消毒は、マキロンで大丈夫ですか？それとも専用のジェルを使った方が良いですか？」と聞くと、ホールの状態に合わせた最適な消毒薬やケア用品を教えてもらえます。
• 内服薬との関連：もし現在、アレルギーの薬や血液をサラサラにするような薬（ごくまれですが）を飲んでいる場合は、ピアッシングへの影響について尋ねてみるのも良いでしょう。

ただし、薬剤師さんは「ピアッシング」そのものの技術的な指導（穴あけの位置など）は専門外です。あくまで「衛生管理」と「健康上の安全性」に関する相談に留めるようにしましょう。

薬局での購入が向いている人

次のような方は、特に薬局での購入がおすすめです。

1. 初めてピアスを開ける人：何もかもが初めてで不安な方は、専門家に話を聞ける環境が心強いです。
2. アレルギー体質の人：素材選びで失敗したくないため、専門的なアドバイスを受けられるのは大きなメリットです。
3. すぐに手に入れたい人：衝動的に開けたくなった時、すぐに購入・開けることができます。
4. ケア用品も同時に揃えたい人：消毒液や軟膏など、必要なものを一箇所でまとめて購入できます。

薬局での陳列と購入時の注意点

ピアッサーは、前述のように衛生用品コーナーやコスメコーナーに置かれていますが、一部の店舗では「鍵のかかったショーケース」や「レジ裏」に保管されていることがあります。

これは、ピアッサーが購入者の健康に関わる商品であるため、薬剤師や登録販売者が購入者に商品の説明や注意点を確認してから販売したいという意図があるためです。もし見当たらない場合は、遠慮せずに店員さんに声をかけてみてください。

購入時には、パッケージが破損していないか、滅菌パックが破れていないかをしっかりと確認しましょう。万が一、パッケージに不備がある場合は、衛生状態が保証されないため、購入を控えるべきです。

ピアッサーは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでも販売されていますが、店舗で購入することで得られる「安心感」は、代えがたいものがあります。不安なことは全て解消してから、安全にピアッシングに臨んでくださいね。

アフターケアに必須！薬局で買えるおすすめのケア用品

ピアッシングは、穴を開けたら終わりではありません。むしろ、そこからピアスホールが完全に安定するまでの約4週間〜8週間（耳たぶの場合）のアフターケアこそが最も重要です。ケアを怠ると、化膿したり、肉芽（にくが）と呼ばれるしこりができたりと、深刻なトラブルに発展する可能性があります。薬局では、このアフターケアに必須のアイテムがすべて揃いますよ。

毎日のケアに欠かせない「洗浄」アイテム

昔は「消毒」がメインでしたが、今は「洗浄」がメインのケア方法として推奨されています。ホールの中に溜まった汗や皮脂、分泌物をきれいに洗い流すことで、細菌の繁殖を防ぎ、ホールを清潔に保つことが目的です。

• ピアスホール専用洗浄液（ケアジェル）：JPSなどのメーカーから販売されています。刺激が少なく、洗浄と保湿を同時に行えるため、最もおすすめです。ノズルが細く、ホールに直接当てて使えるタイプが多いので使いやすいです。
• 低刺激性の石鹸：ボディソープではなく、無香料・低刺激性の固形石鹸や、敏感肌用の洗顔フォームなどを泡立てて使いましょう。泡で優しくホール周りを洗い、シャワーでしっかりと洗い流すのがポイントです。

トラブル時に備える「消毒・軟膏」アイテム

日常的な洗浄に加えて、少し赤みが出た、痒みがあるといった初期のトラブル時に備えて、以下のものを用意しておくと安心です。

アイテム名	用途	薬局での探し方
抗生物質入り軟膏	赤みや軽い腫れ、化膿の初期症状が出た時。	「ドルマイシン軟膏」や「テラマイシン軟膏」など。薬剤師さんに相談して購入しましょう。
非ステロイド性抗炎症軟膏	腫れや痛みが強いが、化膿の兆候がない時。	「軟膏」コーナーや「皮膚薬」コーナー。「非ステロイド」であることが重要です。
消毒液（マキロンなど）	汚れがひどい時、特別な洗浄が必要な時。	衛生用品コーナー。日常的な使用は控え、ピンポイントで使うようにしましょう。

アフターケアの正しい流れ（1日2回）

これを守るだけで、ピアストラブルのリスクがぐっと減ります！

1. 手を清潔にする：必ず石鹸で手を洗います。
2. 石鹸で洗浄：ピアスをつけたまま、泡立てた石鹸でホール周りを優しく洗います。ピアスを前後に少し動かし、ホールの中にも泡が行き渡るようにするのが最大のコツです。
3. 洗い流す：シャワーで泡と汚れを完全に洗い流します。
4. 水分を拭き取る：清潔なティッシュや綿棒で、ホール周りの水分を優しく拭き取ります。タオルは雑菌がいる可能性があるので避けましょう。
5. 専用ジェルで保護：専用のケアジェルや、抗生物質入り軟膏を少量塗布します。（トラブルがない場合は、洗浄だけでOKです。）

この手順を朝晩の1日2回、欠かさず続けることが、きれいでトラブルのないピアスホールを作るための秘訣です。

ピアッサーはセルフより病院の方が安全？メリット・デメリット比較

ピアッサーを使ってセルフで開けるか、それとも皮膚科やピアススタジオなどの病院で開けるか、これは多くの方が悩むポイントです。安全性と手軽さ、費用を天秤にかけることになりますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれの違いを比較し、あなたに最適な方法を見つけるヒントを提供します。

病院（医療機関）で開けるメリット・デメリット

病院で開ける最大の利点は、何と言っても「安全性」と「専門性」です。

病院のメリット

• 圧倒的な安全性：医師または看護師が、滅菌された医療用器具を使用して穴を開けてくれます。感染症のリスクが極めて低いです。
• 正しい位置決め：解剖学的な知識に基づいて、耳の構造や血管の位置などを避け、ピアスホールにとって最適な位置に開けてもらえます。
• 麻酔が使える：多くの病院では、局所麻酔を使用して痛みを感じないように処理してくれるため、痛みに弱い方でも安心です。
• トラブル対応：万が一、ピアッシング後に腫れや化膿といったトラブルが起きても、すぐに診察・治療を受けられる安心感があります。

病院のデメリット

• 費用が高い：ピアッシング費用は、自費診療となるため、一般的に両耳で5,000円〜10,000円程度と、ピアッサー代よりも高額になります。
• 時間がかかる：予約が必要な場合が多く、自分の好きなタイミングですぐに開けられるわけではありません。
• ファーストピアスの選択肢が少ない：病院が用意している医療用のシンプルなピアスしか選べないことが多いです。

ピアッサー（セルフ）で開けるメリット・デメリット

薬局で購入したピアッサーでセルフで開ける方法の魅力は、その「手軽さ」と「安さ」に集約されます。

セルフのメリット

• 低コスト：ピアッサー代（1,000円〜2,500円程度）だけで済むため、費用を大幅に抑えられます。
• 即時性：思い立ったらすぐに、自分の好きなタイミングで開けられます。
• 自由な位置決め：自分で鏡を見ながら、好きな位置に開けられます。（ただし、位置の失敗リスクも伴います。）

セルフのデメリット

• 失敗のリスク：位置がずれる、斜めに開いてしまう、途中で手が止まるなど、失敗のリスクが伴います。
• 痛みと恐怖心：麻酔がないため、瞬間的な痛みがあります。自分で開けることへの恐怖心とも戦わなければなりません。
• 衛生管理の難しさ：自分で行うため、事前の消毒や事後のケアを徹底しないと、感染症のリスクが高まります。

結論：どちらを選ぶべき？

選択肢	特におすすめの人
病院（医療機関）	痛みに弱い、費用よりも安全性を最優先したい、アレルギーやトラブルが心配な人。
ピアッサー（セルフ）	費用を抑えたい、自分で開けることに抵抗がない、事前の準備とアフターケアを徹底できる人。

もしあなたが初めてのピアッシングで不安が大きいなら、費用はかかりますが病院で開けることを強くおすすめします。しかし、薬局で高品質なピアッサーを選び、正しい手順と徹底したケアを行えば、セルフでも安全に開けることは十分に可能です。自分自身の体質や性格を考慮して、最善の選択をしてくださいね。

ピアッサー購入に関するよくある質問Q&A

ピアッサーを購入したり、セルフピアッシングに挑戦したりする方が抱えやすい、よくある疑問や質問について、モモストアがQ&A形式でまとめてみました。

Q1. ピアッサーは高校生でも購入できますか？年齢制限はありますか？

A. ピアッサー自体は医療機器ではなく雑貨として扱われるため、法律上の購入年齢制限はありません。しかし、多くの薬局や店舗では、トラブルを避けるため、未成年者（特に高校生以下）が購入する際に以下の対応を取ることがあります。

• 親権者の同意：親権者の同意書（口頭確認の場合もある）がないと販売しない。
• 年齢確認：レジで身分証の提示を求められる。

これは、ピアッシングが身体に傷をつける行為であり、トラブル時に未成年者だけでは対処が難しいためです。必ず保護者の方と話し合い、同意を得てから購入・ピアッシングを行うようにしてくださいね。

Q2. 軟骨用ピアッサーも薬局で買えますか？

A. 一部の大型薬局や、品揃えの豊富なドラッグストアで取り扱われています。軟骨用（ヘリックス用など）は、耳たぶ用よりもポストが長く、ゲージが太い傾向があります。ただし、耳たぶ用と比べて種類や在庫は限られるため、事前に電話で在庫を確認するのが確実です。軟骨は耳たぶよりも難易度が高く、トラブルになりやすいため、不安があれば病院でのピアッシングも検討しましょう。

Q3. ピアッサーに付属しているファーストピアスは、いつまでつけていればいいですか？

A. ファーストピアスは、ピアスホールが安定するまで、原則として外してはいけません。

• 耳たぶの場合：最低でも4週間〜8週間（約1ヶ月〜2ヶ月）はつけっぱなしにします。
• 軟骨の場合：耳たぶよりも安定に時間がかかるため、2ヶ月〜6ヶ月程度つけっぱなしにする必要があります。

この期間中にホールの中で皮膚が形成され、ピアスホールが完成します。早く外したり、他のピアスに変えたりすると、ホールが塞がったり、炎症を起こしたりする原因になりますので、我慢してつけ続けましょう。ホールが安定したと判断できたら、セカンドピアスに交換して大丈夫です。

Q4. ピアッシング後に化膿してしまいました。薬局で買った軟膏で治りますか？

A. 軽い赤みや腫れ、透明な分泌物程度であれば、薬局で購入した抗生物質入りの軟膏（ドルマイシンなど）で治まる可能性があります。しかし、激しい痛み、黄色や緑色の膿が出る、発熱を伴う場合は、自己判断せずにすぐにピアスを開けた病院、または皮膚科を受診してください。感染症の可能性があるため、専門医の治療が必要です。

Q5. ピアッサーとニードル、どちらが良いですか？

A.

種類	特徴	向いている人
ピアッサー	瞬時に穴が開く。簡単で初心者向き。ホールがきれいに開かないことがある。	初心者、手軽さを求める人。
ニードル	自分で穴を開ける。きれいでホールへの負担が少ないが、難易度が高い。	軟骨など特殊な箇所を開けたい人、上級者。

薬局で売っているのは基本的にピアッサーです。ニードルは専門店で購入する必要があります。初めて耳たぶを開けるなら、手軽さと安全性のバランスが良いピアッサーがおすすめです。

まとめ：薬局は手軽にピアッサーを買える便利な場所！

この記事では、「薬局でピアッサーは売っているのか？」という疑問から、購入先の詳細、選び方、そして安全なピアッシング方法までを徹底的に解説してきました。

薬局でのピアッサー購入のポイントを再確認！

1. 取り扱いはある：マツキヨ、スギ薬局、ウエルシアなどの大手ドラッグストアの多くでピアッサーは販売されています。ただし、全店舗にあるわけではないので、心配なら事前確認をしましょう。
2. 素材を最優先：ピアッサー選びは、デザインよりも「純チタン」や「医療用ステンレス」といったアレルギー対応素材を最優先してください。
3. 薬剤師さんに相談：アレルギーの不安や、最適なケア用品について、専門知識を持つ薬剤師さんに相談できるのが最大のメリットです。
4. アフターケアが命：ピアッシング後は、毎日朝晩の洗浄・消毒を徹底し、最低でも1ヶ月間はファーストピアスを外さないことが、きれいなホールを作るための絶対条件です。

薬局は、ピアッサーだけでなく、ピアッシングに必要な消毒液やケア用品をまとめて購入できる、非常に便利で安心な場所です。初めてのセルフピアッシングは不安かもしれませんが、正しい知識と準備があれば、安全にお気に入りのピアスホールを開けることができます。

もし薬局で希望のデザインや種類が見つからなかったとしても、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった通販サイトなら、豊富な選択肢がありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。安全第一で、楽しいピアスライフをスタートさせましょう！