寸胴鍋はどこで買える?家庭用から業務用まで販売場所を徹底解説!
「大量に料理を作りたい」「本格的なスープに挑戦したい」
そう思って寸胴鍋を探し始めたものの、どこで売っているのか分からなくて困っていませんか?
大型の鍋なので、普通のスーパーには置いてないし、どこに行けば見つかるのか迷いますよね。
この記事では、家庭で使いやすい小型のものから、本格的な業務用サイズまで、寸胴鍋の販売場所を徹底的に調査しました。
実店舗と通販、それぞれのメリット・デメリットもご紹介しますので、ぜひあなたにぴったりの寸胴鍋を見つける参考にしてくださいね。
・ホームセンターでの寸胴鍋の品揃えを徹底比較!
・ニトリやIKEAなどのインテリア・雑貨店でも寸胴鍋は買える?
・業務用専門店の「かっぱ橋」で買うメリット・デメリット
・通販サイト(Amazon/楽天/Yahoo!)で寸胴鍋を買う際の選び方
寸胴鍋はどこで売ってる?まずチェックすべき店舗の種類

寸胴鍋は、実は私たちが思っている以上に様々な場所で販売されています。ただ、サイズや材質、そして価格帯がお店によって大きく違うのが特徴なんです。
あなたがどんな目的で寸胴鍋を探しているのかによって、最初にチェックすべきお店が変わってきますよ。
大きく分けて、寸胴鍋を販売している場所は「実店舗」と「通販サイト」の2つに分類できますが、さらに具体的にどんな場所があるのかを見ていきましょう。購入後の後悔をなくすためにも、まずは全体像を把握するのがおすすめです。
実店舗で購入する最大のメリットは「現物確認」
実店舗で寸胴鍋を購入する最大の利点は、何と言っても現物をその場で確認できる点に尽きます。特に寸胴鍋のような大型の調理器具の場合、カタログやネット画面で見るのと、実際に目の前で見るのとでは、サイズ感や重さの印象がかなり違ってくるものです。
寸胴鍋は、深さがあり、底面積も比較的大きいのが特徴です。そのため、収納する場所の幅や、実際にコンロに置いたときの安定感、そして洗うときの扱いやすさなどを、実際に持ち上げて確かめることができるのは大きなメリットと言えます。たとえば、同じ30cmの寸胴鍋でも、メーカーや材質によって取っ手の形状や重さが異なります。プロ仕様のアルミ製は驚くほど軽いですが、IH対応の多層ステンレス製はずっしりと重く感じるかもしれません。
また、実店舗、特にホームセンターや専門店の店員さんに直接質問できるのも心強いポイントです。「うちのコンロはIHだけど、これは使えるの?」「この大きさの寸胴鍋で、カレーは何人分作れる?」といった具体的な疑問に、専門知識を持ったスタッフが答えてくれることもあります。特に高額な買い物になる寸胴鍋だからこそ、専門家の意見を聞いてから決めたいという方には、実店舗での購入が強く推奨されます。
ただし、実店舗のデメリットとして、通販サイトに比べて在庫や種類が限られていること、そして価格が割高になる可能性があることは覚悟しておく必要があります。あなたの最寄りの店舗で希望の寸胴鍋が見つかるかどうかは、運次第という側面もあるため、事前に電話などで在庫を確認してから足を運ぶのが賢い方法です。
ネット通販で購入する最大のメリットは「価格と種類」
一方、ネット通販サイト、具体的にはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで寸胴鍋を購入する最大のメリットは、その圧倒的な種類の多さと価格競争による安さです。
実店舗では陳列スペースの都合上、せいぜい数種類〜十数種類程度の寸胴鍋しか扱えませんが、通販サイトでは、国内外のありとあらゆるメーカーの寸胴鍋を比較検討できます。業務用キッチン用品の専門メーカーが作ったプロ仕様のものから、有名メーカーの家庭用モデル、さらにはデザイン性に優れた海外ブランドのものまで、選択肢は無限大です。
特にプロ仕様の寸胴鍋を探している場合、ネット通販は非常に便利です。たとえば、「SA18-8」のようなステンレスの規格や、「モリブデン鋼」といった特殊な素材を使った鍋も、検索一つですぐに見つかります。また、価格の面でも、中間マージンや店舗の運営コストがない分、実店舗よりも安く販売されているケースが非常に多いです。
Amazonでは迅速な配送サービス、楽天市場では楽天ポイントの利用、Yahoo!ショッピングではPayPayポイントの還元など、それぞれのモールでお得な購入方法があるのも嬉しいところです。
ただし、ネット通販のデメリットは、「実物を見られない」という点です。写真だけでは寸胴鍋の実際のサイズ感や、重さ、蓋の密閉度などを正確に把握するのは難しいものがあります。購入者のレビューを頼りにするしかありませんが、レビューも人によって感じ方が違うため、100%信頼できるわけではありません。また、大型商品のため、送料が高くつく場合や、返品・交換の手続きが煩雑になる場合もあるため、購入前には必ず返品ポリシーを確認しましょう。
もしあなたが、特定のブランドや規格の寸胴鍋がすでに決まっていて、とにかく安く手に入れたいと考えているなら、ネット通販が最適な選択肢となります。
ホームセンターでの寸胴鍋の品揃えを徹底比較!
「まずは近所で探したい」という方にとって、ホームセンターは寸胴鍋探しの第一候補になることが多いですよね。DIY用品から園芸、日用品まで何でも揃うホームセンターですが、寸胴鍋についてはどうでしょうか?
結論から言うと、ホームセンターは家庭で使う小型〜中型サイズの寸胴鍋を探すのに最適です。
特に大型店舗の場合、調理器具コーナーの一角に、アルミ製やステンレス製の寸胴鍋が並べられていることがあります。ただし、業務用専門店のような超大型サイズ(50cm以上など)はほとんど置いていないため、そこは期待しない方が良いでしょう。一般的なサイズ感と価格帯を、主要なホームセンターの傾向から見ていきましょう。
カインズ、コメリ、DCMなど大手ホームセンターの傾向
大手ホームセンターでは、主に「一般家庭での使用」を想定した商品を中心に扱っています。
| ホームセンター名 | 寸胴鍋の傾向 | 主なサイズ |
| カインズ | オリジナルブランドのコスパが良い商品が豊富。IH対応品も充実。 | 20cm~26cm(約6L~13L) |
| コメリ | 業務用に近いプロ仕様のアルミ鍋も一部取り扱いあり。価格帯は比較的リーズナブル。 | 18cm~30cm(約4.5L~20L) |
| DCM(カーマ・ホーマックなど) | プライベートブランド(DCMブランド)の商品が目立つ。汎用性の高いステンレス製が多い。 | 22cm~28cm(約8L~16L) |
| コーナン | 調理器具売り場が広く、深型両手鍋として寸胴に近いものが並ぶ。 | 20cm~24cm(約6L~10L) |
このように、各社とも20cm台を中心とした、一般家庭のガスコンロやIHヒーターで無理なく使えるサイズを揃えています。また、これらの店舗では、寸胴鍋と半寸胴鍋の両方を扱っている場合もありますので、深さを比較して選びたい方には非常に便利です。
価格帯は、アルミ製であれば3,000円〜6,000円程度、IH対応のステンレス製であれば5,000円〜10,000円程度が主流で、手軽に手が出せる範囲と言えるでしょう。ただし、在庫状況は店舗によって大きく異なるため、大型寸胴鍋を探している場合は、事前にネットで在庫をチェックしてから来店するのがおすすめです。
ホームセンターで買える寸胴鍋のサイズと素材の幅
ホームセンターで寸胴鍋を探す際の重要なポイントは、「素材の幅」と「サイズの限界」を知っておくことです。ホームセンターの寸胴鍋は、主にアルミニウム製とステンレス製の二種類に大別されます。
アルミニウム製の寸胴鍋は、なんといっても軽くて熱伝導率が非常に高いのが魅力です。お湯をすぐに沸かしたい、短時間でスープを仕上げたいという場合に適しています。しかし、ほとんどがガス火専用で、IHクッキングヒーターには対応していないものが多い点に注意が必要です。また、酸やアルカリに弱く、食材を入れたまま放置すると黒く変色しやすいというデメリットもあります。
一方、ステンレス製の寸胴鍋は、頑丈で耐久性が高く、サビにくいのが特徴です。多くの製品がIHに対応しており、煮込み料理や保存に優れています。ただし、アルミに比べて熱が伝わるのが遅く、重さがあるため、調理や持ち運びの際に少し大変に感じるかもしれません。ホームセンターでは、このステンレス製の中でも、IH対応かどうか、また鍋底が多層構造になっているかどうかが重要なチェックポイントになります。
サイズに関して言えば、ホームセンターで最も多く見かけるのは22cmから28cm、容量にして8リットルから16リットル程度のものが多いです。これは、ご近所さんとの集まりや、地域のイベントなどで「ちょっとした大量調理」をするには十分なサイズですが、本格的なラーメン屋さんのような超大容量(30リットル以上)の寸胴鍋は、ほぼ確実に専門店か通販でしか手に入りません。ご自身の調理目的に合わせて、ホームセンターの品揃えの範囲内で満足できるかどうかを判断することが大切です。
ニトリやIKEAなどのインテリア・雑貨店でも寸胴鍋は買える?
最近はニトリやIKEAといったインテリア・雑貨店でも、非常にスタイリッシュで機能的な調理器具が販売されていますよね。これらの店舗でも寸胴鍋は手に入るのでしょうか?
答えは「はい、ただし家庭用の特定のサイズに限る」です。
ニトリは特にキッチン用品に力を入れており、寸胴鍋に近い「深型両手鍋」や「パスタポット」といった名称で商品を見つけることができます。IKEAはデザイン性が高いアイテムが豊富ですが、本格的な「寸胴」というよりは、容量の大きいおしゃれな鍋が多い傾向にあります。これらの店舗の特徴をしっかり把握して、あなたのニーズに合っているか確認しましょう。
ニトリで見つかる家庭用寸胴鍋のラインナップ
ニトリでは、プロが使うような無骨な寸胴鍋というよりも、「家庭での使いやすさ」と「デザイン性」を重視した商品が中心です。
| 商品カテゴリー | 主な特徴 | 適した用途 |
| IH・ガス火 深型両手鍋 | 寸胴鍋に近い深さを持つ。目盛りが付いているものもあり便利。 | カレー、おでん、煮物、大量のパスタ茹で |
| ふっ素加工寸胴鍋 | 内面がフッ素樹脂加工されており、焦げ付きにくくお手入れが楽。 | 炒め煮、調理後の保存、少量のスープ作り |
| 中子付き寸胴鍋 | パスタを茹でるためのザル(中子)がセットになっているタイプ。 | 麺類、とうもろこしなどの茹で物 |
ニトリで販売されている寸胴鍋のサイズは、一般的に20cm〜24cm程度で、容量は5リットル〜10リットル前後のものが主流です。これは、4人家族が週末に作り置きをするにはちょうど良いサイズ感と言えます。価格も非常にリーズナブルで、ステンレス製でも3,000円〜5,000円程度で購入できるため、「初めて寸胴鍋を使う」という初心者の方や、「年に数回、大量調理をする時だけ使いたい」という方にはぴったりです。
ただし、ニトリの商品は耐久性よりもコストパフォーマンスに優れている傾向があるため、毎日業務用としてハードに使いたいという方には不向きかもしれません。購入する際は、商品の素材や板厚(厚さ)をしっかりチェックし、用途に合ったものを選ぶようにしましょう。
雑貨店で買う場合の注意点とデザイン性
IKEAなどのインテリア雑貨店や、東急ハンズ、ロフトなどの大型雑貨店でも、時折寸胴鍋やそれに準ずる大型鍋が販売されていることがあります。これらの店舗で買う場合の最大の魅力は、キッチンを彩る「デザイン性」の高さです。
プロ仕様の無骨な寸胴鍋とは異なり、北欧風のシンプルでおしゃれなデザイン、ポップなカラーリング、または木製の取っ手が付いたモダンなデザインなど、見た目にもこだわった商品が多いのが特徴です。調理器具としての機能はもちろんのこと、「キッチンに出しっぱなしにしていても絵になる」ような鍋を探している方には特におすすめできます。
しかし、注意点もあります。それは、商品名が「寸胴鍋」ではない場合が多いことです。前述の通り、「深型ストックポット」「キャニスター鍋」「大容量調理鍋」といった名称で販売されていることが多いため、売り場では「寸胴鍋」というキーワードにこだわりすぎず、深さのある両手鍋全般をチェックする必要があります。また、専門メーカーのものではないため、材質の表示やIH対応マークなどが分かりにくい場合もあります。特にIH対応かどうかは、鍋底の素材や構造をしっかり確認する必要があるため、少し手間がかかるかもしれません。
また、これらの雑貨店の商品は、期間限定のセールや季節商品として取り扱われることが多いため、欲しい寸胴鍋を見つけたらその場で即決した方が良い場合もあります。逃すと再入荷がない可能性も考慮しておきましょう。
業務用専門店の「かっぱ橋」で買うメリット・デメリット
「どうせ買うなら、プロと同じ本格的な寸胴鍋が欲しい!」
そう考えているなら、真っ先に検討すべきなのが業務用調理器具の専門店街です。東京の「かっぱ橋道具街」や大阪の「千日前道具屋筋商店街」などが有名ですね。これらの専門店では、まさに寸胴鍋の「本場」とも言える、圧倒的な品揃えと品質を誇る商品に出会えます。
家庭用の小さな鍋から、給食センターやラーメン店で使うような超特大サイズまで、全ての寸胴鍋が一堂に会している光景は圧巻です。ただし、専門店ならではのメリットと、一方で少しハードルの高いデメリットもありますので、購入前にしっかり把握しておきましょう。
専門店の圧倒的な品揃えとプロ仕様の品質
専門店街の最大の魅力は、寸胴鍋の全種類が揃っていると言っても過言ではないほどの品揃えです。ここでは、一般の小売店ではまず見かけないような、特定の用途に特化した寸胴鍋を見つけることができます。
たとえば、寸胴鍋の材質だけでも、アルミニウム、ステンレス、モリブデン鋼、銅、ホーローなど、非常に多岐にわたります。また、耐久性を示す「板厚」も様々で、業務用として毎日過酷な使用に耐えるよう設計された、厚底で頑丈な寸胴鍋を手に取って選ぶことができます。プロ仕様の寸胴鍋は、熱ムラが起こりにくく、長時間の煮込み料理でも焦げ付きにくいよう、細部にまでこだわって作られているのが特徴です。
さらに、専門店では、寸胴鍋の老舗メーカーである「中尾アルミ製作所」や「遠藤商事」「本間製作所(仔犬印)」などの、信頼性の高い一流ブランドの商品を直接比較できます。店員さんもプロの料理人からの相談を受けているベテランばかりなので、「うちの店舗のガスコンロに合う、一番熱効率の良い寸胴鍋はどれ?」といった専門的な質問にも的確に答えてくれるのが心強い点です。あなたが料理のプロフェッショナルを目指している、あるいは本格的な趣味として料理に取り組みたいなら、専門店でプロの道具を選ぶ価値は非常に高いです。
ただし、品質が良い分、価格もホームセンターやニトリの商品に比べて高くなる傾向があります。初期投資は高くなりますが、その分長く愛用できることを考慮すれば、結果的にコストパフォーマンスが良い場合もあります。
専門店ならではの「半寸胴鍋」との違い
専門店街に行くと、寸胴鍋と並んで「半寸胴鍋(はんずんどうなべ)」という商品が並んでいることに気づくでしょう。この二つの違いを理解しておくことは、購入後の満足度を大きく左右します。特に家庭で使うことを想定している方は、寸胴鍋よりも半寸胴鍋の方が適している場合があります。
| 種類 | 形状の特徴 | 適した用途 | 家庭での使いやすさ |
| 寸胴鍋 | 直径と深さがほぼ同じ(円筒形)。 | だし(スープ)作り、麺茹で、大量のシチュー・カレーの長時間煮込み。 | 深すぎて家庭のガスコンロでは扱いにくい場合がある。収納場所を選ぶ。 |
| 半寸胴鍋 | 直径に対して深さが浅い(寸胴鍋の半分程度の深さ)。 | 具材を炒めてから煮込む料理(カレー、シチュー)、スープの保管・持ち運び。 | 家庭用コンロでも安定しやすい。具材の取り出しや混ぜる作業が楽。 |
半寸胴鍋は、寸胴鍋よりも深さが浅いため、鍋の中で具材を炒める作業がしやすく、カレーやシチューなど具材が多い煮込み料理に非常に適しています。また、深さが浅い分、家庭のコンロに置いても安定感があり、キッチンでの取り回しが楽です。さらに、寸胴鍋よりも収納しやすいというメリットもあります。
本格的なラーメンスープのように「とにかく大量の水を長時間沸騰させ続ける」という用途でなければ、家庭では半寸胴鍋の方が使い勝手が良いケースが多いです。専門店に行った際は、寸胴鍋だけでなく、半寸胴鍋もぜひチェックしてみてください。

