バンテージはどこに売ってる?種類別に購入場所を徹底ガイド!

バンテージはどこに売ってる?種類別に購入場所を徹底ガイド!

ボクシングやキックボクシングを始めよう!と思ったら、最初に必要になるのが「バンテージ」ですよね。
でも、いざ買おうと思っても、「どこに売っているんだろう?」「種類がありすぎてどれを選べばいいの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
ドラッグストアで売っている医療用の包帯と、格闘技用のバンテージは何が違うのか、急に必要になった時、どこに行けばすぐ手に入るのか、気になりますよね。
この記事では、運動経験者であり、元々格闘技ファンでもあるモモストアの筆者が、バンテージの販売場所から、初心者でも失敗しない選び方、そして正しく使うためのコツまで、皆さんの疑問をすべて解決できるように詳しく解説していきます!

・バンテージを「今すぐ買いたい!」時に頼れる実店舗はどこ?
・ボクシング・格闘技バンテージはスポーツ用品店で手に入る?
・初心者でも安心!バンテージの種類と選び方の基本
・ドラッグストアや薬局で「医療用バンテージ」は買える?
・100円ショップやホームセンターで代用品は見つかる?
  1. バンテージを「今すぐ買いたい!」時に頼れる実店舗はどこ?
    1. 大型総合スポーツ用品店なら高確率で発見できる!
      1. 総合スポーツ用品店での探し方のコツ
  2. ボクシング・格闘技バンテージはスポーツ用品店で手に入る?
    1. 専門店の品揃えはやっぱりすごい!
    2. ショッピングモール内のスポーツコーナーはどう?
      1. 専門店で見つけられるバンテージの種類(再確認)
  3. 初心者でも安心!バンテージの種類と選び方の基本
    1. なぜバンテージを巻く必要があるの?
    2. バンテージの素材と長さの選び方
      1. 素材(伸縮性)で選ぶ
      2. 長さで選ぶ
  4. ドラッグストアや薬局で「医療用バンテージ」は買える?
    1. 薬局の「包帯」は格闘技用には向かない
      1. ドラッグストアでの活用方法(応急処置として)
  5. 100円ショップやホームセンターで代用品は見つかる?
    1. 100均のサポーターや包帯はなぜダメなのか
      1. ホームセンターで見つけられる関連用品
    2. 中古のバンテージは避けるべき?
  6. 手軽さが魅力!「インナーグローブ型バンテージ」のメリット・デメリット
    1. インナーグローブ型の構造と最大のメリット
    2. デメリットと向いている人
      1. デメリット
      2. 向いている人
  7. 人気メーカー別!バンテージの価格帯と特徴を徹底比較
    1. ウイニング (Winning)
    2. アディダス (adidas) / リーボック (Reebok)
    3. VENUM (ヴェナム) / RDX
    4. マーシャルワールド (MARTIAL WORLD)
      1. メーカー別比較表
  8. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリット
    1. 圧倒的な品揃えとブランドの幅広さ
    2. 価格比較が簡単で、レビューも確認できる
      1. メルカリ・フリマアプリでの購入を検討するなら
  9. フリマアプリ(メルカリなど)で中古バンテージを買うのはどうなの?
    1. 衛生面と倫理的な問題
      1. 例外的に購入を検討しても良いケース
    2. 偽物・模倣品のリスク
  10. バンテージを正しく巻くための重要ポイントとコツ
    1. 最も重要な3つのポイント
    2. 基本的な巻き方(伸縮タイプ)の手順
  11. 練習頻度別!バンテージの洗い方とお手入れ方法
    1. 洗濯頻度の目安と基本的な洗い方
      1. 洗濯機と手洗い、どちらがいい?
    2. バンテージを長持ちさせるための裏技
  12. 目的別!最適なバンテージの選び方と失敗しないためのチェックリスト
    1. 目的別のおすすめバンテージタイプ
      1. ボクシング・キックボクシングを始めたばかりの初心者
      2. ヘビーなサンドバッグ打ちやスパーリングを重視する中級者以上
      3. 忙しい日常の中で手軽さを最優先したい人
    2. 失敗しないための最終チェックリスト
  13. 初めてのバンテージ購入は実店舗とネット通販、どっちがいい?
    1. 理想的な購入ルート:実店舗で試して、ネットで揃える
      1. ステップ1:実店舗(スポーツ用品店・専門店)に行く
      2. ステップ2:ネット通販(Amazon・楽天)で複数枚購入
    2. どうしても実店舗に行けない場合の対処法
  14. 人気カラーは?デザインで選ぶバンテージの楽しさ
    1. 定番色からトレンドカラーまで
      1. 【定番中の定番】白・黒・赤
      2. 【個性を出す】ピンク・青・迷彩柄
    2. グローブとのカラーコーディネートのコツ
  15. プロ選手も実践!バンテージが上達に繋がる理由
    1. バンテージが手のフォームを教える
    2. 精神的な準備(ルーティン)としての役割
      1. 質の高い練習は怪我を防ぐ
  16. 伸縮性が命!バンテージの素材にこだわる理由
    1. コットン(非伸縮)はなぜプロに好まれるのか
    2. エラスティック(伸縮)が初心者に優しい理由
      1. 伸縮性の調整が難しいと感じたら
  17. バンテージの長さがもたらす効果の違いを徹底解説
    1. 短いバンテージ(2.5m~3.0m)の用途
    2. 標準バンテージ(3.5m)が最も人気な理由
    3. 長いバンテージ(4.0m~4.5m以上)が必要なケース
  18. ジムや道場でのマナー!バンテージ使用時の注意点
    1. 絶対に守るべき衛生マナー
    2. バンテージの貸し借りは基本的にNG
  19. オンラインでの失敗を防ぐ!レビューの賢い読み方
    1. チェックすべきレビューの視点
    2. 5と1の極端な意見は参考にしすぎない
  20. バンテージ以外にも!一緒に揃えたい格闘技用品
    1. グローブ(必須)
    2. マウスピース
    3. ニーパッド、レガース
  21. まとめ:あなたのバンテージ探しの旅をサポートします!
  22. バンテージの選び方Q&A!よくある疑問を解決
    1. Q1: バンテージは洗剤で洗ってもいいの?
    2. Q2: 毎回巻くのが面倒で…インナーグローブ型だけでプロまで行ける?
    3. Q3: 伸縮タイプと非伸縮タイプ、巻き方は一緒でいいの?

バンテージを「今すぐ買いたい!」時に頼れる実店舗はどこ?

momo-store.jp

バンテージが必要になる瞬間って、意外と突然訪れたりしませんか?
例えば、「今日ジムで体験レッスンがあるから急いで買いたい」「練習中に持っていたバンテージがボロボロになってしまった」なんて時、ネットで注文する時間はありませんよね。
そんな「今すぐ欲しい!」という緊急事態に頼れる、実店舗の候補を詳しく見ていきましょう。

大型総合スポーツ用品店なら高確率で発見できる!

まず、バンテージを探す上で最も確実性が高いのが、大型の総合スポーツ用品店です。
例えば、「ゼビオ(XEBIO)」や「スポーツオーソリティ(Sports Authority)」、「アルペン(Alpen)」などがこれに該当します。これらの店舗では、通常、格闘技用品やトレーニングギアのコーナーが設けられています。
ただし、店舗の規模や立地によって品揃えは大きく異なります。

特に、都市部の大型店舗や、ジム・武道館の近くにある店舗では、ボクシングやキックボクシング用のバンテージが数種類置かれていることが多いです。
取り扱われているのは、アディダス(adidas)やリーボック(Reebok)といった有名スポーツブランドのものが中心で、長さは3.5mや4.5mのものが一般的です。
メリットとしては、実際に手に取って素材の感触や伸縮性を確かめられる点、そしてもちろん「その場で購入してすぐに使える」というスピード感です。
デメリットとしては、専門の格闘技ブランド(例:ウイニング、マーシャルワールド、VENUMなど)の本格的なモデルは置いていないことが多く、種類や色の選択肢が限られるという点があります。

総合スポーツ用品店での探し方のコツ

店舗に入ったら、以下の順で探すのがおすすめです。

  1. 格闘技・ボクシングコーナー: グローブやサンドバッグの隣にあることが多いです。
  2. フィットネス・トレーニングギアコーナー: 筋トレグッズやサポーター類と一緒に陳列されていることもあります。
  3. テーピング・サポーターコーナー: 伸縮性の高いテーピングや、手首用サポーターの近くに置いてある場合もあります。

見つからない場合は、迷わず店員さんに「ボクシング用のバンテージはありますか?」と尋ねてみてください。商品知識が豊富な店員さんが多いので、適切な場所を案内してくれるはずです。

総合スポーツ用品店のメリット・デメリット
メリット デメリット
すぐに購入して使える 専門的なブランドの取り扱いが少ない
素材やサイズ感を実際に確認できる 店舗や在庫状況に左右される
有名ブランド(adidasなど)が手に入りやすい 専門店より価格が少し高めな場合がある

もし、お近くに大型店がない場合は、次に紹介する専門店の候補を頭に入れておきましょう。

ボクシング・格闘技バンテージはスポーツ用品店で手に入る?

本格的にボクシングやキックボクシングを始めるなら、やはり格闘技専門の用品店でバンテージを探すのが一番です。

専門店の品揃えはやっぱりすごい!

「イサミ(ISAMI)」「マーシャルワールド(MARTIAL WORLD)」「フィットネスショップ(FITNESS SHOP)」など、格闘技用品を専門に扱うショップでは、バンテージはまさに主力商品の一つです。
ここでは、アマチュアからプロまでが使用する高品質なバンテージが、非常に豊富な種類とカラーバリエーションで取り揃えられています。

  • 伸縮性の種類: 非伸縮性(ノーマルコットン)、伸縮性(エラスティック)、セミエラスティックなど、様々な巻き心地のものが選べます。
  • 長さのバリエーション: 3.0m、3.5m、4.0m、4.5mなど、手の大きさや用途に合わせた細かいサイズがあります。
  • ブランド: ウイニング(Winning)、RDX、VENUM、 Twins Specialなど、国内外のプロが愛用するブランド品が見つかります。

専門店の最大の魅力は、店員さんが格闘技経験者であることが多く、バンテージの選び方や正しい巻き方について、プロの視点からアドバイスをもらえる点です。
特に初心者の方は、どの長さや素材が良いのか全く分からない状態だと思いますので、専門知識のあるスタッフに相談できるのは心強いですよね。
実際にモモストアの筆者も、初めてバンテージを買うときには、お店で巻き方を教えてもらいました。

ショッピングモール内のスポーツコーナーはどう?

一方で、一般的なショッピングモールに入っているような中規模のスポーツ用品店では、野球やサッカー用品が中心で、格闘技用品の取り扱いがないか、あっても極わずかな場合が多いです。
もし店舗に足を運ぶなら、事前に公式サイトで「ボクシング」や「格闘技」の取り扱いがあるか確認するか、直接電話で在庫を問い合わせるのが賢明です。
無駄足になることを避けるためにも、事前にチェックする一手間を惜しまないようにしましょう。

専門店で見つけられるバンテージの種類(再確認)

格闘技専門店で見つけられるバンテージの種類
種類 特徴 適している人
伸縮タイプ(エラスティック) ゴムやポリウレタンが混ざっており、伸びる。拳にフィットしやすく巻きやすい。 初心者、手の小さな人、フィット感を重視したい人
非伸縮タイプ(ノーマルコットン) 伸び縮みしない純粋なコットン素材。硬く巻けて、プロなど手の感覚を重視する人向け。 上級者、手の感覚を大切にしたい人
簡単バンテージ(インナーグローブ型) グローブのように手にはめるタイプ。巻く手間がなく、最も手軽。 手軽さ重視の初心者、ジムでサッと使いたい人

このように、専門店に行けば、あなたの目的やレベルに合ったバンテージが必ず見つかります。まずは一度、お近くの専門店を探してみることをおすすめします。

初心者でも安心!バンテージの種類と選び方の基本

バンテージと一口に言っても、前述の通り、種類は様々です。初心者の方が迷わず自分にぴったりの一本を見つけるために、バンテージの「なぜ」と「どれを選ぶべきか」をしっかり理解しておきましょう。

なぜバンテージを巻く必要があるの?

バンテージは、ただの布ではありません。グローブの下に巻くことで、主に以下の3つの重要な役割を果たしています。

  1. 拳の保護: 強いパンチを打った際の衝撃を分散させ、特に拳の小さな骨や関節を保護します。これがバンテージの最も重要な役割です。
  2. 手首の固定: 手首をしっかりと固定し、パンチを打った瞬間に手首が不自然に曲がるのを防ぎ、捻挫や怪我のリスクを軽減します。
  3. 汗の吸収: グローブの内側を清潔に保ち、グローブの寿命を延ばす効果もあります。これは衛生面でも非常に重要です。

グローブだけでは拳の怪我を防ぐことはできません。バンテージを巻くことは、格闘技を行う上で絶対に欠かせない安全対策なのです。

バンテージの素材と長さの選び方

バンテージ選びで重要なのは、「素材(伸縮性)」と「長さ」です。

素材(伸縮性)で選ぶ

素材別バンテージの特徴
素材の種類 特徴と感触 おすすめポイント
コットン(非伸縮) 伸び縮みしない。しっかりとした固定感があり、
拳の感覚が伝わりやすい。
プロ・上級者向け。高い耐久性。
エラスティック(伸縮) ポリエステルなどが混ざり、程よく伸びる。拳に密着しやすく、
巻き方に慣れていなくてもフィット感が出やすい。
初心者に最もおすすめ。手首の固定もしやすい。
セミエラスティック コットンと伸縮素材の中間。適度な伸びで固定力も兼ね備える。 中級者向け。伸縮性に慣れた人。

初心者の方は、まず伸縮性の高いエラスティックタイプから試すのが断然おすすめです。巻きやすく、多少不器用でもしっかり拳を保護できるフィット感が得られます。

長さで選ぶ

バンテージの長さは、短いもので2.5m、長いもので5.0m近くまであります。

  • 2.5m~3.0m: 手の小さな女性やジュニア、またはインナーグローブのような手軽さを求める場合に。
  • 3.5m: 一般的な成人男性・女性の標準サイズ。適切な保護と固定が得られます。
  • 4.0m~4.5m: 手の大きな人、またはプロやアマチュアでより厳重な拳と手首の保護を求める場合に。巻く手間と時間は増えますが、その分安心感があります。

迷ったら、まずは3.5mの伸縮タイプを選ぶと間違いがありません。

ドラッグストアや薬局で「医療用バンテージ」は買える?

「バンテージ」という言葉を聞くと、包帯を連想して、ドラッグストアや薬局を思い浮かべる方もいるかもしれませんね。
実際に、ドラッグストアには「包帯」や「テーピング」がありますが、格闘技用のバンテージとは何が違うのでしょうか?

薬局の「包帯」は格闘技用には向かない

結論から言うと、ドラッグストアや薬局で売っている包帯や医療用バンテージは、格闘技の練習には適していません。
もちろん、薬局では「伸縮性包帯」や「自着性包帯」など、様々な種類の製品が売られています。これらは、捻挫した関節の固定や、傷口の保護を目的として作られています。

しかし、格闘技用のバンテージに求められるのは、「強力な衝撃の分散」と「拳の小さな骨を正しい位置に保つための強固な固定力」です。
薬局の包帯は、皮膚に優しく、通気性が良いものが多く、デリケートな肌の部分を保護するのに適していますが、グローブの下で繰り広げられる強烈なパンチの衝撃に耐える設計にはなっていません。
仮に巻けたとしても、すぐにずれたり、破れたり、拳をしっかり守るほどの圧力をかけられないことがほとんどです。

「じゃあ、テーピングはどうなの?」という疑問もありますよね。
プロの選手の中には、試合や本格的な練習で、バンテージの上に医療用テーピングを巻いて、さらに固定力を高める人もいます。しかし、これは専門知識と技術が必要な巻き方です。
初心者の方が日常の練習で、テーピングだけで代用するのは、経済的にも手間的にも現実的ではありませんし、怪我のリスクも高まります。

ドラッグストアでの活用方法(応急処置として)

ドラッグストアの製品が唯一役に立つとすれば、それは「応急処置」の場面です。
もし練習中に予期せぬ怪我(軽い突き指や捻挫など)をしてしまい、すぐにアイシングや軽い固定が必要になった場合、ドラッグストアで販売されているテーピングやサポーターは非常に有効です。
しかし、あくまで「格闘技用のバンテージを買い忘れたからこれで代用しよう」というのは絶対に避けてくださいね。

ドラッグストア製品と格闘技用バンテージの違い
製品名 主な目的 格闘技での使用
伸縮性包帯 怪我の保護、軽い圧迫 不向き(衝撃分散能力がない)
医療用テーピング 関節の固定、動きの制限 専門知識があれば補助的に使用可。単独での代用は危険。
格闘技用バンテージ 拳骨の保護、手首の強固な固定 必須

安全なトレーニングのためにも、バンテージは必ず格闘技用品店やネット通販で専用のものを購入してください。

100円ショップやホームセンターで代用品は見つかる?

とにかく安く済ませたい、または「ちょっと試してみたいだけだから」という理由で、100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)やホームセンターでの代用品を探す方もいるかもしれません。
しかし、ここでも結論からお伝えすると、格闘技用バンテージの代わりになるものはありません。

100均のサポーターや包帯はなぜダメなのか

100円ショップでは、スポーツコーナーに「手首サポーター」や「簡易的な包帯」が並んでいることがあります。
しかし、これらは「リストバンドとしての利用」や「軽い日常生活でのサポート」を目的としており、拳を固めて衝撃から守るというバンテージの核となる機能を一切持ち合わせていません。
特に格闘技では、拳を握り込んだときにしっかりと骨を一つにまとめ、パンチの衝撃に耐える構造を作らなければなりません。100均の製品では、この重要な役割を果たすことができません。

もし、バンテージの代用品としてこれらを使用した場合、最悪の場合、パンチをした瞬間に拳の骨折や靭帯損傷といった重度の怪我につながる可能性があります。
安いからと代用品を選ぶことで、結果的に治療費の方が高くついてしまうという、本末転倒な事態になりかねません。
安全性の確保は、トレーニングを長く続けるための大前提です。

ホームセンターで見つけられる関連用品

ホームセンターには、作業用の軍手や、DIY用のテープ、資材などを扱うコーナーがあります。しかし、これもまたバンテージとは用途が異なります。

  • 作業用軍手: 手の保護や滑り止めにはなりますが、拳の固定や衝撃吸収は全くできません。
  • 養生テープやガムテープ: 確かに固定力はありますが、皮膚を傷める原因になりますし、巻くこと自体が非常に難しく、パンチのたびに剥がれてしまいます。

モモストアの筆者としては、安全面を最優先して、「バンテージはバンテージとして、専門の製品を購入する」ことを強くおすすめします。
初期投資としてはわずかなものですが、あなたの拳と手首を守るための最も重要な防具の一つだと認識してください。

中古のバンテージは避けるべき?

「少しでも安く」と考え、メルカリなどのフリマアプリで中古のバンテージを探す方もいるかもしれません。この点については、衛生面から考えると非常に非推奨です。

バンテージは、グローブの中で大量の汗を吸い込む消耗品です。
どれだけ丁寧に洗濯されていても、使用済みのものは汗や皮脂の汚れ、そして雑菌が残っている可能性が否定できません。
特に夏場や、洗濯が不十分な場合、強い匂いの原因になったり、手や皮膚のトラブルにつながることもあります。
バンテージ自体、非常に安価なものが多いため、新品を購入する方が圧倒的に衛生的で安心です。

代用品の安全度チェック
製品 購入場所 安全性 評価理由
医療用包帯 ドラッグストア 衝撃に耐える強固な固定力がない。
手首サポーター 100均・スポーツ店 極めて低 拳の保護機能がない。
中古バンテージ フリマアプリ 中〜低 衛生面で大きな問題がある。

手軽さが魅力!「インナーグローブ型バンテージ」のメリット・デメリット

近年、特に初心者や忙しい方に人気なのが、巻く手間が一切不要な「インナーグローブ型バンテージ」、または「クイックバンテージ」と呼ばれるタイプです。
まるで手袋のようにサッと装着できるこのアイテムは、従来の巻くタイプのバンテージとは何が違うのでしょうか?
モモストアの筆者が、そのメリットとデメリット、そしてどのような人に向いているのかを解説します。

インナーグローブ型の構造と最大のメリット

インナーグローブ型は、ネオプレンや伸縮性の高い素材でできており、ナックル(拳部分)にジェルやクッション材のパッドが内蔵されているのが特徴です。
構造としては、手袋のように指を通してはめるだけで、拳のクッション材がパンチの衝撃を吸収し、手首はマジックテープのリストラップで固定できるようになっています。
このタイプの最大のメリットは、何と言っても「装着時間の圧倒的な短縮」です。

  • 時短: 従来のバンテージは両手に5分〜10分かかる巻き作業が、わずか数秒で完了します。
  • 簡単: 巻き方の技術や知識が一切不要。誰でも同じレベルの保護が得られます。
  • クッション性: 内蔵されたジェルパッドが、拳の最も怪我をしやすい部分を直接保護してくれます。

「仕事が忙しくてジムに到着するのがギリギリ」「巻き方が難しくて諦めてしまった」という方には、まさに救世主のようなアイテムです。
また、ジムの更衣室などで他の人の目を気にせずサッと装着できるのも嬉しいポイントです。

デメリットと向いている人

一方で、従来のバンテージと比較すると、デメリットもあります。

デメリット

  1. 固定力は劣る: 伸縮バンテージを正しい巻き方でしっかりと巻いた場合と比較すると、手首や手の骨全体を「一体化」させる固定力はどうしても劣ります。
  2. 細かい調整ができない: 自分の拳の形や、保護したい場所に合わせて、締め付け具合や巻く回数を調整することができません。
  3. 通気性: 分厚いパッドが入っているため、巻くタイプに比べて熱がこもりやすく、汗による不快感や匂いが残りやすい場合があります。

向いている人

これらのメリット・デメリットを踏まえると、インナーグローブ型バンテージは以下のような方におすすめです。

インナーグローブ型バンテージがおすすめな人

おすすめ度 利用シーン 目的
★★★★★ ジムでの気軽なミット打ちや軽い運動 時短、手軽さ、巻き方のストレス解消
★★★★☆ ボクシングを始めたばかりの初心者 まず保護具に慣れること、導入のハードルを下げる
★★★☆☆ ヘビーなサンドバッグ打ちやスパーリング 十分な固定力が得られない可能性があるため、
この用途なら巻くタイプが推奨。

「まずは巻くのが面倒だからインナーグローブで始めて、慣れてきたら巻くタイプに移行する」という使い方も賢明です。
多くのメーカーから様々な製品が出ていますので、種類を比較してみてください。

人気メーカー別!バンテージの価格帯と特徴を徹底比較

バンテージは消耗品ですが、メーカーによって素材の質、耐久性、そして巻き心地が大きく変わってきます。
ここでは、格闘技界で特に人気が高く、信頼されているメーカーのバンテージについて、価格帯と特徴を比較してみましょう。
あなたの予算や目的に合ったメーカーを見つけるヒントにしてください。

ウイニング (Winning)

「ウイニング」は、日本のボクシング界で最も信頼されているブランドの一つです。
グローブが有名ですが、バンテージも非常に高品質です。

  • 特徴: 主にコットン製で、非伸縮またはセミ伸縮タイプが主流。素材の質が非常に良く、耐久性が高いです。プロの試合でも使用されることが多く、「手になじむ」感覚を重視する人に愛されています。
  • 価格帯: 3,000円~5,000円程度(他メーカーと比べると高め)。
  • おすすめポイント: 本格派志向の方、耐久性を重視する方。特に試合用などの高品質な非伸縮タイプが欲しいならここ。

アディダス (adidas) / リーボック (Reebok)

スポーツブランド大手のアディダスやリーボックも格闘技ラインを展開しています。

  • 特徴: 伸縮性のあるポリエステル素材が中心。デザイン性が高く、カラーバリエーションが豊富です。大型スポーツ用品店でも手に入りやすいため、最初の一本として購入しやすいのが魅力。
  • 価格帯: 1,500円~3,000円程度(比較的リーズナブル)。
  • おすすめポイント: 初めてバンテージを買う初心者、デザインやカラーリングにこだわりたい方、すぐに手に入れたい方。

VENUM (ヴェナム) / RDX

海外の格闘技ブランドとして、特にMMA(総合格闘技)やキックボクシング界で絶大な人気を誇ります。

  • 特徴: 伸縮性が高く、デザインが非常にアグレッシブでカッコいいものが多数。RDXなどはインナーグローブ型(ゲルパッド入り)も得意としており、トレンド感や機能性を求める人に人気です。
  • 価格帯: 1,500円~4,000円程度。
  • おすすめポイント: キックボクシングやMMAの練習をする方、機能的なインナーグローブを探している方、人と違うデザインを楽しみたい方。

マーシャルワールド (MARTIAL WORLD)

国内の格闘技用品の老舗ブランドの一つ。

  • 特徴: 伝統的なコットン製から、手軽な伸縮製、インナーグローブまで幅広いラインナップ。全体的にコストパフォーマンスに優れており、ジムで団体購入されることも多いです。
  • 価格帯: 1,000円~2,500円程度(非常に手頃)。
  • おすすめポイント: コスパを重視したい方、練習用として複数本揃えたい方。

メーカー別比較表

主要バンテージメーカー比較
メーカー 価格帯(目安) 素材の傾向 特に優れている点
ウイニング 高め コットン(非伸縮) プロも認める高品質と耐久性
アディダス 中〜低め 伸縮性ポリエステル デザイン性、入手しやすさ
VENUM/RDX 中〜高め 伸縮性/ゲルパッド 機能性、インナーグローブのバリエーション
マーシャルワールド 低め コットン/伸縮性 コストパフォーマンス、豊富な種類

このように、メーカーによって「何に特化しているか」が異なります。ぜひ、ご自身の練習スタイルと予算に合ったメーカーを選んでみてください。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリット

実店舗で購入するメリットは「すぐに手に入る」ことでしたが、バンテージを探す上で、やはりネット通販のメリットは無視できません。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要な通販サイトを利用する際の、具体的なメリットと、購入時のチェックポイントを解説します。

圧倒的な品揃えとブランドの幅広さ

ネット通販最大のメリットは、何と言っても「品揃えの豊富さ」です。
実店舗ではスペースの都合上、どうしても人気のある数種類しか置けません。しかし、ネット通販であれば、前述した日本のウイニングから、海外のVENUM、RDX、Twinsといった専門性の高いメーカーの製品まで、世界中のあらゆるバンテージを比較検討できます。

  • 長さや素材の選択肢が多い: 4.5mのプロ仕様の長さや、非伸縮性の本格派コットンタイプなど、専門的な要求に応える製品が見つかります。
  • カラーバリエーションが豊富: 実店舗では見つからないような、派手な迷彩柄や限定カラー、女性向けのピンクやパープルなども手に入りやすいです。
  • セット販売やまとめ買いが可能: 練習用に何本も欲しい場合、ネット通販ならお得なセット価格で購入できることが多く、経済的です。

価格比較が簡単で、レビューも確認できる

一つの商品を複数のショップが販売していることが多いため、最安値を探すのが非常に簡単です。
また、Amazonや楽天市場では、実際に購入した人のレビューや口コミが豊富に掲載されています。
「このバンテージは伸縮性が思ったより強い」「マジックテープがしっかりしていて良い」といった生の声は、商品選びにおいて非常に参考になります。
特に、バンテージは「巻き心地」や「フィット感」が重要なので、レビューをしっかりチェックしてから購入を決めると失敗が少ないですよ。

ただし、注意点として、人気のないレビューの少ない商品は、品質が保証されていない場合もあるので、できるだけレビュー数が多い商品や、有名ブランド品を選ぶようにしましょう。

メルカリ・フリマアプリでの購入を検討するなら

フリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)でもバンテージは売られています。

【モモストアからの注意点】

新品未使用品や未開封品であれば問題ありませんが、前述の通り、使用済みのバンテージの購入は、衛生面から避けるべきです。
特に、フリマアプリでは、メーカーの正規品ではない模倣品や、品質の低い製品が出回っている可能性もあります。

安心・安全、そして衛生的に長く使うためにも、正規のネット通販サイトで新品を購入するのが、結果的に最も賢明な選択と言えます。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの検索窓で「バンテージ 人気」と入れて、どんな商品があるか見てみるだけでも楽しいですよ!

フリマアプリ(メルカリなど)で中古バンテージを買うのはどうなの?

前の見出しでも少し触れましたが、中古品の購入は特に格闘技用品においてはデリケートな問題です。

衛生面と倫理的な問題

繰り返しになりますが、バンテージはグローブの中で大量の汗を吸い込みます。

「他人の汗や匂いがついた布を、自分の拳に巻き付ける」という行為に抵抗がないか、今一度考えてみてください。
どれだけ出品者が「洗濯済み」「匂いなし」と記載していても、汗や皮脂汚れ、そしてグローブ内部の雑菌は完全に除去されている保証はありません。
もし、肌が弱い方やアレルギー体質の方は、特に注意が必要です。
購入したバンテージが原因で、手の皮膚にトラブルが発生してしまい、練習を休まざるを得なくなったら、元も子もありませんよね。

例外的に購入を検討しても良いケース

中古のバンテージを検討しても良い、数少ない例外的なケースは以下の通りです。

  1. 完全に未開封・新品の場合: ただし、パッケージが汚れていたり、古い場合は、保管状態が悪く素材が劣化している可能性も考慮してください。
  2. レアな限定品・廃盤品: どうしても手に入れたい限定カラーや、製造中止になったプロ仕様のモデルなど、新品では手に入らないものに限ります。この場合も、すぐに使用するのではなく、強力な除菌・漂白剤で徹底的に洗浄することを前提にしましょう。

しかし、一般的なバンテージは、最も安価なものであれば1,000円台から新品が購入できます。わざわざ衛生面のリスクを冒してまで、中古品を選ぶメリットはほとんどありません。

偽物・模倣品のリスク

特に、ウイニングやVENUMといった人気ブランドのバンテージは、フリマアプリや海外の怪しいECサイトで偽物や模倣品が出回るリスクがあります。
偽物は、一見すると本物と同じように見えますが、使われているマジックテープの耐久性が低かったり、素材の伸縮性が全くなかったり、製品としての機能が果たせないものがほとんどです。
このような低品質な製品を使うことは、先述の通り、怪我に直結する危険性があります。

バンテージのフリマアプリ購入リスク
リスク 具体的内容 対処法
衛生問題 汗や雑菌による皮膚トラブル、匂い 新品を購入するのが最善
偽物・模倣品 品質が低く、拳を保護できない 正規のECサイトや専門店で購入
マジックテープ劣化 使用による粘着力の低下 マジックテープの状態を写真で確認する

「安物買いの銭失い」にならないよう、安全のために新品を正規のルートで購入するようにしましょう。

バンテージを正しく巻くための重要ポイントとコツ

どんなに良いバンテージを購入しても、巻き方が間違っていると、その効果は半減してしまいます。
それどころか、巻きがきつすぎると血流が悪くなり、緩すぎると拳が保護されないという、逆効果になってしまうこともあります。
ここでは、バンテージを巻く上での最も重要なポイントと、モモストアの筆者も実践しているコツをご紹介します。

最も重要な3つのポイント

バンテージを巻く時に、絶対に意識してほしいのは以下の3点です。

  1. 拳(ナックル)にクッションを作る: 拳の関節部分を覆うように、バンテージを重ねて巻き、衝撃を吸収するためのクッション層を作ります。パンチを打つ際に最もダメージを受ける部分なので、ここが一番厚くなるように意識してください。
  2. 手首(リスト)を強固に固定する: 手首はパンチを打つ際の土台です。リストを何度もクロスして巻き、関節が絶対に動かないようにガチガチに固定します。手首を固定することで、パンチの威力が上がり、怪我も防げます。
  3. 手の甲(手の骨)を締める: 中手骨という、手の甲にある細い骨をしっかりとまとめ、一本の棒のようにすることで、骨折を防ぎます。ただし、指の付け根部分は血流を妨げないように、きつく巻きすぎないことが重要です。

この「クッション」「固定」「締め」のバランスが非常に重要で、どこか一つでも疎かにすると、バンテージの役割を十分に果たせません。

基本的な巻き方(伸縮タイプ)の手順

最も一般的な3.5m~4.5mの伸縮バンテージの巻き方を簡単に解説します。ジムのトレーナーさんに教わるのが一番ですが、予習として参考にしてください。

【巻き方のステップ】

  1. スタート: バンテージの輪っかを親指にかけ、手の甲側から手首に2~3周巻いて固定します。この時、手首が動かないようにしっかり巻きます。
  2. 拳のクッション: 手の甲から指の付け根を通し、拳全体を2~3周巻いて、クッション層を作ります。
  3. 指の間をクロス: 親指の付け根から、人差し指と中指の間を通し、手の甲に戻り、手首を通って固定します。次に中指と薬指、薬指と小指の間も同じように通して、拳を締める三角形を作ります。
  4. 仕上げの固定: 最後に再び拳全体を巻いてクッション層を強化し、余ったバンテージを手首に巻き付けて、マジックテープでしっかりと固定します。

巻き終わった後、パンチを握ってみて、「拳が固まっているか」「手首がカチッと固定されているか」をチェックしましょう。
もし指先が痺れるほどきつかったり、逆に手首がグラグラするようであれば、すぐに巻き直してください。
Youtubeで「バンテージ 巻き方 初心者」と検索すると、動画で分かりやすく解説されているものが見つかるので、ぜひ参考にしてみてください。

練習頻度別!バンテージの洗い方とお手入れ方法

バンテージは、練習のたびに汗を大量に吸い込むため、適切な頻度で洗濯し、清潔に保つことが非常に重要です。
洗濯を怠ると、悪臭の原因になるだけでなく、グローブの内部にも雑菌が繁殖し、グローブ自体が傷んでしまう原因にもなりかねません。

洗濯頻度の目安と基本的な洗い方

洗濯頻度は、練習頻度によって変えるのが基本です。

【洗濯頻度の目安】

練習頻度 洗濯頻度 推奨されるバンテージの枚数
週に1~2回 練習後に毎回 2~3組
週に3回以上 練習後に毎回 最低3組以上
毎日 練習後に毎回 5組以上(ローテーションが必要)

理想は、練習をするたびに毎回洗うことです。

洗濯機と手洗い、どちらがいい?

基本的にバンテージは洗濯機で洗うことができますが、いくつかの注意点があります。

  1. マジックテープを留める: 洗濯機に入れる前に、マジックテープの部分を必ずしっかりと留めてください。これを怠ると、他の洗濯物やバンテージ自体に絡みつき、マジックテープの粘着力が低下したり、生地が傷んだりする原因になります。
  2. 洗濯ネットに入れる: 小さなバンテージが洗濯機の部品に挟まったり、絡まったりするのを防ぐため、必ず小さな洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
  3. 乾燥機は避ける: 熱によってバンテージの伸縮性素材(ゴムなど)が劣化したり、縮んだりする可能性があります。乾燥機は使わず、自然乾燥させるのが最も長持ちさせるコツです。

【手洗いの場合】
時間があるときは、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、軽く揉み洗いするのがベストです。これにより、汗の汚れや匂いをよりしっかり落とすことができます。

バンテージを長持ちさせるための裏技

バンテージを清潔に保ち、長持ちさせるためのモモストア流のコツをご紹介します。

  • 練習後の即時対応: 練習が終わったら、すぐにグローブからバンテージを取り出し、広げて風通しの良い場所で乾燥させてください。カバンやグローブの中に放置すると、匂いやカビの原因になります。
  • 漂白剤の活用: 定期的に酸素系漂白剤(色柄物にも使えるタイプ)に漬け置きすることで、匂いの原因となる雑菌を殺菌し、清潔さを保つことができます。ただし、色落ちの可能性も考慮して、色物バンテージは注意が必要です。
  • 複数枚のローテーション: 毎日同じバンテージを使うのではなく、最低でも3組をローテーションして使うことで、生地を休ませ、乾かす時間を確保できます。これが最もバンテージを長持ちさせる秘訣です。

このお手入れをすることで、あなたのバンテージだけでなく、大切なグローブも長く清潔に使うことができますよ。

目的別!最適なバンテージの選び方と失敗しないためのチェックリスト

これまでの解説で、バンテージの種類や購入場所、お手入れ方法について詳しくご理解いただけたかと思います。

最後に、あなたの「目的」に合わせて、どのバンテージを選ぶべきかを最終チェックリストとしてまとめます。
これを参考にすれば、もうバンテージ選びで迷うことはありません!

目的別のおすすめバンテージタイプ

あなたのトレーニングのレベルや目的に合わせて、最適なバンテージを選びましょう。

ボクシング・キックボクシングを始めたばかりの初心者

  • タイプ: 伸縮タイプ(エラスティック)
  • 長さ: 3.5m
  • 選ぶべき理由: 巻き方が多少不器用でも拳にフィットしやすく、手首を固定しやすいです。コストパフォーマンスが良いアディダスやマーシャルワールドから始めるのがおすすめです。

ヘビーなサンドバッグ打ちやスパーリングを重視する中級者以上

  • タイプ: 非伸縮タイプ(ノーマルコットン)またはセミ伸縮タイプ
  • 長さ: 4.0m~4.5m
  • 選ぶべき理由: より強固な固定力と、拳の感覚(打感)を重視するため。ウイニングや本格的な専門ブランドのものが推奨されます。長いほどしっかり巻けます。

忙しい日常の中で手軽さを最優先したい人

  • タイプ: インナーグローブ型(クイックバンテージ)
  • 長さ: なし(手袋型)
  • 選ぶべき理由: 装着時間が圧倒的に短い。ただし、保護力は巻くタイプに劣るため、軽いミット打ちやトレーニングでの使用に限定しましょう。

失敗しないための最終チェックリスト

バンテージを購入する前に、以下の項目を必ずチェックしましょう。

チェック項目 確認すべきポイント 備考
素材(伸縮性) 自分に合った伸縮性か(初心者なら伸縮を推奨) ポリエステル/コットン/ゲルパッド
長さ 手の大きさ、グローブのサイズに合っているか 成人男性は3.5m~4.5mが目安
耐久性 マジックテープがしっかりしているか、生地が厚いか レビューやメーカーの信頼性を確認
価格 自分の予算に合っているか(消耗品なので複数購入を考慮) 安すぎるものは避ける(品質リスク)
衛生面 必ず新品で購入するか 中古品は避けるべき
洗濯のしやすさ 洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるか 毎回洗うことを前提に考える

このチェックリストで選んだバンテージなら、きっとあなたのトレーニングを強力にサポートしてくれるはずです。

もし、近くに専門店がない場合や、豊富な種類の中から選びたい場合は、Amazonや楽天市場のランキングを参考に、人気のモデルから試してみるのも良いでしょう。

初めてのバンテージ購入は実店舗とネット通販、どっちがいい?

「結局、最初にどこで買うのがベストなの?」という疑問を抱えている方も多いでしょう。
実店舗とネット通販、どちらにも一長一短があります。モモストアの筆者の経験から、それぞれのメリットを最大限に活かした賢い購入ルートをご提案します。

理想的な購入ルート:実店舗で試して、ネットで揃える

初めてバンテージを買う方にとって、最も失敗が少ない理想的なルートは、「まず実店舗で触って、巻いて、種類を理解し、その後ネット通販で本数を揃える」という流れです。

ステップ1:実店舗(スポーツ用品店・専門店)に行く

まずは、大型スポーツ用品店や、もし近くにあれば格闘技専門店に足を運んでください。
ここで、実際に伸縮タイプと非伸縮タイプの感触の違いを確かめてみましょう。
もし可能であれば、試着用や見本のバンテージがあれば、軽く手に巻かせてもらうと、長さや生地の厚みがグローブの下でどう感じるかが分かります。
この時に「3.5mの伸縮性が自分には合っているな」といった具体的なイメージを掴むことが最大の目的です。

この実店舗での体験を通じて、自分の手の大きさに合うおおよその長さや、欲しいメーカーの目星をつけておきましょう。

ステップ2:ネット通販(Amazon・楽天)で複数枚購入

実店舗で欲しいバンテージの種類やメーカーが特定できたら、次にAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販を利用します。
ネット通販では、実店舗にはないお得な複数枚セットや、豊富なカラーバリエーションが見つかります。
前述の通り、バンテージは毎回洗う必要があるため、最低でも3組は持っておきたいところです。
実店舗で確認した「これだ!」というバンテージをネットでまとめ買いすることで、初期費用を抑えつつ、毎日清潔な状態で練習に臨めるという理想的な環境が整います。

ネット通販では、レビューの数が多い人気のモデルを比較し、コストパフォーマンスを考慮して購入を決断しましょう。お得なセット販売を見つけるのもネットならではの楽しみです。

どうしても実店舗に行けない場合の対処法

近くに格闘技用品の取り扱いがあるお店が全くない、という場合は、ネット通販に頼るしかありません。
その際は、以下の手順で購入すると失敗が少ないです。

  1. 伸縮タイプ・3.5mを選ぶ: 初心者向けとして最もスタンダードな選択肢を選びます。
  2. レビュー数の多い有名メーカーを選ぶ: アディダス、VENUM、マーシャルワールドなど、信頼できるメーカーで、かつレビューが100件以上ついている人気商品を選びましょう。
  3. 最初は2組購入: 巻き心地やフィット感が分からないので、まずは2組だけ購入し、使用感を試してから、気に入れば追加で購入するようにしましょう。

このように、実店舗とネット通販のメリットを組み合わせることで、最も賢く、満足度の高いバンテージ購入が実現できますよ。

人気カラーは?デザインで選ぶバンテージの楽しさ

バンテージの役割は拳の保護ですが、どうせなら自分のモチベーションが上がるようなカラーやデザインを選びたいですよね。
昔は白が主流でしたが、今は非常にカラフルで個性的なバンテージがたくさん販売されています。

定番色からトレンドカラーまで

バンテージのカラー選びは、あなたの個性やジムでの雰囲気を表現する楽しいポイントです。

【定番中の定番】白・黒・赤

  • 白: 衛生的なイメージがあり、汚れが目立つため「しっかり洗っている」というアピールにもなります。プロの試合で使われることも多い、正統派のカラーです。
  • 黒: 汚れが目立ちにくく、どんなグローブの色にも合うクールな印象。格闘家らしい引き締まった雰囲気を好む人に人気です。
  • 赤: 情熱的でアグレッシブな印象。闘志を燃やすモチベーションアップに繋がるカラーとして人気が高いです。

【個性を出す】ピンク・青・迷彩柄

  • ピンク・紫: 特に女性に人気が高く、おしゃれでかわいい雰囲気になります。最近では男性でも差し色として使う人が増えてきました。
  • 青・緑: 落ち着いた色で、トレーニングに集中したい人におすすめ。グローブとのカラーコーディネートを楽しめます。
  • 迷彩柄・グラフィック: VENUMなどの海外ブランドが得意とする、個性的なデザイン。他の人と差をつけたい、ファッション性を重視したい人に選ばれています。

グローブとのカラーコーディネートのコツ

バンテージはグローブの下に隠れてしまいますが、グローブを脱いだ瞬間や、ジムで巻いている時にチラッと見えるカラーは、意外と周りの人に見られています。
おしゃれな人は、グローブとの色の組み合わせも意識しています。

【コーディネートの例】

グローブの色 バンテージのおすすめ色 効果
赤、白、蛍光イエロー どの色も映えるため、気分で変えて楽しめます。
黒、青、迷彩柄 白がベースなので、濃い色や柄物でコントラストをつけるとカッコいいです。
黒、白、グレー 同系色よりも、モノトーンを合わせると赤が引き立ちます。

練習のモチベーションを保つためにも、ぜひ「色」にもこだわってバンテージを選んでみてください。人気カラーの画像を見て、インスピレーションを得るのも楽しいですよ。

プロ選手も実践!バンテージが上達に繋がる理由

「バンテージを巻く」という行為は、単なる怪我の予防以上の意味を持っています。

バンテージが手のフォームを教える

正しい巻き方でバンテージを巻くと、拳の小さな骨がしっかりと締まり、パンチを打つ際に「正しい拳の握り方」を強制的に意識させられます。
パンチを打つとき、小指側からしっかりと当てる「正拳」のフォームが重要ですが、バンテージを巻くことで、手の形が理想的な状態に固定されます。
これにより、自然と正しいフォームが身につきやすくなるという効果があります。

逆に、緩く巻いていたり、正しく巻けていないと、パンチを打った瞬間に手首がブレたり、拳が開きそうになったりして、すぐに違和感を感じます。これは、自分のフォームの問題点に気づく良い機会にもなります。

精神的な準備(ルーティン)としての役割

プロの選手が試合前に必ずバンテージを巻くのには、技術的な理由だけでなく、精神的な理由もあります。
練習や試合の前に、自分の手で丁寧にバンテージを巻くという行為は、集中力を高め、「これから戦いに臨むぞ」という意識を切り替える重要なルーティンとなるのです。
モモストアの筆者も、バンテージを巻いている間に、その日の練習内容や、注意点を頭の中で整理するようにしていました。
この「儀式」があることで、練習への集中力が高まり、結果的にトレーニングの質が向上し、上達につながるというわけです。

質の高い練習は怪我を防ぐ

集中力が途切れた状態での練習は、技術的なミスだけでなく、怪我にもつながりやすいです。
バンテージを正しく巻き、精神的な準備を整えることで、一つ一つのパンチを正確に、力強く打つことができるようになり、結果として、無駄のない質の高い練習を継続できるようになります。
「バンテージを巻く」という行為は、プロになるための第一歩であり、上達への重要なプロセスだと理解しましょう。

伸縮性が命!バンテージの素材にこだわる理由

バンテージの素材は、巻き心地、固定力、耐久性の全てに影響します。

コットン(非伸縮)はなぜプロに好まれるのか

非伸縮性のコットンバンテージは、伸び縮みしないため、非常に硬く、強固に手を固定することができます。
プロの選手は、長年の経験から「自分の手の形」や「最適な締め付け具合」を知っています。そのため、一切ブレない、完璧な固定状態を自分で作り出せる非伸縮性を好みます。
また、コットンは耐久性も高く、繰り返し洗濯しても劣化しにくいというメリットがあります。
ただし、巻き方が少しでもズレると、その部分が食い込んで痛くなったり、血流を妨げたりするため、非常に繊細な技術が必要です。

エラスティック(伸縮)が初心者に優しい理由

伸縮性のあるバンテージは、コットンに比べて多少の巻き方の誤差を吸収してくれます。
程よく伸びるため、拳のカーブや手首の形に沿って密着しやすく、「とりあえず巻けた」状態でも高いフィット感と保護力が得やすいのが特徴です。
初心者の方は、まずこのタイプで巻き方に慣れることが推奨されます。
ただし、引っ張りすぎると伸びた状態で固定されてしまい、時間が経つと緩んでしまうことがあるため、「締めすぎない」ように注意が必要です。

伸縮性の調整が難しいと感じたら

伸縮バンテージの締め付け具合の調整が難しいと感じる場合は、「セミエラスティック」という、適度な伸縮性を持たせた中間的な素材を選ぶのも一つの方法です。
セミエラスティックは、コットンの固定力と伸縮性の巻きやすさの、ちょうど良いバランスを取った製品です。

バンテージの長さがもたらす効果の違いを徹底解説

バンテージを選ぶ上で、「長さ」は非常に重要な要素です。

短いバンテージ(2.5m~3.0m)の用途

この長さは、手の小さな女性や子供、またはインナーグローブのような手軽さを求める方に適しています。
短い分、巻く手間も少なく、すぐに装着できます。
しかし、手首の固定や拳のクッション層を十分に作るのが難しいため、本格的なハードな練習には向きません。
フィットネス目的の軽いミット打ちや、体幹トレーニングの合間のシャドーボクシングなどに使用するのが良いでしょう。

標準バンテージ(3.5m)が最も人気な理由

3.5mは、成人男女の標準的な手のサイズに適合する、最も売れている長さです。
拳のクッションと手首の固定、そして指の間を通す基本的な巻き方を全てカバーできる、バランスの取れた長さです。
ほとんどのジムで推奨される長さであり、最初の1本は3.5mの伸縮タイプを選んでおけば間違いありません。

長いバンテージ(4.0m~4.5m以上)が必要なケース

4.0m以上の長いバンテージは、手の大きな男性や、プロ・アマチュアの試合を控える選手に好まれます。
長い分、拳のクッション層を何度も重ねて分厚くしたり、手首を何重にも巻いてガチガチに固定したりすることができます。
これにより、より高い保護力と固定力が得られます。
ただし、巻くのに時間がかかる、グローブに入れたときに分厚くなりすぎる、といったデメリットもありますので、自分のグローブのサイズとの兼ね合いも考慮して選びましょう。

ジムや道場でのマナー!バンテージ使用時の注意点

バンテージは個人の持ち物ですが、ジムや道場という共同の場で使う以上、守るべきマナーや注意点があります。

絶対に守るべき衛生マナー

最も重要なのは、やはり衛生面です。
グローブの中は汗で高温多湿になり、雑菌が繁殖しやすい環境です。
練習が終わったら、グローブの中にバンテージを入れっぱなしにせず、すぐに取り出して広げ、風通しの良い場所で乾燥させてください。
そして、次の練習までに必ず洗濯しましょう。
匂いがするバンテージは、自分だけでなく、トレーナーさんとのミット打ちの際や、グローブを貸し借りする際に、周りの人に不快感を与えてしまいます。
これは、格闘技の場における基本的なエチケットです。

バンテージの貸し借りは基本的にNG

「あ、バンテージを忘れた!」という時、友人に借りたくなるかもしれませんが、原則としてバンテージの貸し借りは避けるべきです。
理由はもちろん、「汗」と「衛生」の問題です。
どうしても忘れてしまった場合は、ジムで販売しているか(たいていのジムで販売しています)、受付で予備がないか尋ねるか、インナーグローブ型を借りるなど、使い捨てや個人用のものを利用するようにしましょう。

オンラインでの失敗を防ぐ!レビューの賢い読み方

ネット通販でバンテージを買う際、レビューは非常に参考になりますが、すべてのレビューを鵜呑みにしてはいけません。
賢くレビューを読み解き、失敗を防ぐためのポイントを解説します。

チェックすべきレビューの視点

レビューを読む際は、以下の視点で情報を絞り込みましょう。

  1. 伸縮性に関するコメント: 「伸びが強すぎる」「ほとんど伸びない」といった、伸縮性についてのコメントは、素材選びの判断材料になります。
  2. マジックテープの耐久性: バンテージの寿命は、マジックテープの粘着力に大きく左右されます。「すぐに剥がれる」「洗濯で弱くなった」といったコメントがないかチェックしましょう。
  3. 長さ・厚みに関するコメント: 「4.5mは長すぎてグローブに入らなかった」「3.5mは手が大きな私には少し短い」といった、サイズ感に関するコメントは、自分の体格と比較して参考にします。
  4. 匂い・洗濯に関するコメント: 「届いたときから匂いがした」「洗濯してもすぐ乾く」といった、衛生面や手入れのしやすさに関するコメントも重要です。

5と1の極端な意見は参考にしすぎない

最も注意すべきは、「☆5(最高評価)」と「☆1(最低評価)」の極端なレビューです。
☆5はサクラや競合のネガティブレビューである可能性もありますし、☆1はたまたま初期不良に当たってしまった、というケースも考えられます。
最も信頼できるのは、「☆3〜4」の具体的な内容が書かれたレビューです。
これらのレビューには、商品の良い点と悪い点が冷静に分析されており、現実的な使用感が把握できます。

バンテージ以外にも!一緒に揃えたい格闘技用品

バンテージを購入したら、それ以外にも快適なトレーニングのために揃えておきたいアイテムがあります。

グローブ(必須)

パンチンググローブ、サンドバッググローブなど、用途に合わせたグローブが必要です。グローブ選びもまた奥が深いので、専門店で相談するか、ネットで評価の高いものを選びましょう。

マウスピース

対人練習(スパーリング)を行う場合は、歯と顎の怪我を防ぐためにマウスピースが必須です。スポーツ用品店やネットでカスタムできるものもあります。

ニーパッド、レガース

キックボクシングやMMA(総合格闘技)を行う場合は、膝や脛を保護するためのレガースやニーパッドも必要になります。

これらのアイテムも、バンテージと同じくAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで豊富に取り扱われていますので、まとめて購入すると送料などもお得になりますよ!

まとめ:あなたのバンテージ探しの旅をサポートします!

「バンテージ 売ってるところ」というシンプルな疑問から始まったこの解説も、いよいよ終盤です。
バンテージは、あなたの拳を怪我から守り、トレーニングの質を向上させるための最も重要なパートナーです。
どこに売っているかというと、大型スポーツ店や格闘技専門店、そして圧倒的な品揃えを誇るネット通販が主な購入場所でしたね。
医療用や100均の製品で代用するのは危険ですので、必ず専用のものを選んでください。

もし、この記事を読んで、「3.5mの伸縮タイプをAmazonで探してみようかな」と思っていただけたなら、モモストアの筆者としてとても嬉しいです。
正しいバンテージを選び、正しく巻いて、安全で質の高い格闘技ライフを楽しんでください!
また次の記事で、お会いできるのを楽しみにしています。

バンテージの選び方Q&A!よくある疑問を解決

最後に、バンテージに関してよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめて、皆さんの不安をすべて解消します。

Q1: バンテージは洗剤で洗ってもいいの?

A: はい、大丈夫です。基本的には、普段お使いの中性洗剤で洗って問題ありません。
ただし、柔軟剤を使いすぎると、生地が伸びやすくなったり、汗の吸収が悪くなったりする可能性があるので、使用は控えるか、少量に留めることをおすすめします。
特に汚れや匂いがひどい場合は、酸素系漂白剤に漬け置きしてから洗うと、より清潔に保てますよ。

Q2: 毎回巻くのが面倒で…インナーグローブ型だけでプロまで行ける?

A: 非常に難しいです。インナーグローブ型は手軽ですが、プロや上級者に求められる「強固な手首の固定」は、やはり巻くタイプのバンテージには及びません。
アマチュアの試合やプロテストでは、バンテージを巻くのが一般的です。
プロを目指すなら、手間を惜しまず、正しい巻き方を習得し、巻くタイプのバンテージを使用することをおすすめします。
インナーグローブ型は、あくまで日常の軽い練習や、忙しい日の時短用として割り切りましょう。

Q3: 伸縮タイプと非伸縮タイプ、巻き方は一緒でいいの?

A: 基本的な手順は同じですが、力の入れ具合が全く異なります。
伸縮タイプは、程よく伸びるため、少し引っ張りながら巻くとしっかりとフィットします。
非伸縮タイプは、伸びないので、引っ張って巻くと巻き跡がきつく食い込んでしまいます。手の骨を締めるように、「優しく、しかし緩まないように」丁寧に巻く技術が必要です。
必ず、それぞれの素材に合わせた巻き方の動画を確認してください。

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