初めての御朱印帳どこで買う?売ってる場所とデザインの選び方を徹底紹介

初めての御朱印帳どこで買う?売ってる場所とデザインの選び方を徹底紹介

近年、御朱印集めがブームになっていて、「そろそろ私も始めてみたいな」と考えている方が増えていますよね。
でも、いざ始めようと思っても、「御朱印帳ってどこに売ってるの?」「どんなものを選べばいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
実は御朱印帳の販売場所は、想像以上にたくさんあります。初めての一冊だからこそ、愛着を持って長く使えるものを選びたいですよね。
この記事では、御朱印帳の販売場所を詳しく解説するとともに、失敗しない選び方やおすすめのデザインまで、モモストアが徹底的にご紹介します!

・御朱印帳を買える場所【定番!神社やお寺の授与所】
・文具店・雑貨店系で御朱印帳を探すならココ!
・コンビニや100均には売ってる?意外な穴場を検証
・豊富なデザインから選びたいなら【Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング】
・御朱印帳のサイズと種類(ジャバラ式・バインダー式など)

さあ、あなただけの素敵な一冊を見つける旅を始めましょう!

  1. 御朱印帳を買える場所【定番!神社やお寺の授与所】
    1. その寺社だけのオリジナルデザインが手に入る
    2. 初めての御朱印がすでに記帳されている状態でスタートできる
    3. 神社の御朱印帳とお寺の御朱印帳は分けるべき?
  2. 文具店・雑貨店系で御朱印帳を探すならココ!
    1. 大型文具店・バラエティショップのラインナップ
    2. 和雑貨店・専門店でワンランク上の御朱印帳を
  3. コンビニや100均には売ってる?意外な穴場を検証
    1. コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミマなど)の状況
    2. 100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)の状況
  4. 豊富なデザインから選びたいなら【Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング】
    1. 通販サイトの圧倒的な品揃えとメリット
      1. デザインや素材の幅広さ
      2. ユーザーレビューで品質を確認できる
      3. 価格比較と限定セール
    2. 通販サイトでの上手な検索方法
  5. 御朱印帳のサイズと種類(ジャバラ式・バインダー式など)
    1. 御朱印帳のサイズ:大判と通常版の比較
      1. 通常版(標準サイズ)
      2. 大判サイズ
    2. 御朱印帳の種類:綴じ方の違い
      1. ジャバラ式(折り本式)
      2. 和綴じ式(ノート式)
      3. バインダー式(リフィル式)
  6. 購入前に知っておきたい!御朱印帳の選び方3つのポイント
    1. ポイント1:紙質(裏写り防止の奉書紙か)をチェック
      1. 二重構造か、一枚紙か
      2. 奉書紙の選び方
    2. ポイント2:表紙の耐久性(素材と厚み)をチェック
    3. ポイント3:御朱印帳バンド・袋の有無をチェック
  7. 【デザイン別】初心者におすすめの御朱印帳5選
    1. 伝統的な金襴(きんらん)表紙
    2. 現代的な和モダン柄(北欧・幾何学模様)
    3. 動物・植物モチーフ柄(猫、桜、蓮など)
    4. シンプル・無地の素材を楽しむデザイン
    5. 有名イラストレーター・アーティストとのコラボデザイン
  8. 御朱印帳をネット通販で買うメリットと注意点
    1. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)のメリット
      1. メリット1:価格競争による手頃な価格
      2. メリット2:詳細な仕様情報の確認が可能
      3. メリット3:名入れやカスタマイズオプションが豊富
    2. ネット通販で失敗しないための注意点
      1. 注意点1:実物の色や質感がイメージと違う可能性がある
      2. 注意点2:紙質の確認を怠ると裏写りの原因に
      3. 注意点3:サイズ表記を必ず確認する
  9. フリマアプリ(メルカリなど)で御朱印帳を買うのはアリ?
    1. フリマアプリで購入するメリット
      1. メリット1:希少な限定品・廃盤品が手に入る
      2. メリット2:新品・未使用品を定価より安く購入できることも
    2. フリマアプリで購入する際の重要な注意点
      1. 注意点1:すでに御朱印が書かれているものに注意
      2. 注意点2:品質保証がないことと、偽物のリスク
  10. 御朱印帳を自分で手作りする魅力と方法
    1. 手作り御朱印帳の魅力
      1. 魅力1:デザインと素材を自由に選べる
      2. 魅力2:特別な思い出になる
    2. 御朱印帳の簡単な手作り方法(ジャバラ式)
      1. 必要な材料
      2. 手作りの手順(概要)
  11. 持ち歩きに便利!御朱印帳袋(巾着)も一緒に揃えよう
    1. 御朱印帳袋を持つべき理由
      1. 理由1:水濡れや汚れからの保護
      2. 理由2:御朱印帳の表紙や角の折れを防ぐ
      3. 理由3:御朱印集めに必要な小物をまとめる
    2. 御朱印帳袋の選び方
      1. 選び方1:御朱印帳のサイズに合わせる
      2. 選び方2:素材とデザイン
  12. 記念すべき一冊目!特別な御朱印帳の見つけ方
    1. アイデア1:最初の御朱印をいただく寺社で購入する
    2. アイデア2:自分の出身地や思い出の場所のものを選ぶ
    3. アイデア3:テーマを決めて特別な一冊をネットで見つける
  13. 御朱印帳に関するQ&A(価格帯、使い終わったらどうする?)
    1. Q1: 御朱印帳の一般的な価格帯はどれくらいですか?
    2. Q2: 御朱印帳を使い終わったらどうすれば良いですか?
      1. 保管方法
      2. 処分する場合
    3. Q3: 御朱印帳を複数冊持っていても良いですか?
    4. Q4: 汚してしまったらどうすれば良いですか?

御朱印帳を買える場所【定番!神社やお寺の授与所】

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御朱印帳を購入する場所として、まず最も定番で、最もおすすめなのが、実際に御朱印をいただく神社やお寺の授与所(寺務所)です。
なぜここが一番おすすめなのかというと、理由はいくつかあります。

その寺社だけのオリジナルデザインが手に入る

神社やお寺で販売されている御朱印帳は、その場所ならではの個性が光るデザインであることが多いです。
例えば、歴史ある寺院であれば、本堂の荘厳な雰囲気をモチーフにしたものや、国宝や重要文化財となっている仏像、建物をあしらったもの
また、有名な神社であれば、ご祭神にゆかりのある動物(狐、鹿、猿など)や、神社のシンボルマークをモチーフにした、シンプルながらも風格あるデザインが見られます。
初めて訪れた場所で、その場の空気に触れて心惹かれた御朱印帳を購入すれば、その御朱印帳自体が旅の最高の記念品になりますよね。
後にその御朱印帳を開くたびに、初めて御朱印をいただいた時の感動や、その場所の風景が鮮明に蘇ってきます。これは市販品にはない大きな魅力です。

初めての御朱印がすでに記帳されている状態でスタートできる

多くの寺社では、その場で御朱印帳を購入すると、一冊目の御朱印を記帳していただくことができます(一部、書き置きのみの場所もあります)。
何も書かれていない真っ白な状態から始めるのも良いですが、記念すべき一冊目、その寺社名が堂々と書かれた状態から御朱印集めをスタートできるのは、とても気持ちが良いものです。
また、記帳していただくことで、御朱印帳の正しい開き方や扱い方を自然と学ぶことができます。
ただし、混雑している場合は記帳に時間がかかることがありますので、時間には余裕を持って伺うようにしてくださいね。

神社の御朱印帳とお寺の御朱印帳は分けるべき?

御朱印集めを始めるにあたり、「神社とお寺で御朱印帳は分けた方が良いの?」という疑問を持つ方もいますが、これは結論から言えば、基本的に個人の自由です
昔ながらの慣習や宗派の考え方によっては、分ける方が良いとされる場合もありますが、現代では厳格なルールはありません。
ですが、神社用と寺院用で分ける方が管理しやすいというメリットもあります。

分けるメリット 一緒にするメリット
・宗派や神道のしきたりを気にせず済む
・ごちゃ混ぜにならず、後で見返しやすい
・御朱印帳自体をそれぞれの雰囲気に合わせられる
・荷物が少なくて済む
・どちらの御朱印も一冊にまとまり、手軽に持ち運べる
・予算を抑えられる(一冊で済むため)

もし、気に入ったデザインが複数ある場合は、思い切って最初から2冊購入して、神社用、寺院用で使い分けるのもおすすめです。
特に、神社とお寺のデザインが混ざるのが気になる方は、最初から分けておく方が後悔しませんよ。
ちなみに、寺社で購入する場合の価格帯は、だいたい1,000円から2,500円程度が多いです。素材や装丁によって幅があります。

授与所で購入する際は、落ち着いた気持ちで選べるように、あまり混雑していない時間帯を狙うと良いかもしれません。特別な御朱印帳に出会えるかもしれませんよ!

文具店・雑貨店系で御朱印帳を探すならココ!

「まずはいろんなデザインを見て、じっくり選びたい」「お参りの前に、近くのお店でサッと手に入れたい」という方には、一般の小売店や雑貨店、文具店での購入が非常に便利です。
これらの店舗では、特定の寺社に限定されない、現代的でおしゃれなデザインの御朱印帳が数多く取り揃えられています。和柄だけでなく、洋風、キャラクターもの、個性的な素材を使ったものなど、選択肢が豊富です。

大型文具店・バラエティショップのラインナップ

特に御朱印帳の取り扱いが充実しているのが、以下の大型店舗です。もしお近くにあれば、ぜひ足を運んでみてください。

  • 東急ハンズ(ハンズ): 旅行用品や趣味のコーナーに、機能性の高いものやユニークなデザインの御朱印帳が豊富に並びます。バインダー式など、珍しいタイプも見つかりやすいです。
  • LOFT(ロフト): 女性をターゲットにした可愛らしいデザインや、北欧風のモダンな柄など、おしゃれな御朱印帳が多いのが特徴です。季節限定のデザインが並ぶこともあります。
  • 大型書店(丸善ジュンク堂、紀伊國屋書店など): 意外かもしれませんが、旅行ガイドブックや歴史書のコーナー近くに置かれていることがあります。書籍と関連性の高い落ち着いたデザインが多い印象です。
  • 文具専門店(伊東屋、世界堂など): 紙にこだわる文具専門店だけあって、和紙の品質にこだわった、シンプルな上質なの御朱印帳が手に入りやすいです。

これらの店舗では、御朱印帳だけでなく、一緒に使うための筆ペンや、持ち運び用の御朱印帳袋(巾着)、御朱印帳バンドなどの関連アイテムも揃っていることが多いので、必要なものを一度に購入できるのが大きなメリットです。
また、実際に手に取って紙質や重さ、ジャバラの開きやすさなどを確認できるのも、実店舗ならではの良さですね。

和雑貨店・専門店でワンランク上の御朱印帳を

もっと和の雰囲気にこだわりたい、または特別な素材の御朱印帳を探している場合は、和雑貨店や着物店、または御朱印帳専門店を探してみましょう。
例えば、「京都のSOU・SOU」や「東京の鳩居堂」など、老舗の和雑貨店では、そのお店独自のテキスタイルを使った、非常に美しいデザインや高級感のある装丁の御朱印帳が見つかります。
金襴(きんらん)や西陣織といった、着物の生地を使った豪華なものや、木製の表紙を使った珍しいものもあり、価格は少々高めになりますが、一生の宝物になるような一冊に出会えるかもしれません。
専門店については、特定の御朱印帳だけを扱うオンラインの専門店も増えているので、そちらもチェックしてみる価値がありますよ。

これらの店舗を利用する際は、商品の入れ替わりが早いこともあるので、お目当てのものがある場合は事前に在庫を確認するか、SNSなどで最新情報をチェックしてから訪れるのがおすすめです。

コンビニや100均には売ってる?意外な穴場を検証

「今すぐ御朱印集めを始めたい!」「急に必要になったけど、近くに専門的なお店がない」という時、コンビニエンスストアや100円ショップに御朱印帳が置いてあるのかどうかは、非常に気になるところですよね。
結論からお伝えすると、基本的には常時販売されているわけではありませんが、時期や店舗によっては手に入る可能性があります

コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミマなど)の状況

大手コンビニチェーンのセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどでは、文具や旅行用品として御朱印帳を常設している店舗は、ほとんどありません
しかし、以下のケースでは販売されることがあります。

  • 地域限定・期間限定: 観光地の近くにある店舗や、特定の大型連休や行楽シーズンに合わせて、一時的に取り扱いを始めることがあります。特に、その地域で有名な寺社の参道近くのコンビニなどは、可能性が高まります。
  • ムック本・雑誌の付録: 御朱印ブームに関連したムック本や雑誌の付録として、簡易的な御朱印帳や御朱印帳カバーが付いていることがあります。これらが雑誌コーナーに並ぶことはあるため、チェックしてみる価値はあります。
  • マルチコピー機のサービス: 御朱印帳自体ではありませんが、一部のコンビニのマルチコピー機で御朱印帳に貼るタイプのプリントサービスなどが提供されていることがあります。これは「書き置き」の御朱印を保管するのに役立ちます。

とはいえ、コンビニに御朱印帳を求めて行くのは、「見つかればラッキー」程度の期待値にしておいた方が良いでしょう。確実に手に入れたいなら、他の場所を検討する方が賢明です。

100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)の状況

100円ショップ、特にダイソーやセリア、キャンドゥなどでは、文具コーナーや趣味・手芸コーナーなどで、「ノート」や「和綴じメモ帳」といった形で、御朱印帳として代用できる商品が販売されることがあります。
ただし、これらは本来の御朱印帳専用の紙(奉書紙など)を使用していない場合が多く、墨や朱肉が裏写りしやすい、紙質が薄いなどの問題が生じる可能性があります。

  • 品質の注意点: 御朱印帳は墨で文字を書いても裏に染み出しにくいように、二枚重ねの和紙が使われていることが多いですが、100円ショップの商品は一般的な紙であることがほとんどです。
  • 代用としての利用: スタンプラリー用の冊子や、拝観記念の書き置きを貼るためのスクラップブックとしてなら十分に活用できます。あくまで本格的な御朱印集めというよりは、お試しや簡易的な用途にとどめておくことをおすすめします。

価格が安いのは魅力ですが、せっかくの御朱印が台無しになってしまうリスクも考慮して、購入を検討してくださいね。
また、ホームセンター(カインズ、コーナンなど)でも、文具や趣味のコーナーでごく稀にシンプルな和柄のものが販売されることがありますが、こちらも常設ではない場合が多いです。

これらの意外な穴場をチェックするのも楽しいですが、御朱印の価値を最大限に生かすためにも、できる限り専門的な場所や、品質が保証された店舗での購入をおすすめします。

豊富なデザインから選びたいなら【Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング】

「近くにお店がない」「仕事が忙しくてお店に行く時間がない」「とにかくいろんなデザインを比較検討したい」という方にとって、ネット通販は御朱印帳探しの最強のツールです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、数千種類に及ぶ御朱印帳が販売されており、実店舗では到底見ることのできない、全国各地のメーカーやクリエイターによる個性豊かなデザインを、自宅にいながらにして比較検討できます。

通販サイトの圧倒的な品揃えとメリット

ネット通販で購入する最大のメリットは、その「圧倒的な選択肢の多さ」「利便性の高さ」にあります。

デザインや素材の幅広さ

伝統的な西陣織や友禅染めのものから、現代的な北欧デザイン、可愛らしいキャラクターもの、さらにはデニムや革といった異素材を使用したユニークな御朱印帳まで、そのバリエーションは多岐にわたります。
特に、「名入れサービス」や「サイズオーダー」など、通販ならではのカスタマイズサービスを提供しているお店も多く、自分だけの特別な一冊を作ることができます。
また、「神社用」「お寺用」「お城のスタンプ用」など、用途別にテーマカラーやデザインを決めて複数冊まとめて購入しやすいのも魅力です。

ユーザーレビューで品質を確認できる

実物を手に取れないという通販のデメリットはありますが、Amazonや楽天市場では、実際に購入した人たちのレビューや評価を参考にすることができます。
「紙が厚くて裏写りしにくい」「ジャバラがしっかりしている」「色が写真通りで可愛い」など、詳細なコメントや写真付きのレビューは、購入を判断する上で非常に役立ちます。特に、紙質についてのレビューは入念にチェックするようにしましょう。

価格比較と限定セール

複数のショップが同じ商品を扱っている場合、価格比較が容易です。また、楽天の「お買い物マラソン」やAmazonの「プライムデー」といった大規模なセール期間を狙えば、高品質な御朱印帳をお得な価格で手に入れるチャンスもあります。
ただし、あまりにも安価な商品は、紙質が良くない場合もあるので、適正価格かどうかを判断することも大切です。

通販サイトでの上手な検索方法

膨大な商品の中から理想の一冊を見つけるためには、検索キーワードを工夫することが重要です。

目的 おすすめ検索キーワードの組み合わせ
デザインで探したい時 「御朱印帳 猫柄」「御朱印帳 北欧」「御朱印帳 金襴」
素材や品質にこだわりたい時 「御朱印帳 奉書紙」「御朱印帳 西陣織」「御朱印帳 木製」
機能性で探したい時 「御朱印帳 大判」「御朱印帳 バインダー」「御朱印帳 名入れ」
用途を分けたい時 「御朱印帳 お城」「御朱印帳 仏像」「御朱印帳 お遍路」

これらのキーワードを組み合わせて検索することで、あなたにピッタリの御朱印帳がきっと見つかります。ぜひ、Amazonで「御朱印帳」と検索して、その品揃えの多さを体験してみてくださいね。

御朱印帳のサイズと種類(ジャバラ式・バインダー式など)

御朱印帳は、ただデザインが可愛い、かっこいいというだけでなく、「サイズ」と「綴じ方(種類)」という機能的な要素も非常に重要です。特に初めて購入する方は、ここで失敗すると後悔することになりかねません。御朱印帳を長く快適に使うために、主なサイズと種類をしっかり把握しておきましょう。

御朱印帳のサイズ:大判と通常版の比較

御朱印帳のサイズは、大きく分けて「通常版」と「大判」の2種類が主流です。それぞれのサイズにはメリット・デメリットがあります。

通常版(標準サイズ)

  • 寸法目安: 約16cm × 11cm(文庫本サイズに近い)
  • メリット: 持ち運びがしやすく、バッグの中でかさばりにくいのが最大の利点です。市販の御朱印帳袋や巾着も、このサイズを基準に作られていることが多いです。
  • デメリット: 迫力のある御朱印や、大きく記帳される寺社の御朱印の場合、少し窮屈に感じることがあります。また、近年はデザインのバリエーションが大判の方に集中している傾向もあります。

大判サイズ

  • 寸法目安: 約18cm × 12cm、または18cm × 12.5cm(B6変形サイズに近い)
  • メリット: ゆったりと記帳してもらえるため、墨書きが映えて、御朱印の迫力を最大限に楽しめます。書き置きの御朱印(紙でいただくもの)も、折らずに貼れることが多いです。
  • デメリット: カバンの中でかさばりやすく、重さも増します。また、通常版専用の御朱印帳袋には入らない場合があるため、持ち運び用の袋も大判サイズを選ぶ必要があります。

どちらを選ぶか迷った場合、モモストアのおすすめは「大判サイズ」です。少しでも大きな紙面にいただく御朱印は格別ですし、近年は大判サイズが主流になりつつあります。

御朱印帳の種類:綴じ方の違い

御朱印帳の綴じ方には、主に「ジャバラ式」と「和綴じ式(ノート式)」、そして最近増えている「バインダー式」があります。

ジャバラ式(折り本式)

最も一般的で、御朱印帳の定番です。
和紙が屏風のように折りたたまれているため、両面に御朱印をいただくことが可能です。ただし、裏写りを防ぐため、二枚重ねになった厚手の奉書紙(和紙)が使われているものがほとんどです。
一番の特徴は、全て広げると一つの長い絵巻物のようになること。旅の記録を一望できるのは感動的です。

和綴じ式(ノート式)

昔ながらの製本方法で、糸で綴じられています。見た目は和風のノートのような形です。
メリットは、ページ数が多く、多くの御朱印を収められることです。デメリットは、ジャバラ式のように広げて見ることができない点と、紙質によっては裏写りしやすい点です。 現在はジャバラ式が主流ですが、特定の寺社で、その場所の御朱印だけをまとめる専用帳として使われることもあります。

バインダー式(リフィル式)

近年登場した新しいタイプです。
御朱印帳本体はファイル形式になっており、専用のリフィル(台紙)を後から追加したり、順番を入れ替えたりできるのが最大の特徴です。特に、書き置きの御朱印(紙でいただくもの)が多い方や、失敗したページを抜き取りたい方、御朱印をテーマごとに整理したい方に人気があります。
ただし、記帳はリフィルを取り外して行う必要があるため、少し手間がかかるという点も考慮が必要です。

御朱印の美しさを楽しむなら「ジャバラ式」、たくさん集めたいなら「大判サイズ」がおすすめです。この組み合わせで探すと、より満足度の高い一冊に出会えるはずですよ。

購入前に知っておきたい!御朱印帳の選び方3つのポイント

御朱印帳の販売場所や種類がわかったところで、次に「実際に購入する際にどんな点に気をつければ良いか」という、失敗しない選び方の3つの重要ポイントについて解説していきます。デザインだけでなく、機能性や耐久性にも注目することで、愛着を持って使い続けられる一冊が見つかります。

ポイント1:紙質(裏写り防止の奉書紙か)をチェック

御朱印帳の命とも言えるのが「紙質」です。墨や朱印は水分量が多いため、一般的な紙だと高確率で裏側に染み出てしまいます。これを「裏写り」と呼びます。
良質な御朱印帳のほとんどは、「奉書紙(ほうしょし)」という和紙が使われています。奉書紙は厚手で墨の吸収が良いため、裏写りを防ぐのに適しています。

二重構造か、一枚紙か

ジャバラ式の御朱印帳は、奉書紙を二枚貼り合わせて「二重構造」にしているものが理想的です。この二枚貼りのおかげで、片面に記帳しても裏面には響きにくくなっています。
もし、通販などで購入する場合は、商品ページに「二枚重ね」「裏写りしにくい」「奉書紙使用」といった記載があるかを確認しましょう。レビューで「裏写りした」というコメントがないかも重要なチェックポイントです。

奉書紙の選び方

奉書紙にも種類があります。「鳥の子紙」などの高級和紙を使ったものは、特に墨が美しく、裏写りの心配が少ないためおすすめです。少し値は張りますが、一生モノとして大切に使うことができます。

ポイント2:表紙の耐久性(素材と厚み)をチェック

御朱印帳は、家で保管するだけでなく、神社やお寺を巡る際に持ち運んだり、カバンに入れたり、地面に置いたりする機会が多くあります。そのため、表紙の耐久性も非常に重要です。
表紙の素材として人気があるのは、以下のようなものです。

  • 布製(金襴、ちりめんなど): 華やかで美しいデザインが多いですが、水濡れや汚れに弱いため、持ち運びには必ず御朱印帳袋やビニールカバーを使いましょう。
  • ビニールカバー付き: 最初から透明なビニールカバーが付いているものは、雨の日や、手が汚れている時でも安心して持ち運べるため、特に初心者の方におすすめです。
  • 木製: 耐久性が非常に高く、個性的なデザインが多いです。しかし、重さがややある点と、落としたりぶつけたりすると角が欠ける可能性がある点に注意が必要です。

特にジャバラ式は、表紙が柔らかいと、カバンの中で折れ曲がって、中の御朱印までヨレてしまうことがあります。表紙が厚めの芯材でしっかり補強されているかどうかも、チェックしておきたいポイントです。

ポイント3:御朱印帳バンド・袋の有無をチェック

御朱印帳はジャバラ状になっているため、バッグの中で勝手に開いてしまったり、紙面が傷ついてしまうことがあります。これを防ぐために、「御朱印帳バンド」や「御朱印帳袋(巾着)」の利用が推奨されます。

アイテム 用途 特徴
御朱印帳バンド 御朱印帳が開くのを防ぐ ゴムバンドやマジックテープ式で、シンプルに開閉を抑える。邪魔にならず、かさばらない。
御朱印帳袋(巾着) 汚れや水濡れ、折れ曲がりを防ぐ 御朱印帳を丸ごと収納。他に筆ペンや小銭入れなども一緒に収納できる。

購入する御朱印帳に、最初からバンドや袋がセットになっている商品を選ぶと、後からサイズを探す手間が省けて便利です。特に和柄で統一されたセット商品は、見た目も美しく、気持ちよく御朱印集めを始められますよ。
御朱印帳を長く大切にするためにも、保護アイテムの有無は必ず確認するようにしましょう。

【デザイン別】初心者におすすめの御朱印帳5選

御朱印帳は、ただの帳面ではなく、あなたの旅の記憶と、神仏とのご縁が記される大切な「宝物」です。だからこそ、自分のセンスに合ったデザインを選ぶことは、御朱印集めをより楽しく、長く続ける秘訣になります。
ここでは、初めて御朱印集めをする方に特におすすめしたい、人気のあるデザインの系統を5つご紹介します。通販サイトで探すときのヒントにしてくださいね。

伝統的な金襴(きんらん)表紙

金襴とは、金糸や銀糸、色糸を用いて織られた豪華な織物のことです。着物や仏具、掛け軸などにも使われる、非常に格式高い素材です。

  • おすすめの理由: 高級感と重厚感があり、御朱印の荘厳な雰囲気に最も合います。神社やお寺の雰囲気を損なうことなく、大切に使えるデザインです。汚れが目立ちにくいのもメリットです。
  • どんな人におすすめ: 伝統や和の美意識を大切にしたい方、「御朱印帳といえばこれ!」という王道を選びたい方に最適です。
  • 検索キーワード: 「御朱印帳 西陣織」「御朱印帳 金襴」「御朱印帳 華紋」

初めての一冊として、格式を重視したい場合は、金襴の御朱印帳を選んでおけば間違いありません

現代的な和モダン柄(北欧・幾何学模様)

伝統的な和柄(麻の葉、青海波など)をベースにしながらも、色使いや配置を現代風にアレンジしたデザインです。ポップすぎず、かといって古風すぎない、絶妙なバランスが人気です。

  • おすすめの理由: 普段使いのバッグから取り出しても違和感がなく、おしゃれな印象を与えます。若者や女性に特に人気が高く、色鮮やかなものが多くて選ぶのが楽しいです。
  • どんな人におすすめ: カジュアルに御朱印集めを楽しみたい方、ファッションセンスを活かしたい方におすすめです。
  • 検索キーワード: 「御朱印帳 和モダン」「御朱印帳 テキスタイル」「御朱印帳 水玉」

通販サイトでは、特にクリエイター系のショップで、この種のモダンなデザインが多く見つかります。

動物・植物モチーフ柄(猫、桜、蓮など)

日本の四季の美しさや、縁起の良い動物、寺社にゆかりのあるモチーフ(蓮の花、梅、猫など)をあしらったデザインです。見ているだけで心が和むような、愛らしいものが揃っています。

  • おすすめの理由: 親しみやすく、使うたびに気分が上がります。テーマごとに御朱印帳を分けたい場合に、「猫専用」「桜専用」といったテーマ設定がしやすいのも魅力です。
  • どんな人におすすめ: 可愛いものが好きな方、特定の動物や花に思い入れがある方におすすめです。
  • 検索キーワード: 「御朱印帳 猫」「御朱印帳 うさぎ」「御朱印帳 桜」「御朱印帳 蓮」

御朱印帳が「キャラクターグッズ化」している面もあり、非常に多くのバリエーションがあるので、探すのが楽しいですよ。

シンプル・無地の素材を楽しむデザイン

あえて柄を排し、木目、麻、革、デニムといった素材そのものの質感や色合いを楽しむデザインです。装飾がない分、使っていくうちにできる傷や経年変化(エイジング)が味になります。

  • おすすめの理由: 性別や年齢を問わず使える普遍的なデザインです。御朱印そのものを引き立てたい方、長く使って育てていきたい方に最適です。
  • どんな人におすすめ: ミニマリスト志向の方、シンプルで落ち着いたデザインを好む方にぴったりです。男性にも人気が高いデザインです。
  • 検索キーワード: 「御朱印帳 木製」「御朱印帳 無地」「御朱印帳 デニム」「御朱印帳 麻の葉」

特に木製の御朱印帳は、その重厚感と手触りが人気です。一度は手に取ってみたい一冊ですね。

有名イラストレーター・アーティストとのコラボデザイン

ごく少数ですが、人気イラストレーターや現代アーティストが手がけたデザインもあります。伝統的な御朱印帳の枠を超えた、自由な発想のアート作品のようなものが多く、数量限定で販売されることが多いです。

  • おすすめの理由: 他にはない個性的なデザインが手に入ります。コレクターズアイテムとしての価値も高いです。
  • どんな人におすすめ: アートやデザインに関心がある方、限定品に弱い方におすすめです。
  • 検索キーワード: 「御朱印帳 コラボ」「御朱印帳 限定デザイン」「御朱印帳 作家」

こうした限定品は、通販サイトやアートイベントなどで見つけることができるため、こまめに情報をチェックしてみてください。

御朱印帳をネット通販で買うメリットと注意点

先ほども少し触れましたが、ネット通販での御朱印帳購入には、非常に大きなメリットがあります。一方で、実店舗とは違うからこその注意点も存在します。ここでは、通販を賢く利用するためのポイントを詳しく解説します。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)のメリット

メリット1:価格競争による手頃な価格

通販サイトでは、多くのメーカーや販売店が競合しているため、高品質な御朱印帳でも比較的リーズナブルな価格で提供されていることがあります。
また、ポイント還元やセールなどを利用すれば、実店舗よりもお得に購入できるチャンスが多いです。予算が決まっている場合は、通販サイトで検索するのが最も効率的です。

メリット2:詳細な仕様情報の確認が可能

優秀な通販サイトの商品ページには、サイズ(縦・横)、ページ数、綴じ方、使用されている紙(奉書紙の有無)、表紙の素材、ビニールカバーの有無など、詳細な仕様が記載されています。これにより、実物を手に取らなくても、必要な情報をしっかりと比較検討できます。

メリット3:名入れやカスタマイズオプションが豊富

特に個人で運営しているオンラインショップでは、御朱印帳の表紙に自分の名前を印字したり、家紋や好きな文字を刺繍で入れたりできるサービスを提供していることが多いです。
これは、「世界に一つだけの御朱印帳」を作りたい方にとって、非常に魅力的なオプションです。

ネット通販で失敗しないための注意点

注意点1:実物の色や質感がイメージと違う可能性がある

これが通販の最大のデメリットです。特に布製の表紙は、光の当たり方で色合いが微妙に違って見えることがあります。また、和紙の微妙な手触りや厚みは、写真や文字情報だけでは判断が難しいです。

  • 対策: 購入者のレビュー写真を複数チェックする、複数の通販サイトで同じ商品を見比べてみる、可能であればメーカーの公式サイトでより詳細な画像や動画を確認するなど、できる限りの情報収集を行いましょう。

注意点2:紙質の確認を怠ると裏写りの原因に

「和風ノート」「メモ帳」といった名称で販売されているものの中には、御朱印帳専用ではない薄い紙が使われていることがあります。前述の通り、裏写りを防ぐためには、「奉書紙」「二枚重ね」というキーワードが不可欠です。

  • 対策: 商品名や商品説明に「御朱印帳」と明記されているか、そして紙質について記載があるかを徹底的に確認してください。あまりにも価格が安い場合は、紙質に問題がある可能性を疑いましょう。

注意点3:サイズ表記を必ず確認する

通販サイトでは、通常版と大判サイズのどちらも販売されていますが、商品名に「大判」と書かれていても、実際には通常版に近いサイズである場合もあります。メーカーによって微妙にサイズ感が異なるため、必ず記載されている寸法(例: 18cm × 12cm)を確認してください。
また、後から御朱印帳袋を買い足す場合は、「大判用」「通常版用」とサイズを間違えないように注意しましょう。

フリマアプリ(メルカリなど)で御朱印帳を買うのはアリ?

ネット通販といえば、Amazonや楽天だけでなく、メルカリやラクマといったフリマアプリも選択肢に入ってきますよね。「限定品が欲しい」「少しでも安く手に入れたい」という理由で、フリマアプリでの購入を検討する方もいるかもしれません。
結論から言うと、フリマアプリでの御朱印帳の購入はアリですが、いくつかの重要な注意点があります。特に御朱印集め初心者の方は、よく読んで検討してください。

フリマアプリで購入するメリット

メリット1:希少な限定品・廃盤品が手に入る

フリマアプリの最大の魅力は、「限定」や「廃盤」になった御朱印帳が出品される可能性があることです。
例えば、特定の寺社でしか手に入らない特別な御朱印帳や、過去のコラボ商品など、今では正規ルートで購入できないものが手に入るチャンスがあります。コレクターにとっては見逃せないポイントでしょう。

メリット2:新品・未使用品を定価より安く購入できることも

出品者によっては、「コレクション整理」や「思っていたものと違った」という理由で、新品・未使用の御朱印帳を定価よりも安く出品していることがあります。
特に、寺社で購入したものの、使う機会がなかったという御朱印帳は、御朱印が一切書かれていない状態で出品されることが多く、お得に手に入れることができます。

フリマアプリで購入する際の重要な注意点

注意点1:すでに御朱印が書かれているものに注意

御朱印集めを始める方が「一冊目」として購入する場合、最も注意すべきなのは「すでに御朱印が書かれている」御朱印帳です。
フリマアプリでは、使用済みの御朱印帳も「記念品」として販売されています。もしあなたが「これから御朱印を集めたい」のであれば、「未使用」「白紙」であることを必ず確認し、商品説明や写真を隅々までチェックしてください。もし1ページでも記帳されている場合、御朱印帳としての役目はすでに果たしていることになります。

確認事項 チェックポイント
状態 「新品」「未使用」「白紙」の記載があるか
ページ 必ず最初のページと最後のページが白紙であることを写真で確認する
品質 水濡れや折れ曲がりがないか、特に表紙の角の状態をチェック

注意点2:品質保証がないことと、偽物のリスク

フリマアプリでの取引は、すべて自己責任となります。購入後に「紙質が悪かった」「裏写りした」といった問題があっても、基本的には返品・交換はできません。
また、限定品や人気商品の場合、非常に精巧な偽物や、コピー商品が出品される可能性もゼロではありません。正規の販売ルートやメーカーの保証がないため、相場よりも極端に安い場合は注意が必要です。

初めての御朱印帳は、信頼できる寺社やメーカー、大手通販サイトで購入することを強くおすすめします。フリマアプリは、御朱印集めに慣れてから、限定品を探す「上級者向け」の方法と考えるのが良いでしょう。

御朱印帳を自分で手作りする魅力と方法

「市販のデザインでは満足できない」「自分だけの特別な一冊が欲しい」「御朱印帳作りも思い出にしたい」という方には、御朱印帳を自分で手作りするという選択肢もあります。手作りの御朱印帳には、市販品にはない深い愛着と、唯一無二の価値が生まれます。

手作り御朱印帳の魅力

魅力1:デザインと素材を自由に選べる

手作りなら、表紙の布地、和紙の種類、サイズ、綴じ方まで、全てを自分の好みに合わせて決めることができます。
例えば、思い出の着物の端切れを使ったり、お気に入りのキャラクターの生地を使ったりと、市販品ではありえないようなオリジナリティ溢れる一冊を作ることができます。
また、耐久性の高いビニール素材で表紙を覆うなど、機能面でもカスタマイズが可能です。

魅力2:特別な思い出になる

御朱印帳を手作りする過程そのものが、御朱印集めの準備期間として特別な思い出になります。布地を選び、和紙を裁断し、一針一針綴じていく作業は、御朱印集めに対する気持ちを高めてくれます。
完成した時の達成感は大きく、その御朱印帳で最初にもらう御朱印は、より一層感動的なものになるでしょう。

御朱印帳の簡単な手作り方法(ジャバラ式)

本格的な製本は難しく感じますが、ジャバラ式は比較的簡単に手作りできます。必要な材料と手順を見ていきましょう。

必要な材料

材料 用途
奉書紙または厚手の和紙 御朱印をいただく中紙。裏写り防止のため、できるだけ厚手のものを選ぶ。(Amazonなどで「御朱印帳用和紙」として販売されています
表紙用の布(または厚紙) 表紙と裏表紙。お気に入りの和柄やモダン柄の布地、または厚手のボール紙など。
芯材(厚紙) 表紙の強度を増すためのもの。
のり(強力な木工用ボンドなど) 和紙同士、布と芯材を貼り合わせるため。
カッター、定規、ヘラ 裁断や折り目をきれいにつけるため。

手作りの手順(概要)

  1. 中紙の準備: 奉書紙を御朱印帳のサイズに裁断し、屏風のように山折り・谷折りを繰り返して折り目(ジャバラ)を作ります。
  2. 表紙の作成: 布地と芯材を貼り合わせ、表紙の台紙を作ります。この時、布地をきれいに内側に折り込んで処理するのがポイントです。
  3. 組み立て: 作成したジャバラ式の中紙の最初と最後のページを表紙の裏側に強力なノリでしっかりと貼り付けます
  4. 乾燥: 貼り付けた後、重しを乗せて数時間乾燥させると、きれいに仕上がります。

現在では、手作りキットも販売されており、裁断済みの材料や詳しい説明書がセットになっているため、初心者の方でも比較的簡単に挑戦できます。
世界で一冊だけの御朱印帳を手作りして、あなたの御朱印集めをもっと豊かなものにしてみませんか?

持ち歩きに便利!御朱印帳袋(巾着)も一緒に揃えよう

お気に入りの御朱印帳を見つけたら、次に考えるべきは「どうやって大切に持ち運ぶか」です。
御朱印帳袋(巾着)は、単なる入れ物ではありません。御朱印帳を汚れや水濡れ、そして角の折れから守ってくれる、非常に重要なアイテムなのです。御朱印帳の購入とセットで揃えることを強くおすすめします。

御朱印帳袋を持つべき理由

理由1:水濡れや汚れからの保護

御朱印帳は和紙でできています。特に雨の日はもちろん、手の汗や、カバンの中のペットボトルの結露など、思わぬ水濡れによって紙がヨレてしまうリスクがあります。
御朱印帳袋に入れておけば、外部からの水分や、カバンの中のホコリ、汚れなどから御朱印帳をしっかりと守ってくれます

理由2:御朱印帳の表紙や角の折れを防ぐ

カバンの中で他の荷物とぶつかったり、押しつぶされたりすることで、御朱印帳の表紙や、特に角の部分が折れ曲がってしまうことがあります。
御朱印帳袋は、ある程度の厚みやクッション性があるため、こうした物理的な衝撃から大切な御朱印帳を守る役割を果たします。特に薄手のビニールカバーだけでは不安な方には、袋の利用をおすすめします。

理由3:御朱印集めに必要な小物をまとめる

御朱印集めには、御朱印帳の他に、以下のような小物が必要になります。

  • 筆ペン(書き置き御朱印に日付や名前を書き込む用)
  • 小銭入れ(御朱印代をスムーズに支払う用)
  • 御朱印帳バンド(御朱印帳が開かないようにする用)
  • ノリや両面テープ(書き置き御朱印を貼る用)

これらの小物を御朱印帳と一緒に袋にまとめておけば、持ち忘れを防ぎ、サッと取り出せて便利です。お参りの際も、この袋一つだけを持っていけば良いのでスマートです。

御朱印帳袋の選び方

選び方1:御朱印帳のサイズに合わせる

前述の通り、御朱印帳には通常版と大判サイズがあります。必ずお使いの御朱印帳のサイズに合った袋を選んでください
大きすぎると中で御朱印帳が動き回って傷がつく原因になり、小さすぎると当然ながら入りません。「大判対応」「通常サイズ対応」などの表記をよく見て購入しましょう。

選び方2:素材とデザイン

御朱印帳の雰囲気に合わせて、布製(ちりめん、麻、綿など)やビニール素材から選びます。

  • 布製: 華やかで、和の雰囲気を楽しめます。御朱印帳本体と同じ布地で揃えるのも素敵です。
  • ビニール・防水素材: 雨の日でも安心です。特に旅行や遠方へのお参りが多い方にはおすすめです。

デザインは、御朱印帳の柄と同じ系統で揃えると、統一感が出ておしゃれに見えますよ。

御朱印帳は、ただの文房具ではなく、神仏とのご縁を記録する神聖なものです。ぜひ、御朱印帳と一緒に袋も用意して、大切に扱ってくださいね。

記念すべき一冊目!特別な御朱印帳の見つけ方

初めての御朱印帳は、あなたの御朱印集めの歴史の始まりとなる、最も大切な一冊です。「どこで買おう?」「どんなデザインにしよう?」と迷うのは、まさにその一冊への思い入れが大きい証拠です。
ここでは、記念すべき一冊目として、特に記憶に残る特別な御朱印帳を見つけるためのアイデアをご紹介します。

アイデア1:最初の御朱印をいただく寺社で購入する

これが最も一般的で、最もおすすめできる方法です。初めて御朱印をいただく神社やお寺で、その場の雰囲気に惹かれて御朱印帳を購入すれば、その御朱印帳自体が、神仏との初めてのご縁を結んだ記念品となります。
その寺社のオリジナルの御朱印帳は、デザインも凝っていることが多く、購入した時の感動もひとしおです。特に、全国的に有名な神社やお寺の御朱印帳は、デザイン性・品質ともに優れているものが多いので、初めての場所に選んでみるのも良いでしょう。

アイデア2:自分の出身地や思い出の場所のものを選ぶ

御朱印集めは、必ずしも旅行先で始める必要はありません。自分が生まれた地、育った場所、初めて恋人とデートした場所など、自分にとって「特別な意味を持つ場所」の寺社で御朱印帳を購入するのも素敵な方法です。
これにより、その御朱印帳には「故郷の思い出」や「大切な人との記憶」といった、個人的なストーリーが付加されます。御朱印集めが、単なるコレクションではなく、「自分のルーツを辿る旅」のような意味合いを持つようになります。

アイデア3:テーマを決めて特別な一冊をネットで見つける

最初から「この御朱印帳で、特定のテーマの御朱印だけを集めよう!」と決めて、ネット通販で特別なデザインを探すのも楽しい方法です。

テーマ例 御朱印帳デザインのアイデア
四神(朱雀、青龍など)集め 四神のモチーフがデザインされた御朱印帳
縁結びの御朱印集め ピンクや花柄など、可愛らしいデザイン
武将ゆかりの地巡り 家紋や甲冑をモチーフにしたシックなデザイン

特定のテーマに合わせてデザインを選ぶことで、御朱印帳自体にも統一感が生まれ、御朱印集めのモチベーション維持にも繋がります。
例えば、有名キャラクターとのコラボ御朱印帳など、遊び心のあるものも増えているので、自分の好きなものと関連付けてみるのも面白いですよ。

あなたの「好き」や「思い出」が詰まった特別な一冊を選んで、気持ちの良い御朱印集めの第一歩を踏み出してくださいね。

御朱印帳に関するQ&A(価格帯、使い終わったらどうする?)

御朱印帳を初めて購入する方や、御朱印集め初心者の方からよく寄せられる、御朱印帳に関する素朴な疑問や、知っておきたいマナーについて、Q&A方式でモモストアがお答えします。

Q1: 御朱印帳の一般的な価格帯はどれくらいですか?

A: 御朱印帳の価格帯は、販売場所や素材、デザインによって大きく異なりますが、一般的な相場は1,000円から3,500円程度です。価格の内訳は以下の通りです。

  • 寺社仏閣での購入: 1,000円〜2,000円程度。品質は安定していますが、デザインの選択肢は限られます。
  • 書店・雑貨店での購入: 1,500円〜3,000円程度。デザイン性が高く、価格の幅も広いです。
  • ネット通販での購入: 1,000円〜3,500円程度。高級な西陣織や木製、名入れサービスなどを含めると、5,000円を超えるものもあります。

初めての一冊であれば、2,000円前後のものを選んでおけば、品質とデザインのバランスが取れた、満足のいくものが見つかることが多いですよ。もちろん、気に入ったものが高価であっても、一生の宝物になると思えば安いものです!

Q2: 御朱印帳を使い終わったらどうすれば良いですか?

A: 御朱印帳は、単なるノートではなく、神仏とのご縁の証しが詰まった大切なものです。最後まで使い切った後も、大切に保管するのが一般的です。

保管方法

  • 神棚や仏壇の近く: 神聖な場所の近くで保管するのが最も丁寧な方法です。
  • 専用の箱や引き出し: 直射日光や湿気を避け、きれいな桐箱や専用の引き出しなどに大切にしまっておきます
  • 時々見返す: 旅の思い出を振り返るために、時々開いて眺めるのも楽しい時間です。

処分する場合

もし処分したい場合は、一般のゴミとして捨てるのではなく、神社やお寺に納めるのが最良とされています。これは「お焚き上げ」や「古札納め所」などで受け付けてもらえることがあります。御朱印帳を授与された寺社に相談してみるのが確実です。

Q3: 御朱印帳を複数冊持っていても良いですか?

A: もちろん、何冊持っていても問題ありません。むしろ、複数冊持つことで、御朱印集めがより楽しく、整理しやすくなります。

  • テーマ別: 「関東の神社専用」「西日本の寺院専用」「お城のスタンプ専用」など、テーマを決めて分ける。
  • 目的別: 「日常使いの御朱印帳」「特別な旅用の御朱印帳」など、用途を分けて使う。
  • デザイン別: その日の気分や持ち歩くバッグに合わせて、デザインの違うものを使い分ける。

複数冊持つ際は、どの御朱印帳に次の御朱印をいただくのか、間違えないように注意が必要です。御朱印帳袋で分けて保管するなど、管理を徹底しましょう。

Q4: 汚してしまったらどうすれば良いですか?

A: 基本的に和紙に書かれた御朱印は、一度汚れたり濡れたりすると元に戻すのは難しいです。大切なのは、「汚さないようにする」ことです。
御朱印帳袋やビニールカバーを必ず使用し、記帳してもらう際も、乾きにくい墨で書いてもらった場合は、次のページに進む前にしっかりと乾かす時間を置くように気をつけましょう。
もし少し汚れてしまっても、それは「旅の勲章」として受け入れ、そのまま大切に使い続ける方が、かえって愛着が湧くかもしれません。

これらの疑問が解消されたことで、あなたの御朱印帳選びがよりスムーズになれば嬉しいです。楽しい御朱印集めになりますように!

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