LR54電池がどこにも売ってない!代替品や互換品番を総まとめ!

LR54電池がどこにも売ってない!代替品や互換品番を総まとめ!

突然ですが、お使いの機器の電池が切れて「LR54」を探しにいったのに、
どこにも売ってなくて困った!という経験はありませんか?

実は、この「LR54」という型番、
店頭でメインとして扱われなくなってきているので、「売ってない」のは当然なんです。
でも安心してください!実は「別の型番」で代用できることがわかっているんです。

この記事では、LR54が店頭から消えた理由から、代わりになる互換品番、そして確実に手に入る購入場所まで、
モモストアが詳しく解説していきますね!

・LR54ボタン電池が店頭に売ってない!その理由と背景を解説
・LR54の規格とは?電圧やサイズ、まずは電池の確認を!
・【最重要】LR54の互換品番はこれ!「LR1130」が売っている場所は?
・LR54とSR54は違う?アルカリと酸化銀電池の違いと代用時の注意点
・100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)でLR54は買える?
  1. LR54ボタン電池が店頭に売ってない!その理由と背景を解説
    1. LR54は「LR1130」に統合されつつある
      1. LR54が使われる代表的な機器の例
  2. LR54の規格とは?電圧やサイズ、まずは電池の確認を!
    1. 電池のサイズと電圧を測ってみよう
      1. アルカリボタン電池のメリット・デメリット
  3. 【最重要】LR54の互換品番はこれ!「LR1130」が売っている場所は?
    1. 主要な互換品番リスト(これだけ知っていればOK!)
      1. 互換品「LR1130」の販売場所と探し方のコツ
  4. LR54とSR54は違う?アルカリと酸化銀電池の違いと代用時の注意点
    1. 「L」はアルカリ、「S」は酸化銀電池の証拠
      1. LRからSRへの代用はOK? SRからLRへの代用は?
  5. 100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)でLR54は買える?
    1. 結論!「LR1130」として販売されていることが多い
      1. 各100円ショップのLR54(LR1130)在庫傾向
    2. 100均電池の品質と使用上の注意点
  6. コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)でのLR54の取り扱い状況
    1. 基本的にコンビニでは取り扱いが期待薄
      1. 主要コンビニ3社の在庫傾向と緊急時の代替案
    2. LR54を急いで交換したい場合の最終手段
  7. 家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ)やホームセンター(コメリ・カインズ)の在庫情報
    1. 家電量販店は「確実性No.1」の販売場所
      1. ホームセンターは「まとめ買い」に向いている
  8. 薬局・ドラッグストア(マツキヨ・ウェルシア)でLR54を探す方法
    1. ドラッグストアの電池の品揃えは限定的
      1. 大手ドラッグストアの在庫目安と探し方
    2. 電池交換を待てない時の「裏ワザ」
  9. LR54電池を今すぐ手に入れるならネット通販が断然おすすめ!
    1. ネット通販の圧倒的なメリット
      1. ネット通販で探す際の「賢い検索キーワード」
    2. メルカリやフリマアプリでの購入は推奨できる?
  10. LR54を扱うネットショップ(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)の最安値比較
    1. Amazon: 迅速な配送とセット購入が魅力
      1. 楽天市場: ポイント還元率と選択肢の多さ
    2. Yahoo!ショッピング: PayPayユーザーには特にお得
  11. LR54を長持ちさせるための保管方法と使用期限の目安
    1. アルカリボタン電池の使用推奨期限
      1. 電池の寿命を縮めるNGな保管方法
  12. 困った!LR54の電池交換をプロにお願いする時の費用は?
    1. 電池交換を依頼できる場所と費用目安
      1. 時計店・時計修理専門店
      2. 家電量販店の電池交換サービス
      3. 機器メーカーの修理窓口
    2. 自分で交換するリスクとプロに任せる安心感
  13. LR54の代替品「LR1130」が日本で主流になった背景と型番の歴史
    1. IEC規格とJIS規格、そしてメーカーごとの呼称
      1. なぜ「AG10」はネット通販で人気なのか?
  14. 酸化銀電池「SR54/SR1130」を代用する際の注意点と選び方
    1. SR電池のメリット: 長寿命と安定供給
      1. LR機器にSR電池を代用する際の唯一の注意点
  15. LR54電池の正しい「捨て方」!液漏れを防ぐ処理方法とは
    1. ボタン電池は「絶縁処理」が必須!
      1. ボタン電池の主な回収場所
  16. LR54の代わりに使いたい!おすすめの国内メーカー製LR1130
    1. パナソニック(Panasonic)
      1. マクセル(Maxell)
    2. 富士通(FUJITSU)
  17. ボタン電池のサイズ違いトラブルを避ける!LR54とLR44の違い
    1. LR54とLR44の決定的なサイズ差
      1. LR44が店頭に多く並んでいる理由
  18. LR54電池の交換を依頼する前に確認しておきたいこと3選
    1. 機器が「防水・防塵」仕様かどうか
      1. 使用する電池を「LR(アルカリ)」か「SR(酸化銀)」か指定する
    2. 機器の使用推奨電池を伝えておく
  19. LR54電池の代替品が突然必要になった時の緊急対応マニュアル
    1. 【原則】サイズが違う電池は使わない
      1. 夜間・緊急時に探すなら「LR1130」の入手に全力を注ぐ
    2. 電池切れで困った時の最後の手段
  20. LR54を扱うネットショップでの「偽物」の見分け方と安全な購入のコツ
    1. 「偽物」ではなく「粗悪品」に注意
      1. 安全なネットショップを見分けるチェックポイント
  21. LR54(LR1130)はどこまで代用できる?電池の種類を総復習
    1. ボタン電池の化学系統別まとめ
      1. LRからSRへの代用はOK! 逆は推奨されない

LR54ボタン電池が店頭に売ってない!その理由と背景を解説

momo-store.jp

「LR54が売ってない!」と焦る方は多いのですが、これはもうLR54という型番が時代とともに店頭の主流から外れてきていることが大きな原因なんです。

LR54は「LR1130」に統合されつつある

最初に結論をお伝えすると、LR54は「LR1130」という型番と完全に互換性がある電池です。
現在、多くのメーカーや販売店では、互換性の高いLR1130の表記に統一して販売する傾向にあります。
昔ながらの機器にはLR54と記載されていますが、今店頭で探す場合は「LR1130」を探すのが正解なんです。

特にLR54が使われていた小型の電卓や特定のおもちゃなどは、まだ現役で動いているものも多いですよね。
電池交換をしようと思って、古い電池の型番をそのまま探しても見つからないのは、この「型番の世代交代」が起きているからなんです。

例えば、あなたが探しているのが時計や精密機器であれば、さらに高品質な「酸化銀電池(SR)」への切り替えが進んでいることも背景にあります。
このLR54(アルカリ電池)とSR54(酸化銀電池)の違いについては後ほど詳しく解説しますね。

店頭で探し回る労力を減らすためにも、まずは「LR1130」を探すことを念頭に置いて行動するのが賢明です。

また、お店側としても、様々な互換型番を陳列棚に並べるのは効率的ではありません。
そのため、国際的な規格であるIEC規格などで統一されたLR1130に一本化し、パッケージに「LR54互換」と小さく記載する形が増えているわけです。

ただし、ごく一部のレトロなお店や、電池専門のオンラインショップでは、今でも「LR54」の表記で販売していることもあります。
でも、それはあくまで例外。手間をかけずに早く手に入れるためには、互換品番を知っていることが最も重要です。

LR54が使われる代表的な機器の例

LR54電池は、主に電力消費が比較的小さく、動作電圧が1.5Vで十分な小型機器に使われています。
もしあなたの電池が切れた機器が下記に当てはまるなら、互換品のLR1130で大丈夫な可能性が高いです。

機器の種類 具体的な例
小型の電卓 事務用品として使われる薄型の電卓や、キーホルダー型のミニ電卓など。
玩具・おもちゃ 光るおもちゃ、音が出る小さなキーホルダー、電子ゲームの一部。
レーザーポインター 小型で出力の小さいポインター。
LEDライト キーライトや小型の懐中電灯。

特に、お子様のおもちゃなどは、電池切れに気が付くとすぐに交換してあげたいですよね。
そんな時こそ、互換品番を覚えておくことが、時短とストレス軽減に繋がります。

もし、LR54を使用する機器がどんなものがあるか、さらに詳しく知りたい場合は、こちらの検索結果も参考にしてみてくださいね。LR54が使われる機器の例

LR54の規格とは?電圧やサイズ、まずは電池の確認を!

電池を探す上で、互換品番を知る以前に、まず基本となるLR54の「規格」を理解しておくことが大切です。
「LR」はアルカリボタン電池を、「54」は電池のサイズを表しています。

電池のサイズと電圧を測ってみよう

LR54の規格は、国際規格で定められています。ここがズレると、機器に入らなかったり、動かなかったりする原因になりますから、しっかりチェックしましょう。

項目 LR54(LR1130)の規格
化学系統 アルカリボタン電池(L)
公称電圧 1.5V
直径(外形) 約11.6 mm
高さ(厚み) 約3.05 mm

特に重要なのは、やはり「公称電圧1.5V」と「直径11.6mm」というサイズです。
このサイズは、互換品であるLR1130も全く同じです。つまり、サイズで迷うことはほぼありません

しかし、もしお使いの機器の電池が「LR54」ではない「SR」で終わる番号だったら、注意が必要です!
「SR」は酸化銀電池で、同じサイズでも電圧が「1.55V」とわずかに異なります。
ほとんどの機器では問題なく使えますが、精密な機器、特に医療機器や一部の高級時計では、推奨されない場合もあるので、交換前に確認してくださいね。

もし電池が切れた時に元の電池を捨ててしまっていたら、機器本体の電池収納部の近くに、小さい文字で「LR54」や「LR1130」と書いてあることが多いです。
見つけにくいですが、老眼鏡やスマホのカメラの拡大機能を使って確認してみてください。

アルカリボタン電池のメリット・デメリット

LR54のようなアルカリボタン電池は、非常に身近で安価なのが最大のメリットです。

メリット:
とにかく価格が安いので、複数まとめて購入しやすい。
・使用推奨期限が比較的長く、ストックしやすい。

デメリット:
・電圧の降下が速い(使っているうちに急に電圧が下がって使えなくなる)。
・高負荷の機器(強い光を出すフラッシュなど)には向かない。

つまり、安く済ませたい、またはおもちゃのように使用頻度が低いものに使いたい場合は、LR54(LR1130)を選ぶのがベストです。

逆に、時計や心拍計など、常に正確な電圧が必要な機器の場合は、次に紹介する酸化銀電池(SR)の互換品を検討すべきですよ。

【最重要】LR54の互換品番はこれ!「LR1130」が売っている場所は?

いよいよ本題です!
店頭で「LR54」が見つからなくても、「LR1130」を探せばいい、というのは分かっていただけたと思いますが、他にも多くの互換品番があります。

主要な互換品番リスト(これだけ知っていればOK!)

LR54と互換性のある電池は、メーカーや規格によって様々な名称があります。
パッケージにこれらの型番が書いてあれば、すべてLR54と同じように使えると思って大丈夫です!

型番 種類 備考
LR1130 アルカリ 日本国内で最も一般的な互換品番。店頭で探すならこれ!
AG10 アルカリ アジア圏で広く使われる規格。ネット通販で非常によく見かける。
189 アルカリ 国際的な規格の一つ。
389A, D189A アルカリ その他の互換規格。
V10GA アルカリ VARTA社などの型番。
GP189 アルカリ GP社などの型番。

この中で特に覚えておきたいのは、「LR1130」と「AG10」の2つです。
この2つを知っていれば、コンビニ、量販店、ネット通販のどこへ行っても困ることはまずありません。

特にAG10は、ネットで非常に安価なセット販売されていることが多く、まとめて買う場合はコストパフォーマンスが抜群です。

互換品「LR1130」の販売場所と探し方のコツ

では、互換品のLR1130はどこに売っているのでしょうか?
店頭では、下記の場所で探すのが一般的です。コツは、電池コーナーの中でも「ボタン電池」のコーナーを隅々まで見ることです。

販売場所 見つかりやすさ 探し方のコツ
家電量販店 ◎(非常に高い) LR1130はもちろん、各種互換品やSRタイプ(酸化銀電池)も揃っている。
ホームセンター ○(高い) 「LR1130」または「アルカリボタン電池」のコーナーに確実にある。
薬局・ドラッグストア △(普通) 店舗規模によるが、LR44などと並んでLR1130を置いていることが多い。
コンビニ ✕~△(低い) 主要なLR44やCR2032はあっても、LR1130は置いていない場合が多い。
100円ショップ △(普通) ダイソーやセリアで「LR1130」表記の電池を見かけることがある。

やはり、確実性でいうと家電量販店やホームセンターがトップです。
特に急いでいない場合は、この後解説するネット通販を利用するのが、価格面でも在庫面でも最もストレスフリーですよ。

LR54とSR54は違う?アルカリと酸化銀電池の違いと代用時の注意点

電池を探していると、「SR54」という、LR54とそっくりな型番を見かけることがありますよね。
この「LR」と「SR」、実は決定的な違いがあり、代用には注意が必要なんです。

「L」はアルカリ、「S」は酸化銀電池の証拠

ボタン電池の型番の頭文字は、電池の化学系統を表しています。

  • L (アルカリ): LR54, LR1130
  • S (酸化銀): SR54, SR1130

この二つの電池は、見た目もサイズも全く同じ(直径11.6mm、厚さ3.05mm)ですが、性能と価格が大きく異なります。

項目 アルカリ電池 (LR54) 酸化銀電池 (SR54)
公称電圧 1.5V 1.55V
電圧の安定性 使用中に電圧が急激に下がる 放電終止までほぼ一定
価格 非常に安い アルカリより高い
用途の目安 小型電卓、おもちゃ、負荷の低い機器 時計、精密機器、医療機器

最大のポイントは、「電圧の安定性」です。
LR54は、使い始めは1.5Vですが、残量が減るにつれて電圧も下がっていきます。一方、SR54は、電圧(1.55V)をほぼ最後まで保ってくれます。

LRからSRへの代用はOK? SRからLRへの代用は?

では、LR54が必要なのにSR54を使ってもいいのでしょうか?
ほとんどの場合、LR54が必要な機器にSR54を使っても問題ありません。
むしろ、電圧が安定するため、時計などはより正確に動くメリットがあります。ただし、価格は高くなります。

注意が必要なのは、その逆です。
SR54が必要な精密機器(特に時計)にLR54を使うと、電圧が不安定なため、動作が不安定になったり、寿命が急に切れたりする可能性があります。
精密機器の場合は、多少高くてもSR54(またはSR1130)を選ぶことを強くおすすめします。

ご自身の機器がどちらの電池を推奨しているか、もう一度確認してみてください。
もし、その違いが動作にどう影響するのか、もっと技術的な情報が気になる方は、こちらの検索結果もチェックしてみてくださいね。酸化銀電池とアルカリ電池の違い

100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)でLR54は買える?

「とりあえず100均に行けば何でも揃うでしょ!」と考える方も多いですよね。
電池の代名詞とも言えるダイソーやセリア、キャンドゥでも、LR54の互換品は売っているのでしょうか?

結論!「LR1130」として販売されていることが多い

結論から言うと、100円ショップでもLR54の互換品(LR1130)は手に入りますが、確実性には欠ける場合があります。

多くの100円ショップでは、「LR54」という表記ではなく、「LR1130」または「AG10」という表記で販売されています。
特にダイソーやセリアは電池の種類が豊富で、LR44と並んでLR1130を見つけることができる可能性が高いです。

各100円ショップのLR54(LR1130)在庫傾向

店舗名 在庫傾向 購入のポイント
ダイソー ◎(見つけやすい) 「LR1130」の型番で、複数個パックとして販売されていることが多い。
セリア ○(普通) ダイソーほどではないが、主要なボタン電池は取り扱いあり。
キャンドゥ △(店舗による) LR44などメジャーなものに比べて、LR1130の在庫は不安定なことが多い。

100円ショップのメリットは、なんといってもその価格です。メーカー品ではない場合が多いですが、小型の電卓やおもちゃなど、それほど精密さが要求されない機器であれば、十分な性能を発揮してくれます

ただし、100円ショップの商品は、入荷状況が不安定なこともあります。
「今日はLR1130の在庫がない!」ということもあり得るので、もし緊急で必要な場合は、他の量販店やネット通販も視野に入れておいた方が良いでしょう。

100均電池の品質と使用上の注意点

「安すぎる電池って大丈夫なの?」と不安に思う方もいますよね。
100円ショップで売られている電池も、基本的な規格(電圧やサイズ)は満たしていますが、下記の点に注意して使いましょう。

  • 液漏れのリスク: 長期保管した場合や、使い切った後に放置すると、メーカー品よりも液漏れしやすいと言われることがあります。
  • 長期利用: 長く使用する機器や、高価な機器への使用は避け、やはりメーカー品のSRボタン電池などを検討しましょう。
  • 製造日: パッケージの使用推奨期限を確認し、できるだけ新しいものを選ぶように心がけてください。

品質にこだわるなら国内メーカー品、とりあえず安く済ませたいなら100均、という風に使い分けるのが賢い選択ですよ。

コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)でのLR54の取り扱い状況

「今すぐ必要!」という時に頼りになるのが、24時間開いているコンビニエンスストアですよね。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートといった主要コンビニでLR54(LR1130)は手に入るのでしょうか?

基本的にコンビニでは取り扱いが期待薄

残念ながら、結論から言うと、コンビニでLR54(LR1130)を見つけるのは非常に難しいです。

コンビニの電池コーナーに並んでいるのは、需要が圧倒的に高い下記の3種類に絞られています。

  • 単三、単四といった乾電池
  • CR2032などの最もメジャーなコイン型リチウム電池
  • LR44などの最もメジャーなボタン電池

LR1130は、LR44(よく使われる型番)に比べて需要が低いため、コンビニではスペース効率の観点から置かれていないことがほとんどなんです。
特に都心部や駅前の小型店舗では、まず見つからないと思っておいた方が良いでしょう。

主要コンビニ3社の在庫傾向と緊急時の代替案

店舗名 LR54(LR1130) 在庫傾向 緊急時の対処法
セブンイレブン ✕(ほぼ取り扱いなし) LR44はあることが多い。LR1130は期待できない。
ローソン ✕(ほぼ取り扱いなし) 同様に、主要な乾電池とコイン型のみの取り扱いがほとんど。
ファミリーマート ✕(ほぼ取り扱いなし) もし電池コーナーが広ければ…という程度で、期待はしない方が良い。

もし、どうしても夜間や早朝にLR54(LR1130)が必要になった場合は、コンビニを探し回るよりも、次に解説する夜間営業している大型ディスカウントストアや、ネット通販で「お急ぎ便」を利用する方が現実的ですよ。

LR54を急いで交換したい場合の最終手段

「明日までに絶対必要!」という状況なら、下記の選択肢を検討してみてください。

  1. 深夜営業のドン・キホーテや大型ディスカウントストア:
    家電コーナーが充実している店舗なら、LR1130や互換品番を置いている可能性が高いです。
  2. ネット通販の当日/翌日配送:
    Amazonやヨドバシカメラのネットストアなど、急ぎの配送オプションがあるサービスを利用すれば、翌日午前中には手に入ることが多いです。
  3. 駅前の時計専門店:
    ボタン電池交換を専門とするお店なら、SR54(SR1130)であれば在庫を持っていることが多いです。価格は高くなりますが、確実性はあります。

時間を無駄にしないためにも、コンビニでの探し回りは最小限にして、より確実な方法に切り替えることをおすすめします。

家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ)やホームセンター(コメリ・カインズ)の在庫情報

LR54(LR1130)のような少しマイナーなボタン電池を探すなら、やはり専門性の高いお店に行くのが一番確実です。
家電量販店やホームセンターの在庫状況について、詳しく見ていきましょう。

家電量販店は「確実性No.1」の販売場所

ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機といった大手家電量販店は、LR54(LR1130)を探す上で最も確実性が高い場所です。

その理由は、
・取り扱う電池の種類が豊富で、マイナーな型番もカバーしている。
・アルカリ(LR)だけでなく、酸化銀(SR)やリチウム電池などもメーカー別にしっかり揃えている。
・特にLR1130やSR1130は、国内主要メーカー(Panasonic、Maxell、FDKなど)の製品が確実に手に入るため、品質も安心です。

探すときは、店舗中央にある大きな電池コーナーの「ボタン電池」の棚をチェックしてください。
型番が小さいので見落としやすいですが、LR44などのメジャーな電池の近くに必ず並んでいます。

ホームセンターは「まとめ買い」に向いている

コメリ、カインズ、DCM、コーナンなどのホームセンターも、電池の品揃えが非常に充実しています。
特に田舎や郊外に住んでいる方にとっては、家電量販店よりもアクセスしやすい場合が多いですよね。

ホームセンターの傾向としては、アルカリ電池(LR1130)を複数個パックや、自社ブランドの安価な製品として販売していることが多いです。
LR54(LR1130)を複数まとめてストックしておきたい方には、非常に向いている販売場所と言えます。

店舗の種類 在庫傾向 特徴
家電量販店 ◎(確実) メーカー品が豊富。SRタイプも充実。
ホームセンター ◎(確実) 安価なPB(プライベートブランド)品が多い。まとめ買いに便利。

もし店舗に行く前に不安な場合は、各社のオンラインストアで「LR1130」と検索すれば、在庫状況や価格を事前にチェックすることができますよ。
わざわざ店舗まで足を運んで「売り切れ」だった、なんて事態は避けたいですよね!

薬局・ドラッグストア(マツキヨ・ウェルシア)でLR54を探す方法

日常生活で立ち寄る頻度が高い、マツモトキヨシやウェルシア、スギ薬局などのドラッグストア。
日用品から食料品まで置いてあるので、「もしかして電池もあるかも?」と期待してしまいますよね。
実際のところ、LR54(LR1130)は見つかるのでしょうか?

ドラッグストアの電池の品揃えは限定的

結論としては、ドラッグストアの在庫は、店舗の規模と立地によって大きく異なりますが、LR1130の取り扱いは「可能性あり」程度に見ておいた方が良いでしょう。

ドラッグストアの電池コーナーは、主に下記の構成になっています。

  • 単三、単四(特売品が多い)
  • リチウム電池(CR2032など)
  • ボタン電池(LR44、CR2032などメジャーなもの数種類)

LR1130はLR44ほど一般的な電池ではないため、特に小型の店舗や都心部の店舗では、置いていないことが多いです。
逆に、郊外の大型ドラッグストアで、日用品や家電コーナーが充実している店舗であれば、見つかる可能性が高まります。

大手ドラッグストアの在庫目安と探し方

店舗名 LR54(LR1130) 在庫目安 探し方のポイント
マツモトキヨシ △(店舗による) 医薬品コーナー近くではなく、レジ前や日用品の棚を探してみる。
ウェルシア ○(やや高め) 大型店が多く、家電・日用品の品揃えが充実しているため、見つかる可能性は比較的高い。
スギ薬局 △(店舗による) PB(プライベートブランド)の電池を扱っていることがあり、その中にLR1130がある場合も。

ドラッグストアで探す際の最大のポイントは、「LR54」ではなく「LR1130」という型番を指名して店員さんに尋ねることです。
古い型番の「LR54」では、店員さんもすぐに判別できないことが多いので、互換品番を伝えた方がスムーズですよ。

電池交換を待てない時の「裏ワザ」

「今、この瞬間に電池がないと困る!」という状況なら、最後の手段として、既に切れているLR54を一時的に復活させる「裏ワザ」があります。

これは、電池を温めるという方法です。
電池の化学反応は温度が下がると遅くなり、温度が上がると活性化する性質を利用したもので、切れた電池の残りのエネルギーを無理やり引き出す方法です。

  1. 切れたLR54(またはLR1130)を取り出します。
  2. 手のひらで数分間、しっかり温めます。(熱湯などは絶対にダメです!)
  3. 機器に戻して電源を入れてみます。

この方法で、一時的に数十分〜数時間だけ動くようになる場合があります。
ただし、これはあくまで新しい電池を手に入れるまでの緊急措置として考えてくださいね!

LR54電池を今すぐ手に入れるならネット通販が断然おすすめ!

これまでの解説で、LR54(LR1130)を店頭で探すのは手間がかかることがお分かりいただけたかと思います。
特に「売ってない!」というストレスを抱えたくないなら、やはりネット通販を利用するのが最も効率的で確実な方法です。

ネット通販の圧倒的なメリット

LR54のようなマイナーなボタン電池をネット通販で購入するメリットは、店頭購入のデメリットをすべて解消してくれる点にあります。

ネット通販のメリット:
在庫切れの心配がほぼない。複数の販売店の在庫を一気にチェックできる。
・「LR54」「LR1130」「AG10」など、様々な型番で検索できる。
価格が安く、特に複数個パックが非常にお得。1個あたりの単価は店頭の半額以下になることも珍しくない。
・自宅にいながらにして、最短翌日に受け取れるサービスが充実している。

店頭で探す場合、お店の営業時間に合わせて行動し、交通費やガソリン代もかかってしまいます。
その労力を考えれば、ネット通販で少しでも安く、確実に手に入れる方が賢明な選択と言えますよね。

ネット通販で探す際の「賢い検索キーワード」

ネット通販でLR54を探すときは、下記のキーワードを組み合わせて検索するのがおすすめです。

  • 「LR1130 互換」: 互換品の情報を広く集めたい時。
  • 「AG10 大量」: とにかく安く、大量に欲しい時。海外メーカーのバルク品(簡易包装品)が多く見つかる。
  • 「SR1130W」: 精密機器用で、高品質な酸化銀電池を探している時。
  • 「LR54 純正」: もし可能なら、機器の純正品を探したい時。

特に「AG10」は、海外製のものが多く、数十個単位で非常に安価に販売されていることが多いです。
おもちゃなどの電池切れが頻繁に起こる機器用に、ストックとして持っておくには最適ですよ。

メルカリやフリマアプリでの購入は推奨できる?

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイト以外にも、メルカリなどのフリマアプリで「LR54」が出品されていることがあります。

フリマアプリでの購入は、「価格が安い」「少量から買える」というメリットがある一方で、「品質保証がない」という大きなデメリットがあります。

ボタン電池は、保管状態が悪いと液漏れや性能低下を起こしやすく、
出品者が古いものを長期在庫していた場合、すぐに使えなくなるリスクがあります。
特にボタン電池の液漏れは、機器の故障に直結しますので、フリマアプリでの購入はあまり推奨できません。
新品かつ使用推奨期限が明確な、信頼できるネットショップから購入するのが最も安全です。

LR54を扱うネットショップ(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)の最安値比較

ネット通販が一番確実で安価だと分かれば、次はどこで買うのが最もお得か気になりますよね。
大手3社(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)でのLR54(LR1130/AG10)の購入傾向と最安値の比較を見ていきましょう。

Amazon: 迅速な配送とセット購入が魅力

Amazonの最大の魅力は、プライム会員であれば最短当日〜翌日に届く迅速な配送サービスです。
「今週末までに使いたい」という急ぎのニーズには最適です。

Amazonの傾向:
・海外メーカーのAG10が、50個パックや100個パックといった超大容量で非常に安価に販売されています。
・国内メーカー品ももちろんありますが、価格は楽天市場やYahoo!ショッピングと大きな差はありません。

とにかく「早く」「大量に」「安く」手に入れたい場合は、Amazonで「LR1130 50個」などのキーワードで検索するのがおすすめです。

楽天市場: ポイント還元率と選択肢の多さ

楽天市場は、様々な店舗が出品しているため、選択肢の多さが魅力です。
電池の専門業者や、時計部品を扱う専門店なども出店しており、信頼性の高い店舗から購入できます。

楽天市場の傾向:
・お買い物マラソンや楽天スーパーセールといったイベント時に購入すれば、ポイント還元率が高くなり、実質的な最安値になる可能性が高いです。
・国内主要メーカー品や、SR54/SR1130といった酸化銀電池も豊富に揃っています。

普段から楽天を利用していて、ポイントを貯めたい方や、国内メーカーの安心感を求める方におすすめです。

Yahoo!ショッピング: PayPayユーザーには特にお得

Yahoo!ショッピングは、PayPayユーザーやソフトバンク/Y!mobileユーザーにとって見逃せない販売サイトです。

Yahoo!ショッピングの傾向:
・PayPay残高払いや、特定のキャンペーン利用で、高いポイント還元を受けられることが多いです。
・AG10やLR1130といった互換品が、送料無料で非常に安く提供されている店舗が多いのも特徴です。

普段からPayPayをよく使う方は、Yahoo!ショッピングで比較検討するのが一番お得になりますよ。

どのサイトも「LR54」で検索すると「LR1130互換」が表示されますので、ご自身の利用状況に合わせて使い分けてみてくださいね。

LR54を長持ちさせるための保管方法と使用期限の目安

LR54(LR1130)の互換品を無事に手に入れたら、次に気になるのが「どのくらいもつのか?」そして「どうやって保管すればいいのか?」ですよね。
正しい知識で保管すれば、いざという時に「ストックも切れてた!」という事態を防げますよ。

アルカリボタン電池の使用推奨期限

アルカリボタン電池のLR54(LR1130)は、一般的に製造から2〜3年程度を「使用推奨期限」として設定しているメーカーが多いです。
これは、電池が包装された状態で、性能を維持できる目安の期間です。

ただし、酸化銀電池(SR54/SR1130)の場合は、5年〜10年と、アルカリ電池よりもかなり長持ちするものが多いです。
この差は、やはり電池の化学的安定性の違いからきています。

電池のパッケージや電池本体(非常に小さいですが)には、「使用推奨期限」が西暦と月で記載されていることがほとんどです。
購入時に、必ずこの期限を確認し、できるだけ新しいものを選ぶようにしましょう。

電池の寿命を縮めるNGな保管方法

せっかく購入したLR54を無駄にしないためにも、下記のNGな保管方法は避けてください。

NGな保管方法 理由と対策
高温多湿な場所 電池の化学反応が促進され、寿命が短くなります。夏場の車内や直射日光が当たる場所は絶対に避けてください。
冷蔵庫や冷凍庫 一見良さそうですが、結露によるサビやショートの原因になるため避けてください。
金属と一緒に保管 最も危険!コインや鍵などと接触するとショートし、発熱や液漏れ、最悪の場合は破裂の危険性があります。
裸のまま放置 ボタン電池はパッケージから出すと、微量な放電が始まることがあります。

正しい保管場所は、「涼しく」「湿気の少ない」「金属と触れない場所」です。
できれば、購入時のパッケージに入れたまま、引き出しなどに保管するのが最も安全で確実です。

電池を扱うときには、安全な保管方法に関する専門家の情報も確認しておくと安心です。ボタン電池の正しい保管方法

困った!LR54の電池交換をプロにお願いする時の費用は?

LR54(LR1130)は手に入ったものの、「自分で電池を交換するのは不安」「精密な機器だからプロに任せたい」という方もいらっしゃいますよね。
ここでは、プロに電池交換を依頼する場合の費用目安と、どこに頼めば良いのかを解説します。

電池交換を依頼できる場所と費用目安

LR54が使われている機器によって、依頼先が変わってきます。主な依頼先は下記の通りです。

時計店・時計修理専門店

LR54/LR1130は小型の腕時計や置時計にも使われるため、最もポピュラーな依頼先です。

  • 費用目安: 1,000円~2,000円程度(電池代込み)
  • 特徴: 時計の裏蓋を開ける専用工具を持っているため、安心して任せられます。防水加工が必要な時計の場合は、交換後の防水検査まで行ってくれる場合もあります。

家電量販店の電池交換サービス

ヨドバシカメラやビックカメラなど、大型の家電量販店では、時計や小型電子機器の電池交換を受け付けている場合があります。

  • 費用目安: 500円~1,500円程度(サービス内容による)
  • 特徴: 電池の販売も行っているため、在庫が豊富で、その場で交換してもらえることが多いです。

機器メーカーの修理窓口

高価な医療機器や、特殊な設計の精密機器の場合は、必ずメーカーに依頼しましょう。

  • 費用目安: 2,000円~5,000円程度(診断費用や送料が加算される場合がある)
  • 特徴: 機器の動作確認やクリーニングなどもセットで行ってくれるため、最も安心できます。

費用は、電池の種類(アルカリか酸化銀か)、機器の難易度(蓋が開けにくいなど)、店舗の場所によって変動しますので、持ち込む前に必ず電話で料金を確認してくださいね。

自分で交換するリスクとプロに任せる安心感

LR54の交換作業自体は難しくないことが多いですが、精密機器の場合は下記の理由からプロに任せることを強くおすすめします。

  • 裏蓋の破損: 専用工具がないと、蓋を無理に開けて機器本体や蓋に傷をつけてしまうリスクがあります。
  • パッキンの劣化: 防水時計の場合、電池交換と同時にパッキン(ゴム製の防水パーツ)も交換しないと、防水性能が失われてしまいます。
  • ショート: 電池を交換する際に、ピンセットなどで誤って機器内部の回路をショートさせてしまう危険性もあります。

特に大切な機器や、長期間使いたい機器については、手間賃だと思ってプロにお願いする方が、結果的に機器の寿命を延ばすことに繋がりますよ。

LR54の代替品「LR1130」が日本で主流になった背景と型番の歴史

なぜLR54という型番が店頭から消え、「LR1130」が主流になったのか、その歴史的な背景を知っておくと、電池選びがさらに楽しくなりますよ。
この違いは、主に国際規格と日本国内のメーカーの表記方法の歴史に由来しています。

IEC規格とJIS規格、そしてメーカーごとの呼称

電池の型番は、主に下記の国際規格や国内規格に基づいて決められています。

  • IEC規格(国際電気標準会議): 世界的な標準規格。LR54は、この規格の古い表記体系で使われていました。
  • JIS規格(日本産業規格): 日本の国家標準規格。
  • メーカー独自規格: 各メーカーが、互換性を保ちつつ独自の型番を付けていた時代もありました。(例: V10GA, GP189など)

LR54は、アルカリボタン電池の中で「直径11.6mm、厚さ3.05mm」というサイズを表す古い規格でしたが、IEC規格の表記が「LR1130」という形でよりサイズを明確に示すように統一化が進んだため、日本国内でもメーカーが「LR1130」を採用するケースが増えていったのです。

LR1130の「11」は直径(11mm台)、「30」は厚さ(3.0mm台)を示しており、LR54よりもサイズ感が分かりやすいですよね。

なぜ「AG10」はネット通販で人気なのか?

先ほども触れた「AG10」は、主にアジア圏や中国メーカーが多用する型番です。
このAGは「Alkaline Grade 10」のような意味合いで使われていることが多く、LR54やLR1130と同じアルカリボタン電池を表しています。

  • 価格の安さ: 大量生産によるコストダウンが徹底されているため、とにかく安価です。
  • 流通量: ネット通販では、海外からの並行輸入品やバルク品として大量に流通しています。

日本では、パナソニックやマクセルといった国内メーカーのLR1130が主流ですが、
「品質はほどほどでいいから、とにかく大量に安く」というニーズがネット通販で高いため、AG10が人気を博しているわけです。

LR54という型番は、もうお店から姿を消しつつある「歴史的な型番」だと理解しておくと、店頭で見つからなくても落ち着いて対応できるようになりますよ。

酸化銀電池「SR54/SR1130」を代用する際の注意点と選び方

LR54の代替品として最も推奨されるのは「LR1130」ですが、より高性能な「SR54」や「SR1130」を代用することも可能です。
ここでは、SR電池を代用する際のメリットと、絶対に注意したい点について解説します。

SR電池のメリット: 長寿命と安定供給

酸化銀電池(SR)であるSR54やSR1130は、アルカリ電池(LR)と比べて価格は高くなりますが、それに見合うだけの大きなメリットがあります。

  • 電圧の安定性: 電池が切れる瞬間までほぼ一定の電圧(1.55V)を維持します。これにより、時計や精密な測定機器の動作が安定します。
  • 長寿命: アルカリ電池よりも容量が大きく、機器によっては寿命が1.5倍から2倍近くになることもあります。交換頻度が減るのは大きなメリットですよね。

特に、お子様が使うゲームウォッチや、常に正確な時間を刻むことが求められる腕時計などには、SR電池の代用が非常に有効です。

LR機器にSR電池を代用する際の唯一の注意点

LR54の代わりにSR54を使うのは、基本的に問題ありません。しかし、下記の点だけは注意してください。

電圧がわずかに高いこと(1.5V vs 1.55V)の影響です。

ほとんどの機器は1.55V程度では影響を受けませんが、ごく稀に古い機器や、非常にデリケートな電子回路を持つ機器では、わずかな電圧の違いで動作がおかしくなる可能性があります。
例えば、古いアナログ時計の一部では、針の進みが早くなるなどの現象が報告されたこともあります。

しかし、これは非常に稀なケースです。
現在流通しているほとんどの小型電子機器は、この程度の電圧差を吸収できるように設計されているため、過度に心配する必要はありません。

もし心配な場合は、一度SR電池を試してみて、機器の動作(特に発熱や異音がないか)を注意深く観察してみてください。
問題がなければ、そのままSR電池を使い続けることで、より快適で長持ちする電池ライフを送ることができますよ。

LR54電池の正しい「捨て方」!液漏れを防ぐ処理方法とは

電池交換が済んだ後、最も大切なのが使用済み電池の正しい捨て方です。
特にボタン電池は小型ゆえに危険性が潜んでいます。「燃えないゴミでいいや」と安易に捨ててしまうと、火災や液漏れの原因になることがあります。

ボタン電池は「絶縁処理」が必須!

使用済みのLR54(LR1130)を捨てる前に、必ず「絶縁処理」を行ってください。
絶縁処理とは、電池のプラス極とマイナス極が他の金属や電池と触れ合ってショートするのを防ぐための作業です。

絶縁処理の手順:

  1. 使用済みのボタン電池を用意します。
  2. セロハンテープやビニールテープを準備します。
  3. 電池のプラス極とマイナス極を完全に覆うように、テープを貼り付けます。
    (電池全体を包むように貼り付けるのが確実です。)
  4. 絶縁した電池を、自治体が指定する回収ボックスに入れます。

この絶縁処理を怠ると、回収された電池同士が触れ合って発熱し、火災の原因になることも実際に起こっています。
この一手間が、安全な廃棄に繋がるので、忘れないようにしてくださいね。

ボタン電池の主な回収場所

ボタン電池は、自治体の一般ゴミとしては回収されないことが多く、専門のルートで回収・リサイクルされています。
回収場所は主に下記の通りです。

  • 電気店・家電量販店:
    ボタン電池回収ボックスが設置されていることが多いです。
  • 時計店・カメラ店:
    電池交換サービスを行っている店舗には、回収ボックスがある場合が多いです。
  • 一部の役所・公共施設:
    リサイクルの一環として、回収窓口を設けていることがあります。

間違っても、リチウム電池やニカド電池などの充電式電池と同じ回収ボックスに入れないように注意してください。
ボタン電池の正しい捨て方は、各自治体によってルールが異なる場合もあるので、一度確認しておくと安心です。ボタン電池の自治体ごとの捨て方

LR54の代わりに使いたい!おすすめの国内メーカー製LR1130

「やっぱり、安さよりも品質や安心感が大事!」という方のために、LR54の互換品であるLR1130を製造している、信頼できる国内メーカーと、その特徴をご紹介します。
特に重要な機器に使う場合は、下記のようなメーカー品を選ぶのが賢明ですよ。

パナソニック(Panasonic)

パナソニックは、電池といえば誰もが知るトップメーカーです。
LR1130ももちろん製造しており、安定した品質と、全国どこでも手に入りやすい流通の強みがあります。

  • 特徴: 液漏れ補償など、メーカー独自の安心サービスが付いていることが多いです。
  • 選び方: 「LR1130P」のような型番で販売されており、家電量販店やホームセンターで確実に見つかります。

マクセル(Maxell)

「マクセル」は、もともと日立マクセルとして、電池や記録メディアの分野で高い技術力を持つメーカーです。
LR1130についても、非常に高品質な製品を提供しています。

  • 特徴: 特にボタン電池やコイン電池といった小型電池の分野で、高いシェアと信頼性を持っています。
  • 選び方: アルカリボタン電池だけでなく、酸化銀電池のSR1130も製造しているため、精密機器に使いたい場合はSRタイプを選ぶことができます。

富士通(FUJITSU)

富士通もまた、電子機器メーカーとして電池の分野で信頼性の高い製品を提供しています。
「LR1130C」などの型番で販売されていることが多いです。

  • 特徴: 特に電卓や電子機器との相性を考慮した品質で、LR54が元々使われていた機器には安心して使えます。

価格だけを重視して、出所が不明な海外の超安価な製品を選ぶのも一つの手ですが、
液漏れによる機器の故障リスクを考慮すると、多少価格が高くても、これらの国内メーカー品を選ぶのが、結果的に機器を長持ちさせる最も賢い選択です。

ネット通販で探す場合も、これらのメーカー名で検索すれば、安心して購入できるショップが見つかりますよ。

ボタン電池のサイズ違いトラブルを避ける!LR54とLR44の違い

ボタン電池の交換でよくあるトラブルの一つに、「似たような型番だけど、実はサイズが違った!」という失敗があります。
LR54の交換時に間違えやすいのが「LR44」です。この二つの違いをしっかり把握しておきましょう。

LR54とLR44の決定的なサイズ差

LR54とLR44は、どちらもアルカリボタン電池で電圧は1.5Vですが、直径と厚みが全く違います。

型番 直径(外形) 高さ(厚み)
LR54(LR1130) 約11.6 mm 約3.05 mm
LR44(LR1154) 約11.6 mm 約5.4 mm

実は、直径はLR54もLR44も「約11.6mm」でほぼ同じなんです。
だから、見た目だけだと区別がつきにくいのですが、決定的に違うのは「厚み」です。

LR44の方がLR54よりも圧倒的に厚く(約5.4mm vs 約3.05mm)、
LR54が必要な機器にLR44を入れても、まず蓋が閉まりません。逆にLR44が必要な機器にLR54を入れると、中でカタカタと動いてしまい、接触不良で動きません。

LR44が店頭に多く並んでいる理由

「LR54は見つからないのに、LR44はやたらと売ってるな」と感じた方もいるでしょう。
LR44は、下記のような非常にメジャーな機器に多用されているため、圧倒的に需要が高いんです。

  • LEDライト(キーライトなど)
  • レーザーポインター
  • おもちゃ(特に光る剣や音が出る銃など)
  • 体温計や一部の血圧計

このため、コンビニや小さな売店でもLR44は置かれていますが、LR54は置いていないという状況が生まれているわけです。

交換する際は、必ず機器本体に記載されている型番を二度確認し、特に「厚さ」に注意してLR1130(LR54の互換品)を選んでくださいね。

LR54電池の交換を依頼する前に確認しておきたいこと3選

自分で交換するのは難しいと感じて、プロに依頼することを決めた方のために、依頼する前にチェックしておきたい3つの重要なポイントをまとめました。
これを知っているだけで、依頼先でのやり取りがスムーズになり、余計な費用を抑えられる可能性があります。

機器が「防水・防塵」仕様かどうか

腕時計や、アウトドアで使う計測器など、LR54が使われている機器が「防水」や「防塵」仕様であるかどうかを必ず確認してください。

  • 防水仕様の場合:
    電池交換時に、裏蓋のパッキン(ゴム製の輪っか)も同時に交換しないと、防水性能が元に戻りません。
    電池交換を依頼する際、「パッキンも交換してください」と一言添えることで、防水機能を維持してもらえます。

防水性能を維持するには専門的な作業が必要なので、自分で交換するのは避けて、必ず時計店などのプロに依頼しましょう。

使用する電池を「LR(アルカリ)」か「SR(酸化銀)」か指定する

プロに交換を依頼する場合、「アルカリ電池(LR1130)でお願いします」または「酸化銀電池(SR1130)でお願いします」と、どちらを希望するかを明確に伝えましょう。

  • アルカリ(LR): 安価で済みますが、寿命が短めです。
  • 酸化銀(SR): 安定性が高く長持ちしますが、価格が高くなります。

特に指定しないと、お店側が安価なLRを使うこともありますし、逆に高価なSRを使うこともあります。
「価格を抑えたい」「長持ちさせたい」というあなたの要望に合わせて、必ず希望を伝えてくださいね。

機器の使用推奨電池を伝えておく

もし可能であれば、機器本体に記載されている元々の型番(LR54など)や、機器の名称を伝えておきましょう。
プロは、その情報から機器の推奨電池を把握しており、より適切な交換作業を行ってくれます。

特に、古い機器や特殊な機器の場合は、「LR54の互換品LR1130で交換できますか?」と事前に電話で相談してから持ち込むのが最も確実です。
この3つのポイントを押さえておけば、スムーズで安心な電池交換ができますよ!

LR54電池の代替品が突然必要になった時の緊急対応マニュアル

もし、予備のLR1130も切れてしまい、夜間や外出先などでLR54の代替品が突然必要になった場合、どう対処すれば良いのでしょうか?
ここでは、店頭に並んでいる可能性が高い電池を使って、緊急的に乗り切るためのマニュアルをご紹介します。

【原則】サイズが違う電池は使わない

まず大前提として、LR54(直径11.6mm、厚さ3.05mm)とサイズが異なるボタン電池は、絶対に無理をして使わないでください。

  • 厚みが薄いと、機器内部でショートし、故障の原因になります。
  • 厚みが厚いと、蓋が閉まらず、無理に閉めようとすると機器や電池を破損させます。

LR44(厚さ5.4mm)など、店頭で見かけるメジャーな電池はサイズが合わないので、緊急時でも手を出さないようにしましょう。

夜間・緊急時に探すなら「LR1130」の入手に全力を注ぐ

緊急時、LR54の代替品として店頭にある可能性が最も高いのは「LR1130」です。

夜間でも営業している可能性が高い場所を、優先度の高い順に探しましょう。

  1. 深夜営業の家電量販店またはディスカウントストア(ドン・キホーテなど):
    家電量販店が閉まっている時間でも、大型のディスカウントストアは遅くまで営業していることが多いです。
  2. 大型商業施設のドラッグストア:
    駅ビルやショッピングモール内にある大型のドラッグストアは、夜遅くまで営業していることがあります。
  3. ネット通販の「店舗受け取り」サービス:
    Amazonやヨドバシカメラなどの通販サイトで、「店舗受け取り」サービスがあれば、注文後に近くの店舗で受け取れる場合があります。

コンビニを探し回るよりも、これらの場所に直行する方が、圧倒的に早く解決できます。

電池切れで困った時の最後の手段

どうしても見つからない場合や、機器の動作確認だけをしたい場合、最後の手段として「接点復活」を試みてください。

  • 電池接点のクリーニング:
    電池が収まる機器内部のプラスとマイナスの金属接点(バネと板状の部分)が汚れていると、電池残量があっても接触不良で動かないことがあります。
    綿棒やティッシュの先端を使い、接点部分を優しくこすって汚れを落としてみてください。
    ※強くこすると接点が曲がる可能性があるので注意!

このクリーニングだけで、「LR54はまだ生きていた!」と機器が復活することもありますよ。
電池の残量がまだあるかどうか、確認したい場合は、こちらの検索結果も参考にしてみてくださいね。ボタン電池の残量確認方法

LR54を扱うネットショップでの「偽物」の見分け方と安全な購入のコツ

ネット通販、特にAmazonや楽天市場で安価なLR54(LR1130/AG10)を購入する際、「偽物や粗悪品だったらどうしよう」と不安になる方もいるかと思います。
ここでは、安全なLR54互換品を購入するためのチェックポイントをご紹介します。

「偽物」ではなく「粗悪品」に注意

ボタン電池の世界では、高級な酸化銀電池のSRタイプで偽物が作られることがありますが、LR54のような安価なアルカリ電池の場合、「偽物」というよりは「粗悪品」や「長期在庫品」に注意が必要です。

粗悪品のリスク:
・液漏れしやすく、機器を壊す可能性がある。
・公称電圧は1.5Vでも、すぐに電圧が降下し、寿命が非常に短い。
・使用推奨期限が偽装されている場合がある。

安全なネットショップを見分けるチェックポイント

下記のようなポイントをチェックして、信頼できるショップからLR54互換品を購入しましょう。

  1. 使用推奨期限の記載:
    商品ページに「使用推奨期限:20XX年X月以降」のように、明確な期限が記載されているかを確認してください。
    期限の記載がないものは、古い在庫品である可能性が高く、購入は避けるべきです。
  2. 国内メーカーの正規パッケージ品:
    パナソニックやマクセルなどの国内メーカー品を、ブリスターパック(台紙付きの小分けパッケージ)に入った状態で販売しているショップを選びましょう。
  3. レビューの確認:
    レビューで「すぐに切れた」「液漏れした」といった低評価が多くないか確認します。
    特に「液漏れ」の報告があるショップからは絶対に購入しないでください。
  4. 保証・返品対応:
    万が一液漏れなどのトラブルがあった場合の保証や、初期不良に対する返品・交換対応について、ショップ側が明確に記載しているか確認しましょう。

特に、100個単位で異常に安いAG10などの海外製品を購入する場合は、レビューを徹底的にチェックすることが大切です。
多少高くても、国内メーカーのLR1130を少量パックで購入する方が、結果的に安心できますよ。

LR54(LR1130)はどこまで代用できる?電池の種類を総復習

最後に、LR54の代替品を探す上で混乱しやすい電池の種類について、もう一度おさらいをしておきましょう。
これで、次にLR54が必要になったときも、迷うことなく最適な電池を選べるようになります!

ボタン電池の化学系統別まとめ

LR54を含むボタン電池には、主に3つの化学系統があります。

系統 頭文字 LR54互換の型番 電圧 特徴
アルカリ電池 L LR54, LR1130, AG10 1.5V 安価。電圧が徐々に降下。おもちゃ、電卓向き。
酸化銀電池 S SR54, SR1130W, SR1130SW 1.55V 高価。電圧が安定。時計、精密機器向き。
リチウム電池 C (CR2032など) 3.0V 高電圧。サイズが違うため代用不可。

リチウム電池(CR)は、ボタン電池の中でも電圧が3.0Vと高いため、LR54が必要な機器に絶対に使ってはいけません。
機器が故障する原因になりますので、型番の頭文字には特に注意してくださいね。

LRからSRへの代用はOK! 逆は推奨されない

繰り返しになりますが、LR54(LR1130)が必要な機器に、SR54(SR1130)を代用するのは全く問題ありません。むしろ、性能が向上するメリットがあります。

しかし、SR54(SR1130)が必要な機器に、LR54(LR1130)を代用するのは、寿命の短さや電圧の不安定さから推奨されません。

LR54が店頭にないのは、LR1130への移行が進んでいるから。
この互換品番さえ覚えておけば、もう電池切れで困ることはありません!
安心して、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで互換品のLR1130を探してみてくださいね。

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