【2025年最新版】JPYCの購入場所はココ!安全に手に入れる方法と手順を解説
皆さん、Web3の世界で注目を集めている日本円ステーブルコイン「JPYC」をご存知ですか?
「名前は聞いたことがあるけど、どこで買えるの?」「仮想通貨取引所じゃないの?」と疑問に思っている方が多いのではないでしょうか。
実はJPYCは、一般的な暗号資産とは法律上の位置づけが少し異なるため、購入方法も独特なんです!
この記事では、筆者モモストアがJPYCを安全かつスムーズに手に入れるための最新の購入場所と具体的な手順を徹底的に分かりやすく解説していきます。
これであなたも迷わずJPYCをゲットできますよ!
・JPYCは「どこで買えるの?」主要な購入場所とルートを徹底比較
・【最推奨】公式サイト(JPYC Apps)での購入手順とメリット
・暗号資産取引所やDEX(分散型取引所)でJPYCを購入する方法
・JPYCを販売している主要な暗号資産取引所と選び方
- そもそもJPYC(日本円ステーブルコイン)とは?基本情報を整理
- JPYCは「どこで買えるの?」主要な購入場所とルートを徹底比較
- 【最推奨】公式サイト(JPYC Apps)での購入手順とメリット
- 暗号資産取引所やDEX(分散型取引所)でJPYCを購入する方法
- JPYCを販売している主要な暗号資産取引所と選び方
- JPYC購入に必須!MetaMask(メタマスク)の設定と準備
- 銀行振込でJPYCを購入する際の具体的なステップと注意点
- JPYCをイーサリアム(ETH)などの暗号資産と交換する方法
- JPYCを購入する際に絶対に知っておきたい手数料とコスト
- JPYCの購入上限額や最低購入単位は決まっている?
- JPYCは「換金」や「返金」はできる?法定通貨への戻し方
- JPYCを購入する上でのメリット・デメリットを正直に解説
- JPYCに関するよくある疑問(Q&A)まとめ
- JPYC購入後の活用方法:何に使えるのか?
そもそもJPYC(日本円ステーブルコイン)とは?基本情報を整理

JPYCの購入方法を知る前に、まずは「JPYCが一体どんなものなのか?」を理解しておくことが大切です。
JPYCは、日本発のステーブルコインとして大きな注目を集めていますが、その法的な位置づけが一般的な暗号資産(仮想通貨)とは異なります。
JPYCは「暗号資産」ではない?法的な立ち位置を理解しよう
ここが一番重要なポイントなのですが、JPYCは、日本の法律上は「前払式支払手段」として取り扱われています。
これは、Suicaやnanacoなどの電子マネー、あるいはAmazonギフト券などと同じカテゴリに入るということです。
つまり、JPYCは暗号資産交換業の登録なしに発行・販売が可能な、日本円建てのデジタルマネーという位置づけになります。
この違いが、購入場所や利用上の注意点に大きく関わってくるので、しっかりと押さえておきましょう。
前払式支払手段であるため、原則として購入後に「換金(現金に戻すこと)」はできません。これは法律で定められているルールなんですね。
ただし、後述する通り、暗号資産と交換することで実質的に日本円に戻すことは可能です。この点については、公式サイトで詳細を確認することをおすすめします。
JPYC公式サイトで詳細を確認
JPYCの特徴:なぜWeb3ユーザーに選ばれているのか?
JPYCが多くのユーザーに選ばれる理由は、その高い信頼性と利便性にあります。主な特徴を以下にまとめました。
- 日本円担保: 1 JPYC = 1 円の価値を保つように設計されています。
- 高い透明性: 発行されたJPYCの総額と同じ金額の日本円が信託保全されています。
- 多様なブロックチェーン対応: イーサリアム(Ethereum)だけでなく、Polygon、Avalanche、Shidenなど、複数の主要なブロックチェーンネットワークに対応しています。これにより、ガス代(手数料)が安いチェーンでの利用が可能です。
- 法定通貨感覚の利用: 価格変動の心配がほとんどないため、日本円で決済するような感覚でWeb3サービスを利用できます。
これらの特徴から、特に日本のWeb3サービスや、NFTの購入、DeFi(分散型金融)での利用において、JPYCは非常に使いやすいステーブルコインとして評価されています。
ステーブルコインの種類とJPYCの位置づけ
ステーブルコインには、大きく分けて以下の3種類があります。
| 種類 | 担保資産 | 代表例 | JPYC |
| 法定通貨担保型 | 米ドル、ユーロなどの法定通貨 | USDC, USDT | 日本円(前払式支払手段) |
| 暗号資産担保型 | イーサリアムなどの暗号資産 | DAI | – |
| 無担保型(アルゴリズム型) | アルゴリズムにより価値を維持 | (過去にUSTなど) | – |
JPYCは「法定通貨担保型」に分類されますが、前述の通り、日本の法規制に合わせた「前払式支払手段」という独自の地位を確立している点が、他の米ドル建てステーブルコインとは決定的に異なります。
JPYCは「どこで買えるの?」主要な購入場所とルートを徹底比較
いよいよ本題です。JPYCを手に入れる方法は、大きく分けて2つのルートがあります。 購入場所によって、必要な手続きや手数料が異なりますので、ご自身に最適な方法を選びましょう。
購入ルートその1:銀行振込で直接購入する(JPYC Apps)
最も安全で、初心者の方にもおすすめなのが、JPYC株式会社が提供する公式サービス「JPYC Apps(JPYC購入アプリ)」を利用する方法です。
この方法では、ご自身の銀行口座から日本円を振り込むだけで、指定したウォレットアドレスに直接JPYCを送ってもらえます。
まるで電子マネーを購入する感覚で、複雑な暗号資産の交換手続きは一切不要なため、「仮想通貨の取引は不安」「専門的な操作は避けたい」という方に最適です。
ただし、この方法を利用するには、事前にWeb3ウォレット(MetaMaskなど)を用意しておく必要があります。
購入ルートその2:暗号資産(ETHなど)と交換する(DEX・CEX)
JPYCはブロックチェーン上で発行されているため、分散型取引所(DEX)や一部の暗号資産取引所(CEX)を利用して、他の暗号資産と交換する形で手に入れることも可能です。
代表的なのが、イーサリアムチェーン上の「Uniswap(ユニスワップ)」などのDEXです。
このルートを選ぶメリットは、すでに手元に暗号資産(ETHやUSDCなど)を持っている場合、銀行振込の手間を省ける点にあります。
しかし、交換時には「ガス代」と呼ばれるネットワーク手数料がかかることや、交換レートが変動する可能性がある点には注意が必要です。
購入場所の選び方:あなたはどちらのルートが最適?
以下の比較表を参考に、ご自身の状況に合った購入ルートを選んでみてください。
| 購入ルート | JPYC Apps(銀行振込) | DEX/CEX(暗号資産交換) |
| 適している人 | 暗号資産初心者、手元に日本円しかない人、安全性を最優先したい人 | すでに暗号資産を持っている人、DEXの利用に慣れている人、手数料を抑えたい人 |
| 必要なもの | 銀行口座、Web3ウォレット(MetaMaskなど) | Web3ウォレット、交換用の暗号資産(ETHなど) |
| メリット | 日本円で直接買える、手続きがシンプル、安心感が高い | 24時間いつでも交換可能、すでに暗号資産を持っているなら手軽 |
| デメリット | 銀行振込の手間がある、手続きに時間がかかる場合がある | ガス代がかかる、交換レート変動のリスク、操作がやや複雑 |
モモストアとしては、初めてJPYCを購入する方には、JPYC Appsでの銀行振込を強くおすすめします。
【最推奨】公式サイト(JPYC Apps)での購入手順とメリット
ここでは、最もシンプルで確実な購入ルートである、公式サイトの「JPYC Apps」を使った手順を詳しく解説します。
この方法なら、誰でも迷うことなくJPYCを手に入れることができますよ。
JPYC Apps利用の3ステップ
JPYC Appsを利用した購入は、たったの3つのステップで完了します。
- ステップ1:ウォレットアドレスの準備
JPYCを受け取るためのウォレット(MetaMaskなど)を準備し、アドレスをコピーしておきます。 - ステップ2:JPYC Appsで購入申請
JPYC Appsにアクセスし、購入希望額とウォレットアドレスを入力して購入申請を行います。 - ステップ3:指定口座へ日本円を振り込み
申請後に表示される指定の銀行口座へ、購入額分の日本円を振り込みます。
振り込みが確認され次第、JPYCが自動的にあなたのウォレットに送信されます。通常、営業時間内であれば数時間で完了することが多いです。
JPYC Appsで購入する際の具体的なメリット深掘り
なぜJPYC Appsからの直接購入が推奨されるのか?そのメリットをさらに詳しく見ていきましょう。
メリット1:為替リスクやスリッページがない
DEXなどで暗号資産と交換する場合、交換の瞬間にレートが変動する「スリッページ」が発生したり、他の暗号資産の価格変動リスクを負うことになります。
しかし、JPYC Appsでは1 JPYC = 1 円で固定購入できるため、レート変動の心配は一切ありません。購入希望額=振り込み額となります。
メリット2:高い安全性と信頼性
公式サービスを経由することで、フィッシングサイトや不正なコントラクト(プログラム)に接続してしまうリスクを避けることができます。
特にWeb3の知識が浅い初心者にとっては、最も安心できる購入窓口と言えます。
メリット3:購入時の手数料がシンプル
基本的には銀行振込手数料のみで購入が可能です。
DEX利用時のような「ガス代(ネットワーク手数料)」は、JPYC Apps側が負担してくれるため(送金時のガス代は基本的にユーザー負担ですが、多くの場合、JPYC社が負担してくれるサービスがあります)、余計なコストを気にせずに済みます。
暗号資産取引所やDEX(分散型取引所)でJPYCを購入する方法
すでに暗号資産を持っている方や、DEXの利用に慣れている方は、このルートがスピーディで便利です。 ただし、操作を間違えると資産を失うリスクもあるため、慎重に進める必要があります。
DEX(Uniswapなど)を使った交換手順
DEXとは、特定の管理者が存在しない、ブロックチェーン上の交換所のことで、JPYCもここで取引されています。
ステップごとの解説:
- ウォレットの準備:
MetaMaskなどのWeb3ウォレットに、交換したい暗号資産(主にETH、MATIC、USDCなど)と、取引に必要なネットワーク手数料(ガス代)分の暗号資産を用意します。
MetaMask公式サイトで使い方を確認 - DEXへの接続:
利用したいDEX(例: Uniswap)の公式サイトにアクセスし、ウォレットを接続します。 - 交換ペアの選択:
交換元(例: ETH)と交換先(JPYC)を選択します。このとき、必ず正しいJPYCのコントラクトアドレスを入力して、偽物のトークンを選ばないように注意してください。 - 交換(スワップ)の実行:
交換したい数量を入力し、取引を実行(スワップ)します。ウォレットでトランザクション(取引)の署名とガス代の支払いを行います。
DEXでの交換は非常に便利ですが、ネットワークの混雑状況によってガス代が高騰することがあります。 また、交換の際は「どのネットワーク(チェーン)でJPYCが発行されているか」を常に確認することが重要です。(例:イーサリアム、Polygonなど)
主要チェーン別の交換場所リスト
JPYCが主に取引されているブロックチェーンネットワークと、そこで利用可能なDEXの一部をご紹介します。
| チェーン名 | 主なDEX | ガス代に使う通貨 | 特徴 |
| Ethereum (ETH) | Uniswap、SushiSwap | ETH | 最も安全だが、ガス代が高くなりがち |
| Polygon (MATIC) | QuickSwap、SushiSwap | MATIC | ガス代が非常に安く、利用者が多い |
| Avalanche (AVAX) | Trader Joe | AVAX | 処理速度が速く、DeFiでの利用が活発 |
特にPolygonチェーンでの利用は、ガス代が安いため初心者の方にもおすすめです。
JPYCを販売している主要な暗号資産取引所と選び方
DEX(分散型取引所)だけでなく、一部の中央集権型取引所(CEX)でもJPYCの取り扱いが始まっています。 しかし、JPYCは「前払式支払手段」であるため、一般的な暗号資産取引所では取り扱いが難しいのが現状です。
国内取引所での取り扱いはまだ限定的
2025年現在、ほとんどの国内の主要な暗号資産取引所(例: Coincheck, bitFlyerなど)では、JPYCを直接「買う」または「交換する」ための取引ペアを提供していません。
これは、前述の通りJPYCが暗号資産ではなく、法的な扱いが異なるため、取引所側の対応に時間がかかるためです。
将来的には、より多くの取引所が取り扱いを開始する可能性はありますが、現時点では公式サイトのJPYC AppsかDEXを利用するのが主流だと覚えておきましょう。
JPYCと提携しているサービスを探す
取引所ではなく、JPYCの送金や利用に特化したWeb3ウォレットやサービスの中には、JPYCの購入をサポートしているものがあります。
これらのサービスは、JPYC Appsと連携しているか、DEXへのアクセスをより簡単にする機能を提供しています。
- Web3ウォレットアプリ: アプリ内でJPYCへのスワップ機能(DEX連携)を提供しているケースがあります。
- NFTマーケットプレイス: JPYC決済を推奨しているマーケットプレイスでは、購入経路を紹介していることがあります。
もし「この取引所(またはサービス)でJPYCを買える?」と疑問に思ったら、まずはそのサービスの公式発表やヘルプページを確認するか、JPYCの公式サイト(JPYCパートナー一覧)で提携情報をチェックするのが確実です。
取引所・DEXを選ぶ際の重要チェックポイント
DEXやCEXを通じてJPYCを手に入れる場合は、以下の点に注意して選んでください。
- 信頼性:大手で利用者が多く、セキュリティ対策がしっかりしているか。
- ネットワーク:使いたいJPYCのネットワーク(Polygonなど)に対応しているか。
- 手数料:交換手数料(スワップフィー)やガス代が適正な範囲か。
特にDEXを利用する場合、マイナーなDEXやURLが間違っているサイトには絶対に接続しないでください。ウォレット内の資産が抜き取られる危険性があります。
JPYC購入に必須!MetaMask(メタマスク)の設定と準備
JPYCを直接購入するにしても、DEXで交換するにしても、Web3の世界で活動するためには「Web3ウォレット」が必須です。
最も一般的で信頼性の高いウォレットである「MetaMask(メタマスク)」の準備と設定方法を解説します。
MetaMaskとは?なぜJPYCに必要不可欠なのか
MetaMaskは、イーサリアムなどのブロックチェーン上に存在する暗号資産やトークン(JPYCも含む)を保管・管理するためのデジタルなお財布です。
あなたのWeb3上の「身分証明書」のような役割も果たし、DEXやWeb3サービスに接続する際の入り口となります。
JPYCを購入する際、あなたは「このウォレットアドレスにJPYCを送ってください」と指定する必要があります。 この受け皿となるのがMetaMaskなどのウォレットなのです。
MetaMaskのインストールと初期設定手順
MetaMaskは、主にブラウザの拡張機能(ChromeやBraveなど)として利用されます。
- インストール:
MetaMaskの公式サイトにアクセスし、ご利用のブラウザに拡張機能をインストールします。 - ウォレットの作成:
「新規ウォレットの作成」を選び、パスワードを設定します。 - シードフレーズ(リカバリーフレーズ)の保管:
12個の英単語からなる「シードフレーズ」が表示されます。これは、ウォレットを復元するための唯一の鍵です。
これを誰にも教えず、オフラインで厳重に保管してください。(紙にメモして金庫にしまうなど)
シードフレーズを失うと、ウォレットにアクセスできなくなります。また、他人に知られると、あなたの資産がすべて盗まれます。 - 初期設定完了:
これでウォレットが作成され、イーサリアムメインネットワークに接続された状態になります。
JPYCを受け取るためのネットワーク追加(Polygonの例)
JPYCはイーサリアムだけでなく、ガス代の安いPolygonなどのネットワークでも使われることが多いです。
初期状態のMetaMaskはイーサリアムに接続されているため、他のネットワークを使う場合は手動で追加する必要があります。
Polygonネットワークを追加する手順:
- 方法1:自動追加サービス利用(推奨)
「Chainlist」などのサイトを利用し、MetaMaskに自動でPolygonネットワークを追加するのが最も簡単で安全です。 - 方法2:手動での情報入力
MetaMaskの設定画面から「ネットワーク」→「ネットワークを追加」を選び、以下の情報を入力します。ネットワーク名 Polygon Mainnet 新しいRPC URL (公式情報に記載されたURL) チェーンID 137 通貨シンボル MATIC
JPYC Appsで購入する場合、購入したいJPYCがどのネットワークで発行されているかを確認し、そのネットワークをMetaMaskに追加しておきましょう。
銀行振込でJPYCを購入する際の具体的なステップと注意点
初心者にとって最も安心できる、JPYC Appsを利用した銀行振込での購入ステップを、さらに細かく見ていきましょう。
ステップ1:JPYC Appsへのウォレット接続と必要事項の入力
まずはJPYC Appsのサイトへアクセスします。
サイト内で「購入申し込み」のボタンを探し、以下の情報を入力・確認します。
- 購入したいJPYCのネットワークを選択:
イーサリアム、Polygon、Avalancheなど、利用したいネットワークを選びます。 - MetaMaskを接続:
サイト上の指示に従い、MetaMaskを接続します。これにより、あなたのウォレットアドレスが自動で入力されます。 - 購入希望額の入力:
1 JPYC = 1 円として、購入したい日本円の金額を入力します。(例: 10,000円) - 利用規約と反社チェック:
利用規約に同意し、反社会的勢力との関係がないことなどを確認します。
この段階で、入力したウォレットアドレスが本当に正しいかを何度も確認してください。一度間違ったアドレスに送金してしまうと、取り戻すことはできません。
ステップ2:指定の銀行口座への振り込み
購入申請が完了すると、JPYC社から振り込み先の銀行口座情報が表示されます。
この情報には、通常、以下のものが含まれます。
- 銀行名と支店名
- 口座種別と口座番号
- 口座名義(JPYC社の名義)
- 振込名義欄に入力すべき「固有の番号」(重要!)
特に重要なのが「固有の番号」です。これは、あなたの入金が誰からのものかをJPYC社が特定するために必要です。
銀行の振込画面で、あなたの氏名や口座番号ではなく、必ずこの固有の番号を指定された通りに入力してください。
これを忘れたり間違えたりすると、入金確認が大幅に遅れてしまう原因となります。
注意点:土日祝日の入金確認と着金時間
銀行振込の場合、土日祝日や銀行の営業時間外に振り込みを行うと、JPYCの着金(ウォレットへの送付)が翌営業日以降になることがあります。
「今すぐ使いたい!」という場合は、平日の午前中に手続きを完了させるように心がけましょう。
また、銀行のシステムメンテナンス時間なども考慮に入れて、余裕をもって手続きを進めることをおすすめします。
JPYCをイーサリアム(ETH)などの暗号資産と交換する方法
もしあなたがすでに暗号資産取引所でETHやUSDCなどの通貨を保有しているなら、DEX(分散型取引所)を使った交換ルートは非常に効率的です。
ここでは、世界最大のDEXであるUniswap(ユニスワップ)を例に、交換の具体的な流れを解説します。
DEX(Uniswap)での交換の仕組み
DEXは、伝統的な取引所のように「売りたい人」と「買いたい人」を直接マッチングさせるのではなく、「流動性プール」と呼ばれる場所に預けられた暗号資産を利用して交換を行います。
ETHをJPYCに交換する場合、プールに預けられたETHを取り出し、代わりにJPYCを受け取るイメージです。
この仕組みのおかげで、24時間365日、いつでもどこでも暗号資産を交換できるのです。
交換手順:ETHをJPYCにスワップする流れ
準備として、MetaMaskに交換したい量のETH(とガス代)が入っていることを確認してください。
- Uniswapに接続し、ネットワークを選択:
Uniswapの公式サイトにアクセスし、MetaMaskを接続します。JPYCがPolygonチェーンにある場合は、MetaMaskのネットワークもPolygonに切り替えておきます。 - トークンの選択:
交換元のトークンに「ETH」、交換先のトークンに「JPYC」を選択します。
※JPYCのリストがない場合は、必ず公式サイトで公開されているコントラクトアドレスを貼り付けて追加してください。アドレスを間違えると、偽のトークンを購入してしまいます。 - スワップ量の決定:
交換したいETHの量を入力すると、受け取れるJPYCの量が自動で表示されます。 - スワップの承認と実行:
初めてJPYCを交換する場合、「JPYCを使う許可」をウォレットで承認(トランザクション実行)する必要があります。
その後、最終確認画面で「スワップ」を実行します。
この一連の操作で、あなたのウォレットからETHが減り、代わりにJPYCが追加されます。
トランザクションがブロックチェーンで承認されるまで、数秒から数分待つ必要があります。
交換時の「スリッページ」と「ガス代」の理解
DEXでの交換で注意すべき点が2つあります。
- スリッページ:
大規模な交換を行うと、流動性プールのバランスが崩れ、交換の瞬間にレートがわずかに不利になることがあります。これを「スリッページ」と呼びます。
通常は設定で許容範囲(例: 0.5%)を設定できますが、大きな額を交換する場合は注意が必要です。 - ガス代:
すべてのトランザクション(交換、承認など)には、ネットワーク手数料である「ガス代」がかかります。
ガス代はネットワークの混雑状況によってリアルタイムで変動します。交換前にMetaMaskでガス代の金額を確認し、高すぎる場合は時間をおいて再試行することも検討しましょう。
JPYCを購入する際に絶対に知っておきたい手数料とコスト
JPYCを手に入れる方法が分かったところで、次に気になるのが「結局いくらかかるの?」というコストの問題です。
購入ルートによって発生する手数料が異なるため、事前に把握しておきましょう。
ルート別!発生する主なコスト一覧
JPYC Apps(銀行振込)とDEX/CEX(交換)の2つのルートで発生するコストを比較します。
| コスト項目 | JPYC Apps(銀行振込) | DEX/CEX(暗号資産交換) |
| 銀行振込手数料 | 発生する(金融機関による) | 発生しない |
| ネットワーク手数料(ガス代) | 基本的に発生しない(JPYC社負担など) | 発生する(ネットワーク混雑度に依存) |
| DEXスワップ手数料 | 発生しない | 発生する(通常0.3%など) |
| 交換レート(スリッページ) | 発生しない(1 JPYC = 1 円) | 発生する(少額だが変動リスクあり) |
ガス代を節約する賢い方法
DEXを利用する場合、最も大きなコストになりがちなのが「ガス代」です。
特にイーサリアムメインネットは高額になりやすいため、以下の方法で節約を試みましょう。
- PolygonなどのL2ネットワークを利用する:
PolygonやArbitrum、Optimismといったレイヤー2(L2)ネットワークを利用することで、ガス代を数円~数十円程度に抑えることができます。 - ネットワークが空いている時間帯を選ぶ:
ガス代は取引量に依存するため、多くの人が取引を活発に行っている時間帯(日本時間の夜など)を避けると、安くなる傾向があります。 - 少額を何度も交換しない:
トランザクション回数を減らすため、交換は必要な分をまとめて一度に行うのが鉄則です。
総合的なコストで考えると?
暗号資産初心者の方は、銀行振込手数料だけで済むJPYC Appsの利用が、トータルコストで最も安くシンプルになる場合が多いです。
暗号資産上級者の方は、すでにウォレットに暗号資産がある場合はDEXを使う方がスピーディで、L2ネットワークを利用すればガス代も安く抑えられます。
JPYCの購入上限額や最低購入単位は決まっている?
大量にJPYCを購入したい場合や、試しに少額からスタートしたい場合、購入できる金額に制限があるのかどうかは気になるところですよね。
ここでは、JPYCの購入単位と上限に関する情報をまとめてご紹介します。
JPYC Appsでの購入単位と上限
JPYC Appsを利用して銀行振込で購入する場合、最低購入単位は1円、つまり1 JPYCからです。
非常に少額から購入できるため、Web3の初心者の方が「まずは試してみたい」という場合にぴったりです。
一方で、購入の上限額については、一度の申請で数億円まで可能とされています。
ただし、大量に購入する場合は、マネーロンダリング対策(AML)などの観点から、JPYC社による本人確認(KYC)がより厳格になる場合があります。
特に高額な購入を検討している場合は、事前に公式サイトで確認するか、サポートに問い合わせることをおすすめします。
DEX(分散型取引所)での購入単位と制限
DEXで他の暗号資産と交換する場合は、基本的にDEX側の設定や流動性プールに依存します。
- 最低交換単位:流動性が高いプールであれば、ほぼ1 JPYCから交換可能ですが、ガス代を考えるとある程度の金額(数千円程度)から交換するのが現実的です。
- 上限額:流動性プールにJPYCと交換したい暗号資産が十分にあれば、大きな額でも交換可能です。しかし、あまりにも大きな額を一度に交換しようとすると、前述の「スリッページ」が大きくなり、不利なレートで交換されてしまうリスクがあります。
DEXで大口の交換をする際は、必ず事前にスリッページの設定を確認し、可能であれば複数回に分けて交換するなどの工夫をすると安全です。
購入に関する注意点まとめ
購入額に関する注意点を表にまとめました。
| 項目 | 詳細 |
| 最低購入額 | 1 JPYCから可能(手数料を考慮するとある程度の額がおすすめ) |
| 購入上限額 | 事実上の上限はないが、高額の場合はKYCが厳格化する |
| 大口購入の注意点 | DEXではスリッページに注意、JPYC Appsでは振込名義を正確に入力 |
JPYCは「換金」や「返金」はできる?法定通貨への戻し方
JPYCの購入方法だけでなく、「手に入れたJPYCを、また日本円に戻したい時はどうするの?」という出口戦略についても知っておく必要があります。
前払式支払手段であるJPYCの法的な性質上、ここが一般的な暗号資産と大きく異なる点です。
原則として「換金(現金での払い戻し)」はできません
冒頭でも触れましたが、JPYCは日本の資金決済法における「前払式支払手段」として発行されています。
この法律の定めにより、原則として購入者からの求めに応じて、現金(法定通貨)で払い戻し(換金・返金)することは禁止されています。
これは、電子マネーや商品券を「一度買ったら現金には戻せない」のと同じルールだと考えてください。
実質的に日本円に戻す「唯一の方法」
では、JPYCを使わなくなった場合、どうすれば日本円に戻せるのでしょうか?
その唯一の方法が、「暗号資産(ETHなど)に交換し、その暗号資産を暗号資産取引所で日本円に換金する」というルートです。
- JPYCをDEXで暗号資産(ETHなど)に交換:
購入時とは逆の手順で、UniswapなどのDEXを利用し、JPYCをETHやUSDCなどの暗号資産にスワップします。 - 暗号資産を国内取引所に送金:
交換した暗号資産を、CoincheckやbitFlyerなどのご自身の国内暗号資産取引所の口座へ送金します。 - 取引所で日本円に換金し出金:
取引所で暗号資産を売却して日本円に換金し、ご自身の銀行口座へ出金します。
この迂回ルートを経ることで、法的な換金禁止のルールを守りつつ、実質的に日本円に戻すことができます。
誤って購入した場合の「例外的な返金」
原則換金はできませんが、以下のような場合は、例外的にJPYC社が対応する場合があります。
- 誤って過剰に振り込んでしまった場合:
購入希望額を大きく超える金額を振り込んでしまった場合など、システム的な誤認が原因の場合は、サポートに問い合わせることで対応してもらえる可能性があります。 - システム上の重大な不具合:
JPYC Appsのシステム側で重大なエラーが発生し、JPYCが着金しないなどの問題が生じた場合。
ただし、これはあくまで例外的な措置であり、「気が変わったから返金してほしい」という理由では対応してもらえないことを理解しておきましょう。
JPYCを購入する上でのメリット・デメリットを正直に解説
JPYCがどのようなものか、どこでどうやって購入できるかが分かったところで、最後にJPYCを利用する上でのメリットとデメリットを、モモストアの視点から正直に解説します。
JPYCを利用する3つの大きなメリット
日本円ステーブルコインであるJPYCには、他のステーブルコインにはない独自の強みがあります。
メリット1:日本国内のサービスとの親和性が高い
NFTマーケットプレイスやDeFiサービスなど、日本発のWeb3サービスでは、JPYCが決済通貨として採用されているケースが非常に多いです。
これにより、ドル建てのステーブルコイン(USDCなど)を使う場合に発生する「ドル→日本円」の為替レート変動の心配がなく、ストレスなくサービスを利用できます。
メリット2:手続きが簡単で価格変動リスクがない
前述の通り、JPYC Appsを使えば、銀行振込だけで暗号資産の知識がなくても手軽にWeb3の世界に入ることができます。
また、1 JPYC = 1 円という安定性から、保有中に価格が暴落するリスクがないため、デジタルなお財布として安心して利用できます。
メリット3:複数の主要チェーンに対応している柔軟性
イーサリアムだけでなく、PolygonやAvalancheなどのガス代の安いチェーンにも対応しているため、利用シーンに合わせて最もコスト効率の良いチェーンを選べます。
これにより、無駄なネットワーク手数料を払わずにWeb3サービスを楽しめるのが大きな魅力です。
JPYCを利用する際に知っておくべきデメリットと注意点
完璧なサービスはありません。JPYCにも利用する上で注意すべき点がいくつかあります。
デメリット1:日本円への換金(払い戻し)ができない
最大のデメリットであり、最も重要な注意点です。購入後に現金に戻したいと思っても、原則として払い戻しができません。
必ず「JPYCは使い切るもの」という認識で購入しましょう。もし日本円に戻したい場合は、暗号資産を経由する手間とコストが発生します。
デメリット2:DEXでの交換にガス代がかかる
JPYC Appsでの購入はシンプルですが、一度ウォレットに入れたJPYCをDEXで他の暗号資産に交換したり、他のユーザーに送金したりする際には、ブロックチェーンのネットワーク手数料(ガス代)が発生します。
特にイーサリアムチェーンでの操作はガス代が高くなりがちなので、Polygonなどのチェーンを選ぶ意識が大切です。
デメリット3:税制面での複雑さ
JPYCの法的な位置づけは「前払式支払手段」ですが、DEXなどで他の暗号資産と交換した場合は、「暗号資産の譲渡」とみなされ、税金計算の対象になる可能性があります。
複雑なため、税制については必ず専門家(税理士など)に相談するようにしてください。
JPYCに関するよくある疑問(Q&A)まとめ
読者の皆さんが抱きがちな、JPYCに関する疑問をモモストアがQ&A形式でまとめて回答します。
Q1: JPYCはどこの国の企業が発行しているの?
A: JPYCは、JPYC株式会社という日本の企業によって発行・運営されています。
完全に日本発のステーブルコインであり、日本の法律(資金決済法)に基づいて運営されているため、海外のステーブルコインよりも信頼性が高いと感じる日本人ユーザーが多いです。
金融庁の規制対象である「前払式支払手段」として取り扱われています。
金融庁の「前払式支払手段」に関する情報
Q2: JPYCは「電子マネー」と同じ感覚で使えるの?
A: 法的な位置づけは電子マネーと同じ「前払式支払手段」ですが、技術的にはブロックチェーン上のトークンです。
そのため、SuicaやPayPayのように店舗でスマホをかざして使うのではなく、Web3ウォレット(MetaMaskなど)を経由して、NFTマーケットプレイスやWeb3ゲーム、DeFiなどで利用します。
用途は異なりますが、「購入後の払い戻しができない」という点は電子マネーと同じです。
Q3: 友達にJPYCを送金することはできる?手数料はかかる?
A: できます。JPYCはブロックチェーン上のトークンなので、MetaMaskなどのウォレットから、相手のウォレットアドレスに直接送金できます。
この送金時には、ネットワーク手数料である「ガス代」が発生します。
例えば、Polygonチェーンで送金すれば、ガス代は数円程度で済むことが多く、非常に安価です。
Q4: JPYCの価値が1円からズレることはないの?
A: JPYCは、発行額と同額の日本円を信託保全しているため、基本的に1 JPYC = 1 円の価値を維持する設計です。
DEX(分散型取引所)での取引の瞬間には、一時的に需要と供給のバランスでわずかに1円からズレる(例: 0.99円や1.01円になる)ことがありますが、すぐに1円に近づくように設計されています。
JPYC購入後の活用方法:何に使えるのか?
無事にJPYCを手に入れたら、次に気になるのは「どうやって使うの?」という活用方法ですよね。
JPYCは、Web3の世界で「日本円の基軸通貨」として、非常に多様な使い方ができます。
活用方法1:NFTの購入とWeb3ゲームでの利用
多くの国内NFTマーケットプレイスや、日本円建てでアイテムを販売しているWeb3ゲームでは、JPYCが決済通貨として利用されています。
これにより、「日本円でいくら」という感覚でNFTやゲーム内アイテムを購入できるため、暗号資産の価格変動を気にせず楽しめます。
特にPolygonチェーン上のNFTはガス代も安く、気軽に売買が可能です。
活用方法2:DeFi(分散型金融)での利用
JPYCは、DEXなどのDeFiサービスにおいて、流動性提供やレンディング(貸し出し)に利用されています。
これらのサービスにJPYCを預けることで、利息や報酬を得る「ステーキング」のような運用が可能です。
価格が安定しているステーブルコインであるため、資産価値が減るリスクを抑えながら、DeFiの恩恵を受けられるのが魅力です。
活用方法3:個人間の送金と割り勘
ブロックチェーン上で送金できるため、MetaMaskなどのウォレットを持っていれば、手数料を抑えて瞬時に個人間でJPYCを送金できます。
友達との食事の割り勘や、サークル会費の徴収など、デジタルなお金を移動させるツールとしても非常に便利です。
ただし、送金先のウォレットアドレスを間違えないように細心の注意を払ってください。
JPYCの未来と今後の展望
現在、日本国内ではステーブルコインに関する法整備が急速に進んでいます。
JPYCも、新しい法律や規制に対応しながら、より多くのユーザーが安全に利用できるよう進化を続けています。
今後は、さらに多くの取引所やサービスでの取り扱いが始まり、より生活に根ざした決済手段として普及していくことが期待されています。
今のうちにJPYCの購入方法をマスターして、未来のWeb3経済に乗り遅れないようにしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。 JPYCは、日本のWeb3を語る上で欠かせない存在になってきています。
最初は難しく感じるかもしれませんが、公式サイトのJPYC Appsを使えば、銀行振込だけで手軽に手に入れられますので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
購入で困ったことや、もっと深く知りたい情報があれば、筆者モモストアにお気軽にお声がけください!





