学校で使うコンパスはどこに売ってる？主要10店舗の品揃えと価格徹底比較

学校の授業や急な宿題で「コンパスが急に必要になった！」という経験、ありますよね？
いざ探しに行こうと思っても、近くのお店に売っているのか、どんな種類があるのか、正直迷ってしまいます。

ご安心ください！筆者モモストアが、主要な販売店10ヶ所を徹底的に調査しました。
100円ショップから専門店、オンラインショップまで、それぞれの店舗の品揃えや価格帯、さらには失敗しないコンパスの選び方まで、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたにぴったりのコンパスがどこで手に入るか、すぐに分かりますよ。

コンパスはどこに売ってる？主要な販売店をリストアップ

結論からお伝えすると、コンパスは私たちが思っている以上に多くの場所で手に入ります。しかし、お店によって取り扱っている「種類」や「価格」が大きく変わってくるので、自分の目的に合ったお店を選ぶのが重要です。

例えば、「今すぐ、安く、シンプルなものが欲しい」という場合は100円ショップが最強です。一方で、「壊れにくく、長く使える安全設計のものが欲しい」なら文房具専門店や大型店が良いでしょう。

ここでは、コンパスが購入できる主要な販売店と、それぞれの特徴を比較してみましょう。

主要10店舗のコンパス取り扱い比較表

まずは一覧で、どんなお店でどんなコンパスが手に入るのか、ざっくりと把握してくださいね。

販売店ジャンル	具体的な店舗名	主な取り扱い種類	価格帯（目安）	専門性
100円ショップ	ダイソー、セリア、キャンドゥ	シンプル、プラスチック製、鉛筆式	110円〜330円	★☆☆☆☆
大型雑貨店	ロフト、東急ハンズ	多機能、キャラクター、おしゃれなデザイン	500円〜2,000円	★★★★☆
文房具専門店	伊東屋、丸善ジュンク堂	製図用、高品質、有名ブランド品	1,500円〜5,000円以上	★★★★★
家電量販店	ヨドバシカメラ、ビックカメラ	学習用品コーナー、一部製図用品	300円〜1,500円	★★★☆☆
ホームセンター	カインズ、コーナン	学習用品、DIY関連の計測ツール	300円〜1,000円	★★☆☆☆
スーパー	イオン、イトーヨーカドー	学童文具コーナー、新学期シーズンのみ強化	400円〜800円	★★☆☆☆
オンラインEC	Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング	全種類（最安値から最高級品まで）	100円〜10,000円以上	★★★★★

このように、購入場所を選ぶ際は、「どんなコンパスが欲しいか」と「いつまでに必要か」の2点を考えるとスムーズです。

最も一般的なのは「学習用品」コーナーでの購入

ほとんどのお店では、コンパスは他の算数セットや定規と一緒に「学習用品」または「文房具」コーナーに置かれています。
もし売り場が分からなければ、お店のスタッフに「算数セットの場所を教えてください」と聞くのが一番早く見つかります。

特に新学期が始まる前の2月〜4月頃は、どのお店も品揃えを強化しているので、この時期に探すと種類も豊富で見つけやすいですよ。

【100均】ダイソー・セリア・キャンドゥのコンパスの品揃えと選び方

「とりあえず急ぎで、あまりお金をかけたくない！」という方にとって、100円ショップは真っ先に候補に挙がる場所でしょう。
ダイソー、セリア、キャンドゥ。この大手3社の100円ショップでも、もちろんコンパスは手に入ります。しかし、その「質」と「種類」には少し違いがあるので、注意が必要です。

ダイソーのコンパス：最も種類が豊富！

ダイソーは、3社の中で最もコンパスの種類が豊富だと感じます。110円のものだけでなく、220円や330円の商品も展開しており、価格帯が広いです。
主なラインナップは以下の通りです。

• プラスチック製コンパス（110円）：最もベーシックな鉛筆式。色は青やピンクなど様々。一時的に使う分には十分な品質です。
• 針カバー付きコンパス（220円）：安全性を重視したタイプ。低学年のお子様用として人気があります。
• 分度器・定規付きセット（330円）：コンパスと一緒に算数で使う文具がセットになっているお得な商品。

ダイソーの強みは、「安全性を考慮した設計」の商品も安価で手に入ること。低学年のお子様用を探しているなら、まずダイソーをチェックしてみてください。

セリア・キャンドゥのコンパス：デザイン性とシンプルさが魅力

セリアとキャンドゥは、ダイソーに比べると種類は少なめですが、シンプルでスタイリッシュなデザインが多いのが特徴です。機能性よりも見た目を重視したい方に人気があります。

• セリア：モノトーンやパステルカラーなど、おしゃれなデザインのコンパスが見つかりやすいです。ただし、鉛筆を差し込むタイプが中心で、シャープペンシル式などはあまり見かけません。
• キャンドゥ：こちらもベーシックな鉛筆式が中心。セリアと同様にデザイン性が高いものが多いですが、店舗によっては取り扱いがない場合もあります。

100均コンパスを選ぶ際の注意点

安価で手軽な100均コンパスですが、長く使うことを考えると、以下の点に注意が必要です。

1. 耐久性：プラスチック部分が割れやすかったり、ネジが緩みやすかったりする場合があります。高学年になり、毎日使うようになると、やはり専門メーカー品の方が長持ちします。
2. 精度の問題：円を描く際のブレが、高価なものに比べて出やすいことがあります。正確な製図には不向きです。
3. 針の安全性：低学年向けでない場合、針先が剥き出しになるため、持ち運びには十分注意が必要です。

結論として、100均コンパスは「今すぐ一度だけ必要」「予備として」「低学年の練習用として」利用するのがおすすめです。長く愛用したいなら、次のH2で紹介する専門店や大型店の商品を検討してみてください。

【文房具店】伊東屋や専門店のコンパスは値段が高い？

文房具専門店と聞くと、少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、実は「良いものを長く使いたい」と考える方にとって、最も満足度の高いコンパスが見つかる場所です。

伊東屋や丸善ジュンク堂などの大型文房具店、または地域の個人経営の文房具店では、100円ショップでは絶対に見つからない高品質なコンパスが手に入ります。これらの店舗でのコンパスの価格帯は、一般的に1,500円〜5,000円程度と高めですが、その価格にはしっかりとした理由があります。

専門店のコンパスが高価な理由

専門店で取り扱われているコンパスは、主に以下の3つの点で優れています。

1. 圧倒的な精度と安定性：製図用として開発されているものが多く、円を描く際の「ブレ」がほとんどありません。ネジの締め付けがしっかりしており、描いている途中で円の大きさが変わってしまう心配がありません。これは、金属の素材やパーツの加工精度が非常に高いためです。
2. 高い耐久性とメンテナンス性：本体は金属製が多く、非常に丈夫で壊れにくいです。また、消耗品の鉛筆や芯を取り替えやすい構造になっているため、一度買えば10年以上使えるものも珍しくありません。修理や部品の販売を行っているメーカーもあります。
3. 豊富な機能とバリエーション：普通の鉛筆式だけでなく、シャープペンシル式、デバイダー（円を描かず長さを測る道具）、大きな円を描くための継ぎ足し棒など、専門的な用途に対応したアクセサリーが豊富に揃っています。大学の建築学科やデザインの授業で必須となるアイテムもここで見つかります。

購入のターゲット層とメリット

専門店でのコンパス購入がおすすめなのは、主に以下のような方々です。

• 中学生・高校生：正確な図形を描く機会が増えるため、精度の高いものが求められます。
• 専門分野の学生・社会人：製図、デザイン、手芸などで正確な円が必要な方。
• 「良い文房具を揃えたい」という文具好きの方：一生ものの道具として愛着を持って使えます。

特に、ドイツのステッドラー（STAEDTLER）のような海外ブランド品は、そのデザイン性も相まって、文房具好きの間で非常に人気が高いです。もしあなたが「少しでも良い道具で学習意欲を高めたい」と考えているなら、専門店を訪れて実物を手に取ってみることを強くおすすめします。

【大型店】ロフトや東急ハンズならどんな種類のコンパスがある？

ロフトや東急ハンズ（現在のハンズ）のような大型の生活雑貨店は、「機能性」と「デザイン性」のバランスが取れたコンパスを探すのに最適な場所です。
100円ショップほど安くはありませんが、文房具専門店ほど高価でもなく、一般の学生や社会人が日常的に使いやすい価格帯の商品が充実しています。

ロフト・ハンズのコンパスの品揃えの特徴

これらの大型店では、文房具専門店と100円ショップの「良いところ取り」をしたような品揃えになっています。

実用性重視のメーカー品が充実

• クツワ、レイメイ藤井といった、安全設計に力を入れている国内メーカーの主力商品が必ず置いてあります。特に、小学生の手に優しい「くるんパス」（レイメイ藤井）や「スーパーコンパス」（クツワ）のようなヒット商品が豊富です。
• シャープペンシル式コンパスや、ケースが工夫されていて持ち運びがしやすいセット商品も多数あります。

おしゃれなデザインやキャラクター商品も

• 文房具だけでなく雑貨も扱う店ならではの、色鮮やかな限定色や、他店では見かけないような個性的なデザインのコンパスが見つかります。
• 特にロフトでは、新学期のシーズンにはキャラクターもの（例えば、ポケモンの定規セットに入っているコンパスなど）が特設コーナーに並ぶこともあります。

ロフトとハンズ、どちらで買うべき？

どちらの店舗も品揃えは似ていますが、少しだけ傾向が異なります。

店舗名	特徴	おすすめのユーザー
ロフト	トレンドに敏感で、おしゃれで可愛いデザインが多い。文房具メーカーとのコラボ商品なども見つかりやすい。	デザイン性を重視したい中高生、プレゼントを探している方。
ハンズ（旧東急ハンズ）	実用的なアイデア商品や、DIY・製図といった専門的な用途に役立つアイテムもバランスよく揃っている。	機能性、耐久性、使いやすさをトータルで重視する方。

どちらのお店も、実際に商品を手に取って試せるサンプルが用意されていることが多いので、使い心地や重さを確認してから購入できるのが大きなメリットです。インターネットで買う前に、一度見に行ってみる価値は十分にあります。

ロフトネットストアもチェック

店舗が近くにない場合や、忙しくて買いに行く時間がない場合は、ロフトのネットストアも活用してみてください。店舗と同じくらい、もしくはそれ以上の品揃えを自宅から確認できます。限定品もネットで見つかることが多いですよ。

【家電量販店】ヨドバシやビックカメラでもコンパスは買える？

家電量販店と聞くと、電化製品やゲームのイメージが強いかもしれませんが、実は文房具の取り扱いも非常に充実しているんです。特に、ヨドバシカメラやビックカメラのような大型店舗は、コンパスを探す際の穴場的な存在と言えます。

家電量販店の「文具・学習用品コーナー」は侮れない

これらの店舗では、「オフィス用品」や「学習用品」として、文房具専門コーナーを広く設けています。
コンパスの品揃えは、100円ショップよりはるかに多く、ロフトやハンズに匹敵するレベルです。

品揃えの傾向

• 学習用コンパス：クツワやレイメイ藤井の、学校で標準的に使用される鉛筆式やシャープペンシル式のものが充実。特に、安全キャップ付きの低学年向けモデルが豊富です。
• 製図用コンパス：ロットリングやステッドラーといった、海外の本格的な製図用品ブランドも取り扱っています。特に、製図用の専門コーナーがある店舗では、非常に高品質なプロ仕様のコンパスも見つかります。
• 価格：家電量販店ならではの競争力のある価格設定になっていることが多く、ポイント還元を考慮すると、実質的な最安値になることも少なくありません。

ヨドバシカメラ・ビックカメラで購入する最大のメリット

家電量販店でコンパスを購入する最大のメリットは、以下の2点です。

1. 他の買い物ついでに済ませられる：他の電化製品や日用品の買い物で立ち寄った際、ついでに文房具も購入できる手軽さがあります。「コンパスだけを買いに行く時間がない」という忙しい方には非常に便利です。
2. ECサイトでの即日受け取りサービス：ヨドバシカメラやビックカメラは、自社のECサイト（ヨドバシ.com、ビックカメラ.com）も運営しており、オンラインで注文した商品を店舗で受け取れるサービスが充実しています。
   「いますぐ必要だけど、店員と話すのは面倒」という場合や、「確実に在庫があることを確認してから行きたい」という場合に、このサービスは非常に有効です。

店舗在庫の確認は必須

ただし、店舗の規模によって文房具コーナーの大きさが大きく異なります。小型店舗や郊外の店舗では品揃えが限られる場合がありますので、訪問前に公式サイトやアプリで「店舗在庫」を確認しておくことを強くおすすめします。特に製図用の専門的なコンパスは、すべての店舗にあるわけではないので注意が必要です。

コンパスの種類を徹底解説！小学生向けと中学生・大人向けの違い

コンパスと一口に言っても、実は様々な種類があり、それぞれに最適な用途があります。特に、小学生が使うものと、中学生以上や大人が使うものでは、「安全性」と「精度」の点で大きな違いがあります。

ここで、主要なコンパスの種類とその特徴を解説します。購入の際の参考にしてくださいね。

用途別：コンパスの主要な4つの種類

大きく分けて、コンパスは以下の4種類に分類できます。

1. 鉛筆式コンパス（学童用）：最もスタンダードなタイプで、小学生が最初に使うことが多いです。鉛筆を差し込んで円を描きます。メリットは、芯が折れたり減ったりしても、普段使っている鉛筆をセットすれば良い手軽さです。デメリットは、鉛筆をセットする手間があることや、芯の削り方によって精度がブレやすいことです。
2. シャープペンシル式コンパス（中高生・一般用）：コンパス本体にシャープペンシルの機能が内蔵されているタイプです。芯の太さが一定なので、鉛筆式に比べて安定した線が引け、主に中学生以上の数学や図形の授業で使われます。芯の交換も簡単で、製図用としても利用されます。
3. 針なしコンパス（安全配慮タイプ）：低学年のお子様向けに開発された、針を使わない安全性の高いコンパスです。多くの場合、吸盤や滑り止めを利用して紙に固定し、円を描きます。安全ではありますが、通常の針式に比べると固定力が弱く、小さな円を描くのが難しい場合があります。保護者の方からの人気が高いモデルです。
4. 製図用コンパス（専門家・プロ用）：金属製で、非常に高い精度を持つプロ仕様のコンパスです。ネジで細かく半径を調整できる機能（微調整機構）が付いており、小さな円から大きな円まで、正確に描けます。価格は高くなりますが、その分耐久性も抜群です。

小学生向けと中学生・大人向けの違い

対象年齢によって、コンパスの設計思想が全く異なります。

対象	小学生（特に低学年）	中学生・高校生・大人
最重要視点	安全性と使いやすさ	精度と耐久性
推奨される種類	鉛筆式（針カバー、安全キャップ付き）または針なしコンパス	シャープペンシル式、製図用コンパス
価格帯	300円〜800円程度	500円〜3,000円程度（製図用はさらに高価）
特徴的な機能	「くるんパス」のように、持ち手が工夫されていて回しやすい設計。	微調整ダイヤル、継ぎ足し棒など、製図に適した機能。

小学生のお子様に初めてコンパスを持たせる場合は、まずは安全対策がしっかりされた日本製メーカー（クツワやレイメイ藤井）のものを強くおすすめします。針で怪我をするリスクを最小限に抑えることが最優先だからです。

安全設計が人気！クツワ・レイメイ藤井などおすすめメーカー3選

日本国内でコンパスを製造・販売しているメーカーはいくつかありますが、特に学校での使用を考慮し、「安全性」「使いやすさ」「耐久性」の三拍子が揃った製品を出している人気メーカーを3社ご紹介します。

どのメーカーも、お子様が初めて使うコンパスとして、保護者の方から高い評価を得ています。

レイメイ藤井：独自の「くるんパス」シリーズ

レイメイ藤井は、コンパスの使いにくさを根本から解決した「くるんパス」シリーズで一躍有名になりました。
従来のコンパスは、指で回す際に持ち替える必要がありましたが、くるんパスは上部のつまみを指で挟んで回すだけで、誰でも簡単に、正確な円を描くことができます。

• 主な特徴：
  • つまみが回しやすい：特許取得済みの独自の機構で、初心者でも失敗しにくい。
  • 針先保護：使用しないときは針が収納される安全キャップ付きが多い。
  • カラーバリエーション：明るい色が多く、お子様のモチベーションアップにつながる。
• ターゲット：コンパスを使うのが初めての小学生、または不器用で従来のコンパスが苦手な方。

クツワ：長年の実績「スーパーコンパス」

クツワの「スーパーコンパス」は、多くの小学校・中学校で採用されている定番中の定番です。シンプルな見た目ながら、細部にわたって使いやすさが考えられています。

• 主な特徴：
  • 調整ネジが固い：描いている途中で円のサイズが変わらないよう、調整ネジがしっかり固定される設計。
  • 折れない鉛筆式：鉛筆をしっかり固定する「ワンタッチ機構」や「ホールド機構」を採用しているモデルが多い。
  • 丈夫なケース：コンパス本体だけでなく、持ち運び用のケースが丈夫で、机から落としても壊れにくい。
• ターゲット：学校の標準的な授業で使いたい方、壊れにくく耐久性を重視する方。

ステッドラー（STAEDTLER）：製図用品の世界的ブランド

ドイツのメーカーであるステッドラーは、主に製図用コンパスの分野で世界的に有名です。一般の学生向けにも使いやすいモデルを出していますが、本領はやはりプロ仕様の高品質な金属製コンパスにあります。

• 主な特徴：
  • 圧倒的な高精度：正確な製図が求められる設計図やデザイン画に最適。
  • 美しいデザイン：機能美を追求した金属の質感は、大人にも人気が高い。
  • 豊富なセット品：デバイダーや延長棒などがセットになったプロ仕様の製図器セットも販売。
• ターゲット：大学や専門学校で製図を学ぶ方、一生ものの高品質なコンパスが欲しい方。

どのメーカーも素晴らしい製品を出していますが、小学生のお子様用なら「レイメイ藤井」か「クツワ」、中学生以上やプロを目指すなら「ステッドラー」を選ぶのが鉄板ルートです。

コンパスの価格帯はいくら？100円から1000円以上まで

コンパスの価格は、機能や素材、ブランドによって非常に幅が広いです。最も安いものは100円ショップで手に入りますが、高いものは数千円、製図用セットになると1万円を超えることもあります。

ここでは、コンパスの価格帯を3つのゾーンに分けて、それぞれの特徴と、どんな人におすすめかを解説していきます。

ゾーン1：低価格帯（100円〜500円）

この価格帯は、主に100円ショップや、スーパー・ホームセンターで売られているエントリーモデルです。ほとんどがプラスチック製で、シンプルな機能のみを備えています。

• 主な特徴：
  • 素材：プラスチックが中心。
  • 用途：簡単な図形の描写、一時的な使用、予備、低学年の練習用。
  • メリット：とにかく安価で手軽に入手できる。
  • デメリット：耐久性が低く、精度も高価なものに劣る。
• おすすめの人：「今すぐ、今日一日だけ使いたい」という方や、コンパスを初めて使うお子様の「試し用」として最適です。紛失してもショックが少ない価格帯なのも魅力ですね。

ゾーン2：標準価格帯（500円〜1,500円）

この価格帯は、学校で最も一般的に使われているコンパスの価格帯です。クツワやレイメイ藤井の主力商品、一部のシャープペンシル式コンパスなどがこれにあたります。

• 主な特徴：
  • 素材：プラスチックと金属のハイブリッド、または一部金属製。
  • 用途：小学校高学年〜高校の授業、一般的な学習用途。
  • メリット：安全性と耐久性、使いやすさのバランスが最も優れている。
  • デメリット：製図用ほどの高精度は期待できない。
• おすすめの人：「中学受験や高校の入学に合わせて、壊れにくく、そこそこ精度の良いものが欲しい」という方。機能面で不足を感じることはほとんどありません。

ゾーン3：高価格帯（1,500円〜5,000円以上）

文房具専門店やECサイトで取り扱われる、製図用やプロ仕様のコンパスがこのゾーンです。ステッドラーなどの海外ブランドの製品が多くなります。

• 主な特徴：
  • 素材：真鍮やステンレスなどの金属製が中心。
  • 用途：建築・デザインなどの製図、精密な計測、一生ものの道具として。
  • メリット：圧倒的な高精度と耐久性。美しいデザイン。
  • デメリット：価格が高い。学校の授業で使うにはオーバースペックな場合がある。
• おすすめの人：精度が命の製図を日常的に行う方や、文房具へのこだわりが強い大人の方。使い込むほどに愛着が湧く、趣味性の高い価格帯です。

自分の目的に合った価格帯を最初に決めておくと、お店で迷うことなくコンパスを選べますよ。

購入前にチェック！失敗しないコンパスの選び方３つのポイント

せっかく購入したコンパスが「使いにくい」「すぐに壊れた」とならないように、購入前に必ずチェックしておきたい重要な3つのポイントをご紹介します。特に、お子様用のコンパスを選ぶ際は、親御さんがしっかりと確認してあげてくださいね。

ポイント1：最も重要なのは「針の安全性」

特に小学生のお子様が使う場合、これが最優先事項です。
コンパスの針は大変危険ですので、以下の機能が備わっているかを確認してください。

チェックリスト：安全設計のコンパス

機能名	詳細	安全レベル
針カバー（キャップ）	使用しない時に針先に被せるプラスチック製のキャップ。最も基本的な安全対策。	★★★★☆
自動針収納機能	筆箱などにしまう際、自動的に針が本体内部に収納される機能。レイメイ藤井の「くるんパス」などに多い。	★★★★★
固定ネジのゆるみ	針側と鉛筆側の固定ネジが、簡単にゆるまない設計になっているか。使用中に針先がぐらつくと危険です。	★★★★☆
針なしタイプ	吸盤や滑り止めで紙に固定するタイプ。最も安全だが、精度が劣る場合がある。	★★★★★（ただし学習に影響あり）

持ち運び時の安全を考えれば、「針カバー」か「自動収納機能」は必須と考えましょう。針がむき出しのコンパスは、筆箱の中で他の文房具を傷つけたり、怪我の原因になったりするリスクが高いです。

ポイント2：描きたい円の「安定性」と「調整方法」

コンパスは正確な円を描くための道具ですから、安定性も重要です。実際に店頭で触ってみて、以下の点を確認してみてください。

• 描画中のブレがないか：コンパスを開いた状態で、芯先を紙に置き、指で軽く円を描く動作を試してみます。描いている途中で針先が滑ったり、鉛筆側がガタついたりしないかを確認しましょう。特に100円ショップのものは、この点でブレやすい傾向があります。
• 半径の固定力：調整ネジを締めた後、コンパスの足を手で動かしてみて、意図せずに開いたり閉じたりしないかを確認します。この固定力が弱いと、授業中に正確な図形を描くことが難しくなります。
• 微調整のしやすさ：製図用コンパスには、小さなネジを回して半径を微調整できる機能があります。この機能は高学年の精密な製図に役立ちます。用途に合わせて必要な機能かを見極めてください。

ポイント3：「対応できる円の大きさ」と「最小サイズ」

コンパスによって、描ける円の最大サイズと最小サイズが異なります。これも重要なチェックポイントです。

• 最大直径：学校で使う分には、最大でも直径30cm程度の円が描ければ十分なことが多いです。ただし、家庭科やポスター作成などで大きな円が必要な場合は、継ぎ足し棒（別売りの部品）が使えるモデルを選ぶと安心です。
• 最小直径（小円を描く能力）：意外と重要なのが、小さな円を正確に描けるかどうかです。ネジをいっぱいまで締めてみて、できる限り小さい円（直径1cmなど）が描けるかを試しましょう。小学校の算数では、小さな円を描く練習も意外と多いものです。

すぐに必要ならココ！コンビニ・ドラッグストア・スーパーの取り扱い状況

コンパスが必要になったのが、週末の夜や出先など、一般的な文房具店が閉まっている時間帯だったらどうでしょうか？
そんな「いますぐ欲しい！」という緊急事態に頼りになる、コンビニ、ドラッグストア、スーパーの取り扱い状況をまとめました。

コンビニ（セブンイレブン・ローソン・ファミマ）：絶望的？

残念ながら、コンビニエンスストアでコンパスを見つけるのは非常に困難です。
コンビニの文房具コーナーは、ボールペン、ノート、のり、セロハンテープなど、緊急性の高い最小限のアイテムに絞られています。カッターや定規は見つかることがありますが、コンパスのように「特定の用途でしか使わない」商品は、ほとんど取り扱いがありません。

• 取り扱いの可能性：
  • ほぼゼロに近いですが、極めて稀に、学校の近くの店舗や大型店舗で、新学期シーズンに一時的に取り扱う場合があります。
• 結論：コンビニはあきらめて、別の場所を探した方が賢明です。

ドラッグストア（マツキヨ・スギ薬局など）：低学年セットに期待

ドラッグストアも文房具専門店ではありませんが、日用品や食品のついでに学童用品も扱う店舗が増えています。ただし、コンパス単体での取り扱いは少ない傾向にあります。

• 取り扱いの可能性：
  • 「学童文具セット」や「算数セット」の一部としてコンパスが含まれている商品を見かけることがあります。
  • コンパス単体では、クツワなどのシンプルなプラスチック製を扱う店舗が一部あります。
• 結論：期待値は低いですが、大型店舗なら「算数セット」のコーナーを覗いてみる価値はあります。

スーパー（イオン・イトーヨーカドーなど）：新学期以外は注意！

スーパーマーケットは、実はコンパスを探すのに最も現実的な選択肢です。特にイオンやイトーヨーカドーのような大型スーパーは、衣料品や雑貨フロアに「学童文具」コーナーを設けています。

• 取り扱いの可能性：
  • ほぼ一年中、定番のコンパスを置いています。ただし、種類はクツワやレイメイ藤井の標準モデル数点に絞られます。
  • 新学期シーズン（2〜4月）には、品揃えが大幅に強化され、キャラクターものやセット品も豊富になります。
• 結論：急ぎの場合は、大型スーパーの文具コーナーをまずチェックするのがおすすめです。ただし、夜遅い時間は閉店している場合があるので注意が必要です。

急いでいるならECサイトが最強！Amazon・楽天での購入がおすすめの理由

「コンパスを買いに行く時間がない」「店舗には欲しいモデルが見つからない」という場合、やはりECサイト（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング）が最強です。特に、現代のECサイトは配送スピードも驚異的に向上しており、急ぎのニーズにも対応できるようになっています。

ECサイトで購入する3つのメリット

ECサイトでコンパスを購入するメリットは、店頭購入にはない強力な利点があります。

圧倒的な品揃えと比較の容易さ

• 店頭では数種類しか比べられませんが、ECサイトでは国内外の全メーカーの製品が一覧で比較できます。
• 価格帯、種類（鉛筆式、シャープペンシル式、製図用）、安全機能など、細かい条件で絞り込み検索が可能です。
• 他のお客様のレビュー（評価やコメント）を参考にできるため、失敗するリスクが極めて低いです。

最安値が見つかる可能性が高い

• Amazonや楽天市場では、複数の販売店が同じ商品を扱っているため、自然と価格競争が起こり、最安値で手に入る可能性が高いです。
• ポイント還元やクーポンの利用で、実質的な価格がさらに安くなる場合もあります。

「今日届く」を実現する配送スピード

• Amazonプライム会員や、楽天市場の「あす楽」対応店舗を利用すれば、最短で当日中、または翌日午前中には商品が手元に届きます。
• 「週末に使うことが急に決まった」「今夜中に用意したい」といった急なニーズに、店舗が閉まっている時間でも対応できるのはECサイトならではの強みです。

ECサイトでのおすすめの探し方

ただ「コンパス」と検索するだけでは商品が多すぎて迷ってしまいます。以下のキーワードで検索すると、目的に合ったコンパスがすぐに見つかりますよ。

目的	検索キーワード例	チェックポイント
小学生向け	コンパス 安全 くるん	針先のカバーや、回しやすい機構があるか。
中学生・高校生向け	コンパス シャープペンシル 精密	芯径（0.5mmなど）と微調整ダイヤルの有無。
プロ・製図用	コンパス 製図 ステッドラー	金属製で、継ぎ足し棒などの付属品があるか。

特に、Amazonの文房具・オフィス用品ストアは品揃えが豊富で、商品の比較もしやすいので、まずはチェックしてみてください。

中古のコンパスはメルカリやフリマアプリで購入しても大丈夫？

メルカリやラクマなどのフリマアプリで、中古のコンパスを見かけることがあります。「安く手に入るなら、中古でもいいかな？」と考える方もいるかもしれませんね。
結論から言うと、中古のコンパスの購入は、目的と状態をよく見極めることが重要です。

中古購入のメリットとデメリット

メリット	デメリット
価格が新品より大幅に安い。	針先が劣化している、折れている可能性がある。
廃盤になったレアなデザインが見つかることがある。	調整ネジや関節部分が緩んでいる可能性がある。
ケースや付属品がセットで格安になっている場合がある。	清潔感に欠ける場合がある（鉛筆の削りカスが付着など）。

特に注意すべきは「精度」と「安全性」

中古のコンパスで最も懸念されるのは、上記でも触れた「精度」と「安全性」の低下です。コンパスは精密な道具であり、乱雑に扱われていると、円を描く際にブレが生じやすくなります。

チェックすべき3つのポイント

1. 針先の状態：特に製図用コンパスの針は、先端が少しでも丸くなったり曲がったりしていると、正確な一点に固定できません。出品画像で針先がシャープな状態であることを確認しましょう。
2. ネジの固定力：コンパスの足を固定するネジやダイヤルが、しっかり締まるかを確認してください。写真だけでは確認が難しいので、商品説明に「ネジの緩みはありません」などと記載されているか、出品者に質問して確認しましょう。
3. 安全機能の有無：小学生向けの中古品の場合、本来付属していたはずの針カバーやキャップが紛失していることがよくあります。安全性が大きく損なわれるため、付属品が全て揃っているかを必ず確認してください。

中古品は安価に手に入りますが、特に学習用で「正確さ」が求められる場合は、新品の標準価格帯（500円〜1,500円）のものを購入した方が、結果的に長く使えて安心できることが多いというのがモモストアの見解です。

【豆知識】コンパスが発明されたのはいつ？歴史を少しだけ解説

普段何気なく使っているコンパスですが、一体いつ頃、誰が発明したのでしょうか？
実は、コンパスの歴史は非常に古く、古代ギリシャ時代まで遡ることができるんです。少しだけ、コンパスの歴史に触れてみましょう。

コンパスの起源は古代ギリシャ

コンパスのような道具が使われ始めたのは、紀元前3世紀頃の古代ギリシャと言われています。当時のコンパスは、木製や青銅製で、非常にシンプルな形状でした。
かの有名なユークリッドの『原論』では、「定規とコンパスだけを使う」という制約のもとで幾何学が発展しました。この時代から、コンパスは正確な図形を描くための基本的な道具として認識されていたことが分かります。

製図用コンパスの進化

中世からルネサンス期にかけて、建築、航海、天文学などの分野が発展するにつれて、より正確なコンパスが求められるようになりました。
18世紀に入ると、金属加工の技術が向上し、微調整ができる精密なコンパスが開発されます。これらが、現代の製図用コンパスの基礎となりました。

この時代の製図コンパスは、まさに職人の魂が込められた工芸品のような美しさがあり、現在でもアンティークとして高い価値を持っています。

現代の「安全コンパス」の登場

戦後の教育の普及とともに、コンパスは製図のプロだけでなく、一般の学生の必需品となりました。しかし、針による怪我の問題が常に付きまといました。
そこで登場したのが、クツワやレイメイ藤井といった日本の文房具メーカーが開発した「安全設計コンパス」です。針をキャップで覆ったり、自動で収納したりするアイデアは、日本のきめ細やかなモノづくり文化から生まれた、世界に誇れる進化と言えます。

このように、コンパスは数千年の歴史の中で、その時代ごとのニーズに合わせて進化を続けている、非常に奥深い道具なんですね。

コンパスと一緒に揃えたい！算数・製図の便利グッズ

コンパスを新しく購入する際、一緒に揃えておくと算数や製図が格段に楽になる便利グッズがいくつかあります。特に小学校の算数セットには含まれていないけれど、あると便利なアイテムをご紹介します。

鉛筆削り：コンパス用は専用のものを

鉛筆式コンパスを使う場合、鉛筆の芯の尖り具合が、描く円の精度に直結します。
普通の鉛筆削りを使うと、芯が太すぎたり、左右非対称になってしまったりして、正確な円が描けない原因になります。そのため、コンパス専用の小型鉛筆削りを一つ持っておくことを強くおすすめします。

• 特徴：コンパスに差し込む側の芯が、常に同じ角度で、鋭く尖るように設計されています。
• 利点：常に安定した太さの線が引け、コンパスのブレを最小限に抑えられます。

分度器付き定規セット

コンパスを使う図形問題では、角度を測る分度器、長さを測る定規がセットで必要になることが多いです。
最近では、コンパス、定規、分度器、三角定規が全て一つにまとまったセットが、おしゃれなケースに入って売られています。これなら、必要な文房具を一つずつ探す手間が省けます。

また、透明で目盛りが見やすいアクリル製の定規は、図形の学習において非常に便利です。

デバイダー（製図用）

デバイダーは、コンパスとよく似た形をしていますが、両端が針になっていて、円を描く機能はありません。
これは、「長さを測って、その長さを別の場所に写し取る」ための専門的な道具です。建築やデザインの分野では必須アイテムですが、高校の数学や、緻密な図形を扱う際にも役立ちます。

• 用途：正確な長さを比較したいとき、定規では測りにくい曲線の長さを細かく測りたいとき。

もし将来的に製図を学ぶ可能性があるなら、デバイダーも一緒に揃えておくと良いでしょう。

【よくある質問】コンパスの針がうまく刺さらない・回せない時の対処法

コンパスを使っていると、「針が紙にうまく刺さらない」「途中でコンパスが滑って回せない」といったトラブルに遭遇することがあります。
ここでは、これらのよくあるトラブルの原因と、簡単な対処法をご紹介します。ほとんどの場合、ちょっとした工夫で解決できますよ。

Q1. コンパスの針が紙にうまく刺さらないのはなぜ？

原因は大きく分けて2つあります。

原因1：針先が鈍くなっている

• 対処法：特に安いコンパスや、古いコンパスは針先が丸くなっていることがあります。もし可能であれば、目の細かい砥石やサンドペーパーで針先を軽く研いで尖らせることで、格段に刺さりやすくなります。ただし、怪我には十分注意してください。

原因2：紙の下が硬すぎる

• 対処法：机の上で直接コンパスを使うと、針が硬い天板に当たって刺さらないことがあります。コンパスを使う際は、ノートや雑誌、または下敷きなど、少し厚みがあって弾力のあるものを下に敷くようにしましょう。これにより、針が紙にしっかりと食い込みます。

Q2. 円を描いている途中でコンパスが滑ってしまう

これは、円の半径を固定する力が弱いために起こる現象です。

原因1：固定ネジが緩んでいる

• 対処法：鉛筆側と針側の接続部分にあるネジをしっかり締めてください。特に古いコンパスは、使っているうちにネジが緩みやすくなるので、使用前には必ず確認しましょう。ただし、締めすぎるとプラスチック製の場合は破損の原因になるので注意が必要です。

原因2：指で回す力が強すぎる

• 対処法：コンパスを回すときは、上部のつまみや持ち手を優しく、一定の力で回すのがコツです。力強く握りすぎると、手が滑ったり、針側の足に余計な力がかかったりして、円がブレる原因になります。レイメイ藤井の「くるんパス」のように、回しやすい設計のコンパスを使うのも有効です。

Q3. 鉛筆が動いてしまい、円の大きさが変わってしまう（鉛筆式の場合）

これは、鉛筆を固定する部分が緩んでいるためです。

• 対処法：コンパスに鉛筆を差し込む部分には、たいてい小さな締め付けネジがあります。このネジをドライバーや指でしっかりと締め付けて、鉛筆が動かないように固定してください。鉛筆の太さが規格外の場合も緩みやすいので、できるだけ一般的な六角形の鉛筆を使うようにしましょう。

これらの対処法で、あなたのコンパスライフがより快適になるはずです。試してみてくださいね。

購入に迷ったらどこへ行くべき？目的別おすすめ店舗ルート

ここまで色々な店舗を紹介してきましたが、「結局、自分はどこに行けばいいの？」と迷ってしまうかもしれませんね。
最後に、あなたの購入目的別の「おすすめ店舗ルート」をシンプルにまとめました。このルートで探せば、無駄なく最短で目的のコンパスに出会えるはずです。

ルート1：【最安・最速・一時利用】を求めるなら

とにかく安く、すぐに手に入れたい場合のルートです。

• 1stチョイス：100円ショップ（ダイソー）⇒ 理由：110円〜330円で最低限の機能が手に入る。品揃えも比較的豊富。
• 2ndチョイス：大型スーパー（イオンなど）⇒ 理由：100円ショップで満足できない場合、定番メーカーのものが500円前後で見つかる。
• 最終手段：ECサイト（Amazon）⇒ 理由：当日配送の可能性があり、夜中でも注文できるため、時間的な制約をクリアできる。

ルート2：【高品質・安全・長く使う】小学生・中学生向けなら

学校で使うため、安全設計と耐久性を重視したい場合のルートです。

• 1stチョイス：大型雑貨店（ロフト・ハンズ）⇒ 理由：クツワやレイメイ藤井の安全機能付きの最新モデルが豊富。実際に触って比較できる。
• 2ndチョイス：家電量販店（ヨドバシなど）⇒ 理由：ポイント還元やECサイトの店舗受け取りサービスを利用すれば、お得に購入できる。
• 最終手段：ECサイト（楽天市場など）⇒ 理由：レビューを参考にしながら、機能と価格のバランスが取れたモデルをじっくり選べる。

ルート3：【製図用・プロ仕様・本格派】を求めるなら

趣味や仕事、専門的な授業で使う、高精度なコンパスが欲しい場合のルートです。

• 1stチョイス：文房具専門店（伊東屋など）⇒ 理由：ステッドラーなどの本格派ブランドや、製図用のデバイダーなどが手に入る。
• 2ndチョイス：大型雑貨店（ハンズ）⇒ 理由：一部の本格的な製図用品を取り扱っている店舗がある。価格帯も専門店よりやや安いことが多い。
• 最終手段：ECサイト（楽天市場・Yahoo!ショッピング）⇒ 理由：海外ブランドや専門的なセット品は、専門店でも在庫がない場合があるため、ECサイトで探すのが確実。

【余談】コンパスが上達すると図形問題が得意になる？

コンパスの上手な使い方と、算数・数学の成績には、実は密接な関係があるんです。
「単に円を描くだけの道具」と思われがちですが、コンパスを正確に、かつ速く使う練習は、図形に対する空間認識能力を養う上で非常に重要です。

正確に描くことで図形の「性質」を理解できる

算数や数学では、「二等辺三角形の底角は等しい」「円周角の定理」など、図形が持つ「性質」を理解することが求められます。
コンパスと定規を正確に使って作図を繰り返すことで、「なぜその性質が成り立つのか」を図形的に理解しやすくなります。

• 作図を疎かにすると、図形問題が「暗記」になってしまい、応用が利かなくなってしまいます。
• 正確な作図を身につけると、頭の中で図形を動かせるようになり、難しい応用問題にも強くなります。

上手に回す練習は「運動能力」とも関係する

コンパスを回す動作は、指先を使う非常に繊細な運動です。特に小学生のお子様にとっては、鉛筆を持つ運筆能力と同じように、指先の巧緻性を高めるトレーニングにもなります。

親御さんは、お子様がコンパスで描いた円が多少いびつでも、叱らずに「もっと優しく回してみようね」と声をかけ、少しずつ上達を見守ってあげることが大切です。最初は簡単な円を描くことから始め、徐々に半径の調整や、小さな円を描く練習へと進めてあげましょう。

コンパスは、単なる文房具ではなく、お子様の空間認識能力と集中力を育むための大切な「学習ツール」なのです。

まとめ：目的と価格を整理すればコンパスは見つかる！

この記事では、「コンパスがどこに売っているのか？」という疑問から、主要な販売店の品揃え、コンパスの種類、そして失敗しない選び方まで、幅広く解説しました。

最後に、この記事の重要ポイントを振り返りましょう。

• 最安・シンプルなもの：100円ショップ（ダイソー）
• 安全設計・標準的なもの：大型雑貨店（ロフト・ハンズ）、家電量販店（ヨドバシ）
• 高精度・製図用のもの：文房具専門店（伊東屋）、ECサイト（Amazon・楽天市場）
• 選ぶ時の最優先事項：針の安全性と、円を描く時の安定性。

コンパスは、一度買えば数年間、大切に使える文房具です。ぜひ、この記事を参考に、あなたやお子様にぴったりの「相棒」となるコンパスを見つけてくださいね。

お探しのコンパスが無事に手に入り、学習や仕事がはかどることを、モモストアは願っています！