サポーターはどこで売ってる?ドラッグストアから専門店まで種類別に徹底解説!

サポーターはどこで売ってる?ドラッグストアから専門店まで種類別に徹底解説!

膝や腰、手首などに急な不安や痛みを感じたとき、「サポーターってどこで買えるんだろう?」と疑問に思いますよね。ドラッグストア?それともスポーツ用品店?
実は、サポーターは私たちの身近な場所で意外なほどたくさんの種類が販売されています。
この疑問を解決するため、この記事では、モモストアがサポーターの主な販売場所や、失敗しない選び方、人気ブランドの特徴まで、徹底的に解説していきます!

・サポーターを売っている場所は主にこの5つの店舗!
・ドラッグストアはサポーターの品揃えが豊富?定番から最新商品まで
・【必見】100円ショップ(ダイソー・セリア)のサポーターのクオリティは?
・スポーツ用品店(ゼビオ・デポなど)で売っているサポーターは専門性が高い?
・コンビニでサポーターは売ってる?急なケガや痛みの時に便利!

  1. サポーターを売っている場所は主にこの5つの店舗!
    1. ドラッグストア・薬局:日常の安心を手軽に手に入れる場所
  2. ドラッグストアはサポーターの品揃えが豊富?定番から最新商品まで
    1. ドラッグストアで手に入る人気サポーターのメーカー別比較
    2. ドラッグストアのプライベートブランド(PB)サポーターはどうか?
  3. 【必見】100円ショップ(ダイソー・セリア)のサポーターのクオリティは?
    1. 100均サポーターのメリットとデメリットを正直に解説
      1. メリット:
      2. デメリット:
  4. スポーツ用品店(ゼビオ・デポなど)で売っているサポーターは専門性が高い?
    1. スポーツ用品店が提供する3つの価値
    2. 部位別の専門的なサポーターの例
  5. コンビニでサポーターは売ってる?急なケガや痛みの時に便利!
    1. コンビニサポーターのラインナップと限界
      1. コンビニのサポーター事情:
    2. どんな時にコンビニサポーターが活躍する?
  6. ホームセンターのサポーターは「作業用」や「介護用」が多い?
    1. ホームセンターで見つける特殊なサポーター
      1. 作業・DIY用サポーター
      2. 介護・リハビリ用サポーター
    2. ホームセンターの利用価値と探し方
  7. 部位別(膝・腰・足首)に探す!失敗しないサポーターの選び方
    1. 膝サポーター:種類が多くて迷いがち!
      1. 選び方のチェックポイント:
    2. 腰サポーター:用途で選ぶ「幅」と「素材」
      1. 選び方のチェックポイント:
    3. 足首サポーター:捻挫予防に特化して選ぶ
  8. 固定力の違いって何?ソフト・ミドル・ハードのサポーターを選ぶ基準
    1. サポーターの固定力を3つのレベルで徹底解説
      1. ソフトサポート(軽度固定)
      2. ミドルサポート(中度固定)
      3. ハードサポート(強度固定)
  9. 人気サポーターブランド(バンテリン・ザムストなど)の特徴を比較!
    1. サポーター3大ブランドの徹底比較
      1. バンテリン:迷ったらこれ!の日常系サポーター
      2. ザムスト:アスリートの信頼が厚いスポーツ専門ブランド
      3. マクダビッド:保護力重視のタフなサポーター
  10. 試着は必須?店舗でサポーターを購入するメリット・デメリット
    1. 店舗購入のメリット:フィット感を確かめる
    2. 店舗購入のデメリット:価格と品揃え
  11. Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで買うメリット・デメリット
    1. オンライン購入の3大メリット
    2. オンライン購入のデメリットと対策
  12. 中古でも大丈夫?メルカリなどでサポーターを買うときの注意点
    1. 中古サポーター購入のリスクと安全策
      1. 衛生面のリスク(最重要)
      2. 機能性の低下(へたり)
      3. サイズ・モデルの間違い
  13. 【モモストア解説】サポーターの正しい使い方と効果を長持ちさせるお手入れ方法
    1. サポーターの正しい使い方のチェックリスト
      1. 装着するタイミングを間違えない
      2. サイズは常に再確認
    2. サポーターの効果を長持ちさせるお手入れ方法
      1. 洗濯は必ず「手洗い」で!
      2. 乾燥は「陰干し」で!
  14. サポーターの素材と肌への優しさを考慮した選び方
    1. サポーターに使われる主な4つの素材とその特徴
    2. 肌が弱い方や敏感肌の方がサポーターを選ぶコツ
  15. 季節別(夏・冬)のサポーターの選び方と快適性
    1. 夏のサポーター選び:「蒸れ」と「汗」対策が鍵
      1. 夏のサポーター選びのポイント:
    2. 冬のサポーター選び:「冷え」と「血行不良」対策
      1. 冬のサポーター選びのポイント:
  16. スポーツ別サポーターの選び方:ゴルフ、ランニング、バスケ、テニス
    1. ランニング・ウォーキング:衝撃吸収とブレ防止
    2. バスケットボール・バレーボール:捻挫とジャンプ時の衝撃対策
    3. テニス・ゴルフ:回転運動と肘・手首の負担軽減
  17. 子ども向けサポーターの選び方:成長期特有の怪我への対応
    1. 成長期に多い怪我とサポーターの役割
    2. 子ども向けサポーター選びの重要ポイント
      1. サイズ選びは大人以上に慎重に!
      2. 固定力は「ミドル」までを基本とする
  18. 医療保険や医療費控除の対象になるサポーターって?
    1. 医療保険(健康保険)が適用されるケース
    2. 医療費控除の対象になるケース

サポーターを売っている場所は主にこの5つの店舗!

momo-store.jp

サポーターを探しているけれど、「種類が多すぎてどこへ行けばいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか?
一口に「サポーター」と言っても、目的や用途によって最適な購入場所は異なります。
モモストアの調査によると、主な販売場所は以下の5つの店舗カテゴリに分けられます。

店舗カテゴリ 特徴・強み 向いているサポーターの種類
1. ドラッグストア 手軽さ・品揃えのバランスが良い。医療用品メーカーの定番商品が多い。 日常使い、軽度の痛み・予防、保温・血行促進系
2. スポーツ用品店 専門性が高い。競技向けや高機能なプロ仕様のモデルが豊富。 運動時、強い固定力が必要なもの、高性能ブランド品
3. 100円ショップ 価格が安い。緊急時や試したい時。 簡易的な固定、使い捨て感覚、手首・指などの小型
4. ホームセンター 大型の品揃え。作業用や介護用品に特化したものも。 腰用、作業用、介護・リハビリ関連、大判サイズ
5. オンラインストア 全種類取り扱い。価格比較が容易。レビューで選べる。 全種類、特定ブランド、専門性の高いもの、価格重視

もしあなたが「とりあえず急いで」「軽度の不安を和らげたい」と考えているなら、まずはドラッグストアへ。
もしあなたが「テニスやランニングで使う」「本格的な固定力が欲しい」と考えているなら、スポーツ用品店オンラインストアがおすすめです。
この後の章で、それぞれの販売場所でのサポーターのラインナップや特徴について、さらに詳しく解説していきますね。

ドラッグストア・薬局:日常の安心を手軽に手に入れる場所

ドラッグストアは、サポーターを購入する場所として最も身近で利用しやすい選択肢の一つです。マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシアなどの主要なドラッグストアチェーンであれば、ほとんどのお店でサポーターの取り扱いがあります。
これらの店舗の最大の魅力は、「手軽さ」と「医療系メーカーの信頼性」のバランスが取れている点にあります。

ドラッグストアでよく見かけるサポーターの傾向:

  • 定番商品が強い: 興和のバンテリンサポーターや、白十字、ピップなどのメディカル系メーカーの商品が中心です。これらはテレビCMなどでもおなじみで、多くの方が安心して選べるブランドです。
  • 部位別が豊富: 特に「膝」「腰」「足首」「肘」といった、日常生活で痛みや不安を感じやすい部位のサポーターが充実しています。
  • 目的に合わせた機能: 「保温タイプ」「しっかり固定タイプ」「メッシュで通気性が良いタイプ」など、機能がわかりやすくパッケージに記載されている商品が多いです。
  • 試着は基本的に不可: 衛生上の理由から、試着はできないお店がほとんどです。パッケージに記載されたサイズ表を見て、ご自身のサイズに合うか確認する必要があります。

知っておきたい!ドラッグストアを賢く利用するコツ:

ドラッグストアでサポーターを選ぶ際は、以下の点に注目すると良いでしょう。

  1. サイズ選び: 試着ができないため、必ずパッケージ裏面などに記載されている「測り方」を参考に、ご自身の腕や膝の周囲長を測ってから購入しましょう。サイズを間違えると、効果が半減したり、血行を妨げたりする原因になります。
  2. クーポン・ポイント: ドラッグストアはポイント還元率が高い場合や、クーポンアプリを提供していることが多いため、少しでもお得に購入したい場合は、これらを活用しない手はありません。
  3. 薬剤師・登録販売者への相談: 湿布や塗り薬と一緒にサポーターを購入する際、症状に合わせてどちらがより適しているか、薬剤師や登録販売者に相談できるのも大きなメリットです。

緊急で必要な時、また定番のサポーターをまずは試してみたいという場合に、ドラッグストアは最適な購入場所と言えますね。

ドラッグストアはサポーターの品揃えが豊富?定番から最新商品まで

前述の通り、ドラッグストアはサポーター購入の「主力」となる場所です。なぜなら、多くの消費者が日常的に訪れる場所であり、健康管理という目的に直結しているからです。特に「バンテリン」シリーズに代表されるように、手軽に入手できる医療用サポーターのラインナップが非常に充実しています。

ドラッグストアで手に入る人気サポーターのメーカー別比較

ドラッグストアのサポーターコーナーに行くと、似たようなパッケージが多くて迷ってしまうかもしれません。しかし、実はメーカーごとに得意とする分野や特徴が異なります。

メーカー名 代表的な商品 主な特徴 向いている人
興和(KOWA) バンテリンサポーター テーピング理論に基づいた機能性。日常生活での使用を想定した設計。 日常の動作サポート、初めてサポーターを使う人、関節に不安がある人。
ピップ(PIP) プロ・フィッツ、マグネループなど スポーツから日常まで幅広いラインナップ。独自の着圧設計やスリムな薄型設計も人気。 スポーツをする人、目立ちにくいサポーターを探している人。
白十字(Hakujuji) FC(ファミリーケア)シリーズ 医療・衛生用品の老舗。高齢者向けの介護・リハビリ用途にも強い。 リハビリ中、高齢者、医療用品としての信頼性を求める人。
オカモト(OKAMOTO) 水着用サポーターなど 繊維技術を活かした生地の品質が高い。着け心地や耐久性に優れる。 長時間着用する人、肌への優しさを求める人。

これらのメーカーは、いずれも長年の実績があり信頼性が高いですが、バンテリンサポーターは固定力と装着のしやすさのバランスが非常に優れており、特に初めての方におすすめです。
一方、スポーツ向けに開発された「プロ・フィッツ」などは、通気性や薄さが重視されており、運動時の違和感を最小限に抑えたい場合に適しています。

ドラッグストアのプライベートブランド(PB)サポーターはどうか?

最近のドラッグストアでは、独自のプライベートブランド(PB)サポーターの販売も増えています。例えば、ウエルシアの「くらしウェル」、マツモトキヨシの「マツキヨラボ」などがそれにあたります。
PB商品の最大のメリットは、何といっても「高いコストパフォーマンス」です。有名メーカー品と比べて半額程度で購入できることも少なくありません。

品質については、以前は安かろう悪かろうというイメージもありましたが、現在は品質管理が徹底されており、日常のちょっとしたサポート用としては十分な性能を持っています。ただし、以下のような用途の場合は、専門メーカー品をおすすめします。

  • 強い固定力が必要な場合: 医療機関で診断された痛みや、激しいスポーツ時の使用。
  • 長期間の使用を想定する場合: 洗濯耐久性や、ヘタリにくさなどの点で、専門メーカー品に軍配が上がることがあります。

結論として、日常の予防や軽度のサポートであれば、ドラッグストアのPBサポーターも賢い選択肢の一つと言えるでしょう。

【必見】100円ショップ(ダイソー・セリア)のサポーターのクオリティは?

「100円ショップにもサポーターが売っているの?」と驚く方もいるかもしれません。はい、ダイソーやセリア、キャンドゥといった主要な100円ショップでは、必ずといって良いほどサポーターコーナーが設けられています。

100均サポーターのメリットとデメリットを正直に解説

100円(税抜)という価格帯で手に入るサポーターは、一体どのようなものなのでしょうか。その特徴をメリットとデメリットに分けて整理しました。

メリット:

  • 圧倒的な低価格: やはり最大のメリットはこれです。お試し感覚で気軽に購入できます。
  • 一時的な利用に最適: 「急に手首が痛くなった」「旅行先でちょっと膝が不安」など、緊急時や一時的な使用には十分役立ちます。
  • 試用として: 特定の部位のサポーターを初めて使う際、「自分に合うかどうか分からない」という場合に、本格的なものを買う前の試用として使うのも賢い方法です。
  • 部位のバリエーション: 大型の店舗であれば、指、手首、足首、膝など、一通りの部位のサポーターを見つけることができます。

デメリット:

  • 固定力は期待薄: あくまで簡易的なサポートに留まります。医療用のような強い固定力や、テーピング効果は期待できません。
  • サイズの選択肢が少ない: S・M・Lのように細かいサイズ展開がなく、「フリーサイズ」や「M/L」といった大まかな分け方しかされていないことが多いです。
  • 耐久性に難あり: 洗濯を繰り返すと、ゴムが伸びたり、マジックテープの粘着力が弱くなったりする傾向があります。長期間の使用には向きません。

モモストアからのアドバイス:
100均サポーターは、「予防」や「軽度の不安を和らげる」ためのアイテムとして割り切って利用するのがおすすめです。もし、慢性的な痛みがある場合や、激しい運動時に使用する場合は、次の章で紹介する専門性の高いサポーターを選ぶべきでしょう。
ちなみに、ダイソーでは最近、300円や500円のサポーターも登場しており、これらは100円のものよりも少し耐久性や固定力が向上している傾向にあります。より良いものを求めるなら、そちらもチェックしてみてくださいね。

スポーツ用品店(ゼビオ・デポなど)で売っているサポーターは専門性が高い?

本格的なスポーツをしている方、またはリハビリなどで確実な固定力を求めている方は、スポーツ用品店での購入を強くおすすめします。
スポーツオーソリティ、スーパースポーツゼビオ、アルペン、デポなどの大型スポーツ用品店は、サポーターの「専門性」において、他の店舗を圧倒しています。

スポーツ用品店が提供する3つの価値

スポーツ用品店でサポーターを購入するメリットは、主に以下の3点です。

  1. ブランドの多様性: バンテリンのような日常向けのブランドに加え、ザムスト(ZAMST)、マクダビッド(McDavid)、ミューラー(Mueller)といったプロのアスリートも愛用する専門ブランドの商品が豊富に揃っています。これらのブランドは、スポーツ時の動きや衝撃を徹底的に研究して開発されており、非常に高い固定力と機能性を誇ります。
  2. スタッフの専門知識: スポーツ店には、スポーツ医学や運動生理学に詳しいスタッフがいることが多いです。自分の競技や怪我の状況を伝えれば、最適なサポーターの選び方やサイズの測り方について、具体的なアドバイスをもらえます。
  3. 試着が可能: ドラッグストアでは難しい試着が、スポーツ用品店では可能な場合が多いです。(衛生面を考慮し、服の上から試着するなど、ルールがある場合もあります。)実際に動いてみて、フィット感や固定力を確認できるのは、高額なサポーターを選ぶ上で非常に重要なポイントです。

部位別の専門的なサポーターの例

スポーツ用品店で見られる、特に専門性の高いサポーターの例をご紹介します。

  • 膝サポーター:
    • 半月板損傷対応モデル: 膝の皿の周囲をシリコンパッドで固定し、安定させるモデル。
    • 靭帯保護モデル: 側面のブレを防ぐ金属や樹脂のステー(支柱)が内蔵されたハードサポートモデル。
  • 足首サポーター:
    • 内反捻挫防止モデル: 足首の動きを制限しつつ、柔軟な動きを許容するストラップ付きモデル。バスケットボールやバレーボール選手に人気です。
  • 腰サポーター:
    • 体幹固定モデル: 幅広のベルトと背面のステーで、腰部の動きを制限し、体幹を安定させるモデル。ゴルフや野球などの回転運動を伴うスポーツにも適しています。

もしあなたが競技レベルでのパフォーマンス向上や、重度の怪我からの復帰を目指しているなら、スポーツ用品店の専門スタッフに相談しながら、高機能なサポーターを選ぶのがベストな選択でしょう。

コンビニでサポーターは売ってる?急なケガや痛みの時に便利!

「今すぐ欲しい!」「夜中に急に痛み出した!」といった、緊急性の高い状況で頼りになるのがコンビニエンスストアです。
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートといった主要なコンビニエンスストアでも、実はサポーターの取り扱いがあります。

コンビニサポーターのラインナップと限界

コンビニで売られているサポーターは、ドラッグストアやスポーツ用品店とは異なり、非常に限定的です。主な特徴を見ていきましょう。

コンビニのサポーター事情:

  • 種類は最小限: 取り扱いは、「膝」「腰」「手首」の3部位に絞られていることが多いです。指用や肘用などのニッチな部位のサポーターは見つけるのが難しいでしょう。
  • ブランドは定番品: 誰もが知っている大手メーカーの定番商品、またはコンビニのプライベートブランド(PB)商品が中心です。例えば、バンテリンサポーターの最もベーシックなタイプなどが置かれていることがあります。
  • 簡易的な固定力: コンビニのサポーターは、強い固定力を目的としたものではなく、応急処置や一時的な不安解消を目的としたものがほとんどです。長時間使用する本格的なサポートには向きません。
  • サイズ展開: M~Lのフリーサイズに近いものが多く、細かいサイズ調整は期待できません。

どんな時にコンビニサポーターが活躍する?

コンビニサポーターが真価を発揮するのは、まさに「緊急事態」です。

  1. 出張・旅行先での急な痛み: 普段使っているサポーターを忘れたり、慣れない土地で急に膝が痛くなったりした際に、夜間でもすぐに手に入ります。
  2. スポーツ前の応急処置: 試合会場や練習場へ向かう途中で、サポーターが破れてしまった、忘れてしまったという場合に、とりあえずの代用品として役立ちます。
  3. 災害時・非常時: 地震などの非常時に、怪我の応急処置として活用できるため、防災グッズとして一つストックしておくのも良いかもしれません。

ただし、コンビニはドラッグストアと比べても価格設定が若干高めになる傾向があります。そのため、あくまで「緊急時の選択肢」として考え、本格的に治療や予防を行う場合は、ドラッグストアやオンラインストアでの購入をおすすめします。

ホームセンターのサポーターは「作業用」や「介護用」が多い?

コメリ、カインズ、DCMなどのホームセンターも、サポーターの隠れた名所です。これらの店舗のサポーターコーナーは、他の店舗とは少し毛色が異なります。
ホームセンターの大きな特徴は、「生活に密着した道具」としてのサポーターが充実している点です。つまり、「作業用」や「介護・リハビリ用」といった、特定の生活シーンに特化した商品が多く並んでいます。

ホームセンターで見つける特殊なサポーター

作業・DIY用サポーター

ホームセンターは、DIYや庭仕事など、身体に負担のかかる作業をする人が多く訪れます。そのため、作業中の腰や膝を保護するためのサポーターが充実しています。

  • 作業用腰サポーター: 重いものを持ち上げる際の負担を軽減するための幅広で強力な固定力を持つものが中心です。通気性よりも「確実なホールド感」を重視した設計になっています。
  • 膝当て付きサポーター: 庭の手入れや床の作業などで膝をつくことが多い人向けに、パッド(クッション)が一体化した膝サポーターも販売されています。
  • 軍手・作業手袋一体型: 手首のサポーターと作業手袋が一体化したモデルもあり、プロの職人にも利用されています。

介護・リハビリ用サポーター

介護用品や健康グッズのコーナーでは、高齢者やリハビリ中の方向けのサポーターが見つかります。

  • 着脱しやすい設計: 握力の弱い方でも簡単に装着できるように、マジックテープが大きく、着脱が容易な構造になっているものが多いです。
  • 保温重視の素材: 関節を冷やさないように、ウールや厚手のコットンなど、保温性の高い素材を使用したサポーターも豊富です。
  • 失禁用サポーター(特殊な場合): 介護用品として、骨盤周りをサポートしつつ、失禁パッドを固定する機能を持つ特殊なサポーターが置かれていることもあります。

ホームセンターの利用価値と探し方

ホームセンターは、スポーツ店のような専門的な競技用サポーターは少ないものの、日常の「重労働」や「介護」といった、生活の中で必要とされる実用的なサポーターを探すには最適の場所です。

サポーターコーナーが医療品売り場ではなく、作業着・作業用品売り場や、介護用品売り場に分散していることもあるため、お店に行った際は複数のコーナーをチェックしてみてくださいね。特に腰用サポーターは、作業ベルトと並んでいることが多いです。

部位別(膝・腰・足首)に探す!失敗しないサポーターの選び方

サポーターの販売場所がわかったところで、次に重要になるのが「選び方」です。あなたの体のどの部位に、どのような種類のサポートが必要なのかを知ることが、失敗しないサポーター選びの第一歩になります。
ここでは、特にニーズの高い「膝」「腰」「足首」の3部位について、選び方のポイントを解説していきます。

膝サポーター:種類が多くて迷いがち!

膝はサポーターの中でも最も種類が多い部位の一つです。なぜなら、膝の痛みや不安の原因は、関節のブレ、半月板、靭帯、筋肉の炎症など多岐にわたるからです。

選び方のチェックポイント:

  • お皿(パテラ)の周りの固定:
    • 目的: 膝の皿が不安定な方、階段の上り下りで不安がある方。
    • 特徴: 膝の皿の周囲にシリコンやウレタンのリング状のパッドが付いているものを選びましょう。これにより、膝の動きを安定させます。
  • 側面の固定力(靭帯のサポート):
    • 目的: 膝の横ブレが大きい方、スポーツで急な方向転換をする方。
    • 特徴: サポーターの側面に樹脂製や金属製のステー(支柱)が内蔵されているモデルを選びます。非常に固定力が高いため、装着したままの長時間の運転などは避けてください。
  • 保温・血行促進:
    • 目的: 痛みよりも「冷え」が気になる方、慢性的な鈍痛がある方。
    • 特徴: パッドやステーがなく、薄手のウールや遠赤外線素材を使ったタイプを選びます。これらは主にドラッグストアで手に入ります。

腰サポーター:用途で選ぶ「幅」と「素材」

腰サポーターは、サポーターの中でも最も大型で、選び方を間違えると動きにくくなったり、逆に腰の筋肉が衰えたりする原因にもなります。

選び方のチェックポイント:

  • ベルトの幅:
    • 幅広(約20cm以上): 重労働や重いものを持つ際、またはぎっくり腰などの急性期に、広範囲を固定したい場合に適しています。
    • 幅狭(約10~15cm): ゴルフなどのスポーツ時、または長時間座っている時の姿勢サポートなど、動きやすさを重視したい場合に適しています。
  • 背面の構造:
    • ボーン(ステー)入り: 背骨のラインに沿って樹脂や金属の板が入っているものは、姿勢を矯正し、強い固定力を発揮します。
    • ボーンなし(メッシュ): 通気性が良く、夏場や軽作業時の軽いサポートに適しています。

足首サポーター:捻挫予防に特化して選ぶ

足首は捻挫を繰り返しやすい部位です。サポーターは、内側にひねる(内反)動きをどう制限するかが最大のポイントになります。

  • ソックスタイプ: 足首全体を軽く圧迫し、不安を和らげます。日常使いや軽度のスポーツにおすすめです。
  • ストラップ・ベルトタイプ: 靴紐のようにベルトを巻き付けて固定力を高めるタイプです。スポーツ用品店で多く見られ、強い固定力が必要なバスケットボールやサッカーなどの競技者に人気です。
  • AFLサポーター(特殊): 足首の外側(くるぶし付近)に硬いパッドやステーがあり、内反捻挫を物理的に防ぐことに特化したモデルです。

部位ごとに、「どれくらいの固定力が必要か」を明確にしておくことが、最適なサポーターを見つける鍵となります。

固定力の違いって何?ソフト・ミドル・ハードのサポーターを選ぶ基準

サポーターのパッケージを見ると、「ソフトサポート」「ミドルサポート」「ハードサポート」といった表現を目にすることがあります。これらはサポーターが提供する固定力の強さを表しており、自分の症状や用途に合わせて選ぶ必要があります。

サポーターの固定力を3つのレベルで徹底解説

この3つのレベルの違いを理解しておけば、「固定力が足りない」「固定されすぎて動きにくい」といった失敗を防げます。

ソフトサポート(軽度固定)

  • 特徴: 伸縮性のある薄手の素材(ニット素材など)が中心。パッドやステーといった硬いパーツはほとんど入っていません。
  • 効果: 関節の保温、血行促進、軽度の圧迫による痛みの緩和。着けていることで安心感を得る「心理的なサポート」の意味合いも大きいです。
  • 向いている用途:
    • デスクワークや就寝時など、長時間着用したい場合。
    • 軽い冷え対策や、日常的な疲労回復のサポート。
    • スポーツ後のクールダウン時。
  • 販売場所: ドラッグストア、100円ショップ、ホームセンターの介護用品コーナー。

ミドルサポート(中度固定)

  • 特徴: 伸縮性に加え、面ファスナー(マジックテープ)付きのベルトや、膝の皿周囲のシリコンパッドなどが組み合わされています。
  • 効果: テーピングに近い効果で、関節の不必要な動きを制限し、動作の安定性を高めます。
  • 向いている用途:
    • ウォーキング、軽いジョギング、ゴルフなどの軽~中程度のスポーツ時。
    • 日常生活での膝や腰の不安がある時。
    • ドラッグストアのバンテリンサポーターの多くがこのカテゴリに含まれます。
  • 販売場所: ドラッグストアの主力商品、スポーツ用品店の入門モデル。

ハードサポート(強度固定)

  • 特徴: 金属や樹脂のステー(支柱)、あるいは何重にも巻き付けるストラップが組み込まれた、非常に複雑な構造をしています。
  • 効果: 関節の可動域を大きく制限し、怪我の再発を強力に防ぎます。医療的な固定に近いレベルです。
  • 向いている用途:
    • 靭帯損傷や手術後のリハビリ期。
    • バスケットボール、スキーなど、関節に大きな負荷がかかる激しいスポーツ時。
    • 重労働、特に重量物を扱う作業時。
  • 販売場所: スポーツ用品店の専門コーナー、医療用品を扱う店舗。

もし迷ったら、まずはミドルサポートから試してみて、固定力が足りなければハードへ、動きにくければソフトへと移行するのが安全で賢い方法です。

人気サポーターブランド(バンテリン・ザムストなど)の特徴を比較!

サポーター市場には、多くのブランドが存在し、それぞれが独自の技術や哲学をもって製品を開発しています。どのブランドを選べば良いか迷ったら、ブランドごとの得意分野を知るのが一番の近道です。ここでは、特に人気の高い3大ブランドを比較してみましょう。

サポーター3大ブランドの徹底比較

ブランド名 得意分野・コンセプト 代表的な技術・製品 向いているユーザー
バンテリン(KOWA) 日常動作のサポート・テーピング効果 X字型テーピング構造、生活テーピング理論 普段使い、仕事や家事での不安解消、軽度な痛み。ドラッグストアでの購入が主。
ザムスト(ZAMST) スポーツ時のパフォーマンス向上と怪我予防 A1、A2-DX(足首)など競技に特化した高機能モデル 本格的なスポーツ選手、怪我のリハビリ後の復帰、強い固定力を求める人。
マクダビッド(McDavid) アメリカ発祥のスポーツ医学に基づくサポート ヒンジ(蝶番)付き膝サポーター、熱圧着技術 コンタクトスポーツ(バスケ、アメフトなど)をする人、耐久性と保護力を重視する人。
ファイテン(Phiten) アクアチタンなどのリラックス・リカバリー効果 メタックス技術、サポーター自体が薄く軽量 痛みの緩和よりも疲労回復、リラックス、血行促進を重視する人。

バンテリン:迷ったらこれ!の日常系サポーター

バンテリンサポーターは、「生活テーピング」というコンセプトの通り、日常生活での動作をラクにすることに特化しています。独自のX字型テーピング構造は、着けるだけで関節を適度に安定させてくれます。価格帯も手頃で、薬局やドラッグストアで手軽に手に入るため、サポーターを初めて使う方には最もおすすめできるブランドです。

ザムスト:アスリートの信頼が厚いスポーツ専門ブランド

ザムストは、スポーツ医学に基づいて開発されており、部位ごとの専門性が非常に高いのが特徴です。例えば、足首用の「A1」や「A2-DX」は、捻挫の予防効果が非常に高いと、多くのプロアスリートから信頼されています。価格は高めですが、その分、素材の耐久性、フィット感、固定力の全てにおいてトップクラスの品質を誇ります。激しい運動をする方は、ザムストを選べば間違いありません。

マクダビッド:保護力重視のタフなサポーター

マクダビッドは、元々アメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツ向けに開発されたブランドです。そのため、衝撃からの保護という要素が強く、パッドやプロテクション機能が充実しています。耐久性が非常に高く、激しい接触プレーでもサポーターがズレにくい設計になっているのが大きな魅力です。

ご自身の「主な使用目的」(日常使いか、スポーツ競技か、リハビリか)に合わせて、最適なブランドを選ぶようにしてくださいね。

試着は必須?店舗でサポーターを購入するメリット・デメリット

サポーターは、Tシャツや靴と同じように、自分の身体にフィットするかどうかが非常に重要です。固定力が強すぎても、弱すぎても効果が半減してしまいます。そのため、「店舗で実際に手に取って買うべきか」「それともオンラインで買うべきか」で迷う方もいるでしょう。

店舗購入のメリット:フィット感を確かめる

店舗で購入する最大のメリットは、何といっても「試着・確認」ができる点にあります。

  • サイズ間違いを防げる: パッケージのサイズ表だけでは、微妙なフィット感や着圧の強さまでは分かりません。特に、膝や腰用のように複雑な構造を持つサポーターは、実際に装着してみないと正しいサイズかどうか判断が難しいです。
  • 素材感を確かめられる: 「メッシュの通気性」「生地の厚み」「肌触り」などは、画像だけでは判断できません。特に肌が弱い方は、チクチクしないか、かゆくならないかを店頭で確かめることが重要です。
  • 専門家のアドバイス: スポーツ用品店や大型薬局などでは、専門知識を持ったスタッフに直接相談できます。「どのサポーターが自分の症状に合っているか」を対面でアドバイスしてもらえるのは、店舗ならではの大きなメリットです。

店舗購入のデメリット:価格と品揃え

一方で、店舗での購入には以下のようなデメリットもあります。

  • 価格が高い場合がある: 実店舗は、家賃や人件費などのコストがかかるため、オンラインストアと比べて定価販売になっていることが多く、割引率が低い傾向にあります。
  • 品揃えに限りがある: どんなに大きな店舗でも、取り扱える商品の数には限りがあります。特に、特定の競技に特化したものや、マイナーなメーカーのサポーターは、オンラインでしか見つからないことが多いです。
  • 試着ができない店舗がある: ドラッグストアやコンビニなど、衛生上の理由から試着ができない店舗がほとんどです。

モモストアからの賢い買い方提案:
初めてサポーターを購入する場合や、高額な専門サポーターを購入する場合は、「店舗で試着し、品番をメモして、オンラインで最安値を探す」というハイブリッドな方法が最も賢い買い方だと言えます。実際に試着して得たフィット感は、オンラインでの購入の失敗リスクを大きく下げてくれますよ。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで買うメリット・デメリット

店舗での購入はフィット感を確かめられる大きなメリットがありますが、価格、品揃え、利便性の点で、オンラインストアはそれを上回る魅力を持っています。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手オンラインショッピングサイトでサポーターを購入する際のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

オンライン購入の3大メリット

  1. 圧倒的な品揃え:実店舗では取り扱いがない海外メーカーのサポーターや、すでに廃盤になった旧モデル、さらに非常にニッチな部位専用のサポーターまで、あらゆる商品が見つかります。自宅にいながら、全国の販売店の在庫をチェックできるようなものです。
  2. 価格比較と割引:複数のサイトやショップの価格を瞬時に比較でき、最安値を見つけやすいのが最大の魅力です。また、セール期間中(楽天スーパーセール、Amazonプライムデーなど)には、定価よりも大幅な割引価格で購入できるチャンスがあります。
  3. 口コミ・レビューの参考:これがオンライン購入の最大の強みかもしれません。実際に購入し、使用した人たちのリアルな口コミや評価を参考にできます。「固定力は良いが、夏場は蒸れる」「サイズが小さめだった」など、パッケージだけではわからない情報を得られるため、サイズ間違いなどの失敗リスクを下げられます。

オンライン購入のデメリットと対策

一方で、オンライン購入には「試着ができない」という根本的なデメリットがあります。このデメリットをカバーするための対策も併せてご紹介します。

デメリット 対策
サイズ選びの失敗 購入前に必ずメーカー公式ページで詳細なサイズ表と測り方を確認する。可能であれば、店舗で一度試着だけでも済ませておく。
粗悪品・偽物のリスク 「Amazon公式ストア」「メーカー直営店」など、信頼できる販売元から購入する。極端に安い価格のショップは避ける。
即日入手が難しい 「お急ぎ便」などを活用する。すぐに必要な場合は、ドラッグストアなどの実店舗を優先する。

もしあなたが「すでに使ったことのある商品」「サイズが確実な定番商品」を購入するのであれば、価格面でも利便性でもオンラインストアが圧倒的におすすめです。ぜひ、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで、あなたの探しているサポーターをチェックしてみてください。

【外部リンク:参考情報】
オンラインでのサポーター人気ランキング(Google検索)

中古でも大丈夫?メルカリなどでサポーターを買うときの注意点

オンラインの選択肢として、新品を扱うAmazonや楽天市場の他に、メルカリやラクマといったフリマアプリで中古のサポーターを購入するという選択肢もあります。
「どうせすぐに汚れるから」「高機能なサポーターを安く試したい」といった理由から中古品を検討する方もいるかもしれませんが、サポーターという商品の特性上、中古購入には新品購入とは異なる注意点があります。

中古サポーター購入のリスクと安全策

衛生面のリスク(最重要)

サポーターは肌に直接触れるものです。前の持ち主の汗や皮脂、臭いなどが付着している可能性が非常に高いです。特に腰サポーターのように、肌の露出が少ない部分に使用されるものは、洗濯回数も少ない傾向があります。

  • 安全策:
    • 「未開封」「新品未使用」と明記されているものを選ぶ。
    • 「洗濯済み」と記載があっても、購入後に必ずもう一度、除菌も兼ねて丁寧に手洗いをしましょう。
    • 肌に直接触れる薄手のサポーター(例:薄手の膝サポーター)は、中古品は避けた方が無難です。

機能性の低下(へたり)

サポーターの生命線は、「固定力」と「伸縮性」です。中古品は、前の持ち主がどれくらいの期間、どれくらいの頻度で使用したかによって、これらの機能が大きく低下している可能性があります。

  • 安全策:
    • 出品者に「購入時期」「使用頻度」「伸縮性の状態」を具体的に質問する。
    • 特にマジックテープの部分の粘着力が弱っていないか、写真で確認するか、質問で確認しましょう。粘着力が弱いと、激しい動きをした時にすぐに外れてしまいます。

サイズ・モデルの間違い

フリマアプリでは、出品者が正確なサイズや品番を記載していない場合があります。「Mサイズ」と書いてあっても、メーカーによってサイズ感が大きく異なることはよくあります。

  • 安全策:
    • 必ず品番(例:ZAMST JK-2)を確認し、その品番をGoogle検索などで調べて、メーカー公式のサイズ表と照合しましょう。

結論として、高額なハードサポートモデルを安価に試したい場合など、目的が明確で、上記のリスクを理解し、徹底した対策を講じられる場合にのみ、中古品の購入を検討するのがおすすめです。それ以外の場合は、新品を購入した方が安心ですよ。

【外部リンク:参考情報】
メルカリでサポーターを購入する際の注意点(Google検索)

【モモストア解説】サポーターの正しい使い方と効果を長持ちさせるお手入れ方法

最後に、モモストアから、サポーターの効果を最大限に引き出し、長持ちさせるための使い方とお手入れ方法を解説します。
せっかく高機能なサポーターを購入しても、使い方を間違えたり、お手入れを怠ったりすると、その効果は半減してしまいますよ。

サポーターの正しい使い方のチェックリスト

装着するタイミングを間違えない

  • 使用目的の明確化:
    • 固定・保護目的: 運動開始前、または痛みを感じる動作の直前に装着。
    • リカバリー・保温目的: 就寝時や、運動後の休憩中にも装着可能(ただし、メーカーの指示に従うこと)。
  • 長時間の装着は避ける:特に強い固定力を持つハードサポートサポーターを長時間(8時間以上など)装着し続けると、血行不良や筋力低下の原因となることがあります。休憩時間には外すように心がけましょう。一時的にサポートするものであって、筋肉の代わりにはなりません。
  • シワやヨレをなくす:装着した際に、サポーターにシワやヨレがあると、その部分の圧迫が強くなり、皮膚トラブルや血行不良の原因になります。着用後は、鏡などで確認しながら、きれいに伸ばしましょう。

サイズは常に再確認

体重の増減や、トレーニングによる筋肉量の変化などで、身体のサイズは変わります。サポーターの圧迫が強すぎると感じたら、ワンサイズ上への買い替えを検討するサインかもしれません。逆に、ズレやすくなったら、伸縮性が低下しているか、サイズが合わなくなっている可能性があります。

【外部リンク:参考情報】
サポーターを長時間装着するデメリット(Google検索)

サポーターの効果を長持ちさせるお手入れ方法

サポーターは汗や皮脂を吸い込んでいるため、定期的にお手入れをしないと、臭いや雑菌の温床になり、耐久性も低下します。正しい洗い方をマスターしましょう。

洗濯は必ず「手洗い」で!

サポーターには、ゴムやウレタン、マジックテープなど、デリケートな素材が多く使われています。洗濯機に入れると、これらの素材が傷つき、固定力が著しく低下します。

  • 洗い方:中性洗剤(おしゃれ着用洗剤など)を溶かしたぬるま湯に、サポーターを10〜15分ほど浸し、優しく押し洗い(もみ洗いではない)をします。特に汗をかきやすい部分は、指の腹で軽く叩くように洗いましょう。
  • すすぎ:洗剤が残らないよう、流水でしっかりとすすぎます。洗剤の残留は、肌荒れの原因にもなります。

乾燥は「陰干し」で!

熱はゴムやウレタンの劣化を早めます。乾燥機や、直射日光に当たる場所での乾燥は絶対に避けましょう。

  • 干し方:タオルなどで水分を軽く拭き取った後、風通しの良い日陰で平干しするのがベストです。マジックテープは、他の生地に触れないように、必ず留めてから干しましょう。生地を傷めるのを防げます。

この正しいお手入れを続けることで、サポーターの機能性を長く維持でき、あなたの身体をしっかりとサポートし続けてくれますよ!

【外部リンク:参考情報】
サポーターの正しい洗い方(Google検索)

サポーターの素材と肌への優しさを考慮した選び方

サポーターを選ぶ上で、固定力や部位だけでなく、「素材」も非常に重要な要素です。特に、肌が敏感な方や、長時間着用する方は、素材選びを間違えるとかゆみや湿疹といった皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。
サポーターによく使われる素材の特徴と、肌への影響についてモモストアが詳しく解説します。

サポーターに使われる主な4つの素材とその特徴

素材名 主な特徴と機能 肌への影響・注意点
ナイロン・ポリエステル 耐久性、速乾性に優れる。スポーツ用やメッシュ素材に多い。 通気性が低いと蒸れやすい。肌が弱い方は化繊負けすることがある。
スパンデックス(ポリウレタン) ゴムのような高い伸縮性。着圧やフィット感を生み出す主要素材。 ゴムアレルギーを持つ方は注意が必要。経年劣化で伸縮性が落ちやすい。
天然ゴム 強力な伸縮性・弾力性。主にミドル~ハードサポートのベルト部に使用。 最もアレルギー反応が出やすい素材の一つ。着用時間が短いサポーターに使うのが安全。
綿(コットン) 肌触りが良く、吸湿性・保温性に優れる。ソフトサポートや内側に使用。 速乾性が低いため、汗をかくと乾きにくい。

肌が弱い方や敏感肌の方がサポーターを選ぶコツ

「サポーターを着けたいけれど、すぐに肌がかゆくなる」という方は、以下の点に注意して選んでみてください。

  1. 肌に触れる面が「綿(コットン)」であるものを選ぶ:外側は固定力のための化学繊維でも、肌に直接触れる内側の生地が綿や竹繊維などの天然素材でできているサポーターを選びましょう。これにより、摩擦や蒸れによる肌トラブルを最小限に抑えられます。
  2. 天然ゴムを避ける:ゴムアレルギーの可能性がある方は、天然ゴムを主要な素材として使用しているサポーターは避けるべきです。代わりに、ポリウレタンやスパンデックスなどの合成ゴムが使われている製品を選びましょう。最近の製品は技術が進歩しているので、化学繊維でも肌に優しいものが増えています。
  3. 薄型で通気性の良いメッシュ素材を優先する:蒸れは、肌トラブルの最大の原因です。特に夏場や運動時は、通気性の高いメッシュ構造になっているサポーターを選び、こまめに外して肌を休ませるようにしてください。

サポーターは長時間身体をサポートしてくれるものだからこそ、肌との相性をしっかり考えることが、快適な毎日を送るための秘訣ですよ。

季節別(夏・冬)のサポーターの選び方と快適性

サポーターは一年中着用するものですが、季節によって求められる機能は全く異なります。
夏場に冬用の分厚いサポーターを着けては蒸れて不快になりますし、冬場に薄すぎるメッシュサポーターを着けては冷えから来る痛みを悪化させてしまうかもしれません。
「夏は通気性」「冬は保温性」という基本を理解して、季節ごとに快適なサポーターを選ぶ方法を解説します。

夏のサポーター選び:「蒸れ」と「汗」対策が鍵

日本の夏は高温多湿。サポーターを着けている部分は特に汗をかきやすく、蒸れによるあせもや湿疹のリスクが高まります。また、汗でサポーターが滑りやすくなり、固定力が落ちることもあります。

夏のサポーター選びのポイント:

  • メッシュ素材を優先する:できる限り全体がメッシュ構造になっているサポーターを選びましょう。特に、膝の裏や肘の裏など、関節の曲がる部分は通気性が良いものが望ましいです。
  • 薄型・軽量タイプを選ぶ:生地が薄いほど、熱がこもりにくいです。高機能サポーターでも、極薄設計のスポーツモデルなど、夏向けに特化した製品があります。
  • 速乾性をチェック:素材がポリエステルやナイロンなどの化学繊維が中心で、汗をすぐに吸い上げて外部に発散する「吸汗速乾機能」を謳っている製品を選びましょう。綿素材は夏場には不向きです。
  • 抗菌・防臭加工:汗による雑菌の繁殖と臭いを防ぐために、抗菌・防臭加工が施されているかどうかもチェックポイントです。

冬のサポーター選び:「冷え」と「血行不良」対策

冬場は、寒さで血管が収縮し、血行不良になりやすいです。これにより、関節の痛みが増したり、筋肉が硬直したりすることがあります。冬のサポーターは、固定力よりも「保温力」を重視すべき場合が多いです。

冬のサポーター選びのポイント:

  • 保温素材を選ぶ:ウール、厚手の綿、遠赤外線を発するセラミック繊維など、温熱効果を持つ素材が使われているものを選びましょう。これらは血行を促進し、痛みの緩和にもつながります。
  • 裏起毛・ニット素材を選ぶ:内側が起毛しているサポーターや、厚手のニット編みになっているものは、体温を逃がさず、高い保温性を発揮します。
  • 適度な圧迫で血行促進:締め付けが強すぎるサポーターは血行を妨げますが、適度な着圧(コンプレッション)のあるソックスタイプなどは、血行をサポートし、冷えの予防に効果的です。

季節ごとにサポーターを使い分けることで、一年中、快適かつ効果的に身体をサポートできますよ。

【外部リンク:参考情報】
冬用サポーターの選び方と保温効果(Google検索)

スポーツ別サポーターの選び方:ゴルフ、ランニング、バスケ、テニス

サポーターは、その競技特有の動きや、負荷のかかり方に合わせて設計されているものが多いです。例えば、ランニングは縦の動きが中心ですが、テニスやバスケットボールは急なストップ&スタート、横の動きが加わります。それぞれのスポーツに最適なサポーターの選び方を知っておけば、怪我の予防とパフォーマンスの向上の両立が可能です。

ランニング・ウォーキング:衝撃吸収とブレ防止

ランニングは、着地のたびに体重の約3倍もの衝撃が膝や足首にかかります。サポーターは、この衝撃を吸収し、関節のブレを最小限に抑えることが目的になります。

  • 膝: 膝の皿の下(膝蓋骨の下)を圧迫するストラップタイプ(ジャンパー膝対策)や、膝全体を適度に圧迫し、衝撃を吸収する薄型コンプレッションタイプがおすすめです。
  • 足首: 足首の安定性を高めるソックスタイプのコンプレッションウェア(着圧ソックス)が人気です。強い固定はランニングフォームを崩す可能性があるため、ミドルサポート程度に抑えましょう。

バスケットボール・バレーボール:捻挫とジャンプ時の衝撃対策

これらのスポーツは、ジャンプ、着地、急激な方向転換が多いため、足首の捻挫と、ジャンプ時の膝への衝撃対策が最重要です。

  • 足首: ザムストのA1-SやA2-DXなどの、ストラップやプラスチックステーで内反(内側にひねること)を強力に制限するハードサポートモデルを選びましょう。靴の中で邪魔にならない薄型設計が求められます。
  • 膝: 膝の横ブレを防ぐサイドステー付きのミドルサポート以上のモデルがおすすめです。

テニス・ゴルフ:回転運動と肘・手首の負担軽減

テニスやゴルフは、身体の「回転運動」と、同じ動作を繰り返すことによる「使いすぎ症候群(オーバーユース)」が問題になります。

  • 肘(テニス肘・ゴルフ肘): 肘の少し下に巻く「バンドタイプ」のサポーターが効果的です。筋肉の付着部にかかる負担を分散し、痛みのある部分への負担を軽減します。
  • 手首: ラケットやクラブのグリップエンドが当たる部分を保護する、薄手のリストバンド型サポーターで、手首の不要な動きを抑えます。
  • 腰(ゴルフ): スイング時の体幹のブレを防ぐ、幅広で軽量なミドルサポートの腰サポーターがおすすめです。

サポーターを選ぶ際は、単に「膝用」と選ぶだけでなく、「ランニング用」「バスケ用」といったパッケージの表記にも注目して選ぶと、より競技に適した機能を持つ製品に出会えますよ。

子ども向けサポーターの選び方:成長期特有の怪我への対応

スポーツをする子どもたちにも、サポーターは必要不可欠なアイテムです。しかし、子どもの身体は成長途中であり、大人とは異なる成長期特有の怪我(オスグッド病など)や、サイズの課題があります。子ども向けのサポーター選びで特に注意すべきポイントを解説します。

成長期に多い怪我とサポーターの役割

成長期に多い怪我 主な原因 サポーターの役割
オスグッド病(膝) 成長期の骨の炎症。ランニングやジャンプの繰り返し。 膝の下の腱にかかる牽引力を軽減する(膝蓋骨下のストラップ)。
シーバー病(かかと) かかとの骨の炎症。ランニングやバスケなどの着地時の衝撃。 かかとの衝撃吸収。サポーターというよりはインソールが有効な場合が多い。
野球肘・野球肩 投球動作の繰り返しによる関節や筋肉の損傷。 肘や肩の動きを制限しすぎない、軽度の保温・圧迫サポーター。

子ども向けサポーター選びの重要ポイント

サイズ選びは大人以上に慎重に!

大人のサポーターをそのまま小さなサイズで代用するのは危険です。子どもは成長スピードが速いため、「少しきつめだから、すぐに大きくなるだろう」と小さいサイズを選んでしまうと、血行不良を起こしやすいです。

  • ポイント:
    • 必ずメーカーが提供している「ジュニア用」または「キッズ用」と明記されたサポーターを選びましょう。
    • 計測したサイズに対して、少し余裕のある範囲で選ぶか、調節機能(マジックテープなど)が充実しているモデルを選び、成長に合わせて微調整できるようにしておくのが理想的です。

固定力は「ミドル」までを基本とする

強い固定力(ハードサポート)のサポーターは、関節の動きを制限しすぎるため、本来使うべき筋肉が使われなくなり、筋力低下を招くリスクがあります。特に成長期の子どもには、自分の筋力で関節を支える力を養うことが重要です。

  • 基本方針:
    • 軽い圧迫と保温、または動作の意識付けを促す「ソフトサポート」を基本とします。
    • 医師から特別な指示がない限り、金属ステーなどが入ったハードサポートは避けましょう。

子どもがサポーターを嫌がらずに継続して着けてくれるように、色やデザインが豊富で、着け心地の良い製品を選ぶことも、非常に重要ですよ。

医療保険や医療費控除の対象になるサポーターって?

サポーターの中には、医師の診断や処方に基づき、「装具(そうぐ)」として扱われるものがあります。これらの装具は、治療を目的としているため、医療保険の適用対象になったり、医療費控除の対象になったりする可能性があります。
高額なサポーターを購入する可能性がある方のために、この制度についてモモストアが解説します。

医療保険(健康保険)が適用されるケース

一般的なドラッグストアで市販されているサポーターは、「雑品」扱いとなり、医療保険の適用対象外です。しかし、以下の条件を満たしたサポーターは、医療保険の適用対象となる可能性があります。

  • 条件:
    • 医師が「治療上、必要である」と判断し、処方した装具(コルセット、硬性のブレースなど)。
    • 義肢装具士などの専門家が、個々の身体に合わせて採寸・作成したもの。
  • 手続き:全額を自己負担で支払い、その後、健康保険組合(または市町村役場)に申請することで、原則7割(年齢や所得による)の払い戻しを受けることができます(療養費の支給)。
  • 注意点:あくまで「治療を目的としたもの」に限られます。市販のバンテリンサポーターなどを医師が勧めたとしても、保険適用外となることがほとんどです。

医療費控除の対象になるケース

医療費控除とは、1年間に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合、税金が戻ってくる制度です。サポーターも、その対象となる場合があります。

  • 条件:
    • 医師が治療のために必要であると認めたサポーターであること。
    • 装具として保険適用されるものだけでなく、市販のサポーターでも、医師の指示に基づき購入した場合は、対象になる可能性があります。
  • 手続き:確定申告の際に、サポーターの領収書と、医師からの指示書や診断書などを添付して申告します。税務署の判断になるため、事前に確認が必要です。

高額なサポーターを購入する際は、領収書を必ず保管し、医師に「これは医療費控除の対象になりますか?」と相談してみることをおすすめします。数万円する装具を購入する場合は、この制度を活用しない手はありませんね。

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