ドライアイスはどこで買える?急な保冷に役立つ購入場所と裏ワザを徹底解説
急に冷凍食品を運ぶことになったり、バーベキューで食材を長時間保冷したいとき、「ドライアイスってどこで買えるの?」と困った経験はありませんか?
実は、意外な場所で手軽に手に入ることもあれば、購入が難しい場所もあるんです。
この記事では、今すぐドライアイスが必要な方のために、身近な購入場所からお得な裏技まで、モモストアが詳しく解説していきます!
・実は意外と売っている?コンビニやスーパーでの入手方法
・ホームセンター(カインズ・コーナン・DCM)のドライアイス販売状況
・アイスクリーム専門店(サーティワンなど)でドライアイスだけ貰える?
・ネット通販(Amazon・楽天市場)でドライアイスを買うメリットと注意点
- 急いでドライアイスを買いたい!主要な購入場所【3選】
- 実は意外と売っている?コンビニやスーパーでの入手方法
- ホームセンター(カインズ・コーナン・DCM)のドライアイス販売状況
- アイスクリーム専門店(サーティワンなど)でドライアイスだけ貰える?
- ネット通販(Amazon・楽天市場)でドライアイスを買うメリットと注意点
- 業務用や大量に欲しい!専門業者から購入する方法
- ドライアイスの販売価格はどれくらい?グラムあたりの相場
- 無料でドライアイスをゲットできる裏技はある?
- 【危険】ドライアイスを安全に扱うための3つの鉄則
- 長時間保冷する!効果的なドライアイスの活用術と置き場所
- ドライアイスの保管は難しい?最適な方法とダメな場所
- 今すぐドライアイスが必要ならココ!最適な購入場所まとめ
- 【よくある質問】ドライアイスの処分方法や飛行機持ち込みについて
急いでドライアイスを買いたい!主要な購入場所【3選】

「明日までに絶対必要!」という状況は焦りますよね。ドライアイスは特殊な保冷材なので、普通のコンビニには置いていません。
しかし、目的と量に合わせて選ぶべき主要な購入ルートは3つに絞られます。ここでは、あなたが緊急時に取るべき行動を明確にするために、その3つのルートを詳しく解説します。
最も確実でスピーディな「専門業者」ルート
ドライアイスを最も確実かつスピーディに手に入れるなら、やはり専門業者です。
主にガス会社や製氷会社がドライアイスの製造・販売を兼業していることが多く、業務用として大量に、あるいは高品質なものを安定して供給しています。
「専門業者」と聞くと、個人客は相手にされないのでは?と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。
最近は個人からの少量注文にも対応している業者が増えています。
ただし、専門業者は営業時間が平日の日中に限られていることが多いため、急な夜間や休日のニーズには対応できない可能性が高いです。
また、小売店のように簡単な容器に入れてくれるわけではなく、自分で保冷力の高いクーラーボックスを持参する必要がある場合が多いです。
価格はキロ単位での販売が基本で、小売店で「サービス」としてもらうものよりも割安になることが多いですが、少量の場合は「最低ロット」が設定されていることもあるため、事前に電話で確認することをおすすめします。
Googleなどで「(お住まいの地域名) ドライアイス 販売」で検索してみるのが最も早い方法です。特に、大きな工場や事業所が多い地域では見つけやすい傾向があります。
専門業者から購入するメリットは、必要な量と品質を確実に手に入れられる点に尽きます。イベントや科学実験など、大量に使う予定がある場合はこのルートが最も経済的で確実でしょう。
「アイスクリーム専門店」は少量欲しいときの救世主
続いて、私たちが最も身近にドライアイスと接する機会が多いのが、アイスクリーム専門店ではないでしょうか。
具体的には、サーティワンアイスクリームやコールドストーンクリーマリーなどのチェーン店が代表的です。
これらの店舗では、アイスクリームのテイクアウト時に、商品の品質を保つための保冷サービスとしてドライアイスを提供しています。
「え、ドライアイスだけ買えるの?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、基本的に「ドライアイス単品の販売」はしていません。
あくまで「アイスを購入したお客様へのサービス」という位置づけです。
しかし、店舗によっては「保冷時間を長くしたい」と相談すれば、追加料金(数百円程度)で多めに提供してくれることがあります。これはお店の厚意やルールによりますので、まずは丁寧に尋ねてみることが大切です。
特に急いでいて、少量(数時間程度の保冷目的)で十分な場合は、アイス専門店が非常に便利な選択肢となります。
もしアイスを購入しなくても、店舗のレジで「保冷剤としてドライアイスを分けていただけませんか?」と尋ねてみるのも一つの手ですが、断られる可能性が高いことは覚悟しておきましょう。無理強いは絶対にNGです。
「アイスを買うついでに」というスタンスであれば、最も手軽で、店舗数も多いためアクセスしやすいのがこのルートの強みです。
ただし、その場で提供される量はあくまで持ち運び用なので、長時間(半日以上)の保冷には向かないことを理解しておく必要があります。
| 購入ルート | メリット | デメリット | 最適用途 |
| 専門業者 | 確実に大量購入できる、高品質、単価が安い | 個人には敷居が高い、営業時間、自分で容器を用意 | イベント、業務用、実験、長時間保冷 |
| アイス専門店 | アクセスしやすい、少量なら手軽 | 単品購入不可(アイス必須)、保冷時間が短い | 急な持ち運び、数時間程度の保冷 |
| ネット通販 | 自宅に届く、種類が豊富、量を選べる | 送料が高い、到着まで時間がかかる、急ぎには不向き | 時間に余裕がある、自宅に届けてほしい、特殊な形状 |
時間があるなら「インターネット通販」が断然便利
急いでいない、あるいは大量に必要だけれど「専門業者に問い合わせるのはちょっと気が引ける」という方には、ネット通販が非常に便利でおすすめです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、ドライアイス専門の販売業者が多数出店しており、個人でも手軽に購入できます。
ネット通販の最大のメリットは、自宅にいながらにして、必要な量と形状を選んで注文できる点です。
ブロック型(長持ちする)、ペレット型(均一に冷やしやすい)、スライス型など、用途に応じた形状が選べるのは、専門店ならではの強みです。
また、価格も明確に表示されているため、他社と比較しやすいのも魅力です。
ただし、ドライアイスは気化を防ぐために特殊な梱包が必要な上、航空便や一部の陸上輸送ができないため、「送料が非常に高くなりがち」という大きなデメリットがあります。
キロあたりの単価は安くても、送料を加味するとトータルのコストは高くなることを覚えておきましょう。特に少量注文の場合は、この送料がネックになります。
また、鮮度が命であるドライアイスは、注文を受けてから製造・梱包されるため、到着までにはどうしても時間がかかります。一般的には注文から翌日〜数日かかるため、「今すぐ欲しい」という緊急時には残念ながら不向きです。
時間に余裕を持って計画的に購入できる場合は、このネット通販ルートが最もおすすめです。サイトによっては保冷容器付きで販売しているところもあり、保管の心配も軽減されますよ。
実は意外と売っている?コンビニやスーパーでの入手方法
日常生活で最も利用する機会の多いコンビニやスーパーでドライアイスが買えれば、これほど便利なことはありませんよね。しかし、結論から言うと、「販売」しているケースは非常に稀です。
ここでは、多くの人が勘違いしやすい「提供サービス」と「販売」の違いについて、詳しく解説します。あなたの近所のスーパーやコンビニの状況と照らし合わせてみてください。
大手スーパー(イオン・イトーヨーカドーなど)のドライアイス事情
大手スーパーマーケット、例えばイオンやイトーヨーカドー、ライフなどでは、ほとんどの場合、冷凍食品コーナーの近くに「ドライアイス無料提供機」が設置されています。
これは、お客さんが冷凍食品やアイスクリームを購入し、自宅に持ち帰るまでの品質を保つために用意された「付帯サービス」です。
ここで重要なのは、あくまで「購入品を保冷するためのサービス」であるという点です。
つまり、スーパーで何も購入せずにドライアイスだけをもらうのは、お店の厚意に甘える行為であり、マナー違反にあたります。
もちろん、冷凍食品を少しだけ購入し、ついでにドライアイスをもらうのは全く問題ありません。中には、レジで尋ねれば無料で少量を分けてくれる店舗もあるようですが、これは店員さんの判断によるため、期待しすぎないようにしましょう。
提供機はセルフサービスの場合が多く、備え付けのスコップで好きな量を取ることができますが、大量に持ち帰るとお店のコスト増に繋がり、サービス自体が廃止になる可能性もありますので、節度を守って利用することが大切です。
また、提供されるドライアイスは、あくまで短時間の保冷用であり、長時間(半日以上)の保冷力は期待できません。その点も理解して利用しましょう。
| 店舗形態 | ドライアイス販売の有無 | 主な提供方法 |
| 大手スーパー | ほとんど販売なし | 冷凍食品購入者への無料提供機(セルフ) |
| コンビニ | 原則として販売なし | (特別な冷凍品購入時のみレジで少量提供の例あり) |
| ドラッグストア | 販売なし(冷凍品の種類による) | 冷凍食品取扱店の一部で保冷サービスがある場合あり |
コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)での販売はまず期待できない
24時間営業で便利なコンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)ですが、残念ながらドライアイスを「販売」している店舗は、原則として存在しません。
これは、ドライアイスの保管には特殊な設備が必要なことや、取り扱いに関する安全教育、さらには気化による損失(コスト)が大きいことなどが理由として挙げられます。
もし店員さんに尋ねても、「扱っていません」と回答されることがほとんどでしょう。
ただし、近年はコンビニでも冷凍食品の品揃えが充実しています。中には、「冷凍アイスの大量購入時」などに限り、レジで少量を提供してくれるケースがごく稀にあるようです。
これもあくまで店員さんの厚意や店舗の在庫状況に左右されますので、ドライアイス目当てでコンビニに行くのは時間と労力の無駄になってしまう可能性が高いです。
コンビニで冷凍品を買った際、保冷時間を延ばしたい場合は、レジで保冷剤(ジェル状のもの)を購入するか、自分で保冷バッグを持参するなどの対策を取る方が確実です。
冷凍品を運ぶ緊急事態に直面した場合、コンビニに立ち寄るよりは、次にご紹介する「ホームセンター」や「大型スーパー」へ向かうことを強くおすすめします。
ドラッグストア(マツキヨ・ウエルシアなど)はどうなの?
最近のドラッグストアは、薬や化粧品だけでなく、冷凍食品やアイスクリームまで扱うようになり、もはや「小さなスーパー」のような存在になっていますよね。
では、ドラッグストアでドライアイスは手に入るのでしょうか?
結論から言うと、これも「ドライアイスの販売はしていないが、冷凍品の保冷サービスを行っている店舗がある」というのが実態です。
例えば、ウエルシアやスギ薬局など、冷凍ケースを大々的に展開している店舗では、スーパーと同様に「無料のドライアイス提供機」が設置されていることがあります。
判断基準は非常にシンプルです。「店舗の冷凍食品コーナーがどれだけ充実しているか」を見てください。
アイスクリームや冷凍野菜など、多くの冷凍品を扱っている店舗であれば、保冷サービスの設置率は高くなります。逆に、アイスの種類が数種類しかない、あるいは冷凍品自体を扱っていない店舗では、まずドライアイスの提供は期待できません。
マツモトキヨシやココカラファインなど、都心型の小型店舗では、冷凍品の品揃えが限られているため、ドライアイスサービスはほとんど期待できないでしょう。
もし、ドラッグストアに立ち寄るついでに確認したい場合は、冷凍ケースの横や、サービスカウンターの近くを見てみましょう。分からなければ、レジで「冷凍品を買ったのですが、保冷用のドライアイスはありますか?」と尋ねるのが確実です。
ホームセンター(カインズ・コーナン・DCM)のドライアイス販売状況
ホームセンターは、バーベキューやキャンプ用品、ガーデニンググッズなど、日常生活に関わる様々な商品を扱っているため、ドライアイスの販売も期待できる場所です。
ここでは、ホームセンターがなぜドライアイスの穴場になり得るのか、そして具体的な探し方のコツを解説します。
ホームセンターは「保冷剤・クーラーボックス」のついでにチェック
ホームセンターは、キャンプやアウトドア用品の取り扱いに力を入れている店舗が多いですよね。
特に夏場は、高性能なクーラーボックスや保冷剤、氷などを大量に販売します。
これらの商品の近くで、ドライアイスを少量販売している店舗が意外と存在します。
これは、クーラーボックスを購入するついでに、すぐに使える保冷材としてドライアイスのニーズがあるためです。
ただし、大手チェーン店(カインズ、コーナン、DCMなど)であっても、全店舗で一律に販売しているわけではありません。
店舗の規模や、冷凍ペットフードなど特殊な冷凍品を扱っているかどうかによって、販売状況が異なります。
もし、店舗の冷凍品コーナーやサービスカウンターの近くにドライアイスの販売を示す表示が見当たらなければ、迷わずサービスカウンターで尋ねてみましょう。
ホームセンターの店員さんは、様々な商品の知識を持っているため、ドライアイスの販売店や専門業者についても知っている可能性が高く、代わりに教えてくれることも期待できます。
また、ホームセンターで購入できるドライアイスは、スーパーのサービス品と違い、グラム単位で有料販売されていることが多いため、必要な分だけ確実に手に入れられるというメリットもあります。
店員さんに聞くときのスマートな聞き方
ドライアイスを探す際に、店員さんに尋ねるのは最も確実な方法ですが、尋ね方一つで結果が変わることもあります。
単刀直入に「ドライアイスはありますか?」と聞くのも良いですが、もし販売していなかった場合、「冷凍品を買うので、保冷用として少量分けていただくことは可能ですか?」という一言を添えてみましょう。
これは、「販売」はしていないけれど「サービス」として提供できるかもしれないという、可能性を広げるためのテクニックです。
特にホームセンターでは、冷凍ペットフードや、特別な冷凍食品を扱っている場合、保冷用のドライアイスの在庫を持っていることがあります。
また、ドライアイスは在庫管理が難しいため、朝一番や、入荷した直後を狙って尋ねるのも一つの手です。
夕方や閉店間際になると、在庫が切れている可能性が高くなります。
訪問する前に、一度店舗に電話で確認してみるのが最も確実ですが、もし販売していなかったとしても、近隣の専門業者やドライアイスを扱っている他の店舗を教えてもらえるかもしれません。
店員さんも忙しいので、聞く際は「急いでいる」ことを伝えつつも、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
外部リンク:ホームセンターのドライアイス販売状況をGoogleで検索
アイスクリーム専門店(サーティワンなど)でドライアイスだけ貰える?
ドライアイスといえば、やはりアイスクリームですよね。専門店のドライアイスは、持ち運びのために欠かせない存在です。
ここでは、ドライアイス目当てで専門店を利用する際の、現実的な方法と、知っておきたいマナーについて深掘りします。
「アイスを買わずにドライアイスだけ」は基本的にNG
先述の通り、サーティワンなどのアイスクリーム専門店にとって、ドライアイスは「商品(アイス)の品質を保証するためのコスト」です。
そのため、「アイスを買わずにドライアイスだけ分けてください」というのは、基本的にお店のルール違反であり、断られる可能性が極めて高い行為です。
もしあなたがドライアイスを必要としているのなら、「少量のカップアイスを購入し、その保冷用としてドライアイスを貰う」のが最もスムーズで、お店にも迷惑をかけない方法です。
お店側からしても、商品を購入してくれたお客様へのサービス提供なので、気持ちよく対応してくれます。
また、「保冷時間を長くしたいので、追加でドライアイスを分けて(または販売して)もらえませんか?」と尋ねるのも有効です。
この場合、多くの店舗では、数十円から数百円の追加料金で対応してくれることが多いです。これは、お店がドライアイスのコストを少しでも回収するための配慮であり、私たち利用者にとっては少量を確実に手に入れるための現実的な方法と言えます。
特に、自宅からお店まで遠い場合や、真夏日などの場合は、遠慮せずに「追加をお願いします」と伝えるようにしましょう。ただし、追加料金は店舗やチェーンによって異なりますので、事前に確認することが大切です。
ドライアイスの「持ちが悪い」と感じる時の対処法
専門店でもらったドライアイスが、思っていたよりも早く気化してしまった、という経験はありませんか?
これは、専門店が提供するドライアイスが、あくまで「一時的な持ち運び(1〜2時間程度)」を目的とした少量であることが多いためです。
長時間保冷したい場合は、専門店からもらったドライアイスだけに頼るのではなく、自分でいくつかの対策を講じる必要があります。
まず、「二重の保冷」を意識しましょう。専門店でもらったドライアイスを、さらに高性能なクーラーボックスや保冷バッグに入れることで、外気の影響を受けにくくし、気化の速度を遅らせることができます。
次に、「隙間を埋める」ことです。クーラーボックス内に隙間があると、その空間の空気が熱を伝えてしまい、ドライアイスの気化を早めます。新聞紙やタオル、発泡スチロールの緩衝材などで隙間を埋めるようにしましょう。
そして、最も重要なのは、「蓋の開閉を最小限に抑える」ことです。一度開けると、外の暖かい空気が一気に入ってしまい、ドライアイスの寿命を大幅に縮めてしまいます。必要なものを取り出したら、すぐに蓋を閉める習慣をつけましょう。
これらの合わせ技を使うことで、専門店からもらった少量ドライアイスでも、より長い時間保冷効果を維持することができます。
外部リンク:サーティワンアイスクリーム公式サイト
ネット通販(Amazon・楽天市場)でドライアイスを買うメリットと注意点
近年、何でもネットで買える時代になりましたが、ドライアイスも例外ではありません。
ネット通販でドライアイスを購入するのは、時間と手間を節約できる非常に便利な方法ですが、特有の注意点があります。ここでは、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。
ネット通販の最大のメリットは「高品質と豊富な量」
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで「ドライアイス」と検索すると、様々な専門業者が販売しているのを見つけることができます。
ネット通販の最大のメリットは、「業務用に近い高品質なドライアイスを、必要な量だけ購入できる」点です。
お店でサービスとしてもらうドライアイスは、持ち運びを重視した少量ですが、通販では1kg、5kg、10kgといった単位で、イベントや長時間保冷にも対応できる大容量を購入できます。
また、ブロック型やペレット型(粒状)など、形状を選べるのも大きなメリットです。
ペレット型は、液体窒素のように、煙を発生させる演出(実験やパーティー)に使いたい場合に非常に便利です。また、ブロック型は、冷凍品の保冷など、長時間持たせたい場合に適しています。
さらに、多くの通販業者は、専用の発泡スチロール容器に入れて発送してくれるため、自分で容器を用意する手間が省けるのも嬉しいポイントです。
時間に余裕があり、確実な品質と量を求めているなら、ネット通販は最強のルートと言えるでしょう。
| 形状 | 特徴 | 主な用途 |
| ブロック型 | 気化しにくく長持ちする、保冷力が強い | 冷凍食品の運搬、長時間保冷、実験 |
| ペレット型(粒状) | 均一に冷やしやすい、煙を出す演出に最適 | 理科の実験、パーティー演出、隙間のない保冷 |
| スライス型 | 薄くて平ら、ケーキや冷凍品の底敷きに便利 | ケーキのテイクアウト、平らな食品の保冷 |
【要注意】ドライアイス通販の「送料」と「到着時間」
ネット通販の利便性の裏には、無視できないデメリットがあります。それが、「送料が高くなりがちなこと」と「到着までに時間がかかること」です。
ドライアイスは、常温で-78.5℃という超低温であり、輸送中に常に気化(昇華)していきます。
そのため、通常の宅配便ではなく、特別な梱包と迅速な配送体制が必要となり、これが送料が高くなる最大の原因です。
特に、少量を購入する場合、ドライアイス本体の価格よりも送料の方が高くなってしまうケースも珍しくありません。購入前には、必ず送料を含めた総額を確認するようにしましょう。
また、前述の通り、ドライアイスは航空便での輸送に制限があるため、遠方への配送は陸路となり、時間がかかることがあります。
「明日までに必要!」という緊急時には、ネット通販は間に合わない可能性が高いです。注文から到着まで、最低でも1日〜数日かかることを想定しておきましょう。
購入する際は、必ず販売店の「発送までの日数」と「配送方法」をチェックし、余裕を持って注文することが、ネット通販を成功させる鍵となります。
専門業者とECサイトの違いを比較
ドライアイスを購入する際、専門業者(地元のガス会社など)とECサイト(Amazonなど)のどちらを選ぶべきか迷うことがあるかもしれません。
モモストアとしては、以下のように使い分けることをおすすめします。
- 専門業者:「即日」で「大量」に必要、または「定期的に」購入したい場合。価格交渉の余地や、細かい配送の融通が利く可能性があります。ただし、営業時間内の訪問が必須になることが多いです。
- ECサイト:「時間には余裕がある」が「とにかく手軽に」購入したい場合。夜間や休日でも注文でき、自宅まで届けてくれる手軽さが魅力です。ただし、送料が高く、急ぎの対応は難しいです。
どちらも一長一短ありますが、初めてドライアイスを購入する個人の方にとっては、商品ページで詳細な情報が確認でき、レビューなども参考にできるECサイトの方が安心感があるかもしれません。
購入量が多くなるほど、専門業者の方が最終的なコストは安くなる傾向にありますので、用途に合わせて最適なルートを選びましょう。
外部リンク:楽天市場でドライアイスを検索
業務用や大量に欲しい!専門業者から購入する方法
文化祭や学園祭、大規模なバーベキュー、または輸送業など、個人での利用を超えて「業務用」としてドライアイスが必要になることもあるでしょう。
ここでは、大量購入や安定供給が必要な場合に頼るべき、専門業者との取引について具体的に解説します。
専門業者とは?ガス会社や製氷会社が中心
ドライアイスは二酸化炭素を固体にしたものであり、その製造には液化二酸化炭素が必要です。そのため、専門業者として最も多いのが、産業用ガスを扱っている会社や、製氷・冷凍機材を扱っている会社です。
これらの業者は、ドライアイスの製造・保管・輸送に関する高度なノウハウを持っているため、高品質なドライアイスを大量に安定して供給できます。
探し方は、先ほども触れましたが、「(お住まいの地域) ドライアイス 製造」や「(お住まいの地域) 炭酸ガス 販売」といったキーワードでGoogle検索するのが最も早いです。
ただし、多くの専門業者は平日の日中を営業時間としており、個人客の対応は営業時間外では難しいことが多いです。そのため、事前に電話で「個人での少量購入が可能か」「引き取り可能な時間帯」などを確認しておくことが重要です。
専門業者から直接購入するメリットは、仲介手数料などがかからないため、キロあたりの単価が最も安くなる可能性が高い点にあります。
また、必要な形状やサイズを細かく指定できる場合もあり、まさに「プロ仕様」のドライアイスを手に入れることができます。
大量購入する場合の価格メリットと交渉のコツ
ドライアイスは、購入量が多ければ多いほど、単価が安くなるのが一般的です。
例えば、1kgあたりの単価が1,000円だったとしても、10kgまとめて購入すれば単価が800円になる、といった具合です。専門業者から購入する場合は、この「ボリュームディスカウント」を最大限に活用しましょう。
価格交渉のコツとしては、以下の点を明確に伝えることです。
- 具体的な使用量と頻度:「今回は10kg、今後は月に一度5kg程度の利用を検討している」など、継続的な取引の可能性を示唆する。
- 競合他社の情報:「他社ではこの価格だった」という情報があれば、それを元に交渉する(ただし、失礼にならないように注意)。
- 引き取り方法:「こちらで引き取りに行くので、配送コストを削減できる」ことをアピールする。
専門業者は、ドライアイスを気化させずに保管・輸送するコストが最もかかるため、「引き取り」を申し出るのが、価格メリットを享受するための最大の交渉材料になることが多いです。
ただし、引き取りに行く際は、繰り返しになりますが、高性能なクーラーボックスと、凍傷を防ぐための軍手などの装備を忘れずに持参しましょう。
専門業者を利用する際の「受け取り」と「容器」の準備
専門業者での購入は、スーパーやECサイトとは勝手が違います。
まず、業者はドライアイスを特殊な大型の保存容器(デュワー瓶など)で管理しているため、私たちが持ち帰るための容器は自分で用意する必要があります。
最も適しているのは、発泡スチロール製のクーラーボックスです。できれば、壁が厚く、保冷力の高いものを選びましょう。ホームセンターで売っているような、安価な薄いクーラーボックスでは、ドライアイスがすぐに気化してしまいます。
受け取りの際は、専門の作業員がドライアイスを計量し、あなたの容器に移し替えてくれます。このとき、素手で触れないように、トングや軍手を使って慎重に対応しましょう。
また、大量にドライアイスを運搬する場合、車内での換気は絶対厳守です。二酸化炭素ガスが充満し、酸欠状態になる危険性があるため、窓を少し開けて新鮮な空気を取り入れながら運転するようにしてください。
専門業者との取引は、少し手間がかかりますが、ドライアイスの知識が深まり、より安全かつ経済的に利用できるようになるという大きなメリットがあります。
外部リンク:一般社団法人日本産業・医療ガス協会
ドライアイスの販売価格はどれくらい?グラムあたりの相場
ドライアイスの購入場所がわかったところで、次に気になるのが「価格」ですよね。
実はドライアイスの価格は、どこで、どれくらいの量を買うかによって大きく変動します。ここでは、販売場所ごとの価格相場と、コストパフォーマンスを上げるためのヒントを解説します。
小売店と専門業者での価格比較
ドライアイスの価格を比較する際、最も重要なのは「無料サービス」と「有料販売」を区別することです。
スーパーやアイスクリーム専門店で提供されるドライアイスは、原則として無料のサービス(または商品価格に含まれる)ですが、これはあくまでコストの一部であり、価格相場としては考えるべきではありません。
純粋に「販売価格」として比較すると、以下のようになります。
| 購入場所 | 販売形態 | 価格相場(目安) |
| 専門業者(直接販売) | キロ単位 | 500円~1,000円/kg |
| ネット通販(ECサイト) | キロ単位(送料別) | 700円~1,500円/kg(本体価格) |
| ホームセンター(有料販売) | 少量(グラム単位) | 100円~300円/100g程度 |
上記を見て分かる通り、専門業者から直接大量購入するのが、最も単価が安くなります。
一方で、ネット通販は本体価格が比較的高めですが、発泡スチロール容器代が含まれている場合もあり、手軽さを含めたトータルコストで考える必要があります。
ホームセンターなどで販売されている少量パックは、急なニーズに対応するためのものであり、単価としては高くなりますが、必要な分だけ買える手軽さが魅力です。
価格を決める要素は「量」と「形状」
ドライアイスの価格を左右する主な要素は、「量」と「形状」です。
「量」に関しては、やはり「大口優遇」が基本です。
専門業者は、製造ラインを一度稼働させると大量にドライアイスができるため、まとめて買ってくれるお客様を優遇します。5kgや10kgといった単位で注文すると、単価は大幅に下がります。
次に「形状」ですが、ブロック型とペレット型では、一般的に価格に大きな差はありません。しかし、特殊なサイズや形状(例えば、精密機器輸送用の専用サイズなど)をオーダーメイドで依頼する場合は、追加料金が発生することがあります。
また、見落としがちなのが「梱包材の有無」です。
ネット通販で「発泡スチロール容器付き」と記載されている場合は、その容器代が価格に含まれているため、少し高めになります。自分で高性能なクーラーボックスを持っている場合は、「容器なし」で販売している業者を探すことで、コストを抑えることができます。
「安い」ドライアイスにはこんなカラクリがあった!
「無料で手に入るドライアイスと、有料で買うドライアイスに違いはあるの?」という疑問もよく聞かれますが、基本的な「二酸化炭素の塊」という点では同じです。
しかし、価格差には「鮮度」が関わっています。
ドライアイスは、時間とともに気化していくため、製造されてから時間が経つほど、その量が減っていきます。スーパーの提供機に入っているドライアイスは、設置されてからある程度時間が経過しているため、新品同様の「パンパンに詰まった状態」ではない可能性があります。
一方、専門業者や大手通販サイトから購入するドライアイスは、注文を受けてから比較的新しいものが梱包されるため、気化によるロスが少なく、保冷力も最大限に発揮されます。
つまり、「安さ」や「無料」のカラクリは、品質の差というよりも、「気化による目減り分のコスト」と考えるのが妥当です。
長時間、強力な保冷力を期待するなら、少々高くても専門業者から購入することをおすすめします。
無料でドライアイスをゲットできる裏技はある?
できればお金をかけずにドライアイスを手に入れたい!そう考えるのは当然ですよね。
ここでは、合法的かつスマートにドライアイスを手に入れるための「裏技」と、絶対にやってはいけない行為について解説します。
合法的な「無料」ドライアイスの入手源
私たちが「無料」でドライアイスを手に入れられるのは、前述の通り、「冷凍食品やアイスクリームの購入時」のサービス利用が主です。
しかし、これを最大限に活用する裏技があります。
- 高級アイスをまとめて購入する:通常のカップアイスよりも、高級なファミリーパックや、高価格帯の冷凍品をまとめて購入すると、お店側も「しっかり保冷してあげよう」という意識が働き、多めにドライアイスを提供してくれる傾向があります。
- ネットスーパーの宅配サービス:一部のネットスーパーや食品宅配サービスでは、冷凍品の配送時に、保冷材としてドライアイスが使われています。サービスを利用すれば、自宅までドライアイスが一緒に届くことになります。
- イベント後の残り物を狙う:地域のお祭りや学園祭など、大規模なイベントの終了間際を狙うのも一つの手です。大量に仕入れたドライアイスが余っている場合、処分に困って無料で配っていることがあります。ただし、これは運に左右されます。
これらの方法はいずれも合法的なものですが、「ドライアイスだけが欲しい」という意図を露骨に出すのはマナー違反です。
あくまで「冷凍品を購入したついでに」というスタンスを崩さず、お店の厚意に感謝しながら利用することが大切です。
絶対にやってはいけない「裏技」
インターネット上には、「スーパーの提供機から大量に持ち出す」といった、倫理的に問題のある「裏技」が紹介されていることがありますが、これは絶対にやめてください。
ドライアイスの無料提供は、お店のサービスであり、そのコストはお店の負担です。
必要以上に大量に持ち帰る行為は、窃盗行為にあたる可能性があるだけでなく、何よりお店の善意を踏みにじる行為です。これが原因で、無料提供サービス自体が廃止になってしまうと、本当に必要な人が困ってしまいます。
また、他のお客さんの購入品に付いてきたドライアイスを勝手に持ち去る、といった行為も厳禁です。
モモストアが推奨するのは、「お店のルールを守り、正当な方法でドライアイスを手に入れること」です。
本当に大量に必要な場合は、少々お金がかかっても、専門業者やネット通販を利用するのが最もスマートで安心な方法であることを忘れないでください。
外部リンク:ドライアイス付きの冷凍品宅配サービスを検索
【知っておきたい】ドライアイスの有効期限と無料サービスの限界
ドライアイスは、どんなに高性能な容器に入れても、時間とともに気化してしまう運命にあります。
これがドライアイスの「有効期限」であり、その寿命は容器の性能と量によって決まります。
例えば、スーパーで無料でもらえるドライアイス(少量)は、一般的な保冷バッグに入れた場合、保冷効果が持続するのは約1〜3時間が限界です。
この短時間の保冷で十分な場合は、無料サービスで十分ですが、キャンプや長距離移動など、半日以上の保冷が必要な場合は、無料サービスに頼るのは危険です。
長時間の保冷が必要な場合は、必ず専門業者やネット通販で十分な量のドライアイスを購入し、高性能なクーラーボックスに入れるようにしましょう。
無料サービスはあくまで「一時的な持ち運び」のためのもの。その限界を知っておくことが、食品を安全に運ぶための重要な知識となります。
【危険】ドライアイスを安全に扱うための3つの鉄則
ドライアイスは非常に便利な保冷材ですが、その超低温ゆえに、取り扱いを間違えると非常に危険です。
ここでは、事故や怪我を防ぐために、モモストアが絶対に守ってほしい3つの鉄則を解説します。
鉄則1:絶対に素手で触らない
ドライアイスの温度は、なんとマイナス78.5℃です。
これは、家庭用冷凍庫(-18℃程度)よりも遥かに低く、皮膚が数秒触れただけでも「凍傷(れいてい)」を起こしてしまいます。
凍傷は、皮膚の組織が凍ってしまい、ひどい場合は皮膚の壊死や水ぶくれ、激しい痛みを伴います。
そのため、ドライアイスを扱う際は、絶対に素手で触らないということを徹底してください。
必ず、厚手の布製の手袋(軍手など)やトングを使用しましょう。ゴム手袋や薄手のビニール手袋は、低温に耐えられずに破れてしまう可能性があるため、避けるべきです。
万が一、素手で触ってしまった場合は、すぐに流水(人肌程度の温度)で触れた部分をゆっくりと温め、速やかに病院を受診してください。決してこすったり、熱すぎるお湯で温めたりしないでくださいね。
| 危険な行為 | 発生する危険 | 対策 |
| 素手で触る | 凍傷(皮膚組織の壊死) | 厚手の軍手、トング、布などで扱う |
| 密閉容器に入れる | 容器の破裂(二酸化炭素の急激な気化) | 密閉しない、換気の良い場所で気化させる |
| 車内で長時間運搬 | 酸欠、意識障害(二酸化炭素中毒) | 窓を少し開けて換気する、絶対に大量に積まない |
鉄則2:密閉容器に入れない
ドライアイスは、固体から直接気体(二酸化炭素ガス)に変化します。
この「気化」の際、体積が約750倍にも膨れ上がるという性質があります。
もし、ドライアイスをペットボトルや密閉性の高いタッパーなどの容器に入れて蓋を閉めてしまうと、内部の圧力が高まり、容器が破裂するという極めて危険な事故に繋がります。
この破裂による事故は実際に発生しており、破片が飛び散ったり、大きな音で周りの人を驚かせてしまったりする可能性があります。
そのため、ドライアイスを保管する際は、必ず発泡スチロール製のクーラーボックスなど、ある程度「空気の逃げ道がある」容器を使用してください。
クーラーボックスの蓋を閉める際も、完全に密閉せず、少しだけ隙間を開けておくか、定期的に蓋を開けてガスを逃がすようにしましょう。
特に、小さなお子様がいるご家庭では、密閉容器にドライアイスを入れないことを徹底して教えてあげてください。
鉄則3:車内での運搬時は「換気」を徹底する
ドライアイスを車で運搬する際、もう一つ注意しなければならないのが「二酸化炭素中毒」による酸欠の危険性です。
ドライアイスから発生する二酸化炭素ガスは、空気よりも重いため、車の下部(足元やトランク)に溜まりやすいという性質があります。
特に、大量のドライアイスを密閉された車内に長時間積んでいると、車内の二酸化炭素濃度が急激に高まり、眠気やめまい、ひどい場合は意識障害や窒息を引き起こす可能性があります。
これを防ぐためには、「換気」を徹底することが最も重要です。
運搬中は、窓を少し開けるか、エアコンを外気導入モードにして、常に新鮮な空気を取り込むようにしてください。特に、長距離を運転する場合や、車内で仮眠を取る場合は、絶対にドライアイスを車内に置いたままにしないでください。
もし気分が悪くなった場合は、すぐに車を安全な場所に停め、新鮮な空気を吸うようにしましょう。この3つの鉄則を守るだけで、ドライアイスの危険性は大幅に軽減されます。
長時間保冷する!効果的なドライアイスの活用術と置き場所
せっかく手に入れたドライアイス、最大限に効果を発揮させて長持ちさせたいですよね。
ここでは、プロも実践する、ドライアイスの効果的な使い方と、理想的な置き場所について解説します。
理想的なドライアイスの「置き場所」
ドライアイスをクーラーボックスに入れる際、どこに置くのがベストなのか、迷う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、「保冷したいものの上」に置くのが最も効果的です。
これは、冷たい空気(二酸化炭素ガス)が暖かい空気よりも重く、上から下へと沈み込むように流れていくという性質があるからです。
ドライアイスを上部に置くことで、冷気が全体に行き渡りやすくなり、効率的に保冷することができます。
具体的な手順は以下の通りです。
- クーラーボックスの底に、保冷したい食品を詰める。
- 食品の上に、新聞紙やタオルなどを敷いて、直接ドライアイスが触れないようにする。
- その上にドライアイスを置く。
- 残った隙間を新聞紙やタオル、緩衝材などで埋める。
ただし、ここで一つ注意点があります。ドライアイスを食品に直接触れさせると、その部分だけが凍傷のように変色したり、風味が落ちてしまう可能性があります。
特に、生鮮食品や果物などは、低温によるダメージを受けやすいため、必ず新聞紙や厚手の布で包んでからドライアイスに近づけるようにしましょう。
ドライアイスを長持ちさせるための最強テクニック
ドライアイスの気化速度を遅らせることは、保冷時間を延ばすことと同義です。
以下の最強テクニックを使って、ドライアイスを最大限に長持ちさせましょう。
- 隙間を徹底的に埋める:クーラーボックス内の空間が多いほど、ドライアイスは早く気化します。新聞紙を丸めたり、タオルを詰めたりして、極力隙間をなくすことが重要です。
- アルミホイルで包む:ドライアイスを新聞紙で包んだ上から、さらにアルミホイルで包むことで、熱の侵入をより効果的に防ぐことができます。アルミホイルの光沢面を外側に向けて包むのがポイントです。
- 高性能なクーラーボックスを使う:ドライアイスの保冷力は、8割が容器の性能に依存します。発泡ウレタンや真空断熱材を使った、壁の厚い高性能なクーラーボックスを選ぶことで、保冷時間が格段に伸びます。
- 蓋の開閉を最小限に:冷気が逃げる最大の原因は、蓋の開閉です。必要なものを取り出すとき以外は、絶対に開けないという意識を持つことが大切です。
これらのテクニックを組み合わせることで、通常の保冷時間を2倍以上に延ばすことも可能です。
冷凍食品と冷蔵品の「仕分け」が保冷成功の鍵
一つのクーラーボックスに、冷凍食品と冷蔵品(飲料など)を一緒に入れるのは、実はあまりおすすめできません。
ドライアイスの超低温は、冷凍品にとっては理想的ですが、冷蔵品にとっては「凍ってしまうほど低温すぎる」可能性があります。
特に、レタスやキュウリなどの水分が多い野菜は、ドライアイスの近くに置くとすぐに凍ってしまい、解凍後に食感が悪くなったり、変色したりしてしまいます。
そのため、「ドライアイスは冷凍品専用」と割り切り、冷蔵品は通常の保冷剤や氷を入れた別のクーラーボックスで保冷することをおすすめします。
もしどうしても一つの容器に入れなければならない場合は、ドライアイスを新聞紙で何重にも包み、一番遠い場所に置くなどの工夫が必要です。
この「仕分け」の意識を持つことで、食品の品質を損なうことなく、賢く保冷することができますよ。
ドライアイスの保管は難しい?最適な方法とダメな場所
購入したドライアイスを、すぐに使い切れない場合もあるでしょう。ドライアイスの保管には、いくつかのコツと、絶対に避けるべき場所があります。ここでは、安全かつ長持ちさせるための保管方法を解説します。
自宅で少しだけ保管するならコレがベスト
ドライアイスは、どんな方法を使っても気化(昇華)を完全に止めることはできませんが、その速度を遅らせることは可能です。
自宅で短時間(一晩程度)保管する場合の最適な方法は、「新聞紙やタオルでくるみ、発泡スチロールの箱に入れる」ことです。
発泡スチロールは、断熱性が高いため、外からの熱の侵入を防ぐのに非常に優れています。ただし、ここでのポイントは、「密閉しない」ことです。
蓋を完全に閉め切ってしまうと、内部で発生した二酸化炭素ガスが逃げ場を失い、箱が破裂する危険性があります。
蓋を軽く乗せるだけにして、ガスが自然に逃げる隙間を作っておきましょう。
また、保管する場所は、直射日光が当たらない、涼しい場所を選んでください。玄関のたたきや、ガレージなど、比較的温度変化の少ない場所が適しています。
これらの工夫をすることで、気化によるロスを最小限に抑え、必要な時までドライアイスをキープすることができます。
冷蔵庫・冷凍庫での保管が「絶対ダメ」な理由
「冷凍庫に入れれば、もっと冷やせて長持ちするのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、家庭用の冷蔵庫や冷凍庫にドライアイスを入れるのは、絶対に避けてください。
これには、大きく分けて2つの理由があります。
- 冷凍庫の故障:ドライアイスの-78.5℃という超低温は、家庭用冷凍庫の温度センサーや冷却システムに悪影響を及ぼします。センサーが誤作動を起こし、逆に冷凍庫内の温度が上がってしまったり、最悪の場合は故障の原因となる可能性があります。
- 酸欠の危険性:ドライアイスは気化する際に二酸化炭素ガスを発生させます。冷蔵庫・冷凍庫は密閉度が高いため、ガスが充満し、扉を開けた際に一気に漏れ出て、酸欠や二酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。
これらの理由から、ドライアイスは、家庭の電化製品とは切り離して、換気の良い場所で、発泡スチロールの箱に入れて保管するのが鉄則です。
電気代を節約しようと冷凍庫に入れるのは、かえって大きな出費(修理代)に繋がる可能性があることを覚えておきましょう。
長期保管は不可能!気化の速度を知っておこう
「ドライアイスを1週間保管したい」というご要望をいただくことがありますが、残念ながら家庭で長期保管することは実質的に不可能です。
高性能な業務用容器を使っても気化は避けられず、一般的な発泡スチロールのクーラーボックスの場合、1日でおおよそ半分以上の量が気化してしまうと言われています。
気化の速度は、ドライアイスの量、容器の断熱性、外気温に大きく左右されますが、数日も経てばほとんど残っていないでしょう。
そのため、ドライアイスは「使用する直前に購入する」ことが、最も賢明な利用方法です。
もし、どうしても数日後に使いたい場合は、少し多めに購入し、気化によるロスを見越しておく必要があります。例えば、2日後に1kg使いたいなら、2kg購入しておくなど、余裕を持った計画を立てましょう。
外部リンク:ドライアイスの長期保管方法を検索
今すぐドライアイスが必要ならココ!最適な購入場所まとめ
ここまで、様々なドライアイスの購入場所や注意点を見てきました。
最後に、あなたの状況に合わせて、今すぐ取るべき最適な行動をフローチャート形式でまとめます。
【時間帯別】緊急時の行動フローチャート
急いでドライアイスが必要な場合、時間帯によって行動を変えるのが最も効率的です。
| 時間帯 | 最適な購入先 | 行動指針 |
| 平日日中(9時〜17時) | 専門業者、大型ホームセンター | 専門業者に電話で在庫と価格を確認するのが最速。ホームセンターは品揃えが良い。 |
| 夕方〜夜間(17時〜21時) | 大型スーパー、アイスクリーム専門店 | 大型スーパーの冷凍食品コーナーの提供機をチェック。サービスがない場合はアイス専門店へ。 |
| 深夜・早朝 | ほぼ入手不可 | 諦めて高性能な保冷剤で代用するか、ネット通販で翌日着を狙う。安全を最優先。 |
特に平日日中であれば、専門業者からの直接購入が最も確実で安価になる可能性が高いため、まず電話をしてみることをおすすめします。
夜間はどうしても入手難易度が上がりますが、諦めずに大型スーパーの冷凍品コーナーをチェックしてみてください。
目的別のおすすめ購入先
量や用途によって、最適な購入先は変わってきます。
- イベントや業務用で「大量に」必要:専門業者(ガス会社・製氷会社)一択です。価格も安く、品質も安定しています。
- 長距離移動で「長時間」保冷したい:ネット通販で高性能なドライアイスを、余裕を持って購入するのがおすすめです。
- 急なテイクアウトで「少量」必要:アイスクリーム専門店(アイスを購入する)や、大型スーパーの無料提供サービスを利用しましょう。
- 自宅で実験や演出に使いたい:形状を選べるネット通販が便利です。ペレット型など特殊な形状も手に入ります。
あなたの「今」のニーズに最もマッチする購入先を選び、時間とコストの無駄を省きましょう。
結局、モモストアが一番おすすめする入手ルートは?
モモストアが最もおすすめするのは、「まずは近所の大型スーパーの冷凍食品売り場をチェック」という行動です。
なぜなら、大型スーパーは店舗数も多く、アクセスしやすい上に、冷凍食品を購入すれば無料でドライアイスが手に入る可能性が最も高いからです。
そこで手に入れたドライアイスで用が足りれば、費用はかかりませんし、もし量が足りなければ、その足でアイスクリーム専門店やホームセンターへ向かうという次の行動に移りやすいからです。
「無料提供サービス」→「少量販売の専門店」→「大量購入の専門業者・通販」という段階的なアプローチが、ドライアイスを賢く手に入れるための王道ルートと言えるでしょう。
【よくある質問】ドライアイスの処分方法や飛行機持ち込みについて
ドライアイスに関する疑問は、購入や使用方法以外にもたくさんありますよね。ここでは、ユーザーからよく寄せられる質問にお答えします。
使い終わったドライアイスはどうやって捨てるの?
使い終わったドライアイスの処分方法は、実は非常に簡単かつシンプルです。
最も安全で正しい処分方法は、「自然気化させること」です。
絶対にやってはいけないのが、シンクやトイレに流すことです。超低温のドライアイスが配管に触れると、その部分が凍りつき、配管の破損や詰まりの原因となります。
また、そのままゴミ箱に捨てるのも、ゴミ袋内でガスが充満し、袋が破裂する危険性があるため避けましょう。
正しい手順は以下の通りです。
- 残ったドライアイスを、発泡スチロールの箱など、断熱性のある容器に入れる。
- 蓋を完全に閉めず、少し隙間を開ける。
- 人通りがなく、換気が良い、安全な場所(屋外の隅など)に放置する。
気化が完了すれば、残るのは水蒸気と二酸化炭素だけです。容器もそのまま自治体のルールに従って処分できます。
完全に気化するまでには時間がかかりますので、余裕をもって処分するようにしてください。
飛行機や新幹線にドライアイスを持ち込める?
旅行や出張で冷凍品を運ぶ際、ドライアイスを持ち込めるのかどうかは、非常に重要な問題です。
結論として、飛行機は「制限付きで持ち込み可能」、新幹線は「特に規制なし」というのが一般的です。
- 飛行機:多くの航空会社では、「1人あたり2.5kgまで」という制限を設けています。ただし、持ち込みの際は、必ずチェックインカウンターで申告が必要です。また、二酸化炭素ガスが漏れ出るように梱包されていることが義務付けられています。密閉容器での持ち込みは厳禁です。利用する航空会社の公式サイトで最新の規定を確認しましょう。
- 新幹線:新幹線では、ドライアイスに対する特別な規制はありません。しかし、車内でガスが大量に発生すると、周りの乗客に迷惑をかけることになります。そのため、匂いやガスが漏れないように、しっかりと梱包し、周りの乗客への配慮を怠らないようにしましょう。
どちらの場合も、安全かつ周りの人への迷惑にならないよう、適切な容器と梱包を心がけてください。
外部リンク:国土交通省 危険物について
ドライフードやペットフードの保冷に使える?
ドライフードやペットフードの保冷にドライアイスを使いたいというニーズもありますね。もちろん、保冷材として利用することは可能です。
特に、オーガニック系の生鮮フードや、冷凍保存が推奨されるペットフードを運ぶ際には、ドライアイスの強力な保冷力が非常に役立ちます。
ただし、ここでも注意が必要です。
ドライアイスの超低温は、食品を凍らせてしまうだけでなく、「低温やけど」のようなダメージを食品に与える可能性があります。
また、ペットフードの場合、匂いや風味が非常に重要ですが、超低温にさらされることで、微妙な風味が変化してしまうことも考えられます。
そのため、ドライフードやペットフードをドライアイスで保冷する場合は、必ず新聞紙やタオルで何重にも包み、直接ドライアイスに触れないようにすることが大切です。
また、ペットが誤ってドライアイスを口にしないよう、取り扱いと保管には細心の注意を払ってくださいね。





