松山でICOCAはどこで買える?伊予鉄での利用・購入場所とJR線の注意点
愛媛県松山市にお住まいの方や、松山への観光・出張を予定されている方から、
「松山でICOCAってどこで買えるの?」
「伊予鉄の電車やバスで使えるようになったって本当?」
といったご質問をよくいただきます。
結論から言うと、松山エリアはついにICOCAの利用・購入が可能になり、とても便利になりました!
しかし、購入場所やJR線での利用には、少しだけ注意点があります。
筆者モモストアが、最新のICOCA事情をわかりやすく解説していきますね。
・ICOCAが買えるのは「いよてつチケットセンター」が中心!
・ICOCA購入時の注意点!JR松山駅の窓口では買えない?
・ICOCAの購入に必要なものとデポジットについて
・松山の伊予鉄交通はICOCAに対応している?最新情報
- 松山でICOCAはどこで買える?購入できる場所一覧
- ICOCA購入時の注意点!JR松山駅の窓口では買えない?
- ICOCAの購入に必要なものとデポジットについて
- 松山の伊予鉄交通はICOCAに対応している?最新情報
- 松山のJR線(予讃線など)でICOCAは使える?
- ICOCAのチャージ(入金)はどこでできる?松山でのチャージ方法
- モバイルICOCAやApple PayのICOCAは松山でも使える?
- 松山観光でお得!ICOCAと組み合わせて使いたい乗車券
- ICOCAを電子マネーとして松山のどこで使える?
- 使わなくなったICOCAの払い戻し・返却方法
- ICOCAがない場合に松山で使える交通系ICカードは?
- ICOCAの紛失・盗難時の再発行手続き
- ICOCAで利用できる電子マネーの主な種類と機能
- ICOCAと伊予鉄独自のICい~カードとの違いと移行について
- 小児用ICOCAの購入方法と松山での利用
- ICOCAで便利になる松山観光モデルコース
- ICOCAチャージ時の注意点:クレジットカードは使える?
- ICOCA定期券の松山での購入・利用について
- 愛媛県内の他の都市(今治・新居浜など)でのICOCA利用状況
- 外国人観光客向け:ICOCAは松山旅行で最強ツールになるか?
- まとめ:松山でのICOCAの「買い方」「使い方」をもう一度確認!
松山でICOCAはどこで買える?購入できる場所一覧

松山でICOCAを手に入れたい!となった時、多くの方が最初にJR松山駅を思い浮かべるかもしれませんが、実は購入できるメインの場所はJRの駅ではありません。
松山市内の主要な交通機関である伊予鉄道(いよてつ)がICOCAの取り扱いをスタートしたため、伊予鉄関連の窓口や特定の駅で購入が可能となりました。
特に観光や日常生活の中心となる松山市駅周辺で購入できるのは、利用者にとって大きなメリットですよね。
ICOCAが買えるのは「いよてつチケットセンター」が中心!
松山でICOCAを購入する際の最も確実で便利な場所は、伊予鉄が運営する「いよてつチケットセンター」です。
このチケットセンターは、松山市駅前の地下街「まつちかタウン」にあり、電車やバスの乗り換えにも便利な立地です。旅行者の方でも迷いにくい場所にあるのが嬉しいポイントですね。
ここでは、無記名式の一般的なICOCAのほか、記名式ICOCAや小児用ICOCA、さらにはICOCA定期券の取り扱いも行っています。ただし、クレジットカードでの購入はできませんので、現金を用意していくようにしましょう。
また、主要なチケットセンター以外にも、以下の伊予鉄関連施設でもICOCAを購入できます。
| 購入場所 | 所在地 | 取り扱いカード |
| いよてつチケットセンター | 松山市駅前(まつちかタウン内) | 一般ICOCA、記名式、小児用、定期券 |
| 伊予鉄トラベル大街道営業所 | 松山市大街道 | 一般ICOCA、記名式、小児用 |
| 郊外電車の一部の駅 | 高浜駅、三津駅、古町駅など | 一般ICOCA(簡易販売) |
| バス営業所 | 森松営業所、北条バスターミナルなど | 一般ICOCA(簡易販売) |
特に郊外電車の一部の駅やバス営業所では、簡易的な販売となることが多いため、初めて購入する方や、小児用・記名式を希望する方は「いよてつチケットセンター」を利用するのが最もスムーズです。
事前に伊予鉄の公式ウェブサイトで最新の販売場所や営業時間を確認しておくと安心ですね。
松山のICOCA販売は、長年の独自ICカード(い~カード)時代を経て、ようやく全国共通化の流れに乗った大きな変化と言えます。
これにより、県外からの観光客だけでなく、地元の方々にとっても、よりキャッシュレスでスムーズな移動が実現しています。
購入場所が限られているため、特に週末や大型連休中はチケットセンターが混雑することも予想されます。時間に余裕を持って訪問するか、松山に到着する前に他のJR西日本エリアで購入しておくのも一つの手かもしれません。他の地域のICOCA対応状況を調べるなら、こちらの情報も便利です(JRおでかけネットのICOCA情報)。
ICOCA購入時の注意点!JR松山駅の窓口では買えない?
多くの方が疑問に思われるのが、JR松山駅でのICOCAの取り扱いです。JR松山駅は松山市内の主要な駅の一つですが、JR西日本ではなくJR四国の管轄エリアにあります。
現在のところ、JR松山駅を含む松山エリアのJR線区間(予讃線など)は、交通系ICカードの導入・対応がされていません。
これは、ICOCAがJR西日本のカードであること、そしてJR四国がICカード導入に慎重な姿勢を示している背景が影響しています。つまり、ICOCAを始めとするSuicaやPASMOなどの全国相互利用可能な交通系ICカードは、JR松山駅の窓口や券売機では購入できないということになります。
JR線利用者は引き続き「きっぷ」が必要です
松山市内であっても、JRの駅(松山駅、市坪駅など)で乗車・降車する場合は、必ずきっぷを購入するか、車掌に申し出て運賃を現金で支払う必要があります。
ICOCAを伊予鉄で利用していても、JR線に乗り換える際は一旦精算し、改めてきっぷを買うという手間が発生します。この点は、松山での移動において最も注意すべきポイントです。
例えば、「松山市駅(伊予鉄)でICOCAを買って、JR松山駅まで移動し、そこから特急列車に乗る」という場合、JRに乗る前にきっぷを買う必要があります。
【ICOCAとJR松山駅のまとめ】
- ICOCAはJR松山駅の窓口・券売機では購入できません。
- JR松山駅を含むJR四国松山エリアではICOCAの利用はできません。
- 伊予鉄の電車・バスとJR線を乗り継ぐ場合は、ICカードと切符の使い分けが必要です。
特に県外から松山に観光に来られる方は、「大きな駅だからICカードが使えるだろう」と油断せずに、JR線利用時は必ずきっぷを購入するように心がけましょう。現時点でJR四国はICカード導入の具体的な予定を発表していません。最新情報はJR四国の公式サイト(JR四国オフィシャルサイト)などでチェックするのが一番確実です。
このJR線の状況を知らないと、旅行中に「あれ?改札を通れない!」と焦ってしまうことになりますので、ぜひ頭に入れておいてくださいね。
ICOCAの購入に必要なものとデポジットについて
ICOCAを購入する際、「何か書類が必要なのかな?」「いくら必要なの?」と不安に思う方もいるかもしれません。ご安心ください、基本的にはとてもシンプルです。
無記名式ICOCAの購入はとても簡単!
一般的な「無記名式ICOCA」を購入する場合、特に申込書や身分証明書は不要です。購入窓口で「ICOCAをください」と伝えればすぐに手に入れることができます。
ただし、購入時にはカード代金として2,000円が必要となります。この2,000円の内訳は以下の通りです。
| 内訳 | 金額 | 詳細 |
| デポジット(預かり金) | 500円 | カード発行に必要な費用。返却時に返金されます。 |
| SF(ストアードフェア)金額 | 1,500円 | 実際に乗車・買い物に使える金額。 |
| 合計 | 2,000円 |
このデポジット500円は、ICOCAを不要になった際に窓口へ返却すれば、残高と一緒に返金される仕組みになっています。つまり、実質的なカード代金はかからないということですね。
購入場所は現金のみの取り扱いとなることがほとんどですので、2,000円以上の現金を忘れずに持っていきましょう。
記名式や小児用ICOCAの購入手続き
紛失時に再発行が可能な「記名式ICOCA」や、運賃が小児料金になる「小児用ICOCA」を購入する場合は、申込書の記入と、本人確認書類が必要となります。
【必要なもの】
- 記名式ICOCA:氏名、生年月日、電話番号などを記入します。
- 小児用ICOCA:購入者の公的証明書(保険証など)が必要です。利用者が小学生以下であることの確認のためです。
記名式は、万が一カードをなくしてしまっても、チャージ残高を引き継いだ新しいカードを発行してもらえるので、旅行者の方よりも松山に長期滞在する方や地元の方におすすめです。特に学生さんやビジネスマンは、記名式を選んでおくと安心かもしれません。伊予鉄チケットセンターではこれらの手続きも丁寧に対応してくれますので、安心して購入できますよ。
松山の伊予鉄交通はICOCAに対応している?最新情報
かつて松山の交通は、伊予鉄独自の「ICい~カード」が主流でしたが、この状況は大きく変わりました。
最新の情報として、伊予鉄の主要な交通機関は、順次ICOCAをはじめとする全国交通系ICカードに対応済み、または対応予定となっています!これは松山観光の利便性を飛躍的に高めるニュースです。
【2024年3月開始】ICOCAが使える伊予鉄の路線(市内電車・リムジンバス)
松山市内を巡る上で最も利用頻度が高い「市内電車」(路面電車)と「松山空港リムジンバス」は、2024年3月よりICOCAの利用が可能になりました。これは本当に画期的なことなんです。
市内電車は、道後温泉や松山城、大街道といった主要な観光スポットを結んでおり、ICOCAでスムーズに乗り降りできるようになったことで、観光客の利便性は格段に向上しました。
もう小銭を探す手間や、切符を買う必要はありません。ICOCAをタッチするだけでOKです!
【ICOCAがすでに使える路線】
- 市内電車(路面電車):全線で利用可能。
- 松山空港リムジンバス:松山空港と市内を結ぶ主要路線で利用可能。
特に市内電車は均一料金(ICカード利用で少しお得になる場合があります)なので、チャージ残高を気にせずタッチして乗れるのはストレスフリーですよね。伊予鉄の市内電車はオレンジ色が可愛らしいので、ぜひ乗ってみてください。このICOCA対応のニュースは地元でも大きな話題になりました。(伊予鉄のICOCA導入に関するプレスリリースをチェックすると詳細がわかります)
2025年春以降のICOCA利用拡大予定エリア(郊外電車・路線バス)
市内電車とリムジンバスだけでなく、伊予鉄はさらにICOCA利用エリアを拡大する予定です。
2025年春(3月頃)までには、郊外電車と一般路線バス全線でICOCAなどの全国交通系ICカードの利用が可能になる予定です。
これにより、松山市内だけでなく、伊予市、東温市、砥部町など、松山近郊への移動も非常に便利になります。伊予鉄の独自カード「ICい~カード」は2025年9月末でサービスを終了する予定ですので、今後はICOCAをはじめとする全国系ICカードが松山のスタンダードになると言えるでしょう。
【今後のICOCA利用可能予定エリア】
| 交通機関 | 路線名 | 利用開始時期(予定) |
| 郊外電車 | 高浜線、横河原線、郡中線 | 2025年春(3月頃) |
| 伊予鉄バス | 一般路線バス全線 | 2025年春(3月頃) |
この情報が実現すれば、松山市内での移動はほぼ全てICOCAでカバーできるようになります。旅行の計画を立てる際も、ICOCAさえ持っていれば安心ですね。ただし、予定は変更になる場合もありますので、長期的な計画を立てる際は伊予鉄の公式サイトで最新情報を確認してください。
松山のJR線(予讃線など)でICOCAは使える?
先ほどICOCAの購入場所のセクションでも触れましたが、改めてこの疑問について詳しく掘り下げておきましょう。
残念ながら、松山市内を通るJR四国の路線(予讃線、内子線など)では、ICOCAを含む全国交通系ICカードは使えません。
JR線は非対応!きっぷを買いましょう
松山駅、市坪駅、北伊予駅など、松山市内にあるJRの駅は全て交通系ICカード非対応エリアです。これは、JR四国がICカードシステムを導入していないためです。
そのため、JR線を利用する場合は、券売機や窓口で乗車券(きっぷ)を購入するか、車内や改札口で現金で運賃を支払う必要があります。
「伊予鉄でICOCAを使った流れで、ついJRの改札にタッチしてしまった!」というミスがないように、乗り換えの際は特に注意が必要です。
もし誤ってタッチしてしまった場合は、駅員さんに声をかけて精算してもらいましょう。
特急列車の乗車券とICOCAの関連性
松山から他の都市へ移動する際に、特急列車(「しおかぜ」「宇和海」など)を利用することもあるでしょう。
特急券やグリーン券といった「料金券」は、ICOCAの電子マネー機能で支払うことは可能かもしれませんが、乗車券(基本運賃)をICOCAで支払うことはできません。
特に長距離移動をする場合は、事前にみどりの窓口などで乗車券と特急券をまとめて購入しておくのが最もスムーズです。
JR線と伊予鉄は全く別のシステムで動いている、とシンプルに覚えておくと間違いが少なくなります。
JR線と伊予鉄の乗り継ぎは要注意
JR松山駅と伊予鉄の松山市駅は、歩いて移動できる距離にありますが、駅の名前が似ているため乗り間違いや、ICカード利用の混同が起こりやすい場所です。
観光で松山城や道後温泉に向かう際、JR松山駅から市内電車(伊予鉄)に乗り換える方も多いはずです。
この乗り換えの際には、「JR線ではICOCAを使えない」「伊予鉄ではICOCAを使える」ということをしっかり頭に入れて、JR線ではきっぷ、伊予鉄ではICOCAと、支払い方法を切り替える必要があります。
このJR線の非対応状況は、愛媛県内の鉄道利用における大きな課題の一つです。将来的なJR四国のICカード導入を期待したいところですね。
ICOCAのチャージ(入金)はどこでできる?松山でのチャージ方法
ICOCAを購入しても、残高がなくなってしまっては意味がありません。松山でICOCAをチャージできる場所を把握しておけば、安心して移動や買い物ができますよ。
松山でのICOCAのチャージ場所は、伊予鉄の主要駅やコンビニエンスストアなど、多岐にわたります。
伊予鉄の主要な駅や窓口
ICOCAのチャージ(入金)は、まずICOCAを取り扱っている伊予鉄の窓口や、駅に設置されているチャージ機で可能です。
松山市駅にある「いよてつチケットセンター」はもちろん、郊外電車や市内電車の主要な駅にもチャージ機が設置されています。
これらのチャージ機は、現金(千円札が多い)を使って、1,000円単位でチャージすることができます。操作方法も簡単なので、誰でも迷うことなく利用できるはずです。
【伊予鉄関連の主なチャージ場所】
- いよてつチケットセンター(松山市駅)
- 郊外電車主要駅の券売機/チャージ機
- 市内電車の一部停留所のチャージ機(設置状況は伊予鉄公式サイトを確認)
特に松山市駅は、伊予鉄の交通網の中心地であり、チャージ設備も充実しています。ここを拠点に行動する方は、残高が少なくなったらすぐにチャージできるので便利ですね。
コンビニエンスストアや一部の店舗
ICOCAは、交通系ICカードの全国相互利用サービスに参加しているため、全国の主要なコンビニエンスストアでチャージが可能です。
松山市内にある、以下のようなコンビニのレジでも「ICOCAにチャージをお願いします」と伝えるだけで簡単にチャージできます。
【チャージ可能なコンビニエンスストア(例)】
| セブン-イレブン | ファミリーマート |
| ローソン | ミニストップ |
コンビニでのチャージは24時間対応しているため、早朝や深夜に移動する場合でも残高を気にせず行動できるのが大きなメリットです。
ただし、店舗によってはサービスが異なる場合もあるため、念のためレジで確認してからチャージを依頼しましょう。コンビニは松山市内のどこにでもあるので、移動中に残高が少なくなってもすぐに補充できるのは心強いですね。
モバイルICOCAやApple PayのICOCAは松山でも使える?
最近は物理カードを持たずに、スマートフォン一つで移動する「モバイル決済」が主流になりつつあります。ICOCAも「モバイルICOCA」や「Apple PayのICOCA」として、スマホで利用可能です。では、これらは松山でも使えるのでしょうか?
モバイルICOCA・Apple PayのICOCAは利用可能!
モバイルICOCAやApple PayのICOCAは、松山の伊予鉄交通(市内電車、リムジンバスなど)で問題なく利用できます。
なぜなら、これらは全国相互利用サービスに対応した「ICOCA」の機能そのものをスマホで利用しているからです。物理カードと同じように、リーダーにスマートフォンをタッチするだけで乗車できます。
これにより、カードの紛失の心配もなく、スマホからいつでもどこでもチャージできるという利便性を享受できます。
【モバイルICOCAのメリット】
- 物理カードを持ち歩く必要がない。
- クレジットカードと連携すれば、アプリ内でいつでもチャージが可能。(駅のチャージ機を探す手間がない)
- 利用履歴の確認や定期券の購入・管理もスマホ内で完結。
特に観光客の方にとって、モバイルICOCAは非常に便利です。荷物を減らせるだけでなく、急な残高不足にもすぐに対応できるからです。モバイルICOCAの詳細や設定方法については、公式サイト(モバイルICOCA公式サイト)で詳しく確認できますよ。
JR線での利用はモバイルでも非対応
一点だけ注意が必要なのは、前述の通り、JR四国の松山エリアではICOCA自体が使えないため、モバイルICOCAであってもJR線では利用できません。
これは物理カードかモバイルかに関わらず、路線側のシステムが対応していないためです。JR線に乗車する際は、モバイルICOCAの電子マネー機能(買い物など)は使えても、乗車のためのタッチ決済はできない、と覚えておきましょう。
しかし、松山市内の交通の中心である伊予鉄で利用できるようになっただけでも、快適さは大きく向上しています。もしあなたがiPhoneユーザーであれば、Apple PayにICOCAを設定しておけば、改札機でロック解除せずに「エクスプレス設定」でスムーズにタッチ&ゴーが可能になり、さらに便利ですよ!
モバイル決済は、これからの旅行や日常の移動に欠かせないツールですね。
松山観光でお得!ICOCAと組み合わせて使いたい乗車券
ICOCAは便利なICカードですが、松山観光を隅々まで楽しみたいなら、ICOCAと併用するとさらにお得になる「乗車券」も検討してみましょう。
伊予鉄には、観光客向けの便利なフリー乗車券がいくつか用意されています。
「いよてつ1Dayチケット」や「2Dayチケット」
伊予鉄では、市内電車、伊予鉄バス、郊外電車の一部区間などが乗り放題になる「1Dayチケット」や「2Dayチケット」を販売しています。
特に市内電車を利用して道後温泉や松山城などの主要スポットを1日に何度も巡る予定の方には、このフリーチケットが非常にお得です。
1回の乗車料金が210円前後なので、4回以上乗車する場合は1Dayチケットの元が取れる計算になります。チケットセンターで購入できるので、ICOCAと一緒に購入を検討してみてください。
【フリーチケットの利用イメージ】
- ICOCA:コンビニや電子マネー決済、またはJR線以外の移動の予備として利用。
- 1Dayチケット:松山市内の伊予鉄の乗り放題をカバーし、運賃を気にせず観光を楽しむ。
この乗り放題チケットがあれば、「ちょっと遠回りだけど、あそこにも寄りたい」という時も、追加料金の心配なく移動できるので、観光プランの自由度が格段に上がります。
フリーチケットの詳細は伊予鉄のウェブサイトで確認できます。(伊予鉄のお得なフリー乗車券情報はこちら)
「坊っちゃん列車」への乗車も組み合わせよう
松山の名物といえば、夏目漱石の小説にも登場する「坊っちゃん列車」です。このレトロな蒸気機関車風の列車は、市内電車と同じ線路を走っており、松山観光のハイライトの一つです。
坊っちゃん列車に乗車するには、別途料金が必要ですが、「いよてつ1Dayチケット」などのフリーチケットを持っていると割引料金で乗車できる場合があります。
もちろん、ICOCAとは異なり、坊っちゃん列車は観光用なのでICOCAでの乗車はできませんが、ICOCAで移動しながら、途中で坊っちゃん列車に乗って思い出を作る、という組み合わせは松山観光の定番コースと言えるでしょう。
ICOCAを電子マネーとして松山のどこで使える?
ICOCAの便利な点は、乗車券としてだけでなく、電子マネーとしても幅広く使えることです。これは松山でも例外ではありません。
松山エリアでも、ICOCAマークや全国相互利用可能な交通系ICカードのマークがあるお店なら、ICOCAを電子マネーとして利用できます。
コンビニ、スーパー、ドラッグストアなど
松山市内の日常生活圏にあるほとんどのコンビニエンスストア(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど)では、ICOCAを電子マネーとして利用できます。ちょっとした飲み物やお菓子を買う際に、サッとタッチするだけで支払いが完了するのは本当に便利です。
また、市内の主要なスーパーマーケットやドラッグストアチェーンでもICOCAが使える場所が増えてきています。特にまつちかタウン内や、松山市駅、大街道周辺の店舗では利用可能な場所が多いです。
【ICOCA電子マネーが使える場所(例)】
- 主要コンビニエンスストア全般
- 駅構内の売店(JR松山駅構内のキヨスクなど)
- 一部の飲食店やカフェ
- コインロッカー(ICOCA対応のもの)
ICOCAは、交通系ICカードの中で特に電子マネーとしての普及率が高く、JR西日本の系列ではない店舗でも積極的に導入されています。これにより、松山での滞在が非常に快適になります。
お土産店や観光施設での利用
道後温泉周辺のお土産店や、観光施設のチケット売り場などでも、ICOCAの電子マネー決済に対応している場所が増えています。
特に外国人観光客の増加に伴い、キャッシュレス決済への対応は急ピッチで進められているため、「この店でICOCAが使えるかな?」と思ったら、まずレジ横の決済マークを確認してみるのが確実です。
小銭を気にせず、スマートに支払いができるのは、旅行の満足度を上げてくれますよね。万が一使えない場合でも、ICOCAの残高を確認しておけば、すぐに現金やクレジットカードでの支払いに切り替えられます。
使わなくなったICOCAの払い戻し・返却方法
松山での滞在が終わり、ICOCAが不要になった場合、デポジットの500円や残高を無駄なく返金してもらうことができます。ICOCAの払い戻しは、基本的にJR西日本のエリア内で行うものですが、松山でも伊予鉄が取り扱い窓口を担うことになりました。
伊予鉄チケットセンターで払い戻しが可能!
ICOCAを松山で購入した場合、または松山で購入したICOCAを返却したい場合は、「いよてつチケットセンター」(松山市駅)で払い戻し手続きが可能です。
かつては払い戻しのために四国を出る必要があったため、これは利用者にとって非常に大きな改善点です。
払い戻しの際には、カードの残高とデポジットの500円が返金されます。
ただし、払い戻し手数料として220円が残高から差し引かれますので、残高が220円未満の場合はデポジットの500円のみが返金されることになります。
【払い戻しの計算式】
返金総額 = SF残高 - 手数料(220円) + デポジット(500円)
残高を使い切ってから払い戻すのがお得
払い戻し手数料を節約するためには、ICOCAの残高を使い切ってから返却するのが賢い方法です。
例えば、残高が220円以下であれば手数料はかかりません(残高が0円であれば、デポジットの500円がそのまま返金されます)。
残高を使い切るには、伊予鉄での乗車や、コンビニエンスストアでの電子マネー決済を利用するのがおすすめです。松山空港の売店や、空港リムジンバスの運賃に充てるのも良いでしょう。
【払い戻しの注意点】
- 払い戻しは、原則としてカード購入時と同じ場所(伊予鉄チケットセンター)で行うのがスムーズです。
- 記名式ICOCAの場合は、本人確認書類が必要になる場合があります。
- モバイルICOCAの場合は、アプリ内で手続きを行います。
無駄なくお金を戻してもらうためにも、帰りのフライトや電車の時間に合わせて、松山市駅周辺で残高を調整してからチケットセンターに向かうようにしましょう。
ICOCAの払い戻しや再発行については、JR西日本の公式案内(ICOCAの再発行・払い戻しについて)も参考になります。
ICOCAがない場合に松山で使える交通系ICカードは?
もしICOCAを持っていなくても、「SuicaやPASMOを持っているんだけど、松山で使えるかな?」と心配になる方もいるでしょう。安心してください、ICOCAが使える場所であれば、他の主要な交通系ICカードも使えます!
全国相互利用可能な10種類のICカードが使用可能
松山の伊予鉄交通は、ICOCAだけでなく、全国相互利用サービスに参加している以下の10種類の交通系ICカードすべてに対応しています。
これは、ICOCAの導入と同時に実現した、松山の交通システムにおける大きな変革の一つです。
【松山で使える主要な交通系ICカード】
- Suica(スイカ)
- PASMO(パスモ)
- Kitaca(キタカ)
- TOICA(トイカ)
- manaca(マナカ)
- PiTaPa(ピタパ)
- nimoca(ニモカ)
- はやかけん
- SUGOCA(スゴカ)
- ICOCA(イコカ)
これらは全て伊予鉄の市内電車やリムジンバス(そして将来的には郊外電車・路線バス全線)で利用可能です。また、コンビニなどの電子マネー決済でも、この10種類は全て相互に利用可能です。
つまり、あなたが普段使っているICカードが上記に含まれていれば、松山でわざわざICOCAを新規で購入する必要はないということです。手持ちのカードにチャージしておくだけで、快適に松山での移動を楽しめますよ!
注意!PiTaPaの「ポストペイ」は使えない場合がある
10種類の中でもPiTaPa(ピタパ)は、関西圏を中心に「ポストペイ(後払い)」サービスを提供していますが、松山の伊予鉄交通では、PiTaPaであっても「チャージした残高からの支払い(プリペイド)」のみが利用可能となる場合があります。
PiTaPaをポストペイとして利用したい場合は、事前に伊予鉄の対応状況を確認することをおすすめします。もしポストペイが使えなくても、ICOCAと同じようにPiTaPaにチャージをしておけば、伊予鉄に乗車することは可能ですのでご安心ください。
ICOCAの紛失・盗難時の再発行手続き
ICカードは便利なものですが、万が一紛失したり盗難に遭ったりすると、チャージ残高が心配になりますよね。ここでは、記名式ICOCAやモバイルICOCAを紛失した場合の再発行手続きについて解説します。
記名式ICOCAの場合の手続き
無記名式のICOCAを紛失した場合は、残念ながら再発行はできません。しかし、氏名や連絡先を登録している「記名式ICOCA」であれば、再発行が可能です。
手続きは以下の流れになります。
【再発行の流れ】
- 停止手続き:まず、伊予鉄チケットセンターやJR西日本のICOCA取り扱い窓口に連絡し、紛失・盗難の旨を伝えてカードの利用を停止してもらいます。これにより、不正利用を防ぐことができます。
- 再発行申請:窓口で再発行の申請を行います。この際、公的な本人確認書類(運転免許証など)が必要となります。
- 新しいカードの受け取り:申請日の翌日以降に、新しいICOCAが発行されます。残高は、停止手続きをした時点のものが引き継がれます。
再発行には手数料と新しいカードのデポジット(500円)が必要になりますが、残高が無駄にならないのは大きなメリットです。やはり記名式にしておく方が安心ですね。
モバイルICOCAの場合
モバイルICOCA(Android)やApple PayのICOCA(iPhone)の場合、紛失・盗難時の対応はさらにスムーズです。
これらのサービスは、スマートフォン本体のセキュリティ機能と連携しているため、遠隔操作で利用停止やロックが可能です。また、新しい端末に機種変更した場合でも、データを引き継ぐことができるので、カードの紛失を心配する必要はほとんどありません。
モバイルICOCAの再設定は、アプリ内や利用しているプラットフォーム(Apple Watchなど)から簡単に行えます。
いずれの場合も、紛失に気づいたらできるだけ早く利用停止の手続きを行うことが、被害を最小限に抑えるための鉄則です。松山に限らず、旅行中は貴重品の管理に気をつけましょう。
ICOCAで利用できる電子マネーの主な種類と機能
ICOCAは、単なる乗車券としてだけでなく、キャッシュレス決済を可能にする電子マネー機能も持っています。この機能を理解しておくと、松山での買い物やちょっとした出費がさらに便利になります。
ICOCA電子マネーの主な種類
ICOCAの電子マネー機能には、大きく分けて二つの種類があります。
1. SF(ストアードフェア)機能
これは、ICOCAにチャージした残高そのものを、電車やバスの運賃支払い以外に利用する機能です。多くのコンビニ、スーパー、飲食店などで利用できるのはこのSF機能です。利用できる店舗には「ICOCA電子マネー」のロゴ、または全国相互利用可能な交通系ICカードのロゴが掲示されています。
電車に乗るためのチャージと、買い物をするためのチャージは同じ残高から支払われます。
2. WESTERポイント機能
ICOCAの利用に応じて貯まるポイントサービスです。特にJR西日本グループのサービスを利用することでポイントが貯まりやすくなります。松山ではJR線での乗車ポイントは貯まりませんが、JR西日本系列の施設や店舗での電子マネー利用でポイントが付与される場合があります。貯まったポイントは、ICOCAにチャージして利用できます。
松山エリアでの電子マネー利用シーン
松山市内では、特に以下のような場所でICOCA電子マネーの利用が広がっています。
| 利用場所 | 詳細 | 便利度 |
| コンビニ・ドラッグストア | 旅行中の急な買い物、日用品の購入に最適。 | ★★★★★ |
| 駅構内の売店 | 松山市駅や道後温泉駅などの売店。 | ★★★★☆ |
| 自動販売機 | 飲料の購入。特に伊予鉄の駅周辺に多い。 | ★★★★☆ |
| コインパーキング | 一部のICOCA対応駐車場や駐輪場で利用可能。 | ★★★☆☆ |
ICOCAは、現金よりも早く決済が完了するため、レジでの待ち時間を短縮でき、特に朝の通勤時間帯や急いでいる時には非常に重宝します。
チャージしたお金を交通費だけでなく日常の小さな買い物にも使えるのは、ICカードの大きな魅力の一つですね。松山を訪れたら、ぜひICOCAを積極的に使ってみて、その便利さを実感してください。
ICOCAと伊予鉄独自のICい~カードとの違いと移行について
松山で長年使われてきたのが、伊予鉄独自のICカード「ICい~カード」です。ICOCAの導入に伴い、この「ICい~カード」のサービスは終了に向かっています。この二つのカードの違いと、利用者が今後どうすべきかについて解説します。
ICOCAとICい~カードの決定的な違い
二つのカードの最も大きな違いは、「全国相互利用の可否」です。
- ICい~カード:伊予鉄の電車・バスのみで利用可能。全国の他の交通機関では使えませんでした。
- ICOCA:伊予鉄に加え、JR西日本エリアや全国10種類のICカード相互利用エリア(Suicaエリアなど)で利用可能です。
ICい~カードは松山エリア専用のカードだったため、県外へ行くと使えなくなり、非常に不便でした。しかし、ICOCAの導入により、松山にいながらにして全国どこでも使える利便性を手に入れたことになります。
ICい~カードからICOCAへの移行措置
伊予鉄は、2025年9月末をもって「ICい~カード」のサービスを終了する予定です。
これに伴い、ICい~カードの利用者に対しては、残高の払い戻しや、ICOCAなどへの移行を促す措置が取られています。
ICい~カードの定期券利用者も、有効期限が切れる際にICOCA定期券へ切り替える必要があります。これは、松山の交通系ICカードの歴史における大きな節目と言えるでしょう。
もし、あなたがICい~カードをまだ持っているなら、サービス終了前に残高の使い切りや払い戻し手続きを行うようにしましょう。手続きについては、伊予鉄の公式案内(ICい~カードサービス終了のお知らせ)を確認するのがベストです。
小児用ICOCAの購入方法と松山での利用
お子様と一緒に松山観光をする際や、地元のお子様が通学で利用する際に便利なのが「小児用ICOCA」です。小児用ICOCAも、伊予鉄の窓口で購入・利用が可能です。
小児用ICOCAの購入資格と必要書類
小児用ICOCAを購入できるのは、12歳未満の小学生以下のお子様です。中学校入学年の4月1日を迎えるまで利用できます。
購入時には、お子様本人を確認できる公的証明書が必要となります。例えば、健康保険証、パスポート、住民票などです。購入の際には、原則として親権者などの代理人ではなく、お子様本人が同行する必要があります。
【小児用ICOCAの購入場所】
- いよてつチケットセンター(松山市駅)
- 伊予鉄トラベル大街道営業所
これらの窓口で、申込書に必要事項を記入し、証明書を提示して購入します。一般のICOCAと同様に、2,000円(デポジット500円+SF1,500円)が必要です。
松山での小児運賃の適用
小児用ICOCAを伊予鉄の電車やバスで利用すると、自動的に小児運賃(大人の半額)が適用されます。
市内電車やバスに乗車する際、毎回「子供料金で」と伝える手間がなく、大人と同じようにタッチするだけで済むため、非常に便利です。また、JR線とは異なり、伊予鉄は小児運賃もICOCAの残高から自動で引かれるので、小銭を用意する必要がありません。
ただし、大人のICOCAを子供が使うと大人運賃が引かれてしまうため、必ず小児用ICOCAを購入するようにしてください。また、お子様が松山市外へ遠出をする際も、ICOCAは全国で使えるため、そのまま利用できるのも大きなメリットですね。
ICOCAで便利になる松山観光モデルコース
ICOCAが使えるようになった松山で、その利便性を最大限に活かした観光モデルコースを提案します。このコースでは、市内電車とリムジンバスをフル活用し、スムーズな移動を実現します。
【1日満喫!ICOCAで巡る松山王道コース】
1. 松山空港から市内へ(ICOCA利用)
- 松山空港到着後、リムジンバス乗り場へ直行。
- バス乗車時にICOCAをタッチ。松山市駅またはJR松山駅へ。
2. 松山市駅を拠点に市内電車へ(ICOCA利用)
- 松山市駅周辺の「いよてつチケットセンター」でICOCAをチャージ。
- 市内電車(道後温泉行き)にICOCAで乗車。
3. 道後温泉エリア散策
- 道後温泉本館などの歴史ある建物を散策。
- 周辺のお土産店やカフェ(ICOCA電子マネーが使える場合あり)で休憩。
4. 松山城へ移動(ICOCA利用)
- 道後温泉から市内電車に乗り、大街道電停で下車。
- 松山城へはロープウェイまたはリフトで登城(乗車券は現金またはクレジットカード)。
5. 帰路へ
- 大街道周辺の飲食店で夕食。ICOCA電子マネーが使える店を選ぶとスムーズ。
- 松山市駅からリムジンバス(ICOCA利用)で松山空港へ。
このコースでは、伊予鉄の交通機関をメインに利用するため、ICOCAのタッチ決済だけでストレスなく移動できます。JR線を使う区間が一切ないので、きっぷを買う手間もありません。
もし体力に自信がある方は、市内電車と並行して走る「坊っちゃん列車」を体験してみるのも良いでしょう。その際は、別途坊っちゃん列車の切符を購入してくださいね。
ICOCAチャージ時の注意点:クレジットカードは使える?
ICOCAへのチャージは、基本的に現金が主流ですが、「クレジットカードでチャージしたい」という方も多いはずです。特に多額をチャージしたい時や、ポイントを貯めたい時などに便利ですよね。松山でのICOCAチャージにおけるクレジットカードの利用について解説します。
原則は現金チャージのみ
松山の伊予鉄の駅や窓口、そしてコンビニエンスストアのレジに設置されているチャージ機では、ICOCAへのチャージは現金のみの取り扱いが原則となっています。これは、ICカードのチャージが「現金での金銭的な入金」という扱いになるためです。
クレジットカードでチャージする方法
もしクレジットカードでICOCAにチャージしたい場合は、「モバイルICOCA」を利用するしかありません。モバイルICOCAをスマートフォンに設定し、クレジットカードを登録すれば、アプリ内でいつでもチャージが可能です。
これにより、松山にいても、駅のチャージ機を探すことなく、手元のスマホで残高を増やすことができます。また、クレジットカードのポイントも貯まるので、二重にお得になります。
【モバイルICOCAでクレカチャージのメリット】
- 24時間いつでもどこでもチャージ可能。
- クレジットカードのポイントが貯まる。
- チャージの履歴が確認しやすい。
ただし、モバイルICOCAに登録できるクレジットカードは、J-WESTカードをはじめとするJR西日本が指定するカードが推奨されます。その他のカードでも利用可能な場合がありますが、事前にモバイルICOCAの公式情報(モバイルICOCAのチャージ方法)を確認しておきましょう。
松山でICOCAを便利に、かつお得に利用したいなら、モバイルICOCAの導入を強くおすすめします。物理カードしか使いたくないという方は、現金を用意してチャージするようにしましょう。
ICOCA定期券の松山での購入・利用について
松山に住んでいる方や、長期で通勤・通学する方にとって、ICOCA定期券の存在は重要です。伊予鉄のICOCA対応に伴い、定期券もICOCAで利用できるようになりました。
ICOCA定期券の販売場所
伊予鉄の電車・バスのICOCA定期券は、「いよてつチケットセンター」で購入・継続が可能です。また、伊予鉄トラベル大街道営業所でも一部の定期券を取り扱っています。
購入時には、通学定期券の場合は学校が発行した通学証明書、通勤定期券の場合は特に証明書は不要ですが、記名式ICOCAが必要になります。
ICOCA定期券は、通常のICOCAカードに定期券の情報をプラスしたもので、定期区間外での乗車や、電子マネーとしての利用も、1枚のカードで完結できます。非常に便利ですね。
Web定期券サービスでの購入も可能に
伊予鉄では、窓口で購入していた定期券をインターネットで購入できる「Web定期券サービス」もスタートしています。
これは、窓口に並ぶ手間を省き、24時間いつでも購入や継続の手続きができる画期的なサービスです。
Webで予約・決済した定期券の情報を、伊予鉄の窓口でICOCAに書き込んでもらうことで、ICOCA定期券として利用開始できます。忙しいビジネスマンや学生さんにとっては、特に嬉しいサービスではないでしょうか。
【ICOCA定期券のメリット】
- 定期区間外の乗車時も、チャージ残高から自動精算される。
- 定期券の区間内を乗り降りする際もタッチするだけでスムーズ。
- 紛失・盗難時に再発行が可能(記名式の場合)。
伊予鉄のICOCA定期券は、松山での生活を支える大切なツールとなります。購入手続きや利用区間の設定については、事前に伊予鉄の窓口で相談することをおすすめします。松山での快適な毎日を、ICOCA定期券で手に入れましょう!
愛媛県内の他の都市(今治・新居浜など)でのICOCA利用状況
松山でICOCAが使えるようになったのは嬉しいですが、「愛媛県内の他の都市、例えば今治や新居浜、宇和島ではどうなの?」という疑問も湧いてきますよね。県内全体でのICOCA利用状況についても見ていきましょう。
JR線は県内全体で非対応
まず、残念ながら愛媛県内を通るJR四国の路線は、松山エリアと同様にICOCAなどの交通系ICカードに一切対応していません。
これは、今治駅、新居浜駅、宇和島駅など、県内の主要なJR駅すべてに当てはまります。
そのため、これらの都市間でJR線を利用する場合は、引き続き「きっぷ」を購入する必要があります。この点は、愛媛県全体で共通の注意点となります。
地域公共交通機関の対応は?
JR線は非対応ですが、各市町のバス事業者や私鉄が、独自にICカードや全国相互利用カードの導入を進めているケースがあります。
【県内主要都市のICカード利用状況(例)】
| 都市名 | 交通機関 | ICカード対応状況 |
| 松山市 | 伊予鉄(電車・バス) | ICOCAなど全国10種に対応済み/予定 |
| 今治市 | 瀬戸内運輸(バス)など | ICカード対応状況は要確認(ICOCA非対応の可能性あり) |
| 新居浜市 | せとうちバスなど | ICカード対応状況は要確認(ICOCA非対応の可能性あり) |
現状、愛媛県内で全国交通系ICカード(ICOCA含む)が広く使えるのは、伊予鉄が整備を進めた松山エリアのみと考えておくのが最も安全です。
他の都市へ移動する際は、事前に現地のバス会社などの公式サイトで最新の支払い方法(現金、または独自のICカードか)を確認するようにしましょう。
松山でのICOCAの成功が、他の都市へのICカード導入を促すきっかけになることを期待したいですね。
外国人観光客向け:ICOCAは松山旅行で最強ツールになるか?
松山は道後温泉や松山城など、外国人観光客にも人気の高い観光地です。インバウンド旅行者にとって、ICOCAは松山旅行で最強の移動・決済ツールになるのでしょうか?
ICOCAは松山観光の「デファクトスタンダード」に
ICOCAは、日本の主要な交通系ICカードの中で最も普及しており、松山の伊予鉄でも使えるようになったことから、外国人観光客にとっての利便性は飛躍的に向上しました。
物理的なICOCAは「Kansai One Pass」のようなツーリスト向けの特別版もありますが、普通のICOCAでも全国の相互利用エリアで利用でき、電子マネーとしても使えるため、松山旅行に持ち込むカードとして最適です。
特に、日本到着時に大阪や京都、広島といったJR西日本エリアでICOCAを購入しておけば、松山にそのまま持ち込んですぐに伊予鉄の市内電車で使えるのは非常に便利です。
日本語が苦手でも安心!
ICOCAの一番のメリットは、日本語でのやり取りが最小限で済むことです。
乗車時も買い物時も、リーダーにタッチするだけでOK。チャージも主要なコンビニのレジで「チャージ、プリーズ」とカードを出すだけで対応してもらえることがほとんどです。これにより、言葉の壁を感じることなく、松山観光を楽しめます。
【外国人観光客へのICOCA活用アドバイス】
- JR線(松山駅)は使えないことを、事前にウェブサイト(松山の交通ガイド(英語)など)で確認しておく。
- 主要な移動は伊予鉄の市内電車に絞り、ICOCAでタッチ&ゴーを徹底する。
- お土産の購入や飲食店の支払いにICOCA電子マネーを積極的に活用する。
JR線という例外はあるものの、松山市内の主要な観光ルートを巡る限り、ICOCAは松山旅行において間違いなく「必須アイテム」と言えるでしょう。松山城や道後温泉など、歴史と文化が息づく街を、ストレスフリーな移動で満喫してください。
まとめ:松山でのICOCAの「買い方」「使い方」をもう一度確認!
松山でのICOCAの購入場所と利用状況について、多くの情報をお届けしました。最後に、最も重要なポイントをもう一度簡潔にまとめておきましょう。
ICOCAの「買い方」最終確認
- 購入場所:JR松山駅ではない!伊予鉄の「いよてつチケットセンター」(松山市駅)が中心。
- JR線:JR松山駅の窓口では買えない。
- 必要金額:2,000円(デポジット500円+SF1,500円)が必要。現金を用意しましょう。
ICOCAの「使い方」最終確認
- 伊予鉄の電車・バス:市内電車とリムジンバスは利用可能。(2025年春以降、全線対応予定)
- JR線:松山エリアのJR線(予讃線など)は利用できない。必ず切符を購入しましょう。
- 電子マネー:コンビニや一部店舗で利用可能。
松山エリアの交通系ICカード事情は、長年の独自路線から一転、全国共通のICOCA対応へと大きく舵を切りました。
これにより、私たち利用者の利便性は格段に向上し、松山での移動がより快適でスムーズになっています。
これから松山を訪れる方、または地元の皆さんも、ICOCAを賢く活用して、愛媛・松山での生活や観光を存分に楽しんでくださいね!

