どこに売ってる?用途別ヘルメットの取扱店完全ガイド!選び方と注意点まで徹底解説

どこに売ってる?用途別ヘルメットの取扱店完全ガイド!選び方と注意点まで徹底解説

「ヘルメットってどこで売ってるんだろう?」「自転車用やバイク用で売ってる場所が違うのかな?」と疑問に思っている方は多いですよね。
特に2023年4月から自転車のヘルメット着用が努力義務化されて以来、購入場所を探している方も増えています。モモストアが、用途別にヘルメットが売っているお店を徹底調査しました。
安全基準やサイズの選び方まで、あなたの疑問を全て解決します!

・自転車用ヘルメットの販売店はどこ?【主要な購入場所】
・バイク用(自動二輪)ヘルメットの販売店は?専門店と量販店の違い
・作業用・防災用ヘルメットを探すならココ!ホームセンターが最強の理由
・手軽さ重視!ドン・キホーテやバラエティショップのヘルメット事情
・ネット通販(Amazon・楽天)でヘルメットを買うメリット・デメリット
  1. 自転車用ヘルメットの販売店はどこ?【主要な購入場所】
    1. 最も種類が豊富!自転車専門店のメリットと選び方
      1. ホームセンターでも買える?品揃えと価格帯
      2. 家電量販店やスポーツ用品店の意外な品揃え
  2. バイク用(自動二輪)ヘルメットの販売店は?専門店と量販店の違い
    1. バイク用品専門店の圧倒的な品揃えと信頼性
    2. カー用品店や大型量販店のバイク用品コーナー
    3. ネット通販でバイク用ヘルメットを買う際の注意点
  3. 作業用・防災用ヘルメットを探すならココ!ホームセンターが最強の理由
    1. 作業用品の宝庫!ホームセンターが最強
    2. 100円ショップの「防災グッズ」はヘルメットも売ってる?
  4. 手軽さ重視!ドン・キホーテやバラエティショップのヘルメット事情
    1. ドンキホーテで見かけるヘルメットの種類と価格帯
    2. バラエティショップや雑貨店の品揃え
      1. ドラッグストアやコンビニでは売っている?
  5. ネット通販(Amazon・楽天)でヘルメットを買うメリット・デメリット
    1. ネット通販の最大のメリットは「種類と価格」
    2. ネット通販の大きなデメリット「試着できない」問題をどうクリアする?
      1. 中古購入の注意点!メルカリやリサイクルショップのヘルメット
  6. 種類別!ヘルメットの販売場所一覧比較表
    1. 用途別ヘルメット購入場所マトリックス
    2. 実店舗とネット通販の比較
  7. 失敗しない!ヘルメット選びで絶対に確認すべき3つのポイント
    1. 【ポイント1】用途と法規制に合った種類を選ぶ
    2. 【ポイント2】安全基準(マーク)の確認を怠らない
    3. 【ポイント3】頭に「ピッタリ」のサイズを選ぶ
  8. 【重要】SGマークやPSCマークって何?安全基準をわかりやすく解説
    1. PSCマーク:日本国内で販売するための必須条件
    2. SGマーク:安全な製品の証と対人賠償の安心
      1. JISマークや Snell規格って?より高い安全基準
  9. サイズ選びが命!試着できないネット購入時のサイズ確認方法
    1. 正確な頭囲の測り方:メジャーを準備しましょう
    2. メーカーごとの「サイズ感」の違いを知る
      1. サイズ選びに失敗した時の調整方法(応急処置)
  10. 子供用ヘルメットはどこで買うのがおすすめ?選び方のコツ
    1. 子供用ヘルメットの販売店は「量販店」と「専門店」の二択
      1. 選び方の最重要ポイントは「成長に合わせた調整機能」
    2. ネット通販で子供用を買うなら「ワンサイズ上」の検討も
  11. 価格帯別!予算に合わせたヘルメット購入ガイド
    1. 【3,000円以下】とりあえずの最低限の安全性を確保
    2. 【5,000円〜15,000円】機能性とのバランスが取れたベストゾーン
    3. 【30,000円以上】高機能・安全性・ブランドを極める
  12. 中古はアリ?メルカリやリサイクルショップでの購入リスクと注意点
    1. 中古ヘルメット購入の「見えない」リスク
    2. フリマアプリで購入する際の最低限のチェックポイント
  13. ヘルメットを売っていない意外な場所や勘違いしやすいお店
    1. コンビニエンスストア(セブンイレブン・ローソン・ファミマなど)
    2. 一般的なドラッグストア・薬局(マツモトキヨシ・スギ薬局など)
    3. 100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥなど)
  14. 【モモストアおすすめ】用途別人気ヘルメットはコレ!
    1. おすすめ1:街乗り&通勤通学用ヘルメット(自転車用)
      1. OGK KABUTO Canvas Urban(キャンバス・アーバン)
    2. おすすめ2:長距離ツーリング向けヘルメット(バイク用)
      1. SHOEI GT-Air II または Arai ASTRO GX
    3. おすすめ3:防災備蓄用ヘルメット(折りたたみ式)
      1. IZANO(イザノ)ヘルメット

自転車用ヘルメットの販売店はどこ?【主要な購入場所】

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2023年4月1日から自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されましたよね。
これを機に「どこで買ったらいいの?」と迷っている方が急増しています。自転車用ヘルメットは、主に専門性と手軽さで販売場所が分かれますよ。

最も種類が豊富!自転車専門店のメリットと選び方

まず、自転車用ヘルメットを探すなら、自転車専門店(サイクルショップ)に行くのが最も確実でオススメです。代表的なのは「サイクルベースあさひ」や地域密着型の個人店などですね。
専門店には、スポーツタイプから街乗り用のカジュアルなもの、さらには海外ブランドの高性能なモデルまで、とにかく種類が豊富に揃っています。

専門店ならではの最大のメリットは、専門知識を持ったスタッフに相談できる点です。ヘルメットは頭の形やサイズが非常に重要ですが、初めてだと「これで合っているのかな?」と不安になりますよね。
スタッフに相談すれば、適切なサイズ選びはもちろん、フィット感の調整や、安全基準(SGマークなど)についても詳しく教えてもらえます。
特に高価なモデルや、本格的なロードバイクに乗る方は、専門店で試着して購入することを強く推奨します。

ホームセンターでも買える?品揃えと価格帯

「近所に専門店がない」という方や、「そこまで高機能なものは必要ない」という方には、ホームセンター大型スーパーも選択肢に入ってきます。
DCM、コーナン、カインズなどの大型ホームセンターでは、自転車用品コーナーの一角にヘルメットが置いてありますよね。主に、ママチャリなどに合わせやすいシンプルなデザインや、価格を抑えたモデルが中心です。
価格帯は比較的リーズナブルで、数千円程度で購入できることが多いです。
ただし、専門店ほどの品揃えや専門スタッフのアドバイスは期待できないため、ご自身のサイズや安全基準を把握している方に向いています。試着はできますが、自分でフィット感を確認する必要がありますよ。

家電量販店やスポーツ用品店の意外な品揃え

最近では、ヨドバシカメラビックカメラといった家電量販店でも、e-bikeや電動アシスト自転車の取り扱いの増加に伴い、自転車用ヘルメットを販売している店舗が増えてきました。
また、スポーツ用品店(ゼビオ、デカトロンなど)でも、サイクリングウェアと合わせてヘルメットを取り扱っています。
これらのお店では、最新のトレンドデザインや、スポーツ用途に特化した軽量モデルなどが見つかることがあります。特にスポーツ用品店は、自転車以外のランニングやアウトドア用品の視点からも安全性をアピールしているモデルもあり、比較検討する上で面白い場所です。

自転車用ヘルメットの購入場所をまとめると、以下のようになります。

購入場所 メリット 価格帯(目安) 向いている人
自転車専門店 種類・サイズが豊富、専門家のアドバイスを受けられる 5,000円〜30,000円以上 フィット感を重視したい、高機能モデルが欲しい人
ホームセンター 手軽に購入可能、価格がリーズナブル 3,000円〜8,000円程度 シンプルなデザインで十分、安さを重視する人
スポーツ用品店 トレンドのデザイン、軽量モデルが見つかる 5,000円〜20,000円程度 ファッション性も重視したい、他のスポーツ用品と一緒に買いたい人

まずは専門店で試着して、ご自身の頭の形に合うメーカーやサイズを把握してから、ホームセンターやネット通販で探すのも賢い方法ですよ!自転車用ヘルメットの選び方と専門店についてもっと調べる

バイク用(自動二輪)ヘルメットの販売店は?専門店と量販店の違い

次に、バイク(原動機付自転車含む)に乗る際に義務付けられているバイク用ヘルメットの販売場所について見ていきましょう。
バイク用は命を守るための非常に重要なアイテムなので、安全基準と品質を最優先で考える必要があります。当然ながら、自転車用とは販売されているお店が異なります。

バイク用品専門店の圧倒的な品揃えと信頼性

バイク用ヘルメットのメインの購入場所は、やはりバイク用品専門店です。「ナップス」「ライコランド」「2りんかん」などが有名ですよね。
これらの専門店では、ヘルメットの二大巨頭である「SHOEI(ショウエイ)」や「Arai(アライ)」を始め、HJCやOGK KABUTOなどの人気ブランドの製品が壁一面に並んでいます。
フルフェイス、ジェットヘルメット、システムヘルメット、オフロードヘルメットなど、すべての種類が揃っており、実際に触って重さや質感を確認できるのが魅力です。

専門店では、自転車用と同様、フィッティングサービスが充実していることが多いです。特に高額なヘルメットは、内装のパッドを交換したり調整したりすることで、より完璧なフィット感を得ることができます。
長時間バイクに乗るライダーにとって、ヘルメットのフィット感は疲労度や安全性に直結しますから、多少遠くても専門店に足を運ぶ価値は十分にありますよ。

カー用品店や大型量販店のバイク用品コーナー

「オートバックス」や「イエローハット」といったカー用品店にも、バイク用品を取り扱っている店舗があります。ただし、その品揃えは専門店に比べて限定的になることが多いです。
主に原付やスクーター向けのシンプルなジェットヘルメットや、比較的安価なものが中心となります。緊急で必要な場合や、価格を抑えたい場合には便利ですが、本格的なバイクに乗る方の高品質なヘルメットを探すには不向きかもしれません。

また、ドン・キホーテなどのディスカウントストアでもバイク用(原付用など)のヘルメットを見かけることがありますが、安価なものを選ぶ際は、SGマークやPSCマーク(詳細は後述します)がきちんと付いているか、必ずチェックしてくださいね。見た目だけでなく、国の安全基準を満たしているかが最も重要ですよ。

ネット通販でバイク用ヘルメットを買う際の注意点

Amazonや楽天市場でも、バイク用ヘルメットは豊富に販売されています。特に、サイズや色、デザインにこだわりたい場合、ネット通販は非常に便利ですよね。ただし、高額なバイク用ヘルメットを試着せずに買うのは、少しリスクが伴います。

  • サイズ違いのリスク:メーカーやモデルによってサイズ感が大きく異なります。普段Mサイズでも、別のメーカーだとLサイズが合う、といったことはよくあります。
  • 偽物のリスク:有名ブランドの偽物や並行輸入品が出回っている可能性もゼロではありません。正規の販売店であることを確認してから購入しましょう。
  • 保証・サポート:専門店で購入すれば、修理や部品交換などのサポートを受けやすいですが、ネット購入だとそうしたサポートが受けられないケースもあります。

モモストアからのアドバイスとしては、一度専門店で試着し、ご自身に合うメーカー・モデル・サイズを特定してから、ネットで価格比較して購入するという方法が最も賢明だと思います!
バイク用ヘルメットはライダーの安全を直接守るものですから、慎重に選びたいですよね。詳しくはバイク用ヘルメットの安全基準について検索してみてください。

作業用・防災用ヘルメットを探すならココ!ホームセンターが最強の理由

自転車用やバイク用とは異なり、建設現場などで使用される「作業用ヘルメット」や、地震などの災害時に頭部を守る「防災用ヘルメット」も、探している方は多いはずです。
これら特殊な用途のヘルメットは、どこで手に入るのでしょうか?

作業用品の宝庫!ホームセンターが最強

結論から言うと、作業用・防災用ヘルメットを探すなら、ホームセンター(DCM、コメリ、コーナンなど)の「工具・作業用品」コーナーが最強です。これらのヘルメットは、安全性はもちろん、長時間着用しても疲れない工夫や、通気性の良さなどが求められます。

ホームセンターでは、主に以下の種類のヘルメットを取り扱っています。

  • 建設・土木用:電気工事にも使える絶縁仕様のものや、飛来・落下物から頭を守るABS樹脂製のものが中心。
  • 防災用(折りたたみ式):普段はコンパクトに収納でき、災害時にサッと取り出せる折りたたみタイプのものが人気を集めています。
  • ヘッドランプ対応:夜間の作業や災害時に便利な、ヘッドランプを取り付けられる溝が付いたモデル。

防災意識の高まりから、ホームセンターでは特に防災コーナーを設け、ヘルメットや非常食、水などをセットで販売していることもあります。家族全員分をまとめて購入する際にも便利ですよね。
購入の際は、厚生労働省が定める「労働安全衛生法」に基づく検定合格品であるかをチェックすることが重要です。

100円ショップの「防災グッズ」はヘルメットも売ってる?

「ダイソーやセリアなどの100円ショップにも、防災用ヘルメットが売っているのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、残念ながら、国が定める安全基準を満たすような本格的なヘルメットは基本的に売っていません
100円ショップで売られているのは、せいぜい「防災頭巾」や、簡易的な「頭部保護キャップ」のようなもので、飛来物に対する保護能力は本格的なヘルメットには遠く及びません。

命を守るためのヘルメットですから、ケチらずに、ホームセンターやオンラインストアで検定合格品を購入することをモモストアは強くおすすめします。100円の安心と、数千円の安心では、全くレベルが違いますからね!

作業用ヘルメットは、その特性上、耐用年数が定められているものがほとんどです。一般的には3年〜5年程度で交換が推奨されています。見た目がキレイでも、材質の劣化が進んでいる可能性があるため、防災備蓄品として用意している方も、定期的に製造年月日を確認してくださいね。

用途 主な販売場所 確認すべき基準
作業・工事 ホームセンター、作業用品専門店 労働安全衛生法の検定合格標章
防災 ホームセンター、防災用品専門店、通販 折りたたみ式か、耐衝撃性があるか、内装の有無
林業・山林 農機具店、専門の工具店 顔面保護具(メッシュなど)の有無、検定合格標章

手軽さ重視!ドン・キホーテやバラエティショップのヘルメット事情

ドン・キホーテやバラエティショップは、「とりあえずすぐに欲しい」「変わったデザインのものが欲しい」というニーズに応えてくれる、非常に便利な場所ですよね。
これらの店舗では、主に以下の3種類のヘルメットを見かけることがあります。

ドンキホーテで見かけるヘルメットの種類と価格帯

ドン・キホーテ(ドンキ)では、店舗の規模にもよりますが、主に原付用(50cc以下)のジェットヘルメットや、自転車用のカジュアルなヘルメットが販売されています。
その特徴は、なんといっても価格の安さと、ユニークなデザインです。キャラクターものや、派手なカラーリングのものが多く、「ファッション感覚で楽しみたい」という方にはぴったりかもしれません。

  • 価格帯:原付用は3,000円〜7,000円程度、自転車用は2,000円〜5,000円程度が多いです。
  • メリット:夜間でも買える、価格が安い、種類を気にせず手軽に購入できる。
  • 注意点:有名ブランドの取り扱いは少なく、サイズ展開も限定的です。また、内装の作りが簡素なため、長時間の着用には不向きな場合があります。

繰り返しになりますが、ドンキで購入する場合でも、必ずPSCマークとSGマーク(特に自転車用)が付いているかを確認してください。安さだけを追求して安全性を犠牲にするのは絶対に避けるべきです。

バラエティショップや雑貨店の品揃え

ロフトや東急ハンズといったバラエティショップでも、ヘルメットを見かけることがありますが、こちらは主に防災用品としての折りたたみ式ヘルメットや、デザイン性を重視した自転車用ヘルメットが中心です。
特に防災用ヘルメットは、インテリアに馴染むようなおしゃれなデザインのものが多く、玄関などに置いておいても違和感がないのが魅力です。普段使いのヘルメットではなく、備蓄品として購入するのに適しています。

ドラッグストアやコンビニでは売っている?

多くの方が疑問に持つのが「ドラッグストアやコンビニでヘルメットは売っているの?」という点ですが、基本的にこれらのお店ではヘルメットは取り扱っていません
ドラッグストアは日用品や薬、コンビニは食料品が中心なので、専門的な安全用品であるヘルメットを置くスペースや需要がありません。急いでいる時にコンビニに駆け込んでも、ヘルメットは手に入らないので注意してくださいね。
ヘルメットは専門店、ホームセンター、ディスカウントストア、そしてネット通販から選ぶのが基本だと覚えておくと良いですよ。

店舗名 主な取り扱い 購入時のチェック
ドン・キホーテ 原付用、カジュアル自転車用 PSCマーク、SGマーク
ロフト/ハンズ 防災用(デザイン重視)、一部自転車用 防災製品の認定、折りたたみ時のサイズ
コンビニ/DS 基本的に取り扱いなし (なし)

手軽さを求めるなら、まずはドンキやバラエティショップをチェックし、安全基準を満たしているか、ご自身の用途に合っているかを慎重に見極めてくださいね。もし不安なら、ドンキのヘルメットの安全性について検索してみましょう。

ネット通販(Amazon・楽天)でヘルメットを買うメリット・デメリット

店舗で試着する手間を省き、どこにいても購入できるのがネット通販の最大の強みですよね。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、実店舗を上回るほどの膨大な種類のヘルメットが販売されています。特に、Amazonは価格競争が激しいため、実店舗よりも安く手に入ることが多いですよ。

ネット通販の最大のメリットは「種類と価格」

ネット通販を利用するメリットは、主に以下の3点です。

  1. 圧倒的な種類:国内メーカーはもちろん、海外のマイナーなメーカーや、日本未発売のモデルも簡単に手に入ります。
  2. 価格競争による安さ:店舗運営費などがかからない分、実店舗よりも安価に設定されていることが多いです。セールやポイントアップも頻繁にあります。
  3. 口コミ・評価の確認:実際に購入した人のレビュー(サイズ感、使用感、耐久性など)を参考にできるため、失敗を減らすことができます。

特に、自転車用ヘルメットはデザインやカラーリングの流行が頻繁に変わるため、常に最新のトレンドモデルをチェックできるのは、ネット通販ならではの利点と言えるでしょう。

ネット通販の大きなデメリット「試着できない」問題をどうクリアする?

ネット通販の最大のデメリットは、やはり試着できないことです。ヘルメットはサイズが命です。合わないサイズを選ぶと、安全性が低下するだけでなく、頭痛や不快感の原因にもなります。

このデメリットをクリアするためには、購入前に以下の対策を徹底してください。

  • 頭囲の正確な計測:必ず巻尺などでご自身の頭の最も広い部分の周囲を測り、メーカーのサイズ表と照らし合わせる。
  • レビューの熟読:「小さめに作られている」「ワンサイズ上がおすすめ」といった具体的なレビューを参考に、サイズを決定する。
  • 返品・交換保証の確認:「サイズが合わなかった場合の返品・交換OK」となっているショップを選ぶ。

また、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでもヘルメットは売られていますが、安全面から言っても、新品を購入することを強くおすすめします。フリマアプリで購入した中古品は、目に見えない衝撃を受けている可能性があり、保証もありません。命を守るものなので、ここは妥協しないようにしましょう。

中古購入の注意点!メルカリやリサイクルショップのヘルメット

中古のヘルメットは魅力的な価格で出品されていますが、絶対に知っておくべきことがあります。ヘルメットは一度強い衝撃を受けると、外見に傷がなくても内部の発泡スチロール(衝撃吸収材)が潰れており、次に衝撃を受けた時に性能を発揮できなくなる可能性があります。
メルカリやリサイクルショップで購入したヘルメットが、過去に事故で使用されたものでないかを確認する術はありません。特にバイク用ヘルメットは、安全性を最優先し、新品の購入を検討してください。どうしても中古を購入する場合は、内装の劣化(ひび割れやカビなど)がないかを細かく確認しましょう。

このように、ネット通販は便利ですが、安全に関わる重要な買い物ですから、ネット通販のレビューの信頼性について検索するなど、慎重に進めていきましょう。

種類別!ヘルメットの販売場所一覧比較表

ここまで様々なヘルメットの種類と、それぞれの販売場所について解説してきました。ここで、どのヘルメットがどこで手に入りやすいのかを、一覧表にしてまとめておきます。
ご自身の欲しいヘルメットの種類と、近くにあるお店を照らし合わせて、効率的に探してみてくださいね!

用途別ヘルメット購入場所マトリックス

「このヘルメットはどこに売ってる?」という疑問を、この表でスッキリ解決しましょう。

ヘルメットの種類 専門店 ホームセンター ディスカウントストア (ドンキ等) ネット通販 備考
自転車用 ◎(種類豊富、試着可) 〇(一般モデル中心) △(カジュアル品、原付兼用品) ◎(価格・種類豊富) SGマーク必須
バイク用(フルフェイス/ジェット) ◎(調整・相談可) ✕(ほぼなし) △(原付用のみ) ◎(高額品は試着推奨) PSCマーク必須
作業用 △(作業用品専門店) ◎(大量在庫、検定品あり) 〇(専門業者向けモデル) 労働安全衛生法の検定品
防災用 ◎(折りたたみ式が豊富) 〇(簡易なもの) ◎(セット販売あり) 備蓄品として検討
子供用 ◎(サイズ豊富、相談可) 〇(キャラクターもの) ◎(成長に合わせたサイズ) SGマーク推奨

この表を見ていただくと分かる通り、自転車用とバイク用は「専門店またはネット通販」作業用と防災用は「ホームセンター」が最も適していることがわかります。
特に専門性が高いバイク用ヘルメットは、専門店での購入が最も安心できますよね。失敗を避けたいなら、専門店での試着はマストだと心得ておきましょう!

実店舗とネット通販の比較

購入場所を選ぶ上で、実店舗とネット通販のどちらが良いか、それぞれのメリットを再度整理しておきましょう。

  • 実店舗(専門店・ホームセンター)
    • メリット:実際に試着してフィット感を確認できる、専門スタッフのアドバイスが受けられる、すぐに持ち帰れる。
    • デメリット:在庫や種類が限定される、閉店時間がある、ネット通販より価格が高い場合がある。
  • ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)
    • メリット:いつでも購入できる、価格が安い、種類が豊富、口コミを参考にできる。
    • デメリット:試着ができない、サイズ選びに失敗する可能性がある、届くまでに時間がかかる。

「試着」「価格」のどちらを重視するかによって、選ぶべき購入場所が変わってきますよ。賢く利用するためには、実店舗でサイズを測り、ネット通販で最安値を探すという合わせ技が最もおすすめです!

失敗しない!ヘルメット選びで絶対に確認すべき3つのポイント

販売場所がわかったところで、次に重要なのは「どう選ぶか」ですよね。ヘルメットは頭を守るための命綱ですから、適当に選ぶと大変なことになります。
ここでは、モモストアが考えるヘルメット選びで絶対に外せない3つのポイントを解説します。

【ポイント1】用途と法規制に合った種類を選ぶ

まず、何に使うかを明確にしましょう。自転車に乗るのにバイク用ヘルメットを被っても問題はありませんが、逆は絶対にNGです。また、用途によって求められる安全基準や機能が異なります。

  • 自転車(努力義務):SGマーク、CEマークなどの安全基準を満たした、軽量で通気性の良いものを選ぶ。
  • バイク(義務):PSCマークとSGマーク(またはJIS規格)を満たした、フルフェイスやジェットなど用途に合った形状を選ぶ。
  • 作業・防災:飛来・落下物用、電気用など、使用環境に対応した検定合格品を選ぶ。

特にバイク用ヘルメットは、高速走行での風圧や騒音、視界の確保など、専門的な性能が求められます。デザインだけで選ばず、必ず法規制と安全基準をクリアしているかを確認してください。

【ポイント2】安全基準(マーク)の確認を怠らない

前述のSGマークやPSCマークについて、次のH2で詳しく解説しますが、ヘルメットを購入する際は、必ずヘルメットの内側やタグに記載されている安全認証マークを確認してください。
これらのマークは、国や業界団体が定める厳しい安全基準(衝撃吸収性、あごひもの強度など)をクリアしている証明です。
特に、国内で流通しているヘルメットであれば、「SGマーク」が付いているものが安心です。このマークがあれば、万が一製品の欠陥によって人身事故が起こった場合、賠償措置が講じられるというメリットもあります。

【ポイント3】頭に「ピッタリ」のサイズを選ぶ

ヘルメットは、ゆるくてもキツくてもダメです。頭にピッタリとフィットしていることが、安全性を最大限に高める条件です。
ゆるいヘルメットは、転倒した際に脱げたり、ずれたりして頭を保護できません。逆にキツすぎるヘルメットは、血行を妨げ、頭痛や集中力の低下を招きます。
試着する際は、以下の点を確認しましょう。

  1. ヘルメットを被り、あごひもを締めずに頭を振ってみて、ヘルメットがグラグラしないか。
  2. 額とヘルメットの間に指が入る隙間がないか。
  3. あごひもを締めたとき、きつすぎず、指が一本入る程度の余裕があるか。

これらの3つのポイントを押さえるだけで、あなたのヘルメット選びは格段に安全で快適なものになりますよ。安全性に関わる部分ですから、時間をかけて、じっくりと選んでくださいね。

【重要】SGマークやPSCマークって何?安全基準をわかりやすく解説

ヘルメットを販売する店舗や通販サイトで、必ず目にするのが「SGマーク」「PSCマーク」「JISマーク」といった安全基準のマークです。
これらは、ヘルメットが一定以上の安全性を満たしていることを証明する、非常に大切な印です。これらのマークがないヘルメットは、絶対に購入してはいけません。

PSCマーク:日本国内で販売するための必須条件

PSCマーク(消費生活用製品安全法適合製品)は、日本国内で販売されるすべての乗車用ヘルメット(バイク用、原付用)に表示が義務付けられているマークです。これは、国が定める最低限の安全基準をクリアしていることを示します。
このマークがない乗車用ヘルメットは、そもそも日本国内で販売することができません。もしPSCマークのないヘルメットを見かけたら、それは違法な商品であるか、乗車用ではない(例えば、コスプレ用など)可能性が高いですよ。

PSCマークの基準は、主に「衝撃吸収性」「あごひもの強度」「突起物の有無」など、基本的な安全性を確保するためのものです。

SGマーク:安全な製品の証と対人賠償の安心

SGマーク(Safe Goods:安全な製品)は、製品安全協会が定めた独自の基準をクリアした製品に付けられるマークです。乗車用ヘルメット(バイク用、自転車用)だけでなく、様々な生活用品に付けられています。
PSCマークが「販売の最低基準」であるのに対し、SGマークは「より高い安全基準」を満たしている証であり、さらに大きなメリットがあります。

それは、対人賠償責任保険が付帯していることです。万が一、SGマーク付きの製品に欠陥があり、それが原因でケガや死亡事故が発生した場合、最大1億円までの賠償措置が講じられます。
特に自転車用ヘルメットは、PSCマークの義務はありませんが、SGマーク付きを選ぶことで、より安心感が得られますよね。モモストアとしては、SGマーク付きのヘルメットを選ぶことを強く推奨します。

JISマークや Snell規格って?より高い安全基準

PSCマークやSGマークの他にも、以下のようなマークがあります。

  • JISマーク(日本産業規格):SGマークと同等か、それ以上に厳しい基準を持つ日本の国家規格です。特に高性能なバイク用ヘルメットに表示されていることが多いです。
  • Snell規格:アメリカの非営利団体が定める、世界で最も厳しいとされるレーシングヘルメットの安全規格です。プロのライダーなどが使用するハイエンドモデルに採用されています。

あなたが日常の通勤や通学で使うヘルメットであれば、PSCマーク(バイク用)とSGマーク(自転車用・バイク用)を確認すれば十分安心できますよ。これらのマークがどこに表示されているかを、購入前にしっかりとチェックしてくださいね。安全基準の詳しい違いを検索

サイズ選びが命!試着できないネット購入時のサイズ確認方法

ヘルメットは、衣服のように「まあ、大体Mサイズでいいかな」という選び方は通用しません。なぜなら、命を守る機能が、サイズに完全に依存しているからです。
ここでは、特に試着ができないネット通販で購入する際に、失敗を避けるための具体的なサイズ確認方法を解説します。

正確な頭囲の測り方:メジャーを準備しましょう

ヘルメットのサイズを選ぶ上で最も基本となるのが、頭囲(ヘッドサイズ)の正確な計測です。以下の手順で測ってみてください。

  1. 準備:裁縫などに使う柔らかいメジャー(巻尺)を準備します。
  2. 位置:メジャーを、おでこの一番出っ張っている部分(眉毛のすぐ上あたり)から、頭の後ろの一番出っ張っている部分を通るように水平に巻きます。
  3. 計測:髪の毛を押さえつけるように、少しきつめにメジャーを巻き付け、その時の数値を読み取ります。

この計測値が、例えば58.5cmであれば、メーカーのサイズ表にある「Mサイズ(57-58cm)」や「Lサイズ(59-60cm)」のどちらを選ぶかの基準になります。
ほとんどの場合、計測値が基準の境目にある場合、ワンサイズ上を選ぶことをモモストアはおすすめします。なぜなら、ヘルメットのサイズ調整は、内装パッドで「小さくする」ことはできても、「大きくする」ことは難しいからです。

メーカーごとの「サイズ感」の違いを知る

バイク用ヘルメットの「SHOEI」や「Arai」、自転車用ヘルメットの「OGK KABUTO」など、メーカーによって頭の形に対する設計思想が異なります。
例えば、日本人の頭は「横幅が広く、前後が短い」傾向がありますが、海外メーカーの多くは「横幅が狭く、前後が長い」(欧米型)設計になっていることが多いです。
普段Lサイズを着用している方でも、海外メーカーのヘルメットだと「横がキツくて痛い」という事態になりかねません。

ネット通販で購入する際は、商品名に「アジアンフィット」「ジャパンフィット」といった表記があるかどうかを確認してください。これらの表記があるものは、日本人の頭の形に合わせて設計されているため、フィット感が高く、失敗するリスクが軽減されますよ。

サイズ選びに失敗した時の調整方法(応急処置)

もしネット購入で少しサイズが合わなかった場合でも、諦めないでください。応急処置として、内装パッドで調整できる可能性があります。

  • 少しキツすぎる場合:内装パッドが取り外せるタイプのヘルメットであれば、キツイ部分のパッドを薄いものに交換したり、メーカーに相談して薄いパッドを購入したりできます。
  • 少しゆるすぎる場合:あごひもをしっかりと締めるのはもちろんですが、頬やこめかみ部分のパッドを厚手のものに交換することで、フィット感を向上させることができます。

ただし、これはあくまで応急処置です。理想は、調整なしでピッタリ合うサイズを選ぶことです。購入前には必ずヘルメットの正しい採寸方法を動画で確認して、失敗を未然に防ぎましょう!

子供用ヘルメットはどこで買うのがおすすめ?選び方のコツ

子供用ヘルメットは、自転車用が中心ですが、最近はキックバイクやストライダーといった遊具に乗る際にも着用が推奨されていますよね。子供の成長は早いので、選ぶ場所やサイズ選びには特別な配慮が必要です。

子供用ヘルメットの販売店は「量販店」と「専門店」の二択

子供用ヘルメットの主な購入場所は、以下の2つに絞られます。

  1. 大型量販店・ホームセンター:イオンやイトーヨーカドー、大型ホームセンターの自転車コーナーです。
  2. 自転車専門店:サイクルベースあさひなど、大人用も扱う専門店です。

大型量販店のメリットは、キャラクターものや可愛らしいデザインのものが豊富で、価格も比較的リーズナブルな点です。お子さんが気に入ったデザインを選びやすいのが魅力です。ただし、サイズ展開がS/M/Lといった大まかな分け方になっていることが多いです。

自転車専門店のメリットは、本格的なスポーツブランドのものがあり、何より細かなサイズ調整ができる点です。子供の頭の成長に合わせて調整できるアジャスター機能が優れているモデルが多く、より長く、安全に使うことができます。

選び方の最重要ポイントは「成長に合わせた調整機能」

子供用ヘルメット選びで最も重要なのは、サイズ調整機能(ダイヤルアジャスター)です。子供の頭はあっという間に大きくなりますが、安全のためにブカブカのヘルメットを被らせるわけにはいきません。
ダイヤルを回すだけで簡単に頭囲を調整できるモデルを選びましょう。多くの製品には「47cm〜51cm対応」といったように、対応サイズ幅が記載されています。その範囲内で、アジャスターを回してピッタリフィットできるものを選んでください。

また、子供用であってもSGマーク付きを選ぶことを強くおすすめします。SGマークは、万が一の事故の際の賠償措置だけでなく、安全基準をクリアしていることの証明ですから、安心して子供に使わせることができます。

ネット通販で子供用を買うなら「ワンサイズ上」の検討も

ネット通販で子供用ヘルメットを購入する場合、試着ができないため、サイズ選びが難しいですよね。もし迷ったら、現状の頭囲より少し大きめの対応サイズ幅を持つヘルメットを選ぶのも一つの手です。
ただし、あくまで「少し余裕がある」程度に留め、購入直後にブカブカ過ぎて危険な状態にならないよう、調整機能の限界をチェックしてくださいね。
ヘルメットの内側には、サイズ調整用のパッドが付属していることが多いので、それで微調整することを前提に選びましょう。

子供用のヘルメットは、大人のヘルメット以上に消耗が激しい(落としたり、ぶつけたりしやすい)ため、定期的な点検と、傷やひび割れがあった場合の交換も忘れないでくださいね。子供の安全を第一に、子供用ヘルメットの正しい被り方と調整方法をチェックしましょう。

価格帯別!予算に合わせたヘルメット購入ガイド

ヘルメットは安ければ良い、というものではありませんが、予算は非常に重要な要素です。ヘルメットの価格は、主に「素材」「ブランド」「機能(調整機構、通気性)」によって大きく変わってきます。
ここでは、価格帯ごとにどのようなヘルメットが買えるのか、賢い選び方を解説します。

【3,000円以下】とりあえずの最低限の安全性を確保

この価格帯は、主にホームセンターやディスカウントストアで見かけることが多いです。主に原付用のシンプルなジェットヘルメットや、自転車用の簡易的なものが中心です。
機能は必要最低限で、デザインやカラーバリエーションも少ないですが、PSCマークやSGマーク(自転車用の場合)が付いているものであれば、国の安全基準は満たしています。

  • 向いている人:短距離の移動に使う人、とりあえず法律(努力義務)を守りたい人、デザイン性を求めない人。
  • 注意点:内装が薄く、長時間着用すると疲れやすい、通気性が悪いため夏場は蒸れやすい。

この価格帯で選ぶ際は、何よりも安全マークの有無を最優先に確認してください。無名の安価なヘルメットの中には、基準を満たしていないものも紛れている可能性がありますよ。

【5,000円〜15,000円】機能性とのバランスが取れたベストゾーン

この価格帯は、最も多くの人が購入する「バランスの良い価格帯」です。自転車用では、OGK KABUTOなどの国内人気ブランドのモデルや、優れた通気性、軽量化を実現したモデルが手に入ります。
バイク用では、有名メーカーのジェットヘルメットや、比較的シンプルなフルフェイスヘルメットがこの価格帯に含まれます。

  • 向いている人:通勤・通学など日常的に使う人、快適性やデザインも重視したい人。
  • メリット:サイズ調整機能や内装の作りがしっかりしているため、フィット感や快適性が向上します。カラーやデザインの選択肢も豊富です。

迷ったら、まずはこの価格帯でSGマーク付きのヘルメットを探すのが、賢い選択だとモモストアは思います。

【30,000円以上】高機能・安全性・ブランドを極める

この価格帯は、主にバイク用のハイエンドモデル(SHOEIやAraiのフルフェイス)が中心です。素材にカーボンファイバーなどの軽量かつ高強度なものが使われていたり、空力性能が徹底的に追求されていたりします。
また、インカム(通話装置)の取り付けが容易な設計や、高速走行時の風切り音を抑える設計など、プロ仕様の機能が盛り込まれています。

  • 向いている人:長距離ツーリングをするライダー、安全性と快適性を最優先する人、ブランドにこだわりたい人。
  • メリット:最高の安全性、完璧なフィット感(フィッティングサービス利用時)、圧倒的な耐久性と快適性。

予算に余裕があり、本格的にバイクに乗る方は、この価格帯のヘルメットを専門店でフィッティングサービス込みで購入することを強くおすすめします。命を守るヘルメットですから、価格だけで判断せず、ご自身の用途と安全基準をしっかり照らし合わせて選びましょう。

中古はアリ?メルカリやリサイクルショップでの購入リスクと注意点

「少しでも安く手に入れたい」という気持ちから、メルカリやリサイクルショップでヘルメットを探す方も多いですよね。確かに、有名ブランドのヘルメットが格安で出品されているのを見ると魅力的ですが、中古のヘルメットには大きなリスクが伴うことを、モモストアは警告しておきたいです。

中古ヘルメット購入の「見えない」リスク

ヘルメットの最も重要な機能は「衝撃吸収」です。この衝撃吸収は、ヘルメット内部にある発泡スチロール(ライナー)が衝撃を受けて潰れることで成立しています。そして、一度潰れたライナーは元に戻りません

中古ヘルメットの最大のリスクは、過去に目に見えない衝撃(軽い転倒や落下)を受けている可能性があることです。外観がキレイでも、内部のライナーが既に性能を失っているかもしれません。その状態で次に事故に遭うと、ヘルメットが本来の性能を発揮できず、頭に致命的なダメージを負う危険性があります。

また、バイク用ヘルメットには「耐用年数」が定められており、一般的には3年〜5年で交換が推奨されています。これは、素材(主に帽体や内装)が経年劣化していくからです。中古品の場合、製造年月日が古く、見た目は良くても素材が劣化しているリスクが高いです。

フリマアプリで購入する際の最低限のチェックポイント

それでも「どうしてもこのモデルが欲しい」という場合は、以下の点を細かくチェックし、リスクを少しでも減らしてください。

  • 製造年月日を確認:ヘルメットの内側やあごひもに記載されている製造年月日を確認し、5年以内のものを選ぶ。
  • 内装の状態をチェック:内装パッドにカビ、ひび割れ、スポンジのボロボロといった劣化がないか、写真を拡大して確認する。
  • 衝撃の有無を質問:出品者に「過去に一度でも落としたり、ぶつけたりしたことはありますか?」と直接質問する。
  • SG・PSCマークの確認:安全基準マークがはっきりと確認できる写真を送ってもらう。

上記のように、中古ヘルメットは「見えない傷」「経年劣化」という二つの大きなリスクがあることを十分に理解した上で、自己責任で購入を検討してください。命を守るものなので、モモストアとしては新品の購入を強くおすすめします。

ヘルメットを売っていない意外な場所や勘違いしやすいお店

「ヘルメットって、どこにでも売ってそうだけど、意外と見つからない」という経験はありませんか?
ここでは、多くの人が「売ってるかも?」と勘違いしやすいけれど、実際には取り扱いがない、またはほとんどないお店について解説します。急いでいる時に無駄足を踏まないために、知っておくと便利ですよ。

コンビニエンスストア(セブンイレブン・ローソン・ファミマなど)

結論から言うと、コンビニでヘルメットは売っていません。これは、コンビニの限られたスペースと、ヘルメットという商品の特性(サイズ、安全性、需要の専門性)によるものです。
非常時であっても、コンビニでは防災グッズとして防災頭巾は置いていても、本格的な防災用ヘルメットを置いている店舗は非常に稀です。
夜間に原付に乗る際に急にヘルメットが必要になったとしても、コンビニに駆け込んでも手に入らないので、事前にホームセンターやドンキの営業時間を調べておく必要がありますよ。

一般的なドラッグストア・薬局(マツモトキヨシ・スギ薬局など)

ドラッグストアもコンビニと同様、ヘルメットの取り扱いはありません。日用品や化粧品、医薬品がメインであり、自転車用品やバイク用品といった専門的な商品は置いていません。
ただし、稀に「介護用品」として、転倒時の頭部保護を目的とした「保護帽」が売られていることがありますが、これは自転車用やバイク用ヘルメットの代わりにはなりませんので注意してください。

100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥなど)

前のH2でも触れましたが、100円ショップで販売されているのは「防災キャップ」や「簡易保護帽」といったもので、国が定めるPSCマークやSGマークを満たした「乗車用ヘルメット」は売られていません
100円の商品に、数千円〜数万円のヘルメットと同等の安全性を求めるのは無理があります。災害時でも、飛来物から命を守るためには、少なくともホームセンターなどで売られている検定合格品のヘルメットを用意してください。

これらの店でヘルメットを探すのは時間の無駄になってしまいます。ヘルメットが必要になったら、専門店、ホームセンター、ディスカウントストア、またはネット通販のいずれかを利用すると覚えておくとスムーズですよ。

店舗カテゴリー 売っていない主な理由 代替品はあるか?
コンビニエンスストア スペースと需要の専門性 基本的に無し
一般的なドラッグストア 商品カテゴリー外 介護用品の「保護帽」がある場合あり(代用不可)
100円ショップ 安全基準を満たせない 簡易的な「防災キャップ」のみ
ファッション店(ユニクロ等) 商品カテゴリー外 無し

【モモストアおすすめ】用途別人気ヘルメットはコレ!

最後に、モモストアがこれまでの解説を踏まえて、「今、これがおすすめ!」という用途別ヘルメットを厳選してご紹介します。
購入場所に迷ったら、まずはこのおすすめモデルをチェックし、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで価格を比較してみてください。

おすすめ1:街乗り&通勤通学用ヘルメット(自転車用)

自転車の努力義務化で、最も人気が高まっているのが、カジュアルなデザインのヘルメットです。従来のスポーティーな形状ではなく、帽子のようなデザインのものを選ぶ方が増えています。

OGK KABUTO Canvas Urban(キャンバス・アーバン)

OGK KABUTO(オージーケーカブト)は日本のメーカーであり、日本人の頭の形にフィットしやすいのが特徴です。
この「キャンバス・アーバン」は、その名の通り街乗り(Urban)に特化したモデルで、帽子のような丸みを帯びたデザインが特徴。カジュアルな服装にも合わせやすく、SGマーク付きで安全性も折り紙つきです。
後ろには大きな反射材が付いているため、夜間走行も安心。価格も手頃なので、初めてのヘルメットに最適ですよ。

  • SGマーク:取得済み
  • デザイン:カジュアル、丸型
  • 主な購入場所:Amazon、楽天市場、自転車専門店、大型ホームセンター

おすすめ2:長距離ツーリング向けヘルメット(バイク用)

長距離の高速走行では、安全性はもちろん、静粛性(風切り音の少なさ)軽さが非常に重要です。モモストアがおすすめするのは、国内メーカーのハイエンドモデルです。

SHOEI GT-Air II または Arai ASTRO GX

このクラスになると、もはやヘルメットというより「ライダーの安全を守る精密機器」と言っても過言ではありません。
SHOEIのGT-Air IIは、内蔵のインナーサンバイザーや優れたベンチレーション(通気性)、静粛性の高さで知られています。長時間の着用でも疲れにくく、高速道路での快適性が抜群です。
AraiのASTRO GXは、アライ独自の「R75」という丸い帽体設計思想に基づいており、衝撃を滑らせて受け流す性能が非常に高いです。どちらもJIS規格、PSCマーク、SGマークをクリアしており、最高の安全性が保証されています。

  • 安全マーク:PSC、JIS、SGなど最高水準
  • 機能:インナーバイザー、優れたベンチレーション、静粛性
  • 主な購入場所:バイク用品専門店、ネット通販(正規取扱店)

おすすめ3:防災備蓄用ヘルメット(折りたたみ式)

普段使いではなく、玄関やクローゼットに「もしも」のために備えておく防災用ヘルメットは、折りたためるコンパクトさが求められます。

IZANO(イザノ)ヘルメット

IZANOは、折りたたみ式ながらも厚生労働省の保護帽規格(飛来・落下物用)をクリアしている非常に優秀なヘルメットです。
普段はA4サイズほどの薄さになり、省スペースで収納できます。いざという時は、ワンタッチで組み立てて使用できる手軽さも魅力です。カラーバリエーションも豊富で、ご家族一人ひとりの分を揃えてもかさばりません。

  • 特徴:折りたたみ式、A4サイズ収納
  • 安全基準:労働安全衛生法規格検定合格品
  • 主な購入場所:ホームセンター、防災用品通販サイト

これらのモデルを参考に、ご自身の用途にぴったりのヘルメットをぜひ見つけてくださいね!

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